JP2001097846A - 体用洗浄料及びその製造方法 - Google Patents

体用洗浄料及びその製造方法

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JP2001097846A
JP2001097846A JP27331399A JP27331399A JP2001097846A JP 2001097846 A JP2001097846 A JP 2001097846A JP 27331399 A JP27331399 A JP 27331399A JP 27331399 A JP27331399 A JP 27331399A JP 2001097846 A JP2001097846 A JP 2001097846A
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sio
hair
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邦明 ▲高▼松
Kuniaki Takamatsu
Shigeko Ohara
成子 大原
Reiko Nihei
禮子 仁瓶
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膚の新陳代謝が促進され、頭髪洗浄時のリ
ンス剤が不要である体用洗浄料。 【解決手段】 イオン化石鹸1は、各隅に丸みをもたせ
た矩形板の両面で中央が僅かに突出した形状に成形され
ている。寸法は略60mm×80mm×20mmであ
る。このイオン化された石鹸1は、天然油脂を鹸化,塩
析することにより得られた石鹸層にイオン化塩化ナトリ
ウムを加えて型に流し込み、冷却固化して製造される。
イオン化塩化ナトリウムは本願出願人提案の方法により
イオン化されている。イオン化石鹸1はマイナスイオン
を多く含むので、その使用部位にマイナスイオンが供給
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石鹸,全身洗浄
料,シャンプーなどの体用の洗浄料及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ヒトの
皮膚の表面には絶えず分泌される皮脂及び汗と、新陳代
謝により剥がれた角質とが付着している。これらは混合
されて時間と共に変質し、分解されて垢になる。この垢
が皮膚の表面に付着した状態が続くと、皮脂及び汗の分
泌が妨げられ、細菌の繁殖を促して皮膚病になることも
ある。皮膚に付着した垢は石鹸,全身洗浄料などの使用
により皮膚の表面から取り除くことができる。
【0003】また、頭皮は常に皮脂を分泌して頭髪に栄
養を与えている。しかしながら、皮脂が多過ぎると、外
部からの埃,塵などが皮脂に混ざってフケが生じたり、
皮脂が毛根を埋めた状態が続いて毛切れ,裂け毛,抜毛
などの原因になる。毛髪及び頭皮に付着した皮脂,フケ
などはシャンプ−のような頭髪用洗浄料を使用して洗い
流すことができる。
【0004】石鹸は天然油脂から得られる高級脂肪酸の
金属塩であり、全身洗浄料及びシャンプーは石油から得
られる中性洗剤のものが多い。これらはその界面活性能
により垢,皮脂,フケなどを皮膚,毛髪から剥がし、
水,湯などに混和させて洗い流す。しかしながら、頻繁
に洗浄を行なって過剰に皮脂が除去されたり、湿度が低
い冬季には、洗浄後に皮膚の保湿性が失われて肌がカサ
ついたり、また頭髪が乾燥してパサパサになることがあ
る。さらに毛髪同士の摩擦によりプラスの静電気が発生
し易くなり、髪がもつれたり切れたりする。これらを防
止するために、シャンプー後にはリンス剤を使用して毛
髪を柔軟にし、油分を補って静電気を除去しなければな
らなかった。また、石鹸は中性洗剤と比較して水及び湯
に混和されにくく、従って、石鹸で頭髪を洗浄した場合
