JP2001097468A - 酸化防止装置付きの液体吐出容器 - Google Patents

酸化防止装置付きの液体吐出容器

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JP2001097468A
JP2001097468A JP27972299A JP27972299A JP2001097468A JP 2001097468 A JP2001097468 A JP 2001097468A JP 27972299 A JP27972299 A JP 27972299A JP 27972299 A JP27972299 A JP 27972299A JP 2001097468 A JP2001097468 A JP 2001097468A
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JP
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cylinder
container
fitted
oxygen
stem
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JP27972299A
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English (en)
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Takayuki Goto
孝之 後藤
Yoshiyuki Tsunoda
義幸 角田
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/0005Components or details
    • B05B11/0037Containers
    • B05B11/0039Containers associated with means for compensating the pressure difference between the ambient pressure and the pressure inside the container, e.g. pressure relief means
    • B05B11/0044Containers associated with means for compensating the pressure difference between the ambient pressure and the pressure inside the container, e.g. pressure relief means compensating underpressure by ingress of atmospheric air into the container, i.e. with venting means
    • B05B11/00446Containers associated with means for compensating the pressure difference between the ambient pressure and the pressure inside the container, e.g. pressure relief means compensating underpressure by ingress of atmospheric air into the container, i.e. with venting means the means being located at the bottom of the container or of an enclosure surrounding the container

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器体胴部内に摺動底蓋を上方摺動可能に嵌
合させた、ヘッド押下げ式の液体吐出容器において、使
