JP2001092408A - 投射型表示装置 - Google Patents

投射型表示装置

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JP2001092408A
JP2001092408A JP26457299A JP26457299A JP2001092408A JP 2001092408 A JP2001092408 A JP 2001092408A JP 26457299 A JP26457299 A JP 26457299A JP 26457299 A JP26457299 A JP 26457299A JP 2001092408 A JP2001092408 A JP 2001092408A
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Japan
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JP26457299A
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English (en)
Inventor
Shuichi Fujiwara
修一 藤原
Shoichi Akaiwa
昇一 赤岩
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザロゴ等の画像データの変更を簡単に行
うことができる投射型表示装置を提供する。 【解決手段】 プロジェクタ200に書き換え可能な記
憶媒体であるフラッシュROM26を設け、このフラッ
シュROM26にホストコンピュータ100から供給さ
れるユーザロゴなどの画像データを書き込むようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ等から転送される画像データをスクリーン上に投
射する投射型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】広い部屋の中でのプレゼンテーションを
効果的に演出する手段として、投射型表示装置(以下、
単にプロジェクタと記す。)がよく用いられる。このプ
ロジェクタの使用時、スクリーンに投射される画像の明
るさ、コントラスト等を調整するための調整用画像の画
像データやプレゼンテーションを効果的に演出するユー
ザロゴの画像データ等が必要に応じて用いられる。これ
らのデータは、使用の度に内容を更新するような性質の
ものではなく、かつ、使用の度に入力を行うのが面倒な
データであるため、マスクROM等に格納してプロジェ
クタに装着されるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、調整用画像の
画像データのバーションアップが行われたり、新たなユ
ーザロゴが必要になる場合もある。このような場合、メ
ーカ側で新たなデータの記憶されたマスクROMを用意
し、専門のサービスマンがユーザのところに出向いてR
OMの交換をすることとなるため、コスト、時間がかか
るといった問題がある。
【0004】本発明は、以上説明した事情を鑑みてなさ
れたものであり、調整用画像の画像データやユーザロゴ
の画像データ等のような固定的な内容のデータを、使用
の度に入力する必要がなく、しかも、必要な場合には書
き換えることも可能な投射型表示装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、所望の画像
データまたは調整用画像データを記憶する書き換え可能
な不揮発性の記憶手段と、前記記憶手段に記憶された所
望の画像データまたは調整用画像データに対応した画像
を投射する投射手段と、前記記憶手段に記憶された所望
の画像データまたは調整用画像データの書き換えを行う
手段とを具備することを特徴とする投射型表示装置を提
供するものである。
【0006】かかる発明によれば、所望の画像データや
調整用画像データ等プレゼン内容に依存しないような固
定的な画像がが書き換え可能な記憶手段に記憶されるの
で、例えばロゴ画像データや調整用画像データを使用し
て画像表示を行うことができる。また、かかる記憶手段
は不揮発性の記憶手段であり、電源をオフにした後、再
投入した場合に、ロゴ画像データや調整用画像データが
失われないため、ロゴ画像データや調整用画像データを
