JP3369698B2 - 注出容器 - Google Patents

注出容器

Info

Publication number
JP3369698B2
JP3369698B2 JP02156794A JP2156794A JP3369698B2 JP 3369698 B2 JP3369698 B2 JP 3369698B2 JP 02156794 A JP02156794 A JP 02156794A JP 2156794 A JP2156794 A JP 2156794A JP 3369698 B2 JP3369698 B2 JP 3369698B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
check valve
top plate
pump chamber
container body
attachment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02156794A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07232779A (ja
Inventor
隆治 田崎
辰男 椿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP02156794A priority Critical patent/JP3369698B2/ja
Publication of JPH07232779A publication Critical patent/JPH07232779A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3369698B2 publication Critical patent/JP3369698B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/02Membranes or pistons acting on the contents inside the container, e.g. follower pistons
    • B05B11/028Pistons separating the content remaining in the container from the atmospheric air to compensate underpressure inside the container

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、比較的に粘性の高いペ
ースト状の内容物を収容し、上部に手動ポンプ機構を備
えた注出容器に関するものであり、特に、ポンプ機構が
ユニット化されていて、ポンプユニットが容器本体に着
脱可能にされた注出容器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】上部に手動ポンプ機構を備えた注出容器
としては、特開昭62−182079号公報に開示され
たものがある。この注出容器においては、容器本体の天
板部の上側にシリンダを起立して設置し、容器本体の内
側の収容部と前記シリンダの内側のポンプ室とを第1逆
止弁を介して接続し、シリンダの内部にピストンを気密
状態に上下方向へ摺動可能に設け、ピストンの上部に注
出管を設けて、ポンプ室と注出管とを第2逆止弁を介し
て接続し、このピストンと一体的に逆さカップ形の操作
部材を設け、この操作部材をスプリングで上方に付勢し
ている。 【0003】そして、操作部材を押し下げると、第1逆
止弁が閉じるとともに第2逆止弁が開いて、ポンプ室の
内容物が注出管に注出され、この後、操作部材をスプリ
ングによって上方に弾性復帰させると、第2逆止弁が閉
じるとともに第1逆止弁が開き、収容部の内容物がポン
プ室にポンプアップされる。 【0004】一方、容器本体の内部には可動底板が気密
状態に摺動可能に取り付けられており、収容部の内容物
をポンプ室にポンプアップすると収容部内の圧力が負圧
になるため、大気圧との圧力差によって可動底板が上昇
する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、前記注出装
置の注出管は略L字形をなしていて、この注出管のうち
横方向に延びる部分が前記逆さカップ形をなす操作部材
の頂部から上方に突出した構造になっている。これは、
人差指を除く4本の指で容器本体を把持し、人差指を操
作部材の頂部に引っ掛けて操作部材を下方に押すのに適
する構造であった。 【0006】しかしながら、この構造では、 注出する際に注出管の向きを常に確認する必要があ
り、必要に応じて注出容器を持ち変えなければならない
ので不便であった。 【0007】又、内容物が粘性の高いものの場合には、
操作部材を押し下げるのに大きな力が必要であり、人差
指1本でこれを行うのは困難な場合があった。このよう
な場合には、一方の手で注出容器を持ち、他方の手の平
