JP2001096905A - インクジェット用被記録材料 - Google Patents

インクジェット用被記録材料

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JP2001096905A
JP2001096905A JP27901699A JP27901699A JP2001096905A JP 2001096905 A JP2001096905 A JP 2001096905A JP 27901699 A JP27901699 A JP 27901699A JP 27901699 A JP27901699 A JP 27901699A JP 2001096905 A JP2001096905 A JP 2001096905A
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JP
Japan
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ink
recording material
jet recording
thermoplastic resin
absorbing layer
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JP27901699A
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English (en)
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Tetsuya Uto
哲也 宇戸
Hirokazu Yamamoto
浩和 山本
Takaaki Komatsu
孝章 小松
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】最表層に熱可塑性樹脂粒子を含む多孔質層が形
成されているインクジェット用被記録材料において、熱
可塑性樹脂が金属板や金属ロールに溶融、転写すること
なしに、表層を容易に被膜化することができ、優れた光
沢を有する画像のインクジェット用被記録材料を提供す
ること。 【解決手段】支持体上に少なくとも熱可塑性樹脂粒子を
含む多孔質層が形成されているインクジェット用被記録
材料において、該多孔質層に界面活性剤を含有すること
で、熱可塑性樹脂が金属板や金属ロールに溶融、転写す
ることなしに、表層を容易に被膜化することができ、優
れた光沢を有する画像のインクジェット用被記録材料を
提供することができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録方式を利用したプリンターやプロッターに使用される
インクジェット用被記録材料に関するものであり、特に
カラー記録での要望が高い写真印画紙調の光沢を有する
インクジェット用被記録材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェットプリンターやプロ
ッターの目ざましい進歩により、フルカラーでしかも高
精細な画像が容易に得られるようになってきた。これに
伴い、従来からあるインクジェット記録用の上質紙や塗
工紙以外のインクジェット用被記録材料の開発が切望さ
れている。
【0003】インクジェット記録方式は、種々の作動原
理によりインクの微小液滴を飛翔させて紙等の被記録材
料に付着させ、画像・文字等の記録を行うものである。
インクジェットプリンターやプロッターは、高速印字性
や低騒音性に優れ、記録パターンの融通性が大きく、現
像−定着が不要等の特長があり、複雑な画像を正確、且
つ迅速に形成することができる点で注目されている。特
にコンピューターにより作成した文字や各種図形等の画
像情報のハードコピー作成装置として、インクジェット
プリンターやプロッターは、近年急速に普及している。
又、インクジェット記録方式は複数個のインクノズルを
使用することにより、多色記録を行うことも容易であ
る。多色インクジェット方式により、形成されるカラー
画像は、製版方式による多色印刷やカラー写真方式によ
る印画に比較して、遜色のない記録を得ることが可能で
あり、更に作成部数が少ない用途においては、印刷技術
や写真技術によるよりも安価で済むことから広く応用さ
れつつある。
【0004】最近では、銀塩写真の画像に匹敵する高精
細な画像を出力できるインクジェットプリンター等が安
価で市販されている。インクジェット用被記録材料は、
銀塩写真方式と比べ同品質の画像が得られながら非常に
安価であることから、大面積の画像が必要な電飾看板や
商品見本等で表示画像を頻繁に取り替える利用者にとっ
て経済的に大きなメリットがある。また、最近一般的に
なってきたパーソナルコンピューター上で画像を作成、
プリントアウトし、これを見ながら配色やレイアウトを
訂正することは従来の銀塩写真方式では全く無理であっ