書き込まなくてもその画像表示を行うことができる。
【0007】また、この発明は、単独で動作するスタン
ドアロン状態および同一画像の投射を行う複数台の投射
型表示装置の中の1台としての動作を行うスタック状態
を選択可能な投射型表示装置において、他の装置との通
信を行うための通信手段と、スタンドアロン状態または
スタック状態を指定する使用状態情報を記憶する書き換
え可能な不揮発性の記憶手段と、前記記憶手段の記憶内
容を書き換える書換手段と、前記記憶手段に記憶された
使用状態情報に従い、スタンドアロン状態またはスタッ
ク状態のいずれかを選択し、選択結果に対応した機能を
営むための制御を行う制御手段とを具備することを特徴
とする投射型表示装置を提供するものである。
【0008】かかる発明によれば、スタンドアロン状態
かスタック状態かを示す使用状態情報が不揮発性の記憶
手段に記憶されているので、電源オフ後の電源再投入時
に、使用状態情報を再入力しなくても、電源オフ前の使
用状態を引き継いで動作を再開させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態について説明する。 A.第1の実施形態 (1)実施形態の構成 図1は、本実施形態に係るプロジェクタとホストコンピ
ュータとからなる通信システムの構成を示すブロック図
である。
【0010】図1において、100はホストコンピュー
タであり、通信ケーブル101を介してプロジェクタ2
00に接続されている。ホストコンピュータ100から
は、制御プログラム、画像データ等がプロジェクタ20
0に供給される。ホストコンピュータ100は、プロジ
ェクタ200に供給すべき制御プログラム等をフロッピ
ィディスク(図示略)等の記憶媒体から入手する。
【0011】次に、プロジェクタ200の構成について
説明する。
【0012】通信制御部27は、ホストコンピュータ1
00との間でシリアル通信ポートP1を介して行われる
シリアル通信の制御を行う手段である。
【0013】CPU21は、このプロジェクタの制御中
枢であり、プロジェクタ内の各部の制御を行う。
【0014】RAM22は、ホストコンピュータ100
から供給される制御プログラム等が一時的に記憶される
記憶手段である。
【0015】操作パネルインターフェース部25は、こ
のプロジェクタの操作パネルに配備された各種スイッチ
類の操作イベントを検知すると共に、同操作パネルに配
備されたLED等のインディケータの点灯制御を行う手
段である。
【0016】画像投射部24は、ホストコンピュータ1
00から供給される画像データに対応した画像を図示し
ないスクリーンに投射する手段であり、照明ランプや液
晶パネルなどにより構成されている。
【0017】SRAM23は、電源バックアップのなさ
れた不揮発性メモリであり、フラッシュROM26に格
納された制御プログラム等の一時記憶手段としての役割
を担っている。
【0018】フラッシュROM26は、プロジェクタ2
00に搭載された状態で書き換えが可能な不揮発性のメ
モリである。
【0019】このフラッシュROM26には、ユーザロ
ゴ等の画像データや、制御プログラム等が記憶されてい
る。ホストコンピュータ100から最新の画像データ等
が供給されると、フラッシュROM26内の該当書き込
みエリアは消去され、最新の画像データが格納される。
【0020】図2は、フラッシュROM26のメモリ空
間を示す図である。
【0021】ここで、フラッシュROM26について、
図2を参照して説明する。
【0022】図2(a)に示すように、フラッシュRO
M26のメモリ空間は、複数のブロックに区切られてい
る。
【0023】ユーザロゴブロック251は、ユーザロゴ
の画像データを保存しておく領域であり、外部からデー
タ内容を変更することが許される変更可能領域として定
義されている。その他にも、制御プログラムを保存して
おく領域であるプログラムブロック(図示略)、調整用
画像の画像データを保存しておく領域である調整用画像
ブロック(図示略)等が確保されており、いずれも変更
可能領域として定義されている。
【0024】ブートブロック252は、ダウンロード処
理を行うためのダウンロード制御プログラムを保存して
おく領域である。このブートブロック252は、外部か
らプログラム内容を変更することが禁止される変更禁止
領域として定義されている。
