JP2001094404A - 電圧制御遅延回路 - Google Patents

電圧制御遅延回路

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JP2001094404A
JP2001094404A JP27125299A JP27125299A JP2001094404A JP 2001094404 A JP2001094404 A JP 2001094404A JP 27125299 A JP27125299 A JP 27125299A JP 27125299 A JP27125299 A JP 27125299A JP 2001094404 A JP2001094404 A JP 2001094404A
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mos transistor
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delay
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Takuma Aoyama
琢磨 青山
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    • H03K2005/00026Variable delay controlled by an analog electrical signal, e.g. obtained after conversion by a D/A converter
    • H03K2005/00032Dc control of switching transistors

Abstract

(57)【要約】 【課題】デカップリングキヤパシタを接続することな
く、簡単な構成でPSPRを改善でき、応用回路の性能を向
上し得る電圧制御遅延回路を提供する。 【解決手段】それぞれソースが電源ノードに接続され、
ゲートに遅延時間量制御電圧Vcntrlが印加されるPMO
SトランジスタTPを負荷とし、駆動用のNMOSトラン
ジスタTNを有するN型インバータからなるN型インバー
タ遅延回路NIV1、NIV2と、各段インバータ遅延回路のN
MOSトランジスタのソース同士が共通接続されたノー
ドaと接地ノードとの間にドレイン・ソース間が接続さ
れ、ゲートにはオン状態に設定するためのバイアス電圧
が印加されるバイアス用のNMOSトランジスタN0と、
電源電圧範囲内の全振幅にわたって変化する信号を初段
遅延回路へ入力するプッシュプル型のインバータ回路IV
とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電圧制御遅延回路
に係り、特にシングルエンド型遅延回路を用いた電圧制
御遅延回路に関するもので、例えば位相同期ループ(P
LL)回路の電圧制御発振回路(Voltage Controlled O
scillator ;VCO)用のリングオシレータ、電圧制御
遅延線(Voltage Controlled Delay Line ;VCDL)
などに使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】PLL回路のVCOとして、複数段の遅
延素子をループ状に接続してリングオシレータを構成す
る際、設計上、気をつけなければならない点としていく
つか挙げられるが、遅延素子で発生するランダムノイズ
による位相誤差が小さいことと、電源電位VCC/接地電
位GNDの変動による位相誤差が小さくなることは重要
な観点である。
【0003】近年、LSI(大規模集積回路)の大規模
化、動作周波数の向上とともに、VCC/GNDの電位変
動を十分に抑えることはあまり期待できなくなってきて
おり、そのため、PLL出力周波数のジッタ(出力信号
のエッジの揺れ;jitter)の主要な原因は、前記ランダ
ムノイズよりも、VCC/GNDの電位変動による効果が
支配的であることが知られてきている。
【0004】そこで、PLL回路では、そのコアとなる
VCOの遅延素子として、差動型の遅延回路が使用され
ることが多くなっており、VCC/GNDの電位変動の影
響を程度を示す指標であるPSRR(Power Supply Reducti
on Ratio)が向上し、PLL出力周波数のジッタも小さ
く抑えられるようになった。
【0005】しかし、年々、動作周波数の向上の要求は