たが、インクジェット記録ではこのような操作が気軽に
できるという長所もある。
【0005】インクジェット記録方式で使用される被記
録材料としては、通常の印刷、或いは筆記用上質紙やコ
ーテッド紙を用いることができるように、装置やインク
組成の面から努力がなされてきた。しかし、記録の高速
化・高精細化、或いはフルカラー化等インクジェット記
録装置、記録方法の性能の向上や用途の拡大に伴い、被
記録材料に対しても、より高度な特性が要求されるよう
になってきた。即ち、当該被記録材料としては、印字ド
ットの濃度が高く、色調が明るく鮮やかであること、イ
ンクの吸収が速くて、印字ドットが重なった場合におい
てもインクが流れ出したり滲んだりしないこと、印字ド
ットの横方向への拡散が必要以上に大きくなく、且つ周
辺が滑らかでぼやけないこと等が要求される。特に、カ
ラー記録の場合は、イエロー・マゼンタ・シアン・ブラ
ックの単色記録だけでなく、これらの色を重ねる重色記
録がなされ、インク付着量が更に多くなるために極めて
厳しい性能が要求される。また、銀塩写真やコーテッド
紙に多色印刷した場合の如く耐候性の良い、光沢のある
画像を提供できる被記録材料が要求されるようになっ
た。
【0006】画像の耐水性、耐候性を高めたインクジェ
ット用被記録材料としては、特開昭59−222381
号公報、特開平6−55870号、同7−237348
号、同8−2090号公報に、顔料層の表層に熱可塑性
樹脂粒子を含む層を設け、印字後、表層を被膜化するこ
とが記載されている。
【0007】これらのインクジェット用被記録材料は、
画像の耐水性、光沢の点で優れており、非常に好まし
い。しかしながら、これらは熱可塑性樹脂を含む最表層
を、溶解、または融解し被膜化(透明化)する工程が必
要である。被膜(透明化)する方法として加熱処理があ
り、熱した金属板や金属ロールに圧着させたり、電気ヒ
ーターや赤外ランプ等の輻射熱による方法、及び熱風を
あてる方法等があるが、この加熱処理の際に、熱可塑性
樹脂が金属板や金属ロールに溶融、転写することがあっ
たり、輻射熱、熱風を利用した方法では均一に被膜化
(透明化)できずに光沢が発現しないおそれがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、最表
層に熱可塑性樹脂粒子を含む多孔質層が形成されている
インクジェット用被記録材料において、熱可塑性樹脂が
金属板や金属ロールに溶融、転写することなしに、表層
を容易に被膜化することができ、優れた光沢を有する画
像のインクジェット用被記録材料を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は以下に述
べる手段によって解決される。
【0010】すなわち、支持体上に少なくとも熱可塑性
樹脂粒子を含む多孔質層が形成されているインクジェッ
ト用被記録材料であって、インクジェット記録後、該熱
可塑性樹脂粒子を溶解または融解して該熱可塑性樹脂粒
子が融着した層とするインクジェット用被記録材料にお
いて、該多孔質層に界面活性剤を含有することで、熱可
塑性樹脂が金属板や金属ロールに溶融、転写することな
しに、表層を容易に被膜化することができ、優れた光沢
を有する画像のインクジェット用被記録材料の提供であ
る。
【0011】また、多孔質層に含有される界面活性剤を
曇点90℃以上のノニオン性界面活性剤とすることで、
印字後、表層をさらに容易に被膜化することができ、優
れた光沢を有する画像のインクジェット用被記録材料と
することができるので好ましい。
【0012】また、多孔質層に含有される界面活性剤を
リン酸エステル系界面活性剤とすることで、印字後、表
層をさらに容易に被膜化することができ、画像の耐水性
に優れ、かつ優れた光沢を有する画像のインクジェット
用被記録材料とすることができるので好ましい。
【0013】また、多孔質層に含まれる熱可塑性樹脂粒
子をポリオレフィン系樹脂とすることで、印字後、表層
をさらに容易に被膜化することができ、画像の耐水性に
優れ、かつ優れた光沢を有する画像のインクジェット用
被記録材料とすることができるので好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に好ましい実施の形態を挙
げ、本発明を更に詳細に説明する。
【0015】本発明のインクジェット用被記録材料にお
いては、最表層に少なくとも熱可塑性樹脂粒子と界面活
性剤を含む多孔質層が形成されたものであり、印字後
に、この最表層を溶解、または融解し被膜化(透明化)
することにより、画像の耐水性に優れ、かつ優れた光沢
を有する画像が得られるものである。
【0016】熱可塑性樹脂粒子と界面活性剤を含有する
ことにより、なぜ該層が容易に被膜化できるかは、定か
ではないが、熱可塑性樹脂粒子を加熱溶解または融解し
て被膜化する場合、該樹脂を90℃以上の温度にする必