【0025】このブートブロック252に保存されたダ
ウンロード制御プログラムは、ダウンロード処理の際に
前述したSRAM23にコピーされる。そして、CPU
21がSRAM23からダウンロード制御プログラムを
読み出して実行することにより、ダウンロード処理が行
われる。
【0026】(2)実施形態の動作 次に、本実施形態における画像データの書き換え処理に
ついて説明する。
【0027】本実施形態では、ホストコンピュータ10
0からプロジェクタ200へ画像データをダウンロード
することができる。以下、このダウンロード処理につい
て図1を参照して説明する。
【0028】a.プロジェクタ200のモード切り替え まず、ユーザは画像データ受信側のプロジェクタ200
の設定をダウンロードモードに切り替える。このダウン
ロードモードへの切り替えにより、プロジェクタ200
のCPU21は現在実行中の処理(例えば、スクリーン
へ画像を投射する等)を終了させ、ダウンロード処理へ
移行する。プロジェクタ200の設定をダウンロードモ
ードへ切り替える方法として、ホストコンピュータ10
0のキーボード等を操作して、ダウンロードを指示する
コマンドを発行させる方法と、プロジェクタ200の操
作パネルに配備されたスイッチの操作により、ダウンロ
ードを要求する方法とがある。
【0029】b.ダウンロード移行処理 プロジェクタ200のCPU21は、実行中の処理が終
了するとフラッシュROM26に記憶されたダウンロー
ド制御プログラムをSRAM23にコピーする。一方、
ホストコンピュータ100は、ダウンロードすべきデー
タを用意し、プロジェクタ200のCPU21に対して
受信待ち状態であるかの問い合わせを行う。
【0030】ホストコンピュータ100からの問い合わ
せに対し、プロジェクタ200のCPU21は応答を返
す。この応答は、前述したフラッシュROM26のブー
トブロック252に記憶されている通信プログラムに従
って行われる。
【0031】c.ダウンロード処理 受信待ちを確認したホストコンピュータ100は、ダウ
ンロードすべきデータをプロジェクタ200に送信す
る。
【0032】プロジェクタ200に送信されたデータは
CPU21によってフラッシュROM26に格納され
る。
【0033】ここで、フラッシュROM26におけるデ
ータの書き換え処理について図2(a)〜(c)を参照
して説明する。
【0034】図2(a)は、書き換え前のユーザロゴの
画像データがユーザロゴブロック251に格納されてい
る状態を示す図である。この状態において、ホストコン
ピュータ100からユーザロゴブロック251の書き換
えコマンドが送信されると、図2(b)に示すようにユ
ーザロゴブロック251に格納されている古いデータは
消去される。
【0035】データ消去が完了すると、CPU21はホ
ストコンピュータ100に対してデータ消去が完了した
ことを通知する。
【0036】そして、ホストコンピュータ100からプ
ロジェクタ200に新しいユーザロゴの画像データが送
信されると、CPU21は図2(c)に示すように新し
いユーザロゴの画像データをフラッシュROM26のユ
ーザロゴブロック251に書き込む。この書き込みが終
了すると、CPU21はホストコンピュータ100に対
して書き込みが完了したことを通知する。
【0037】ここで、ダウンロード処理の途中におい
て、例えばデータ消去の完了通知が予め設定されている
通信時間を超えてもホストコンピュータ100に送信さ
れない等異常が発生した場合、CPU21は前述したブ
ートブロック252に格納されたエラー処理プログラム
を起動し、ダウンロード処理を強制終了する。
【0038】このようにして、プロジェクタ200に最
新の画像データが送信され、フラッシュROM26に記
憶された画像データの書き換えが行われる。そして、ユ
ーザがプロジェクタ200に配備された操作パネル等を
操作することにより、画像投射部24はフラッシュRO
M26に格納された最新の画像データに対応した画像を
スクリーンに投射する。
【0039】以上説明したユーザロゴの画像データの書
き換えは、ホストコンピュータ100からプロジェクタ
200へ画像データを送信することにより行われる処理
である。従って、ホストコンピュータ100からプロジ
ェクタ200への送信が可能な画像データであれば、既
存の画像データ(例えば、フロッピディスク等の記憶媒
体に記憶された画像データ)に限るものではない。