用開始前にあっては液体収納室を完全に密封して、長期
にわたって容器を保存しても、収納液体が酸化すること
がなく、効能が低下することがないよう設けた。 【解決手段】 酸素不透過性容器体1の口頸部上面を酸
素不透過性のシート4で密閉し、かつ容器体底壁5の中
央部に穿設した吸気孔12を酸素不透過性のシート16で剥
離可能に密閉することで、液体収納室を完全に密封し、
又装着部材40の内向きフランジ42下面から、装着筒41を
下限まで螺下降させることでシート4を破断させること
が可能なカッター45を垂設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸化防止装置付き
の液体吐出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】容器体内へ垂設したシリンダ内から上方
付勢させて下端部に筒状ピストンを有する作動部材を起
立させ、該作動部材の上下動で容器体内液体をシリンダ
内へ吸上げ、かつ該シリンダ内液体を作動部材上端に設
けた押下げヘッドが有するノズルから吐出させ、又容器
体の負圧化を、容器体胴部の下部内面に嵌合させた摺動
底蓋を上方摺動させることで解消するよう形成した液体
吐出容器が広く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記容器は、各種用途
に用いられ、例えば化粧用液体を収納させることもある
が、化粧用液体の中には、空気に触れると酸化し易く、
すると効能が低下するものもあり、従来容器では、容器
体胴部へ密着させるために、摺動底蓋をガスバリアー性
が低い軟質合成樹脂で作製しているから、又精度上、摺
動底蓋を容器体胴部の内面に、外気が一切通らないよう
気密に嵌合させることは極めて困難であるから、特に、
長期にわたって容器を保存する場合には、液体収納室内
に空気が流入して収納液体が酸化することがあり、化粧
用液体等の中で酸素の影響で効能が低下するものを収納
する容器として適当とは云い難い。
【0004】本発明は、上記従来の液体吐出容器と同様
に、容器体胴部内に摺動底蓋を上方摺動可能に嵌合させ
ているに拘わらず、使用開始前にあっては液体収納室を
完全に密封して、長期にわたって容器を保存しても、収
納液体が酸化等することがなく、効能が低下することが
ないよう設けたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の手段として、有底
胴部2の上端から肩部を介して起立する口頸部の上面を
酸素不透過性のシート4で密閉し、又胴部下端の底壁5
中央部に穿設した吸気孔12内面を弁板13で閉塞させて吸
気弁11となし、更に、その吸気孔12下面を酸素不透過性
のシート16で剥離可能に密閉した液体入りの酸素不透過
性容器体1と、該容器体胴部の下部内面に、胴部内負圧
化による上方摺動が可能に嵌合させた摺動底蓋20と、該
摺動底蓋と容器体底壁5との間の胴部分内に収納させた
酸素吸収剤30と、上記容器体口頸部の上部外面に装着筒
41の下部内面を螺下降可能に螺合させ、該装着筒の上端
から内向きフランジ42を介して、底部に吸込み弁50を有
するシリンダ43を起立した装着部材40と、上記シリンダ
43内へ、上方付勢させて上下動可能にかつ抜出し不能に
嵌合させた吐出弁62付きピストン部61からステム63を起
立し、該ステムの上部を、ノズル64付き押下げヘッド66
から垂下したステム嵌合筒68と一体的に連結させた作動
部材60とからなり、上記装着部材の内向きフランジ42下
面から、装着筒41を下限まで螺下降させることで上記シ
ート4を破断させることが可能なカッター45を垂設し
た。
【0006】第2の手段として、第1の手段を有すると
共に、収納液体上方の容器体1部分内に窒素ガスを充満
させた。
【0007】第3の手段として、第1又は第2の手段を
有すると共に、装着筒41下方の口頸部分外面へ、平面C
字形状をなす弾性変形可能なストッパ80を着脱自在に嵌
合させた。
【0008】第4の手段として、有底胴部2の上端から
