JP2001097182A - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造

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JP2001097182A
JP2001097182A JP2000220096A JP2000220096A JP2001097182A JP 2001097182 A JP2001097182 A JP 2001097182A JP 2000220096 A JP2000220096 A JP 2000220096A JP 2000220096 A JP2000220096 A JP 2000220096A JP 2001097182 A JP2001097182 A JP 2001097182A
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seat
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JP2000220096A
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English (en)
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Takahiro Kamei
孝博 亀井
Yasuki Motosawa
養樹 本澤
Tatsuo Iwabe
竜男 岩部
Makoto Tsuruta
鶴田  誠
Kazuya Yoshida
和也 吉田
Yasushi Kawamura
康 川村
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝突時に乗員拘束装置としてのシートベルト
を縮めるようにすると共にシートベルトの操作性が損な
われないようにする。 【解決手段】 フロアパネル4上にスライドかつ位置決
め可能にシートフレーム1aを設け、その側部に扇形揺
動部材14を設け、揺動部材にシートベルト用アンカー
ポイント15を結合し、揺動部材の円弧状部14aにワ
イヤの一端部を結合して巻き掛け、その他端部を、衝突
時にフロアパネルとは異なる速度で変位するGコントロ
ールフレーム9の後端部連結バー9dに結合する。 【効果】 衝突時に、フロアパネルとGコントロールフ
レームとの変位速度差によりシートベルトを縮めること
ができると共に、シートスライドに伴って揺動部材から
ワイヤが繰り出されるため、シートと共にアンカーポイ
ントも移動可能になり、アンカーポイントでのシートベ
ルトの操作性が損なわれることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の衝突安全
性を向上させるための自動車の車体構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、衝突時の乗員保護効果を高めるた
めに、衝突時に乗員拘束装置としてのシートベルトを積
極的に締めるようにしたプリテンショナー装置を設けた
車両がある。さらに、車体の居住空間以外の部分の衝突
時の変形モードを適切に設定して車体の居住空間部分の
減速度を低減すると共に、居住空間にまで変形が及ばな
いようにした車体構造が種々提案されている(特開平7
−101354号公報など参照)。
【0003】一方、乗員拘束装置としてのシートベルト
でシートに拘束された形になっている乗員の減速度は、
車両衝突時に乗員に作用する前方への慣性力がシートベ
ルトに受け止められた時に初めて立ち上がる。ここでシ
ートベルトのばね作用を完全には排除することはできな
いので、慣性力で乗員が前方へ移動し、シートベルトの
伸びが最大に達したところで乗員減速度がピークに達す
ることになるが、この乗員減速度のピーク値は、慣性力
による乗員の移動量が大きいほど高くなり、一般に車体
の居住空間部分の平均減速度よりも高くなると言われて
いる。また、上記シートベルトのばね作用をできるだけ
低減するためには、シートベルトにプリテンショナー装
置を設け、衝突時にシートベルトを積極的に縮めるよう
にすると良い。
【0004】さらに、自動車の衝突時の乗員傷害値の低
減には、まず乗員の加速度(減速度)の最大値を下げる
のが良く、その乗員減速度は、シートベルトを介して車