【0040】例えば、新製品のプレゼンテーションを行
う場合、ユーザが製品オリジナルのキャラクタロゴをホ
ストコンピュータ100で作成し、キャラクタロゴの画
像データをプロジェクタ200に送信し、オリジナルの
キャラクタロゴを投射するようにしてもよい。この様に
することで、新製品を強くアピールすることが出来る。
【0041】一方、前述した調整用画像は明るさ、コン
トラスト等を調整するためにのみ使用されるものであ
る。このような画像データにおいては、予め数種類の画
像データをホストコンピュータ100に用意しておき、
ユーザにより選択された画像データをプロジェクタ20
0に送信すればよい。
【0042】B.第2の実施形態 ところで、プロジェクタは広いイベント会場等のスクリ
ーンに映像を映し出す場合等にも使用される。このよう
な場合、プロジェクタを1台のみ使用したのでは、映像
を映し出すのに十分な明るさが得られず、映像が不鮮明
になってしまうという問題が生じる。
【0043】この問題を解決するための方法として、複
数のプロジェクタを使用し、同一映像を同一スクリーン
に投射するという方法がある。
【0044】本実施形態は、このような使用方法の適用
が可能なプロジェクタに関するものである。
【0045】(1)実施形態の構成 本実施形態に係るプロジェクタ200は、図1に示すプ
ロジェクタと同様の構成である。従って、本実施形態に
係るプロジェクタの詳細な説明については省略する。
【0046】本実施形態に係るプロジェクタのユーザ
は、このプロジェクタを複数台用意し、これらのプロジ
ェクタにより同一画像の投射を行うことができる。
【0047】この複数台のプロジェクタによる同一画像
の投射を行うに当たり、ホストコンピュータ100と各
プロジェクタとの接続を行う必要がある。図3はその接
続例を示すものである。
【0048】図3に示す例では、ホストコンピュータ1
00のシリアル通信ポートが通信ケーブルを介してプロ
ジェクタ200のシリアル通信ポートP1に接続されて
おり、このプロジェクタ200のシリアル通信ポートP
2は通信ケーブルを介してプロジェクタ300のシリア
ル通信ポートP1に接続されている。以下、同様であ
り、図3では、4個のプロジェクタ200〜500が各
々のシリアル通信ポートP1およびP2によりシリアル
接続されている。
【0049】この接続状態において、プロジェクタ20
0は、全プロジェクタを代表してコマンドを受け取り、
各プロジェクタの管理を行う役割を担う。本実施形態で
は、このようなプロジェクタをマスタプロジェクタと呼
ぶ。
【0050】また、マスタプロジェクタであるプロジェ
クタ200に対してシリアル接続された他のプロジェク
タ300〜500は、マスタプロジェクタを経由してコ
マンドを受け取るプロジェクタであり、その意味におい
てマスタプロジェクタの配下のプロジェクタである。本
実施形態ではこれらのプロジェクタをスレーブプロジェ
クタと呼ぶ。
【0051】図3に示す接続例では、ユーザは、プロジ
ェクタ200(マスタプロジェクタ)に対して、操作パ
ネルのスイッチ操作等を行うことにより、所望の情報を
全プロジェクタ200〜500または所望のプロジェク
タに与えることができる。また、ユーザはホストコンピ
ュータ100からの送信により、全プロジェクタ200
〜500または所望のプロジェクタに所望の情報を与え
ることができる。このように複数のプロジェクタ間のコ
マンド伝送が保証された状態を本実施形態ではスタック
状態と呼ぶ。また、例えば図3では、プロジェクタ20
0がマスタプロジェクタ、他のプロジェクタ300〜5
00がスレーブプロジェクタであり、プロジェクタ20
0を経由したコマンドは、プロジェクタ300→400
→500の順に各プロジェクタに与えられる。これに対
し、プロジェクタが他の装置に接続されておらず、単体
で使用されるときの状態をスタンドアロン状態と呼ぶ。
【0052】本実施形態に係るプロジェクタは、スタン
ドアロン状態で使用する他、スタック状態で使用するこ
とができる。プロジェクタ内のフラッシュROM26に
は、スタック状態での機能を営むのに必要な各種の情報
を保存するためのエリアが設けられている。
【0053】図4(a)〜(d)は、図3に示すように
接続されてスタック状態にある各プロジェクタ200〜
500のフラッシュROM26の記憶内容を例示する図
である。