には、石鹸を完全に洗い流すために多量の水,湯を使っ
て長時間すすがなければならず、煩わしかった。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、マイナスイオン化された塩化ナトリウム及び/
又はマイナスイオン化されたSiO2 を含むことによ
り、皮膚の新陳代謝を促進させ、洗浄後の皮膚,髪の乾
燥、髪のもつれを防止する体用洗浄料を提供することを
目的とする。
【0006】また石鹸に、イオン化された塩化ナトリウ
ム及び/又はマイナスイオン化されたSiO2 を配合す
ることにより、頭髪を洗浄した際に、すすぎが容易で、
短時間で石鹸を洗い流すことができる体用洗浄料を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る体用洗浄
料は、マイナスイオン化された塩化ナトリウムを含むこ
とを特徴とする。また、第2発明に係る体用洗浄料は、
マイナスイオン化されたSiO2 を含むことを特徴とす
る。さらに、第3発明に係る体用洗浄料は、マイナスイ
オン化された塩化ナトリウム及びマイナスイオン化され
たSiO2 を含むことを特徴とする。
【0008】第1,第2及び第3発明にあっては、含ま
れている塩化ナトリウム及び/又はSiO2 がイオン化
されている。ここでマイナスイオン化とは負電荷を与え
られたことを意味する。マイナスイオンが人体に供給さ
れたとき、人体内の細胞,筋肉及び血液が活性化され、
血圧下降作用,血糖減少作用,血管拡張作用及び利尿促
進作用などの生体作用が生じることが知られている。マ
イナスイオン化された塩化ナトリウムを配合した体用洗
浄料は全体的にマイナスイオンに帯電されており、この
体用洗浄料を使用することにより、マイナスイオンが皮
膚,頭皮又は頭髪に供給される。
【0009】その結果、皮膚細胞が活性化されて細胞分
裂が活発になり、新陳代謝が促進されて角質が剥がれ易
くなり、垢,皮脂が除去され易くなる。また、新陳代謝
の促進により洗浄後の皮膚の乾燥が防止される。さらに
毛根細胞が活性化されて髪に必要なだけの油分が分泌さ
れて毛髪の乾燥を防ぎ、毛髪が柔軟になる。
【0010】さらにまた、天然油脂を原料として製造さ
れたマイナスイオン化石鹸(以下、イオン化石鹸とい
う)を用いて洗浄した場合には、イオン化石鹸中のマイ
ナスイオンにより、脂肪酸ナトリウムと無機塩などの不
純物とで水に不溶性の塩を生成する反応が抑制され、頭
髪に付着していた皮脂,汚れなどを吸着した吸着分子が
水,湯に溶けやすくなる。その結果、通常の石鹸では多
量の水,湯を使用して行なっていたすすぎの作業が、イ
オン化石鹸では少量の水,湯で短時間に行なえる。
【0011】第4発明に係る体用洗浄料の製造方法は、
塩化ナトリウムを、マイナスイオン化された石英坩堝に
所定時間投入する第1過程と、マイナスイオン化された
粒状又は粉末状のSi又はSiOx(0<x≦2)をガ
ラス棒に封入してなる負電荷付与手段の所定数を地中に
埋設した場所で、前記第1過程にて処理された塩化ナト
リウムを所定時間焼成する第2過程とを有して生成され
たマイナスイオン化塩化ナトリウムを、界面活性能を有
する材料に混合することを特徴とする。
【0012】第4発明にあっては、第1過程で、負電荷
が与えられた石英坩堝に塩化ナトリウムを投入するの
で、負電荷が塩化ナトリウムに移行して塩化ナトリウム
が負電荷を帯びた状態になる。その後の第2過程にて、
負電荷付与手段が埋設された場所でこの塩化ナトリウム
を焼成することにより、負電荷が塩化ナトリウムに定着
し、負電荷の経時的減少が抑制される。このようにマイ
ナスイオン化された塩化ナトリウムを、界面活性能を有
する体用洗浄料の主原料に混合することにより体用洗浄
料が全体的にマイナスイオン化され、その使用時に皮膚
及び頭髪にマイナスイオンが供給される。