要があり、その時の界面活性剤の挙動が熱可塑性樹脂粒
子の可塑化に好ましい影響を与えているのではないかと
考えられる。
【0017】この多孔質層に含有される界面活性剤とし
ては、ノニオン性のものが特に好ましい。アニオン性、
カチオン性のものはそのイオン性のために他の素材と凝
集を引き起こす場合がある。また、1種もしくは2種以
上界面活性剤を組み合わせて用いても良い。
【0018】一般に、イオン性界面活性剤は温度の上昇
と共に溶解度が増加する傾向を有するが、ノニオン性界
面活性剤では逆に減少し、極めて狭い範囲で(±0.1
℃)で水和性結晶が析出して溷濁を生ずる。この温度を
曇点といい、冷却すると溷濁水溶液は透明になる。一般
に、この曇点は疎水基の性質とこれに縮合したエチレン
オキサイドのmol数に関係しており、mol数が高い
程、曇点は高くなる傾向が見られる。
【0019】本発明における最表層に含有される界面活
性剤としてノニオン性界面活性剤を使用することも好ま
しい態様である。ノニオン性界面活性剤としては例え
ば、脂肪族ポリエチレン・グリコール・エーテル、高級
アルコール・ポリエチレングリコール・エーテル、アル
キル・フェノール・ポリエチレン・グリコール・エーテ
ル、アルキル・アミン・ポリエチレン・グリコール縮合
物、アルキル・アミド・ポリエチレン・グリコール縮合
物、ソルビタン脂肪酸モノエステル・ポリエチレン・グ
リコール縮合物などが挙げられる。特にアセチレングリ
コール系ノニオン界面活性剤が好ましく、更に曇点が9
0℃以上のノニオン性界面活性剤は好ましく用いられ
る。
【0020】また、本発明における最表層に含有される
界面活性剤として、分子内にノニオン部を有するノニオ
ン−アニオンの性質をもったリン酸エステル系界面活性
剤を使用することも好ましい。例えば、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテルのリン酸エステルを使用すると、
これには曇点が認められず、高い温度でも良好で熱安定
性に優れた熱可塑性樹脂粒子から構成される多孔質層を
設けることができる。具体的には第一工業製薬のプライ
サーフシリーズや城北化学工業のJPシリーズ、日光ケ
ミカルのNIKKOL DDPシリーズなどが挙げられ
るが、本発明ではこれらに限定されるものではない。
【0021】また、熱可塑性樹脂粒子に対する界面活性
剤の好ましい添加量は多孔質層を形成する熱可塑性樹脂
粒子に対して0.1〜10重量%、特に好ましくは0.
5〜5重量%である。添加量が0.1重量%に満たない
場合にはその効果が十分発揮されず、また添加量が10
重量%を越える場合にはインク吸収性が悪化し、良好な
画像が得られなくなる場合がある。
【0022】本発明における最表層を構成する熱可塑性
樹脂粒子としては、例えばポリアクリル酸エステル系樹
脂、ポリメタクリル酸エステル系樹脂、ポリエステル系
樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリオ
レフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ酢酸ビニル
系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹
脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアク
リレート樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリビニルク
ロライド樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニル
ブチラール樹脂などが挙げられ、これらを修飾したり、
これらポリマーに使用されるモノマーの共重合体なども
使用することができる。
【0023】本発明で使用される熱可塑性樹脂粒子は、
上記記載のものに限定されるものではないが、これら熱
可塑性樹脂粒子の中でも、塩化ビニル系樹脂又はポリオ
レフィン系樹脂が加熱処理の容易さや、光沢の点で特に
好ましい。
【0024】本発明における最表層を構成する熱可塑性
樹脂粒子として、最低造膜温度(MFT)が少なくとも
50℃以上であるものを使用することが、熱可塑性樹脂
粒子を含む多孔質層を形成するために好ましい。また、
印字後の被膜化を容易にするために最低造膜温度(MF
T)は150℃以下であることが好ましい。最低造膜温
度(MFT)が50℃に満たない場合は、最表層として
塗工する際に、緻密な被膜となりやすく多孔質層を得る
のが困難であり、これを防ぐためには低温で乾燥するた
めに乾燥時間が長くなり工業的に好ましくない。最低造
膜温度(MFT)が150℃を超える場合には、印字後
の加熱処理温度を高くする必要があり、樹脂の分解や着
色、基材あるいは画像の熱変性の問題があるので好まし
くない。
【0025】一般に熱可塑性樹脂は低温域では高い弾性
