JP2001091433A - 硬さ試験機 - Google Patents
硬さ試験機Info
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Abstract
生する力を制御し、かつ、簡便な調整機能を備えた硬さ
試験機を提供することである。 【解決手段】 硬さ試験機1は、板ばね7を介して、
荷重アーム作動部6によって荷重アーム4に荷重が負荷
され、圧子3によって形成された試料表面の圧痕によっ
て、当該試料の材料特性を評価する装置であり、荷重調
整時には、ロードセルrが装着され、このロードセルr
によって、荷重アーム4に負荷される荷重が測定され
て、精確な荷重をかけるように調整される。
Description
れた試料表面の圧痕に基づいて、試料の材料特性を評価
する硬さ試験機に関する。
して圧痕を形成させることに基づいて、試料の材料特性
を評価する試験機として硬さ試験が知られている。
図4に示したものが知られている。図4に示す硬さ試験
機100は、デッドウェイト式の硬さ試験機といわれる
もので、重錘101と、荷重アーム102と、圧子軸1
03と、圧子104などからなる圧痕形成機構110を
備えている。
重錘101が前記荷重アーム102の先端に吊されるこ
とにより、荷重アーム102が下がる。そして、重錘1
01の荷重が、圧子軸103を介して圧子104に伝達
され、この圧子104が下方に移動することにより、試
料台105に載置された試料sに圧痕が形成されるよう
になっている。
して、重錘のウェイト調整を行う必要があった。このウ
ェイト調整とは、試料台上にループ検定機、或いはロー
ドセルを載置して圧子にかかる負荷を精確に測定しなが
ら、重錘を削ったり、重錘に重りを付加することによっ
て、重錘を目的の荷重となるように調整することであ
る。
うなウェイト調整には非常に手間がかかるため、硬さ試
験機の出荷時においては相当数の工程を要していた。ま
た、一般的な測定機器と同様に、硬さ試験機においても
一定期間毎の校正が必要であるため、その校正作業毎
に、手間のかかるウェイト調整が必要であった。
種類によって、荷重が定まってしまうため、任意の力を
発生させることは困難であり、さらに、機械定数は硬さ
試験機によってそれぞれ微妙に異なるため、硬さ試験機
と重錘とを対応づけて管理・使用する必要が生じてい
た。
れたものであって、アクチュエータを用いて発生する力
を制御し、かつ、簡便な調整機能を備えた硬さ試験機を
提供することを目的とする。
め、請求項1記載の発明は、圧子により形成された試料
表面の圧痕に基づいて、試料の材料特性を測定する硬さ
試験機において、前記圧子(例えば、図1の圧子3)に
所定の荷重をかけるための押圧力を、前記圧子に伝達す
る力伝達手段(例えば、図1の荷重アーム4と板ばね
7)と、前記力伝達手段の変位を測定する測定手段(例
えば、図2のばね変位量センサ64)と、前記所定の荷
重と、前記力伝達手段の変位とを対応づけて記憶する記
憶手段(例えば、図2の比較演算回路65cに格納され
る図3のばね変位量テーブル66)と、前記記憶手段か
ら、前記所定の荷重に対応した前記力伝達手段の変位を
読み出して、前記測定手段によって測定された前記力伝
達手段の変位と比較する比較手段(例えば、図2の比較
演算回路65c)と、前記比較手段によって比較された
結果に基づいて、前記力伝達手段の変位が、前記記憶手
段に記憶された変位となるように、前記力伝達手段に力
を付与する力付与手段(例えば、荷重アーム作動部6)
と、を備えたことを特徴としている。
より形成された試料表面の圧痕に基づいて、試料の材料
特性を測定する硬さ試験機において、力伝達手段は、前
記圧子に所定の荷重をかけるための押圧力を、前記圧子
に伝達し、測定手段は、前記力伝達手段の変位を測定
し、記憶手段は、前記所定の荷重と、前記力伝達手段の
