JP2001097539A - 粉末成形体供給装置 - Google Patents

粉末成形体供給装置

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JP2001097539A JP27352699A JP27352699A JP2001097539A JP 2001097539 A JP2001097539 A JP 2001097539A JP 27352699 A JP27352699 A JP 27352699A JP 27352699 A JP27352699 A JP 27352699A JP 2001097539 A JP2001097539 A JP 2001097539A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】衝撃により割れや欠けを生じる恐れがある脆い
フェライト粉末成形体を補給する手段として、落下や転
がり加速や段差が影響したり、ボールを交換する際に無
駄な作業が発生する問題をなくし、フェライト粉末成形
体に適した供給装置を提供することを目的とする。 【解決手段】捩り振動パーツフィーダのボール150は
フェライト粉末成形体を底壁151から搬送路156で
シュート300に移送する、補給は底壁151を延長す
る接続面162と内周壁154の接線方向に延長する側
壁163等でなる接続路165から行われる、直線振動
パーツフィーダの補給ベース250は排出路270から
接続路165に補給するが、段差は1〜2mm程度であ
りフェライト粉末成形体が被る衝撃は大幅に低下する。
またボール交換の際に他を取り外す作業は不要である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動により螺旋状
搬送路に沿ってワークを移動させ加工装置等に供給す
る、振動パーツフィーダを用いたワークの供給装置に係
り、とくに衝撃により割れや欠けを生じる恐れがある脆
いフェライト粉末成形体に適した供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】振動パーツフィーダの円形椀型ボール内
に収容されたフェライト粉末成形体が加工装置等に供給
されて、ボール内のフェライト粉末成形体が所定の数量
より減少すると補給する必要があるが、従来は、予め補
給するためのフェライト粉末成形体を収容する別の容器
から補給する手段として、(1)ボール直上から該ボー
ル底壁へフェライト粉末成形体を落下させて補給する、
(2)別の容器からボール底壁へ向け傾斜路を設けフェ
ライト粉末成形体を転がり落として補給する、(3)振
動パーツフィーダにおいて基台からボール中心を貫通す
る支柱と、該支柱で支持されボール中心の直上に位置す
る逆円錐形の補助ホッパを設け、別の容器から補助ホッ
パにフェライト粉末成形体を移して収容しておいて、補
助ホッパ底面側供給口よりボール内へフェライト粉末成
形体を補給する、構成が知られている。
【0003】しかし、上記に示す各構成はフェライト粉
末成形体を補給する手段として、次に示すように満足で
きる手段ではない、(1)の構成は、ボール内に所定の
数量が存在できる空間を要し、例えばボール直上から底
壁まで落下させて補給する距離が45〜100mmは必
要であり、一般的な金属部品等の補給には差し支えなく
ても、フェライト粉末成形体においては落下により底壁
に衝突する衝撃が大きい、この衝撃によりフェライト粉
末成形体には欠けや割れを生じる、(2)の構成は、前
記した落下させて補給する構成より段差は低いが、傾斜
路はフェライト粉末成形体に働く重力を利用し転がり加
速を促すため、底壁に落下したフェライト粉末成形体は
そのまま底壁に沿って転がり続け内周壁に衝突する、ま
た、傾斜路の幅や傾きはボール底壁の広さやボール上方
開口部の高さ位置に制約され、底壁が狭くあるいは底壁
からボール上方開口部の高さ位置が高いと、傾斜路は幅
を狭くあるいは傾きが大きくなり、フェライト粉末成形
体の補給量を制約しあるいは衝撃緩和の障害になる、さ
らに、傾斜路終端の段差についても、傾斜路終端を底壁
近くまで下げると内周壁の内周面に沿い周回するフェラ
イト粉末成形体の移動を阻害する、フェライト粉末成形
体相互の咬み混みを避けようとすると、望ましくはフェ
ライト粉末成形体の最大長さに2倍を越える傾斜路終端
の段差が必要であり、例えば最大長さ7mm程度のフェ
ライト粉末成形体では少なくとも14mm程度の段差を
