JP2001092318A - シートクリーニング装置 - Google Patents

シートクリーニング装置

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JP2001092318A
JP2001092318A JP2000075385A JP2000075385A JP2001092318A JP 2001092318 A JP2001092318 A JP 2001092318A JP 2000075385 A JP2000075385 A JP 2000075385A JP 2000075385 A JP2000075385 A JP 2000075385A JP 2001092318 A JP2001092318 A JP 2001092318A
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sheet
swelling
cleaning
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Kazuko Taniguchi
和子 谷口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字材料をシート2から除去する際におい
て、洗浄液35に泡が発生することを防止する。 【解決手段】 シート2の膨潤層を膨潤させる膨潤液2
2を貯溜した膨潤槽4と、膨潤槽4に貯溜された膨潤液
22に浸漬して膨潤層が膨潤したシート2から印字材料
を除去する洗浄液35を貯溜した洗浄槽4とを備え、膨
潤液35に添加された界面活性剤の濃度を洗浄液35に
添加された界面活性剤の濃度に比較して高濃度とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字済みのシート
の表面を膨潤させて、印字材料を除去するシートクリー
ニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、表面に膨潤層が形成されたシ
ートを、洗浄液が貯溜された洗浄槽に搬入し、洗浄液に
浸漬することで膨潤層を膨潤させ、洗浄槽から搬出した
後、回転するブラシローラを接触してシートの表面に印
字された印字材料を除去するシートクリーニング装置が
使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、印字材
料を除去するに際して、シートに回転するブラシローラ
を接触させると、印字材料が除去されるとともに、シー
ト表面の膨潤層が剥離する場合がある。このようにし
て、膨潤層が剥離されたシートは、次回のクリーニング
処理において、印字材料が除去できないという問題点が
あった。
【0004】上記問題点を解決すべく、ブラシローラを
洗浄槽の内部に設置し、ブラシローラを界面活性剤が添
加された洗浄液に浸漬した状態で、ブラシローラとシー
トとを接触させるようにしたシートクリーニング装置が
ある。このシートクリーニング装置では、洗浄液に含ま
れる界面活性剤がブラシローラとシートとの摩擦抵抗を
軽減するので、膨潤層の剥離を防止して、印字材料のみ
をシートから除去することができる。
【0005】ブラシローラを洗浄槽内で回転させること
により印字材料の除去を行う上記シートクリーニング装
置では、洗浄液に界面活性剤が添加されていることか
ら、ブラシローラの回転によって洗浄液に泡が発生す
る。この泡は印字材料の除去を阻害するとともに、周辺
部に飛沫したり漏れ出してシートクリーニング装置の各
部に不具合を生じさせる。このように、洗浄液に界面活
性剤を添加することで、膨潤層の剥離を防止したシート
クリーニング装置では、泡によって印字材料の除去が阻
害され、また、各部に不具合を生じさせるという問題点
があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決すべくなされたもので、請求項1に記載の発明で
は、シートの膨潤層を膨潤させる膨潤液を貯溜した膨潤
槽と、膨潤槽に貯溜された膨潤液に浸漬して膨潤層が膨
潤したシートから印字材料を除去する洗浄液を貯溜した
洗浄槽とを備え、上記膨潤液に添加された界面活性剤の
濃度が、上記洗浄液に添加された界面活性剤の濃度に比
較して高濃度であることを特徴としている。
【0007】請求項2に記載の発明では、上記洗浄槽に
貯溜された洗浄液に浸漬する回転可能なブラシローラを
洗浄槽の内部に設け、上記シートを洗浄槽の内部で回転
するブラシローラに接触させて印字材料をシートから除
