JP2001098885A - 泥濃式シールド工法における泥水再利用システム - Google Patents

泥濃式シールド工法における泥水再利用システム

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JP2001098885A
JP2001098885A JP27575699A JP27575699A JP2001098885A JP 2001098885 A JP2001098885 A JP 2001098885A JP 27575699 A JP27575699 A JP 27575699A JP 27575699 A JP27575699 A JP 27575699A JP 2001098885 A JP2001098885 A JP 2001098885A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】目詰め材が含有された加泥材を切羽に注入する
泥濃式シールド工法による場合であっても、有効に泥水
を再利用することができる泥濃式シールド工法における
泥水再利用システムを提供する。 【解決手段】泥濃式シールド工法において、掘削機1内
から地上に搬出され加泥材を含んだ泥土を、泥土の含有
物の粒径に応じて順次選別する複数の選別装置を備え、
これら複数の選別装置には、円筒状に成形され水分を含
んだ泥土が一端側から投入される濾過体18と、この濾
過体18の内周に形成され上記一端側から投入された泥
土内に含まれた残渣を該濾過体18の他端側に移送する
螺旋状のガイド部19と、上記濾過体18を回転駆動さ
せる駆動モータ20と、上記濾過体18の上方に配設さ
れた放水装置23と、を備えた回転式選別装置16が含
まれてなるとともに、上記回転式選別装置16を含む選
別装置4により濾過された泥水は、目詰め材が添加され
た後に上記掘削機の先端に送られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、シールド工法の中
でも、特に水と目詰め材とを含んだ加泥材を掘削機の先
端より切羽に注入しながら地中を掘削し、加泥材を含ん
だ掘削泥土を掘削機内に取り込んだ後に地上に搬出しな
がら推進する泥濃式シールド工法に使用される泥濃式シ
ールド工法における泥水再利用システムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、トンネル等の横坑や下水管き
ょ等を構築する場合には、土圧式セミシールド工法,泥
水式セミシールド工法等のシールド工法が使用され、ま
た近年では泥濃式セミシールド工法も広く採用されてい
る。そして、こうした工法によりトンネル等を施工する
場合には、地中を掘削することにより多量の残土(泥土
又は排土)が発生するとともに、こうした泥土は、施工
現場の状況や施工方法によって多量に水分を含む場合が
多い。例えば、泥水式セミシールド工法では、掘削する
切羽に加圧した水又は泥水を注入しながら順次掘削する
方法であることから、掘削機内を通過して地上に搬送さ
れる泥土には多量の水分が含まれる。
【0003】ところで、上記泥水式セミシールド工法を
含めた上記各工法では、多量の残土が発生するととも
に、こうした残土は産業廃棄物として処理されることか
ら、業界においては再利用することが望まれている。す
なわち、従来では、掘削作業により発生する多量の残土
や土砂を運搬廃棄するためには、トラック等の搬出用車
両が必要であり、泥水の処理には中間処理業者に委託し
分級及び脱水した後に脱水汚泥は最終処分場へ運搬し処
分しなければならず、工事全体の施工コストが嵩む。
【0004】そこで、従来こうした課題を解決するため
に、例えば上記泥水式セミシールド工法においては、特
開平8−105290号公報に記載されたシステムが提
案されている。このシステムは、泥水式シールド工法に
おいて、掘削土砂を再利用するものであり、具体的に
は、排泥水内に含まれている成分を分離処理する複数の
プラントを設け、このプラントから循環利用する泥水を
搬送配管により再び掘削機の先端に供給使用とするもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た技術では、泥水式(セミ)シールド工法による場合で
は再利用できる可能性もあるが、泥濃式シールド工法に
おいては、必ずしも有効に再利用することができない。
すなわち、泥濃式シールド工法においては、掘削機の先
端から該掘削機内に取り込まれる泥土(残土)内には、
水と目詰め材とを含んだ加泥材が混入されていることか
ら、該目詰め材により濾過体又はフィルタが目詰まりを
起こし、循環再利用するべき泥水を効率良く採取するこ
とができない。
【0006】そこで、本発明は、上述した従来の泥水再
利用システムが有する課題を解決するために提案された
ものであって、目詰め材が含有された加泥材を切羽に注