口頸部を起立し、又胴部下端の底壁5に穿設した吸気孔
12下面を酸素不透過性のシート16で剥離可能に密閉した
酸素不透過性容器体1と、該容器体胴部2の下部内面
に、胴部内負圧化による上方摺動が可能に嵌合させた摺
動底蓋20と、上記容器体内へ、口頸部内面へ上部を嵌着
させて底部に吸込み弁50を有するシリンダ43を垂下する
と共に、該シリンダ内へ、上方付勢させて上下動可能に
嵌合させた吐出弁62付きピストン部61からステム63を起
立し、又そのピストン部61の上方抜出しを防止する抜止
め筒65aをシリンダ43の上端部内面へ嵌着させ、更に、
上記シリンダ43ないし抜止め筒65aの上端面を酸素不透
過性のシート4で密閉させたポンプ本体71と、容器体口
頸部の外面へ、下半を嵌着させた装着筒91の中間部に内
向きフランジ92を付設し、かつ該内向きフランジの内周
縁からシリンダ43上方に位置させて案内筒93を起立し、
又装着筒91上部に雄ねじ部94を設けた支持筒部材90と、
該支持筒部材の案内筒93内面に、ノズル64付き頂板67下
面からノズル基端と連通させて垂設したステム嵌合筒68
の下部外面を上下摺動可能に嵌合させ、又頂板67外周か
ら垂設した外周壁69aの下部に設けた雌ねじ部69cを上
記雄ねじ部94に螺下降可能に螺合させたノズル64付きの
押下げヘッド66とからなり、上記摺動底蓋20と容器体底
壁5との間の胴部分内に窒素ガスを充満させ、又支持筒
部材90に対して押下げヘッド66を螺下降させることで、
ステム嵌合筒68下端が上記シート4を破断すると共に、
ステム嵌合筒68の下部がステム63の上部外面へ水密に嵌
着し、かつ上記雌ねじ部69cが雄ねじ部94下方の装着筒
部分外面の上部へ移動可能に形成した。
【0009】第5の手段として、第4の手段を有すると
共に、収納液体上方の容器体1内およびシリンダ43内の
空間部分に窒素ガスを充満させた。
【0010】第6の手段として、第4又は第5の手段を
有すると共に、装着筒91下端に外向きフランジ95を付設
し、該外向きフランジと、押下げヘッド66の外周壁69a
との間の装着筒91部分外面へ、平面C字形状をなす弾性
変形可能なストッパ80を着脱自在に嵌合させた。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明容器の第1実施形
態を示し、1は酸素不透過性容器体であり、該容器体
は、胴部2上端から肩部を介して口頸部を起立した本体
3の下面を別体の底壁5で閉塞したものであり、本体3
は、ガラスによって成形され、かつ該本体内に収納させ
た液体が太陽光の影響で変質し易いものである場合に
は、茶色、黒色等の着色ガラスで形成すればよく、この
場合、胴部2の一部を透明又は半透明として収納液体の
残量を容易に確認できるよう形成するとよい。又口頸部
の上面は、アルミ層入りの合成樹脂製積層シート4で熱
溶着等させて密閉させている。該シートは、酸素不透過
性のものであればアルミ層を有しなくとも差し支えな
い。更に、後述摺動底蓋20上方の本体3部分内には、化
粧液体等を収納させ、かつ該収納液体上方の本体部分内
に窒素ガスを充填させるとよい。
【0012】底壁5は、外周上面から起立する嵌合筒部
6を上記胴部2の下部内面に気密に嵌合させ、又胴部2
の下端外方へ突出する底壁部分へ、大内径とした嵌着筒
8の下端部を嵌着させると共に、該嵌着筒の上部内面に
周設した係合突条9の下面を、上記胴部2の下端部外面
に周設した係合突部10の上面に係合させ、更に、上記嵌
合筒部6内方の底壁部分から弁体嵌合筒7を起立してい
る。図示例では、嵌着筒8を別体としたが、胴部2の下
端外方に突出する底壁部分から直接起立してもよい。底
壁5は、ポリエチレンテレフタレート等のガスバリアー
性が高い合成樹脂材によって成形する。
【0013】上記弁体嵌合筒7の底部には吸気弁11を設
けている。該吸気弁は、上記弁体嵌合筒7の下端が囲む
底壁部分に穿設した吸気孔12と、該吸気孔の内面を閉塞
する弁板13で形成され、該弁板は、その周縁から複数突
設した平面螺状の弾性帯部14を介して、弁体嵌合筒7内