率であったものが、ガラス転移温度(Tg)付近で、ゴ
ム状にその状態を変化する。おおくの熱可塑性樹脂はこ
のTg付近で造膜を開始し、さらに高温域では流動化す
る。大部分の熱可塑性樹脂の最低造膜温度(MFT)は
ほぼTgと一致する。
【0026】この熱可塑性樹脂粒子から構成される多孔
質層の塗工量としては、印字後の加熱処理による被膜化
(透明化)により、画像への耐水性および光沢を付与さ
せるためには、5〜50g/m2となるように塗工され
ることが好ましい。5g/m2に満たない場合は被膜化
(透明化)したときの、画像への耐水性および光沢を付
与する効果が十分でないため好ましくない。また、50
g/m2を超える場合には、インクの吸収性が低下した
り、加熱処理が十分に成されないおそれがあり、好まし
くない。より好ましくは10〜35g/m2である。
【0027】この熱可塑性樹脂粒子から構成される多孔
質層の塗工方法としては、ロールコーター、エアナイフ
コーター、ブレードコーター、ロッドコーター、バーコ
ーター、グラビアコーター、カーテンコーターなどの通
常用いられている塗工方式が挙げられるが、本発明では
これらに限定されるものではない。乾燥は、塗工表面の
温度が熱可塑性樹脂粒子の最低造膜温度(MFT)以下
の温度で行うことが好ましい。
【0028】この熱可塑性樹脂粒子と界面活性剤から構
成される多孔質層には、必要に応じて熱可塑性樹脂粒子
を結着させるバインダーに加え、分散剤、増粘剤、pH
調整剤、潤滑剤、消泡剤、耐水化剤、離型剤、紫外線吸
収剤、酸化防止剤などの公知の各種添加剤を添加するこ
とも可能である。
【0029】バインダーとしては、例えば、でんぷんお
よびその変性物、ゼラチンおよびそれらの変性物、カゼ
イン、プルラン、アラビアゴム、カラヤゴム、アルブミ
ン等の天然高分子樹脂またはこれらの誘導体、ポリビニ
ルアルコールまたはそのカチオン変性物や、シラノール
変性物、SBRラテックス、NBRラテックス、メチル
メタクリレート−ブタジエン共重合体やエチレン−酢酸
ビニル共重合体等のラテックス類、ポリアクリルアミ
ド、ポリビニルピロリドン等のビニルポリマー、ポリエ
チレンイミン、ポリプロピレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、無水マレイン酸の重合体またはその共重
合体等を挙げることができるが、単独または二種以上を
組み合わせて使用しても良い。
【0030】本発明においては、熱可塑性樹脂粒子と界
面活性剤を含む多孔質層の下に、インク吸収層を設ける
ことも好ましい態様である。この場合のインク吸収層
は、本発明に係る多孔質層の形成に先立って、支持体上
に設けられ、熱可塑性樹脂粒子を含む多孔質層に付与さ
れたインクを吸収・保持して画像が形成される層であ
り、顔料を主体としてなる多孔質層である。
【0031】インク吸収層に使用する顔料としては、公
知の顔料を一種類以上用いることができる。例えば、軽
質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、カオリン、タ
ルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、
酸化亜鉛、炭酸亜鉛、チサンホワイト、珪酸アルミニウ
ム、ケイソウ土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、
合成非晶質シリカ、コロイダルシリカ、コロダルアルミ
ナ、擬ベーマイト、水酸化アルミニウム、アルミナ、ゼ
オライト、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウムなど
の無機顔料、スチレン系プラスチックピグメント、アク
リル系プラスチックピグメント、ポリスチレン、マイク
ロカプセル、尿素樹脂、メラミン樹脂などの有機顔料な
どが挙げられる。上記の中でもインク吸収層の主体成分
として含有する顔料としては多孔性無機顔料が好まし
く、多孔性合成非晶質シリカ、多孔性炭酸マグネシウ
ム、多孔性アルミナが挙げられ、特に細孔容量の大きい
多孔性合成非晶質シリカが好ましい。
【0032】インク吸収層に使用する顔料のバインダー
としては、例えば、でんぷんおよびその変性物、ゼラチ
ンおよびそれらの変性物、カゼイン、プルラン、アラビ
アゴム、カラヤゴム、アルブミン等の天然高分子樹脂ま
たはこれらの誘導体、ポリビニルアルコールまたはその
カチオン変性物や、シラノール変性物、SBRラテック
ス、NBRラテックス、メチルメタクリレート−ブタジ
エン共重合体や、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のラ
テックス類、ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリド
ン等のビニルポリマー、ポリエチレンイミン、ポリプロ
