JPH0942003A - エンジン自動停止装置 - Google Patents

エンジン自動停止装置

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Publication number
JPH0942003A
JPH0942003A JP7190693A JP19069395A JPH0942003A JP H0942003 A JPH0942003 A JP H0942003A JP 7190693 A JP7190693 A JP 7190693A JP 19069395 A JP19069395 A JP 19069395A JP H0942003 A JPH0942003 A JP H0942003A
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JP
Japan
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engine
temperature
supercharger
predetermined value
automatic stop
Prior art date
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Application number
JP7190693A
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English (en)
Inventor
Masaru Idoguchi
勝 井戸口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
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Publication of JPH0942003A publication Critical patent/JPH0942003A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/08Circuits or control means specially adapted for starting of engines
    • F02N11/0814Circuits or control means specially adapted for starting of engines comprising means for controlling automatic idle-start-stop
    • F02N11/0818Conditions for starting or stopping the engine or for deactivating the idle-start-stop mode
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/0002Controlling intake air
    • F02D41/0007Controlling intake air for control of turbo-charged or super-charged engines
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Supercharger (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度検出のためのハードウェアを用いること
なく過給機の温度を検出できるようにし、所定値を越え
る温度範囲でのエンジン自動停止を禁止して過給機を保
護できるようにする。 【解決手段】 アクセル・ペダル踏込み量およびエンジ
ン回転速度の組合せを過給機の温度に対応するよう記憶
しておき、取込んだアクセル・ペダル踏込み量およびエ
ンジン回転速度を記憶したデータに対応させて過給機の
温度が所定値以上であるか否かを判定する。 【効果】 過給機の温度を直接あるいは間接に測定する
ことなく、ソフトウェアにより実用的に十分な精度で測
定することができるので、エンジンの自動停止制御を合
理的に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関を搭載した自
動車に利用する。本発明は、自動車が信号待ち、路上渋
滞中、乗客の乗降中、荷物の積み下ろし中、その他の場
合に、所定の停止条件が成立するときに運転者の操作に
よらずにエンジンを自動的に停止させ、運転者のクラッ
チ操作またはその他所定の始動条件が成立するときに、
エンジン始動スイッチの操作によらずに自動的にエンジ