必要とする、(3)の構成は、補助ホッパ底面側供給口
がボール底壁に開口しており段差は全くない、しかし、
補助ホッパに収容したフェライト粉末成形体を重力によ
り自然流出させるため補給量の調節が難しく、補助ホッ
パは下方に向かって逆円錐形に狭くなるため、特に複雑
な形状のフェライト粉末成形体は内部で絡み合いブリッ
ジ現象を起こし易い、また、補助ホッパはボール中心を
貫通する支柱に支持されており、フェライト粉末成形体
の変更で形状やサイズが異なるとボールを交換するが、
同時に補助ホッパを取り外し再装着する無駄な作業が発
生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題に
鑑みてなされ、衝撃により割れや欠けを生じる恐れがあ
る脆いフェライト粉末成形体を補給する手段として、落
下により底壁に衝突させたり、傾斜路において働く重力
で転がり加速を促したり、傾斜路終端の段差が必要であ
ったり、補助ホッパからの補給量の調節が難しかった
り、ボールを交換する際に補助ホッパを取り外し再装着
する無駄な作業が発生したりする問題をなくし、フェラ
イト粉末成形体に適した供給装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載の発明は、底壁と、前記底壁
に下端が固着する内周壁と、前記内周壁上部外側に固着
する出口ブロックと、前記内周壁の内側に螺旋状に固着
し底壁に接する始点から前記出口ブロックに接続する終
端までの搬送路と、前記内周壁に開口する開口部と、前
記開口部を介して前記底壁と連続面を形成する接続面及
び前記内周壁の接線方向に延長する側壁を備える接続路
とを含み、捩り振動パーツフィーダ用ボールを構成する
とともに、前記捩り振動パーツフィーダ用ボールは前記
接続路から前記開口部を通過し前記底壁に粉末成形体が
補給されることを特徴とする粉末成形体供給装置として
いる。
【0006】請求項2に記載の発明は、前記接続面は前
記底壁より僅かに高く連続面を形成し、前記底壁に補給
される粉末成形体の逆流を防止する請求項1記載の粉末
成形体供給装置としている。
【0007】請求項3に記載の発明は、基板上に固着す
る底板と、前記底板の上に置かれる載板と、前記底板の
対向する2辺に側壁部を備えるとともに、対向する他2
辺に側板を備えて容器を構成し、前記底板は2辺の前記
側壁部間がほぼ水平になるとともに、他2辺の前記側板
間は1辺をやや低く傾けて直線振動パーツフィーダに前
記基板を介して載置されるとともに、前記底板は低く傾
けられた側に突出部を備え、前記突出部は辺に沿う如く
前記側板を備えるとともに、前記突出部に先端が出口と
なる排出路を備える補給ベースを成し、粉末成形体を前
記載板に載置して前記補給ベースに収容し前記直線振動
パーツフィーダを作動させると、前記排出路から前記接
続路に粉末成形体を補給することを特徴とする請求項1
または2記載の粉末成形体供給装置としている。
【0008】請求項4に記載の発明は、前記粉末成形体
が、フェライト粉末成形体である請求項1または2また
は3記載の粉末成形体供給装置としている。
【0009】請求項5に記載の発明は、前記排出路と前
記接続路の粉末成形体移送面をほぼ同一面に連続し、前
記排出路の先端が前記接続路の先端と所定の空隙を介し
て接続する請求項3記載の粉末成形体供給装置としてい
る。
【0010】請求項6に記載の発明は、前記排出路が上
側に前記接続路とオーバーラップし、前記排出路と前記
接続路は所定の空隙を介して接続する請求項3記載の粉
末成形体供給装置としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る粉末成形体供
給装置の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0012】図1と図2は本発明による粉末成形体供給
装置を示す、図1は粉末成形体供給装置を上から見て示
す平面図であり、図2は粉末成形体供給装置を側面から
一部分を断面にして示す側面図である。これらの図にお
いて、100は捩り振動パーツフィーダであり、200
は直線振動パーツフィーダである、捩り振動パーツフィ
ーダ100は本発明に係るボール150の構成を除くと
周知であり、直線振動パーツフィーダ200は本発明に
係る補給ベース250の構成を除くと周知である。
【0013】捩り振動パーツフィーダ100について説
明すると、板ばね取付ブロック102は下方のベースブ