ピレングリコール、ポリエチレングリコール、無水マレ
イン酸の重合体またはその共重合体等を挙げることがで
きるが、単独または二種以上を組み合わせて使用しても
良い。
【0033】インク吸収層を形成するための塗工液に
は、顔料およびバインダーに加え、必要に応じて、界面
活性剤、着色染料、着色顔料、インク染料の定着剤、紫
外線吸収剤、酸化防止剤、顔料の分散剤、消泡剤、レベ
リング剤、防腐剤、蛍光増白剤、粘度安定剤、pH調節
剤等の公知の各種添加剤を添加することもできる。
【0034】インク吸収層塗工液の支持体への塗工量と
しては固形分換算で3〜30g/m 2、より好ましくは
10〜20g/m2である。塗工量がそれ以上になると
インク吸収層の乾燥性が悪くなるため好ましくない。
【0035】インク吸収層は塗工装置を用いて塗布、乾
燥することにより形成される。塗液の塗工方法として
は、例えば、スライドホッパー方式、カーテン方式、エ
クストルージョン方式、エアナイフ方式、ロールコーテ
ィング方式、ロッドバーコーティング方式等の通常用い
られている塗工方法が用いられる。
【0036】本発明で使用される支持体としては、透
明、不透明のいずれの基材も使用でき、例えば、ポリエ
ステル、ポリスルホン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネ
ート、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、酢酸
セルロース、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの透明
フィルム、あるいは、これらに白色顔料を充填したり、
あるいは微細な発砲により白色化したフィルムや合成
紙、更に一般紙、コーテッド紙、バライタ紙、樹脂被覆
紙等が主に用いられるが、ガラス、アルミニウム箔、蒸
着紙、蒸着フィルム、布地など熱可塑性樹脂粒子の多孔
質層を設けることができる支持体であれば特に限定され
るものではない。
【0037】本発明における支持体には、接着性向上等
の目的でアンカー層を設けてもよい。アンカー層にはゼ
ラチン等の親水性バインダー、ポリビニルブチラール等
の溶剤可溶性バインダー、ラテックス、硬化剤、顔料、
界面活性剤等を適宜組み合わせて含有させることができ
る。
【0038】本発明における支持体には、帯電防止性、
搬送性、カール防止性、筆記性、糊付け性等のために、
各種のバックコート層を塗設することができる。バック
コート層には、無機帯電防止剤、有機帯電防止剤、親水
性バインダー、ラテックス、硬化剤、顔料、滑剤、界面
活性剤等を適宜組み合わせて含有させることができる。
【0039】また、写真の印画紙調の光沢感、風合いを
有するインクジェット用被記録材料を得るためには、支
持体の特性も重要である。写真の印画紙調の光沢感、風
合いを得るためには、ポリエステルフィルムまたは樹脂
被覆紙を用いることが好ましく、また、支持体のJIS
−P−8123で測定したハンター白色度が65%以上
であることが特に好ましく、JIS−Z−8741で測
定した60度鏡面光沢が30%以上であることが好まし
い。
【0040】本発明に用いる支持体として、樹脂被覆紙
を用いる際にも、厚さについては特に制限する必要はな
いが、ハンドリング性とプリンターの通紙適性から、5
0〜300μm程度のものが好ましい。また、写真の印
画紙の風合いを得るためには200〜300μm程度の
ものが好ましい。
【0041】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳しく説明する
が、本発明の内容は実施例に限定されるものではない。
【0042】(支持体Aの作製)濾水度450mlCS
FのLBKP100部からなる木材パルプに、軽質炭酸
カルシウム/重質炭酸カルシウム/タルクの比率が30
/35/35の顔料5部、市販アルキルケテンダイマー
0.1部、市販カチオン性ポリアクリルアミド0.03
部、市販カチオン化澱粉1.0部、硫酸バンド0.5部
を調整後、長網抄紙機をもちいて坪量100g/m2
抄造し、市販酸化澱粉をインクラインドサイズプレスで
乾燥付着量3g/m2付着させて乾燥して支持体Aを得
た。
【0043】(インク吸収層Aの作製)合成非晶質シリ
カ(ファインシールX37B:株式会社トクヤマ製)1
00重量部、ポリビニルアルコール(PVA117:ク
ラレ株式会社製)30部、カチオン性ポリマー(スミレ
ーズレジン1001:住友化学工業株式会社製)20部
を用い、固形分濃度16%に調整して塗工液を得た。こ
の塗工液を支持体A上に、乾燥後の固形分塗布量が20
g/m2になるように塗工、乾燥し、「インク吸収層
A」を得た。
【0044】(支持体Bの作製)LBKPからなる坪量
103g/m2の原紙の表面に、低密度ポリエチレン8
5重量部と二酸化チタン15重量部からなる樹脂組成物
を25g/m2塗布し、裏面に、高密度ポリエチレン5