に注出管の先部を押し当てて注出容器を押し下げるよう
にすれば、大きな力をたやすく得ることができる。とこ
ろが、 前記注出容器をこのように操作すると、内容物を注
出した直後に、その手の平で注出管の先端開口に付着し
た内容物を拭おうとした時に、操作部材が邪魔になると
いう問題があった。 【0008】又、このように操作すると、 注出管の先端開口部の一部が手の平に当り、そこに
力が集中することになるので、手の平が痛いという問題
もあった。 【0009】尚、実開昭51−10134号公報には、
前記注出管がまっすぐ上方に延び、その先端を操作部材
から突出させた構造の注出容器が開示されている。この
ようにすれば前記 及び の問題は解決されるが、
の問題を解決することはできなかった。 【0010】又、ポンプ機構をユニット化しておき、こ
のポンプユニットが容器本体に着脱可能に装着された注
出容器としては、特開昭59−501059号公報、特
開昭64−70383号公報、特開平3−290063
号公報等に開示されたものがあるが、いずれも前述の問
題点を有しており、使い勝手が悪かった。 【0011】本発明はこのような従来の技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、操作性がよく、手の平に押
し付けて注出操作を行っても手の平が痛くないカートリ
ッジ式の注出容器を提供することにある。 【0012】 【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、以下の構成を採用した。即ち、本発明の注
出容器は、(イ)容器本体と、(ロ)可動底板と、
(ハ)アタッチメントと、(ニ)ポンプユニットを具備
する。 【0013】(イ)容器本体は筒状をなし、上部が開口
している。 (ロ)可動底板は前記容器本体に気密状態に摺動可能に
嵌装されている。この可動底板は収容部内の圧力が負圧
になると、大気圧との圧力差によって容器本体内を上昇
する。 (ハ)アタッチメントは環状をなし、内側が開口になっ
ている。アタッチメントは前記容器本体の上部開口に固
定される。 【0014】(ニ)ポンプユニットは前記アタッチメン
トに着脱可能に取り付けられる。このポンプユニット
は、(a)天板部と、(b)収容部と、(c)ポンプ室
と、(d)第1逆止弁と、(e)内側案内環及び外側案
内環と、(f)操作部材と、(g)第2逆止弁と、
(h)ピストンと、(i)付勢部材、とを具備する。 【0015】(a)天板部は前記アタッチメントに着脱
可能に装着される。天板部はアタッチメントの前記開口
を塞ぐ隔壁部を有し、この隔壁部の底面が水平面に形成
されており、隔壁部の中央に液出口を有している。 (b)収容部は、前記容器本体の内部において前記可動
底板とアタッチメントと天板部との間に形成されてお
り、この収容部に内容物が収容される。 【0016】(c)ポンプ室は前記天板部の液出口の上
方に設けられている。 (d)第1逆止弁は前記天板部の液出口に設けられてい
る。第1逆止弁は、前記収容部内の内容物がポンプ室に
流れるのを許容し、ポンプ室から収容部へ逆流するのを
阻止する。 (e)内側案内環と外側案内環は前記天板部の上側に設
けられ、どちらも前記液出口の外側に同心状に起立して
設けられている。 【0017】(f)操作部材は前記天板部の上方に配さ
れていて、前記容器本体の上部のほぼ全体を覆う大きさ
を有し、上下動可能に設置されている。操作部材の上面
はコーン形をなし頂部に水平部を有しており、この水平
部の中央に開口が設けられている。操作部材の下部に
は、前記内側案内環の外側に配される筒状の内側支持環
と、前記外側案内環の外側に配される筒状の外側支持環
が設けられている。操作部材は離脱防止機構によって、
天板部から外れないようにされている。 【0018】(g)第2逆止弁は環状をなし、その外周
部は前記ポンプ室を画成する壁面を気密状態に摺接し、
上下方向に摺動可能にされている。 【0019】(h)ピストンは有底筒状をなし、前記操
作部材に固定されていて、前記第2逆止弁を上下方向に
相対移動可能に挿通している。ピストンの内部は流出通
路になっていて、先端が注出口になっており、注出口は
前記操作部材の開口に位置している。ピストンの底部は
前記第2逆止弁よりも下方に位置していて、この底部に
は第2逆止弁に対する弁座が設けられている。ピストン
4の外周部には連通孔が設けられており、第2逆止弁が
前記弁座に着座すると前記連通孔と前記ポンプ室とを接
続する液通路が遮断され、第2逆止弁が前記弁座から離
反すると前記液通路が開かれるようになっている。 【0020】(i)付勢部材はスプリング等により構成
し、前記天板部と操作部材との間に配置して、操作部材
を上方に付勢する。 【0021】 【作用】操作部材を付勢部材に抗して下方に押操作する
と、操作部材と共にピストンが下降し、第1逆止弁が閉
じて第2逆止弁が開き、ポンプ室の内容物がピストンに
よって押し出され、ピストンと第2逆止弁との間を通
