JP2001094803A - 情報処理装置および画像処理方法 - Google Patents

情報処理装置および画像処理方法

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JP2001094803A
JP2001094803A JP26463599A JP26463599A JP2001094803A JP 2001094803 A JP2001094803 A JP 2001094803A JP 26463599 A JP26463599 A JP 26463599A JP 26463599 A JP26463599 A JP 26463599A JP 2001094803 A JP2001094803 A JP 2001094803A
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image forming
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forming apparatus
pattern
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Takashi Yabe
隆司 矢部
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタにおいて発生し得る濃度ムラがキャ
リブレーションにおけるテストパターンの読取りに与え
る影響を最小限とする。 【解決手段】 紙送り方向と垂直な方向に濃度ムラが生
じ得るプリンタに対するキャリブレーションでは、この
濃度ムラの方向とテストパターンにおける各色のパッチ
配列の方向とを垂直な関係とすることにより、濃度ムラ
の影響でパッチが薄くプリントされる場合であっても、
ある色のパッチ全てがこのように薄くプリントされるこ
とを防止する。これにより、その色の読取り結果がその
ときのプリンタの状態を忠実に反映しないという事態を
回避することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び画像処理方法に関し、詳しくはパーソナルコンピュー
タ等の情報処理装置からプリンタ等の画像形成装置に画
像データを出力して画像形成を行う画像処理システムに
おいて、画像形成装置の出力特性を安定化させるために
行われるキャリブレーションに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータやその周
辺機器であるプリンタなどの各種機器が広く普及してき
ており、コンピュータ上で容易にワードプロセッサ文書
やグラフィック画像を作成し、また、それらを簡便にハ
ードコピー出力することが可能になりつつある。
【0003】このような画像処理システムの構成の代表
的なものとして、図1に示すものが知られている。同図
は、パーソナルコンピュータ形態のホストコンピュータ
101を用いてDТPなどのぺージレイアウト文書やワ
ードプロセッサ文書、グラフィック文書などを作成し、
レーザービームプリンタやインクジェットプリンタなど
によりハードコピー出力するシステムの概略構成を示す
ものである。
【0004】ホストコンピュータ101上で動作するア
プリケーション102は、代表的なものとして、Micros
oft社のワードのようなワードプロセッサソフトウエア
やAdobe社のPageMakerのようなぺージレイアウトソフト
ウエアを挙げることができる。これらのアプリケーショ
ンソフトウェアで作成されたデジタル的な文書等は、図
示しないホストコンピュータ101のオペレーティング
システム(OS)を介してプリンタードライバ103に受け
渡される。このデジタル文書等は、通常、一単位のぺー
ジを構成する図形や文字などを表すコマンドデータの集
合として構成されており、これらのコマンドがプリンタ
ドライバ103に送られることになる。コマンドは、例
えばPDL(ページ記述言語)と呼ばれる言語体系によっ
て表現することができ、このPDLの代表的なものとし
ては、GDIやPS(ポストスクリプト)などを挙げるこ
とができる。
【0005】プリンタドライバ103はPDLコマンド
をラスターイメージプロセッサー104のラスタライザ
105に転送する。ラスタライザ105は、PDLコマ
ンドで表現されている文字、図形などの画像データに対
して後述のγ補正等、所定の画像処理を施すとともに実
際にプリンタ107で出力するための2次元のビットマ
ップイメージに展開する。ビットマップイメージは、2
次元の画面が1次元のラスター(ライン)の繰り返しによ
って埋め尽くされるような画像となるため、このビット
マップイメージを展開する処理はラスタライザと呼ばれ
ている。展開されたビットマップイメージは画像メモリ
106に一時的に格納される。なお、ラスタイメージプ
ロセッサは、図1に示す例ではホストコンピュータまた
はカラープリンタとは別に構成されるものとして示され
ているが、通常、これらのいずれかにソフトウエアとし
て構成されるものである。この従来例の説明ではホスト
コンピュータ101に構成されるものとして以下では説
明する。また、ラスタイメージプロセッサ105はその
画像処理の機能をプリンタドライバ103によって果た
すもので有ってもよい。
【0006】図2は以上の構成によるプリントに関する
画像処理を模式的に示す図である。
【0007】ホストコンピュータ101上のアプリケー