0重量部と低密度ポリエチレン50重量部からなる樹脂
組成物を20g/m2塗布して、樹脂被覆紙を作製し
た。この樹脂被覆紙のハンター白色度をJIS−P−8
123で測定したところ82%であった。これを支持体
Bとする。
【0045】(インク吸収層Bの作製)合成非晶質シリ
カ(ファインシールX37B:株式会社トクヤマ製)1
00重量部、ポリビニルアルコール(PVA117:ク
ラレ株式会社製)30部、カチオン性ポリマー(スミレ
ーズレジン1001:住友化学工業株式会社製)20部
を用い、固形分濃度16%に調整して塗工液を得た。こ
の塗工液を支持体B上の表面をコロナ処理して用いて、
乾燥後の固形分塗布量が20g/m2になるように塗
工、乾燥し、「インク吸収層B」を得た。
【0046】実施例1 塩化ビニル系熱可塑性樹脂粒子(ビニブラン602:日
信化学工業株式会社製)100部、ポリビニルアルコー
ル(PVA117:クラレ株式会社製)10部、曇点6
3℃のアセチレングリコール系界面活性剤(サーフィノ
ール465:日信化学工業株式会社製)1部を用い、固
形分濃度35%に調整して塗工液を得た。この塗工液を
「インク吸収層A」上にワイヤーバーを用いて乾燥塗工
量が15g/m2 となるように塗工、60℃熱風乾燥し
て実施例1のインクジェット用被記録材料を得た。
【0047】実施例2 塩化ビニル系熱可塑性樹脂粒子(ビニブラン602:日
信化学工業株式会社製)100部、ポリビニルアルコー
ル(PVA117:クラレ株式会社製)10部、曇点>
100℃のアセチレングリコール系界面活性剤(サーフ
ィノール485:日信化学工業株式会社製)1部を用
い、固形分濃度35%に調整して塗工液を得た。この塗
工液を「インク吸収層A」上にワイヤーバーを用いて乾
燥塗工量が15g/m2 となるように塗工、60℃熱風
乾燥して実施例2のインクジェット用被記録材料を得
た。
【0048】実施例3 塩化ビニル系熱可塑性樹脂粒子(ビニブラン602:日
信化学工業株式会社製)100部、ポリビニルアルコー
ル(PVA117:クラレ株式会社製)10部、曇点>
100℃のリン酸エステル系界面活性剤面活性剤(プラ
イサーフA210G:第一工業製薬株式会社製)1部を
用い、固形分濃度35%に調整して塗工液を得た。この
塗工液を「インク吸収層A」上にワイヤーバーを用いて
乾燥塗工量が15g/m2 となるように塗工、60℃熱
風乾燥して実施例3のインクジェット用被記録材料を得
た。
【0049】実施例4 ポリオレフィン系熱可塑性樹脂粒子(ケミパールM20
0:三井化学株式会社製)100部、ポリビニルアルコ
ール(PVA117:クラレ株式会社製)10部、曇点
63℃のアセチレングリコール系界面活性剤(サーフィ
ノール465:日信化学工業株式会社製)1部を用い、
固形分濃度35%に調整して塗工液を得た。この塗工液
を「インク吸収層A」上にワイヤーバーを用いて乾燥塗
工量が15g/m2 となるように塗工、60℃熱風乾燥
して実施例4のインクジェット用被記録材料を得た。
【0050】実施例5 ポリオレフィン系熱可塑性樹脂粒子(ケミパールM20
0:三井化学株式会社製)100部、ポリビニルアルコ
ール(PVA117:クラレ株式会社製)10部、曇点
>100℃のアセチレングリコール系界面活性剤(サー
フィノール485:日信化学工業株式会社製)1部を用
い、固形分濃度35%に調整して塗工液を得た。この塗
工液を「インク吸収層A」上にワイヤーバーを用いて乾
燥塗工量が15g/m2 となるように塗工、60℃熱風
乾燥して実施例5のインクジェット用被記録材料を得
た。
【0051】実施例6 ポリオレフィン系熱可塑性樹脂粒子(ケミパールM20
0:三井化学株式会社製)100部、ポリビニルアルコ
ール(PVA117:クラレ株式会社製)10部、曇点
>100℃のリン酸エステル系界面活性剤面活性剤(プ
ライサーフA210G:第一工業製薬株式会社製)1部
を用い、固形分濃度35%に調整して塗工液を得た。こ
の塗工液を「インク吸収層A」上にワイヤーバーを用い
て乾燥塗工量が15g/m2 となるように塗工、60℃
熱風乾燥して実施例6のインクジェット用被記録材料を
得た。
【0052】実施例7 実施例1における「インク吸収層A」の代わりに、「イ
ンク吸収層B」を用いた以外は、実施例1と同様にして
実施例7のインクジェット用被記録材料を得た。
【0053】実施例8 実施例2における「インク吸収層A」の代わりに、「イ
ンク吸収層B」を用いた以外は、実施例2と同様にして
実施例8のインクジェット用被記録材料を得た。
【0054】実施例9 実施例3における「インク吸収層A」の代わりに、「イ
ンク吸収層B」を用いた以外は、実施例3と同様にして
実施例9のインクジェット用被記録材料を得た。
【0055】実施例10 実施例4における「インク吸収層A」の代わりに、「イ
ンク吸収層B」を用いた以外は、実施例4と同様にして
実施例10のインクジェット用被記録材料を得た。