り、ピストンの連通孔を通って、ピストン内の流出通路
に流れ込み、注出口へと流れ出る。 【0022】この後、操作部材を付勢部材の弾性力によ
って上昇させると、操作部材と共にピストンが上昇し、
第2逆止弁が閉じて第1逆止弁が開き、収容部内の内容
物がポンプ室にポンプアップされる。 【0023】注出口は操作部材の頂部水平部の中央に位
置しているので、容器本体の周方向どの位置を持っても
内容物の注出方向は一定になり、使い勝手がよい。この
注出容器においては、一方の手で注出容器を天地逆にし
て持ち、他方の手の平に操作部材を当てて、注出容器を
前記他方の手の方へ押し付けることによって操作部材を
容器本体に接近する方向へ移動させ、内容物を注出する
こともできる。 【0024】このように注出操作する時に、操作部材の
コーン形状をした部分を手の平に面当接するように添え
ると、注出容器を押し付けた時にも手の平が痛くならな
い。又、操作部材が注出口を頂部とするコーン形をなし
ているので、注出直後に手の平で注出口周りに付着した
内容物を拭う際に、操作部材が邪魔にならず、綺麗に拭
うことができる。 【0025】操作部材を昇降させる時には、内側案内環
が内側支持環を案内し、外側案内環が外側支持環を案内
するので、操作部材がスムーズに動く。収容部内の内容
物を使いきって無くなったならば、アタッチメントから
ポンプユニットを外し、内容物が充填されているカート
リッジ容器のアタッチメントに前記ポンプユニットを装
着する。 【0026】 【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図4の図面
に基いて説明する。図1は本発明の注出容器の全体縦断
面図であり、この図において右半分は非注出状態を表
し、左半分は注出状態を表している。 【0027】注出容器1は上部が開口した有底円筒状の
容器本体2を有している。容器本体2の底部3には複数
の空気孔4が設けられている。容器本体2の内部には可
動底板5が容器本体2の内周面に気密状態に摺動可能に
取り付けられている。 【0028】図2は注出容器1の上部拡大断面図であ
り、容器本体2の上部開口には環状のアタッチメント1
00が気密状態に固定されている。アタッチメント10
0は、環状の底板部101の外周縁から外筒部102が
上方に起立し、底板部101の内周縁から内筒部103
が上方に起立した構成になっており、底板部101の内
側が開口106になっている。アタッチメント100
は、外筒部102の先端突起104を容器本体2の先端
に突き当て、外筒部102の外周面に設けられた掛止部
105を前記容器本体2の内周面上端に設けられた掛止
部6に掛止することにより、容器本体2に固定されてい
る。 【0029】このアタッチメント100にはポンプユニ
ット8が着脱可能に取り付けられている。ポンプユニッ
ト8は、天板(天板部)10と、案内環20と、第1逆
止弁30と、ピストン40と、第2逆止弁60と、操作
ヘッド(操作部材)70と、スプリング(付勢部材)8
0、とから構成されている。 【0030】天板10は底板部11と外筒部12と内筒
部13とから構成されている。外筒部12の外径は前記
アタッチメント100の外筒部102の内径に等しいか
若干小径にされており、外筒部12の下端は底板部11
よりも下方に延びている。底板部11には、アタッチメ
ント100の内筒部103を気密状態に嵌合する嵌合凹
部15が設けられており、嵌合凹部15の内側が隔壁部
17になっていて、隔壁部17の中央に液出口孔16が
形成されている。内筒部13は液出口孔16の外側に同
心状に配置されており、隔壁部17から起立し上方に延
びている。 【0031】ポンプユニット8は、天板10の外筒部1
2をアタッチメント100の外筒部102内に挿入し、
外筒部12の下端をアタッチメント100の底板部10
1に突き当て、隔壁部17をアタッチメント100の開
口106に挿入し、嵌合凹部15にアタッチメント10
0の内筒部103を嵌合させることによって、アタッチ
メント100に取り付けられ、必要に応じてアタッチメ
ント100から取り外すことができるようになってい
る。 【0032】アタッチメント100に天板10を装着し
た状態において、隔壁部17の底面はアタッチメント1
00の底板部101の底面と面一になり、これら底面は
水平面に形成されている。 【0033】容器本体2と可動底板5とアタッチメント
100の底板部101と天板10の隔壁部17に囲まれ
て収容部7が形成されており、この収容部7にペースト
状の内容物が収容される。 【0034】前記天板10の外筒部12と内筒部13と
の間には案内環20が取り付けられている。案内環20
は、同心状に配された内側案内環21と外側案内環22
とが連結板23により連結された構成になっている。内
側案内環21の上端には内側に略U字形に屈曲する屈曲
部24が形成されており、案内環20は、この屈曲部2
4を前記天板10の内筒部13の先端に気密状態に嵌合
し、連結板23を天板10の底板部11の上面に当接