面に嵌着させた弁筒15の下部内面へ結合させている。又
上記吸気孔12下面は、底壁5の下面中央部にアルミ層入
りの合成樹脂製積層シート16を剥離可能に貼着させるこ
とで密閉している。該シートは、酸素不透過性のもので
あればアルミ層を有しなくとも差し支えない。又シート
16には、摘み部16aを付設するとよい。
【0014】20は摺動底蓋であり、該摺動底蓋は、有頂
筒状部21の外面中間に付設した外向きフランジ状壁の外
周縁に、一部縦断面形状を内方側に彎曲する弧状とした
弾性周壁22を設け、該弾性周壁の外面上下両部を容器体
胴部の下部内面に、胴部内負圧化による上方摺動可能か
つ水密に嵌合させている。
【0015】30は、上記摺動底蓋20と容器体底壁5との
間の胴部分内に収納させた酸素吸収剤であり、上記嵌合
筒部6と弁体嵌合筒7との間の底壁部分上面に載置さ
せ、摺動底蓋20と容器体底壁5との間の胴部分内の酸素
を吸収させる。
【0016】40は装着部材であり、該装着部材は、容器
体口頸部の上部外面に装着筒41の下部を螺下降可能に螺
合させ、かつ該装着筒の上端に付設した内向きフランジ
42の上面から二重筒状にシリンダ43とガイド筒部44を起
立すると共に、その内向きフランジ42の下面から、下面
を鋸歯状とした筒状のカッター45を垂設し、図1が示す
状態から上記装着筒41を下限まで螺下降させることで、
そのカッター45によって上記シート4を破断させること
が可能に形成している。又そのカッター45は、外径を容
器体口頸部の内径と同径として、装着筒41を下限まで螺
下降させることで、容器体口頸部の上部内面に水密に嵌
合可能に形成している。
【0017】上記シリンダ43の底部には吸込み弁50が設
けてあり、該吸込み弁は、上記内向きフランジ42のフラ
ンジ孔を弁孔とし、かつ該弁孔の内面を弁板51で閉塞し
たものであり、該弁板は、その周縁から複数突設した平
面螺状の弾性帯部52を介して、シリンダ43の下部内面に
嵌着させた弁筒53の下部内面へ結合させている。吸込み
弁50は、玉弁等、他の公知の弁体で形成してもよい。
【0018】60は作動部材であり、該作動部材は、上記
シリンダ43内へ、上方付勢させて上下動可能にかつ抜出
し不能に嵌合させた、吐出弁62付きピストン部61から有
底のステム63を起立し、該ステムの上部をノズル64付き
の押下げヘッド66から垂下したステム嵌合筒68と一体的
に連結している。図示例においてピストン部61は、有底
のステム63下部と、該ステムの下部外面へ嵌合させた、
内外二重筒状で、それ等内外両筒の上下方向中間部をフ
ランジ状板で連結して設けた筒状ピストン61aとで形成
し、又吐出弁62は、ステム63下端部に穿設した吐出弁孔
63aと、上記筒状ピストン61aとで形成しており、その
筒状ピストン61aは、ステム63底板外周の外向きフラン
ジ63bと、ステム嵌合筒68下端面との間を上下動して、
上昇により吐出弁孔63aを開孔し、下降により閉塞す
る。
【0019】上記ピストン部61の上方抜出しを防止する
ため、シリンダ43の上端部内面へは抜止め筒65aを嵌合
させている。図示例では、該抜止め筒の上端から外向き
フランジを介して垂設した垂下筒65bをシリンダ43の外
面へ嵌合させ、かつその垂下筒65bの下端に付設した外
向きフランジ65cを装着部材40の内向きフランジ42上面
へ載置させている。
【0020】押下げヘッド66は、図示例のように、頂板
67外周から外周壁69aを垂下させて、その下部を既述ガ
イド筒部44の上部外面へ下降可能に嵌合させると共に、
その外周壁69aとステム嵌合筒68との間の頂板部分から
中周壁69bを垂下させて既述垂下筒65bの外面へ下降可
能に嵌合させるとよい。又それ等外周壁69aと中周壁69
bとの間の頂板部分下面と既述外向きフランジ65c上面
との間には、押下げヘッド66を介して既述ピストン部61
を上方付勢するコイルスプリング70を装着させている。
【0021】既述装着筒41下方の口頸部分外面には、平
面C字形状をなす弾性変形可能なストッパ80を着脱自在
に嵌合させている。該ストッパは、その内径を容器体口
