JP2001090707A - 自動車整備用リフトの油圧同調装置 - Google Patents

自動車整備用リフトの油圧同調装置

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JP2001090707A
JP2001090707A JP27111599A JP27111599A JP2001090707A JP 2001090707 A JP2001090707 A JP 2001090707A JP 27111599 A JP27111599 A JP 27111599A JP 27111599 A JP27111599 A JP 27111599A JP 2001090707 A JP2001090707 A JP 2001090707A
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hydraulic
lift
air
chain
plunger
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Yuji Sakakibara
勇治 榊原
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Sugiyasu Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単・小型かつ安価な機構で高い同調精度を
得る。 【解決手段】 チェーン7をリフトベース3の周囲にエ
ンドレス状に張設し、その2個所をXリンク式伸縮機構
2A,2Bのローラ軸5A,5Bに連結する。チェーン
7は左右の車載台1A,1Bの昇降に伴って正逆回転
し、検出機構12がチェーン7の相対部間の張力差に基
づき車載台1A,1Bの高低差を機械的に検出する。バ
ルブユニット13は検出機構12の出力に従って左右の
油圧シリンダ1A,1Bの圧油を同量に制御する。リミ
ットスイッチ31A,31Bは車載台1A,1Bの高低
差が許容値を超えたときに左右の油圧シリンダ4A,4
Bを直ちに停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車整備用リフ
トにおいて、左右の車載台を同じ高さで昇降させるため
の油圧同調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】左右の車載台を別々の油圧シリンダで同
じ高さを保って昇降させるためには、2本の油圧シリン
ダの圧油を同量に制御する必要がある。この種の機能を
備えた油圧同調装置として、従来、図11及び図12に
示す技術が知られている。図11に示す装置では、油圧
ユニット71と2本の油圧シリンダ72A,72Bとの
間にシンクロナイズドシリンダ73が設けられている。
図12に示す装置は、2本の油圧シリンダ72A,72
Bの作動量をエンコーダ74A,74Bで別々に検出
し、これらの信号に基づいて電気制御回路75が比例制
御バルブ76A,76Bを制御するように構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図11に示
す装置によると、シンクロナイズドシリンダ73の1行
程で油圧シリンダ72A,72Bを1往復させるため、
油圧シリンダ72A,72Bのサイズ又はストロークが
大きい場合に、それに応じてシンクロナイズドシリンダ
73が大型化し、加工精度も要求され、コストの高いも
のになった。また、図12に示す装置の場合は、油圧シ
リンダ72A,72Bの作動量をエンコーダ74A,7
4Bで電気的に検出しているため、ガソリンスタンドや
塗装工場等の引火性ガスが発生しやすい場所に設置され
たリフトには不向きであった。
【0004】そこで、本発明の課題は、検出機構を機械
的に構成して、2本の油圧シリンダを簡単・小型かつ安
価な装置で高精度に同調制御できる自動車整備用リフト
の油圧同調装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の油圧同調装置は、圧油を油圧ユニットか
ら2本の油圧シリンダに供給し、各油圧シリンダで左右
の車載台を別々に昇降する自動車整備用リフトにおい
て、左右の車載台の昇降に伴って移動する索条部材と、
索条部材の張力変化によって移動する移動体と、移動体