し、連結板23の外周縁25を前記天板10の外筒部1
2の内周面に設けられた掛止部18に掛止して、天板1
0に固定されている。 【0035】案内環20の上側には操作ヘッド70(操
作部材)が昇降可能に取り付けられている。操作ヘッド
70は平面視円形をなし、その外径は天板10における
外筒部12の内径よりも若干小径にされていて、上方か
ら見ると容器本体2のほぼ全体を覆う大きさを有してい
る。 【0036】操作ヘッド70は頂上に水平部71を有
し、この水平部71の外側に、径方向外側に向かって下
り勾配をなすコーン部72が連なり、コーン部72の外
側に円筒状の外側支持環73が連なっている。水平部7
1の中央には開口74が設けられており、この開口74
を囲む略円筒状の保持筒75が水平部71の裏面から下
方に延設されている。コーン部72の裏面からは内側支
持環76が下方に延設されている。保持筒75及び内側
支持環76は外側支持環73と同心状に配されている。 【0037】保持筒75は前記案内環20の屈曲部24
の内側に隙間を有して挿入されており、保持筒75の下
端は屈曲部24よりも下方に位置している。内側支持環
76の内側には案内環20における内側案内環21が若
干の隙間を有して挿入されており、内側支持環76の下
端は内側案内環21の高さ方向の中央よりも下方に位置
している。外側支持環73は案内環20における外側案
内環22の外側に配されている。 【0038】操作ヘッド70は、内側支持環76が案内
環20の内側案内環21によって案内され、外側支持環
73が外側案内環22によって案内されるようになって
おり、内側支持環76と内側案内環21との上下方向の
重複寸法が長いので、操作ヘッド70は傾くことなく、
非常にスムーズに動くようになる。この操作ヘッド70
は案内環20との間に設けたスプリング(付勢部材)8
0によって上方に付勢されている。 【0039】前記天板10の内筒部13の内部には第1
逆止弁30とピストン40と第2逆止弁60が収容され
ている。第1逆止弁30は前記天板10の液出口孔16
を開閉する弁である。図3は第1逆止弁30を裏面側か
ら見た拡大底面図であり、第1逆止弁30は平面視円形
をなしている。第1逆止弁30はポリエチレン等の弾性
を有する材料からなり、弁体部31の外周縁から筒部3
2が起立した形状をなしていて、上部に凹部33を有し
ている。 【0040】弁体部31の中央部分は前記液出口孔16
を塞ぐ閉塞部34になっており、閉塞部34の外側に3
本の筋状の通路孔35が設けられている。各通路孔35
は曲率半径の異なる2つの円弧状の孔36,37を結ん
だ形状をなしている。 【0041】第1逆止弁30は、弁体部31を前記天板
10の隔壁部17の上面に突き当て、筒部32の外周面
に設けられた掛止部38を前記天板10の内筒部13の
内周面下部に設けられた掛止部19に掛止して、天板1
0に固定されている。この状態においては、天板10の
液出口孔16は第1逆止弁30の閉塞部34により閉じ
られ、これと同時に第1逆止弁30の各通路孔35が天
板10の隔壁部17によって閉じられるようになってい
る。 【0042】ピストン40は有底の略円筒状をなし、内
部が流出通路42になっていて、上端が注出口43とし
て開口している。ピストン40の外周部には複数の連通
孔44が設けられている。ピストン40の下部には径方
向外側に張り出す鍔部45が形成されている。鍔部45
の外径は前記天板10の内筒部13の内径よりも若干小
径になっていて、この鍔部45の外周部には周方向に適
宜の間隔で流通溝46が複数形成されている。又、鍔部
45には第2逆止弁60に対する環状の弁座部47が上
方に突出形成されている。 【0043】更に、ピストン40の下部には鍔部45よ
りも下方に突出する突出部48が設けられている。突出
部48の外径は前記第1逆止弁30の凹部33の内径よ
りも小径になっている。 【0044】第2逆止弁60は環状をなし、前記ピスト
ン40の鍔部45の上側に配されている。第2逆止弁6
0の断面形状は略H形をなし、外側リング部61の外周
部が前記天板10における内筒部13の内周面に気密状
態に摺接しており、第2逆止弁60は内筒部13内を上
下方向に摺動可能に取り付けられている。 【0045】第2逆止弁60の内側リング部62におけ
る上部63の外周部は、前記操作ヘッド70の保持筒7
5の内周面下部に気密状態に摺接している。内側リング
部62の下部64は、前記ピストン40の弁座部47よ
りも径方向内側に位置しており、この弁座部47に対し
て着座及び離反可能になっている。 【0046】この内側リング部62の内側に前記ピスト
ン40が所定の隙間を有して挿通されており、ピストン
40と第2逆止弁60は上下方向に相対移動可能になっ
ている。内側リング部62を貫いたピストン40は更に
操作ヘッド70の保持筒75に挿通されており、ピスト
ン40の外周面に設けた係合凹部49に、保持筒75の
内周面途中に設けた係合凸部78が気密状態に嵌合固定
され、操作ヘッド70とピストン40は一体化されてい