去することを特徴としている。
【0008】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載のシートクリーニング装置における上記洗浄槽に貯溜
された洗浄液が所定水位を下回ると上記ブラシローラの
回転を停止し、洗浄槽に洗浄液が補充されて洗浄槽に貯
溜された洗浄液が所定水位を上回ると上記ブラシローラ
を再始動させることを特徴としている。
【0009】請求項4に記載の発明では、請求項1から
3のいずれかに記載のシートクリーニング装置における
膨潤液の界面活性剤の濃度が0.1wt%以上、5.0
wt%以下であり、洗浄液の界面活性剤の濃度が0.0
1wt%以上、0.1wt%未満、若しくは0wt%で
あることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態について説明する。図1は、本発明に係る
シートクリーニング装置1を示している。シートクリー
ニング装置1によってトナー等の印字材料が除去される
シート2は、いわゆるリサイクルシート、又はリサイク
ルOHPシートであり、これらの表面には水膨潤性樹脂
からなる膨潤層が形成してある。この膨潤層を膨潤させ
ることによってシート2に印字された印字材料を除去す
ることができる。
【0011】シートクリーニング装置1は、印字済みの
シート2を本体内部に供給するためのシート供給部3を
本体側部に備えている。シート供給部3によって本体内
部に供給されたシート2は、膨潤槽4でシート2表面の
膨潤層を膨潤された後、洗浄槽5で印字材料が除去され
る。印字材料が除去されたシート2は、洗浄機構6で表
面に付着した印字材料が洗い流され、搾りローラ7によ
って水分が搾り出された後、乾燥ローラ8で乾燥されて
排紙トレイ9に排出される。
【0012】以下、シートクリーニング装置1の各部の
構成、及び動作について詳細に説明する。シート供給部
3は、印字済みのシート2が載置されるトレイ10を備
えている。このトレイ10には、リサイクルシート、又
はリサイクルOHPシートのどちらか一方のシート2が
載置される。このトレイ10は、スプリング11によっ
て上方に付勢され、トレイ10に載置された一番上のシ
ート2がシートクリーニング装置1の本体側部に設けら
れた供給口13近傍に設けられた供給ローラ14に当接
しており、この供給ローラ14が回転駆動することによ
ってシート2が本体内部に送り込まれるようになってい
る。
【0013】シートクリーニング装置1の本体内部に
は、上記供給ローラ14によって送り込まれたシート2
を膨潤槽4に搬送するためのガイド板15と、このガイ
ド板15に支持されたシート2に搬送力を付加するため
の搬送ローラ16が設けてある。
【0014】膨潤槽4には界面活性剤を0.1〜5.0
wt%含む膨潤液22が貯溜してある。上記界面活性剤
は、ノニオン系、アニオン系、及びカチオン系等、シー
ト2との濡れ性が良好であるものが使用される。なお、
界面活性剤の濃度が0.1wt%未満であると膨潤時間
短縮の効果が得られないし、5.0wt%を超えると膨
潤性能が向上するが、膨潤液22中のシート2の搬送性
が低下することから、界面活性剤の濃度は上記範囲に設
定することが好ましい。膨潤槽4の内部には所定間隔を
もって上下に配置された一対の膨潤板17が設けてあ
り、膨潤板17の間を通過するシート2が膨潤液22の
水面に浮き上がることが防止されるようになっている。
ガイド板15の下端部には搬送ローラ18が設けてあ
り、膨潤板17の間を通過するシート2に搬送力が付与
されるようになっている。
【0015】膨潤板17の搬送方向下流側には、膨潤槽
4からシート2を搬出するためのガイド板19が設けて
あり、このガイド板19の下端部と上端部には、ガイド
板19に支持されるシート2に搬送力を付与するための
搬送ローラ20と搬送ローラ21とが設けてある。
【0016】上記ガイド板19の搬送方向下流側には、
ガイド板30が設けてある。このガイド板30の搬送方
向下流側の端部は、洗浄槽5の上部に配置されており、
搬送ローラ31が設けてある。
【0017】また、膨潤槽4は、膨潤液供給機構24を
備えている。膨潤液供給機構24は、膨潤液22が貯溜
された補給槽25と補給管26及び27とで構成されて
いる。補給管26の一端部は膨潤槽4の底部に、補給管
27の一端部は膨潤槽の側壁にそれぞれ連結されてお
り、それぞれの他端部が補給槽25の上部開口部から補
給槽25の内部に挿入されている。また、補給管27の