に係合して左右の車載台の高低差を検出するエア検出器
と、エア検出器から送られたエアによって作動するアク
チュエータと、アクチュエータの出力に従って2本の油
圧シリンダの圧油を同量に制御する流量制御バルブとか
らなり、アクチュエータ及び流量制御バルブを油圧ユニ
ットに格納したことを特徴とする(請求項1)。
【0006】さらに、本発明の油圧同調装置は、異常発
生時にリフトを直ちに停止させるために、前記移動体の
移動量が許容値を超えたときに動作するエアリミット
と、エアリミットの動作に応答して油圧シリンダを停止
させる圧力スイッチとを備え、圧力スイッチを油圧ユニ
ットに格納したことを特徴とする(請求項2)。
【0007】本発明の好ましい実施形態によれば、前記
流量制御バルブに、アクチュエータに連動するプランジ
ャーと、プランジャーにより開度調整される絞り弁と、
絞り弁と油圧シリンダとの間の油圧管路を開閉する電磁
弁とが設けられる(請求項3)。
【0008】また、前記車載台は別々のXリンク式伸縮
機構を介してリフトベースに支持され、各伸縮機構の脚
部に車載台に連動して前後動するローラ軸が設けられ、
リフトベースの周囲に索条部材が張設され、索条部材の
2個所にローラ軸が連結される(請求項4)。Xリンク
式伸縮機構を用いたリフトによれば、ローラ軸の移動量
と比較して車載台の昇降量が大きいため、索条部材をロ
ーラ軸に連結することで、車載台の高低差をコンパクト
な機構で的確に検出することができる。
【0009】なお、索条部材としてはワイヤーやベルト
も使用できるが、高い検出精度が得られる点で、チェー
ンを用いるのが望ましい(請求項5)。また、移動体と
しては、チェーンの張力変化によって回動する部材、或
いは摺動する部材を用いることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、この実施形態
の自動車整備用リフトにおいては、左右の車載台1A,
1Bが別々のXリンク式伸縮機構2A,2Bを介してリ
フトベース3に支持され、別々の油圧シリンダ4A,4
Bによって昇降される。左側の伸縮機構2Aの脚部には
車載台1Aに連動して前後動するローラ軸5Aが設けら
れ、右側の伸縮機構2Bの脚部には車載台1Bに連動し
て前後動するローラ軸5Bが設けられている。そして、
2本の油圧シリンダ4A,4Bに圧油を供給するための
油圧ユニット6が設置されている。
【0011】図2に示すように、リフトベース3の周囲
には索条部材としてのチェーン7が複数の鎖車8により
コ字形のエンドエス状に張設されている。チェーン7の
左側の一部はジョイント9Aを介してローラ軸5Aに連
結され、右側の一部はジョイント9Bを介してローラ軸
5Bに連結されている。チェーン7の右側部分にはクロ
ス部7aが設けられ、中央部には張力調節具10が取り
付けられていて、左右の車載台1A,1Bの昇降に伴っ
てチェーン7が正逆回転するようになっている。また、
チェーン7の左側部分において、リフトベース3には移
動体としての回動板14が中央部の軸15により回動可
能に支持されている。
【0012】図3に示すように、回動板14には、軸1
5を中心とする円周上に前後一対の可動鎖車16,17
が取り付けられ、リフトベース3には、前側の可動鎖車
16の前方及び後方にそれぞれ1個の固定鎖車18と、
後側の可動鎖車17の前方及び後方にそれぞれ2個の固
定鎖車19とが取り付けられている。また、リフトベー
ス3には前後一対のエア検出器11A,11Bが固定さ
れ、エア検出器11Aには回動板14の前端縁に係合す
るプランジャー11aが設けられ、エア検出器11Bに
は回動板14の後端縁に係合するプランジャー11bが
設けられている。そして、各鎖車16,17,18,1
9にチェーン7が巻き掛けられ、左右の車載台1A,1
Bに高低差が生じたときには、回動板14がチェーン7
の相対部間の張力差によって回動し、エア検出器11A
又は11Bが左右の車載台1A,1Bの高低差を検出す
るようになっている。
【0013】図4に示すように、油圧ユニット6には油
圧ポンプ39やタンク40(図7参照)等の標準油圧機
器が設置されるとともに、アクチュエータとしてのエア
シリンダ12と、エアシリンダ12の出力に従って2本
の油圧シリンダ4A,4Bの圧油を同量に制御する流量
制御バルブ13とが格納されている。エアシリンダ12