る。したがって、操作ヘッド70を昇降することによ
り、ピストン40の下部が前記内筒部13内を昇降する
こととなる。 【0047】ピストン40の先端は操作ヘッド70の水
平部71と面一にされており、注出口43は操作ヘッド
70の開口74内に位置している。つまり、操作ヘッド
70の水平部71の中央に注出口43が位置することと
なる。 【0048】前記天板10の内筒部13と、ピストン4
0の鍔部45及び突出部48と、第1逆止弁30とによ
って囲まれた部分がポンプ室81を構成している。尚、
第2逆止弁60は、その外側リング部61の上端が前記
案内環20の屈曲部24に突き当たることによって、そ
れ以上の上方移動を規制されており、このように移動規
制された第2逆止弁60にピストン40の弁座部47が
突き当たることによって、操作ヘッド70が天板10か
ら離脱するのを防止している。 【0049】操作ヘッド70の上側にはカバー90が着
脱可能に取り付けられている。カバー90は水平部91
とコーン部92とスカート部93とから構成されてお
り、スカート部93の下端部94がアタッチメント10
0の先端突起104の上に載置されるようになってい
る。水平部91の裏面中央にはピストン40の注出口4
3に嵌入する突曲部95が形成されており、突曲部95
の外側に、ピストン40の先部を挿入可能とする筒部9
6が下方に延設されている。 【0050】この注出容器1においては、カバー90を
外し、操作ヘッド70を下方に押すことによって内容物
を注出する。初めて注出容器1を使用する際には、注出
容器1の空気抜きを行う。空気抜きの操作は注出する時
と同じ操作で行うことができる。即ち、操作ヘッド70
をスプリング80に抗して押し下げると、操作ヘッド7
0と共にピストン40が下降する。この時、第1逆止弁
30の弁体部31は天板10における隔壁部17の上面
に圧接され、隔壁部11の液出口孔16は第1逆止弁3
0の閉塞部34によって閉ざされ、第1逆止弁30の通
路孔35は隔壁部17の上面によって閉ざされる。 【0051】ピストン40の下降初期段階では、ピスト
ン40の第2逆止弁60は移動せず図2の位置(以下、
この位置を上死点という)に留まっている。その結果、
ピストン40の弁座部47が第2逆止弁60における内
側リング部62の下部64から離間し、ポンプ室81と
ピストン40の連通孔44とが連通する。これと同時
に、ピストン40の下降によりポンプ室81内の空気が
流通溝46、連通孔44、流出通路42を通って注出口
43から排気される。 【0052】操作ヘッド70を更に押し下げると、操作
ヘッド70における保持筒75の下端が第2逆止弁60
に突き当り、それ以降は操作ヘッド70とピストン40
と第2逆止弁60が一体となって下降する。この間もポ
ンプ室81と連通孔44とが連通した状態に保持され、
ピストン40の下降に伴いポンプ室81内の空気が注出
口43から排気される。 【0053】そして、ピストン40の鍔部45が第1逆
止弁30の筒部32に突き当たったところで、ピストン
40は下降を停止する。図1において左半分はこの状態
を表しており、以下、この時のピストン40の位置を下
死点という。下死点では、ピストン40の突出部48が
第1逆止弁30の凹部33内に侵入する。 【0054】この状態から、操作ヘッド70から手を離
し、操作ヘッド70及びピストン40をスプリング80
によって上方に弾性復帰させる。この復帰初期において
は、第2逆止弁60は移動せず図1における左半分で示
した位置に停止しており、操作ヘッド70及びピストン
40だけが上昇する。 【0055】ピストン40が上昇し、その弁座部47が
第2逆止弁60における内側リング部62 の下端に突
き当ると、それ以降は、第2逆止弁60が弁座部47に
着座した状態を保持しつつ、操作ヘッド70とピストン
40と第2逆止弁60が一体となって上昇する。 【0056】第2逆止弁60が弁座部47に着座した状
態では、ポンプ室81とピストン40の連通孔44とを
接続する流通路が閉じられるので、この状態でピストン
40が上昇すると、ポンプ室81の容積増大に伴いポン
プ室81内が負圧になる。その結果、第1逆止弁30の
弁体部31が上方に引っ張られて、閉塞部34が天板1
0における隔壁部17の上面から離間し、隔壁部17の
液出口孔16が開かれると共に、第1逆止弁30の通路
孔35が開かれて、収容部7の上部に溜っていた空気が
液出口孔16及び通路孔35を通ってポンプ室81へと
流れ込む。 【0057】そして、第2逆止弁60の外側リング部6
1が案内環20の屈曲部24に突き当たって、ピストン
40は上死点に戻り、操作ヘッド70も停止する。前記
一連の動作を適宜繰り返すことによって、収容部7及び
ポンプ室81内の空気を排気することができる。 【0058】収容部7内の空気抜きが完了すると、前述
の操作ヘッド70の復帰動作に伴うピストン40の上昇
動作によって、収容部7内の内容物が液出口孔16及び
通路孔35を通ってポンプ室81内にポンプアップされ