ロック101で等角度間隔に配設された板ばね103に
結合されている、図1ではボール150などに隠れてい
るがベースブロック101は90度間隔で形成された切
欠部104を備え、該切欠部104に形成された斜面部
105のねじ孔にボルト106を螺着締め付けることに
より板ばね103の下端部が固定され、板ばね取付ブロ
ック102は90度間隔で形成された切欠部107を備
え、該切欠部107に形成された斜面部108のねじ孔
にボルト109を螺着締め付けることにより板ばね10
3の上端部に固定される。ベースブロック101には、
電磁石110が固定されており、これは上方の板ばね取
付ブロック102に一体的に固定された可動コア111
と空隙Gをおいて対向している。捩り振動パーツフィー
ダ100の全体は、円筒ゴム112により床10上に載
置し支持されている、取付板113は板面に直交して溶
接され上部がねじ部の取付軸を有し、該取付軸は円筒ゴ
ム112とベースブロック101に設けた取付孔を貫通
しねじ部にナットが螺着する、取付板113はボルト1
14が床10上のねじ孔に螺着し固定する、取付板11
3とボルト114で捩り振動パーツフィーダ100の固
定位置を調節する。電磁石110に巻装された電磁コイ
ル115に交流を通電すると、周知の如く可動コア11
1と電磁石110の間に交番磁気吸引力が発生し、可動
コア111から上側は空隙Gの範囲で振動し、これによ
りボール150は捩り振動を行い、ボール150の内周
壁部に形成された螺旋状搬送路に沿ってワークが移送さ
れていく。
【0014】直線振動パーツフィーダ200について説
明すると、補給ベース250の底面が載置し固定される
板ばね取付ブロック209と、この下方に配置されたベ
ースブロック210とは前後一対の板ばね211、21
2により結合されている、板ばね取付ブロック209に
ボルト207を螺着締め付けることにより板ばね21
1、212の上端部に固定され、この下方に配置された
ベースブロック210にボルト208を螺着締め付ける
ことにより板ばね211、212の下端に固定される。
また電磁コイル214を巻装した電磁石215がベース
ブロック210に固定され、板ばね取付ブロック209
から垂下して可動コア213が空隙Sをおいて対向する
ように取り付けられている。直線振動パーツフィーダ2
00の全体は、円筒ゴム216により台板219上に載
置し支持されている、取付板217は板面に直交して溶
接され上部がねじ部の取付軸を有し、該取付軸は円筒ゴ
ム216とベースブロック210に設けた取付孔を貫通
しねじ部にナットが螺着する、取付板217はボルト2
18が台板219上のねじ孔に螺着し固定する、台板2
19は下方に直交して溶接された複数のボルト220を
備え、該ボルト220は台座222の上板に設けた孔に
貫通し上下にナット221を螺着し固定する、台座22
2の下板はボルト223が床10上のねじ孔に螺着し固
定する、取付板217とボルト218で直線振動パーツ
フィーダ200の横方向固定位置を調節し、ボルト22
0とナット221で直線振動パーツフィーダ200の高
さ方向固定位置を調節する。電磁石215に巻装された
電磁コイル214に交流を通電すると、周知の如く可動
コア213と電磁石215の間に交番磁気吸引力が発生
し、可動コア213から上側は空隙Sの範囲で振動し、
これにより補給ベース250はほぼ横方向に振動を行
い、補給ベース250の上面に設けられた搬送路の沿っ
てワークが移送されていく。
【0015】図5と図6はフェライト粉末成形体の一例
を示す、図5は扁平コア20のフェライト粉末成形体で
外径が12mmと厚みが2.2mmである、外径の小さ
い部分21が厚み方向に突出し2段形状であり中心の凹
部22は貫通していない、外周23の厚みは1.9mm
であるが幅0.4mmの溝を外周23から中心に向け追
加工して削る、図6は小型コア30の粉末成形体で円筒
の外径が3.4mmと長さが2.9mmである、円筒の
両端面31、32から円弧状凹部33、34(図示せ
ず)を有するが両端面間は貫通していない、所定幅の溝
を円筒の外周35から中心に向け追加工して削る、これ
ら溝の追加工は一般にセンターレス研削装置で行うが、
センターレス研削装置にフェライト粉末成形体を供給す
るのが本発明に係る粉末成形体供給装置である。
【0016】図1と図2に示すボール150と補給ベー
ス250は、フェライト粉末成形体を研削やその他の処
理のために整列し供給する機構である。ボール150は
底壁151の裏面に環状部材152を備え、環状部材1