変位とを対応づけて記憶し、比較手段は、前記記憶手段
から、前記所定の荷重に対応した前記力伝達手段の変位
を読み出して、前記測定手段によって測定された前記力
伝達手段の変位と比較して、力付与手段は、前記比較手
段によって比較された結果に基づいて、前記力伝達手段
の変位が、前記記憶手段に記憶された変位となるよう
に、前記力伝達手段に力を付与する。
って、随時計測される力伝達手段の変位量に基づいて、
力付与手段が作動し、力伝達手段を介して圧子に所定の
荷重が負荷されるため、自動的に力(荷重)を発生・制
御することができる。また、所定の荷重と、力伝達手段
の変位量とが対応づけて記憶手段に記憶されているた
め、この記憶値を変更することによって、精確な荷重を
圧子にかけられるように、容易に硬さ試験機の荷重調整
を行うことができる。
項1記載の硬さ試験機において、前記力伝達手段によっ
て伝達される押圧力を測定する前記硬さ試験機とは別体
の押圧力測定手段(例えば、図1のロードセルl)を備
え、前記比較手段は、前記押圧力測定手段によって測定
された押圧力と、前記所定の荷重とを比較し、前記比較
手段により、前記押圧力測定手段によって測定された押
圧力と、前記所定の荷重とが同一と判断された時に、前
記記憶手段は、前記測定手段によって測定された前記力
伝達手段の変位を、前記所定の荷重と対応づけて再記憶
することにより記憶値を変更する記憶値変更手段(例え
ば、図2の比較演算回路65c)を備えるよう構成して
もよい。
さ試験機とは別体の押圧力測定手段により、力伝達手段
によって伝達される押圧力が計測された後、所定荷重に
対する力伝達手段の変位量が計測・記憶される。従っ
て、硬さ試験機それぞれの装置による固有値や、経年変
化による機械定数及び電気定数の変化を、容易かつ自動
的に調整可能な硬さ試験機を提供することができる。
項2記載の硬さ試験機において、前記押圧力測定手段に
よって測定された押圧力によって、前記圧子に前記所定
の荷重がかかるように、前記記憶手段に記憶された前記
力伝達手段の変位を調整する調整量を知覚可能に報知す
る報知手段とを備えるよう構成してもよい。
は、調整された量を具体的かつ容易に認知することがで
きる。さらに、ユーザは、次回の調整までの期間等を算
出することができる。
項2また3記載の硬さ試験機において、前記押圧力測定
手段は、前記試料の代わりに、前記試料の載置位置に載
置されることとしてもよい。
測定手段として、例えばロードセルを用いた場合には、
高価なロードセルを、硬さ試験機の数だけ用意する必要
はなく、1つのロードセルによって、荷重調整を行うこ
とができ、荷重調整の便宜に資するとともに、荷重調整
に係るコストを低減させることができる。また、ロード
セルの校正が行われていれば、硬さ試験機の校正をユー
ザ自身ですることができるため、硬さ試験機の校正に係
る費用は、ロードセルの校正に係る費用で済む。さら
に、試料の代わりに、試料の載置位置に載置されるた
め、荷重調整を精確に行うことができる。
項1〜4のいずれか記載の硬さ試験機において、前記力
伝達手段は、前記力付与手段から付与される力を伝達す
るばね(例えば、図1の板ばね7)を有し、このばねの
変位が、前記測定手段により測定されるよう構成しても
よい。
手段がばねであるため、その変位量を容易に測定するこ
とができる。
硬さ試験機の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本
発明に係る硬さ試験機1の要部構成を示す側面図であ
る。硬さ試験機1は、板ばね7を介して、荷重アーム作
動部6によって荷重アーム4に荷重が負荷され、圧子3
によって形成された試料表面の圧痕によって、当該試料
の材料特性を評価する装置であり、荷重調整時には、ロ
ードセルlがセットされ、このロードセルlによって、
荷重アーム4に負荷される荷重が測定されて、精確な荷