とどまるところを知らず、それに比例してPLLやVC
DLに要求されるジッタの大きさはますます小さいこと
が求められるようになった。そのため、差動型の遅延回
路に対しても様々な工夫が加えられるようになってきて
いる。
【0006】しかし、差動型の遅延回路の問題点として
は、素子内で発生するランダムノイズがシングルエンド
型の遅延回路と比べて大きい上、シングルエンド型と比
べて電圧振幅がとれないので、雑音の位相誤差に及ぼす
寄与がシングルエンド型の遅延回路に比べて大きいこ
と、また、定電流特性を保つためにトランジスタのある
程度の段数の縦積みが必要である。この影響は、プロセ
ス技術の進歩に伴って、素子が微細化し、電源電圧が下
げられていけばいくほど顕著になり、設計が困難になっ
ていくことである。
【0007】この点に関して、シングルエンド型の遅延
回路は、低電圧設計が容易であり、PSRRの問題さえ解決
すれば、シングルエンド型の遅延回路が有効であること
がわかっており、そのように工夫されたVCOが例えば
マイクロプロセッサに搭載されている。
【0008】図6は、従来のプッシュプル型のインバー
タ遅延回路を用いて構成されたVCOの一例を示してい
る。
【0009】図6において、P0はVCCノードにソースが
接続され、ゲートに遅延時間量制御電圧Vcntrlが印加さ
れる電流源用のPMOSトランジスタ(P型のMOSト
ランジスタ)である。IV1 〜IV3 は上記PMOSトラン
ジスタP0のドレインノードとGNDとの間にそれぞれ接
続されたプッシュプル型のインバータ遅延回路であり、
各遅延回路は全体としてループ接続され、リングオシレ
ータを構成している。また、PMOSトランジスタP0の
ドレインノードとGNDとの間には、デカップリングキ
ヤパシタCdが接続されている。そして、リングオシレー
タの出力信号は、レベルシフト回路60により“H”レベ
ルがVCCにシフトされて後段回路に出力される。
【0010】図6に示したVCOにおいて、デカップリ
ングキヤパシタCdを接続しない場合には、電源電圧VCC
が変動した場合、プッシュプル型インバータ遅延回路IV
1 〜IV3 の各プッシュプル段の回路閾値および駆動能力
が変動し、発振周波数が変化する。
【0011】即ち、例えばVCCが低下すると、制御電圧
Vcntrlの供給源は、電流源用のPMOSトランジスタP0
のソース・ゲート間容量を介してVCCノードと強く結合
しているので、VCCの低下に追随して制御電圧Vcntrlが
下がり、VCCとの差は殆んどなくなる。
【0012】しかし、電流源用のPMOSトランジスタ
P0のドレインノードの電位が変化し、この電位の変化に
敏感に対応して各遅延回路IV1 〜IV3 の遅延時間量が変
化し、発振周波数がかなり変化してしまうことになる。
【0013】そこで、デカップリングキヤパシタCdを接
続することにより、電流源用のPMOSトランジスタP0
のドレインノードの電位の変動をかなり抑制することが
でき、PSRRを改善することができる。
【0014】しかし、デカップリングキヤパシタCdの容
量が大き過ぎると、電流源用のPMOSトランジスタP0
のドレイン・ソース間電圧が変化し、電流源用のPMO
SトランジスタP0から供給される電流が変化し、結局、
ある程度は発振周波数が変化してしまうことになり、発
振周波数が不安定になる。
【0015】上記とは逆に、デカップリングキヤパシタ
Cdの容量が小さ過ぎると、PSRRの改善効果が小さくな
り、PLL回路の性能はある程度以上は向上しないこと
になる。
【0016】したがって、上記したようにプッシュプル
型インバータ遅延回路IV1 〜IV3 は、その遅延時間が電
源電圧VCCに強く依存するという特徴があり、電源電圧
VCCの変動そのものを抑制しないと、ジッタを小さくす
ることができないという問題がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記したようにプッシ
ュプル型インバータ遅延回路をループ接続してなるリン
グオシレータにデカップリングキヤパシタを接続した従
来のVCOは、デカップリングキヤパシタの容量設定が
難しく、必ずしも十分な性能が得られないという問題が
あった。
【0018】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、デカップリングキヤパシタを接続することな
く、簡単な構成でPSRRを改善でき、応用回路の性能を向