入する泥濃式シールド工法による場合であっても、有効
に泥水を再利用することができる泥濃式シールド工法に
おける泥水再利用システムを提供することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために提案されたものであって、第1の発明(請
求項1記載の発明)は、水と目詰め材とを含んだ加泥材
を掘削機の先端より切羽に注入しながら地中を掘削し、
掘削され加泥材を含んだ泥土を掘削機内に取り込んだ後
に地上に搬出しながら推進する泥濃式シールド工法にお
いて、上記掘削機内から地上に搬出され上記加泥材を含
んだ泥土を、該泥土の含有物の粒径に応じて順次選別す
る複数の選別装置を備え、これら複数の選別装置には、
円筒状に成形され水分を含んだ泥土が一端側から投入さ
れる濾過体と、この濾過体の内周に形成され上記一端側
から投入された泥土内に含まれた残渣を該濾過体の他端
側に移送する螺旋状のガイド部と、上記濾過体を回転駆
動させる駆動モータと、上記濾過体の上方に配設された
放水装置と、を備えた回転式選別装置が含まれてなると
ともに、上記回転式選別装置を含む選別装置により濾過
された泥水は、目詰め材が添加された後に上記掘削機の
先端に送られることを特徴とするものである。
【0008】この第1の発明では、回転式選別装置を濾
過する濾過体により、残渣と泥水とが分離される。この
場合において、上記濾過体に目詰め材が付着した場合で
あっても、放水装置により該目詰め材は除去されること
から、濾過体が目詰め材により目詰まりを生ずる危険性
を有効に防止することができる。
【0009】また、第2の発明(請求項2記載の発明)
は、水と目詰め材とを含んだ加泥材を掘削機の先端より
切羽に注入しながら地中を掘削し、掘削され加泥材を含
んだ泥土を掘削機内に取り込んだ後に地上に搬出しなが
ら推進する泥濃式シールド工法において、上記掘削機内
から地上に搬出され加泥材を含んだ泥土を、該泥土の含
有物の粒径に応じて順次選別する複数の選別装置を備
え、これら複数の選別装置には、水分を含んだ泥土が投
入される処理槽と、この処理槽内に配設され中空状とさ
れてなる濾過体と、この濾過体内に流入した泥水を排出
する導管と、この導管内に泥水を圧送するポンプと、上
記導管から濾過体内に流体を圧送し該濾過体の周面に付
着した目詰め材を除去する除去装置と、とを備えた固定
式選別装置が含まれてなるとともに、上記固定式選別装
置を含む選別装置により濾過された泥水は、目詰め材が
添加された後に上記掘削機の先端に送られることを特徴
とするものである。
【0010】この第2の発明によれば、濾過体の外側に
目詰め材が付着した場合には、除去装置により、導管か
ら濾過体内に流体が圧送されることにより、濾過体に付
着した目詰め材が除去される。したがって、この第2の
発明による場合であっても、上記第1の発明と同じよう
に、目詰め材による悪影響を防止することが可能とな
る。
【0011】また、第3の発明(請求項3記載の発明)
は、前記複数の選別装置には、上記第1の発明を構成す
る回転式選別装置と上記第2の発明を構成する固定式選
別装置とを含むことを特徴とするものである。この発明
によれば、上記第1の発明や第2の発明に比べてより一
層目詰め材による悪影響を防止することが可能となる。
【0012】また、第4の発明(請求項4記載の発明)
は、上記第1,第2又は第3の発明において、前記選別
装置には、内部に水分を含んだ泥土が投入される処理槽
と、この処理槽内に配設され中空状とされてなる濾過体
と、この濾過体内に流入した泥水を排出する導管と、上
記導管から濾過体内に流体を圧送し該濾過体の周面に付
着した目詰め材を除去する除去装置と、を備えた固定式
選別装置が含まれてなるとともに、この固定式選別装置
を構成する濾過体は、ほぼ円筒状に成形された蔓巻きバ
ネからなる濾過体本体と、この濾過体本体の全長を自動
又は手動により調節する調節部材を備えてなることを特
徴とするものである。
【0013】この第4の発明では、濾過体本体は、ほぼ
円筒状に成形された蔓巻きバネから構成されており、こ
の濾過体本体の全長を自動又は手動により調節する調節
部材を備えていることから、自動又は手動により該濾過
体本体の全長を調節することにより、濾過する物質の大
きさ(粒径)を一つの濾過体本体で濾過することがで
き、さらに、この発明では、この濾過体本体内に流体を
圧送し該濾過体の周面に付着した目詰め材を除去する除
去装置が構成要素とされていることから、前記各発明と
同じように、目詰め材による悪影響を充分防止すること
ができる。
【0014】また、第5の発明(請求項5記載の発明)
は、前記第4の発明において、前記固定式選別装置は、
濾過体本体により濾過されて該濾過体本体の一端から導
管内に流入した泥水の流量を検出する流量検出装置と、
上記導管の中途部に配設された電磁弁と、上記濾過体本
体の他端から該濾過体本体内に流体を圧送する圧送装置
と、上記濾過体本体の全長を伸縮させる伸縮駆動装置