52が板ばね取付ブロック102の突出部116に嵌合
し、板ばね取付ブロック102のほぼ中心に設けたねじ
孔に対して、底壁151のほぼ中心に設けた孔を通して
ボルト153を螺着締め付けることにより固定させら
れ、板ばね取付ブロック102により支持された底壁1
51と、この底壁151の周縁に立設された内周壁15
4、155よりなるほぼ円筒形の容器である。さらに、
ボール150は内周壁154、155の内側に螺旋状に
固着された搬送路156を備える、搬送路156の途中
には選別部157を備え、搬送路156の終端には出口
ブロック158を備える、なお、出口ブロック158は
内周壁154の外側に固着し、搬送路156の終端は内
周壁155が螺旋状に外側に拡大しカバー159で覆
う、底壁151から搬送路156が始まる始点160付
近の該底壁151に接し、かつ内周壁154に開口部1
61を備える、開口部161はほぼ矩形をなし下辺16
6は底壁151と連続面を形成する接続面162とす
る、あるいはフェライト粉末成形体が開口部161から
逆流しないよう、接続面162を底壁151より1〜2
mm高く段差を設けてもよい、開口部161の上辺はほ
ぼ一周した搬送路156の底部を上限として開口する、
開口部161の幅は、底壁151と搬送路156の底部
までフェライト粉末成形体が少なくとも通過可能な高さ
を確保できる範囲まで開口できるが、制約するのは接続
路165の向きとボール150の捩り振動接線方向が狭
い方で角度90度以内に交差し、かつボール150の内
周壁154全周の1/4程度の範囲になる。
【0017】図2に示す如く、内周壁154の外周には
開口部161の下辺166と連続面を形成する接続面1
62を備える接続路165があり、接続路165は開口
部161に向かってボール150の捩り振動でフェライ
ト粉末成形体が移送されるよう傾斜が設けられる、ま
た、図1に示す如く、接続面162の両側に側壁16
3、164を備えるが、側壁163は内周壁154の接
線方向に延長させるのがフェライト粉末成形体の移送に
抵抗が少なく適している、さらに、底壁151は円形を
しておりほぼ中心でボルト153が板ばね取付ブロック
102に固定する、図2に示す如く、底壁151はボル
ト153を通す孔の位置で高く周縁が低く同心円状に傾
斜しており、フェライト粉末成形体を底壁151の周縁
に導く作用が得られる。
【0018】図1に示す如く、搬送路156はフェライ
ト粉末成形体を底壁151よりボール150の出口であ
る出口ブロック158に導く働きをし、フェライト粉末
成形体に対して1.1〜4倍程度の幅を有する、搬送路
156は内周壁154、155の内側に沿って螺旋状に
底壁151より出口ブロック158に連続している、底
壁151からのフェライト粉末成形体の速やかな上昇を
促すために、搬送路156の始点160は底壁151と
連続面を形成している。また、図2に示す如く、本例の
搬送路156は内周壁154、155に接する側が低く
僅かに傾斜しており、搬送路156からフェライト粉末
成形体が不用意に落下するのを防ぎながら上昇し移送さ
れるように構成している。
【0019】搬送路156の途中には選別部157を備
える、選別部157は下方に所定の通過間隙を設けた突
出片167や切り欠き168で構成され、搬送路156
に載って移送されてくるフェライト粉末成形体に対し
て、所定の姿勢のフェライト粉末成形体を選択的に通過
させる、また、この選別部157は必要量を超えるフェ
ライト粉末成形体をボール150内に環流させる働きを
兼ねることもできる、張り出し面169と側壁170、
171は選別部157からのフェライト粉末成形体を環
流させる、フェライト粉末成形体のさまざまな形状に対
応して、選別部157は突出片167や切り欠き168
の組み合わせを適宜に変更する。
【0020】出口ブロック158は内周壁154の外側
に固着されており、搬送路156の終端が接続している
が、搬送路156は終端に近づくと内周壁154から内
周壁155の内側に徐々に変わり、やがて搬送路156
の終端は内周壁155に沿って螺旋状に外側に拡大し、
内周壁154を乗り越えて外側にある出口ブロック15
8に接続する。出口ブロック158は搬送路156と接
続する反対側において、空隙Tを介して例えばセンター
レス研削装置のシュート300に接続する。
【0021】図1と図2に示す如く、補給ベース250
は基板251をベースにして構成されており、基板25
1は直線振動パーツフィーダ200の板ばね取付ブロッ