ションによって表示されている文書等の画像111はP
DLコマンド列112としてプリンタドライバ103を
介してラスタライザ105へ送られ、ラスタライザ10
5は画像メモリ106上に2次元のビットマップイメー
ジ114、115、116を展開する。そして、展開さ
れたビットマップ形態の画像データはカラープリンタ1
07へ送られる。
【0008】プリンタ107は、周知の電子写真方式や
インクジェット方式とすることができる画像形成ユニッ
ト108を有したものであり、このユニットによって用
紙上に可視画像を形成する処理、すなわちプリントが行
われてハードコピーが出力される。このプリントに際し
て、画像メモリ106に展開された画像データは画像形
成ユニット108における画像形成のための同期信号や
クロック信号、あるいは特定の色成分信号の転送要求な
どと同期してプリンタ107へ転送される。
【0009】ところで、以上のような画像処理システム
では、ホストコンピュータ上で作成される文書等が同一
であっても、それをプリンタでプリントとする場合、何
ページ分か同じものを出力するうちに色味や濃度が変化
したり、あるいはプリンタの使用期間が長期間となると
最初に出力したものと違った色味等になる場合があるこ
とが知られている。また、用いるプリンタが異なると同
様に色味などが異なる場合もある。これは、画像形成ユ
ニットの出力特性の変化やユニット間での出力特性の違
いに起因したものである。
【0010】電子写真方式の画像形成ユニットの場合、
このような変化は、電子写真プロセスにおけるレーザー
露光、感光体上の潜像形成、トナー現像、紙媒体へのト
ナー転写、紙媒体の送りムラ、熱による定着といった処
理を実行する構成部品が、画像形成ユニット周囲の温度
や湿度の変化によってその特性を変えたり、あるいはこ
れらの構成部品の経時変化などによって変化し、最終的
に紙上に定着するトナー量が変化することによって生じ
る。このような出力特性の変化は電子写真方式に特有の
ものではなく、インクジェット方式、感熱方式、熱転写
方式、その他種々の方式でも同様に発生することが知ら
れている。
【0011】このような不具合を解消するため、従来、
図3および図4に示すようなキャリブレーションシステ
ムが提案されている。図3は、従来のキャリブレーショ
ンを実行可能な画像処理システムの構成を示し、また、
図4は、そのシステムにおけるキャリブレーション実行
の手順を模式的に示すものである。
【0012】これらの図に示すように、キャリブレーシ
ョンを実行する場合、まずホストコンピュータ101に
おいて、キャリブレーションの実行を指示する。これに
より、表示部にキャリーブレーションメイン画面が表示
され、その画面でテストパターンを出力する旨、クリッ
クする。そして、以上のような指示設定が行われテスト
パターンのプリント実行がクリックされると、CPU2
03は、パターン出力204を介して所定のテストパタ
ーンをプリントするためのコマンドを出力制御206
(具体的には図1のラスタイメージプロセッサにおいて
構成される処理)に送る。出力制御206はこのコマン
ドに基づいてテストパターンのビットマップパターンを
生成し、これをプリンタ107へ転送する。これによ
り、プリンタ107はテストパターン121を出力す
る。
【0013】図4に示されるように、出力されるテスト
パターン121は、プリンタ107で用いる4色のトナ
ーに対応するシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー
(Y)、ブラック(K)それぞれについて、所定の濃度値に
対応した、トナーの付着面積率が0%から100%まで8
段階で変化するような各パッチからなるものである。図
中、8段階のそれぞれパッチは0から7の番号を付して
あり、また、それぞれの色のパッチパターンは横一列
の、Cがパターン122、Mがパターン123,Yがパ
ターン124,Kがパターン125である。
【0014】以上のテストパターンがプリントされた用
紙は、スキャナ201にセットされて各パッチの読取り
が行われる。スキャナ201は、例えばフラットベッド
スキャナと呼ばれる簡易な画像入力装置を用いることが
でき、また、図4に示したように、出力されたテストパ
ターンには4色×8段階で合計32個のパッチが存在す
るが、この各々の濃度をスキャナ201によって読取
る。
【0015】CPU203は、読み取り制御202を介
してパッチの読み取り指示し、また、スキャナ201で
読取った各パッチの輝度データを取り込む。そして、C
PU203は、所定の処理によって取り込んだ輝度デー
タを濃度値に変換し、この濃度値と予め記憶されている
基準値(目標値)との比較を行い、C,M,YおよびKの
各色についてγ補正テーブルを生成する。
【0016】このγ補正テーブルは、階調補正207
(具体的にはラスタイメージプロセッサのテーブル変換
部)に登録され、そのキャリブレーションの後、プリン
タに出力する画像データのγ補正処理に用いられる。す
なわち、上記テーブル変換部は、ラスターイメージプロ
セッサがビットマップイメージを生成する際にビットマ
ップデータとして書き込む濃度値を補正するためのテー
ブルであり、例えばテストパターン121上のシアンの
パターンにおける3番目のパッチの濃度が基準値よりも
低く測定された場合、上述の様にキャリブレーションに
よって更新された補正テーブルは、シアンの3番目のパ