る。更に、ポンプ室81内の空気抜きが完了すると、操
作ヘッド70の押し下げ操作に伴うピストン40の下降
動作によって、ポンプ室81内の内容物が、ピストン4
0の流通溝46、連通孔44、流出通路42を通って、
注出口43から注出される。 【0059】収容部7内の内容物がポンプ室81にポン
プアップされるにしたがって、収容部7内が負圧にな
る。すると、収容部7内の圧力と大気圧との差圧に基い
て、可動底板5に上向きの力が加わり、可動底板5は容
器本体2内を上昇し、収容部7内の圧力が大気圧と平衡
したところで停止する。 【0060】ところで、内容物を注出するには、一方の
手で注出容器1を天地逆にして持ち、他方の手の平に操
作ヘッド70を当て、注出容器1を前記他方の手の平の
方へ押し付けることによって、操作ヘッド70を容器本
体2に接近する方向へ押し込んで行うこともできる。こ
の注出容器1においては操作ヘッド70の中央に注出口
43が位置しているので、容器本体2の周方向どの位置
を持っても内容物の注出方向は一定である。 【0061】このように操作する時には、操作ヘッド7
0のコーン部92を手の平に面当接するように添える
と、注出容器1を押し付けた時に手の平が痛くならず、
具合いがよい。又、注出口43の周りがコーン部92に
なっているので、注出直後に手の平で注出口43周りに
付着した内容物を拭う際に、操作ヘッド70が邪魔にな
らず、綺麗に拭うことができる。 【0062】図4はカートリッジ容器200である。カ
ートリッジ容器200は、注出容器1と同じ容器本体2
と、可動底板5と、アタッチメント100とを有し、ア
タッチメント100の開口106がキャップ107によ
り塞がれてなるものであり、内部には注出容器1の収容
部7に充填されているものと同じ内容物が充填されてい
る。 【0063】このようなカートリッジ容器200を用意
しておくと、前記注出容器1の収容部7内の内容物を使
いきった時には、注出容器1のアタッチメント100か
らポンプユニット8を取り外し、カートリッジ容器20
0からキャップ107を外して、カートリッジ容器20
0のアタッチメント100に前記ポンプユニット8を装
着して使用することができ、経済的である。 【0064】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
内側案内環と内側支持環、及び、外側案内環と外側支持
環によって操作部材が案内されるので、操作部材は傾く
ことなく非常にスムーズに昇降するという優れた効果が
奏される。 【0065】又、内容物を注出するのに、一方の手で注
出容器を天地逆にして持ち、他方の手の平に操作部材を
押し付けて、操作部材を容器本体に接近する方向へ移動
させる場合、操作部材のコーン形状をした部分を手の平
に面当接するように添えると、注出容器を押し付けた時
に手の平が痛くないという効果がある。 【0066】このように注出した場合、操作部材が注出
口を頂部とするコーン形をなしているので、注出直後に
手の平で注出口周りに付着した内容物を拭う際に、操作
部材が邪魔にならず、綺麗に拭うことができるという効
果もある。 【0067】又、ポンプユニットがアタッチメントに着
脱可能に取り付けられているので、収容部内の内容物を
使いきった時にはポンプユニットを取り外し、このポン
プユニットを、内容物が充填されている別のカートリッ
ジ容器に付け換えて使用することができ、経済的である
という効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る注出容器の縦断面図である。 【図2】注出容器の上部拡大断面図である。 【図3】注出容器における第1逆止弁の拡大底面図であ
る。 【図4】カートリッジ容器の縦断面図である。 【符号の説明】 1 注出容器 2 容器本体 5 可動底板 7 収容部 8 ポンプユニット 10 天板(天板部) 16 液出口孔(液出口) 17 隔壁部 21 内側案内環 22 外側案内環 24 屈曲部(離脱防止機構) 30 第1逆止弁 40 ピストン 42 流出通路 43 注出口 44 連通孔 45 鍔部 47 弁座部 60 第2逆止弁 70 操作ヘッド(操作部材) 71 水平部 72 コーン部 73 外側支持環 74 開口 76 内側支持環 80 スプリング(付勢部材) 81 ポンプ室 100 アタッチメント 106 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−290063(JP,A) 実開 平5−68858(JP,U) 実開 平6−8277(JP,U) 実開 平5−54358(JP,U) 実開 平6−12386(JP,U) 実開 平4−23665(JP,U) 実開 平2−131980(JP,U) 実開 平3−43481(JP,U) 実用新案登録2600818(JP,Y2) 実用新案登録2509241(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 83/76 B65D 47/34