は配管20A,20B及び逃し弁21A,21B(図5
参照)を介してエア検出器11A,11Bに接続され、
いずれか一方のエア検出器11A又は11Bから送られ
たエアによってピストンロッド12aが右又は左に駆動
される。
【0014】流量制御バルブ13の前面にはアーム22
が揺動自在に支持され、ピストンロッド12aによりレ
バー23及びリンク24を介して駆動される。アーム2
2には羽根板25が固定され、その左翼部及び羽翼部に
はそれぞれ上下2本のボルト26A,26D及び26
B,26Cが取り付けられている。そして、アーム22
の揺動に伴って羽根板25の各ボルト26A〜26Dが
左右の車載台1A,1Bの高低差に応じた出力を発生す
るようになっている。なお、レバー23にはピストンロ
ッド12aを中立位置に復帰させるためのバネ30が設
けられている。
【0015】図6及び図7に示すように、流量制御バル
ブ13の前面には4本のプランジャー27A〜27Dが
突設され、プランジャー27Aは左上のボルト26Aに
より押動され、プランジャー27Dは左下のボルト26
Dにより押動され、プランジャー27Bは右上のボルト
25Bにより押動され、プランジャー27Cは左下のボ
ルト25Cによって押動される。バルブユニット13の
内部には、4個の絞り弁28A〜28Dが組み込まれ、
絞り弁28Aはプランジャー27Aによって調整された
開度で左側の油圧シリンダ4Aへの供給油量を増減し、
絞り弁28Cはプランジャー27Cによって調整された
開度で左側の油圧シリンダ4Aの吐出油量を増減し、絞
り弁28Bはプランジャー27Bによって調整された開
度で右側の油圧シリンダ4Bへの供給油量を増減し、絞
り弁28Dはプランジャー27Dによって調整された開
度で右側の油圧シリンダ4Bの吐出油量を増減するよう
になっている。
【0016】また、流量制御バルブ13の後側には4個
の電磁弁29A〜29Dが取り付けられ、電磁弁29A
は絞り弁28Aと左側の油圧シリンダ4Aとの間の油圧
管路を開閉し、電磁弁29Cは絞り弁28Cと左側の油
圧シリンダ4Aとの間の油圧管路を開閉し、電磁弁29
Bは絞り弁28Bと右側の油圧シリンダ4Bとの間の油
圧管路を開閉し、電磁弁29Dは絞り弁28Dと右側の
油圧シリンダ4Bとの間の油圧管路を開閉する。なお、
図6において、34は左シリンダ接続口、35は右シリ
ンダ接続口、36はポンプ接続口、37はタンク接続口
である。図7において、32A,32Bは非常時に車載
台1A,1Bを下降させる下降バルブ、38A,38B
は車載台1A,1Bの異常降下を防止する安全弁、39
は油圧ポンプ、40はタンクである。
【0017】一方、図3に示すように、リフトベース3
には前後一対のエアリミット31A,31Bが配設さ
れ、回動板4の両端部にはエアリミット31A,31B
を動作させるドッグ33A,33Bが取り付けられてい
る。エアリミット31A,31Bは、図5のエア回路に
示すように、圧力スイッチ41及び切換弁43を介して
エア供給ユニット42に接続されている。圧力スイッチ
41は油圧ユニット6に格納され、図8の電気回路に示
すように、電磁弁29A〜29DのソレノイドSOL1
〜SOL4及び切換弁43のソレノイドSOL5に接続
されている。そして、左右の車載台1A,1Bに大きな
高低差が発生し、回動板14の角度が許容値を超えたと
きには、エアリミット31A又は31Bが開放され、圧
力低下に応答して圧力スイッチ41がONし、ソレノイ
ドSOL1〜SOL5がそれぞれ消磁されて、2本の油
圧シリンダ4A,4Bが直ちに停止されるようになって
いる。なお、図8において、PBUは上昇用押釦スイッ
チ、PBDは下降用押釦スイッチである。
【0018】次に、上記のように構成された油圧同調装
置の作用について説明する。上昇用押釦スイッチPBU
を押すと、ソレノイドSOL1及びSOL2が励磁さ
れ、電磁弁29A及び29Bが開き、圧油がポンプ39
から2本の油圧シリンダ4A,4Bに供給され、左右の
車載台1A及び1Bが上昇する。各車載台1A及び1B
の高さが等しい場合には、左右のローラ軸5A及び5B
が同じ距離(図1においてL=R)で前方に移動するた
め、チェーン7の相対部間に張力差が発生せず、回動板
14が停止し、エア検出器11A及び11Bが共に閉成
状態に保持される。従って、油圧ユニット6において、