【0054】まず、フラッシュROM26には、使用状
態情報およびIDが記憶されるようになっている。ここ
で、使用状態情報は、当該プロジェクタがスタンドアロ
ン状態で使用されているのかスタック状態で使用されて
いるのかを示す情報である。プロジェクタのCPU21
は、この使用状態情報から当該プロジェクタの使用状態
を判定し、スタンドアロン状態である場合にはそれに対
応した制御を行い、スタック状態である場合にはそれに
対応した制御を行う。また、IDは、スタック状態に接
続された状態において、当該プロジェクタがホストコン
ピュータ100から見て何番目のプロジェクタであるか
を示す識別番号である。このIDと上記使用状態情報
は、ホストコンピュータ100が初期化処理を実行する
ことにより各プロジェクタのフラッシュROM26に書
き込まれる。
【0055】フラッシュROM26には、スタンドアロ
ン状態かスタック状態かの如何に拘わらず制御に使用さ
れる制御情報の他、特にスタック状態にある場合に制御
に使用されるスタック状態用制御情報を記憶するための
エリアが用意されている。プロジェクタのCPU21
は、当該プロジェクタがスタック状態である場合には、
このエリア内のスタック状態用制御情報に従って当該プ
ロジェクタの各部の制御を行う。スタック状態用制御情
報には、投射方向、照明の明るさ、画像データに対して
施すべき処理を指定する情報等、画像の投影の制御に必
要な各種の情報が含まれる。
【0056】ホストコンピュータ100は、宛先である
プロジェクタのIDを指定して、このスタック状態用制
御情報を送ることができ、この場合、かかるスタック状
態用制御情報は宛先であるプロジェクタによって受信さ
れ、そのフラッシュROM26に格納される。
【0057】また、フラッシュROM26には、調整用
画像の画像データを記憶するエリアが設けられている。
【0058】さらにフラッシュROM26には、上記エ
リアに記憶された各画像データのうち実際に調整に使用
する画像データを指定する画像指定情報を記憶するため
のエリアが設けられている。
【0059】ホストコンピュータ100は、宛先である
プロジェクタのIDを指定して画像指定情報を送ること
ができ、この場合、かかる画像指定情報は宛先であるプ
ロジェクタによって受信され、そのフラッシュROM2
6に格納される。
【0060】また、ホストコンピュータ100は、情報
の種類を問わず、当該情報を全てのプロジェクタ宛に送
るブロードキャストが可能である。
【0061】図4(a)〜(d)における画像指定デー
タAおよびCは、このブロードキャストにより各プロジ
ェクタに送られたものである。
【0062】(2)実施形態の動作 まず、図3に示すように各プロジェクタがホストコンピ
ュータ100に接続された状態において、各プロジェク
タ200〜500の電源が投入されたとする。この場
合、各プロジェクタのCPU21は、フラッシュROM
26内の使用状態情報を参照し、当該プロジェクタの使
用状態を判定する。そして、当該プロジェクタがスタッ
ク状態である旨の判定結果が得られた場合、CPU21
は、ホストコンピュータ100から何らかの指令が送ら
れてくるまで待機する。
【0063】次に、ホストコンピュータ100の電源が
投入されると、ホストコンピュータ100は初期化処理
を実行し、この初期化処理において、各プロジェクタに
対し、当該プロジェクタのIDを送るべき旨のコメンド
を送る。各プロジェクタは、これに応答して当該プロジ
ェクタのIDをホストコンピュータ100に送る。
【0064】ホストコンピュータ100は、各プロジェ
クタがホストコンピュータ100から見た順番通りのI
Dを送り返してきたか否か、すなわち、プロジェクタ2
00がID=0、プロジェクタ300がID=1、プロ
ジェクタ400がID=2、プロジェクタ500がID
=3を送り返してきたか否かを判定する。そして、この
判定結果が否定的である場合には、ホストコンピュータ
100は、現在の接続状態に対応したIDを各プロジェ
クタに付与するとともに、各プロジェクタに対して、ス
タック状態用制御情報および画像指定情報のデフォルト
データを送る。この場合、各プロジェクタは、新たに付
与されたIDおよびデフォルトデータをフラッシュRO
M26に書き込む。一方、上記判定結果が肯定的である
場合、ホストコンピュータ100は、各プロジェクタを
スタック状態において使用することが可能であるとみな