【0013】第5発明に係る体用洗浄料の製造方法は、
SiO2 を、マイナスイオン化された石英坩堝に所定時
間投入する第1過程と、マイナスイオン化された粒状又
は粉末状のSi又はSiOx(0<x≦2)をガラス棒
に封入してなる負電荷付与手段の所定数を地中に埋設し
た場所で、前記第1過程にて処理されたSiO2 を所定
時間焼成する第2過程とを有して生成されたマイナスイ
オン化SiO2 を、界面活性能を有する材料に混合する
ことを特徴とする。
【0014】第5発明にあっては、第1過程で、負電荷
がSiO2 に移行してSiO2 が負電荷を帯びた状態に
なる。その後の第2過程にて、負電荷がSiO2 に定着
する。このようにマイナスイオン化されたSiO2 を、
界面活性能を有する体用洗浄料の主原料に混合すること
により体用洗浄料が全体的にマイナスイオン化され、そ
の使用時に皮膚及び頭髪にマイナスイオンが供給され
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づき具体的に説明する。 実施の形態1.図1は本発明に係るイオン化石鹸の形状
を示す斜視図である。イオン化石鹸1は、各隅に丸みを
もたせた矩形板の両面中央が僅かに突出した形状に成形
されている。寸法は略60mm×80mm×20mmで
ある。イオン化石鹸を製造する際は、まず天然油脂75
%とNaOH25%とを混合加熱して石鹸膠を生成し、
この石鹸膠に通常のNaClを加えて塩析する。塩析に
より生成された2層液の石鹸層(上層)を廃液層(下
層)から分離せしめ、後述する方法で製造されたマイナ
スイオン化塩化ナトリウム(以下、イオン化塩化ナトリ
ウムという)を加えて型に流し込み、冷却固化する。イ
オン化塩化ナトリウムは、前記石鹸層100(重量%)
に対して3(重量%)の割合で配合されている。なお、
天然油脂の種類及び他の原料は通常の石鹸と同様であ
り、製造方法も通常の石鹸と同様である。
【0016】上述した如く石鹸膠に加えるイオン化塩化
ナトリウムを生成する手順を以下に説明する。図2はイ
オン化塩化ナトリウムの製造第1過程に使用するマイナ
スイオン化装置を示す斜視図である。マイナスイオン化
装置は、石英坩堝5,銅板6,コード7,7及び静電気
軽減除去装置8で構成されており、静電気軽減除去装置
8は本願出願人が特開平11−87086 号公報にて提案した
ものである。石英坩堝5はすり鉢形状を有し、その開口
側及び底部側に平行配置された銅板6,6及びコード
7,7を介して静電気軽減除去装置8に接続されてい
る。
【0017】まず、静電気軽減除去装置8を作動させて
石英坩堝5にマイナスイオンをおよそ3時間供給し、石
英坩堝5から(+)静電気を十分に除去してマイナスイ
オン化する。ここでマイナスイオン化された石英坩堝5
とは、負電荷を与えられた石英坩堝を意味する。このよ
うにマイナスイオン化された石英坩堝5内に塩化ナトリ
ウム4を1kg投入し、静電気軽減除去装置8を作動さ
せた状態で、所定時間(3〜15分間)保持する。第1
過程終了後、塩化ナトリウム4は負電荷に帯電されてい
る。
【0018】製造第2過程として、第1過程にて負電荷
に帯電した塩化ナトリウムを焼成する。図3は、本発明
に係るイオン化塩化ナトリウムを焼成する建物及び敷地
を示す側面図であり、図4はその平面図である。略10
0坪の敷地12の中央部に、建物11(底面3.6m×
9.0m)が建てられている。敷地12の四隅と中央
(建物11の中央)には、地下5mの深さにイオン棒
9,9…がその長手方向を上下方向にして埋設されてい
る。イオン棒9は本願出願人の特許第2896762号
による負電荷付与手段であり、長さ1.5m,直径8c
mのガラス管91に粒状又は粉末状の珪素(Si)92
を5〜6kg封入し、密閉したものである。珪素92は
特許第2896762号にて記載されている如くマイナ