ク209の上面に固定され、基板251を介して補給ベ
ース250全体が直線振動パーツフィーダの板ばね取付
ブロックに載置されている、基板251上に固着する底
板252は側壁部253、254と側板255、256
とで容器を構成する。また、底板252の一部分が延長
する突出部252Aと、側板257、258及び側板2
59と、底板260と、側板261、262とで排出路
270を構成する。さらに、側壁部253に設けた凹部
に支持部材264を固定し、該支持部材264は偏心カ
ム266を回転自在に軸支し、偏心カム266にはハン
ドル268を固着する、側壁部254に設けた凹部に支
持部材265を固定し、該支持部材265は偏心カム2
67を回転自在に軸支し、偏心カム267にはハンドル
269を固着する、底板252の上に載板271を置い
てから、ハンドル268、267で偏心カム266、2
67を回転し偏心させると載板271が狭持され保持さ
れる仕組みである。
【0022】底板252の上に載板271は置かれる、
図1において補給ベース250は上側が高く下側が低く
傾けている、底板252と載板271も上側が高く下側
が低く傾いている。例えば、載板271はガラス板が用
いられるが、プレス成形装置から取り出されるフェライ
ト粉末成形体が一定の姿勢で重ねることなく一面に配列
し載置される、フェライト粉末成形体を載置した載板2
71が底板252の上に置かれ、ハンドル268、26
7で偏心カム266、269を回転し偏心させると載板
271が狭持され保持される、直線振動パーツフィーダ
200に通電し振動させると、フェライト粉末成形体は
載板271の低い方向に移動し、さらに直線振動パーツ
フィーダ200は図1や図2で左から右にフェライト粉
末成形体を移動する、こうしてフェライト粉末成形体は
排出路270に向かって移動する構成である。
【0023】捩り振動パーツフィーダ100と直線振動
パーツフィーダ200は床10に固定され位置が定ま
る、床10を単体にして捩り振動パーツフィーダ100
と直線振動パーツフィーダ200を固定すると、粉末成
形体供給装置は単体の供給装置として扱うことが可能に
なり、床10を例えばセンターレス研削装置などの本体
と共通にすると、粉末成形体供給装置は本体に付属の供
給装置とすることができる。図1と図2は接続路165
の先端165Aと排出路270の先端270Aが空隙U
を介して接続する場合を示す、図3は接続路165の先
端165Aと排出路270の先端270Aが空隙Uを介
して接続する部分を示す、図1に示す如く、先端165
Aはボール150の内周壁154と中心を同じくする同
心円の一部とし、空隙Uを隔てて先端270Aもボール
150の内周壁154と中心を同じくする同心円の一部
とすると、ボール150はほぼ内周壁154の中心に対
して捩り振動するので空隙Uが保ち易い、空隙Uは捩り
振動パーツフィーダ100と直線振動パーツフィーダ2
00に所定の振動をさせても接触することなく、かつ排
出路270から接続路165にフェライト粉末成形体が
スムーズに移送されるよう開きすぎないことである、例
えばフェライト粉末成形体として扁平コア20を移送す
る場合は空隙Uを1mm程度にする。図4は接続路16
5の先端165Aに空隙Uを介して排出路270の先端
270Aがオーバーラップする部分を示す、空隙Uは上
下に生じフェライト粉末成形体が小型コア30のように
小さくても挟まれないが段差になるため、捩り振動パー
ツフィーダ100と直線振動パーツフィーダ200に所
定の振動をさせても接触しない範囲で、空隙Uはなるべ
く小さくするのがよい。
【0024】以上の構成について動作を説明する。始め
に、フェライト粉末成形体が載置された載板271を補
給ベース250の所定位置に置き、ハンドル268、2
69で偏心カム266、267を回転し偏心させると載
板271が保持される。また、ボール150内には予め
所定数量のフェライト粉末成形体を収容しておくか、直
線振動パーツフィーダ200を作動させて補給ベース2
50から所定数量のフェライト粉末成形体を補給する、
しかし、継続している状態では所定数量のフェライト粉
末成形体はすでに収容されていることになる、電磁石1
10に巻装された電磁コイル115に交流を通電する
と、周知の如く可動コア111と電磁石110の間に交
番磁気吸引力が発生し、可動コア111から上側は空隙
Gの範囲で振動し、これによりボール150は捩り振動
を行い、ボール150の内周壁154、155に固着さ