ンを始動させる装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車の運行中に信号待ちなど
比較的短時間の停車に際しても、エンジンを停止させて
エンジンから放出する排気ガスの量を小さくするための
エンジンの自動停止装置の技術が知られている。これは
運転者の操作によらずに、一定の制御条件にしたがって
自動的にエンジンを停止させるものであり、例えば、自
動車の運行中に信号待ちや渋滞停止中に実行される。
【0003】エンジンを自動停止させると再始動もひん
ぱんに行われることになり、このときに始動モータに大
きい電流を供給しなければならない。このために、電池
の充電量を監視しながら、充電量が十分でないときには
エンジンの自動停止を実行しないようにする技術が開発
されている(実開昭61−110846号公報、特公平
3−46656号公報参照)。
【0004】また、自動停止装置により運転者の操作に
よらないでエンジンを停止させた場合には、再始動も運
転者の始動操作によらないで自動的に行うことが便利で
ある。このための装置として、エンジン自動停止された
後には、クラッチ・ペダルが踏まれたときに自動的に再
始動が実行される装置が知られている(実公平4−13
395号公報)。
【0005】さらに、従来から、過給機を備えたエンジ
ンでは、過給機の温度が上昇しているときにエンジンを
停止させると、過給機に温度による機械歪が加わる、潤
滑油が炭化することにより過給機の性能が低下する、結
果として過給機の寿命を短くするなどの不都合があるこ
とから、過給機の温度が所定値以上であるときにはエン
ジンの自動停止を禁止する装置が知られている。その一
つは実開昭60−66838号公報(三菱自動車)に開
示された技術であり、もう一つは特開昭59−2214
41号公報(トヨタ自動車)に開示された技術である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】過給機の温度が高い状
態でもエンジンを自動的に停止することができるよう
に、過給機の性能を改良することが行われているが、一
方、本願発明者はエンジン自動停止装置の試験を行う過
程で、上記のように過給機の温度が高い状態では、一時
的にエンジン停止を禁止して過給機の温度が下がってか
ら停止させる装置はきわめて有効であることを認識して
いる。
【0007】しかし、実際に過給機の温度を検出する
(上記三菱自動車)ことは装置を高価にする欠点があ
る。また、間接的に潤滑油の温度を検出する(上記トヨ
タ自動車)場合には、潤滑油の熱容量が大きいことから
正確ではなく、またこれを正確に検出しようとすると装
置が複雑になり高価になることが免れられない。
【0008】本発明はこのような背景におこなわれたも
のであって、温度を検出するためのハードウエアを必要
とせずに実質的に温度判定を行うことができるエンジン
自動停止装置を提供することを目的とする。本発明は、
過給機の温度が高いときにエンジンの自動停止を禁止す
る装置であって、過給機の温度を直接にあるいは間接に
測定することがない装置を提供することを目的とする。
本発明は、経済的に構成することができるエンジン自動
停止装置を提供することを目的とする。本発明は、ハー
ドウエアの変更を要することなくソフトウエアを加える
ことにより、合理的にエンジン自動停止を制御すること
ができる装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、アクセル・ペ
ダルの踏込み量およびエンジン回転速度の組合せにより
過給機の温度を判定することを特徴とする。
【0010】すなわち、本発明の第一の観点は、車速が
零でありかつ変速機がニュートラル位置にあることを含
む停止条件を満たすときにエンジンを自動停止させる制
御手段を備え、その制御手段は、そのエンジンの過給機
の温度が所定値以上であるときに自動停止を一時的に禁
止する禁止モードを設けたエンジン自動停止装置におい
て、アクセル・ペダル踏込み量および前記エンジン回転
速度を取込む手段と、前記アクセル・ペダル踏込み量お
よび前記エンジン回転速度の組合せを前記過給機の温度
に対応可能なように記憶する記憶回路とを備え、前記取
込む手段に取込まれたアクセル・ペダル踏込み量および
前記エンジン回転速度を前記記憶回路の記憶内容に対応
させることにより前記温度が所定値以上であることを判
定する手段を備えたことを特徴とする。
【0011】車速が零であり、かつ変速機がニュートラ
ル位置にあることを含む停止条件が満たされたときにエ
ンジンを停止し、エンジンの過給機の温度が所定値以上
であるときには禁止モードを設定して自動停止を一時的