頸部の外径と略同一に、かつ両端開口巾を口頸部の外径
より小として、その両端部を口頸部外面へ押し付けるこ
とで弾性変形により開口巾を拡げて口頸部の下部外面へ
嵌合させ、又該嵌合状態からストッパ中間部を引くと、
ストッパ両端開口巾が拡開して容器体口頸部から外れる
よう設けている。又ストッパ80の中間部には、図示のよ
うに摘み板81を付設するとよい。
【0022】需要者は、使用に際して、図1の状態から
先ずストッパ80を弾性変形させて外し、次いで、装着筒
41を螺下降させることで、カッター45によってシート4
を破断させ、かつ容器体底壁5の下面からシート16を剥
離し、次いで、押下げヘッド66を数回空押しすること
で、容器体1内の空気ないし充填窒素ガスをノズル64か
ら排出させる。窒素ガス等排出後は、従来公知のポンプ
と同様の操作で容器体内の収納液体を吐出させることが
でき、又摺動底蓋20が上方摺動することで、容器体胴部
内の負圧化が解消され、更に、吸気弁11が開弁して吸気
孔12から外気が吸気されて、摺動底蓋20下方の胴部分内
の負圧化が解消される。
【0023】図2は第2実施形態を示し、該実施形態で
は、胴部2、該胴部上端から起立した口頸部形成筒17お
よび底壁5をアルミニウム等の金属材で形成し、又胴部
2の下端に底壁5外周部を巻き締めすると共に、口頸部
形成筒17と該筒の外面に嵌着させた合成樹脂製の筒体18
とで口頸部を形成している。その筒体18の上部外面に
は、装着筒41を螺下降可能に螺合させ、かつ該装着筒下
方の筒体18部分外面にストッパ80を着脱自在に嵌合させ
ている。更に、弁体嵌合筒7は、底壁5の中央部に穿設
した透孔の周縁から垂設させ、かつ該筒内面に吸気弁11
が設けてある。又更に、酸素吸収剤30は、摺動底蓋20の
筒状部21内に収納させている。他の構造は、第1実施形
態と同様であるので、同一の符号を付して説明を省略し
た。
【0024】図3, 図4は第3実施形態を示し、第1実
施形態の容器と構造が同一である部分は、同一の符号を
付して説明を省略する。該実施形態の容器は、酸素不透
過性容器体1、摺動底蓋20、ポンプ本体71、支持筒部材
90およびノズル64付きの押下げヘッド66からなり、酸素
不透過性容器体1は、胴部2上端から口頸部を起立した
本体3と、該本体胴部の下面を閉塞する底壁5とからな
り、それ等本体3と底壁5をアルミニウム等の金属材で
形成して、胴部2の下端に底壁5の外周部を巻き締め
し、又底壁5の中央部に穿設した吸気孔12の下面を酸素
不透過性のシート16で剥離可能に密閉している。当該容
器体は、金属材以外の酸素不透過性材、例えばガラス、
合成樹脂材等で形成してもよい。又容器体内には、化粧
液体等を収納させ、かつ該液体上方の容器体内および後
述シリンダ43内の空間部分に窒素ガスを充満させるとよ
い。
【0025】上記容器体胴部の下部内面には、胴部内負
圧化による上方摺動可能に摺動底蓋20を嵌合させ、該摺
動底蓋と容器体底壁5との間の胴部分内に窒素ガスを充
満させている。
【0026】ポンプ本体71は、容器体口頸部の内面に上
部を嵌合させて、底部に吸込み弁50を有するシリンダ43
を垂下すると共に、該シリンダ内へ、コイルスプリング
70で上方付勢させて上下動可能に嵌合させた、吐出弁62
付きピストン部61から、上部を内外二重筒状とした有底
のステム63を起立している。図示例においてピストン部
61は、有底のステム63下部と、該ステムの下部外面へ嵌
合させた、内外二重筒状で、それ等内外両筒の上下方向
中間部をフランジ状板で連結して設けた筒状ピストン61
aとで形成し、又吐出弁62は、ステム63下端部に穿設し
た吐出弁孔63aと、上記筒状ピストン61aとで形成して
おり、第1実施形態と同様に、筒状ピストン61aをステ
ム63に対して上下動させることで、吐出弁孔63aを開閉
させるよう形成している。
【0027】上記ピストン部61の上方抜出しを防止する
ため、シリンダ43の上部内面には抜止め筒65aを嵌合さ
せ、該抜止め筒の上端面をアルミ層入りの合成樹脂製積
層シート4で密閉している。図示例では、抜止め筒65a