スイオン化されている。このイオン棒9からマイナスイ
オンが放出されるので、建物11及びその近傍における
マイナスイオン濃度は高くなっている。
【0019】上記の如く第1製造過程において石英坩堝
5内で負電荷に帯電した塩化ナトリウムを、石英坩堝5
から陶器製の坩堝3に移し、これを建物11内に配設し
た電気炉2に入れ、500〜700℃で30分〜2時間
焼成する。陶器製の坩堝3は上述した石英坩堝5と同様
に予めマイナスイオン化されている。なお、温度及び焼
成時間は塩化ナトリウムの量及び坩堝3の寸法等により
適宜選択される。また、イオン棒9のガラス管91の長
さ及び直径、並びに珪素92の封入量は建物11及び敷
地12の寸法により適宜選択され、イオン棒9の埋設位
置,深さ及びその個数についても建物11及び敷地12
の寸法及び形状を考慮して適宜選択される。さらに、本
実施の形態においては地下埋設されたイオン棒9内に珪
素92を封入しているが、SiOxを封入しても良い。
但し、1.00<x≦2.0であることが好ましい。
【0020】このように製造第2過程ではイオン棒9に
よるマイナスイオン雰囲気にてイオン化塩化ナトリウム
が焼成されるので、製造第1過程にて塩化ナトリウムに
付与された負電荷が第2製造過程では定着する。これに
より、イオン化塩化ナトリウムからのマイナスイオンの
経時的な減少を抑制する。
【0021】以上の如きイオン化石鹸を入浴時に使用し
た結果、肌がスベスベしてカサツキがなかった。これは
マイナスイオンの供給により皮膚の新陳代謝が促進され
て垢が十分に除去され、必要量の皮脂が分泌されたため
であると言える。また、このイオン化石鹸を頭髪洗浄に
使用した。従来の石鹸を頭髪洗浄に用いた場合は毛髪が
乾燥し、もつれたり切れ易くなったりするが、本実施の
形態のイオン化石鹸を使用した場合は、毛髪は柔軟にな
り、切れ毛,もつれがなくなった。これは、イオン化石
鹸からのマイナスイオンの供給により頭髪洗浄後のプラ
スの静電気の帯電が防止しされたためであると言える。
【0022】また、従来の石鹸を使用した場合はそのす
すぎに多量の湯が必要であったが、本実施の形態のイオ
ン化石鹸を使用した際には、少量の湯で短時間にすすぎ
が完全に行なえた。これはイオン化石鹸中のマイナスイ
オンにより、脂肪酸ナトリウムと無機塩などの不純物と
で水に不溶性の塩を生成する反応が抑制され、頭髪に付
着していた皮脂,汚れなどを吸着した吸着分子が水,湯
に溶けやすくなるためと考えられる。
【0023】なお、上述した体用洗浄料は、イオン化塩
化ナトリウムの配合率が3(重量%/石鹸層)である場
合を説明しているが、これに限るものではなく、1重量
%〜18重量%の範囲であれば良い。マイナスイオン化
された塩化ナトリウムの配合率が1重量%より少ない場
合はその効果が小さく、18重量%を超えると石鹸の成
形が困難になる。
【0024】また、イオン化石鹸の形状,寸法はこれに
限らず、所望の形状に成形してあっても良く、成形方法
は型で冷却固化する他、真空押出機で押出成形を行って
も良い。さらに、上述した原料の他に香料,色素などの
添加物を配合してあっても良い。
【0025】実施の形態2.次に、マイナスイオン化S
iO2 (以下、イオン化SiO2 という)を含む体用洗
浄料について説明する。天然のケイ砂(主にSiO2
を、実施の形態1にて述べたイオン化塩化ナトリウムと
同様の手順でマイナスイオン化し、イオン化されたSi
2 を用いてイオン化石鹸を製造した。なおSiO2
イオン化条件は、製造第1過程での石英坩堝5内の保持
時間は5〜10分間であり、製造第2過程での電気炉2
による焼成温度は800〜1000℃,焼成時間は50
分〜2時間焼成である。
【0026】まず天然油脂75%とNaOH25%とを
混合加熱して石鹸膠を生成し、この石鹸膠に通常のNa
Clを加えて塩析する。塩析により生成された2層液の