体と一体化されている場合には車体の減速度波形(時間
変化)に支配されている。そのため、例えば図9に示さ
れるように、乗員の減速度(G1)低減のための理想的
な車体(シート)の減速度(G2)波形は、初期の大き
な減速度の区間(a)と、中期の逆向き減速度区間
(b)と、後期の平均的減速度の区間(c)とで構成さ
れるものであると良い。
【0005】上記理想的な車体減速度波形を実現するた
めの具体的な構造として、例えば、拘束装置を構成する
シートベルトの複数存在する車体側固定点(アンカーポ
イント)のうちの1点若しくは複数点(全数未満)を、
上記車体減速度(G2)波形を達成するべく車体側に設
けた衝撃吸収荷重伝達部材(例えば衝突時の衝撃力によ
り車体フロアよりも遅く圧縮変形するようにしたもの)
に結合若しくは係合することが考えられる。これによ
り、上記した理想的な車体減速度波形を得ることができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造にあっては、拘束装置(シートベルト)の車体側固定
点(アンカーポイント)を衝撃吸収荷重伝達部材に溶接
やボルトなどにより直接固定(結合若しくは係合)する
ようにすると、シートの位置調節(乗員体格に合わせた
スライド位置調節など)への対応が難しくなる。例え
ば、シートスライドの最後端位置にアンカーポイントを
設けてシートスライド全域に渡って拘束機能を確保しよ
うとすると、最前端位置にシートを合わせた場合にはア
ンカーポイントから乗員が大きく離れてしまうため、ア
ンカーポイント近傍に設けられたロック装置に手が届き
難くなって操作しづらくなるという問題がある。これ
は、シートベルトのプリテンショナー装置として考えた
場合にも、同様の問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決し
て、衝突時に乗員拘束装置としてのシートベルトを縮め
るようにすると共にシートベルトの操作性が損なわれな
いようにするために、本発明に於いては、車体フロア
(4)上に車体前後方向にスライド可能であって位置決
め可能に設けられたシート(1)と、前方衝突時の圧縮
変形の際に前記車体フロア(4)の前方変位に対して相
対的に異なる速度で変位する異速度変位部分(9a)と
を有し、前記シート(1)に、シートベルト用アンカー
ポイント(15)を結合されかつ当該シートベルト用ア
ンカーポイント(15)を介してシートベルト(3)を
引っ張る方向に揺動可能な揺動部材(14)を設け、前
記揺動部材(14)に円弧状部(14a)を形成し、前
記円弧状部(14a)に、前記異速度変位部分(9a・
9d)に一端を結合されたワイヤ(16)の他端部を巻
き掛けて結合したものとした。
【0008】これによれば、前方衝突時に圧縮変形する
車体フロアの前方変位に対して相対的に異なる速度で変
位する異速度変位部分と、シートに枢支した揺動部材と
を、ワイヤを介して連結したことから、衝突時に車体フ
ロアと上記異速度変位部分との間の変位差により揺動部
材を揺動させて、シートベルトを引っ張る方向にシート
ベルト用アンカーポイントを変位させることができ、衝
突時にシートベルトを引っ張って乗員に対する拘束力を
強くすることができると共に、揺動部材に形成した円弧
状部にワイヤを巻き掛けたことから、シート位置調節時
のシートのスライドに伴って揺動部材の円弧状部からワ
イヤが繰り出されるようになるので、シートと共にアン
カーポイントも移動可能であり、アンカーポイントでの
シートベルトの操作性が損なわれることがない。
【0009】また、前記異速度変位部分(9a・9d)
が、前記前方衝突時に前記車体フロア(4)よりも遅く
かつ別個に圧縮変形し得る衝撃吸収荷重伝達部材(9)
に設けられていることによれば、乗員の減速度を低減し
得る車体減速度波形を実現することができると共に、そ
のような車体構造においても上記構成により乗員の拘束
装置としてのシートベルトの操作性が損なわれることが
ない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された具体
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0011】図1は、本発明が適用された車両の概略構
成を示している。シート1に対する乗員2の移動を拘束
するために、シート1にはシートベルト3が連結されて