と、を備え、上記流量検出装置による泥水の流量が所定
の流量よりも少ない場合には、上記電磁弁を閉塞し、上
記圧送装置の駆動により濾過体本体の他端から流体を圧
送するとともに、該流体の圧送直後にこの濾過体本体の
全長をやや長尺とするよう伸縮駆動装置が駆動するよう
構成されてなることを特徴とするものである。
【0015】この第5の発明では、上記流量検出装置に
よる泥水の流量が所定の流量よりも少ない場合、すなわ
ち、濾過体本体の周囲に目詰め材が付着し充分に濾過で
きない場合には、電磁弁が閉塞し、圧送装置の駆動によ
り濾過体本体の他端から流体が圧送される。この流体
は、空気でも水でも良いが、何れにしてもこうした流体
の圧送により、蔓巻きバネからなる濾過体本体内から流
体が放出される。このとき、流体の圧送直後に濾過体本
体の全長をやや長尺とするよう伸縮駆動装置が駆動する
ことから、濾過体本体である蔓巻きバネの間に目詰め材
等が付着している場合であっても、該目詰め材等を有効
に除去することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態に係
る泥濃式シールド工法における泥水再利用システムにつ
いて、それぞれ詳細に説明する。
【0017】この泥濃式シールド工法における泥水再利
用システム(以下、本システムという。)は、図1に示
すように、掘削機1の先端から加泥材を切羽に注入し、
掘削された泥土を加泥材とともに掘削機1内に取り込
み、該掘削機1の後方に連続する推進管2内を通過して
縦坑3から地上に搬送し、この搬送された泥土を選別装
置4により石,礫,土砂等と泥水とを選別分離し、該選
別装置4により取り出された泥水に目詰め材を充填し
て、再度上記掘削機1の先端から注入するものである。
【0018】上記掘削機1は、先端にカッターヘッド5
が設けられ、このカッターヘッド5の正面には切羽を掘
削する多数のカッタービット6が固定されており、この
カッターヘッド5は、掘削機1内に配設された図示しな
いモータにより回転駆動されるように構成されている。
そして、このように構成された掘削機1の先端からは、
加泥材が噴射され切羽に注入される。この加泥材は、地
上に設けられた加泥材タンク7内に充填されてなるもの
であり、図示しないポンプの駆動により、移送流路8を
通って上記掘削機1の先端まで圧送される。また、この
加泥材には、紙等を原料とした細かい繊維状の物質から
なる目詰め材が含有されてなるものである。したがっ
て、この目詰め材が含有されてなる加泥材が切羽に注入
されると、泥水式シールド工法において使用される泥水
のように、カッターヘッド5の正面に対向する切羽から
広範囲に亘って浸透され切羽が不安定な状態となること
を回避することができる。すなわち、この加泥材に含有
された目詰め材が掘削機1の先端から切羽に注入される
と、該目詰め材が砂礫の粒子間を閉塞し、広範囲に水分
が浸透されることを防止することができるので、切羽を
安定した状態とすることができる。
【0019】そして、本システムにおいては、このよう
な加泥材を切羽に注入しながらカッターヘッド5の回転
駆動により掘削されることにより発生した泥土(土砂
等)は、該カッターヘッド5に形成された図示しない開
口を通過して、掘削機1内に取り込まれ、該掘削機1内
から後続する推進管2内を通る排泥流路9を介して地上
まで搬送される。そして、地上には、この搬送された泥
土を選別する選別装置4が設けられている。なお、この
泥土内には、掘削機1により掘削された砂礫や粘土等の
他に、上記目詰め材を含有する加泥材も含まれている。
以下、この選別装置4について詳細に説明する。
【0020】この選別装置4は、図2に示すように、上
記泥土が投入される投入タンク10が設けられ、この投
入タンク10の下方には第1の処理槽11が配設されて
いる。上記投入タンク10には、該投入タンク10内に
投入された泥土を落下させる図示しないシャッタ等の落
下機構又は該投入タンク10を回転させ下方に形成され
た第1の処理槽11内に泥土を落下させる回転機構が設
けられている。また、上記第1の処理槽11には、傾斜
した状態で固定されてなる選別板12が配設されてい
る。この選別板12は、本実施の形態においては、礫や
石等の20mm以上の粒径の物質を捕捉するものであ
り、捕捉された礫等は、図2中左方向に落下される。し
たがって、この選別板12を通過した泥漿や砂等は、第
1の処理槽11内に充填される。
【0021】また、この第1の処理槽11の隣には、上
記選別装置4の構成要素である第2の処理槽13が配設
されており、上記第1の処理槽11内には、該第1の処
理槽11内の泥漿や砂等を、この第2の処理槽13内に
移送する第1のポンプ14と、一端がこの第1のポンプ
14に接続され他端は上記第2の処理槽13に接続され
てなる第1の導管15が設けられている。そして、上記
第2の処理槽13の上方には、本発明を構成する回転式