ッチに相当する濃度を出力するためのビットマップデー
タの値をより高い値に補正する内容とされる。これによ
り、プリンタで実際に出力される濃度の値を入力値であ
る基準値に近付けることが可能となる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、プリンタに濃度ムラが発生する場合、上述し
たキャリブレーションが良好に行われない場合がある。
すなわち、テストパターンをプリントする際パッチ部分
に濃度ムラが発生する場合にはその読取りにおいてパッ
チの正確な濃度を測定できないという問題がある。
【0018】従来、図4に示したように、テストパター
ンを出力するプリンタ等、画像形成装置がどのようなも
のであっても、キャリブレーションを実行するホストコ
ンピュータは、一定のテストパターンを出力していた。
一方、画像形成装置は用いる用紙の種類および送り方向
について種々設定でき、また、画像形成装置の機種が異
なれば用いる用紙の種類や送り方向の設定も異なるのが
一般的である。
【0019】この場合に、プリントされるテストパター
ンにおける各色のパッチの配列方向が上記従来例のよう
にした場合は、図5に示すように画像形成装置のプリン
ト結果にすじ状の濃度ムラが発生し、この部分に同じ色
のパッチの全てが配列するようプリントされることがあ
り、その色のパッチの濃度が正確に読み取られないとい
う問題が発生する。
【0020】さらに詳しく説明すると、例えば電子写真
方式の画像形成装置では、感光ドラムの回転誤差、紙送
り誤差、帯電ムラ等によって潜像形成時や現像時に濃度
ムラ(以下では、このような紙送り方向に垂直なすじ状
の濃度ムラを「紙送りムラ」ともいう)が発生することが
ある。
【0021】この場合に、図6に示すような各色のパッ
チ配列の方向がすじ状のムラと垂直なパッチパターンで
ある場合には、各色パッチ配列のうち、図示の例ではそ
れぞれ1個分のパッチが上記ムラによって薄くプリント
される。その結果、図7においてAで示すように、各色
8段階の濃度値のうち、一つの濃度値について実際より
も低い値として測定される。しかし、この場合は、γ補
正テーブル作成時に例えばその前後の濃度値の読取りデ
ータによって値を修正することは可能である。
【0022】しかしながら、キャリブレーションを行う
画像形成装置に図6に示すような縦送りの用紙が本来的
に設定されていない場合や、縦送り用紙が紙切れもしく
はその用紙カセットがセットされていない場合は、その
とき用いることが可能な図8に示すような横送りの用紙
にテストパターンがプリントされることがある。そし
て、この場合は、同図に示すように1つの色(図示の例
ではシアン)のパッチ全てが濃度ムラによって薄くプリ
ントされ、その結果、図9に示すように、シアンの濃度
値が全体的に小さく測定されることになる。この場合、
このように全体的に濃度値が小さく測定されることが濃
度ムラを原因とするものなのかあるいは実際に出力特性
が全体的に変化し薄くプリントされるのか、さらには双
方の原因によるものなのかが判断できないことになる。
そして、キャリブレーションでは、図9に示すような読
取り結果に従いγ補正テーブルを作成することになり、
濃度ムラを原因として上記のような低い測定値となると
きは、実際より濃く出力される誤った補正を行ってしま
うことになる。
【0023】なお、紙送りムラのような濃度ムラは、上
述のように薄く印刷される場合だけでなく、他より濃く
印刷されることによりムラになる場合もあることは勿論
である。
【0024】また、濃度ムラが生じる方向は、後述され
るように紙送り方向等に垂直な方向に限られるものでな
く、種々の原因によって種々の方向に発生する場合があ
る。
【0025】本発明は、上述した問題を解消するために
なされたものであり、その目的とするところは、キャリ
ブレーションの対象である画像形成装置において生じ得
る濃度ムラの方向とテストパターンにおけるパッチ配列
の方向との関係を適切に定めることにより画像形成装置
において発生し得る濃度ムラがキャリブレーションに与
える影響を最小限とすることが可能な情報処理装置およ
び画像処理方法を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
画像形成装置の出力特性に関するキャリブレーションを
行う情報処理装置であって、キャリブレーションに際し
て当該画像形成装置において媒体にパッチを配列したテ
ストパターンを出力させる手段であって、当該画像形成
装置の出力において発生し得る濃度ムラの長手方向とテ
ストパターンにおける同一色のパッチ配列方向とが同一
とならないように当該テストパターンを出力させるパタ
ーン出力手段と、該パターン出力手段が出力したテスト
パターンの読取り結果に基づき、当該画像形成装置のキ
ャリブレーションを行う手段と、を具えたことを特徴と
する。
【0027】好ましくは、前記パターン出力手段は画像
形成の媒体を選択するための媒体選択手段を有し、該媒
体選択手段は、出力すべきテストパターンにおける同一
色のパッチ配列方向が当該画像形成装置の出力において
発生し得る濃度ムラの長手方向と同一とならないよう当
該テストパターンを出力できる媒体を選択することを特
徴とする。
【0028】同様に好ましくは、前記パターン出力手段
はテストパターンを選択するためのパターン選択手段を
有し、該パターン選択手段は、出力すべきテストパター
ンにおける同一色のパッチ配列方向が当該画像形成装置