れた搬送路156に沿ってフェライト粉末成形体を移送
する、まず、ボール150内にランダムな姿勢で収容さ
れたフェライト粉末成形体は、内周壁154に固着され
底壁151と連続する面を形成する搬送路156の始点
160に達し、続いて、フェライト粉末成形体は捩り振
動の作用で搬送路156に載って上昇し、途中の選別部
157によって、姿勢が所定の向きでないとか通過が必
要量を超えるフェライト粉末成形体は排除され、張り出
し面169と側壁170、171が構成する受けに落下
し環流される、選別部157を通過したフェライト粉末
成形体は出口ブロック158に達し、空隙Tを通過して
例えばセンターレス研削装置のシュート300に達す
る。
【0025】搬送路156に載って上昇するフェライト
粉末成形体について、単位時間当たり通過する数量を所
定以上確保しようとすると、ボール150内に収容して
いるフェライト粉末成形体の数量を所定の範囲に保つ必
要がある、ボール150内に収容しているフェライト粉
末成形体の量を検出する手段は従来から用いられてお
り、例えば、てこ式の検出片をフェライト粉末成形体の
集合に接触させて揺動の度合いを電気信号にするとか、
反射式の光センサーでフェライト粉末成形体の集合の高
さを検出し電気信号にする手段が用いられ、ボール15
0内のフェライト粉末成形体が所定の数量より減少する
と、これら検出手段の電気信号は制御回路に作用し直線
振動パーツフィーダ200を作動させる。
【0026】直線振動パーツフィーダ200の板ばね取
付ブロック209には補給ベース250が取り付けられ
ており、電磁石215に巻装された電磁コイル214に
交流を通電すると、周知の如く可動コア213と電磁石
215の間に交番磁気吸引力が発生し、可動コア213
から上側は空隙Sの範囲で振動し、これにより補給ベー
ス250はほぼ横方向に振動を行い、載板271に載置
されたフェライト粉末成形体は側板250に沿う方向か
ら突出部252Aの方向に移動し、さらに排出路270
を接続路165に向かって移動して補給ベース250か
らボール150内に載り移る。そうして、接続面162
の傾斜に沿って開口部161と搬送路156の下を通過
し底壁151上に達する、こうして、ボール150内に
フェライト粉末成形体が補給され、所定の数量が底壁1
51上に滞留すると検出片や光センサーでなる検出手段
が制御回路に作用し、直線振動パーツフィーダ200の
作動を停止させる、この一連の動作を繰り返すことでボ
ール150内のフェライト粉末成形体はほぼ所定の数量
が保たれる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、捩り振動パーツフ
ィーダ用ボール底壁へフェライト粉末成形体を補給する
場合、本発明によれば、(1)補給経路に生ずる段差が
フェライト粉末成形体の大小に左右されず、底壁から開
口部下辺までの段差とボール側接続路と供給ベース側排
出路の段差のみとなり、どちらも1〜2mm程度の段差
であり、従来に比較してフェライト粉末成形体が被る衝
撃は大幅に低下し、フェライト粉末成形体の欠けや割れ
を防止できる。(2)ボール側接続路が該ボール外周に
設けられるため、従来の傾斜路のように幅や傾きが制約
されることがなく、捩り振動パーツフィーダが備える振
動によりフェライト粉末成形体を移送するため、ある程
度の供給量加減が可能になり最適な状態に設定し易い効
果が得られる。(3)捩り振動パーツフィーダ用ボール
に対し底壁を延長する水平方向より補給するため、フェ
ライト粉末成形体のサイズ等が異なりボールを交換する
場合、ボール上方に覆い被さる従来の補給する手段とは
異なり、補給する手段の供給ベースを取り外すことなく
無駄な作業が発生しない。(4)補給する手段はボール
に対し底壁を延長する横方向より滑らすように供給する
ため、補給ベースにおいてフェライト粉末成形体が一定
の姿勢のままで排出路を通過し、1〜2mmの段差では
そのまま一定の姿勢を保つ場合、引き続き一定の姿勢の
ままでボール底壁に導くことができ、選別部を複雑にし
なくても一定の姿勢のままでよく、ボールの構造を簡素
化でき、ボール製作に要する工数を削減し、また、同じ
フェライト粉末成形体がボール内で滞留する時間を少な
くする。(5)また、捩り振動パーツフィーダ用ボール
に対し底壁を延長する水平方向より補給するため、従来
の補助ホッパによる補給に比較してボールの高さ分(一
般に50〜100mm)程度は低くでき、かなり重いフ