選別装置16が設けられている。この回転式選別装置1
6は、第2の処理槽13を構成する左右の側壁13a,
13bに両端が回転可能に支持されてなる回転軸17
と、この回転軸17に固定されてなり円筒状に成形され
た網状体18と、この網状体18の内周に形成されてな
る螺旋状のガイド部19とから構成されている。上記網
状体18は、本発明を構成する濾過体であり、両端に開
口が形成され一端の開口からは上記第1の導管15の先
端が挿入されている。また、この網状体18は、本実施
の形態においては、2〜1mm以上の粒径の砂等を捕捉
するものであり、内周面には上述した螺旋状のガイド部
19が形成されている。また、上記回転軸17は、駆動
モータ20に接続され、この駆動モータ20の駆動によ
り回転するよう構成されている。したがって、上記駆動
モータ20の駆動力により網状体18が回転すると、該
網状体18の一端から上記第1の導管15から供給され
た泥土は、2〜1mm以上の粒径の砂等が捕捉され、そ
れ未満の成分は該網状体18を通過して第2の処理槽1
3内に落下する。また、上記網状体18に捕捉された残
渣は、該網状体18の回転駆動によりガイド部19にガ
イドされながら徐々に該網状体18の他端側に移動し、
第2の処理槽13の隣に設けられた排出槽21内に排出
される。
【0022】そして、上記網状体18の上方には放水装
置22が設けられている。この放水装置22は、取付板
23の下面に配設された複数のシャワーノズル23a,
23b,23cが形成されている。これらのシャワーノ
ズル23a,23b,23cは、第2の導管24を介し
て第2のポンプ25と接続されており、上記第2の導管
24の中途部には手動切換弁26が配設されている。ま
た、上記第2のポンプ25は、水槽29に第3の導管2
7を介して接続されている。したがって、上記網状体1
8の内周に、泥土内に含まれた目詰め材が付着し泥水の
脱落を妨げた場合であっても、この目詰め材は、上記放
水装置22からの放水により離脱され、上記残渣として
網状体18の他端側から排出槽21内に排出される。な
お、この排出槽21の底方向には砂等に含まれた水分を
吸収するとともに上記網状体18からの脱落による騒音
を防止するための緩衝材としてのスポンジ28が配設さ
れ、また、一側には開閉扉21aが形成され、この排出
槽21内に堆積した残渣(砂や目詰め材)を容易に回収
できるようにされている。
【0023】また、上記第2の処理槽13の底方向に
は、本発明を構成する固定式選別装置30が配設されて
いる。この固定式選別装置30は、上記選別装置4を構
成するものであって、第2の処理槽13内に充填された
泥水を濾過する円筒状の濾過体31と、この濾過体31
により濾過され該濾過体31内に流入した泥水を排出す
る第4の導管32を備えている。この濾過体31は、上
記回転式選別装置16を構成する網状体18よりも細か
い開口が多数形成されてなるものである。また、この濾
過体31に接続された第4の導管32は、図3に示すよ
うに、第2の処理槽13から外側に延在されてなり、間
に第1の電磁弁33を介して第3のポンプ34と接続さ
れている。また、この第3のポンプ34は、図1に示す
加泥材タンク7に第5の導管35を介して接続され、こ
の第5の導管35の中途部には、第3のポンプ34から
加泥材タンク7方向に流れる泥水の流量を計測する流量
センサ36が設けられている。
【0024】また、上記第4の導管32には、分岐管3
7の一端が連結され、この分岐管37の中途部には、間
に第2の電磁弁38を介して上記濾過体31内に水を圧
送する第4のポンプ39が設けられている。そして、こ
の選別装置4では、上述した第1の電磁弁33,第3の
ポンプ34,流量センサ36,第2の電磁弁38及び第
4のポンプ39は、タイマを内蔵するコントローラ40
にそれぞれ電気的に接続され、このコントローラ40に
より以下に説明する制御がされるように構成されてい
る。先ず、上記第3のポンプ34の駆動により、第2の
処理槽13内の(目詰め材が含有されてなる)泥水は、
上記濾過体31により濾過され、この濾過された泥水は
上記第4の導管32を通って第1の電磁弁33,第3の
ポンプ34,流量センサ36を通過して、図1に示す加
泥材タンク7内に流入する。この状態において、上記濾
過体31の外周面に目詰め材が付着し、上記加泥タンク
7への流量が所定の流量より少なくなったと流量センサ
36により検出された場合には、コントローラ40によ
り第1の電磁弁33が閉塞されるとともに第3のポンプ
34の駆動が停止される。これと同時に、第4のポンプ
39の駆動が開始されるとともに、それまで閉塞されて
いた第2の電磁弁38は開放される。こうした動作によ
り、水は上記濾過体31から第2の処理槽13内に噴射
される。コントローラ40に内蔵されたタイマにより所
定の時間が経過すると、上記第2の電磁弁38は閉塞さ
れるとともに第4のポンプ39の駆動は停止され、再び
初期状態に復帰する。