の出力において発生し得る濃度ムラの長手方向と同一と
ならないよう当該テストパターンを選択することを特徴
とする。
【0029】また、別の形態では、前記画像形成装置の
出力において発生し得る濃度ムラを検出するための検出
画像出力手段をさらに具え、前記パターン出力手段は、
前記濃度ムラの検出結果に基づき、前記テストパターン
の出力を行わせることを特徴とする。
【0030】また、他の形態として、画像形成装置の出
力特性に関するキャリブレーションを行うための画像処
理方法であって、キャリブレーションに際して当該画像
形成装置において媒体にパッチを配列したテストパター
ンを出力させる処理であって、当該画像形成装置の出力
において発生し得る濃度ムラの長手方向とテストパター
ンにおける同一色のパッチ配列方向とが同一とならない
ように当該テストパターンを出力させ、該パターンを出
力させるステップで出力したテストパターンの読取り結
果に基づき、当該画像形成装置のキャリブレーションを
行う、ステップを有したことを特徴とする。
【0031】以上の構成によれば、キャリブレーション
において出力されるテストパターンは、その各色パッチ
の配列方向が当該キャリブレーショにかかる画像形成装
置において生じうる濃度ムラの長手方向と同一方向とは
されないので、濃度ムラによってある一色のパッチ全て
が薄くもしくは濃く出力されることが防止される。これ
により、テストパターンの読取りは、濃度ムラが発生し
てもそのときの画像形成装置の出力特性を忠実に反映し
たものとすることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0033】(実施形態1)図10は、本発明の第一の実
施形態にかかる画像処理システムの構成を示すブロック
図である。なお、図10では図3に示した要素と同様の
要素には同一の符号を付し、以下ではその詳細な説明を
省略する。なお、本実施形態のパターン指示204は、
図6に示したテストパターンを出力すべく指示し、その
ためのテストパターンデータが所定のメモリに格納され
ている。
【0034】図10において、画像形成装置判断208
は、キャリブレーションの対象であるプリンタ107が
画像形成の媒体としてどのような用紙を備えているかに
ついて判断する。すなわち、用紙のサイズおよびその送
り方向について判断する。本実施形態の場合、プリンタ
107に装着されている給紙カセットの種類を検出し、
これに基づいて上記の判断を行う。この画像形成装置判
断は、CPU203が実行する処理として実行されるも
のである。
【0035】なお、給紙カセットの種類の判断は公知の
方法を用いて実施することができる。また、本実施形態
のように給紙カセットに基づいて上記用紙の判断を行う
構成にあっては、例えばユーザがプリンタに装着してい
るカセットについて上述の判断が実行可能となることは
勿論であり、従って、同一のプリンタであっても装着さ
れる給紙カセットの種類に応じて上記判断は異なるもの
となる。さらに、用紙のサイズおよびその送り方向が固
定的であるプリンタ等、画像形成装置においては、上記
判断は常に一定のものとなることも勿論である。画像形
成装置判断208が行う上記用紙の判断は以上のような
形態全てを含むものとする。
【0036】用紙選択209は、キャリブレーションの
実行に際して、画像形成装置判断208が判断した用紙
に関する判断に従い、CPU203の指示によってパッ
チパターンをプリントする用紙を選択設定する。
【0037】図11は、以上説明した画像処理システム
におけるキャリブレーションの処理手順を示すフローチ
ャートである。
【0038】同図に示すように、まずステップS101
で画像形成装置の判断を行う。すなわち、本キャリブレ
ーション処理が起動されると、図12に示される画像形
成装置判断画面がホストコンピュータ101のモニター
上に表示される。そして、この画像形成装置判断をクリ
ックすると、画像形成装置判断208はキャリブレーシ
ョンの対象であるプリンタ107においてどのような用
紙がどのような方向で出力されるかについて、装着され
ている給紙カセットの種類に基づいて判断する。
【0039】次に、上記判断が装着されている給紙カセ
ットがA4サイズの縦送りのものであると判断したとき
は、ステップS102において、図13に示すように、
サイズがA4で縦送りである旨の表示を行う。この場
合、用紙に関する選択肢は一つのみであるので、次のス
テップS103でユーザはこの用紙の選択を行なう。
【0040】そして、ステップS104において、上記
選択された用紙を用いるべく設定を行うとともに、パタ
ーン指示204(図10参照)は、予め所定のメモリに保
持している、図6に示すテストパターンがプリントされ
るようそのデータをプリンタ107に出力すべく設定を
行う。そして、ステップS105においてプリンタ10
7から上記選択したA4縦送りの用紙にテストパターン
をプリントする。
【0041】すなわち、前述したことからも明らかなよ
うに、紙送りによる濃度ムラは一般的に図14に示すよ
うに用紙の送り方向に対して垂直な方向のすじ状のムラ
として発生するが、本実施形態では、このムラの方向
(発生している濃度ムラの長手方向をいう)と各色のパッ
チの配列方向が同じ方向とならないように用紙を選択す
る。換言すれば、予め定められているテストパターンに
おける各色パッチの配列方向が紙送り方向に対して垂直
となるようにそのテストパターンをプリントできる用紙