いる。そしてシート1は、車体フロアを構成するフロア
パネル4に対して車両進行方向に沿ってある距離を移動
可能なように、図1の矢印II−II線に沿って見た図2に
示す如くシートレール5に摺合したシートフレーム1a
上に取り付けられている。なお、フロアパネル4上には
シートレール支持部材6が摺動自在に載置され、そのシ
ートレール支持部材6上にシートレール5が立設されて
いる。
【0012】フロアパネル4の車体側方部には矩形断面
形状のサイドシル7が固着され、フロアパネル4の下面
には、シート1の下方を車体前後方向に延在するように
設けられたU字状断面形状のフロアフレーム8が固着さ
れている。これらにより、略平坦形状のフロアパネル4
が補強されている。
【0013】シート1の中央部の下方であってフロアパ
ネル4の下面側には、衝突荷重伝達部材としてのGコン
トロールフレーム9が設けられている。Gコントロール
フレーム9は、図3に示されるように、車体前後方向に
延在する左右一対の前後方向フレーム部材9aと、それ
ら両前後方向フレーム部材9aを連結するべく両者間に
設けられた前端部連結バー9bと中間部連結フレーム9
cと異速度変位部分としての後端部連結バー9dとから
なる。なお、両前後方向フレーム部材9aの後端側に固
定されたステー10が、フロアパネル4の対応する部分
に設けられた開口4bを介して車室内側に突出するよう
にされており、そのステー10にシートレール支持部材
6が結合されるようになっている。このようにGコント
ロールフレーム9にシートレール支持部材6が一体的に
結合されていることから、シート1が車体前後方向にス
ライド調節可能である。
【0014】また、フロアパネル4の車体前側には斜め
に立ち上げられたダッシュボード11が一体に形成され
ていると共に、そのダッシュボード11よりも車体前方
に向けて左右一対のサイドフレーム12が上記フロアフ
レーム8から連続して延出するように設けられている。
【0015】このようして構成された車両にあって、前
方衝突時にはフロントバンパの変形後にボディ前部(ボ
ンネット部)が圧壊し始め、サイドフレーム12及びG
コントロールフレーム9に衝撃荷重が加わるが、負荷荷
重に対する剛性の比率の違いによりサイドフレーム12
の方が先に圧縮変形し、その後、Gコントロールフレー
ム9が圧縮変形するようにされている。したがって、衝
突時にはフロアパネル4に対して異速度変位部分として
の後端部連結バー9dが遅く変位することになる。この
ようにして衝撃力を吸収するようにすると共に、シート
1がGコントロールフレーム9と一体化されていること
から、車体減速度G2の波形を図9に示されるようにす
ることができる。
【0016】本発明に基づく車体にあっては、図2及び
図4に示されるように、シートフレーム6の側部に、車
体の略上下方向に揺動し得る扇形揺動部材14がピボッ
ト13により支持されている。その揺動部材14の円弧
状部14aの一端部にシートベルト用アンカーポイント
15が結合されており、揺動部材14の円弧状部14a
であってアンカーポイント15の結合部近傍にはワイヤ
16の一端部が結合されている。なお、扇形揺動部材1
4は、シートフレーム1aとの間に介装されたねじりコ
イルばね18により、図4の実線の状態に位置するよう
に弾発付勢されている。
【0017】ワイヤ16は、揺動部材14の円弧状部1
4aに巻き掛けられた状態から、フロアパネル4に設け
られた開口部4aを介してフロアパネル4の下方に繰り
出されており、その繰り出されたワイヤ16の他端部
が、上記したようにフロアパネル4の下方に設けられた
Gコントロールフレーム9の後端部連結バー9dに結合
されている。したがって、アンカーポイント15が、揺
動部材14及びワイヤ16を介してGコントロールフレ
ーム9と連結されている。なお、図4の実線に示される
組み付け状態にあって後端部連結バー9dが開口部4a
よりも車体後方に位置するようにされており、開口部4
aを通るワイヤ16を後端部連結バー9dに向けて略L
字状にガイドするためのワイヤガイド17がフロアパネ
ル4の下部に設けられている。
【0018】このようにして構成された車体構造にあっ
ては、前方衝突時の初期には、前記したようにGコント
ロールフレーム9よりも先にサイドフレーム12(フロ
アパネル4)が圧縮変形することから、フロアパネル4
に対して前後方向フレーム部材9aが相対的に図4の矢
印Aに示される車体後方に変位する。すると、前後方向