【0025】したがって、この選別装置4を構成する固
定式選別装置30によれば、上記回転式選別装置16に
より捕捉できず、第2の処理槽13内に泥水と共に充填
された場合であっても、有効に濾過(捕捉)することが
可能となるばかりではなく、該目詰め材により濾過体3
1が詰まり濾過不能又は濾過能力が低下した場合であっ
ても、有効に泥水として採取することが可能となる。
【0026】そして、このように固定式選別装置30に
より採取された泥水は、上述のように加泥材タンク7内
に充填され、作業者により適当な目詰め材が添加された
後に、上記移送流路8を通って掘削機1の先端から切羽
に注入される。
【0027】なお、上述した固定式選別装置30では、
水を第4のポンプ39を介して濾過体31から第2の処
理槽13内に噴射する構成を採用したが、エアーをこの
第4のポンプ39の駆動により噴射することにより外周
面に付着した目詰め材を除去する方法を採用しても良
い。
【0028】また、本発明においては、上記回転式選別
装置16や固定式選別装置30に代えて、図4に示すバ
ネ式選別装置50を使用しても良い。このバネ式選別装
置50は、上記第2の処理槽13の上方に固定されてな
るものであり、上記第1の導管15の先端と連通してな
る選別槽51と、この選別槽51内に複数配設されてな
る選別装置本体52とを備えている。上記選別槽51
は、下方に仕切り板51aを備え、該仕切り板51aと
対向してなる底板部51bには、開閉可能なシャッタ5
1cが形成されている。また、上記選別装置本体52
は、図5に示すように、蔓巻きバネ53と、下面にはこ
の蔓巻きバネ53の上端が挿入される図示しない凹部が
形成され上面にはボルト部54aが形成されてなるとと
もに上記凹部と連通した管部54bが形成されてなる一
方の回動操作部材54と、上面には上記蔓巻きバネ53
の下端が挿入される凹部55aが形成され下面にはボル
ト部55bが形成されてなるとともに上記凹部55aと
連通した管部55cが形成されてなる他方の回動操作部
材55とが構成要素とされている。そして、上記一方の
回動操作部材54は、間に一方のワッシャー56を介し
て一方の連結金具57に連結され、この一方の連結金具
57は、後述する空気管63に形成された分岐管64と
連結されている。また、上記他方の回動操作部材55
は、間に他方のワッシャー58を介して他方の連結金具
59に連結され、この他方の連結金具59は、後述する
排出管60に形成された分岐管60aと連結されてい
る。すなわち、上記一方の連結金具57の内周面には、
ネジ57aが形成され、このネジ57aと上記一方の回
動操作部材54を構成するボルト部54aとが螺着され
ることにより互いに連結されるとともに、上記空気管6
3に形成された分岐管64の下端側外周面に形成された
ネジ64aと上記ネジ57aとが螺着されることにより
互いに連結されている。
【0029】また、上他方の連結金具59の内周面に
は、ネジ59aが形成され、このネジ59aと上記他方
の回動操作部材55を構成するボルト部55bとが螺着
されることにより互いに連結されるとともに、上記排出
管60に形成された分岐管61の上端側外周面に形成さ
れたネジ61aと上記ネジ59aとが螺着されることに
より互いに連結されている。したがって、上記選別装置
本体52は、上記一方の回動操作部材54及び/又は他
方の回動操作部材55を回動操作することにより、蔓巻
きバネ53は、圧縮されることにより縮小し又は圧縮状
態をやや解除することにより伸長され、該蔓巻きバネに
形成されたバネの間隔を調節することができる。
【0030】そして、上記濾過体本体52は、上記他方
の連結金具59を介して排出管60に複数形成された分
岐管61に連結されている。したがって、上記濾過体本
体52により濾過された泥水は、各分岐管61を介して
排出管60内に流入し、前記加泥材タンク7内に移送さ
れる。また、上記濾過体本体52は、上記一方の連結金
具57を介して空気管63に複数形成された分岐管64
と連結されている。この空気管63は、基端側が図示し
ないコンプレッサに接続されてなるものであり、該コン
プレッサから送られた圧縮空気は、この空気管63から
各分岐管64内に流入し各濾過体本体52内に流入す
る。なお、上記選別槽51の上方には上記各空気管63
及び濾過体本体52を振動させる振動板67が配設さ
れ、この振動板67の基端には振動装置68が設けられ
ている。また、上記空気管63の中途部には、図示しな
い第2の電磁弁が配設され、上記排出管60の中途部に
は第1の電磁弁65及び流量センサが配設されている。
そして、上記第1及び第2の電磁弁65及び流量センサ
は図示しないコントローラに接続されており、流量セン
サにより排出管60の泥水の流量が所定の流量に満たな
い場合には、上記第1の電磁弁65を閉塞するとともに
図示しない第2の電磁弁を開放すことにより、各濾過体
本体52の外周に付着した目詰め材は、コンプレッサか