を選択する。これにより、すじ状の濃度ムラによってあ
る一色のパッチすべてが薄くあるいは濃くプリントさ
れ、その色についてプリンタの出力特性を正確に検知で
きないという事態を回避でき、良好なキャリブレーショ
ンを行うことが可能となる。
【0042】なお、ステップS102で表示され、選択
できる用紙およびその送り方向の中に、上述のような紙
送りムラとの関係でテストパターンを適切に配置できる
用紙がない場合は、ユーザは、給紙カセットの交換や用
紙のカセットへの補給等によって対処することができ
る。あるいは、適切な用紙をいわゆる手差し給紙するこ
とによっても対処可能である。
【0043】ステップS102における表示が、図15
に示すように、A4横送りとA3縦送りの用紙が設定さ
れている旨の表示の場合は、紙送り方向と各色パッチの
配列方向が同一になることから、ユーザはステップS1
03で、縦方向のサイズにおいてこれをプリント可能
な、A3縦送りの用紙を選択する。これにより、図16
に示すように、紙送り方向に各色パッチの配列が適切に
配列したテストパターンをプリントすることができる。
【0044】これは、予め定められているテストパター
ンをA4横送りの用紙にプリントしようとしても縦方向
のサイズにおいてこの用紙に収まらないからである。因
みに、この用紙に上記テストパターンをプリントするこ
とは、このパターンを90度回転するデータ処理によって
可能となるが、この場合、テストパターンは図8に示す
ものとなり、前述のように紙送りムラによってある一色
のパッチ全てが薄くあるいは濃くプリントされるおそれ
がある。
【0045】ステップS105におけるテストパターン
のプリントを終了すると、プリントされたテストパター
ンがスキャナ201にセットされ、読取り指示されるの
を待機する(ステップS106)。読取りの指示がある
と、プリントされたテストパターンの読取りを行い(ス
テップS107)、図4と同様にγ補正テーブルの作成、
登録を行う(ステップS108)。
【0046】本実施形態によれば、発生する可能性のあ
る紙送りムラの方向を想定し、この方向に対してプリン
トするテストパターンのパッチ配列方向が適切な関係と
なるようにテストパターンをプリントできる用紙を選択
することができる。これにより、上記紙送りムラによっ
てある色の全てのパッチがプリンタのそのときの出力特
性を忠実に反映しない事態を回避できる。
【0047】また、これとともに常に同じテストパター
ンを用いることができ、これにより、保持すべきパッチ
データ量を少なく抑えることが可能となる。
【0048】なお、上述の実施形態1の説明では、テス
トパターンに適した用紙の選択をユーザの入力設定によ
って行うものとしたが、このような構成に限られず、自
動的に用紙選択を行うようにすることもできる。すなわ
ち、CPU203の処理によって設定されている用紙に
関する情報を検出するとともに、予め設定されているテ
ストパターンのデータに基づいて上記検出した用紙の中
から適切な用紙を選択して設定することもできる。
【0049】(実施形態2)上述した実施形態1では、画
像形成装置において発生しパッチの濃度測定に影響を与
える可能性のある濃度ムラとして、いわゆる紙送りムラ
を想定していた。しかし、画像形成装置によっては発生
する濃度ムラも種々あり、その方向も種々あることが想
定できる。このため、本実施形態では、キャリブレーシ
ョンにおいてテストパターンを出力する前に事前に所定
のハーフトーン画像を出力し、その出力結果から濃度ム
ラの方向を検出する。
【0050】また、上記実施形態1では、予め定められ
ているテストパターンをもとに最適な用紙およびその紙
送り方向を選択するものとしたが、本実施形態では設定
されている用紙に対してテストパターンの選択を行うよ
うにする。
【0051】図17は、本発明の第二の実施形態にかか
る画像処理システムの構成を示すブロック図である。
【0052】図17において、ハーフトーン生成211
はCPU203の指示に応じて、キャリブレーションに
先立って図18に示す所定のハーフトーン画像をプリン
トすべく、出力制御206に対しその旨のコマンドおよ
びハーフトーンデータを出力制御206に出力する。出
力制御206は、これに応じてプリンタ107にハーフ
トーン画像データを送り、その画像を出力させる。画像
形成装置判断208は、図12に示したのと同様の表示
を行い、これによって上記ハーフトーン画像出力の指示
を可能とするとともに、ユーザがその出力結果から、テ
ストパターンを選択できるよう、選択可能なテストパタ
ーンの表示(不図示)を行う。パターン選択210は、画
像形成装置判断208においてユーザによって選択され
たテストパターンを出力制御206に指示し、これによ
り、プリンタ107はその選択されたテストパターンを
プリントすることができる。
【0053】以上の構成による本実施形態のキャリブレ
ーション処理は、図11にて説明した実施形態1の処理
手順と略同様の手順で実施される。すなわち、ステップ
S101の画像形成装置判断処理では、ハーフトーン画
像の出力を行う。そして、ステップS102では、選択
可能なテストパターンの表示を行ない、次いで、ステッ
プS103でユーザによる選択を待機する。
【0054】ここで、テストパターン出力結果が図19
に示すように、横方向の濃度ムラとなるときは、図6に
示す、各色のパッチ配列方向が濃度ムラの方向と垂直と
なるテストパターンを選択する。一方、出力結果が図2