フレーム部材9a(後端部連結バー9d)に結合された
ワイヤ16がフロアパネル4の下方に引き込まれるた
め、ねじりコイルばね18の弾発付勢力に抗してフロア
パネル4側に向けて揺動部材14が回動し、図4のCに
より示される状態になる。それにより、アンカーポイン
ト15も矢印Bに示されるようにフロアパネル4側に向
けてすなわち車体下方に引き落とされるように変位する
ため、シートベルト3を縮める効果により乗員2をシー
ト1に拘束する力が強くなり、乗員2の飛び出しを防止
することができる。
【0019】上記したように、本車体構造にあっては前
方衝突時にフロアパネル4とGコントロールフレーム9
との相対的変位によりアンカーポイント15をフロアパ
ネル4側に変位させるようにしていることから、そのよ
うな動きをシートがどの位置にあっても可能にする必要
がある。上記したように、Gコントロールフレーム9と
アンカーポイント15とをワイヤ16及び揺動部材14
を介して連結しており、それにより、シート位置の調節
に伴って移動させたシートフレーム6が図4の矢印F・
Rで示されるシートの前端及び後端位置においても、想
像線で示されるようにアンカーポイント15の高さ位置
は略一定である。
【0020】図4の矢印Fに示されるシート最前端位置
では対応する想像線に示されるように揺動部材14の円
弧状部14aからワイヤ16が一部離脱して繰り出され
るようになり、矢印Rに示されるシート最後端位置では
同様に対応する想像線に示されるようにワイヤガイド1
7の位置がシート最後端位置側に位置していることか
ら、それぞれ揺動部材14がほとんど回動せず、上記し
たようにアンカーポイント15の高さ位置を略一定にす
ることができる。なお、シート最前端及び最後端の両位
置間のどの位置にあっても、揺動部材14はフロアパネ
ル4側に回動可能であることから、アンカーポイント1
5は、前方衝突時には上記したように動作し得る。
【0021】このようにして、シート1(シートフレー
ム1a)がどの位置にあっても、アンカーポイント15
の高さ位置が大きく変わることがないため、シートベル
ト3をアンカーポイント15に接続する操作性に影響を
及ぼすことが無く、何ら不都合を生じることなくシート
ベルト3の着脱を行い得る。
【0022】また、本発明にあっては、シートベルト3
のプリテンショナーとして用いることができ、その一例
を、図5〜7を参照して以下に示す。なお、上記各図と
同様の部分については同一の符号を付してその詳しい説
明を省略する。この場合にはシートレール5がフロアパ
ネル4上に直接立設されていることから、シート1とフ
ロアパネル4とが一体化されていると共に、Gコントロ
ールフレーム9とシート1とは前記図示例とは異なり結
合されていない。したがって、図6に示されるように、
フロアパネル4にはワイヤ16を通す開口部4aが設け
られており、ステー用開口部4bは設けられていない。
【0023】このようにして構成されたプリテンショナ
ー構造にあっては、前方衝突時には、前記図示例と同様
にフロアパネル4に対して前後方向フレーム部材9aが
相対的に図7の矢印Dに示される車体後方に変位し、フ
ロアパネル4とシート1とが一体化されていることから
シート1と前後方向フレーム部材9aとの間に相対変位
が生じ、ワイヤ16がフロアパネル4の下方に引き込ま
れる。したがって、ねじりコイルばね18の弾発付勢力
に抗してフロアパネル4側に向けて揺動部材14が回動
し、図7のCにより示される状態になる。それにより、
アンカーポイント15も矢印Bに示されるように車体下
方に引き落とされるように変位するため、シートベルト
3を縮める効果により乗員2をシート1に拘束する力が
強くなり、乗員2の飛び出しを防止することができる。
【0024】また、図8は上記プリテンショナー構造の
他の例を示す図7に対応する図である。なお、上記図と
同様の部分については同一の符号を付してその詳しい説
明を省略する。この図8にあっては、後端部連結バー9
dが、開口部4aに対して車体前側に位置するように前
後方向フレーム部材9aに取り付けられている。
【0025】この場合にあっては、前方衝突時に、剛性
の違いによりサイドフレーム12(フロアパネル4)よ
りも先にGコントロールフレーム9が圧縮変形するよう
に設計しておくことにより、フロアパネル4に対して前
後方向フレーム部材9aが相対的に図8の矢印Eに示さ