【0056】実施例11 実施例5における「インク吸収層A」の代わりに、「イ
ンク吸収層B」を用いた以外は、実施例5と同様にして
実施例11のインクジェット用被記録材料を得た。
【0057】実施例12 実施例6における「インク吸収層A」の代わりに、「イ
ンク吸収層B」を用いた以外は、実施例6と同様にして
実施例12のインクジェット用被記録材料を得た。
【0058】実施例13 実施例1における「インク吸収層A」の代わりに、「支
持体A」を用い、乾燥塗工量が30g/m2となるよう
に塗工した以外は、実施例1と同様にして実施例13の
インクジェット用被記録材料を得た。
【0059】実施例14 実施例2における「インク吸収層A」の代わりに、「支
持体A」を用い、乾燥塗工量が30g/m2となるよう
に塗工した以外は、実施例2と同様にして実施例14の
インクジェット用被記録材料を得た。
【0060】実施例15 実施例3における「インク吸収層A」の代わりに、「支
持体A」を用い、乾燥塗工量が30g/m2となるよう
に塗工した以外は、実施例3と同様にして実施例15の
インクジェット用被記録材料を得た。
【0061】実施例16 実施例4における「インク吸収層A」の代わりに、「支
持体A」を用い、乾燥塗工量が30g/m2となるよう
に塗工した以外は、実施例4と同様にして実施例16の
インクジェット用被記録材料を得た。
【0062】実施例17 実施例5における「インク吸収層A」の代わりに、「支
持体A」を用い、乾燥塗工量が30g/m2となるよう
に塗工した以外は、実施例5と同様にして実施例17の
インクジェット用被記録材料を得た。
【0063】実施例18 実施例6における「インク吸収層A」の代わりに、「支
持体A」を用い、乾燥塗工量が30g/m2となるよう
に塗工した以外は、実施例6と同様にして実施例18の
インクジェット用被記録材料を得た。
【0064】実施例19 実施例1における「インク吸収層A」の代わりに、「支
持体B」を用い、乾燥塗工量が30g/m2となるよう
に塗工した以外は、実施例1と同様にして実施例19の
インクジェット用被記録材料を得た。
【0065】実施例20 実施例2における「インク吸収層A」の代わりに、「支
持体B」を用い、乾燥塗工量が30g/m2となるよう
に塗工した以外は、実施例2と同様にして実施例20の
インクジェット用被記録材料を得た。
【0066】実施例21 実施例3における「インク吸収層A」の代わりに、「支
持体B」を用い、乾燥塗工量が30g/m2となるよう
に塗工した以外は、実施例3と同様にして実施例21の
インクジェット用被記録材料を得た。
【0067】実施例22 実施例4における「インク吸収層A」の代わりに、「支
持体B」を用い、乾燥塗工量が30g/m2となるよう
に塗工した以外は、実施例4と同様にして実施例22の
インクジェット用被記録材料を得た。
【0068】実施例23 実施例5における「インク吸収層A」の代わりに、「支
持体B」を用い、乾燥塗工量が30g/m2となるよう
に塗工した以外は、実施例5と同様にして実施例23の
インクジェット用被記録材料を得た。
【0069】実施例24 実施例6における「インク吸収層A」の代わりに、「支
持体B」を用い、乾燥塗工量が30g/m2となるよう
に塗工した以外は、実施例6と同様にして実施例24の
インクジェット用被記録材料を得た。
【0070】比較例1 塩化ビニル系熱可塑性樹脂粒子(ビニブラン602:日
信化学工業株式会社製)100部、ポリビニルアルコー
ル(PVA117:クラレ株式会社製)10部、を用
い、固形分濃度35%に調整して塗工液を得た。この塗
工液を「インク吸収層A」上にワイヤーバーを用いて乾
燥塗工量が15g/m2 となるように塗工、60℃熱風
乾燥して比較例1のインクジェット用被記録材料を得
た。
【0071】比較例2 ポリオレフィン系熱可塑性樹脂粒子(ケミパールM20
0:三井化学株式会社製)100部、ポリビニルアルコ
ール(PVA117:クラレ株式会社製)10部、を用
い、固形分濃度35%に調整して塗工液を得た。この塗
工液を「インク吸収層A」上にワイヤーバーを用いて乾
燥塗工量が15g/m2 となるように塗工、60℃熱風
乾燥して比較例2のインクジェット用被記録材料を得
た。
【0072】比較例3 比較例1における「インク吸収層A」の代わりに、「イ
ンク吸収層B」を用いた以外は、比較例1と同様にして
比較例3のインクジェット用被記録材料を得た。
【0073】比較例4 比較例2における「インク吸収層A」の代わりに、「イ
ンク吸収層B」を用いた以外は、比較例2と同様にして
比較例4のインクジェット用被記録材料を得た。
【0074】比較例5 比較例1における「インク吸収層A」の代わりに、「支
持体A」を用い、乾燥塗工量が30g/m2となるよう
に塗工した以外は、比較例1と同様にして比較例5のイ
ンクジェット用被記録材料を得た。