他端部には、フィルタを備えたポンプ28が取付けられ
ている。膨潤槽4の上方には光電センサ29が設けてあ
る。この光電センサ29は、膨潤槽4に貯溜された膨潤
液22の液面の高さを検出するとともに、上記ポンプ2
8を制御する制御装置12に検出結果を出力する。
【0018】上記搬送ローラ31下流側の端部には、ガ
イド板32が設けてある。ガイド板32は、洗浄槽5の
底面中央部に向かって傾斜しており、搬送ローラ31に
よって搬送力が付与されたシート2が、ガイド板32に
支持されて洗浄槽5の内部に進入できるようになってい
る。洗浄槽5には界面活性剤を0.01〜0.1wt%
含む洗浄液35が貯溜されている。0.1wt%以上で
あると、泡立ちが発生し、印字材料の除去を阻害するか
らである。界面活性剤は膨潤液22と同一種類のものが
使用される。このように、洗浄液35に含まれる界面活
性剤の濃度を、上記膨潤槽に貯溜された膨潤液22に添
加された界面活性剤の濃度に比較して低く調節すること
で、洗浄液35の泡立ちを防止している。なお、泡の発
生を防止するために洗浄液35に界面活性剤を添加しな
くてもよい。
【0019】ガイド板32の略中間部分には搬送ローラ
33が設けてあり、搬送方向下流側の端部にはブラシロ
ーラ34が設けてある。ブラシローラ34は、上下一対
のブラシローラからなり、それぞれがシート2の表と裏
とに当接した状態で回転してシート2の印字材料を掻き
取るとともに、シート2に搬送力を付与することができ
るようになっている。ブラシローラ34は、上記制御装
置12からの制御信号に基いて動作する。また、このブ
ラシローラ34は洗浄液35に完全に浸漬している。
【0020】上記ブラシローラ34の搬送方向下流側に
は、ブラシローラ34から送り出されたシート2を洗浄
槽5から搬出するためのガイド板37が設けてある。ガ
イド板37の搬送方向下流側には搬送ローラ40とガイ
ド板41とが設けられており、搬送ローラ40によって
シート2がガイド板41に搬送されるようになってい
る。
【0021】また、洗浄槽5は洗浄液供給機構36を備
えている。この洗浄液供給機構36は、上記膨潤液供給
機構24と同一の構成からなるため、同一部分に同一符
号を付して説明を省略する。
【0022】洗浄機構6は、水が貯溜されたタンク43
と、このタンク43から水を汲み上げるポンプ44とを
備えている。ポンプ44には、供給管45が接続してあ
り、この供給管45の先端にはガイド板41の上方に配
置されたノズル46が取り付けてある。また、ガイド板
41の下側には、ノズル46からシート2に噴射された
水を回収するためのロート47が設けてある。ロート4
7にはフィルタ48を備えた回収管49が接続してあ
り、この回収管49がタンク43の上方からタンク43
に挿入され、ロート47で回収された水はフィルタ48
によって印字材料が除去されてタンク43に回収される
ようになっている。
【0023】ガイド板41の搬送方向上流側には、一対
の搾りローラ7が設けてあり、ローラ間を通過するシー
ト2に含まれる水分を搾り取ることができるようになっ
ている。搾りローラ7の搬送方向上流側にはガイド板5
0が設けてあり、このガイド板50の略中央部分には、
乾燥ローラ8が設けられている。乾燥ローラ8は、それ
ぞれがヒータを内蔵した一対のローラからなり、ローラ
の間を通過するシート2は加熱されて、乾燥した状態で
排紙トレイ9に排出されるようになっている。
【0024】次に、上記構成からなるシートクリーニン
グ装置1を使用して印字済みのシート2のクリーニング
を行う動作について説明する。
【0025】シート供給部3のトレイ10に載置された
印字済みのシート2は、供給ローラ14が回転すること
によって供給口13からガイド板15に送られる。ガイ
ド板15に支持されたシート2は、搬送ローラ16によ
って膨潤槽4に搬入される。
【0026】膨潤槽4に搬入されたシート2は、搬送ロ
ーラ18によって膨潤板17の間に送られる。このよう
に、シート2は膨潤板17の間に送られるため、膨潤液
22の液面に浮上することが防止され、また、膨潤液2
2には界面活性剤が添加されているので、シート2の表
面に形成された膨潤層は良好に膨潤する。
【0027】膨潤板17の間を通過したシート2は、搬
送ローラ20によってガイド板19に搬送される。ガイ
ド板19に搬送されたシート2は搬送ローラ23によっ
てガイド板30に搬送されて膨潤槽4から搬出される。
なお、シート2がリサイクルシートであるかOHPシー
トであるかによって、シート2が浸漬される時間は異な