0に示すように縦方向の濃度ムラとなるときは、図21
に示すような、同様に濃度ムラの方向と各色パッチの配
列方向が垂直な関係となるテストパターンを選択する。
なお、この場合、A4サイズの用紙にパターンの長手方
向を収めるため、出力制御206は、パターンのデータ
について小サイズ化するデータ処理も行う。
【0055】以上のように選択されたテストパターン
は、パターン選択210によって設定され(ステップS
104)、プリンタ107によってそのテストパターン
がプリントされる(ステップS105)。なお、テストパ
ターン出力に用いる用紙は、本実施形態では、固定的に
設定され、もしくはそのとき設定されている用紙を用い
ることは上述のとおりである。
【0056】このように、濃度ムラの方向を予め検出
し、これに応じてテストパターンを選択するようにした
ことで、それぞれの画像形成装置に対して最適なテスト
パターンを使用することが可能となり、キャリブレーシ
ョンをより正確に実施することができる。
【0057】なお、上記実施形態2ではテストパターン
を選択する構成としたが、実施形態1と同様にテストパ
ターンを固定し用紙およびその送り方向を選択するよう
にしてもよいことは勿論である。逆に、実施形態1と同
様に、予め濃度ムラの検出は行わず、想定される紙送り
ムラの方向に応じてテストパターンを選択して出力する
ようにしてもよい。
【0058】また、上記各実施形態において、画像形成
装置としてプリンタを例に挙げ説明したが、本発明の適
用はこれに限られないことは上記説明から明らかであ
る。例えば複写機、ファクシミリ等、種々の画像形成装
置を用いた場合にも適用することができる。また、電子
写真方式に限られず、例えばインクジェット方式の画像
形成装置を用いた場合にも本発明を適用できる。さら
に、上記各実施形態では、シアン(C)、マゼンタ(M)、
イエロ(Y)およびブラック(K)の色を用いたプリンタに
ついて説明したが、他の構成として、C、M、Y3色、
あるいはK単色などの色を用いるプリンタにも本発明を
適用できることは勿論である。
【0059】(他の実施形態)本発明は上述のように、複
数の機器(たとえばホストコンピュータ、インタフェー
ス機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステム
に適用しても一つの機器(たとえば複写機、ファクシミ
リ装置)からなる装置に適用してもよい。
【0060】また、前述した実施形態の機能を実現する
ように各種のデバイスを動作させるように該各種デバイ
スと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータ
に、前記実施形態機能を実現するための、図11等にて
説明したソフトウェアのプログラムコードを供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるい
はMPU)を格納されたプログラムに従って前記各種デ
バイスを動作させることによって実施したものも本発明
の範疇に含まれる。
【0061】またこの場合、前記ソフトウェアのプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコード自体、およびそのプロ
グラムコードをコンピュータに供給するための手段、例
えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発
明を構成する。
【0062】かかるプログラムコードを格納する記憶媒
体としては例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハ
ードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R
OM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等
を用いることができる。
【0063】またコンピュータが供給されたプログラム
コードを実行することにより、前述の実施形態の機能が
実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と
共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもか
かるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれるこ
とは言うまでもない。
【0064】さらに供給されたプログラムコードが、コ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後その
プログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボード
や機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一
部または全部を行い、その処理によって前述した実施形
態の機能が実現される場合も本発明に含まれることは言
うまでもない。
【0065】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、キャリブレーションにおいて出力されるテス
トパターンは、その各色パッチの配列方向が当該キャリ
ブレーショにかかる画像形成装置において生じうる濃度
ムラの長手方向と同一方向とはされないので、濃度ムラ
によってある一色のパッチ全てが薄くもしくは濃く出力