し、各プロジェクタの調整のための動作を開始する。
【0065】まず、ホストコンピュータ100は、調整
作業の開始の指示をユーザから受けることにより、第1
番目の調整用画像の投影を行うべき旨のコマンドを全プ
ロジェクタにブロードキャストする。
【0066】この結果、各プロジェクタは、第1番目の
調整用画像、すなわち、第1番目の画像指定情報Aに対
応した調整用画像を図示しないスクリーンに投影する。
【0067】ユーザは、スクリーンの投影画像を見なが
ら、必要に応じて各プロジェクタの調整を行う。例えば
特定のプロジェクタの投影角度を修正する必要があると
認められる場合、ユーザは、好ましい投影角度に設定す
るためのスタック状態用制御情報を当該プロジェクタ宛
てにホストコンピュータ100から送信する。これによ
り、このスタック状態用制御情報が当該プロジェクタの
フラッシュROM26に書き込まれ、投射角度が変更さ
れる。
【0068】なお、ホストコンピュータから調整画像の
投影指示が送られて時点において、画像指示情報がフラ
ッシュROM26内に存在しないという場合が起こりう
る。この場合、CPU21は、ホストコンピュータ10
0に対してデフォルドデータの送信を要求し、ホストコ
ンピュータがこの要求に応じてデフォルトデータを送信
する。必要なスタック状態用制御情報がフラッシュRO
M26内に存在しないことが発覚した場合も同様であ
る。
【0069】第1番目の調整用画像を用いた調整作業が
終了すると、ユーザは第2番目の調整用画像の投影をホ
ストコンピュータ100に指令する。ホストコンピュー
タ100は、この指令を各プロジェクタにブロードキャ
ストする。
【0070】この結果、プロジェクタ200は画像指定
情報B0、プロジェクタ300は画像指定情報B1、プ
ロジェクタ400は画像指定情報B2、プロジェクタ5
00は画像指定情報B3に対応した各調整用画像を各々
スクリーンに投影する。
【0071】ここで、各調整用画像は、例えば各々が相
互に異なった画像であり、各々を同時に投影すると、ス
クリーン上に1つの模様が形成されるような画像であ
る。
【0072】この場合も、ユーザは、スクリーンの投影
画像を見ながら、必要に応じて各プロジェクタの調整を
行うことができる。
【0073】また、ユーザは、調整用画像を各プロジェ
クタ間で交換することもできる。すなわち、ユーザは、
例えばプロジェクタ200および300の調整用画像を
交換する場合、ホストコンピュータ100に命じて、プ
ロジェクタ200宛てに画像指定情報B1を、プロジェ
クタ300宛てに画像指定情報B0を送り、各プロジェ
クタのフラッシュROM26に書き込めばよいのであ
る。
【0074】必要な調整が終わると、以下、同様にして
他の調整用画像を用いた調整を行うこととなる。
【0075】そして、調整が終了すると、ユーザは、図
示しない画像ソースから各プロジェクタへの画像信号の
供給を開始させ、スタック状態での投影を行わせる。
【0076】ユーザが各プロジェクタおよびホストコン
ピュータ100の電源をオフとし、再び電源を投入した
場合も以上と同様な動作が行われる。
【0077】以上はスタック状態での動作であるが、プ
ロジェクタに他の装置が全く接続されていない状態にお
いて、当該プロジェクタの電源が投入された場合には次
のような動作が行われる。
【0078】上述したと同様、プロジェクタのCPU2
1は、フラッシュROM26内の使用状態情報を参照
し、当該プロジェクタの使用状態を判定する。そして、
当該プロジェクタがスタック状態である旨の判定結果が
得られた場合、CPU21は、ホストコンピュータ10
0から何らかの指令が送られてくるまで待機する。この
状態において、ユーザがプロジェクタの操作パネルに設
けられたリセットボタンを押すと、CPU21は、スタ
ンドアロン状態に対応した使用状態情報をフラッシュR
OM26に書き込み、スタンドアロン状態に対応した制
御を開始する。
【0079】一方、電源投入時に、スタンドアロン状態
に対応した使用状態情報がフラッシュROM26内に格
納されている場合には、CPU21は、直ちにスタンド
アロン状態に対応した制御を開始する。
【0080】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、スタンドアロン状態かスタック状態かを示す使用状