に禁止する。過給機の温度が所定値以上であるか否か
は、記憶回路にアクセル・ペダル踏込み量およびエンジ
ン回転速度の組合せを過給機の温度に対応可能なように
記憶しておき、取込んだアクセル・ペダルの踏込み量お
よびエンジン回転速度を記憶してある内容に対応させる
ことにより判定する。
【0012】本発明の第二観点は、車速が零でありかつ
変速機がニュートラル位置にあることを含む停止条件を
満たすときにエンジンを自動停止させる制御手段を備
え、その制御手段は、そのエンジンの過給機の温度が所
定値以上であるときに自動停止を一時的に禁止する禁止
モードを設けたエンジン自動停止装置において、前記過
給機の過給圧を取込む手段と、その過給圧を過給機の温
度に対応可能なように記憶する記憶回路とを備え、前記
取込む手段に取込まれた過給圧を前記記憶回路の記憶内
容に対応させることにより前記温度が所定値以上である
ことを判定する手段を備えたことを特徴とする。前記判
定する手段は、温度が所定値以上に達した後の時間経過
にしたがってなお温度が所定値以上であるかを判定する
手段を含むことが望ましい。
【0013】このように、別の方法として、過給機の過
給圧を過給機の温度に対応可能なように記憶しておき、
この過給圧を取込み、記憶内容に対応させることによ
り、過給機の温度が所定値(数百℃)を越えたか否かを
判定することもできる。過給機は一時的に負荷が大きく
なりいったん高温になっても、時間が経過すればその温
度は下がる。時間経過に伴う過給機の温度変化は、その
後の運転状態により複雑であるが、ここでは、一定時間
t(数分間程度)を越えてそれ以前の状態は無関係であ
るとして切り離すように制御する。
【0014】すなわち、過給機の温度を判定する際に、
温度が所定値以上に達した後の時間経過にしたがってな
お温度が所定値以上であるか否かを判定し、所定値以上
の温度が継続されていれば、エンジン自動停止を一時的
に禁止する禁止モードの設定を続行する。
【0015】このように、過給機の温度を直接あるいは
間接に測定するハードウェアを備えたり、ハードウェア
の変更を行ったりすることなく、ソフトウェアを加える
だけで、過給機の温度を検出して実質的に判定を行うこ
とができ、この判定にもとづき、経済的な構成で合理的
にエンジンの自動停止制御を行うことができる。
【0016】
【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0017】(第一実施例)図1は本発明第一実施例の
要部の構成を示すブロック図である。
【0018】本発明第一実施例は、車速を検出する車速
センサ1と、変速機11がニュートラル位置にあること
を示すニュートラル・スイッチ2と、クラッチ・ペダル
の接断を検出するクラッチ・スイッチ3と、エンジン1
2の回転速度を検出する回転センサ16と、車速センサ
1、ニュートラル・スイッチ2、クラッチ・スイッチ3
および回転センサ16の出力を取り込みエンジン12の
自動停止および自動始動を含む各種制御を行う制御回路
4とを備え、制御回路4に、車速が零でありかつ変速機
11がニュートラル位置にあることを含む停止条件を満
たすときにエンジン12を自動停止させる制御手段を備
え、この制御手段には、エンジン12の過給機24の温
度が所定値以上であるときに自動停止を一時的に禁止す
る禁止モードが設けられる。
【0019】さらに、本発明の特徴として、制御回路4
に、アクセル・ペダル14の踏込み量およびエンジン1
2の回転速度を取込む手段と、アクセル・ペダル14の
踏込み量およびエンジン12の回転速度の組合せを過給
機24の温度に対応可能なように記憶する記憶回路25
とを備え、前記取込む手段に取込まれたアクセル・ペダ
ル14の踏込み量およびエンジン12の回転速度を記憶
回路25の記憶内容に対応させることにより前記温度が
所定値以上であることを判定する手段が備えられる。前
記判定する手段には、温度が所定値以上に達した後の時
間経過にしたがってなお温度が所定値以上であるかを判
定する手段が含まれる。
【0020】次に、このように構成された本発明第一実
施例の動作について説明する。図2は本発明第一実施例
における制御回路による制御動作の流れを示すフローチ
ャートである。
【0021】制御回路4は、回転センサ16からエンジ
ン12の回転速度を取込むとともに、アクセル・ストロ
ーク・センサ5からアクセル・ペダル14の踏み込み量
を取込み、記憶回路25に記憶されている温度制御マッ
プ上に対応させる。
【0022】図3は本発明第一実施例における温度制御
マップの一例を示す図である。この温度制御マップは、
アクセル・ペダル14の踏み込み量とエンジン12の回
転速度(rpm)との関係が過給機24の温度について