されることが防止される。これにより、テストパターン
の読取りは、濃度ムラが発生してもそのときの画像形成
装置の出力特性を忠実に反映したものとすることができ
る。
【0066】この結果、画像形成装置において発生し得
る濃度ムラの影響をそれほど受けることなく適切なキャ
リブレーションを実行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像処理システムの一例を示すブロック図であ
る。
【図2】上記システムにおける画像処理を説明する図で
ある。
【図3】画像処理システムの一従来例を示すブロック図
である。
【図4】上記従来例の画像処理システムにおいて行われ
るキャリブレーションを説明する図である。
【図5】紙送りムラの発生を説明する図である。
【図6】上記紙送りムラとキャリブレーションに用いる
パッチの配列方向との関係を説明する図である。
【図7】図6に示す関係のパッチにおいて測定される濃
度の一例を示す図である。
【図8】紙送りムラとキャリブレーションに用いるパッ
チの配列方向との関係の他の例を説明する図である。
【図9】図8に示す関係のパッチにおいて測定される濃
度の一例を示す図である。
【図10】本発明の第一の実施形態にかかる画像処理シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図11】図10に示す構成に基づくキャリブレーショ
ンの処理手順を示すフローチャートである。
【図12】上記キャリブレーション処理でホストコンピ
ュータのモニタに表示される画像形成装置判断処理に関
する画面を示す図である。
【図13】上記キャリブレーション処理でホストコンピ
ュータのモニタに表示される用紙に関する画面を示す図
である。
【図14】上記実施形態のプリンタのプリントにおいて
生じる可能性のある紙送りムラを示す図である。
【図15】上記キャリブレーション処理でホストコンピ
ュータのモニタに表示される用紙に関する画面の他の例
を示す図である。
【図16】上記実施形態においてプリントされるテスト
パターンであって、紙送りムラとパッチの配列方向との
関係を示す図である。
【図17】本発明の第二の実施形態にかかる画像処理シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図18】上記第二実施形態で出力されるハーフトーン
画像を示す図である。
【図19】上記第二実施形態において検出される可能性
のある濃度ムラを示す図である。
【図20】上記第二実施形態において検出される可能性
のある濃度ムラの他の例を示す図である。
【図21】上記第二実施形態においてプリントされるテ
ストパターンであって、紙送りムラとパッチの配列方向
との関係の一例を示す図である。
【符号の説明】
101 ホストコンピュータ 102 アプリケーション 103 プリンタドライバ 104 ラスタイメージプロセッサ 105 ラスタライザ 106 画像メモリ 107 カラープリンタ 108 画像形成ユニット 201 スキャナ 202 読取り制御 203 CPU 204 パターン指示 206 出力制御 207 階調補正 208 画像形成装置判断 209 用紙選択 210 パターン選択 211 ハーフトーン生成

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置の出力特性に関するキャリ
    ブレーションを行う情報処理装置であって、 キャリブレーションに際して当該画像形成装置において
    媒体にパッチを配列したテストパターンを出力させる手
    段であって、当該画像形成装置の出力において発生し得
    る濃度ムラの長手方向とテストパターンにおける同一色
    のパッチ配列方向とが同一とならないように当該テスト
    パターンを出力させるパターン出力手段と、 該パターン出力手段が出力したテストパターンの読取り
    結果に基づき、当該画像形成装置のキャリブレーション
    を行う手段と、を具えたことを特徴とする情報処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記パターン出力手段は画像形成の媒体
    を選択するための媒体選択手段を有し、該媒体選択手段
    は、出力すべきテストパターンにおける同一色のパッチ
    配列方向が当該画像形成装置の出力において発生し得る
    濃度ムラの長手方向と同一とならないよう当該テストパ
    ターンを出力できる媒体を選択することを特徴とする請
    求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記濃度ムラの長手方向は、前記画像形
    成装置における媒体の送り方向に垂直な方向であること
    を特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記パターン出力手段はテストパターン
    を選択するためのパターン選択手段を有し、該パターン
    選択手段は、出力すべきテストパターンにおける同一色
    のパッチ配列方向が当該画像形成装置の出力において発
    生し得る濃度ムラの長手方向と同一とならないよう当該
    テストパターンを選択することを特徴とする請求項1に
    記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記画像形成装置の出力において発生し