れる車体前方に変位する。すると、上記図7の例と同様
に、ワイヤ16がフロアパネル4の下方に引き込まれる
ため、フロアパネル4側に向けて揺動部材14が回動
し、図4のCにより示される状態になり、アンカーポイ
ント15の矢印Bに示される車体下方への変位により、
乗員2をシート1に拘束する力が強くなり、乗員2の飛
び出しを防止することができる。
【0026】
【発明の効果】このように本発明によれば、衝突時に、
車体フロアと、車体フロアの前方変位に対して異なる速
度で変位する異速度変位部分との間の変位差により揺動
部材を揺動させて、シートベルトを引っ張る方向にシー
トベルト用アンカーポイントを変位させることができ、
衝突時にシートベルトを引っ張って乗員に対する拘束力
を強くすることができるプリテンショナー装置を構成す
ることができると共に、揺動部材に形成した円弧状部に
ワイヤを巻き掛けたことから、シート位置調節時のシー
トのスライドに伴って揺動部材の円弧状部からワイヤが
繰り出されるようになるので、シートのスライド範囲に
おいて揺動部材が大きく回動してしまうことを防止で
き、シートと共にアンカーポイントも移動可能になるた
め、アンカーポイントでのシートベルトの操作性が損な
われることがない。
【0027】また、異速度変位部分を前方衝突時に車体
フロアよりも遅くかつ別個に圧縮変形し得る衝撃吸収荷
重伝達部材に設けることにより、乗員の減速度を低減し
得る車体減速度波形を実現することができると共に、そ
のような車体構造においても乗員の拘束装置としてのシ
ートベルトの操作性が損なわれることがないという効果
を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された車両の概略構成を示す図。
【図2】図1の矢印II−II線に沿って見た図。
【図3】本発明が適用されたフロアパネルとGコントロ
ールフレームとを示す分解斜視図。
【図4】本発明に基づく揺動部材の動作を示す図2の矢
印IV−IV線に沿って見た要部拡大側面図。
【図5】第2の例を示す図2に対応する図。
【図6】第2の例を示す図3に対応する図。
【図7】第2の例を示す図5の矢印VII−VII線に沿って
見た図4に対応する図。
【図8】第3の例を示す図7に対応する図。
【図9】衝突時の車体(シート)と乗員との各減速度波
形を示す図。
【符号の説明】
1 シート 3 シートベルト 4 フロアパネル(車体フロア) 9 Gコントロールフレーム(衝撃吸収荷重伝達部材) 9a 前後方向フレーム部材(異速度変位部分) 9d 後端部連結バー(遅く変位する部分) 14 揺動部材 14a 円弧状部 16 ワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩部 竜男 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 鶴田 誠 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 吉田 和也 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 川村 康 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フロア上に車体前後方向にスライド
    可能であって位置決め可能に設けられたシートと、前方
    衝突時の圧縮変形の際に前記車体フロアの前方変位に対
    して相対的に異なる速度で変位する異速度変位部分とを
    有し、 前記シートに、シートベルト用アンカーポイントを結合
    されかつ当該シートベルト用アンカーポイントを介して
    シートベルトを引っ張る方向に揺動可能な揺動部材を設
    け、 前記揺動部材に円弧状部を形成し、 前記円弧状部に、前記異速度変位部分に一端を結合され
    たワイヤの他端部を巻き掛けて結合したことを特徴とす
    る自動車の車体構造。
  2. 【請求項2】 前記異速度変位部分が、前記前方衝突時
    に前記車体フロアよりも遅くかつ別個に圧縮変形し得る
    衝撃吸収荷重伝達部材に設けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載の自動車の車体構造。
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