示されたもので、過給機24の温度が500℃を越え7
00℃までの範囲をエンジン12の自動停止を禁止する
レッドゾーンとして定められている。
【0023】制御回路4は、取込んだエンジン12の回
転速度とアクセル・ペダル14の踏み込み量を温度制御
マップに対応させたときに、その値がレッドゾーン内に
あるか否かを判定し、点Aのようにレッドゾーン内にな
ければ、エンジン12の自動停止を一時的に禁止するた
めタイマがセットされているか否かを判定する。タイマ
がセットされていなければエンジン12の自動停止が許
可される領域にあるので、車速センサ1およびニュート
ラル・スイッチ2の出力を取込み、車速が零であるか否
かを判定するとともに、変速機11がニュートラルの位
置にあるか否かを判定する。車速が零でなく変速機11
がニュートラルの位置になければ制御をもとに戻し、車
速が零であり変速機11がニュートラルの位置にあれば
クラッチ・スイッチ3の出力を取込み、クラッチ20が
「接」の状態にあるか否かを判定する。クラッチ20が
「接」の状態になければ制御をもとに戻し、「接」の状
態にあれば電子ガバナ制御手段13にエンジン停止信号
を送出する。電子ガバナ制御手段13はこの停止信号に
したがって電子ガバナ17を制御し燃料噴射ポンプ18
からエンジン12への燃料供給を禁止する。これにより
エンジン12は自動停止される。
【0024】エンジン12の回転速度とアクセル・ペダ
ル14の踏み込み量が点Bで示すようにレッドゾーン
(高温範囲)内にあれば、エンジン12の自動停止を禁
止しタイマを所定値t(例えば1〜5分)にセットし
て、再度、温度制御マップのレッドゾーン内にあるか否
かを確認する。まだ、レッドゾーン内にあれば、制御を
もとに戻し、レッドゾーン内になければエンジン12の
自動停止を一時的に禁止するタイマがセットされている
か否かを判定する。タイマがセットされていればタイマ
の減算を開始し、車速センサ1およびニュートラル・ス
イッチ2の出力を取込み、車速が零であるか否かを判定
するとともに、変速機11がニュートラル位置にあるか
否かを確認する。車速が零でなく変速機11がニュート
ラル位置になければ制御をもとに戻し、車速が零であり
変速機11がニュートラル位置にあればクラッチ・スイ
ッチ3の出力を取込み、クラッチ20が「接」の状態に
あるか否かを確認する。「接」の状態になければ制御を
もとに戻し、「接」の状態にあればタイマがタイムアッ
プしたか否かを確認し、タイムアップしていれば電子ガ
バナ制御手段13にエンジン停止信号を送出する。これ
により時間が経過した履歴は切り捨てる。電子ガバナ制
御手段13はこの停止信号により電子ガバナ17を制御
し燃料噴射ポンプ18からエンジン12への燃料供給を
停止し、エンジン12を自動停止する。タイムアップし
ていなければタイムアップするまでエンジン12の自動
停止を禁止する。
【0025】このように、過給機24の温度をアクセル
・ペダル14の踏み込み量およびエンジン12の回転速
度により判定することができるので、ハードウェアの変
更を行うことなくソフトウェアを加えるだけで実用的に
十分な精度で過給機24の温度を検出することができ、
過給機24の温度が所定温度(本実施例では500℃)
を越えている状態では一定時間経過するまでエンジン1
2の自動停止が禁止され過給機24が保護される。
【0026】(第二実施例)図4は本発明第二実施例の
要部の構成を示すブロック図である。
【0027】本発明第二実施例は、第一実施例の構成に
加えて、過給機24の過給圧を取込む手段としてのブー
スト圧センサ26を備え、記憶回路25にその過給圧を
過給機24の温度に対応可能なように記憶する手段を備
え、制御回路4に、ブースト圧センサ26に取込まれた
過給圧を記憶回路25の記憶内容に対応させることによ
り前記温度が所定値以上であることを判定する手段を備
え、検出されたブースト圧を表示するブースト圧表示器
27が設けられる。
【0028】図5は本発明第二実施例における制御回路
の制御動作の流れを示すフローチャートである。制御回
路4は、ブースト圧センサ26の出力を取込み、ブース
ト圧表示器27に表示するとともに、その出力値を記憶
回路25に記憶されている温度制御マップ上に対応させ
る。
【0029】図6は本発明第二実施例における温度制御
マップの一例を示す図である。この温度制御マップは、
過給機24の温度と過給圧(ブースト圧)との関係を示
したもので、過給機24の温度が500℃を越え700
℃までの範囲をエンジン12の自動停止を禁止するレッ
ドゾーンとして定められている。
【0030】制御回路4は、取込んだ過給圧(ブースト
圧)を取込んだときに、過給機24の温度が所定値(5