重をかけるように調整される。
と、試験機本体2に回動自在に支持され、自由端部に圧
子3が取り付けられる荷重アーム4と、圧子3の下方の
試験機本体2に設けられ、試料sを載置する試料台5
と、荷重アーム4の下方に設けられ、荷重アーム4の自
由端側を回動させ、試料表面に圧痕を形成させるための
押圧力を作用させる力を付与する荷重アーム作動部6
と、荷重アーム作動部6が作動した際に発生した力を荷
重アーム4に伝達する板ばね7などを備えている。ま
た、硬さ試験機1は、機械定数の設定等の荷重調整を行
う際に、荷重アーム4にかかる回動力を測定する、硬さ
試験機1とは別体のロードセルlを、試料台5上に着脱
自在に備えている。また、図示しないが、板ばね7の変
位を測定するばね変位量センサ64や、設定荷重を入力
する荷重入力部も備えている。
動部6と、荷重アーム作動部6の駆動源となる電装部な
どを備えている。荷重アーム4は、試験機本体2に十字
ばね或いは転がり軸受等により回動自在に支持されると
ともに、自由端部には圧子3が着脱自在に取り付けられ
ている。また、この荷重アーム4は、板ばね7と一体化
されている。板ばね7と荷重アーム4との間には、長手
方向に沿って溝部7aが設けられ、圧子3側のその先端
は開口している。
荷重アーム作動部6によって図中下方向に回動される
が、荷重調整時においては、試料台5上にセットされる
ロードセルlによって、荷重アーム4の回動力、即ち力
値が測定され、電気信号として出力される。このロード
セルlがセットされるのは、後述する硬さ試験機1の荷
重調整時のみであり、出力端は、荷重アーム作動制御部
65の比較演算回路65cに接続される。試料台5上に
ロードセルlをセットすることとした理由は、試料sの
代わりに試料台5上に載置することとすれば、荷重アー
ム4の荷重調整を精確に行うことができるためである。
られ、この角ネジ51によって試験機本体2に上下動可
能に取り付けられている。更にオートブレーキ機構52
も備えている。
してのサーボモータ61と、ボールねじ62と、ボール
ねじ62の先端部に取り付けられ、板ばね7に固定され
ている固定治具63と、を備えている。従って、サーボ
モータ61が駆動してボールねじ62が上下動すること
により、板ばね7と一体化された荷重アーム4が回動す
るようになっている。固定治具63は、荷重アーム4と
荷重アーム作動部6を接続するもので、荷重アーム4の
回動運動と板ばね7の変形(以下、適宜「変位」と呼
ぶ。)による板ばね7の軸と荷重アーム作動部6の軸の
ミスアラインメントを吸収する機能を有し、例えば、薄
い板、ピアノ線等の線材、或いはナイフエッジと十字ば
ねの組み合わせ、ユニバーサルジョイント等を単独或い
は併用して構成されている。
ム4と板ばね7とに取り付けられ、ばね変形量を測定す
るばね変位量センサ64と、このばね変位量センサ64
により測定したばね変形量(変位量)を入力し、該ばね
変形量に基づいてボールねじ62の作動制御を行う荷重
アーム作動制御部65と、により行われる。ばね変位量
センサ64は、例えば、ガラススケールを光学的に読み
取る変位センサユニット(リニアスケール)からなり、
ボールねじ62の下方向への作動によって、板ばね7と
荷重アーム4の溝部7aの開き量からばね変形量を測定
する。
動制御について説明する。図2は、本発明の荷重アーム
作動制御部65の要部構成を示すブロック図である。
ように、増幅器65a、A/D変換器65b、比較演算
回路65c、サーボモータ駆動回路65d、D/A変換
器65eなどを具備している。また、比較演算回路65
cは、図3に示すばね変位量テーブル66を内部に格納
しており、荷重アーム4の回動力、即ち圧子3に負荷す
る荷重と、当該荷重に対応した板ばね7の変位量とを対
応づけて記憶している。
時と、荷重調整時の2通りの方法がある。通常使用時