の上端から外向きフランジを介して垂設した垂下筒65b
をシリンダ43の上端部外面へ嵌合固着させているが、そ
の外向きフランジと垂下筒65bを省略し、上記シート4
によってシリンダ43の上端面を密閉するよう形成しても
よい。
【0028】支持筒部材90は、口頸部外面に下半を嵌着
させた装着筒91中間部に内向きフランジ92を付設すると
共に、該内向きフランジの内周縁から上記シリンダ43上
方に位置させて案内筒93を起立し、又内向きフランジ92
上方の装着筒部分に雄ねじ部94を設け、更に、装着筒91
の下端から外向きフランジ95を介して化粧筒96を垂設し
ている。
【0029】押下げヘッド66は、ノズル64付き頂板67の
下面中央部から、ノズル64基端と連通させてステム嵌合
筒68を垂下し、該ステム嵌合筒の下部外面を上記案内筒
93の内面に上下摺動可能に嵌合させると共に、頂板67の
外周から垂設した外周壁69a下部に設けた雌ねじ部69c
を上記雄ねじ部94に螺下降可能に螺合させている。又上
記ステム嵌合筒68は、下端内面を下外方への傾斜面とし
てその下端を鋸歯状のカッター45とし、又下部内面を上
記ステム63の外面へ水密に嵌着可能な大内径部68aと
し、図4が示すように、当該押下げヘッドを上記支持筒
部材90に対して螺下降させることで、カッター45が既述
シート4を破断すると共に、ステム嵌合筒の大内径部68
aが上記ステム63の上部外面に水密に嵌着され、かつ上
記雌ねじ部69cが既述雄ねじ部94下方の装着筒91部分外
面の上部に移動可能に形成している。
【0030】上記支持筒部材の外向きフランジ95と押下
げヘッドの外周壁69aとの間の装着筒91部分外面には、
平面C字形状をなす弾性変形可能なストッパ80を着脱自
在に嵌合させている。該ストッパは、第1実施形態のス
トッパと同様に、その内径を容器体口頸部の外径と略同
一に、かつ両端開口巾を口頸部の外径より小として弾性
変形により容器体口頸部の外面に着脱できるよう設けて
いる。又ストッパ80の中間部には、図示のように摘み板
81を付設するとよい。
【0031】97はキャップであり、必要に応じて設け
る。
【0032】需要者は、使用に際して、先ず、図3の状
態からストッパ80を弾性変形させて外し、次いで、図4
が示すように、容器体底壁5の下面からシート16を剥離
し、又押下げヘッド66を支持筒部材90に対して螺下降さ
せる。すると、シート4がカッター45によって破断さ
れ、又ステム嵌合筒の大内径部68aがステム63の上部外
面に水密に嵌着され、かつ雌ねじ部69cが雄ねじ部94下
方の装着筒91部分外面の上部に移動するため、押下げヘ
ッド66介してピストン部61を押下げでき、押下げヘッド
66を数回空押しすることで、容器体1およびシリンダ43
内の空気ないし充填窒素ガスをノズル64から排出させ、
窒素ガス等排出後は、公知の容器と同様に収納液体を吐
出させることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、上記構成とするものであり、
請求項1記載の発明では、容器体口頸部の上面を酸素不
透過性のシート4で密閉すると共に、容器体底壁5の中
央部に穿設した吸気孔12の下面を酸素不透過性のシート
16で剥離可能に密閉し、かつ摺動底蓋20と容器体底壁5
との間の胴部分内に酸素吸収剤30を収納させて、摺動底
蓋20と容器体底壁5との間の胴部分内の酸素を吸収させ
たから、シート4を破断し、又はシート16を剥離するま
では、収納液体が外気に触れることが防止されて、収納
液体が酸化することを確実に防止でき、又装着部材40の
内向きフランジ42下面から、装着筒41を下限まで螺下降
させることでシート4を破断させることが可能なカッタ
ー45を垂設したから、図1, 図2が示す状態から、装着
筒41を螺下降させることで、シート4をカッター45によ
って簡単に破断させることができ、更に、容器体底壁5
の中央部に穿設した吸気孔12を吸気弁11の弁板13で閉塞
したから、シート16剥離後に摺動底蓋20下方の胴部分内
へ外気が無制限に流入することを吸気弁11により阻止で