00℃)以上のレッドゾーン内にあるか否かを判定し、
点Cで示すようにレッドゾーン内になければ、エンジン
12の自動停止を一時的に禁止するタイマがセットされ
ているか否かを判定する。タイマがセットされていなけ
ればエンジン12の自動停止が許可される領域にあるの
で、車速センサ1およびニュートラル・スイッチ2の出
力を取込み、車速が零であるか否かを判定するととも
に、変速機11がニュートラル位置にあるか否かを判定
する。車速が零でなく変速機11がニュートラル位置に
なければ制御をもとに戻し、車速が零であり変速機11
がニュートラル位置にあればクラッチ・スイッチ3の出
力を取込み、クラッチ20が「接」の状態にあるか否か
を判定する。クラッチ20が「接」の状態になければ制
御をもとに戻し、「接」の状態にあれば電子ガバナ制御
手段13にエンジン停止信号を送出する。電子ガバナ制
御手段13はこの停止信号にしたがって電子ガバナ17
を制御し燃料噴射ポンプ18からエンジン12への燃料
供給を禁止し、エンジン12を停止させる。
【0031】過給機24の温度が点Dで示すように所定
値(例えば500℃)以上のレッドゾーン(高温範囲)
内にあれば、エンジン12の自動停止を禁止しタイマを
所定値t(例えば1〜5分)にセットして、再度、温度
制御マップのレッドゾーン内にあるか否かを確認する。
まだレッドゾーン内にあれば、制御をもとに戻し、レッ
ドゾーン内になければエンジン12の自動停止を一時的
に禁止するタイマがセットされているか否かを判定す
る。タイマがセットされていればタイマの減算を開始し
車速センサ1およびニュートラル・スイッチ2の出力を
取込み、車速が零であるか否かを確認するとともに、変
速機11がニュートラル位置にあるか否かを確認する。
車速が零でなく変速機11がニュートラル位置になけれ
ば制御をもとに戻し、車速が零であり変速機11がニュ
ートラル位置にあればクラッチ・スイッチ3の出力を取
込み、クラッチ20が「接」の状態にあるか否かを確認
する。「接」の状態になければ制御をもとに戻し、
「接」の状態にあればタイマがタイムアップしたか否か
を確認し、タイムアップしていれば電子ガバナ制御手段
13にエンジン停止信号を送出する。電子ガバナ制御手
段13はこの停止信号を受け電子ガバナ17を制御して
燃料噴射ポンプ18からエンジン12への燃料供給を停
止し、エンジン12を自動停止する。タイムアップして
いなければタイムアップするまでエンジン12の自動停
止を禁止する。
【0032】図7は本発明第二実施例における過給機温
度および過給圧(ブースト圧)の変化時の遅れによる時
間差を示したもので、過給圧の変化に対して過給機24
の温度変化は、例えば時間ta分だけ遅延する。また、
そのときの条件によっては、過給圧の変化に対して過給
機24の温度が時間tb遅れの破線で示すように変化す
るはずであるが、実際には時間tc(tb<tc)だけ
遅れて変化する。したがってセットするタイマの所定値
tを安全側にとりtcに設定しておくことが望ましい。
【0033】このように、本第二実施例の場合も、過給
圧を検出し、この過給圧の変化に対し過給機24の温度
変化の遅延をあらかじめ加味することによって、あらた
にハードウェアを備えることなく、ソフトウェアを追加
することにより実用的に十分な精度をもって過給機24
の変度を検出することができ、所定温度(例えば500
℃)を越えた状態でのエンジン12の自動停止を禁止す
ることができる。
【0034】(第三実施例)図8は本発明第三実施例の
要部の構成を示すブロック図である。本発明第三実施例
は、出願人がHIMRの名称で製造販売しているハイブ
リッド自動車(WO88/06107)に第一実施例の
構成を適用した場合の例を示したもので、第一実施例の
構成の他に、エンジン12に直結された多相回転誘導機
21と、この多相回転誘導機21に回転磁界を与えるイ
ンバータ回路22とが備えられ、制御回路4には、回転
センサ16の出力にしたがってインバータ回路22が発
生する回転磁界の速度を制御する手段が含まれる。
【0035】本第三実施例における制御動作は、図2に
示したフローチャートの流れにしたがって第一実施例同
様に行われるが、第一実施例におけるスタータ19に代
わり多相回転誘導機21が電動機としてエンジン12の
始動を行う。すなわち、自動始動を行う場合に、制御回
路4がインバータ回路22に制御信号を送出し、インバ
ータ回路22がこの制御信号にしたがって多相回転誘導
機21に与える回転磁界の速度を制御し、電池23から
電気エネルギを供給して電動機として駆動させエンジン
12を始動させる。燃料噴射ポンプ18からエンジン1
2への燃料噴射は、制御回路4からの始動信号を受けた