は、ばね変位量センサ64により測定された板ばね7の
変位量に基づいて、荷重アーム作動制御部65がボール
ねじ62の作動制御を行う方法であり、荷重調整時は、
荷重調整用にセットされるロードセルlにより測定され
た荷重アーム4の回動力に基づいて、荷重アーム作動制
御部65がボールねじ62の作動制御を行う方法であ
る。
器65aは、ばね変位量センサ64により測定されたば
ね変位量信号を増幅しA/D変換器65bに出力する。
A/D変換器65bは増幅されたばね変位量信号をA/
D変換して比較演算回路65cに出力する。比較演算回
路65cは、荷重入力部(不図示)から予め入力・設定
された設定荷重に対応したばね変位量を、ばね変位量テ
ーブル66から読み出して、A/D変換されたばね変位
量信号と比較し、比較結果をサーボモータ駆動回路65
dに出力する。
結果に基づいて試料に作用する荷重が設定した値になる
ようにサーボモータ61の駆動を制御する駆動制御信号
をD/A変換器65eに出力する。D/A変換器65e
は、駆動制御信号をD/A変換してサーボモータ61に
出力する。
使用時と同様に、増幅器65aは、ばね変位量センサ6
4から入力した板ばね7のばね変位量信号を増幅してA
/D変換器65bに出力し、A/D変換器65bは増幅
されたばね変位量信号をA/D変換して比較演算回路6
5cに出力する。また、荷重調整時には、試料台5上に
ロードセルlがセットされ、このロードセルlによって
測定された荷重アーム4の回動力が、圧力値信号として
比較演算回路65cに出力される。
部から予め入力・設定された設定荷重に対応した圧力値
信号であるか否かを比較する。入力された負荷荷重と圧
力値信号とが等しい場合には、A/D変換器65bから
入力されたばね変位量信号の値を、当該負荷荷重と対応
づけてばね変位量テーブル66に格納する。また、入力
された負荷荷重と圧力値信号とが等しくない場合には、
比較結果をサーボモータ駆動回路65dに出力する。
駆動回路65dは、この比較結果に基づいて試料に作用
する荷重が設定した値になるようにサーボモータ61の
駆動を制御する駆動制御信号をD/A変換器65eに出
力し、D/A変換器65eは、駆動制御信号をD/A変
換してサーボモータ61に出力する。
位量テーブル66の各値が適正値に変更されるが、変更
される前後の値を表示する表示装置を設けたり、単に、
変更したか否か、即ち各値が適正であったか否かをラン
プ表示するLEDを設けたり、変更される前後の値を音
声出力する音声出力部を設ける等して、ユーザに報知す
ることとしてもよい。その場合には、ユーザは、調整さ
れた量を具体的に知ることができる。
さ試験における動作と、荷重調整時における動作につい
て説明する。
る動作について説明する。電源投入後、荷重入力部(図
示省略)に設定荷重が入力される。すると、この設定荷
重が、荷重アーム作動制御部65の比較演算回路65c
を介して、サーボモータ駆動回路65dに出力される。
って設定荷重に応じた駆動制御信号が、D/A変換器6
5eを介してサーボモータ61に出力され、この駆動制
御信号に基づいてサーボモータ61が駆動する。そし
て、このサーボモータ61の駆動によりボールねじ62
が回転し、下方に作動する。その際、ボールねじ62に
取り付けられた板ばね7と、これと一体化された荷重ア
ーム4が下方に軸回転し、荷重アーム4の自由端に取り
付けられた圧子3が資料sと接触する。このとき、板ば
ね7と荷重アーム4との間の溝部7aの開き量がばね変
位量信号としてばね変位量センサ64によって計測さ
れ、この荷重信号が増幅されて、A/D変換器65bを
介して比較演算回路65cに出力される。
定荷重とばね変位量信号の示す値とが比較され、この比
較結果に基づいて設定荷重に近づくように修正された駆
動制御信号がサーボモータ61に出力される。サーボモ
