JP2001096790A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2001096790A
JP2001096790A JP27372699A JP27372699A JP2001096790A JP 2001096790 A JP2001096790 A JP 2001096790A JP 27372699 A JP27372699 A JP 27372699A JP 27372699 A JP27372699 A JP 27372699A JP 2001096790 A JP2001096790 A JP 2001096790A
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Fumihiro Suda
文寛 寸田
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーマルヘッドの必要以上の温度上昇を防止
して、サーマルヘッド等の破損や寿命短縮を防止するこ
とができる記録装置を提供すること。 【解決手段】 サーマルヘッドの温度が60°C以上か
つ70°C未満である場合には(S12:No)、S1
3〜S21の各処理が繰り返し実行され、黒色1色で保
護記録が行われる。即ち、黒色記録に比べて、サーマル
ヘッドへの3倍の通電時間を要する赤色記録が禁止さ
れ、代わりに、サーマルヘッドの冷却時間が設けられる
(S19)。よって、サーマルヘッドの必要以上の温度
上昇を防止して、そのサーマルヘッドの破損や寿命短縮
を防ぐことができる。また、サーマルヘッドの温度が6
0°C以上になった場合には、その旨を報せるエラーメ
ッセージ「HEAT SAVE」71が本来の記録画像
と共に記録紙Pに記録されるので、その記録結果を見た
使用者に、サーマルヘッドの温度が60°C以上になっ
たことを報せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2以上の熱エネル
ギーをサーマルヘッドから発生させて、記録紙に2以上
の色で記録を行う記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】赤色と黒色との2色で記録(印刷)する
ことができる2色感熱紙が市販されている。赤色と黒色
との記録色は、この2色感熱紙に印加する熱エネルギー
の大きさによって定まる。具体的には、2色感熱紙に黒
色で記録する場合の略3倍の熱エネルギーを印加するこ
とにより、赤色記録が可能となる。よって、2色感熱紙
を使用するプリンタでは、記録時におけるサーマルヘッ
ドの通電時間を2種類設けて、その通電時間を、赤色で
記録する場合には黒色で記録する場合の略3倍にして、
赤色と黒色との2色記録を実現している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、赤色記
録が連続すると、サーマルヘッドの通電割合が非常に大
きくなって、サーマルヘッドの温度が必要以上に高くな
ってしまう。サーマルヘッドの温度が高くなり過ぎる
と、サーマルヘッドの寿命を短くしたり、最悪の場合に
は、サーマルヘッドを破損させてしまうという問題点が
ある。また、プリンタの電源も発熱が大きくなり、その
寿命を短くしたり破損させてしまうという問題点があ
る。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、サーマルヘッドの必要以上の温
度上昇を防止して、サーマルヘッドやそのサーマルヘッ
ドへ電力の供給を行う電源の破損およびそれらの寿命の
短縮を防止することができる記録装置を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1記載の記録装置は、サーマルヘッドと、その
サーマルヘッドから第1の熱エネルギーを発生させて記
録紙に第1の色で記録を行う第1記録手段と、前記サー
マルヘッドから前記第1の熱エネルギーより大きな第2
の熱エネルギーを発生させて前記記録紙に第2の色で記
録を行う第2記録手段とを備えており、更に、前記サー
マルヘッドの温度を検出する温度検出手段と、その温度
検出手段によって検出された前記サーマルヘッドの温度
が所定温度を超えた場合に、前記第2記録手段による記
録部分を前記第1記録手段によって記録させる切替記録
手段とを備えている。
【0006】この請求項1記載の記録装置によれば、第
1記録手段によってサーマルヘッドから第1の熱エネル
ギーを発生させることにより、記録紙に第1の色で記録
が行われ、第2記録手段によってサーマルヘッドから第
1の熱エネルギーより大きな第2の熱エネルギーを発生
させることにより、記録紙に第2の色で記録が行われ
る。ここで、温度検出手段によって検出されたサーマル
ヘッドの温度が所定温度を超えた場合には、切替記録手
段によって、第2記録手段による第2の色での記録部分
が第1記録手段による第1の色での記録に切り替えられ
る。
【0007】請求項2記載の記録装置は、請求項1記載
の記録装置において、前記切替記録手段は、前記第2記
録手段によって第2の色で記録される部分のデータをハ
ーフトーンのデータに補正する補正手段と、その補正手
段によって補正されたハーフトーンのデータを前記第1
記録手段によって第1の色でハーフトーン記録するハー
フトーン記録手段とを備えている。
【0008】この請求項2記載の記録装置によれば、請
求項1記載の記録装置と同様に作用する上、第2記録手
段によって第2の色で記録される部分のデータは、切替
記録手段の補正手段によってハーフトーンのデータに補
正され、その補正されたハーフトーンのデータが、切替
記録手段のハーフトーン記録手段により第1記録手段に
よって第1の色でハーフトーン記録される。
【0009】請求項3記載の記録装置は、請求項1又は
2に記載の記録装置において、前記切替記録手段は、前
記サーマルヘッドへの通電を前記第1記録手段による記
録後に所定時間停止する通電停止手段を備えている。
【0010】請求項4記載の記録装置は、請求項1から
3のいずれかに記載の記録装置において、前記切替記録
手段の実行後、前記サーマルヘッドの温度が前記所定温
度以下に下がった場合にも、前記切替記録手段による切
替状態を維持して前記第2記録手段による記録部分を前
記第1記録手段によって記録させる切替状態維持手段を
備えている。
【0011】請求項5記載の記録装置は、請求項1から
4のいずれかに記載の記録装置において、前記切替記録
手段の実行後、前記サーマルヘッドの温度が前記所定温
度より低い第2の所定温度以下に下がった場合に、前記
第2記録手段から第1記録手段への切替を復帰して、前
記第2記録手段による記録部分をその第2記録手段によ
って記録させる切替復帰手段を備えている。
【0012】請求項6記載の記録装置は、請求項5記載
の記録装置において、前記切替記録手段の実行後、前記
サーマルヘッドの温度が前記所定温度より高い第3の所
定温度を超えた場合には、そのサーマルヘッドの温度が
前記第2の所定温度以下に下がっても前記切替復帰手段
の実行を禁止する切替復帰禁止手段を備えている。
【0013】請求項7記載の記録装置は、請求項1から
6のいずれかに記載の記録装置において、前記温度検出
手段によって検出された前記サーマルヘッドの温度が前
記所定温度を超えた場合に、所定のエラーメッセージを
前記第1記録手段によって第1の色で記録するエラー記
録手段を備えている。
【0014】請求項8記載の記録装置は、請求項7記載
の記録装置において、前記エラー記録手段は、記録中の
データの記録領域外の領域に前記エラーメッセージを記
録するものである。
【0015】請求項9記載の記録装置は、請求項7又は
8に記載の記録装置において、前記エラー記録手段は、
前記サーマルヘッドの温度が前記第3の所定温度を超え
た場合に、記録中のデータの記録を中止すると共に、そ
の記録に代えて所定のエラーメッセージを前記第1記録
手段によって第1の色で記録するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施例に
ついて、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明
の一実施例である赤色および黒色での2色記録が可能な
サーマル方式のプリンタ10を備えた電子黒板1の外観
斜視図である。
【0017】図1に示すように、電子黒板1は、略矩形
額縁状に形成された黒板フレーム2を備えており、その
黒板フレーム2の前面には略矩形状の開口である窓部3
が設けられている。この窓部3は、ホワイトシート4の
表面(被記載面)を黒板フレーム2の外部へ露出させる
ための開口である。ホワイトシート4は、側面視無端環
状のシート体で構成され、その表面(外周面)は、イン
クマーカ等の筆記具(図示せず)を用いて文字や図形等
の情報を記載(筆記)可能に、且つ、その記載された情
報をイレーサ等の拭き取り具(図示せず)により消去可
能に形成されている。
【0018】ホワイトシート4の内周下端部には、後述
するシートモータ16(図2参照)と連結されると共
に、そのシートモータ16の駆動によって回転される円
筒状の駆動ローラ5が配設されている。また、ホワイト
シート4の内周上端部には、自由回転可能に黒板フレー
ム2内に軸支された円筒状の従動ローラ6が配設されて
いる。両ローラ5,6は、その軸方向が黒板フレーム2
の幅方向と同一方向に配設されており、これら両ローラ
5,6にホワイトシート4が張設されている。よって、
シートモータ16を駆動して駆動ローラ5を回転させる
ことにより、窓部3から露出された部分のホワイトシー
ト4を黒板フレーム2の下側から上側へ搬送することが
できる。
【0019】黒板フレーム2の内部上方であって従動ロ
ーラ6の更に上方には、ホワイトシート4に記載された
画情報を読み取るための読取装置7が配設されている。
この読取装置7は、従動ローラ6の外周に張設されたホ
ワイトシート4の外周面と対向するように、ホワイトシ
ート4の幅方向の全域に亘って設けられている。読取装
置7は、赤色および緑色の2色の発光ダイオード(LE
D)7a,7bと、そのLED7a,7bの点灯による
反射光からホワイトシート4に記載された画情報を読み
取るための密着型イメージセンサ(CIS(Contact Im
age Sensor))7cとを備えている(図2参照)。
【0020】赤色LED7aの点灯時におけるCIS7
cの読取データにより、赤色以外の色でホワイトシート
4に記載された文字や図形の画情報を読み取ることがで
きる。一方、緑色LED7bの点灯時におけるCIS7
cの読取データにより、赤色を含めたホワイトシート4
に記載された文字や図形の画情報を読み取ることができ
る。よって、赤色及び黒色で2色記録(印刷)を行う場
合には、赤色LED7aの点灯時における読取データに
より黒色の記録データを作成し、緑色LED7bの点灯
時における読取データから赤色LED7aの点灯時にお
ける読取データを除く(差し引く)ことによって、赤色
の記録データを作成することができる。
【0021】黒板フレーム2の下部両側には、一対の台
座脚8,9がそれぞれ取着されており、かかる一対の台
座脚8,9によって、電子黒板1が床面上に支持されて
いる。また、黒板フレーム2の下部に設けられたフレー
ム下枠2aには、プリンタ10が取着されている。この
プリンタ10は、前記した読取装置7によって読み取ら
れたホワイトシート4に記載される画情報に基づいて、
赤色及び黒色の2色記録が可能な感熱記録紙をロール状
に巻回した記録紙P(図6参照)に、赤色及び黒色の2
色で記録(印刷)を行うものである。このプリンタ10
の前面には、この電子黒板1を操作するための操作パネ
ル19が設けられており、電子黒板1の使用者が、かか
る操作パネル19上のボタンを操作することによって、
ホワイトシート4の搬送や、ホワイトシート4上に記載
された画情報の記録が行われる。
【0022】次に、図2及び図3を参照して、電子黒板
1の電気的構成と、プリンタ10の詳細について説明す
る。図2は、プリンタ10を内蔵する電子黒板1の電気
的構成を示したブロック図であり、図3は、プリンタ1
0の一部を構成する記録回路17の詳細な電気的構成を
示した回路図である。なお、図1に示すプリンタ10に
は、後述するCPU11、ROM12、RAM13、バ
スライン14、入出力ポート15、記録回路17、用紙
モータ18および操作パネル19が、それぞれ収容され
ている。
【0023】図2に示すように、電子黒板1は、演算装
置であるCPU11と、そのCPU11によって実行さ
れる制御プログラム12aなどを記憶した書き替え不能
な不揮発性のメモリであるROM12と、CPU11に
よる制御プログラム12aの実行時に各種のデータ等が
一時的に記憶される書き替え可能な揮発性のメモリであ
るRAM13とを備えている。後述するフローチャート
に示すプログラムは、制御プログラム12aの一部とし
て、ROM12内に記憶されている。また、ROM12
にはエラーデータメモリ12bが設けられており、この
エラーデータメモリ12bには、サーマルヘッド17a
の温度が60°Cまたは70°C以上となった場合に、
その旨を使用者に報せるために記録紙Pに記録(印刷)
される各種のエラーメッセージ71,73が記憶されて
いる(図7及び図8参照)。
【0024】RAM13は、読取バッファ13aと、記
録バッファ13bとを備えている。読取バッファ13a
は、前述した読取装置7によって読み取られたホワイト
シート4上の画情報を読取データとして記憶するための
バッファである。この読取バッファ13aには、赤色L
ED7aの点灯時に読み取った読取データを記憶するた
めの赤色LEDエリア13a1と、緑色LED7bの点
灯時に読み取った読取データを記憶するための緑色LE
Dエリア13a2とが、それぞれ設けられている。
【0025】記録バッファ13bは、記録紙Pに画情報
を記録(印刷)するため、後述する記録回路17へ出力
される記録データを記憶するためのバッファである。こ
の記録バッファ13bには、黒色記録のための黒データ
を記憶する黒色データエリア13b1と、赤色記録のた
めの赤データを記憶する赤色データエリア13b2と
が、それぞれ設けられている。具体的に、この黒色デー
タエリア13b1へは、赤色LED7aの点灯時に読み
取られ読取バッファ13aの赤色LEDエリア13a1
に記憶される読取データが、記録データの形式に変換さ
れた後に記憶される。また、赤色データエリア13b2
へは、緑色LED7bの点灯時に読み取られ読取バッフ
ァ13aの緑色LEDエリア13a2に記憶される読取
データから、赤色LED7aの点灯時に読み取られ読取
バッファ13aの赤色LEDエリア13a1に記憶され
る読取データを除いたデータ(差し引いたデータ)が、
記録データの形式に変換された後に記憶される。
【0026】これらCPU11、ROM12およびRA
M13は、バスライン14を介して互いに接続されてお
り、バスライン14は、また、入出力ポート15にも接
続されている。入出力ポート15には、前述した赤色L
ED7a、緑色LED7bおよびCIS7cを有する読
取装置7と、駆動ローラ5を回転させてホワイトシート
4を搬送するシートモータ16と、電子黒板1を制御す
るための複数のボタンが配設された操作パネル19とが
接続されるほか、記録紙Pへの記録を行う記録回路17
と、その記録回路17による記録後に記録紙Pを搬送す
る用紙モータ18とが接続されている。
【0027】図3は、記録回路17の電気的構成を示し
た回路図である。記録回路17は、1ライン1728ド
ットで記録可能に構成されており、主に、1728個の
発熱素子を有するサーマルヘッド17aと、1728ビ
ットのデータをラッチ可能なラッチレジスタ17bと、
1728ビットのデータを順にシフト可能なシフトレジ
スタ17cと、サーマルヘッド17aの温度を検出する
ためのサーミスタ17dとを備えている。
【0028】なお、このサーマルヘッド17aは、60
°C未満の温度で使用することが好ましく、70°C以
上の温度で継続使用すると、サーマルヘッド17aの寿
命短縮や破損を生じることがある。よって、サーマルヘ
ッド17aの温度が60°C未満である場合を正常温
度、60°C以上70°C未満である場合を危険温度、
70°C以上である場合を異常温度として、図5の赤黒
記録処理の制御内容を変更している。
【0029】図3に示すように、記録回路17のシフト
レジスタ17cの入力は入出力ポート15を介してCP
U11と接続されている。このシフトレジスタ17cの
出力はラッチレジスタ17bと接続され、このラッチレ
ジスタ17bには、CPU11から入出力ポート15を
介してラッチ信号11bが入力されると共に、ラッチレ
ジスタ17bの出力は1728個ある2入力ナンド回路
17eの一方の入力端に接続されている。2入力ナンド
回路17eの他方の入力端は、前段の864個のナンド
回路17eについてはストローブ1信号11cが入力さ
れるインバータ17fの出力端と、後段の864個のナ
ンド回路17eについてはストローブ2信号11dが入
力されるインバータ17gの出力端とそれぞれ接続され
ている。2入力ナンド回路17eの出力端は、サーマル
ヘッド17aの1728個の発熱素子の一端とそれぞれ
接続され、そのサーマルヘッド17aの各発熱素子の他
端は駆動電源Vccと接続されている。
【0030】また、サーマルヘッド17aの近傍には、
サーミスタ17dが配設されている。このサーミスタ1
7dの端子電圧は入出力ポート15を介してCPU11
のA/D変換器11eへ入力されているので、サーミス
タ17dの端子電圧の値をCPU11によって測定する
ことができる。サーミスタ17dは周囲温度によって抵
抗値が変化する素子なので、そのサーミスタ17dの端
子電圧の値を測定することにより、サーマルヘッド17
aの温度を測定することができる。
【0031】次に、かかる記録回路17の動作を説明す
る。まず、CPU11によって記録バッファ13bのデ
ータが読み出され、その読み出された記録データ11a
が入出力ポート15を介して1ビットずつシフトレジス
タ17cへ出力される。1728ビットのすべての記録
データ11aがシフトレジスタ17cへ出力されると、
ラッチ信号11bがCPU11からラッチレジスタ17
bへ出力される。ラッチレジスタ17bがラッチ信号1
1bを入力すると、シフトレジスタ17cからその時出
力されているデータをラッチし、そのラッチした172
8ビットのデータを1728個あるナンド回路17fの
一方の入力端へそれぞれ出力する。
【0032】CPU11からストローブ1信号11cが
出力(ロウアクティブ)されると、前段の864個のサ
ーマルヘッド17aのうち、ラッチレジスタ17bから
ハイ信号が出力されているサーマルヘッド17aに対し
て通電が行われる。ストローブ1信号11cのオフ後
(ハイ出力後)、CPU11からストローブ2信号11
dが出力され(ロウアクティブ)、後段の864個のサ
ーマルヘッド17aのうち、ラッチレジスタ17bから
ハイ信号が出力されているサーマルヘッド17aに対し
て通電が行われる。ストローブ2信号11dをオフ(ハ
イ出力)した後で、用紙モータ18を駆動して記録紙P
を1ライン分搬送する。これにより、記録回路17によ
る1ラインの記録(印刷)が終了する。なお、サーミス
タ17dの端子電圧は、CPU11のA/D変換器11
eによって定期的に測定される。
【0033】図4(a)は、かかる記録回路17を使用
した黒色記録の場合のストローブ1信号11cおよびス
トローブ2信号11dのタイミングチャートであり、図
4(b)は、赤黒記録の場合のストローブ1信号11c
およびストローブ2信号11dのタイミングチャートで
ある。また、図4(c)は、サーマルヘッド17aの温
度が60°C以上になった場合に行われる保護記録のス
トローブ1信号11cおよびストローブ2信号11dの
タイミングチャートである。
【0034】図4(a)に示すように、黒色記録の場合
には、両ストローブ信号11c,11dは、それぞれ交
互に2.5ms(ms:ミリ秒)ずつ出力される。よっ
て、両ストローブ信号11c,11dをそれぞれ1回ず
つ出力することにより、1ラインの記録が完了する。
【0035】一方、図4(b)に示すように、赤黒色記
録の場合には、黒データの記録と赤データの記録とを別
々に行っているので、黒データの記録のために両ストロ
ーブ信号11c,11dをそれぞれ1回ずつ出力し、赤
データの記録のために両ストローブ信号11c,11d
をそれぞれ1回ずつ出力する。よって、両ストローブ信
号11c,11dをそれぞれ2回ずつ出力することによ
り、1ラインの記録が完了する。また、赤色記録は、黒
色記録の略3倍の熱エネルギーを印加することにより行
われるので、赤データを記録する場合には、黒データを
記録する場合の3倍の時間である7.5msの間、スト
ローブ信号11c,11dが出力される。よって、赤黒
記録の場合には、まず、黒データの記録のためにストロ
ーブ1信号11cおよびストローブ2信号11dが交互
に2.5ms(ms:ミリ秒)ずつ出力され、次に、赤
データの記録のためにストローブ1信号11cおよびス
トローブ2信号11dが交互に7.5ms(ms:ミリ
秒)ずつ出力されるのである。
【0036】図4(c)に示すように、サーマルヘッド
17aの温度が60°C以上になった場合に行われる保
護記録では、黒データと赤データとの論理和のデータを
黒色記録し、その後、赤色記録の時間分(15ms=
7.5ms×2)、サーマルヘッド17aへの通電をオ
フしてサーマルヘッド17aを冷却している。即ち、黒
データと赤データとの論理和のデータについて、両スト
ローブ信号11c,11dをそれぞれ交互に2.5ms
(ms:ミリ秒)ずつ出力し、その後、両ストローブ信
号11c,11dの出力を赤色記録の時間分の15ms
待機するのである。従って、この保護記録により、黒デ
ータと共に赤データを黒色記録しつつ、赤黒記録のタイ
ミングでサーマルヘッド17aを冷却することができる
のである。
【0037】次に、図5のフローチャートを参照して、
本実施例の赤黒記録処理について説明する。この赤黒記
録処理は、使用者によって操作パネル19の赤黒記録の
ボタンが押下された場合に実行される処理である。詳細
には、ホワイトシート4上に記載される画情報が読取装
置7によって読み取られ、その読取データが読取バッフ
ァ13aに記憶され、更に、その読取データが記録デー
タ用に変換されて、記録バッファ13bに記憶された後
に実行される処理である。
【0038】赤黒記録処理では、まず、サーミスタ17
dの端子電圧により、サーマルヘッド17aの温度を測
定し、その温度が60°C以上であるか否かを判断する
(S1)。サーマルヘッド17aの温度が60°C未満
であれば(S1:No)、正常温度の範囲内であるの
で、次に示すS2〜S11の各処理によって、図4
(b)に示すタイミングで赤黒記録が実行される。
【0039】即ち、記録バッファ13bの黒色データエ
リア13b1から、該当するラインの黒データを読み出
して、その読み出した黒データを1ビットずつ順にシフ
トレジスタ17cへ出力する(S2)。黒データの全ビ
ットをシフトレジスタ17cへ出力した後、ラッチ信号
11bを出力して、シフトレジスタ17cのデータをラ
ッチレジスタ17bへラッチする(S3)。その後、ス
トローブ1信号11cを2.5msの間出力して(S
4)、前段の864個のサーマルヘッド17aに対応す
る黒色記録を行う。ストローブ1信号11cの出力後、
ストローブ2信号11dを2.5msの間出力して(S
5)、後段の864個のサーマルヘッド17aに対応す
る黒色記録を行う。
【0040】次に、記録バッファ13bの赤色データエ
リア13b2から、該当するラインの赤データを読み出
して、その読み出した赤データを1ビットずつ順にシフ
トレジスタ17cへ出力する(S6)。赤データの全ビ
ットをシフトレジスタ17cへ出力した後、ラッチ信号
11bを出力して、シフトレジスタ17cのデータをラ
ッチレジスタ17bへラッチする(S7)。その後、ス
トローブ1信号11cを7.5msの間出力して(S
8)、前段の864個のサーマルヘッド17aに対応す
る赤色記録を行う。ストローブ1信号11cの出力後、
ストローブ2信号11dを7.5msの間出力して(S
9)、後段の864個のサーマルヘッド17aに対応す
る赤色記録を行う。
【0041】赤色記録の後、用紙モータ18を駆動して
記録紙Pを1ライン分搬送し(S10)、1ラインの記
録を終了する。全ラインの記録が終了したか否かを調べ
(S11)、全ラインの記録が終了していなければ(S
11:No)、処理をS1へ移行する。一方、全ライン
の記録が終了していれば(S11:Yes)、この赤黒
記録処理を終了する。このようにサーマルヘッド17a
の温度が60°C未満を維持する場合には(S1:N
o)、S2〜S11の各処理が繰り返し実行され、図6
に示すように、赤色および黒色の2色でホワイトシート
4上に記載された画情報が記録紙Pに記録される。
【0042】S1の処理において、サーマルヘッド17
aの温度を測定した結果、その温度が60°C以上であ
れば(S1:Yes)、更にその温度が70°C以上で
あるか否かを判断する(S12)。判断の結果、サーマ
ルヘッド17aの温度が70°C未満であれば(60°
C以上かつ70°C未満)(S12:No)、危険温度
の範囲であるので、図4(b)に示すタイミングの赤黒
記録に代えて、図4(c)に示すタイミングの黒色1色
での保護記録をS12〜S21の各処理により実行し
て、黒色記録を行いつつサーマルヘッド17aの温度を
低下させる。
【0043】まず、記録バッファ13bの黒色データエ
リア13b1から該当するラインの黒データを読み出
し、次に、赤色データエリア13b2から該当するライ
ンの赤データを読み出して、黒データおよび赤データの
論理和のデータを作成する(S13)。更に、ROM1
2のエラーデータメモリ12bから該当するラインのエ
ラーデータを読み出して、S13の処理で作成したデー
タに合成する(S14)。ここで、合成されるエラーデ
ータは、S13の処理で作成したデータの記録範囲外の
領域に合成されるので、エラーデータ(図7に示すエラ
ーメッセージ「HEAT SAVE」71)を本来の記
録画像に重ねずに記録することができるのである。
【0044】合成したデータを1ビットずつ順にシフト
レジスタ17cへ出力し(S15)、全ビットをシフト
レジスタ17cへ出力した後、ラッチ信号11bを出力
して、シフトレジスタ17cのデータをラッチレジスタ
17bへラッチする(S16)。その後、ストローブ1
信号11cを2.5msの間出力して(S17)、前段
の864個のサーマルヘッド17aに対応する黒色記録
を行う。ストローブ1信号11cの出力後、ストローブ
2信号11dを2.5msの間出力して(S18)、後
段の864個のサーマルヘッド17aに対応する黒色記
録を行う。
【0045】黒色記録の後は、赤黒記録の場合の赤色記
録のタイミングに相当する15msの間、両ストローブ
信号11c,11dをオフした状態でウエイトし(S1
9)、サーマルヘッド17aを冷却する。ウエイト後、
用紙モータ18を駆動して記録紙Pを1ライン分搬送し
(S20)、1ラインの記録を終了する。全ラインの記
録が終了したか否かを調べ(S21)、全ラインの記録
が終了していなければ(S21:No)、処理をS12
へ移行する。一方、全ラインの記録が終了していれば
(S21:Yes)、この赤黒記録処理を終了する。
【0046】このようにサーマルヘッド17aの温度が
60°C以上かつ70°C未満である場合には(S1
2:No)、S13〜S21の各処理が繰り返し実行さ
れ、図7に示すように黒色1色での保護記録が行われ
る。よって、サーマルヘッド17aの必要以上の温度上
昇を防止して、そのサーマルヘッド17aの破損や寿命
短縮を防ぐことができる。また、サーマルヘッド17a
の温度が60°C以上になった場合には、その旨を報せ
るエラーメッセージ「HEAT SAVE」71が本来
の記録画像と共に記録紙Pに記録されるので、その記録
結果を見た使用者に、サーマルヘッド17aの温度が6
0°C以上になったことを報せることができる。なお、
図7では、ライン72の時点でサーマルヘッド17aの
温度が60°C以上となって、それ以降の記録が保護記
録に切り替えられた状態を図示している。ライン72
は、実際には記録されない。
【0047】S12の処理において、サーマルヘッド1
7aの温度を測定した結果、その温度が70°C以上で
あれば(S12:Yes)、サーマルヘッド17aの破
損や寿命短縮を生じ得る異常温度の範囲である。よっ
て、かかる場合には、図4(c)に示す保護記録によっ
ても、サーマルヘッド17aの温度が下がらず、却って
温度上昇したということである。従って、そのサーマル
ヘッド17aの保護および使用者への異常報知のため
に、記録バッファ13bに記憶される記録データの記録
を中止すると共に、図4(c)に示す黒色1色での保護
記録によって、S22〜S28の各処理によりエラーメ
ッセージ「HEAT PROTECT」73(図8参
照)を記録する。
【0048】まず、ROM12のエラーデータメモリ1
2bから該当するラインのエラーデータを読み出して、
1ビットずつ順にシフトレジスタ17cへ出力する(S
22)、全ビットをシフトレジスタ17cへ出力した
後、ラッチ信号11bを出力して、シフトレジスタ17
cのデータをラッチレジスタ17bへラッチする(S2
3)。その後、ストローブ1信号11cを2.5msの
間出力して(S24)、前段の864個のサーマルヘッ
ド17aに対応する黒色記録を行う。ストローブ1信号
11cの出力後、ストローブ2信号11dを2.5ms
の間出力して(S25)、後段の864個のサーマルヘ
ッド17aに対応する黒色記録を行う。
【0049】黒色記録の後は、赤黒記録の場合の赤色記
録のタイミングに相当する15msの間、両ストローブ
信号11c,11dをオフした状態でウエイトし(S2
6)、サーマルヘッド17aを冷却する。ウエイト後、
用紙モータ18を駆動して記録紙Pを1ライン分搬送し
(S27)、1ラインの記録を終了する。エラーデータ
の全ラインの記録が終了したか否かを調べ(S28)、
全ラインの記録が終了していなければ(S28:N
o)、処理をS22へ移行する。一方、エラーデータの
全ラインの記録が終了していれば(S28:Yes)、
この赤黒記録処理を終了する。
【0050】このようにサーマルヘッド17aの温度が
70°C以上である場合には(S12:Yes)、本来
の記録画像の記録が中止され、S22〜S28の各処理
によって、図8に示すようにエラーメッセージ73が黒
色1色で保護記録された後に、赤黒記録処理が終了す
る。よって、異常温度の範囲でのサーマルヘッド17a
の駆動を禁止して、サーマルヘッド17aの破損や寿命
短縮を防ぐことができる。また、サーマルヘッド17a
の温度が70°C以上になったことを報せるエラーメッ
セージ「HEAT PROTECT」73が本来の記録
画像と共に、その画情報と重ならない位置(画情報の記
録領域外の領域)に記録されるので、その記録結果を見
た使用者に、サーマルヘッド17aの温度が70°C以
上になったことを報せることができるのである。
【0051】なお、図8では、ライン72の時点でサー
マルヘッド17aの温度が60°C以上となって、それ
以降の記録が保護記録に切り替えられ、更に、ライン7
4の時点でサーマルヘッド17aの温度が70°C以上
となって、それ以降の記録が中止されると共に、エラー
メッセージ73が保護記録された状態を図示している。
ライン72,74は、実際には記録されない。
【0052】次に、図9を参照して第2実施例の赤黒記
録処理について説明する。第2実施例の赤黒記録処理で
は、前記した第1実施例の赤黒記録処理に対して、S3
0の処理を追加し、ヒステリシスを持たせた制御として
いる。即ち、第1実施例の赤黒記録処理では、一旦サー
マルヘッド17aの温度が60°C以上となった場合に
は、その赤黒記録処理が終了するまで図4(c)に示す
保護記録を継続した。これに対し、第2実施例の赤黒記
録処理では、サーマルヘッド17aの温度が60°C以
上となっても、その後、保護記録の実行によりサーマル
ヘッド17aの温度が50°C未満に下がった場合に
は、その後の記録を図4(b)に示す本来の赤黒記録で
行うように構成している。以下、前記した第1実施例と
同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略し、
異なる部分のみに付いて説明する。
【0053】サーマルヘッド17aの温度が60°C以
上となった後の1ラインの保護記録の終了後、S21の
処理において、全ラインの記録が終了したか否かを調べ
(S21)、全ラインの記録が終了していなければ(S
21:No)、処理をS30へ移行する。S30の処理
では、サーマルヘッド17aの温度を測定し、その温度
が保護記録により50°C未満になっていれば(S3
0:No)、サーマルヘッド17aの温度は十分に正常
温度の範囲に下がったので、処理をS1へ移行して、S
2〜S11の各処理により図4(b)に示すタイミング
で本来の赤黒記録を実行する。
【0054】一方、S30の処理において、サーマルヘ
ッド17aの温度が50°C以上であれば(S30:Y
es)、その温度が60°C未満であってもヒステリシ
スを持たせるために、処理をS12へ移行して、S13
〜S21の各処理により図4(c)に示すタイミングで
保護記録を継続する。
【0055】このように、サーマルヘッド17aの温度
が一旦60°C以上となっても、その温度が50°C未
満に下がった場合には、一旦保護記録に切り替えた記録
状態を赤黒記録に戻して、本来の記録状態で記録を継続
することができる。また、赤黒記録から保護記録への移
行温度(60°C)と、保護記録から赤黒記録への戻り
温度(50°C)とを異なった温度に設定してヒステリ
シスを持たせているので、赤黒記録と保護記録とが交互
に繰り返されるような見難い記録を回避することができ
る。赤黒記録と保護記録とが交互に繰り返されると、赤
色記録の部分で、赤色と黒色との縞々模様が記録される
からである。
【0056】次に、図10を参照して第3実施例の赤黒
記録処理について説明する。前記した第1実施例の赤黒
記録処理では、サーマルヘッド17aの温度が60°C
以上になった場合には赤色記録の部分をそのまま黒色で
記録した。これに対し、第3実施例の赤黒記録処理で
は、サーマルヘッド17aの温度が60°C以上になっ
た場合には、赤色記録の部分をハーフトーンのデータに
変換し、そのハーフトーンのデータを黒色記録するよう
に構成している。これにより、赤色記録の部分を、黒色
記録の部分と区別しつつ、黒1色で保護記録することが
できるのである。以下、前記した第1実施例と同一の部
分には同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部
分のみに付いて説明する。
【0057】サーマルヘッド17aの温度が60°C以
上かつ70°C未満になると(S1:Yes,S12:
No)、S31〜S41の各処理によって、赤色記録の
部分をハーフトーンの黒色記録にした保護記録が行われ
る。まず、記録バッファ13bの黒色データエリア13
b1から、該当するラインの黒データを読み出して、そ
の読み出した黒データを1ビットずつ順にシフトレジス
タ17cへ出力する(S31)。黒データの全ビットを
シフトレジスタ17cへ出力した後、ラッチ信号11b
を出力して、シフトレジスタ17cのデータをラッチレ
ジスタ17bへラッチする(S32)。その後、ストロ
ーブ1信号11cを2.5msの間出力して(S3
3)、前段の864個のサーマルヘッド17aに対応す
る黒色記録を行う。ストローブ1信号11cの出力後、
ストローブ2信号11dを2.5msの間出力して(S
34)、後段の864個のサーマルヘッド17aに対応
する黒色記録を行う。
【0058】次に、記録バッファ13bの赤色データエ
リア13b2から、該当するラインの赤データを読み出
し、その読み出した赤データをハーフトーンデータに補
正して1ビットずつ順にシフトレジスタ17cへ出力す
る(S35)。補正したハーフトーンデータの全ビット
をシフトレジスタ17cへ出力した後、ラッチ信号11
bを出力して、シフトレジスタ17cのデータをラッチ
レジスタ17bへラッチする(S36)。その後、スト
ローブ1信号11cを2.5msの間出力して(S3
7)、前段の864個のサーマルヘッド17aに対応す
るハーフトーンの黒色記録を行う。ストローブ1信号1
1cの出力後、ストローブ2信号11dを2.5msの
間出力して(S38)、後段の864個のサーマルヘッ
ド17aに対応するハーフトーンの黒色記録を行う。
【0059】ハーフトーンの黒色記録の後は、赤黒記録
の場合の赤色記録の残りのタイミングに相当する10m
s(=(7.5ms−2.5ms)×2)の間、両スト
ローブ信号11c,11dをオフした状態でウエイトし
(S39)、サーマルヘッド17aを冷却する。ウエイ
ト後、用紙モータ18を駆動して記録紙Pを1ライン分
搬送し(S40)、1ラインの記録を終了する。
【0060】全ラインの記録が終了したか否かを調べ
(S41)、全ラインの記録が終了していなければ(S
41:No)、処理をS12へ移行する。一方、全ライ
ンの記録が終了していれば(S41:Yes)、処理を
S22へ移行し、S22〜S28の各処理によってサー
マルヘッド17aの温度が60°C以上になったことを
報せるエラーメッセージ73を本来の記録画像と重なら
ない位置(画情報の記録領域外の領域)に記録して、第
3実施例の赤黒記録処理を終了する。このように、赤色
記録の部分をハーフトーンで黒色記録するので、その赤
色記録の部分を黒色記録の部分と区別しつつ、黒1色で
保護記録することができるのである。
【0061】なお、上記第3実施例において、S35〜
S38の各処理を、S31〜S34と重ねて実行するよ
うに構成しても良い。即ち、記録バッファ13bの黒色
データエリア13b1から読み出した黒データを、赤色
データエリア13b2から読み出してハーフトーンデー
タに補正した赤データとの論理和をとり、その論理和を
とったデータを、S33及びS34の処理によって、一
度に記録するように構成しても良いのである。かかる構
成を採用すれば、S37及びS38の処理を削除するこ
とができるので、S39の処理において、サーマルヘッ
ド17aの冷却時間を5ms(=2.5ms+2.5m
s)長くした15msとすることができる。よって、サ
ーマルヘッド17aの冷却を一層効率良く行うことがで
きるのである。
【0062】次に、図11を参照して第4実施例の黒記
録処理について説明する。この黒記録処理は、図4
(a)に示すタイミングで黒色1色で黒記録を行うと共
に、サーマルヘッド17aの温度が60°C以上となっ
た場合には、ストローブ信号11c,11dの出力間隔
に15msのウエイトを持たせた保護記録を行うもので
ある。ハード的な構成は、前記した第1実施例と同一で
あるので、異なる部分であるフローチャートについての
み説明する。
【0063】まず、サーミスタ17dの端子電圧によ
り、サーマルヘッド17aの温度を測定し、その温度が
60°C以上であるか否かを判断する(S51)。サー
マルヘッド17aの温度が60°C未満であれば(S5
1:60°C未満)、正常温度の範囲内であるので、次
に示すS52〜S57の各処理によって、図4(a)に
示すタイミングで黒記録が実行される。
【0064】即ち、記録バッファ13bから該当するラ
インのデータを読み出して、その読み出したデータを1
ビットずつ順にシフトレジスタ17cへ出力する(S5
2)。全ビットをシフトレジスタ17cへ出力した後、
ラッチ信号11bを出力して、シフトレジスタ17cの
データをラッチレジスタ17bへラッチする(S5
3)。その後、ストローブ1信号11cを2.5msの
間出力して(S54)、前段の864個のサーマルヘッ
ド17aに対応する黒色記録を行う。ストローブ1信号
11cの出力後、ストローブ2信号11dを2.5ms
の間出力して(S55)、後段の864個のサーマルヘ
ッド17aに対応する黒色記録を行う。
【0065】その後、用紙モータ18を駆動して記録紙
Pを1ライン分搬送し(S56)、1ラインの記録を終
了する。全ラインの記録が終了したか否かを調べ(S5
7)、全ラインの記録が終了していなければ(S57:
No)、処理をS51へ移行する。一方、全ラインの記
録が終了していれば(S57:Yes)、この黒記録処
理を終了する。
【0066】S51の処理において、サーマルヘッド1
7aの温度を測定した結果、その温度が60°C以上か
つ70°C未満であれば(S51:60°C以上70°
C未満)、サーマルヘッド17aの温度は危険温度の範
囲である。よって、15msの間、両ストローブ信号1
1c,11dをオフした状態でウエイトし(S58)、
サーマルヘッド17aを冷却し、サーマルヘッド17a
の温度を下げる。ウエイト後は、処理をS52へ移行し
て、S52〜S57の各処理によって黒色記録を繰り返
す。
【0067】一方、S51の処理において、サーマルヘ
ッド17aの温度を測定した結果、その温度が70°C
以上であれば(S51:70°C以上)、サーマルヘッ
ド17aの破損や寿命短縮を生じ得る異常温度の範囲で
ある。よって、かかる場合には、15msのウエイトを
持たせた保護記録によっても、サーマルヘッド17aの
温度が下がらず、却って温度上昇したということであ
る。従って、そのサーマルヘッド17aの保護および使
用者への異常報知のために、記録バッファ13bに記憶
される記録データの記録を中止すると共に、黒色1色で
の保護記録によって、S59〜S65の各処理によりエ
ラーメッセージ「HEAT PROTECT」73を記
録する。
【0068】まず、ROM12のエラーデータメモリ1
2bから該当するラインのエラーデータを読み出して、
1ビットずつ順にシフトレジスタ17cへ出力する(S
59)、全ビットをシフトレジスタ17cへ出力した
後、ラッチ信号11bを出力して、シフトレジスタ17
cのデータをラッチレジスタ17bへラッチする(S6
0)。その後、ストローブ1信号11cを2.5msの
間出力して(S61)、前段の864個のサーマルヘッ
ド17aに対応する黒色記録を行う。ストローブ1信号
11cの出力後、ストローブ2信号11dを2.5ms
の間出力して(S62)、後段の864個のサーマルヘ
ッド17aに対応する黒色記録を行う。
【0069】黒色記録の後は、15msの間、両ストロ
ーブ信号11c,11dをオフした状態でウエイトし
(S63)、サーマルヘッド17aを冷却する。ウエイ
ト後、用紙モータ18を駆動して記録紙Pを1ライン分
搬送し(S64)、1ラインの記録を終了する。エラー
データの全ラインの記録が終了したか否かを調べ(S6
5)、全ラインの記録が終了していなければ(S65:
No)、処理をS59へ移行する。一方、エラーデータ
の全ラインの記録が終了していれば(S65:Ye
s)、この黒記録処理を終了する。
【0070】各請求項に記載の第1の色としては黒色
が、第2の色としては赤色が、それぞれ該当する。所定
温度としては60°Cが、第2の所定温度としては50
°Cが、第3の所定温度としては50°Cが、それぞれ
該当する。また、第1記録手段としては、図5及び図9
のS4及びS5、S17及びS18、S24及びS2
5、図10のS4及びS5、S24及びS25、S33
及びS34の各処理が該当し、第2記録手段としては、
図5、図9及び図10のS8及びS9の各処理が該当す
る。また、切替記録手段としては、図5、図9及び図1
0のS1のYesの分岐が該当する。
【0071】補正手段としては、図10のS35の処理
が、ハーフトーン記録手段としては、図10のS37及
びS38の処理が、それぞれ該当する。また、通電停止
手段としては、図5及び図9のS19、図10のS39
の処理が該当する。切替状態維持手段としては、図5の
S21のNoの分岐、及び、図10のS41のNoの分
岐が、それぞれ該当する。切替復帰手段としては、図9
のS30のNoの分岐が該当する。切替復帰禁止手段と
しては、図5、図9及び図10のS28のNoの分岐が
該当する。エラー記録手段としては、図5及び図9のS
14、S22、図10のS22の各処理が該当する。
【0072】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0073】例えば、本実施例では、赤色と黒色との2
色記録を行うプリンタ10を用いて説明したが、本発明
は、かかる2色記録に限定されるものではないので、本
発明を2色以上の多色記録を行うプリンタに適用するこ
とは当然に可能である。また、黒色記録と赤色記録との
切り替えは、サーマルヘッド17aの通電時間を変更す
ることにより行ったが、かかる通電時間に代えて、通電
電圧を変更することにより、黒色記録と赤色記録との切
り替えを行うようにしても良い。更に、エラーメッセー
ジ71,73の記録は、サーマルヘッド17aの温度が
60°C以上になった場合にのみ行われたが、電子黒板
1の他の部分において異常を検出した場合に、それらの
異常をエラーメッセージとして記録するようにしても良
い。
【0074】
【発明の効果】請求項1記載の記録装置によれば、温度
検出手段によって検出されたサーマルヘッドの温度が所
定温度を超えた場合には、切替記録手段によって、第2
記録手段による第2の色での記録部分が、サーマルヘッ
ドから発生させる熱エネルギーの小さい第1記録手段に
よる第1の色での記録に切り替えられる。よって、サー
マルヘッドの発熱を抑えて、必要以上の温度上昇を防止
することができるという効果がある。従って、サーマル
ヘッドやそのサーマルヘッドへ電力の供給を行う電源の
破損を防止することができると共に、それらの寿命を維
持することができるという効果がある。
【0075】請求項2記載の記録装置によれば、請求項
1記載の記録装置の奏する効果に加え、温度検出手段に
よって検出されたサーマルヘッドの温度が所定温度を超
えた場合には、大きな熱エネルギーの必要な第2の色で
の記録部分が、ハーフトーンのデータに補正され且つ熱
エネルギーの小さい第1の色で記録される。よって、サ
ーマルヘッドの必要以上の温度上昇を防止しつつ、第2
の色での記録部分を第1の色での記録部分と区別して第
1の色で記録することができるという効果がある。
【0076】請求項3記載の記録装置によれば、請求項
1又は2に記載の記録装置の奏する効果に加え、温度検
出手段によって検出されたサーマルヘッドの温度が所定
温度を超えた場合には切替記録手段の通電停止手段によ
って、第1記録手段による第1の色の記録後にサーマル
ヘッドへの通電が所定時間停止される。よって、大きな
熱エネルギーの必要な第2の色での記録部分を熱エネル
ギーの小さい第1の色で記録すると共に、その第1の色
での記録後にサーマルヘッドへの通電を所定時間停止す
るので、サーマルヘッドの温度上昇を一層効果的に防止
することができるという効果がある。
【0077】請求項4記載の記録装置によれば、請求項
1から3のいずれかに記載の記録装置の奏する効果に加
え、温度検出手段によって検出されたサーマルヘッドの
温度が所定温度を超えて切替記録手段が実行された後
に、サーマルヘッドの温度が所定温度以下に下がって
も、切替状態維持手段によって、切替記録手段による切
替状態が維持され第2記録手段による記録部分が第1記
録手段によって第1の色で記録される。本来、第2の色
で記録されるべき部分が、第1の色と第2の色とで交互
(縞々)に記録されると、その記録結果は却って見難く
なってしまう。特に、サーマルヘッドの温度が所定温度
の境界付近で上下すると、第1の色と第2の色との縞々
が顕著になって記録結果が一層見難くなってしまう。し
かし、請求項4記載の記録装置によれば、切替記録手段
が実行されて第2の色での記録部分が第1の色で記録さ
れた場合には、その後、サーマルヘッドの温度が低下し
ても、切替状態維持手段によって切り替えられた記録状
態が維持される。よって、第1の色と第2の色とが交互
(縞々)に記録されるような見難い記録を回避すること
ができるという効果がある。
【0078】請求項5記載の記録装置によれば、請求項
1から4のいずれかに記載の記録装置の奏する効果に加
え、温度検出手段によって検出されたサーマルヘッドの
温度が所定温度を超えて切替記録手段が実行された後
に、サーマルヘッドの温度が所定温度より低い第2の所
定温度以下に下がった場合には、切替記録手段によって
切り替えられていた記録状態が、切替復帰手段によって
元の状態に復帰される。即ち、本来通り、第2記録手段
による記録部分がその第2記録手段によって第2の色で
記録される。このように記録状態の切替温度にヒステリ
シスをもたせているので(所定温度>第2の所定温
度)、サーマルヘッドの温度が所定温度の境界付近で上
下しても、第1の色と第2の色とを交互(縞々)に記録
することはない。従って、記録結果を見易く維持しつ
つ、一旦切り替えられた記録状態を元の記録状態に復帰
することができるという効果がある。
【0079】請求項6記載の記録装置によれば、請求項
5記載の記録装置の奏する効果に加え、温度検出手段に
よって検出されたサーマルヘッドの温度が所定温度より
高い第3の所定温度を超えた場合には、そのサーマルヘ
ッドの温度が所定温度より低い第2の所定温度以下に下
がっても、切替復帰禁止手段によって、切替復帰手段に
よる切替記録手段により切り替えられていた記録状態の
復帰が禁止される。サーマルヘッドの温度が第3の所定
温度を超えるということは、切替記録手段により記録状
態を切り替えても、サーマルヘッドが温度上昇を続けた
ということであるので、かかる場合には何らかの異常が
発生している。よって、そのサーマルヘッドの温度が第
2の所定温度以下に下がっても、切替記録手段によって
切り替えられた記録状態を維持して、サーマルヘッドを
保護することができるという効果がある。
【0080】請求項7記載の記録装置によれば、請求項
1から6のいずれかに記載の記録装置の奏する効果に加
え、温度検出手段によって検出されたサーマルヘッドの
温度が所定温度を超えた場合には、エラー記録手段によ
り、所定のエラーメッセージが第1記録手段によって第
1の色で記録される。よって、サーマルヘッドの必要以
上の温度上昇を防止しつつ、そのサーマルヘッドの温度
が所定温度を超えたことを使用者に報せることができる
という効果がある。
【0081】請求項8記載の記録装置によれば、請求項
7記載の記録装置の奏する効果に加え、エラー記録手段
によるエラーメッセージの記録は、記録中のデータの記
録領域外の領域に行われるので、エラーメッセージを本
来の記録画像に重ねずに記録することができるという効
果がある。即ち、エラーメッセージと共に、本来の記録
画像を第1の色で正常に記録することができるという効
果がある。
【0082】請求項9記載の記録装置によれば、請求項
7又は8に記載の記録装置の奏する効果に加え、エラー
記録手段は、サーマルヘッドの温度が第3の所定温度を
超えた場合には、記録中のデータの記録を中止すると共
に、その記録に代えて所定のエラーメッセージを第1記
録手段によって第1の色で記録する。サーマルヘッドの
温度が所定温度より高い第3の所定温度を超えるという
ことは、切替記録手段により記録状態を切り替えても、
サーマルヘッドが温度上昇を続けたということである。
よって、かかる場合には何らかの異常が発生しているの
で、記録中のデータの記録を中止すると共に、その記録
に代えて所定のエラーメッセージを第1記録手段によっ
て第1の色で記録する。これにより、該エラーの発生を
使用者に報せると共に、サーマルヘッドを保護すること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるプリンタを備えた電子
黒板の外観斜視図である。
【図2】プリンタを内蔵する電子黒板の電気的構成を示
したブロック図である。
【図3】プリンタの一部を構成する記録装置の電気的構
成を示した回路図である。
【図4】(a)は、記録装置を使用した黒色記録の場合
のストローブ1信号およびストローブ2信号のタイミン
グチャートであり、(b)は、赤黒記録の場合のストロ
ーブ1信号およびストローブ2信号のタイミングチャー
トであり、(c)は、サーマルヘッドの温度が60°C
以上になった場合に行われる保護記録のストローブ1信
号およびストローブ2信号のタイミングチャートであ
る。
【図5】第1実施例における赤黒記録処理のフローチャ
ートである。
【図6】赤黒記録の記録結果を示したサンプル図であ
る。
【図7】赤黒記録において、サーマルヘッドの温度が6
0°C以上となった場合の保護記録の記録結果を示した
サンプル図である。
【図8】赤黒記録において、サーマルヘッドの温度が7
0°C以上となった場合の保護記録の記録結果を示した
サンプル図である。
【図9】第2実施例における赤黒記録処理のフローチャ
ートである。
【図10】第3実施例における赤黒記録処理のフローチ
ャートである。
【図11】第4実施例における黒記録処理のフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 電子黒板 7 読取装置 10 プリンタ(記録装置) 11c ストローブ1信号 11d ストローブ2信号 17 記録回路 17a サーマルヘッド 17b ラッチレジスタ 17c シフトレジスタ 17d サーミスタ(温度検出手段) 71,73 エラーメッセージ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルヘッドと、そのサーマルヘッド
    から第1の熱エネルギーを発生させて記録紙に第1の色
    で記録を行う第1記録手段と、前記サーマルヘッドから
    前記第1の熱エネルギーより大きな第2の熱エネルギー
    を発生させて前記記録紙に第2の色で記録を行う第2記
    録手段とを備えた記録装置において、 前記サーマルヘッドの温度を検出する温度検出手段と、 その温度検出手段によって検出された前記サーマルヘッ
    ドの温度が所定温度を超えた場合に、前記第2記録手段
    による記録部分を前記第1記録手段によって記録させる
    切替記録手段とを備えていることを特徴とする記録装
    置。
  2. 【請求項2】 前記切替記録手段は、前記第2記録手段
    によって第2の色で記録される部分のデータをハーフト
    ーンのデータに補正する補正手段と、その補正手段によ
    って補正されたハーフトーンのデータを前記第1記録手
    段によって第1の色でハーフトーン記録するハーフトー
    ン記録手段とを備えていることを特徴とする請求項1記
    載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記切替記録手段は、前記サーマルヘッ
    ドへの通電を前記第1記録手段による記録後に所定時間
    停止する通電停止手段を備えていることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記切替記録手段の実行後、前記サーマ
    ルヘッドの温度が前記所定温度以下に下がった場合に
    も、前記切替記録手段による切替状態を維持して前記第
    2記録手段による記録部分を前記第1記録手段によって
    記録させる切替状態維持手段を備えていることを特徴と
    する請求項1から3のいずれかに記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記切替記録手段の実行後、前記サーマ
    ルヘッドの温度が前記所定温度より低い第2の所定温度
    以下に下がった場合に、前記第2記録手段から第1記録
    手段への切替を復帰して、前記第2記録手段による記録
    部分をその第2記録手段によって記録させる切替復帰手
    段を備えていることを特徴とする請求項1から4のいず
    れかに記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記切替記録手段の実行後、前記サーマ
    ルヘッドの温度が前記所定温度より高い第3の所定温度
    を超えた場合には、そのサーマルヘッドの温度が前記第
    2の所定温度以下に下がっても前記切替復帰手段の実行
    を禁止する切替復帰禁止手段を備えていることを特徴と
    する請求項5記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記温度検出手段によって検出された前
    記サーマルヘッドの温度が前記所定温度を超えた場合
    に、所定のエラーメッセージを前記第1記録手段によっ
    て第1の色で記録するエラー記録手段を備えていること
    を特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の記録装
    置。
  8. 【請求項8】 前記エラー記録手段は、記録中のデータ
    の記録領域外の領域に前記エラーメッセージを記録する
    ことを特徴とする請求項7記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記エラー記録手段は、前記サーマルヘ
    ッドの温度が前記第3の所定温度を超えた場合に、記録
    中のデータの記録を中止すると共に、その記録に代えて
    所定のエラーメッセージを前記第1記録手段によって第
    1の色で記録することを特徴とする請求項7又は8に記
    載の記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008006686A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Toshiba Tec Corp リライトプリンタ
JP2020157687A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 サトーホールディングス株式会社 プリンタ、プリンタの制御方法、及びプログラム

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