き、よって、酸素吸収剤30によって摺動底蓋20下方の胴
部分内の空気から酸素を吸収、削減することができ、従
って、収納液体が酸化し難い。
【0034】請求項2記載の発明では、収納液体上方の
容器体部分内に窒素ガスを充満させたから、収納液体が
酸化することを更に確実に防止でき、収納液体の効能を
長期間保持することできる。
【0035】請求項3記載の発明では、装着筒41下方の
口頸部分外面に、平面C字形状をなす弾性変形可能なス
トッパ80を着脱自在に嵌合させたから、装着筒41が不必
要に螺下降されてシート4が破断されることがない。
【0036】請求項4記載の発明では、シリンダ43又は
該シリンダの上端部内面に嵌着させた抜止め筒65aの上
端面を酸素不透過性のシート4で密閉すると共に、容器
体底壁5に穿設した吸気孔12の下面を酸素不透過性のシ
ート16で剥離可能に密閉し、かつ摺動底蓋20と容器体底
壁5との間の胴部分内に窒素ガスを充満させたから、シ
ート4を破断し、又はシート16を剥離するまでは、収納
液体が外気に触れることが防止されて、収納液体が酸化
することを確実に防止でき、又支持筒部材90に対して押
下げヘッド66を螺下降させることで、ステム嵌合筒68下
端がシート4を破断すると共に、ステム嵌合筒68の下部
がステム63の上部外面へ水密に嵌着し、かつ上記雌ねじ
部69cが雄ねじ部94下方の装着筒91部分外面の上部へ移
動可能に形成したから、図4が示すように支持筒部材90
に対して押下げヘッド66を螺下降させた状態では、押下
げヘッドを介して吐出弁62付きのピストン部61を吸込み
弁50付きのシリンダ43内で上下動させることができ、よ
って、容器体内液体をシリンダ内に吸込み、該シリンダ
内液体を吐出させることが容易である。
【0037】請求項5記載の発明では、収納液体上方の
容器体内およびシリンダ43内の空間部分に窒素ガスを充
満させたから、収納液体が酸化することを更に確実に防
止でき、収納液体の効能を長期間保持することできる。
【0038】請求項6記載の発明では、支持筒部材90の
外向きフランジ95と、押下げヘッドの外周壁69aとの間
の装着筒91部分外面に平面C字形状をなす弾性変形可能
なストッパ80を着脱自在に嵌合させたから、押下げヘッ
ド66が不必要に螺下降されてシート4が破断されること
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明容器の第1実施形態を示す半断面図であ
る。
【図2】本発明容器の第2実施形態を示す半断面図であ
る。
【図3】本発明容器の第3実施形態を示す半断面図であ
る。
【図4】押下げヘッドを螺下降させた状態で示す、同実
施形態の部分断面図である。
【符号の説明】
1…酸素不透過性容器体 11…吸気弁 20…摺動底蓋 30…酸素吸収剤 40…装着部材 50…吸込み弁 60…作動部材 80…ストッパ 90…支持筒部材
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Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底胴部2の上端から肩部を介して起立
    する口頸部の上面を酸素不透過性のシート4で密閉し、
    又胴部下端の底壁5中央部に穿設した吸気孔12内面を弁
    板13で閉塞させて吸気弁11となし、更に、その吸気孔12
    下面を酸素不透過性のシート16で剥離可能に密閉した液
    体入りの酸素不透過性容器体1と、 該容器体胴部の下部内面に、胴部内負圧化による上方摺
    動が可能に嵌合させた摺動底蓋20と、 該摺動底蓋と容器体底壁5との間の胴部分内に収納させ
    た酸素吸収剤30と、 上記容器体口頸部の上部外面に装着筒41の下部内面を螺
    下降可能に螺合させ、該装着筒の上端から内向きフラン
    ジ42を介して、底部に吸込み弁50を有するシリンダ43を
    起立した装着部材40と、 上記シリンダ43内へ、上方付勢させて上下動可能にかつ
    抜出し不能に嵌合させた吐出弁62付きピストン部61から