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 (イ)上部が開口した筒状の容器本体
    と、(ロ)前記容器本体に気密状態に摺動可能に嵌装さ
    れた可動底板と、(ハ)内側に開口を有して環状をな
    し、前記容器本体の上部開口に固定されるアタッチメン
    トと、(ニ)前記アタッチメントに着脱可能に取り付け
    られたポンプユニット、とを具備し、 前記ポンプユニットは、(a)前記アタッチメントに着
    脱可能に装着され、アタッチメントの前記開口を塞ぐ隔
    壁部を有し、この隔壁部の底面が水平面に形成され、隔
    壁部の中央に液出口を有する天板部と、(b)前記容器
    本体の内部における前記可動底板とアタッチメント及び
    天板部との間に形成され、内容物を収容する収容部と、
    (c)前記天板部の液出口の上方に設けられたポンプ室
    と、(d)前記天板部の液出口に設けられ、前記収容部
    内の内容物がポンプ室に流れるのを許容し、ポンプ室か
    ら収容部へ逆流するのを阻止する第1逆止弁と、(e)
    前記天板部に同心状に設けられ、上方に起立して延びる
    内側案内環及び外側案内環と、(f)前記天板部の上方
    に配されて前記容器本体の上部のほぼ全体を覆い、上下
    動可能に設置されていて、上面は頂部に水平部を有する
    コーン形をなし、前記水平部の中央に開口を有し、下部
    には前記内側案内環の外側に配される筒状の内側支持環
    と、前記外側案内環の外側に配される筒状の外側支持環
    とを有し、天板部との間に離脱防止機構が設けられた操
    作部材と、(g)環状をなし、前記ポンプ室を画成する
    壁面を気密状態に摺接する外周部を有し、上下方向に摺
    動可能な第2逆止弁と、(h)有底筒状をなし、前記操
    作部材に固定され、前記第2逆止弁を上下方向に相対移
    動可能に挿通しており、内部が流出通路になっていて、
    先端の注出口が前記操作部材の開口に位置し、底部は前
    記第2逆止弁よりも下方に位置していて、この底部には
    第2逆止弁に対する弁座が設けられており、外周部には
    連通孔が設けられ、第2逆止弁が前記弁座に着座すると
    前記連通孔と前記ポンプ室とを接続する液通路が遮断さ
    れ、第2逆止弁が前記弁座から離反すると前記液通路が
    開かれるピストンと、(i)前記天板部と操作部材との
    間に配置され、操作部材を上方に付勢する付勢部材、を
    備え、前記操作部材を付勢部材に抗して下方に押操作す
    ることによりポンプ室内の内容物を注出口から注出し、
    前記操作部材を上方に弾性復帰することにより前記収容
    部に収容された内容物をポンプ室にポンプアップし、収
    容部内の圧力と大気圧との差圧に起因する力によって前
    記可動底板が容器本体内を上方に移動することを特徴と
    する注出容器。
JP02156794A 1994-02-18 1994-02-18 注出容器 Expired - Fee Related JP3369698B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02156794A JP3369698B2 (ja) 1994-02-18 1994-02-18 注出容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02156794A JP3369698B2 (ja) 1994-02-18 1994-02-18 注出容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07232779A JPH07232779A (ja) 1995-09-05
JP3369698B2 true JP3369698B2 (ja) 2003-01-20