上し得る電圧制御遅延回路を提供することを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の電圧制御遅延回
路は、それぞれのソースが第1の電源ノードに接続さ
れ、それぞれのゲートに遅延時間量制御電圧が印加され
る第1導電型のMOSトランジスタを負荷とし、駆動用
の第2導電型のMOSトランジスタを有するインバータ
からなる複数段のインバータ遅延回路と、前記複数段の
インバータ遅延回路の駆動用トランジスタのソース同士
が共通接続されたノードと第2の電源ノードとの間にド
レイン・ソース間が接続され、ゲートにはオン状態に設
定するためのバイアス電圧が印加されるバイアス用の第
2導電型のMOSトランジスタと、電源電圧範囲内の全
振幅にわたって変化する信号を前記複数段のインバータ
遅延回路の初段遅延回路へ入力するためのプッシュプル
型のインバータ回路とを具備することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0021】<第1の実施の形態>図1は、本発明の第
1の実施の形態に係るPLL回路のVCOの一例を示
す。このVCOにおいて、NIV1、NIV2はそれぞれPMO
S(P型のMOSトランジスタ)負荷型のN型インバー
タ遅延回路であり、後段の遅延回路NIV2から初段遅延回
路NIV1へ信号を帰還させる帰還ループ内にプッシュプル
型のインバータ回路IVが挿入されており、全体として奇
数段のインバータ回路がループ状に接続されてリングオ
シレータを形成している。
【0022】レベルシフト回路10は、リングオシレータ
の出力信号の“L”レベルをGNDにシフトさせて後段
回路(PLL回路の分周回路など)に出力する。
【0023】前記各遅延回路NIV1、NIV2は、ソースがV
CCノードに接続され、ゲートに遅延時間量制御電圧Vcnt
rl(PLL回路間のLPF出力)が印加されるPMOS
トランジスタTPを負荷とし、駆動用のNMOSトランジ
スタ(N型のMOSトランジスタ)TNを有するN型イン
バータからなり、上記PMOSトランジスタTPとNMO
SトランジスタTNの直列接続ノード(出力ノード)が次
段回路の入力ノード(NMOSトランジスタTNのゲー
ト)に接続されている。
【0024】そして、上記各遅延回路NIV1、NIV2のNM
OSトランジスタTNのソース同士が共通接続されてお
り、この共通接続ノードa とGNDノードとの間にバイ
アス用のNMOSトランジスタN0のドレイン・ソース間
が接続されており、そのゲートにはNMOSトランジス
タN0をオン状態に設定するためバイアス電圧Nbias (例
えばVCC)が印加されている。
【0025】前記プッシュプル型のインバータ回路IVの
一例としては、VCCノードとGNDとの間にPMOSト
ランジスタP1およびNMOSトランジスタN1が直列に接
続され、各ゲートが直列接続されてなり、出力信号は電
源電圧範囲内の全振幅にわたって(フルスイングで)変
化するCMOSインバータ回路が用いられる。
【0026】図1の構成において、仮にバイアス用のN
MOSトランジスタN0が接続されていない場合、PMO
S負荷(PMOSトランジスタTP)を非飽和領域のみで
動作させているものとすれば、つまり、N型インバータ
の出力信号振幅が一定に保たれてしまうと、N型インバ
ータの遅延時間はNMOSトランジスタTNの駆動力に依
存し、その駆動力は電源電圧VCCの変動につれて変動す
るので、遅延時間も変動してしまう。
【0027】一方、帰還ループ内にプッシュプル型のC
MOSインバータ回路IVを挿入することによりインバー
タ遅延回路NIV1、NIV2を全振幅(フルスイング)で駆動
させるようにしているので、電源変動があると出力信号
振幅そのものが変化することになる。例えば電源電圧V
CCの降下が生じた場合、その分だけ出力信号振幅が小さ
くなる。このことは遅延時間の減少に寄与するが、NM
OSトランジスタの駆動力も弱まることにより、出力信
号振幅の小さくなった効果が相殺されるが、回路閾値は
変化しない。
【0028】このことを詳細に説明する。各段のインバ
ータ遅延回路NIV1、NIV2の回路閾値は、基本的にPMO
S負荷(PMOSトランジスタTP)を流れるバイアス電
流とNMOSトランジスタTNの電流駆動能力Gmn で決定
する。即ち、バイアス電流とGmn できまるトランジスタ
駆動能力の釣り合った点である。
【0029】そこで、例えばNMOSトランジスタTNの
ディメンジョンを十分大きくとって、そのゲート電位が