エアシリンダ12及びアーム22がそれぞれ中立位置で
停止し、流量制御バルブ13のプランジャー27A及び
27Bが絞り弁28A及び28Bを同じ開度で開放し、
同量の圧油が電磁弁29A及び29Bを通って左右の油
圧シリンダ4A及び4Bに供給され、左右の車載台1A
及び1Bが同じ高さに保持される。
【0019】これに対し、何らかの原因で左側の車載台
1Aが右側の車載台1Bより高くなった場合には、左側
のローラ軸5Aの移動距離が右側のローラ軸5Bのそれ
よりも長くなり(L>R)、チェーン7の全長は一定で
あるから、その相対部間において内側が緩み外側が張
り、この張力差によって回動板14が図3及び図5の時
計方向へ回動される。そして、回動板14の前端でプラ
ンジャー11aが押されてエア検出器11Aが開放さ
れ、エアシリンダ12のピストンロッド12aが図4の
右側へ移動し、レバー23及びリンク24を介してアー
ム22が時計方向へ揺動され、ボルト26Aでプランジ
ャー27Aが押し込まれ、絞り弁28Aの開度が縮小
し、左側の油圧シリンダ4Aへの供給油量が右側の油圧
シリンダ4Bへの供給油量よりも少なくなり、その結
果、左右の車載台1A及び1Bが同じ高さに揃えられ
る。
【0020】逆に、左側の車載台1Aが右側の車載台1
Bより低くなった場合には、左側のローラ軸5Aの移動
距離が右側のローラ軸5Bのそれよりも短くなり(L<
R)、チェーン7の相対部間において内側が張り外側が
緩み、この張力差によって回動板14が反時計方向へ回
動される。そして、回動板14の後端でプランジャー1
1bが押されてエア検出器11Bが開放され、エアシリ
ンダ12のピストンロッド12aが左側へ移動し、アー
ム22が反時計方向へ揺動され、ボルト26Bでプラン
ジャー27Bが押し込まれ、絞り弁28Bの開度が縮小
し、右側の油圧シリンダ4Bへの供給油量が左側の油圧
シリンダ4Aへの供給油量よりも少なくなり、その結
果、左右の車載台1A及び1Bが同じ高さに揃えられ
る。
【0021】一方、下降用押釦スイッチPBDが押され
たときには、ソレノイドSOL3及びSOL4が励磁さ
れ、電磁弁29C及び29Dが開き、圧油が左右の油圧
シリンダ4A,4Bからタンク40に吐出され、左右の
車載台1A及び1Bが下降する。各車載台1A及び1B
の高さが等しい場合には、上昇時と同様、チェーン7の
相対部間に張力差が発生せず、回動板14が停止し、エ
ア検出器11A及び11Bが共に閉じ、エアシリンダ1
2及びアーム22がそれぞれ中立位置で停止する。従っ
て、プランジャー27C及び27Dが絞り弁28C及び
28Dを同じ開度で開放し、同量の圧油が左右の油圧シ
リンダ4A及び4Bから流出し、左右の車載台1A及び
1Bが同じ高さに保持される。
【0022】これに対し、左側の車載台1Aが右側の車
載台1Bより高くなった場合には、チェーン7の相対部
間において内側が緩み外側が張り、この張力差によって
回動板14が時計方向へ回動される。そして、回動板1
4の前端でプランジャー11aが押されてエア検出器1
1Aが開放され、エアシリンダ12のピストンロッド1
2aが右側へ移動し、レバー23及びリンク24を介し
てアーム22が時計方向へ揺動され、ボルト26Dでプ
ランジャー27Dが押し込まれ、絞り弁28Dの開度が
縮小し、右側の油圧シリンダ4Bの吐出油量が左側の油
圧シリンダ4Aの吐出油量よりも少なくなり、その結
果、左右の車載台1A及び1Bが同じ高さに揃えられ
る。
【0023】逆に、左側の車載台1Aが右側の車載台1
Bより低くなった場合には、チェーン7の相対部間にお
いて内側が張り外側が緩み、この張力差によって回動板
14が反時計方向へ回動される。そして、回動板14の
後端でプランジャー11bが押されてエア検出器11B
が開放され、エアシリンダ12のピストンロッド12a
が左側へ移動し、アーム22が反時計方向へ揺動され、
ボルト26Cでプランジャー27Cが押し込まれ、絞り
弁28Cの開度が縮小し、左側の油圧シリンダ4Aの吐
出油量が右側の油圧シリンダ4Bの吐出油量よりも少な
くなり、その結果、左右の車載台1A及び1Bが同じ高
さに揃えられる。
【0024】従って、この実施形態の油圧同調装置によ
れば、左右の車載台1A,1Bの高低差をチェーン7、
回動板14及びエア検出器11A,11Bを用いて機械
的に検出しているので、シンクロナイズドシリンダやエ