態情報がフラッシュROM26に記憶されているので、
電源オフ後の電源再投入時に、使用状態情報を再入力し
なくても、電源オフ前の使用状態を引き継いで動作を再
開させることができる。
【0081】なお、上記実施形態では、スタック状態に
おいて画像指定情報を各プロジェクタに送るようにした
が、調整用画像の画像データ自体をホストコンピュータ
から各プロジェクタに送り、各プロジェクタでは、投影
指示がホストコンピュータ100から与えられる毎に、
各画像データを受け取った順に投影するようにしてもよ
い。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る投射
型表示装置によれば、調整用画像データやユーザロゴの
画像データやスタック状態での制御のためのデータを使
用の都度入力する必要がなく、かつ、必要があれば、そ
の書き換えを行うことができるので利便性を高めること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態であるプロジェク
タとホストコンピュータとの通信システムの構成を示す
ブロック図である。
【図2】 同実施形態におけるフラッシュROMのメモ
リ空間を示す図である。
【図3】 この発明の第2の実施形態であるプロジェク
タを複数台使用して構成した投射システムの構成を示す
図である。
【図4】 同実施形態におけるプロジェクタの使用状態
及びフラッシュROM26のメモリ空間を示す図であ
る。
【符号の説明】
100・・・ホストコンピュータ 200・・・プロジェクタ 21 ・・・CPU 26 ・・・フラッシュROM 27 ・・・通信制御部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 5/00 510 G09G 5/00 510B 550 550X Fターム(参考) 2H088 EA12 MA20 2H093 NC90 ND41 ND54 NG02 5C080 AA10 BB05 DD13 JJ02 JJ05 5C082 BB01 DA86 MM09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望の画像データまたは調整用画像デー
    タを記憶する書き換え可能な不揮発性の記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された所望の画像データまたは調整
    用画像データに対応した画像を投射する投射手段と、 前記記憶手段に記憶された所望の画像データまたは調整
    用画像データの書き換えを行う手段とを具備することを
    特徴とする投射型表示装置。
  2. 【請求項2】 単独で動作するスタンドアロン状態およ
    び同一画像の投射を行う複数台の投射型表示装置の中の
    1台としての動作を行うスタック状態を選択可能な投射
    型表示装置において、 他の装置との通信を行うための通信手段と、 スタンドアロン状態またはスタック状態を指定する使用
    状態情報を記憶する書き換え可能な不揮発性の記憶手段
    と、 前記記憶手段の記憶内容を書き換える書換手段と、 前記記憶手段に記憶された使用状態情報に従い、スタン
    ドアロン状態またはスタック状態のいずれかを選択し、
    選択結果に対応した機能を営むための制御を行う制御手
    段とを具備することを特徴とする投射型表示装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、スタック状態での制御
    に使用されるスタック状態用制御情報を記憶し、 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された使用状態情
    報がスタック状態を示している場合に、スタック状態用
    制御情報に従った制御を行うことを特徴とする請求項2
    に記載の投射型表示装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段は、スタック状態での投射
    の調整に用いる調整画像または調整画像を指定する画像
    指定情報を記憶することを特徴とする請求項2または3
    に記載の投射型表示装置。
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