VCCよりも十分小さい電位のときにNMOSトランジス
タTNの駆動力がPMOS負荷のそれと釣り合うように設
定しておけば、NMOSトランジスタTNの電流駆動能力
Gmn はゲート・ソース間電位差で決定され、電源電圧V
CCと制御電圧Vcntrlとの差が一定の場合、PMOS負荷
は変化しないので、VCCが揺れたとしても回路閾値は近
似的には変化しない。PMOS負荷の電流駆動能力と回
路閾値が変化しなければ、遅延時間も殆ど変化しない。
【0030】しかし、実際には振幅が小さくなった分、
遅延時間もしくは発振周波数の若干の変化が認められ
る。そこで、バイアス用のNMOSトランジスタN0を各
段のインバータ遅延回路NIV1、NIV2のGND側に付加
し、そのゲートにバイアス用のNMOSトランジスタN0
がオンになるバイアス電圧Nbias を印加する(ゲートを
例えばVCCに吊っておく)ことが考えられる。
【0031】そうすると、バイアス用のNMOSトラン
ジスタN0は負帰還の抵抗として動作するので、例えばV
CCが下がった時には、各段のインバータ遅延回路での出
力電位の“L”レベルVOLを下げ、VCC降下以前の振幅
に戻す方向に機能する。このため、遅延時間もしくは発
振周波数の変化はさらに小さくなる。
【0032】本実施の形態では、格段のインバータ遅延
回路NIV1、NIV2のMNOSトランジスタTNのソース同士
を一括接続しており、逆相で動作している遅延段の分も
利用できるので、上記した効果を2倍にすることができ
る。因みに、図1のVCOによれば、図6に示した従来
例のVCOと比べて、電源変動があった場合の周波数変
動を1/10程度に抑制できることが確認された。
【0033】図2は、図1のVCOを用いたPLL回路
において、電源変動によってPLL出力周波数とPLL
出力周波数のサイクル間(Cycle to Cycle)ジッタとの
関係(周波数・ジッタの静特性)が変化する様子につい
て、シミュレーションを行った結果の一例を示してい
る。
【0034】なお、比較のため、図1中のバイアス用の
NMOSトランジスタN0を各段のNMOSインバータNIV1、
NIV2毎に設けた場合と、従来の差動型遅延回路を3段用
いてVCOを構成した場合の一例についてシミュレーシ
ョンを行った結果も示した。
【0035】図2から、本例のように各段のインバータ
遅延回路NIV1、NIV2のNMOSトランジスタTNのソース
同士を一括接続し、バイアス用のNMOSトランジスタ
N0を介してGNDに接続した場合には、ジッタ特性が明
らかに改善されていることが分かる。
【0036】また、本例のVCOを用いたPLL回路に
よれば、制御電圧Vcntrlにより出力周波数を調整するこ
とが容易であり、出力周波数を高くすることができ、性
能を向上させることが可能になる。
【0037】<第1の実施の形態の変形例1>図3は、
図1に示したVCOの変形例1を示している。
【0038】このVCOは、図1のVCOと比べて、プ
ッシュプル型のインバータ回路IVの駆動用のNMOSト
ランジスタN1のソースも各段のインバータ遅延回路NIV
1、NIV2のNMOSトランジスタTNのソース同士と共通
接続するようにした点が異なり、その他は同じであるの
で、図1中と同じ符号を付している。
【0039】この場合にも、前記したような効果が得ら
れる。
【0040】<第1の実施の形態の変形例2>図4は、
図1に示したVCOの変形例2を示している。
【0041】このVCOは、図1のVCOと比べて、P
MOSトランジスタをNMOSトランジスタに変更し、
NMOSトランジスタをPMOSトランジスタに変更
し、VCCノードとGNDとの関係を逆に変更した点が異
な.る。ここで、PIV1、PIV2はP型インバータ遅延回
路、IVはプッシュプル型インバータ回路、P0はバイアス
用PMOSトランジスタである。
【0042】この場合にも、前記したような効果が得ら
れる。
【0043】<第2の実施の形態>図5は、本発明の第
2の実施の形態に係るVCDLの一例を示す。
【0044】このVCDLにおいて、NIV1〜NIVnはそれ
ぞれPMOS負荷型のインバータ遅延回路であり、縦続
接続されている。この各インバータ遅延回路NIV1〜NIVn
は、ソースがVCCノードに接続され、ゲートに遅延時間
量制御電圧Vcntrlが印加されるPMOSトランジスタTP
を負荷とし、駆動用のNMOSトランジスタTNを有する
N型インバータからなり、上記PMOSトランジスタTP
とNMOSトランジスタTNの直列接続ノード(出力ノー