るが、上記搬送ローラ18と搬送ローラ20の回転速度
を調節し、シート2の搬送速度を変更することでシート
2が浸漬される時間が調節される。
【0028】膨潤槽4に貯溜された膨潤液22は補給管
26を介して補給槽25に流出し、補給槽25の膨潤液
22は、補給管27の他端部に取り付けられたフィルタ
を備えたポンプ28によって、不純物が除去されて膨潤
槽4に汲み上げられる。このようにして、膨潤槽4に貯
溜された膨潤液22は、補給槽25との間で循環するこ
とで清浄化され、また、膨潤槽4には補給槽25から膨
潤液22が補給されて膨潤槽4には常時一定量の膨潤液
22が貯溜される。
【0029】ガイド板30に搬送されたシート2は、搬
送ローラ31によってガイド板32に搬送され、洗浄槽
5に搬入される。ガイド板32に支持されて洗浄槽5に
搬送されたシート2は、搬送ローラ33を介してブラシ
ローラ34に送られて、このブラシローラ34によって
印字材料が除去された後、ガイド板37に搬送される。
【0030】洗浄液供給機構36によって、洗浄槽5に
貯溜された洗浄液35は補給槽25との間で循環して清
浄化されるとともに、ブラシローラ34が洗浄液35に
常時浸漬するように、洗浄液35が洗浄槽5に補給され
る。洗浄槽5に貯溜された洗浄液35の液面は、洗浄槽
5の上方に設けられた光電センサ29によって検出さ
れ、この検出結果に基いてポンプ28は制御される。
【0031】このように、ブラシローラ34が洗浄液3
5に完全に浸漬することで、ブラシローラ34の回転に
よって洗浄液35が泡立つことが防止される。また、洗
浄液35に含まれる界面活性剤がブラシローラ34とシ
ート2との摩擦抵抗を軽減するので、シート2から印字
材料が除去される際にシート2表面の膨潤層が剥離する
ことが防止される。
【0032】また、上記洗浄液供給機構36の補給槽2
5に貯溜された洗浄液35が不足して、ブラシローラ3
4の一部が洗浄液35の液面から露出する位置まで洗浄
槽5の洗浄液35の液面が低下した場合、光電センサ2
9は、この液面の位置を検出して制御装置12に検出信
号を出力する。制御装置12は、ブラシローラ34に回
転を停止する制御信号を出力してブラシローラ34の回
転を停止させる。このように、洗浄液35が減少してブ
ラシローラ34の一部が露出した場合、ブラシローラ3
4の回転が停止して洗浄液35に泡が発生することが防
止されるので、洗浄槽5で印字材料が除去されたシート
2は、全て印字材料が良好に除去されたものとなる。
【0033】また、洗浄槽5に洗浄液35を補給した後
においても、泡の発生が防止されていることから、シー
ト2から印字材料を良好に除去することができ、シート
クリーニング装置1の各部に不具合を発生させることも
ない。なお、補給槽25に洗浄液35を補給して、洗浄
槽5における洗浄液35の液面が上昇して、所定水位に
回復した時点(ブラシローラ34が洗浄液35に浸漬し
た時点)でブラシローラ34を再始動させて印字材料除
去を続ける。
【0034】ブラシローラ34によって印字材料が除去
されるとともに、搬送力が付与されたシート2は、ガイ
ド板37に支持されて洗浄槽5から搬出され、ガイド板
37の上端部に設けられた搬送ローラ40によってガイ
ド板41に送られる。
【0035】ガイド板41に搬送されたシート2は、洗
浄機構6によって表面に付着した印字材料が洗い流され
る。ガイド板41上で印字材料が洗い流されたシート2
は、ガイド板41の上端部に設けられた搾りローラ7に
よって水分が搾り出されてガイド板50に送られる。な
お、この搾りローラ7で搾り出された水も洗浄機構6に
よって回収される。
【0036】ガイド板50に送られたシート2は、乾燥
ローラ51で乾燥されて排紙トレイ9に排出される。
【0037】上記シートクリーニング装置1では、リサ
イクルシート、またはOHPシートのどちらか一方のシ
ート2をシート供給部3に収容しておき、収容されたシ
ート2をクリーニングするものであり、膨潤槽4におけ
るシート2の膨潤時間は、シート供給部3に収容された
シート2に合わせて調節されている。これに対して、2
種類のシート2の膨潤処理を並行して行えるようにした
ものが図2に示すシートクリーニング装置60である。
【0038】シートクリーニング装置60は、シート供
給部3aと3b、及び膨潤槽4aと4bとを備えてお
り、シート供給部3aに収容されたシート2が膨潤槽4
aに、シート供給部3bに収容されたシート2が膨潤槽
4bにそれぞれ搬入されるようになっている。
【0039】例えば、リサイクルシートをシート供給部