【0075】比較例6 比較例2における「インク吸収層A」の代わりに、「支
持体A」を用い、乾燥塗工量が30g/m2となるよう
に塗工した以外は、比較例2と同様にして比較例6のイ
ンクジェット用被記録材料を得た。
【0076】比較例7 比較例1における「インク吸収層A」の代わりに、「支
持体B」を用い、乾燥塗工量が30g/m2となるよう
に塗工した以外は、比較例1と同様にして比較例7のイ
ンクジェット用被記録材料を得た。
【0077】比較例8 比較例2における「インク吸収層A」の代わりに、「支
持体B」を用い、乾燥塗工量が30g/m2となるよう
に塗工した以外は、比較例2と同様にして比較例8のイ
ンクジェット用被記録材料を得た。
【0078】以上のようにして作製した実施例1〜2
4、比較例1〜8のインクジェット用被記録材料につい
て、インクジェットプロッタ(JV2−130:ミマキ
株式会社製)を用いて印字を行い、120℃の鏡面ロー
ルに押し当てて多孔質層を被膜化(透明化)させた後、
鏡面ロールから剥離しインクジェット用被記録材料を得
た。このとき、印字は顔料インクを使用した。
【0079】(評価方法)「光沢度」の評価は光沢度計
(GM−26D型 株式会社村上色彩技術研究所製)を
使用し、未印字部の60度鏡面光沢(Gs)をJIS−
Z−8741の方法で測定した光沢度を表す。
【0080】「剥離」の評価は、鏡面ロールから剥離す
る際の印字部分および未印字部分のロールからの剥離状
態を目視にて評価した。印字部および未印字部分共に剥
離する際に鏡面ロールへの転写物がないものを「○」、
印字部あるいは未印字部のどちらかが鏡面ロールへの転
写したものを「△」、印字部、未印字部共に鏡面ロール
へ転写したものを「×」とした。
【0081】「インク吸収性」の評価はインクジェット
プロッタ(JV2−130:ミマキ株式会社製)を用い
て印字を行い、その品質を見て判定した。「○」のもの
は優れた印字像が得られた。「△」は実用上は問題ない
が、「○」のものと比較すると劣っていた。「×」のも
のは印字品質が悪く、実用上問題のあるレベルであっ
た。
【0082】
【表1】
【0083】
【表2】
【0084】
【表3】
【0085】「光沢度」および「剥離」に関する評価に
おいて、界面活性剤を添加することで、光沢度が上が
り、さらに剥離性が向上していることがわかる。
【0086】
【発明の効果】実施例より明らかなように、剥離性に優
れ、かつ優れた光沢を有する画像のインクジェット用被
記録材料を得ることができる。さらに詳しくは、最表層
に熱可塑性樹脂粒子を含む多孔質層が形成されているイ
ンクジェット用被記録材料において、界面活性剤を含有
することで、熱可塑性樹脂が金属板や金属ロールに溶
融、転写することなしに、表層を容易に被膜化すること
ができ、優れた光沢を有する画像のインクジェット用被
記録材料を提供することができた。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少なくとも熱可塑性樹脂粒子
    を含む多孔質層が形成されているインクジェット用被記
    録材料であって、インクジェット記録後、該熱可塑性樹
    脂粒子を溶解または融解して該熱可塑性樹脂粒子が融着
    した層とするインクジェット用被記録材料において、該
    多孔質層に界面活性剤を含有することを特徴とするイン
    クジェット用被記録材料。
  2. 【請求項2】 該界面活性剤が曇点90℃以上のノニオ
    ン性界面活性剤であることを特徴とする請求項1記載の
    インクジェット用被記録材料。
  3. 【請求項3】 該界面活性剤がリン酸エステル系界面活
    性剤であることを特徴とする請求項1記載のインクジェ
    ット用被記録材料。
  4. 【請求項4】 該熱可塑性樹脂粒子が塩化ビニル系樹脂
    又はポリオレフィン系樹脂であることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか1項記載のインクジェット用被記録
    材料。
  5. 【請求項5】 該支持体がインク吸収層を有する支持体
    であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記
    載のインクジェット用被記録材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7938525B2 (en) 2008-02-27 2011-05-10 Fujifilm Corporation Ink jet recording method
US7984983B2 (en) 2007-12-28 2011-07-26 Fujifilm Corporation Inkjet recording method

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