石鹸層(上層)を廃液層(下層)から分離せしめ、この
石鹸層にイオン化SiO2 を加えて型に流し込み、冷却
固化する。このイオン化石鹸の形状及び寸法は実施の形
態1と同様である。イオン化SiO2 は、前記石鹸層1
00(重量%)に対して5(重量%)の割合で配合され
ている。なお、天然油脂の種類及び他の原料は通常の石
鹸と同様であり、製造方法も通常の石鹸と同様で良い。
【0027】以上の如く製造された実施の形態2のイオ
ン化石鹸を使用した結果、実施の形態1と同様の効果が
得られた。即ち、イオン化SiO2 のマイナスイオンに
より皮膚の新陳代謝が促進されて垢が十分に除去され、
カサツキも生じない。また、頭髪洗浄後のプラスの静電
気の帯電を防止する帯電防止効果が得られた。
【0028】なお、上述したイオン化石鹸は、イオン化
SiO2 の配合率が5(重量%/石鹸層)である場合を
説明しているが、これに限るものではなく、3重量%〜
30重量%の範囲であれば良い。イオン化SiO2 の配
合率が3重量%より少ない場合はその効果が小さく、3
0重量%を超えると石鹸の成形が困難になる。
【0029】実施の形態3.イオン化塩化ナトリウム及
びイオン化SiO2 を含むイオン化石鹸について以下に
説明する。まず、実施の形態1に説明した手順で製造さ
れたイオン化塩化ナトリウムを実施の形態1で述べた石
鹸膠に加え、塩析により2層液が生成される。2層液の
上層の石鹸層に、実施の形態2に説明した手順で製造さ
れたイオン化SiO2 を加えて型に流し込み、冷却固化
する。イオン化塩化ナトリウムは1(重量%/石鹸
膠)、イオン化SiO2 は20(重量%/石鹸層)の割
合で配合されている。
【0030】以上の如く製造された実施の形態3の体用
洗浄料を使用した結果、実施の形態1と同様の効果が得
られた。即ち、イオン化塩化ナトリウム及びイオン化S
iO 2 のマイナスイオンにより皮膚の新陳代謝が促進さ
れて垢が十分に除去され、カサツキも生じない。また、
頭髪洗浄後のプラスの静電気の帯電を防止する帯電防止
効果が得られた。
【0031】なお、イオン化塩化ナトリウムの配合率は
0.3 〜30(重量%/石鹸膠)であれば良く、イオン化S
iO2 の配合率は0.3 〜30(重量%/石鹸膠)であれば
良い。イオン化塩化ナトリウム及びイオン化SiO2
配合率が夫々、0.3 重量%,0.3 重量%より少ない場合
はその効果が小さく、30重量%,30重量%を超えると石
鹸の成形が困難になる。
【0032】上述した如き実施の形態1〜実施の形態3
のイオン化石鹸のイオン化の程度を調べた。図5はその
結果を示したグラフである。ファラデーゲージと静電気
測定器SV-77Aとの併用により各イオン化石鹸の電荷量を
測定した。横軸は電荷量(V)を示し、(a) は実施の形
態1,(b) は実施の形態2,(c) は実施の形態3の結果
を夫々示している。また、市販されている従来の固形石
鹸(d) ,(e) ,(f) についても電荷量を同様に測定し、
図6に示した。図5及び図6から明らかなように、従来
の固形石鹸では電荷量が(+)であるのに対して、本実
施の形態1,2,3のイオン化石鹸はいずれも−50V
〜−100Vの電荷量を示している。これは、イオン化
石鹸が常に負電荷を帯びた状態であることを示してい
る。また、イオン化塩化ナトリウム及びイオン化SiO
2 の両方を配合したイオン化石鹸は、最もマイナスイオ
ン化の程度が高いといえる。
【0033】上述した実施の形態1及び実施の形態2で
は、天然油脂を用いた固形のイオン化石鹸を例に挙げて
説明しているが、これに限るものではなく、液状に製造
した場合でも同様の効果を得る。また天然油脂に限ら
ず、合成洗浄料の原料を用いて、実施の形態1〜3と同
様のイオン化全身洗浄料又はイオン化シャンプ−を製造
した場合でも同様の効果を得ることができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明のイオン化塩化ナ