らの圧縮空気により脱落し、再び濾過することができ
る。
【0031】なお、上記選別槽51であって上記仕切り
板51aのやや上方には、該選別槽51内に溜まった砂
や目詰め材を排出する排出パイプ66が形成され、ま
た、仕切り板51aの下方には前述したシャッタ51c
が形成されていることから、該仕切り板51aの下方に
脱落した砂や目詰め材は、このシャッタ51cを図4中
二点鎖線で示すように開放することにより、第2の処理
槽13内に脱落させることができる。
【0032】したがって、上記選別装置4を構成する上
記回転式選別装置16や固定式選別装置30に代えて、
上述したバネ式選別装置50を使用する場合には、第1
の導管15を介して選別槽51内に流入した(砂や目詰
め材等を含む)泥水は、前記第1のポンプ14の駆動力
により選別槽51内に流入するとともに、上記蔓巻きバ
ネ53を構成要素とする複数の濾過体本体52により濾
過選別されて排出管60内に流入し、加泥材タンク7内
に流入し、再利用される。そして、こうした動作の途中
に、上記濾過体本体52を構成する蔓巻きバネ53の外
周に目詰め材が付着し濾過されない又は濾過能力が低下
した場合には、上述したように、圧縮空気が該濾過体本
体52内に流入し、該目詰め材は強制的に除去される。
特に、上記濾過体本体52を構成する蔓巻きバネ53
は、上記一方又は他方の回動操作部材54,55を回動
操作することにより、該蔓巻きバネ53の全長を伸縮さ
せバネ間隔を調節することができるので、濾過選別する
べき泥土,泥水に対応し最も効果的な濾過体とすること
ができる。
【0033】さらに、こうしたバネ式選別装置50は、
上述した構成によることなく、例えば、図6に示すバネ
式選別装置70を使用しても良い。このバネ式選別装置
70は、目詰め材が含まれた泥水が導管71を介して流
入する処理槽72の中間位置に配設されてなる濾過体本
体73を構成要素としている。この濾過体本体73は、
上記バネ式選別装置50で説明した構成と同じ蔓巻きバ
ネ74と、この蔓巻きバネ74の上端側が挿入されてな
る一方のキャップ75と、該蔓巻きバネ74の下端側が
挿入されるとともに該蔓巻きバネ74の内部と流通する
図示しない開口が形成されてなる他方のキャップ76と
が構成要素とされている。そして、上記他方のキャップ
76は、該他方のキャップ76に形成された開口と連通
する連結管77を介して排水管78と連結されている。
そして、この排水管78には第1の電磁弁79,ポンプ
80及び流量センサ81が間に設けられて図1に示す加
泥材タンク7に接続されている。
【0034】一方、上記濾過体本体73の上方には、本
発明を構成する伸縮駆動装置としての油圧シリンダ82
が固定されており、この油圧シリンダ82のシリンダロ
ッド82aの先端は上記一方のキャップ75の上面と固
定されている。したがって、上記油圧シリンダ82の駆
動により、蔓巻きバネ74は全長が伸縮され、この伸縮
により該蔓巻きバネ74のバネ間隔は自動的に調節され
る。そして、上記一方のキャップ75には、空気管83
を介してコンプレッサ84と接続され、該空気管83の
中途部には第2の電磁弁85が設けられている。なお、
上記バネ式選別装置50を構成する上記第1の電磁弁7
9,流量センサ81,油圧シリンダ82及び第2の電磁
弁85は、それぞれコントローラ86に電気的に接続さ
れ、該バネ式選別装置50は、このコントローラ86に
より以下のように動作する。
【0035】先ず、上記目詰め材が含まれた泥水が、導
管71を介して処理槽72内に流入すると、該泥水内に
含まれた礫や砂等の比較的比重が高い物質は、該処理槽
72の下方に沈降し、上方には比重の軽い泥水及び目詰
め材が浮遊する。そして、この処理槽72内の泥水は、
上記ポンプ80の駆動力により蔓巻きバネ74により濾
過され該蔓巻きバネ74内に流入し排水管78を通って
図1に示す加泥材タンク7内に流入し、目詰め材が添加
された状態で掘削機1方向に移送される。なお、こうし
た通常運転の際に、上記蔓巻きバネ74のバネ間隔を調
節する場合には上記油圧シリンダ82を駆動させる。そ
して、上記濾過体本体73による濾過が行われている途
中において、蔓巻きバネ74の外周に目詰め材が多量に
付着した場合には、排水管78内に流入する泥水が量が
減り、したがって、上記流量センサ81によって所定の
流量に満たない流量となった場合には、コントローラ8
6を介して第1の電磁弁79を閉塞させるとともに、第
2の電磁弁85を開放させる。この第2の電磁弁85の
開放によりコンプレッサ84からの圧縮空気が空気管8
3を介して濾過体本体73を構成する蔓巻きバネ74の
バネ間から噴射される。このとき、上記コントローラ8
6により上記第2の電磁弁85の開放直後に、上記油圧
シリンダ82のシリンダロッド82aを駆動させ該蔓巻
きバネ74を伸長させることによりバネ間をやや開く。
こうした動作により、処理槽72の内の泥水は、濾過体
本体72内に流入することはないとともに、蔓巻きバネ
74の外周面に付着した目詰め材は圧縮エアーにより離
脱するとともに、バネ間に挟まれていた砂等も除去する
ことが可能となる。なお、上記油圧シリンダ82は、コ
ントローラ86により所定の時間が経過した後には再び
元の状態に復帰させられ、それまで開放されていた第2
の電磁弁85は閉塞されるとともに第1の電磁弁79が
開放される。
【0036】したがって、上述した構成に係るバネ式選
別装置70を使用する場合においても、回収された泥土
内に含まれた目詰め材により、濾過体等が詰まってしま
い効率の良い泥水の採取を妨げられることがない。
【0037】なお、上述した実施の形態においては、本
発明を構成する伸縮駆動装置として油圧シリンダを採用
したが、こうした油圧シリンダに限定されることはなく
エアーシリンダを使用しても良いばかりではなく、例え
ば、回転軸にギアが固定されたモータと、このギアに噛
合するラックギアが形成された昇降部材を使用し、該昇
降部材の先端に上記濾過体本体72の一端を固定したも
のであっても良い。
【0038】
【発明の効果】前述した本発明の実施の形態の説明から
も明らかなように、本発明(請求項1記載の発明)で
は、先ず、記掘削機内から地上に搬出され上記加泥材を
含んだ泥土を、該泥土の含有物の粒径に応じて順次選別
する複数の選別装置の中には、水分を含んだ泥土が一端
側から投入され円筒状に成形されてなる濾過体と、この
濾過体の内周に形成され上記一端側から投入された泥土
内に含まれた残渣を該濾過体の他端側に移送する螺旋状
のガイド部と、上記濾過体を回転駆動させる駆動モータ
と、上記濾過体の上方に配設された放水装置と、を備え
た回転式選別装置が含まれてなることから、上記濾過体
に目詰め材が付着した場合であっても、上記放水装置に
より該目詰め材は除去されることから、濾過体が目詰め
材により目詰まりを生ずる危険性を有効に防止すること
ができる。したがって、この発明によれば、泥濃式シー
ルド工法による場合であっても、掘削機から採取された
泥土を有効に再利用することが可能となる。
【0039】また、第2の発明(請求項2記載の発明)
によれば、濾過体の外側に目詰め材が付着した場合に
は、除去装置により、導管から濾過体内に流体が圧送さ
れることにより、濾過体に付着した目詰め材が除去され
る。したがって、この第2の発明による場合であって
も、上記第1の発明と同じように、目詰め材による悪影
響を有効に防止し、泥濃式シールド工法による場合であ
っても、掘削機から採取された泥土を有効に再利用する
ことが可能となる。
【0040】また、第3の発明(請求項3記載の発明)
では、複数の選別装置には、上記第1の発明を構成する
回転式選別装置と上記第2の発明を構成する固定式選別
装置とを含むことから、上記第1の発明や第2の発明に
比べてより一層目詰め材による悪影響を防止することが
可能となる。
【0041】また、第4の発明(請求項4記載の発明)
では、濾過体本体は、ほぼ円筒状に成形された蔓巻きバ
ネから構成されており、この濾過体本体の全長を自動又
は手動により調節する調節部材を備えていることから、
自動又は手動により該濾過体本体の全長を調節すること
により、濾過する物質の大きさ(粒径)を一つの濾過体
本体で濾過することができ、さらに、この発明では、こ
の濾過体本体内に流体を圧送し該濾過体の周面に付着し
た目詰め材を除去する除去装置が構成要素とされている
ことから、前記各発明と同じように、目詰め材による悪
影響を充分防止することができる。
【0042】また、第5の発明(請求項5記載の発明)
では、流量検出装置による泥水の流量が所定の流量より
も少ない場合、すなわち、濾過体本体の周囲に目詰め材
が付着し充分に濾過できない場合には、電磁弁が閉塞
し、圧送装置の駆動により濾過体本体の他端から流体が
圧送される。この流体は、空気でも水でも良いが、何れ
にしてもこうした流体の圧送により、蔓巻きバネからな
る濾過体本体内から流体が放出される。このとき、流体
の圧送直後に濾過体本体の全長をやや長尺とするよう伸
縮駆動装置が駆動することから、濾過体本体である蔓巻
きバネの間に目詰め材等が付着している場合であって
も、該目詰め材等を有効に除去することが可能となる。
したがって、この発明による場合であっても、掘削機か
ら採取された泥土を有効に再利用することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る泥濃式シールド工法
における泥水再利用システムの全体を模式的に示す側面
図である。
【図2】選別装置の一例を模式的に示す側面図である。
【図3】選別装置の一例を模式的に示す平面図である。
【図4】選別装置の他の例を模式的に示す側面図であ
る。
【図5】図5に示す選別装置を構成する濾過体本体の分
解斜視図である。
【図6】選別装置のさらに他の例を模式的に示す側面図
である。
【符号の説明】