3aに収容し、膨潤槽4aをリサイクルシートに適合し
た浸漬時間(搬送速度)に設定するとともに、OHPシ
ートをシート供給部3bに収容して膨潤槽4bをOHP
シートに適合した浸漬時間に設定することで、リサイク
ルシートとOHPシートとを並行して、良好に膨潤させ
ることができる。
【0040】シートクリーニング装置60では、2つの
膨潤槽4aと4bとをシート2の種類によって使い分け
るので、上記シートクリーニング装置1の膨潤槽4の浸
漬時間(搬送速度)をシート2の種類に応じて適宜調節
した場合に比較して膨潤効率が良い。
【0041】膨潤槽4aで膨潤したシート2は、搬送ロ
ーラ63によってガイド板61に搬送された後、搬送ロ
ーラ64によってガイド板62に搬送され、搬送ローラ
31によって洗浄槽5に搬入されて、洗浄槽5において
印字材料が除去される。また、膨潤槽4bで膨潤したシ
ート2も同様に、ガイド板65に搬送された後、搬送ロ
ーラ67によってガイド板66に搬送され、搬送ローラ
31によって洗浄槽5に搬入されて、洗浄槽5において
印字材料が除去される。なお、シートクリーニング装置
60における他の構成部分については上記シートクリー
ニング装置1と同一であるため、構成及び動作の説明を
省略する。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るシートクリーニング装置では、膨潤槽に貯溜され
ている膨潤液には界面活性剤が添加されていることか
ら、シート表面の膨潤層は良好に膨潤する。また、印字
材料は洗浄槽においてシートから除去されるが、シート
とブラシローラとの間には洗浄液が介在するので、膨潤
層がシートから剥離することなく、印字材料のみがシー
トから除去される。また、上記膨潤液に添加された界面
活性剤の濃度が、上記洗浄液に添加された界面活性剤の
濃度に比較して高濃度であることから、ブラシローラの
回転により泡が発生することが防止される。
【0043】また、本発明に係るシートクリーニング装
置では、ブラシローラの回転が停止する洗浄液の所定水
位を、ブラシローラが洗浄液の液面から露出した位置と
することで、ブラシローラは洗浄液に浸漬した状態での
み回転するので、ブラシローラの回転により泡が発生す
ることが防止される。これより、泡の発生が防止され
て、印字材料除去が良好に行われ、泡が飛沫することで
発生する各部の不具合も防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るシートクリーニング装置の概略
説明図である。
【図2】 第2の実施の形態に係るシートクリーニング
装置の概略説明図である。
【符号の説明】
1…シートクリーニング装置、2…シート、3…シート
供給部、4…膨潤槽、5…洗浄槽、6…洗浄機構、7…
搾りローラ、8…乾燥ローラ、9…排紙トレイ、22…
膨潤液、35…洗浄液。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの膨潤層を膨潤させる膨潤液を貯
    溜した膨潤槽と、膨潤槽に貯溜された膨潤液に浸漬して
    膨潤層が膨潤したシートから印字材料を除去する洗浄液
    を貯溜した洗浄槽とを備え、上記膨潤液に添加された界
    面活性剤の濃度が、上記洗浄液に添加された界面活性剤
    の濃度に比較して高濃度であることを特徴とするシート
    クリーニング装置。
  2. 【請求項2】 上記洗浄槽に貯溜された洗浄液に浸漬す
    る回転可能なブラシローラを洗浄槽の内部に設け、上記
    シートを洗浄槽の内部で回転するブラシローラに接触さ
    せて印字材料をシートから除去することを特徴とする請
    求項1に記載のシートクリーニング装置。
  3. 【請求項3】 上記洗浄槽に貯溜された洗浄液が所定水
    位を下回ると上記ブラシローラの回転を停止し、洗浄槽
    に洗浄液が補充されて洗浄槽に貯溜された洗浄液が所定
    水位を上回ると上記ブラシローラを再始動させることを
    特徴とする請求項2に記載のシートクリーニング装置。
  4. 【請求項4】 上記膨潤液の界面活性剤の濃度が0.1
    wt%以上、5.0wt%以下であり、上記洗浄液の界
    面活性剤の濃度が0.01wt%以上、0.1wt%未
    満、若しくは0wt%であることを特徴とする請求項1
    から3のいずれかに記載のシートクリーニング装置。
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