Family

ID=12058610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02156794A Expired - Fee Related JP3369698B2 (ja) 1994-02-18 1994-02-18 注出容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3369698B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5714224B2 (ja) * 2009-12-04 2015-05-07 株式会社 資生堂 ポンプ付き容器
JP5714223B2 (ja) * 2009-12-04 2015-05-07 株式会社 資生堂 ポンプ付き容器
JP6220673B2 (ja) * 2013-12-27 2017-10-25 株式会社吉野工業所 中皿摺動式吐出容器
JP7281965B2 (ja) * 2019-05-23 2023-05-26 ポーラ化成工業株式会社 付け替え容器
CN114352781B (zh) * 2022-03-17 2022-06-24 中车太原机车车辆有限公司 一种铁路货车用给风调整阀

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07232779A (ja) 1995-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU768226B2 (en) Compact fluid pump
US4892231A (en) Pump chamber dispenser
US5292033A (en) Dispenser for a liquid to pasty product and subplate for a dispenser of this kind
CA2218135C (en) Apparatus for dispensing liquid soap or other liquids
AU2006230698B2 (en) Portable liquid dispenser
US4723671A (en) Bottle cap stand
JP5714224B2 (ja) ポンプ付き容器
NO325331B1 (no) Flaske og ventilmontasje for posisjonering av vaesker og sapeautomat
JPH0617738Y2 (ja) 粘性流体注出容器
JP3369698B2 (ja) 注出容器
JP3369699B2 (ja) 注出容器
US5848739A (en) Pump dispenser for flowable materials
JPS6139234B2 (ja)
JPH10236503A (ja) 液体噴出ポンプ
JP2584714Y2 (ja) 液体塗布容器
JP3556373B2 (ja) 液体注出容器
KR200311496Y1 (ko) 노즐고정형 디스펜서 용기
JP2575276Y2 (ja) クリーム状物注出容器
CN115281433A (zh) 化妆品容器及化妆品
WO1992010408A1 (fr) Recipient pulverisateur de liquide
JP3711393B2 (ja) 注出容器
JP2575275Y2 (ja) クリーム状物注出容器
JP2540496Y2 (ja) 二液注出容器
JP3916839B2 (ja) ポンプ式液体注出容器
JP3796601B2 (ja) 注出容器

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081115

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091115

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101115

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111115

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121115

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131115

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees