JP2001096194A - 集塵脱臭装置 - Google Patents
集塵脱臭装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 親水性の臭気ガスを吸着脱臭できると同時に
粉塵も凝縮捕集でき、またその凝縮捕集した粉塵にて臭
気ガスの吸着率を高めることができるとともに、捕集し
た粉塵の離散も防止できる集塵脱臭装置を提供する。 【解決手段】 高電圧を印加されるイオン化線とグラン
ド電極６を対向し、そのグランド電極６を導電性の板で
構成し、該グランド電極６を冷却手段で冷却してグラン
ド電極６の表面に水膜を形成する。冷却手段は、たとえ
ばコンプレッサ８と、該コンプレッサ８からの冷媒を循
環させてグランド電極６を冷却する冷媒パイプ７と、冷
媒パイプ７の熱を放熱する放熱部９とで構成できる。
粉塵も凝縮捕集でき、またその凝縮捕集した粉塵にて臭
気ガスの吸着率を高めることができるとともに、捕集し
た粉塵の離散も防止できる集塵脱臭装置を提供する。 【解決手段】 高電圧を印加されるイオン化線とグラン
ド電極６を対向し、そのグランド電極６を導電性の板で
構成し、該グランド電極６を冷却手段で冷却してグラン
ド電極６の表面に水膜を形成する。冷却手段は、たとえ
ばコンプレッサ８と、該コンプレッサ８からの冷媒を循
環させてグランド電極６を冷却する冷媒パイプ７と、冷
媒パイプ７の熱を放熱する放熱部９とで構成できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気清浄機等に
使用される集塵脱臭装置に関する。
使用される集塵脱臭装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、空気清浄機では、イオン化線とグ
ランド板（グランド電極）とを対向させ、これらの間の
コロナ放電により粉塵を帯電させて集塵する静電的集塵
装置を使用したものが主流であった。しかし、これでは
集塵しかできないため、後段に脱臭部が別途必要であっ
た。
ランド板（グランド電極）とを対向させ、これらの間の
コロナ放電により粉塵を帯電させて集塵する静電的集塵
装置を使用したものが主流であった。しかし、これでは
集塵しかできないため、後段に脱臭部が別途必要であっ
た。
【０００３】従来、脱臭部としては、吸着方式、オゾン
酸化方式、酸化チタン光触媒方式、吸着・酸化チタン光
触媒兼用方式などがあるが、吸着方式の脱臭フィルタを
用いたものが一般的であった。
酸化方式、酸化チタン光触媒方式、吸着・酸化チタン光
触媒兼用方式などがあるが、吸着方式の脱臭フィルタを
用いたものが一般的であった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、脱臭フィルタ
は、吸着によりガス成分を捕集するので、長時間使用す
ると、飽和状態になって吸着不能となる。また、脱離に
よる再飛散も発生するため、脱臭フィルタ自体が悪臭源
になってしまう問題もあった。さらには、水に溶けにく
い疎水性のガス成分は脱臭できても、アンモニアやホル
ムアルデヒド等の水に溶けやすい親水性のガス成分、た
とえばタバコの煙の臭いは脱臭できなかった。
は、吸着によりガス成分を捕集するので、長時間使用す
ると、飽和状態になって吸着不能となる。また、脱離に
よる再飛散も発生するため、脱臭フィルタ自体が悪臭源
になってしまう問題もあった。さらには、水に溶けにく
い疎水性のガス成分は脱臭できても、アンモニアやホル
ムアルデヒド等の水に溶けやすい親水性のガス成分、た
とえばタバコの煙の臭いは脱臭できなかった。
【０００５】そこで、この発明の第１の目的は、親水性
の臭気ガスを吸着脱臭できると同時に粉塵も凝縮捕集で
き、またその凝縮捕集した粉塵にて臭気ガスの吸着率を
高めることができるとともに、捕集した粉塵の離散も防
止できる集塵脱臭装置を提供することにある。
の臭気ガスを吸着脱臭できると同時に粉塵も凝縮捕集で
き、またその凝縮捕集した粉塵にて臭気ガスの吸着率を
高めることができるとともに、捕集した粉塵の離散も防
止できる集塵脱臭装置を提供することにある。
【０００６】この発明の第２の目的は、そのような集塵
脱臭装置において、グランド電極を効率よく冷却できる
ようにすることにある。
脱臭装置において、グランド電極を効率よく冷却できる
ようにすることにある。
【０００７】第３の目的は、グランド電極を簡単に冷却
できるようにすることにある。
できるようにすることにある。
【０００８】第４の目的は、グランド電極から流下する
水滴を回収して再利用できるようにすることにある。
水滴を回収して再利用できるようにすることにある。
【０００９】第５の目的は、グランド電極から回収した
水を除菌して、空気清浄効果を高めることにある。
水を除菌して、空気清浄効果を高めることにある。
【００１０】第６の目的は、臭気ガスに対する脱臭性能
を高めることにある。
を高めることにある。
【００１１】第７の目的は、設置場所の湿度が過剰に上
昇することを防止することにある。
昇することを防止することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】上記第１の目的を達成す
るため、この発明による集塵脱臭装置は、高電圧を印加
されるイオン化電極とグランド電極を対向し、そのグラ
ンド電極を導電性の板で構成し、その表面に水膜を形成
するため、該グランド電極を冷却手段で冷却することを
特徴とする。
るため、この発明による集塵脱臭装置は、高電圧を印加
されるイオン化電極とグランド電極を対向し、そのグラ
ンド電極を導電性の板で構成し、その表面に水膜を形成
するため、該グランド電極を冷却手段で冷却することを
特徴とする。
【００１３】このような構成において、導電性の板であ
るグランド電極を冷却すると、その表面に結露が生じて
水膜が形成される。このようなグランド電極とイオン化
電極との間でコロナ放電が起こると、粉塵は帯電されて
グランド電極へ吸着され、また微細粉塵も、湿度が高い
条件で急に冷却されることによりグランド電極上で核凝
縮を起こし、それにさらに粉塵や臭気ガスが吸着されて
いく。
るグランド電極を冷却すると、その表面に結露が生じて
水膜が形成される。このようなグランド電極とイオン化
電極との間でコロナ放電が起こると、粉塵は帯電されて
グランド電極へ吸着され、また微細粉塵も、湿度が高い
条件で急に冷却されることによりグランド電極上で核凝
縮を起こし、それにさらに粉塵や臭気ガスが吸着されて
いく。
【００１４】一方、臭気ガスのうち、アンモニアやホル
ムアルデヒド等の親水性のガス成分は、そのままグラン
ド電極表面の水膜（水滴）に吸着されるとともに、一部
のガスは、コロナ放電により親水性の酢酸に分解されて
水膜に吸着される。
ムアルデヒド等の親水性のガス成分は、そのままグラン
ド電極表面の水膜（水滴）に吸着されるとともに、一部
のガスは、コロナ放電により親水性の酢酸に分解されて
水膜に吸着される。
【００１５】また、この発明による集塵脱臭装置は、上
記第２の目的を達成するため、冷却手段を、コンプレッ
サと、該コンプレッサからの冷媒を循環させてグランド
電極を冷却する冷媒パイプと、冷媒パイプの熱を放熱す
る放熱部とで構成する。
記第２の目的を達成するため、冷却手段を、コンプレッ
サと、該コンプレッサからの冷媒を循環させてグランド
電極を冷却する冷媒パイプと、冷媒パイプの熱を放熱す
る放熱部とで構成する。
【００１６】第３の目的を達成するため、冷却手段をペ
ルチェ素子で構成する。
ルチェ素子で構成する。
【００１７】第４の目的を達成するため、グランド電極
から流下する水滴を水滴回収手段で回収してグランド電
極へ再び噴霧または滴下する。
から流下する水滴を水滴回収手段で回収してグランド電
極へ再び噴霧または滴下する。
【００１８】第５の目的を達成するため、水滴回収手段
で回収した水を除菌手段で除菌する。また、第６の目的
を達成するため、イオン化電極に交流高電圧またはパル
ス高電圧を印加する。第７の目的を達成するため、下流
位置に除湿部を備える。
で回収した水を除菌手段で除菌する。また、第６の目的
を達成するため、イオン化電極に交流高電圧またはパル
ス高電圧を印加する。第７の目的を達成するため、下流
位置に除湿部を備える。
【００１９】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を図
面にしたがって詳細に説明する。
面にしたがって詳細に説明する。
【００２０】空気清浄機の場合には、図１に示すよう
に、この発明による集塵脱臭装置１をプレフィルタ２と
送風ファン３との間に配置し、プレフィルタ２で大まか
なホコリを除去した後、集塵脱臭装置１にて細かい粉塵
を後述のように集塵すると同時に脱臭する。
に、この発明による集塵脱臭装置１をプレフィルタ２と
送風ファン３との間に配置し、プレフィルタ２で大まか
なホコリを除去した後、集塵脱臭装置１にて細かい粉塵
を後述のように集塵すると同時に脱臭する。
【００２１】図２に、集塵脱臭装置１の要部の概要構成
を示す。高圧電源４により高電圧を印加される複数本の
イオン化線（イオン化電極）５に対して、導電性の板で
ある複数枚のグランド電極６を一定の間隔をおいて平行
に対向させ、これらグランド電極６を冷却してその表面
に水膜を形成した状態で、イオン化線５とグランド電極
６との間でコロナ放電を生じさせる。
を示す。高圧電源４により高電圧を印加される複数本の
イオン化線（イオン化電極）５に対して、導電性の板で
ある複数枚のグランド電極６を一定の間隔をおいて平行
に対向させ、これらグランド電極６を冷却してその表面
に水膜を形成した状態で、イオン化線５とグランド電極
６との間でコロナ放電を生じさせる。
【００２２】図３に、集塵脱臭装置１の具体例を示す。
この集塵脱臭装置１は、グランド電極６を導線性の板で
構成し、その複数枚を一定の間隔をおいて平行に配置
し、これら板状グランド電極６に、銅管等による冷媒パ
イプ７を蛇行させて複数回につき多段に貫通させる。そ
して、コンプレッサ８からの冷媒を冷媒パイプ７内に循
環させながら、放熱部９で放熱することにより、板状グ
ランド電極６を冷媒にて冷却する。
この集塵脱臭装置１は、グランド電極６を導線性の板で
構成し、その複数枚を一定の間隔をおいて平行に配置
し、これら板状グランド電極６に、銅管等による冷媒パ
イプ７を蛇行させて複数回につき多段に貫通させる。そ
して、コンプレッサ８からの冷媒を冷媒パイプ７内に循
環させながら、放熱部９で放熱することにより、板状グ
ランド電極６を冷媒にて冷却する。
【００２３】イオン化線５には、高圧電源４から交流高
電圧またはパルス高電圧が印加され、グランド電位にな
っている板状グランド電極６との間でコロナ放電を生ず
る。イオン化線５は、コロナ放電を生ずるものであれば
どのようなものでもよく、線径も特に限られないが、一
般的には、材質はタングステンとし、放電による劣化を
防止するため金や白金のメッキを施したものがよい。ま
た、線径は、一般にはφ０．１〜φ０．２ｍｍ程度であ
る。
電圧またはパルス高電圧が印加され、グランド電位にな
っている板状グランド電極６との間でコロナ放電を生ず
る。イオン化線５は、コロナ放電を生ずるものであれば
どのようなものでもよく、線径も特に限られないが、一
般的には、材質はタングステンとし、放電による劣化を
防止するため金や白金のメッキを施したものがよい。ま
た、線径は、一般にはφ０．１〜φ０．２ｍｍ程度であ
る。
【００２４】導電性の板状グランド電極６としては、ア
ルミ板を用いるのが入手の容易さやコスト面で有利であ
るが、これに限定されるものではない。
ルミ板を用いるのが入手の容易さやコスト面で有利であ
るが、これに限定されるものではない。
【００２５】この集塵脱臭装置１には、送風ファン３の
作動によりプレフィルタ２を介して空気が吸い込まれる
が、イオン化線５を、板状グランド電極６に対し風上に
離して配置すると、イオン化線５からのコロナ放電によ
り粉塵を帯電させてから、板状グランド電極６にて吸着
できる。
作動によりプレフィルタ２を介して空気が吸い込まれる
が、イオン化線５を、板状グランド電極６に対し風上に
離して配置すると、イオン化線５からのコロナ放電によ
り粉塵を帯電させてから、板状グランド電極６にて吸着
できる。
【００２６】このような集塵脱臭装置１において、コン
プレッサ８を駆動して冷媒パイプ７中に冷媒を循環させ
ると、板状グランド電極６が冷却されてその表面に結露
が生じ、薄い水膜が形成される。同時に、イオン化線５
に交流高電圧またはパルス高電圧を印加すると、板状グ
ランド電極６との間でコロナ放電を生じる。
プレッサ８を駆動して冷媒パイプ７中に冷媒を循環させ
ると、板状グランド電極６が冷却されてその表面に結露
が生じ、薄い水膜が形成される。同時に、イオン化線５
に交流高電圧またはパルス高電圧を印加すると、板状グ
ランド電極６との間でコロナ放電を生じる。
【００２７】このような状態で送風ファン３の作動によ
り空気を吸い込むと、まずプレフィルタ２にて大きな粉
塵が除去される。プレフィルタ２を通過した粉塵は、イ
オン化線５により帯電されて、グランド電位になってい
る板状グランド電極６へ吸着され、また微細粉塵も、湿
度が高い条件で板状グランド電極６にて急に冷却される
ことにより板状グランド電極６付近で核凝縮を起こし、
それにさらに粉塵や臭気ガスが吸着されていく。
り空気を吸い込むと、まずプレフィルタ２にて大きな粉
塵が除去される。プレフィルタ２を通過した粉塵は、イ
オン化線５により帯電されて、グランド電位になってい
る板状グランド電極６へ吸着され、また微細粉塵も、湿
度が高い条件で板状グランド電極６にて急に冷却される
ことにより板状グランド電極６付近で核凝縮を起こし、
それにさらに粉塵や臭気ガスが吸着されていく。
【００２８】一方、臭気ガスのうち、アンモニアやホル
ムアルデヒド等の親水性のガス成分は、そのまま板状グ
ランド電極６表面の水膜（水滴）に吸着されるととも
に、一部のガスは、コロナ放電により親水性の酢酸に分
解されて水膜に吸着される。また、たとえイオン化線５
により帯電されなかった粉塵や臭気ガスも、板状グラン
ド電極６表面の水膜に接触することで、ある程度除去さ
れる。
ムアルデヒド等の親水性のガス成分は、そのまま板状グ
ランド電極６表面の水膜（水滴）に吸着されるととも
に、一部のガスは、コロナ放電により親水性の酢酸に分
解されて水膜に吸着される。また、たとえイオン化線５
により帯電されなかった粉塵や臭気ガスも、板状グラン
ド電極６表面の水膜に接触することで、ある程度除去さ
れる。
【００２９】イオン化線５に交流高電圧またはパルス高
電圧を印加すると、イオン化線５に瞬間的にエネルギー
を供給してイオン化線近傍のプラズマ領域を拡大できる
ため、臭気ガスをより水に吸着されやすいガスに分解で
きるので、臭気ガスの脱臭効果が高まる。
電圧を印加すると、イオン化線５に瞬間的にエネルギー
を供給してイオン化線近傍のプラズマ領域を拡大できる
ため、臭気ガスをより水に吸着されやすいガスに分解で
きるので、臭気ガスの脱臭効果が高まる。
【００３０】上記の実施例では、板状グランド電極６を
冷媒を用いて冷却したが、図４に示すように、複数枚の
板状グランド電極６を、アルミニウム等の熱伝導性の良
い電極ホルダ１０で一定の間隔をおいて平行に保持し、
この電極ホルダ１０に取り付けたペルチェ素子１１にて
冷却してもよい。
冷媒を用いて冷却したが、図４に示すように、複数枚の
板状グランド電極６を、アルミニウム等の熱伝導性の良
い電極ホルダ１０で一定の間隔をおいて平行に保持し、
この電極ホルダ１０に取り付けたペルチェ素子１１にて
冷却してもよい。
【００３１】板状グランド電極６の表面に結露した水滴
は、板状グランド電極６から自重で落下するので、その
水滴を水槽に回収してユーザにて捨てるようにしてもよ
いが、再利用する方がよい。
は、板状グランド電極６から自重で落下するので、その
水滴を水槽に回収してユーザにて捨てるようにしてもよ
いが、再利用する方がよい。
【００３２】図５は、水滴を回収して再利用する水滴回
収手段の一例を示す。この水滴回収手段では、板状グラ
ンド電極６から落下する水滴を、その下方に設置した水
槽１２に回収し、水フィルタ１３にて濾過して汚れを除
去しながらポンプ１４で汲み上げ、パイプ１５の多数の
ノズルから板状グランド電極６へ向かって回収水を噴霧
または滴下する。
収手段の一例を示す。この水滴回収手段では、板状グラ
ンド電極６から落下する水滴を、その下方に設置した水
槽１２に回収し、水フィルタ１３にて濾過して汚れを除
去しながらポンプ１４で汲み上げ、パイプ１５の多数の
ノズルから板状グランド電極６へ向かって回収水を噴霧
または滴下する。
【００３３】また、除菌装置１６にて水槽１２内の回収
水を除菌する。図の例の除菌装置１６は、オゾン発生器
を用いてオゾンでバグリングさせるものを示している
が、光触媒と紫外線ランプを組み合わせて使用しても効
果的である。
水を除菌する。図の例の除菌装置１６は、オゾン発生器
を用いてオゾンでバグリングさせるものを示している
が、光触媒と紫外線ランプを組み合わせて使用しても効
果的である。
【００３４】なお、上述した例では、図１に示すよう
に、集塵脱臭装置１の下流位置である、送風ファン３と
の間に、たとえば高吸水性ポリマなどの吸水剤を含んだ
シートに殺菌効果のある抗菌剤を配合させた除湿部３０
を備え、使用により設置場所の湿度が過剰に上昇するこ
とを防止してなる。
に、集塵脱臭装置１の下流位置である、送風ファン３と
の間に、たとえば高吸水性ポリマなどの吸水剤を含んだ
シートに殺菌効果のある抗菌剤を配合させた除湿部３０
を備え、使用により設置場所の湿度が過剰に上昇するこ
とを防止してなる。
【００３５】
【発明の効果】請求項１に記載の発明によれば、導電性
の板であるグランド電極を冷却してその表面に水膜を形
成するので、その水膜にて親水性の臭気ガスを吸着脱臭
できると同時に粉塵も凝縮捕集でき、またその凝縮捕集
した粉塵にて臭気ガスの吸着率を高めることができると
ともに、捕集した粉塵の離散も防止できる。
の板であるグランド電極を冷却してその表面に水膜を形
成するので、その水膜にて親水性の臭気ガスを吸着脱臭
できると同時に粉塵も凝縮捕集でき、またその凝縮捕集
した粉塵にて臭気ガスの吸着率を高めることができると
ともに、捕集した粉塵の離散も防止できる。
【００３６】請求項２に記載の発明によれば、冷却手段
を、コンプレッサと、該コンプレッサからの冷媒を循環
させてグランド電極を冷却する冷媒パイプと、冷媒パイ
プの熱を放熱する放熱部とで構成したので、グランド電
極を効率よく冷却できる。
を、コンプレッサと、該コンプレッサからの冷媒を循環
させてグランド電極を冷却する冷媒パイプと、冷媒パイ
プの熱を放熱する放熱部とで構成したので、グランド電
極を効率よく冷却できる。
【００３７】請求項３に記載の発明によれば、冷却手段
をペルチェ素子で構成したので、グランド電極を簡単に
冷却できるとともに、冷却部をコンパクトにできる。
をペルチェ素子で構成したので、グランド電極を簡単に
冷却できるとともに、冷却部をコンパクトにできる。
【００３８】請求項４に記載の発明によれば、グランド
電極から流下する水滴を水滴回収手段で回収してグラン
ド電極へ再び噴霧または滴下するので、グランド電極か
ら流下する水滴を回収して再利用できる。
電極から流下する水滴を水滴回収手段で回収してグラン
ド電極へ再び噴霧または滴下するので、グランド電極か
ら流下する水滴を回収して再利用できる。
【００３９】請求項５に記載の発明によれば、水滴回収
手段で回収した水を除菌手段で除菌するので、空気清浄
効果を高めることができる。
手段で回収した水を除菌手段で除菌するので、空気清浄
効果を高めることができる。
【００４０】請求項６に記載の発明によれば、イオン化
電極に交流高電圧またはパルス高電圧を印加するので、
臭気ガスに対する脱臭性能を高めることができる。
電極に交流高電圧またはパルス高電圧を印加するので、
臭気ガスに対する脱臭性能を高めることができる。
【００４１】請求項７に記載の発明によれば、下流位置
に除湿部を備えるので、使用により設置場所の湿度が過
剰に上昇することを防止することができる。
に除湿部を備えるので、使用により設置場所の湿度が過
剰に上昇することを防止することができる。
【図１】空気清浄機の主要構成部の配置図である。
【図２】この発明の集塵脱臭装置の要部の概要構成を示
し、（Ａ）は側面配置図、（Ｂ）は正面配置図である。
し、（Ａ）は側面配置図、（Ｂ）は正面配置図である。
【図３】この発明による集塵脱臭装置の具体例を示し、
（Ａ）は板状グランド電極の正面配置図、（Ｂ）は配管
図である。
（Ａ）は板状グランド電極の正面配置図、（Ｂ）は配管
図である。
【図４】グランド電極をペルチェ素子にて冷却する例の
断面図である。
断面図である。
【図５】水滴回収手段の概要構成図である。
１ 集塵脱臭装置 ２ プレフィルタ ３ 送風ファン ４ 高圧電源 ５ イオン化線 ６ 板状グランド電極 ７ 冷媒パイプ ８ コンプレッサ ９ 放熱部 １０ 電極ホルダ １１ ペルチェ素子 １２ 水槽 １３ 水フィルタ １４ ポンプ １５ パイプ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ０３Ｃ 3/47 Ｂ０３Ｃ 3/47 Ｃ０２Ｆ 1/50 ５１０ Ｃ０２Ｆ 1/50 ５１０Ａ ５２０ ５２０Ｊ ５３１ ５３１Ｒ ５４０ ５４０Ａ ５５０ ５５０Ｂ
Claims (7)
- 【請求項１】 高電圧を印加されるイオン化電極とグラ
ンド電極を対向し、そのグランド電極を導電性の板で構
成し、その表面に水膜を形成するため、該グランド電極
を冷却手段で冷却することを特徴とする、集塵脱臭装
置。 - 【請求項２】 前記冷却手段が、コンプレッサと、該コ
ンプレッサからの冷媒を循環させてグランド電極を冷却
する冷媒パイプと、冷媒パイプの熱を放熱する放熱部と
からなることを特徴とする、請求項１に記載の集塵脱臭
装置。 - 【請求項３】 前記冷却手段が、前記グランド電極を冷
却するペルチェ素子である、請求項１に記載の集塵脱臭
装置。 - 【請求項４】 前記グランド電極から流下する水滴を回
収してグランド電極へ再び噴霧または滴下する水滴回収
手段を備えたことを特徴とする、請求項１、２、または
３に記載の集塵脱臭装置。 - 【請求項５】 前記水滴回収手段で回収した水を除菌す
る除菌手段を備えたことを特徴とする、請求項４に記載
の集塵脱臭装置。 - 【請求項６】 前記イオン化電極に交流高電圧またはパ
ルス高電圧を印加することを特徴とする、請求項１、
２、３、４、または５に記載の集塵脱臭装置。 - 【請求項７】 下流位置に除湿部を備えることを特徴と
する、請求項１、２、３、４、５、または６に記載の集
塵脱臭装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27428099A JP2001096194A (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | 集塵脱臭装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27428099A JP2001096194A (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | 集塵脱臭装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001096194A true JP2001096194A (ja) | 2001-04-10 |
Family
ID=17539463
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27428099A Pending JP2001096194A (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | 集塵脱臭装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001096194A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005034629A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-02-10 | Midori Anzen Co Ltd | 有害ガス除去装置 |
| JP2006026117A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気浄化装置 |
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