    得る濃度ムラを検出するための検出画像出力手段をさら
    に具え、前記パターン出力手段は、前記濃度ムラの検出
    結果に基づき、前記テストパターンの出力を行わせるこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の情
    報処理装置。
  6. 【請求項6】 画像形成装置の出力特性に関するキャリ
    ブレーションを行う情報処理装置であって、 キャリブレーションに際して当該画像形成装置において
    媒体にパッチを配列したテストパターンを出力させる手
    段であって、当該画像形成装置において用いることがで
    きる媒体のサイズおよび/または媒体が用いられるとき
    の当該媒体の方向に応じたテストパターンを出力させる
    パターン出力手段と、 該パターン出力手段が出力したテストパターンの読取り
    結果に基づき、当該画像形成装置のキャリブレーション
    を行う手段と、を具えたことを特徴とする情報処理装
    置。
  7. 【請求項7】 画像形成装置の出力特性に関するキャリ
    ブレーションを行うための画像処理方法であって、 キャリブレーションに際して当該画像形成装置において
    媒体にパッチを配列したテストパターンを出力させる処
    理であって、当該画像形成装置の出力において発生し得
    る濃度ムラの長手方向とテストパターンにおける同一色
    のパッチ配列方向とが同一とならないように当該テスト
    パターンを出力させ、 該パターンを出力させるステップで出力したテストパタ
    ーンの読取り結果に基づき、当該画像形成装置のキャリ
    ブレーションを行う、ステップを有したことを特徴とす
    る画像処理方法。
  8. 【請求項8】 前記パターンを出力するステップは画像
    形成の媒体を選択するための媒体選択ステップを有し、
    該媒体選択ステップは、出力すべきテストパターンにお
    ける同一色のパッチ配列方向が当該画像形成装置の出力
    において発生し得る濃度ムラの長手方向と同一とならな
    いよう当該テストパターンを出力できる媒体を選択する
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前記濃度ムラの長手方向は、前記画像形
    成装置における媒体の送り方向に垂直な方向であること
    を特徴とする請求項7または8に記載の画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記パターンを出力するステップはテ
    ストパターンを選択するためのパターン選択ステップを
    有し、該パターン選択ステップは、出力すべきテストパ
    ターンにおける同一色のパッチ配列方向が当該画像形成
    装置の出力において発生し得る濃度ムラの長手方向と同
    一とならないよう当該テストパターンを選択することを
    特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記画像形成装置の出力において発生
    し得る濃度ムラを検出するための検出画像出力ステップ
    をさらに有し、前記パターンを出力するステップは、前
    記濃度ムラの検出結果に基づき、前記テストパターンの
    出力を行わせることを特徴とする請求項7ないし10の
    いずれかに記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 画像形成装置の出力特性に関するキャ
    リブレーションを行うための画像処理方法であって、 キャリブレーションに際して当該画像形成装置において
    媒体にパッチを配列したテストパターンを出力させる処
    理であって、当該画像形成装置において用いることがで
    きる媒体のサイズおよび/または媒体が用いられるとき
    の当該媒体の方向に応じたテストパターンを出力させ、 該出力したテストパターンの読取り結果に基づき、当該
    画像形成装置のキャリブレーションを行う、ステップを
    有したことを特徴とする画像処理方法。
  13. 【請求項13】 情報処理装置によって読み取り可能に
    プログラムを記憶した記憶媒体であって、 該プログラムは、画像形成装置の出力特性に関するキャ
    リブレーションを行うための画像処理であって、 キャリブレーションに際して当該画像形成装置において
    媒体にパッチを配列したテストパターンを出力させる処
    理であって、当該画像形成装置の出力において発生し得
    る濃度ムラの長手方向とテストパターンにおける同一色
    のパッチ配列方向とが同一とならないように当該テスト
    パターンを出力させ、 該パターンを出力させるステップで出力したテストパタ
    ーンの読取り結果に基づき、当該画像形成装置のキャリ
    ブレーションを行う、ステップを有する処理を有したこ
    とを特徴とする記憶媒体。
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JP2008153871A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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