ド)が次段回路の入力ノード(NMOSトランジスタTN
のゲート)に接続されている。
【0045】そして、上記複数段のインバータ遅延回路
のNMOSトランジスタTNのソース同士が共通接続され
たノードaと接地ノードとの間には、バイアス用のNM
OSトランジスタN0のドレイン・ソース間が接続されて
おり、そのゲートにはオン状態に設定するためのバイア
ス電圧(本例ではVCC)が印加される。
【0046】さらに、複数段のインバータ遅延回路NIV1
〜NIVnの初段入力側には、電源電圧範囲内の全振幅にわ
たって変化する出力信号を初段遅延回路NIV1へ入力する
ためのプッシュプル型のインバータ回路IVが挿入されて
おり、このインバータ回路IVは遅延制御の対象となる信
号が入力する。
【0047】上記構成のVCDLによれば、前述したリ
ングオシレータと同様の特徴を採り入れているので、PS
RRが良く、性能の向上が期待される。
【0048】
【発明の効果】上述したように本発明の電圧制御遅延回
路によれば、シングルエンド型の遅延回路を複数段接続
するとともにそれぞれの一方の電源ノード側に共通にバ
イアス用MOSトランジスタを挿入したので、デカップ
リングキヤパシタを接続することなく、簡単な構成でPS
RRを改善でき、応用回路の性能を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電圧制御遅延
回路を用いたVCOの一例を示す回路図。
【図2】図1のVCOを用いたPLL回路における出力
周波数とジッタとの関係についてシミュレーションを行
った結果の一例を示す特性図。
【図3】図1に示したVCOの変形例1を示す回路図。
【図4】図1に示したVCOの変形例2を示す回路図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るVCDLの一
例を示す回路図。
【図6】従来のプッシュプル型のインバータ遅延回路を
用いたVCOの一例を示す回路図。
【符号の説明】
TP…PMOSトランジスタ、 TN…駆動用のNMOSトランジスタ、 NIV1、NIV2…N型インバータ遅延回路、 N0…バイアス用のNMOSトランジスタ、 IV…プッシュプル型のインバータ回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれのソースが第1の電源ノードに
    接続され、それぞれのゲートに遅延時間量制御電圧が印
    加される第1導電型のMOSトランジスタを負荷とし、
    駆動用の第2導電型のMOSトランジスタを有するイン
    バータからなる複数段のインバータ遅延回路と、 前記複数段のインバータ遅延回路の駆動用トランジスタ
    のソース同士が共通接続されたノードと第2の電源ノー
    ドとの間にドレイン・ソース間が接続され、ゲートには
    オン状態に設定するためのバイアス電圧が印加されるバ
    イアス用の第2導電型のMOSトランジスタと、 電源電圧範囲内の全振幅にわたって変化する信号を前記
    複数段のインバータ遅延回路の初段遅延回路へ入力する
    ためのプッシュプル型のインバータ回路とを具備するこ
    とを特徴とする電圧制御遅延回路。
  2. 【請求項2】 前記プッシュプル型のインバータ回路
    は、前記複数段のインバータ遅延回路の最終段遅延回路
    から初段遅延回路へ信号を帰還させる帰還ループ内に挿
    入されていることを特徴とする請求項1記載の電圧制御
    遅延回路。
  3. 【請求項3】 前記プッシュプル型のインバータ回路は
    CMOSインバータ回路であり、その駆動用トランジス
    タのソースが前記複数段のインバータ遅延回路の駆動用
    トランジスタのソース同士と共通接続されたノードに接
    続されていることを特徴とする請求項1または2記載の
    電圧制御遅延回路。
  4. 【請求項4】 前記第1導電型のMOSトランジスタが
    P型のMOSトランジスタであり、前記第2導電型のM
    OSトランジスタ型がN型のMOSトランジスタである
    請求項1記載の電圧制御遅延回路。
  5. 【請求項5】 前記第1導電型のMOSトランジスタが
    N型のMOSトランジスタであり、前記第2導電型のM
    OSトランジスタ型がP型のMOSトランジスタである
    請求項1記載の電圧制御遅延回路。
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