    ステム63を起立し、該ステムの上部を、ノズル64付き押
    下げヘッド66から垂下したステム嵌合筒68と一体的に連
    結させた作動部材60とからなり、 上記装着部材の内向きフランジ42下面から、装着筒41を
    下限まで螺下降させることで上記シート4を破断させる
    ことが可能なカッター45を垂設したことを特徴とする酸
    化防止装置付きの液体吐出容器。
  2. 【請求項2】 収納液体上方の容器体1部分内に窒素ガ
    スを充満させたことを特徴とする請求項1記載の酸化防
    止装置付きの液体吐出容器。
  3. 【請求項3】 装着筒41下方の口頸部分外面へ、平面C
    字形状をなす弾性変形可能なストッパ80を着脱自在に嵌
    合させたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    酸化防止装置付きの液体吐出容器。
  4. 【請求項4】 有底胴部2の上端から口頸部を起立し、
    又胴部下端の底壁5に穿設した吸気孔12下面を酸素不透
    過性のシート16で剥離可能に密閉した酸素不透過性容器
    体1と、 該容器体胴部2の下部内面に、胴部内負圧化による上方
    摺動が可能に嵌合させた摺動底蓋20と、 上記容器体内へ、口頸部内面へ上部を嵌着させて底部に
    吸込み弁50を有するシリンダ43を垂下すると共に、該シ
    リンダ内へ、上方付勢させて上下動可能に嵌合させた吐
    出弁62付きピストン部61からステム63を起立し、又その
    ピストン部61の上方抜出しを防止する抜止め筒65aをシ
    リンダ43の上端部内面へ嵌着させ、更に、上記シリンダ
    43ないし抜止め筒65aの上端面を酸素不透過性のシート
    4で密閉させたポンプ本体71と、 容器体口頸部の外面へ、下半を嵌着させた装着筒91の中
    間部に内向きフランジ92を付設し、かつ該内向きフラン
    ジの内周縁からシリンダ43上方に位置させて案内筒93を
    起立し、又装着筒91上部に雄ねじ部94を設けた支持筒部
    材90と、 該支持筒部材の案内筒93内面に、ノズル64付き頂板67下
    面からノズル基端と連通させて垂設したステム嵌合筒68
    の下部外面を上下摺動可能に嵌合させ、又頂板67外周か
    ら垂設した外周壁69aの下部に設けた雌ねじ部69cを上
    記雄ねじ部94に螺下降可能に螺合させたノズル64付きの
    押下げヘッド66とからなり、 上記摺動底蓋20と容器体底壁5との間の胴部分内に窒素
    ガスを充満させ、 又支持筒部材90に対して押下げヘッド66を螺下降させる
    ことで、ステム嵌合筒68下端が上記シート4を破断する
    と共に、ステム嵌合筒68の下部がステム63の上部外面へ
    水密に嵌着し、かつ上記雌ねじ部69cが雄ねじ部94下方
    の装着筒部分外面の上部へ移動可能に形成したことを特
    徴とする酸化防止装置付きの液体吐出容器。
  5. 【請求項5】 収納液体上方の容器体1内およびシリン
    ダ43内の空間部分に窒素ガスを充満させたことを特徴と
    する請求項4記載の酸化防止装置付きの液体吐出容器。
  6. 【請求項6】 装着筒91下端に外向きフランジ95を付設
    し、該外向きフランジと、押下げヘッド66の外周壁69a
    との間の装着筒91部分外面へ、平面C字形状をなす弾性
    変形可能なストッパ80を着脱自在に嵌合させたことを特
    徴とする請求項4又は請求項5記載の酸化防止装置付き
    の液体吐出容器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007119015A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Yoshino Kogyosho Co Ltd 液体吐出器
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