電子ガバナ制御手段13の制御によって行われる。
【0036】なお、本第三実施例の場合は、車両制動時
に多相回転誘導機21から交流エネルギが発生するが、
発生した交流エネルギはインバータ回路22により直流
エネルギに変換され電池23に回生充電される。
【0037】(第四実施例)図9は本発明第四実施例の
要部の構成を示すブロック図である。本発明第四実施例
は、第三実施例で説明したハイブリッド自動車に第二実
施例の構成を適用した場合の例を示したもので、エンジ
ン自動停止の制御動作は第二実施例における図5に示す
流れに沿って行われ、自動始動動作および制動時に発生
した電気エネルギは第三実施例同様に回生充電される。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、過
給機の温度を検出するためにあらたにハードウェアを備
えることなく、実質的に十分な精度で温度判定を行うこ
とができ、その判定結果にもとづいて、過給機の温度が
所定値以上であるときにエンジンの自動停止を禁止する
ことができる。これにより、経済的な構成で合理的にエ
ンジン自動停止を制御することができ、高温状態で自動
停止を行うことによる過給機への悪影響をなくすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例の要部の構成を示すブロック
図。
【図2】本発明第一実施例における制御回路による制御
動作の流れを示すフローチャート。
【図3】本発明第一実施例における温度制御マップの一
例を示す図。
【図4】本発明第二実施例の要部の構成を示すブロック
図。
【図5】本発明第二実施例における制御回路による制御
動作の流れを示すフローチャート。
【図6】本発明第二実施例における温度制御マップの一
例を示す図。
【図7】本発明第二実施例における過給機温度および過
給圧(ブースト圧)の変化時の時間差を説明する図。
【図8】本発明第三実施例の要部の構成を示すブロック
図。
【図9】本発明第四実施例の要部の構成を示すブロック
図。
【符号の説明】
1 車速センサ 2 ニュートラル・スイッチ 3 クラッチ・スイッチ 4 制御回路 5 アクセル・ストローク・センサ 6 点検扉開閉スイッチ 11 変速機 12 エンジン 13 電子ガバナ制御手段 14 アクセル・ペダル 15 キー・スイッチ 16 回転センサ 17 電子ガバナ 18 燃料噴射ポンプ 19 スタータ 20 クラッチ 21 多相回転誘導機 22 インバータ回路 23 電池 24 過給機 25 記憶回路 26 ブースト圧センサ 27 ブースト圧表示器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車速が零でありかつ変速機がニュートラ
    ル位置にあることを含む停止条件を満たすときにエンジ
    ンを自動停止させる制御手段を備え、その制御手段は、
    そのエンジンの過給機の温度が所定値以上であるときに
    自動停止を一時的に禁止する禁止モードを設けたエンジ
    ン自動停止装置において、 アクセル・ペダル踏込み量および前記エンジン回転速度
    を取込む手段と、前記アクセル・ペダル踏込み量および
    前記エンジン回転速度の組合せを前記過給機の温度に対
    応可能なように記憶する記憶回路とを備え、 前記取込む手段に取込まれたアクセル・ペダル踏込み量
    および前記エンジン回転速度を前記記憶回路の記憶内容
    に対応させることにより前記温度が所定値以上であるこ
    とを判定する手段を備えたことを特徴とするエンジン自
    動停止装置。
  2. 【請求項2】 車速が零でありかつ変速機がニュートラ
    ル位置にあることを含む停止条件を満たすときにエンジ
    ンを自動停止させる制御手段を備え、その制御手段は、
    そのエンジンの過給機の温度が所定値以上であるときに
    自動停止を一時的に禁止する禁止モードを設けたエンジ
    ン自動停止装置において、 前記過給機の過給圧を取込む手段と、その過給圧を過給
    機の温度に対応可能なように記憶する記憶回路とを備
    え、 前記取込む手段に取込まれた過給圧を前記記憶回路の記
    憶内容に対応させることにより前記温度が所定値以上で
    あることを判定する手段を備えたことを特徴とするエン
    ジン自動停止装置。
  3. 【請求項3】 前記判定する手段は、温度が所定値以上
    に達した後の時間経過にしたがってなお温度が所定値以
    上であるかを判定する手段を含む請求項1または2記載
    のエンジン自動停止装置。
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