1 掘削機 4 選別装置 5 カッターヘッド 7 加泥材タンク 8 移送流路 9 排泥流路 16 回転式選別装置 17 回転軸 18 網状体 19 ガイド部 20 駆動モータ 22 放水装置 30 固定式選別装置 31 濾過体 33 第1の電磁弁 34 第3のポンプ 36 流量センサ 38 第2の電磁弁 39 第4のポンプ 40 コントローラ 50 バネ式選別装置 52 選別装置本体 53 蔓巻きバネ 54 一方の回動操作部材 55 他方の回動操作部材 60 排出管 70 バネ式選別装置 73 濾過体本体 74 蔓巻きバネ 79 第1の電磁弁 80 ポンプ 81 流量センサ 82 油圧シリンダ 86 コントローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水と目詰め材とを含んだ加泥材を掘削機
    の先端より切羽に注入しながら地中を掘削し、掘削され
    加泥材を含んだ泥土を掘削機内に取り込んだ後に地上に
    搬出しながら推進する泥濃式シールド工法において、 上記掘削機内から地上に搬出され上記加泥材を含んだ泥
    土を、該泥土の含有物の粒径に応じて順次選別する複数
    の選別装置を備え、これら複数の選別装置には、円筒状
    に成形され水分を含んだ泥土が一端側から投入される濾
    過体と、この濾過体の内周に形成され上記一端側から投
    入された泥土内に含まれた残渣を該濾過体の他端側に移
    送する螺旋状のガイド部と、上記濾過体を回転駆動させ
    る駆動モータと、上記濾過体の上方に配設された放水装
    置と、を備えた回転式選別装置が含まれてなるととも
    に、 上記回転式選別装置を含む選別装置により濾過された泥
    水は、目詰め材が添加された後に上記掘削機の先端に送
    られることを特徴とする泥濃式シールド工法における泥
    水再利用システム。
  2. 【請求項2】 水と目詰め材とを含んだ加泥材を掘削機
    の先端より切羽に注入しながら地中を掘削し、掘削され
    加泥材を含んだ泥土を掘削機内に取り込んだ後に地上に
    搬出しながら推進する泥濃式シールド工法において、 上記掘削機内から地上に搬出され加泥材を含んだ泥土
    を、該泥土の含有物の粒径に応じて順次選別する複数の
    選別装置を備え、これら複数の選別装置には、水分を含
    んだ泥土が投入される処理槽と、この処理槽内に配設さ
    れ中空状とされてなる濾過体と、この濾過体内に流入し
    た泥水を排出する導管と、この導管内に泥水を圧送する
    ポンプと、上記導管から濾過体内に流体を圧送し該濾過
    体の周面に付着した目詰め材を除去する除去装置と、と
    を備えた固定式選別装置が含まれてなるとともに、 上記固定式選別装置を含む選別装置により濾過された泥
    水は、目詰め材が添加された後に上記掘削機の先端に送
    られることを特徴とする泥濃式シールド工法における泥
    水再利用システム。
  3. 【請求項3】 前記複数の選別装置には、請求項1記載
    の回転式選別装置と請求項2記載の固定式選別装置とを
    含むことを特徴とする泥濃式シールド工法における泥水
    再利用システム。
  4. 【請求項4】 前記選別装置には、内部に水分を含んだ
    泥土が投入される処理槽と、この処理槽内に配設され中
    空状とされてなる濾過体と、この濾過体内に流入した泥
    水を排出する導管と、上記導管から濾過体内に流体を圧
    送し該濾過体の周面に付着した目詰め材を除去する除去
    装置と、とを備えた固定式選別装置が含まれてなるとと
    もに、 この固定式選別装置を構成する濾過体は、ほぼ円筒状に
    成形された蔓巻きバネからなる濾過体本体と、この濾過
    体本体の全長を自動又は手動により調節する調節部材を
    備えてなることを特徴とする請求項1,2又は3記載の
    泥濃式シールド工法における泥水再利用システム。
  5. 【請求項5】 前記固定式選別装置は、濾過体本体によ
    り濾過されて該濾過体本体の一端から導管内に流入した
    泥水の流量を検出する流量検出装置と、上記導管の中途
    部に配設された電磁弁と、上記濾過体本体の他端から該
    濾過体本体内に流体を圧送する圧送装置と、上記濾過体
    本体の全長を伸縮させる伸縮駆動装置と、を備え、 上記流量検出装置による泥水の流量が所定の流量よりも
    少ない場合には、上記電磁弁を閉塞し、上記圧送装置の
    駆動により濾過体本体の他端から流体を圧送するととも
    に、該流体の圧送直後に濾過体本体の全長をやや長尺と
    するよう伸縮駆動装置が駆動するよう構成されてなるこ
    とを特徴とする請求項4記載の泥濃式シールド工法にお
    ける泥水再利用システム。
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