ータ61は、この修正された駆動制御信号に基づいて駆
動する。このようなばね変位量センサ64の計測から、
駆動制御信号の修正までの動作が閉ループとして繰り返
し行われることにより、サーボモータ61の駆動制御が
なされ、これにより、所定時間圧子3に作用する荷重が
常に設定荷重に近い値に保たれる。
動作について説明する。ロードセルlが試料台5上にセ
ットされ、ロードセルlの出力端が比較演算回路65c
に接続され、電源が投入された後、荷重入力部に設定荷
重が入力される。すると、この設定荷重が、荷重アーム
作動制御部65の比較演算回路65cを介して、サーボ
モータ駆動回路65dに出力される。
って設定荷重に応じた荷重制御信号が、D/A変換器6
5eを介してサーボモータ61に出力され、この駆動制
御信号に基づいてサーボモータ61が駆動する。そし
て、このサーボモータ61の駆動によりボールねじ62
が回転し、下方に作動する。その際、ボールねじ62に
取り付けられた板ばね7と、これと一体化された荷重ア
ーム4が下方に軸回転することによって、荷重アーム4
が回動し、この回動力によってロードセルlが押圧され
る。そして、ロードセルlによって計測された押圧力
が、圧力値信号として、比較演算回路65cに出力され
る。
との溝部7aの開き量がばね変位量センサ64によって
計測され、ばね変位量信号として、A/D変換器65b
等を介して比較演算回路65cに出力される。
定荷重と、圧力値信号の示す値とが比較されるが、設定
荷重と圧力値信号の値とが同一であった場合には、その
時のばね変位量信号の示す値と、設定荷重とを対応づけ
て、ばね変位量テーブル66に格納する。
でなかった場合には、比較演算回路65cは、比較結果
に基づいて設定荷重に近づくように修正された駆動制御
信号をサーボモータ61に出力する。サーボモータ61
は、この修正された駆動制御信号に基づいて駆動する。
このようなロードセルlの計測から、駆動制御信号の修
正までの動作が閉ループとして繰り返し行われることに
より、サーボモータ61の駆動制御がなされ、かつ、ば
ね変位量センサ64の計測によって、設定荷重に対する
精確な板ばね7の変位量が計測・記憶される。
によれば、随時計測される板ばね7の変位量に基づい
て、荷重アーム作動部6が作動し、板ばね7を介して荷
重アーム4に荷重が負荷されるため、自動的に所望の力
を発生・制御することができる。また、荷重調整時に
は、ロードセルlによって、荷重アーム4に負荷される
荷重が計測され、所定荷重に対する板ばね7の変位量が
計測・記憶される。従って、それぞれの装置の固有値
や、経年変化による機械定数及び電気定数の変化を、容
易かつ自動的に調整可能な硬さ試験機を提供することが
できる。
ンサ64は、リニアスケールを用いることとして説明し
たが、これに限るものではなく、例えば、コンデンサピ
ック(電荷容量型変位センサ)や、LVDT(差動変圧
器)、電気マイクロメータなどを使用してもよい。ま
た、板ばね7は、弦巻ばね等の他のばねであってもよ
く、また、ゴムなどの弾性体でもよい。
される力伝達手段の変位量に基づいて、力付与手段が作
動し、力伝達手段を介して圧子に所定の荷重が負荷され
るため、自動的に力(荷重)を発生・制御することがで
きる。また、所定の荷重と、力伝達手段の変位量とが対
応づけて記憶手段に記憶されているため、この記憶値を
変更することによって、精確な荷重を圧子にかけられる
ように、容易に硬さ試験機の荷重調整を行うことができ
る。
手段により、力伝達手段によって伝達される押圧力が計
測された後、所定荷重に対する力伝達手段の変位量が計
測・記憶される。従って、硬さ試験機それぞれの装置に
よる固有値や、経年変化による機械定数及び電気定数の
変化を、容易かつ自動的に調整可能な硬さ試験機を提供
することができる。
調整された量を具体的かつ容易に認知することができ