ェライト粉末成形体を作業者が補助ホッパ等に補充する
際、作業高さを低減し作業を容易にする効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粉末成形体供給装置を示す平面図。
【図2】本発明の粉末成形体供給装置を示す側面図。
【図3】排出路と接続路がほぼ同一平面に接続する図。
【図4】排出路と接続路がオーバーラップに接続する
図。
【図5】扁平コアのフェライト粉末成形体を示す図。
【図6】小型コアのフェライト粉末成形体を示す図。
【符号の説明】
10 床 20 フェライト粉末成形体の扁平コア 30 フェライト粉末成形体の小型コア 100 捩り振動パーツフィーダ 101 ベースブロック 102 板ばね取付ブロック 103 板ばね 150 ボール 151 底壁 154,155 内周壁 156 搬送路 157 選別部 158 出口ブロック 162 接続面 163,164 側壁 165A 接続路の先端 200 直線振動パーツフィーダ 209 板ばね取付ブロック 210 ベースブロック 211,212 板ばね 250 補給ベース 251 基板 252 底板 252A 突出部 253,254 側壁部 255,256,257,258,259 側板 260 底板 261,262 側板 268,269 ハンドル 266,267 偏心カム 270 排出路 270A 排出路の先端 271 載板 300 シュート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底壁と、前記底壁に下端が固着する内周壁
    と、前記内周壁上部外側に固着する出口ブロックと、前
    記内周壁の内側に螺旋状に固着し底壁に接する始点から
    前記出口ブロックに接続する終端までの搬送路と、前記
    内周壁に開口する開口部と、前記開口部を介して前記底
    壁と連続面を形成する接続面及び前記内周壁の接線方向
    に延長する側壁を備える接続路とを含み、捩り振動パー
    ツフィーダ用ボールを構成するとともに、前記捩り振動
    パーツフィーダ用ボールは前記接続路から前記開口部を
    通過し前記底壁に粉末成形体が補給されることを特徴と
    する粉末成形体供給装置。
  2. 【請求項2】前記接続面は前記底壁より僅かに高く連続
    面を形成し、前記底壁に補給される粉末成形体の逆流を
    防止する請求項1記載の粉末成形体供給装置。
  3. 【請求項3】基板上に固着する底板と、前記底板の上に
    置かれる載板と、前記底板の対向する2辺に側壁部を備
    えるとともに、対向する他2辺に側板を備えて容器を構
    成し、前記底板は2辺の前記側壁部間がほぼ水平になる
    とともに、他2辺の前記側板間は1辺をやや低く傾けて
    直線振動パーツフィーダに前記基板を介して載置される
    とともに、前記底板は低く傾けられた側に突出部を備
    え、前記突出部は辺に沿う如く前記側板を備えるととも
    に、前記突出部に先端が出口となる排出路を備える補給
    ベースを成し、粉末成形体を前記載板に載置して前記補
    給ベースに収容し前記直線振動パーツフィーダを作動さ
    せると、前記排出路から前記接続路に粉末成形体を補給
    することを特徴とする請求項1または2記載の粉末成形
    体供給装置。
  4. 【請求項4】前記粉末成形体が、フェライト粉末成形体
    である請求項1または2または3記載の粉末成形体供給
    装置。
  5. 【請求項5】前記排出路と前記接続路の粉末成形体移送
    面をほぼ同一面に連続し、前記排出路の先端が前記接続
    路の先端と所定の空隙を介して接続する請求項3記載の
    粉末成形体供給装置。
  6. 【請求項6】前記排出路が上側に前記接続路とオーバー
    ラップし、前記排出路と前記接続路は所定の空隙を介し
    て接続する請求項3記載の粉末成形体供給装置。
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JP2004345861A (ja) * 2003-05-19 2004-12-09 Robert Bosch Gmbh 分類・搬送装置
CN105197560A (zh) * 2015-10-27 2015-12-30 浙江荣亿精密机械有限公司 一种精准螺母筛选机

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