トリウム及びイオン化SiO2 はマイナスイオン化され
ているので、これを含んで製造された体用洗浄料を使用
することにより、使用した箇所、即ち皮膚,頭髪などに
マイナスイオンが供給され、皮膚細胞,毛根細胞が活性
化されて新陳代謝が促進される。その結果、垢が十分に
除去され、カサツキも生じない。また洗浄後のプラスの
静電気の帯電を防止できる。さらに、イオン化石鹸を使
用して頭髪を洗浄した場合に、石鹸のすすぎが容易であ
る等、本発明は今までにない優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のイオン化石鹸の形状を示す斜視
図である。
【図2】本発明に係るイオン化塩化ナトリウムの製造第
1過程に使用するマイナスイオン化装置を示す斜視図で
ある。
【図3】本発明に係るイオン化塩化ナトリウムを焼成す
る建物及び敷地を示す側面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】実施の形態1〜3のイオン化石鹸のイオン化程
度を示すグラフである。
【図6】市販の固形石鹸のイオン化程度を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
1 イオン化石鹸 2 電気炉 3 陶器製の坩堝 4 塩化ナトリウム 5 石英坩堝 8 静電気軽減除去装置 9 地下埋設されたイオン棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼松 邦明 山形県上山市高松55 (72)発明者 大原 成子 奈良県奈良市あやめ池南7丁目538の18 (72)発明者 仁瓶 禮子 横浜市港北区日吉本町5丁目71番18号 Fターム(参考) 4C083 AA122 AB032 AB171 AB172 AB331 AB332 CC23 DD21 EE06 EE10 EE12 4H003 AB03 BA12 DA02 EA19 EA25 FA21 FA23 FA33

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイナスイオン化された塩化ナトリウム
    を含むことを特徴とする体用洗浄料。
  2. 【請求項2】 マイナスイオン化されたSiO2 を含む
    ことを特徴とする体用洗浄料。
  3. 【請求項3】 マイナスイオン化された塩化ナトリウム
    及びマイナスイオン化されたSiO2 を含むことを特徴
    とする体用洗浄料。
  4. 【請求項4】 塩化ナトリウムを、マイナスイオン化さ
    れた石英坩堝に所定時間投入する第1過程と、マイナス
    イオン化された粒状又は粉末状のSi又はSiOx(0
    <x≦2)をガラス棒に封入してなる負電荷付与手段の
    所定数を地中に埋設した場所で、前記第1過程にて処理
    された塩化ナトリウムを所定時間焼成する第2過程とを
    有して生成されたマイナスイオン化塩化ナトリウムを、
    界面活性能を有する材料に混合することを特徴とする体
    用洗浄料の製造方法。
  5. 【請求項5】 SiO2 を、マイナスイオン化された石
    英坩堝に所定時間投入する第1過程と、マイナスイオン
    化された粒状又は粉末状のSi又はSiOx(0<x≦
    2)をガラス棒に封入してなる負電荷付与手段の所定数
    を地中に埋設した場所で、前記第1過程にて処理された
    SiO2 を所定時間焼成する第2過程とを有して生成さ
    れたマイナスイオン化SiO2 を、界面活性能を有する
    材料に混合することを特徴とする体用洗浄料の製造方
    法。
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