る。さらに、ユーザは、次回の調整までの期間等を算出
することができる。
手段として、例えばロードセルを用いた場合には、高価
なロードセルを、硬さ試験機の数だけ用意する必要はな
く、1つのロードセルによって、荷重調整を行うことが
でき、荷重調整の便宜に資するとともに、荷重調整に係
るコストを低減させることができる。また、ロードセル
の校正が行われていれば、硬さ試験機の校正をユーザ自
身ですることができるため、硬さ試験機の校正に係る費
用は、ロードセルの校正に係る費用で済む。さらに、試
料の代わりに、試料の載置位置に載置されるため、荷重
調整を精確に行うことができる。
がばねであるため、その変位量を容易に測定することが
できる。
面図。
ロック図。
テーブル66の一例を示す図。
要部構成を示す側面図。
Claims (5)
- 【請求項1】圧子により形成された試料表面の圧痕に基
づいて、試料の材料特性を測定する硬さ試験機におい
て、 前記圧子に所定の荷重をかけるための押圧力を、前記圧
子に伝達する力伝達手段と、 前記力伝達手段の変位を測定する測定手段と、 前記所定の荷重と、前記力伝達手段の変位とを対応づけ
て記憶する記憶手段と、 前記記憶手段から、前記所定の荷重に対応した前記力伝
達手段の変位を読み出して、前記測定手段によって測定
された前記力伝達手段の変位と比較する比較手段と、 前記比較手段によって比較された結果に基づいて、前記
力伝達手段の変位が、前記記憶手段に記憶された変位と
なるように、前記力伝達手段に力を付与する力付与手段
と、 を備えたことを特徴とする硬さ試験機。 - 【請求項2】前記力伝達手段によって伝達される押圧力
を測定する前記硬さ試験機とは別体の押圧力測定手段を
備え、 前記比較手段は、前記押圧力測定手段によって測定され
た押圧力と、前記所定の荷重とを比較し、 前記比較手段により、前記押圧力測定手段によって測定
された押圧力と、前記所定の荷重とが同一と判断された
時に、前記記憶手段は、前記測定手段によって測定され
た前記力伝達手段の変位を、前記所定の荷重と対応づけ
て再記憶することにより記憶値を変更する記憶値変更手
段を備えたことを特徴とする請求項1記載の硬さ試験
機。 - 【請求項3】前記押圧力測定手段によって測定された押
圧力によって、前記圧子に前記所定の荷重がかかるよう
に、前記記憶手段に記憶された前記力伝達手段の変位を
調整する調整量を知覚可能に報知する報知手段を備えた
ことを特徴とする請求項2記載の硬さ試験機。 - 【請求項4】前記押圧力測定手段は、前記試料の代わり
に、前記試料の載置位置に載置されることを特徴とする
請求項2また3記載の硬さ試験機。 - 【請求項5】前記力伝達手段は、前記力付与手段から付
与される力を伝達するばねを有し、このばねの変位が、
前記測定手段により測定されることを特徴とする請求項
1〜4のいずれか記載の硬さ試験機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP26756199A JP4160701B2 (ja) | 1999-09-21 | 1999-09-21 | 硬さ試験機 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP26756199A JP4160701B2 (ja) | 1999-09-21 | 1999-09-21 | 硬さ試験機 |
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JP26756199A Expired - Fee Related JP4160701B2 (ja) | 1999-09-21 | 1999-09-21 | 硬さ試験機 |
Country Status (1)
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