ンコーダを用いた従来装置と比較して、検出機構並びに
油圧及び電気制御回路をそれぞれ簡単・小型かつ安価に
構成できるとともに、故障が少なく、高い同調精度を長
期間維持することができる。また、電気機器である流量
制御バルブ13及び圧力スイッチ41はリフト本体から
離れた油圧ユニット6に格納されているため、特別の防
爆対策を講じなくても、ガソリンスタンドや塗装工場等
の引火性ガスが発生しやすい場所でリフトを安全に稼動
させることができる。さらに、上昇時あるいは下降時に
おいて、左右の車載台1A,1Bに大きな高低差が発生
したときには、エアリミット31A又は31Bで異常を
確実に検出して、圧力スイッチ41で油圧シリンダ4A
及び4Bを直ちに停止させるため、自動車が大きく傾い
た状態で昇降される危険を未然に防止することができ
る。
【0025】図9は車載台1A,1Bの高低差を検出す
る機構の変更例を示すものである。この検出機構におい
ては、エア検出器11A,11Bが回動板14の前後に
配置された摺動板51A,51Bによって動作される。
また、チェーン7は回動板14上の可動鎖車16,17
とリフトベース3上の固定鎖車18、19とにクロス掛
けされ、チェーン7の張力変化によって回動板14が軸
15の周りで回動される。図9において、7aはチェー
ン7のクロス部を示すが、その他、図3と同一の符号は
前記実施形態と同一又は相当する部材を示す。
【0026】前方の摺動板51Aは、前後一対の長孔5
2,53にてリフトベース3上の固定軸54,55に前
後方向へ摺動可能に支持され、スプリング56によって
回動板14と係合する方向つまり後方へ付勢されてい
る。前方の長孔52は固定軸54より若干幅広に形成さ
れていて、回動板14が図の時計方向へ回動されたとき
には、摺動板51Aが後方の固定軸55を中心に僅かに
傾動し、エア検出器11Aを動作させたのち、スプリン
グ56のばね力に抗して前方へ摺動し、ドッグ33Aで
エアリミット31Aを動作させるように構成されてい
る。
【0027】後方の摺動板51Bは、前後一対の長孔5
7,58にてリフトベース3上の固定軸59,60に前
後方向へ摺動可能に支持され、スプリング61によって
回動板14と係合する方向つまり前方へ付勢されてい
る。後方の長孔58は固定軸60より若干幅広に形成さ
れていて、回動板14が図の反時計方向へ回動されたと
きには、摺動板51Bが前方の固定軸59を中心に僅か
に傾動し、エア検出器11Bを動作させたのち、スプリ
ング61のばね力に抗して後方へ摺動し、ドッグ33B
でエアリミット31Bを動作させるように構成されてい
る。
【0028】上記構成によれば、摺動板51A,51B
の前後動によってエア検出器11A,11B及びエアリ
ミット31A,31Bを動作させるので、移動体の僅か
な動きでチェーン7の張力変化を的確に検出できるとと
もに、検出機構を幅狭に構成してリフトベース3の限ら
れたスペースにコンパクトに設置できる利点がある。
【0029】図10は検出機構の別の変更例を示すもの
である。ここでは、エア検出器11A,11B及びエア
リミット31A,31Bが単一の摺動板63によって動
作される。摺動板63は長孔64にてリフトベース(図
示略)上の固定軸65に前後方向へ摺動可能に支持さ
れ、スプリング66で後方へ付勢されている。索条部材
としては、1本のオープンエンドチェーン67が用いら
れ、その一端は左側のローラ軸5Aにジョイント9Aを
介し前方から連結され、他端は右側のローラ軸5Bにジ
ョイント9B及び張力調節具10を介して後方から連結
されている。
【0030】そして、チェーン67は摺動板63に支持
された可動鎖車68とリフトベースに支持された固定鎖
車69とに巻き掛けられ、チェーン67の左側部分67
aが緩んだときには、摺動板63がスプリング66のば
ね力で後方へ摺動して、エア検出器11A及びエアリミ
ット31Aを順次動作させ、チェーン67の右側部分6
7bが緊張したときには、摺動板63がスプリング66
のばね力に抗して前方へ摺動して、エア検出器11B及
びエアリミット31Bを順次動作させるようになってい
る。従って、この構成によれば、簡単かつコンパクトな
機構で車載台の高低差を的確に検出することができる。
【0031】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、例えば、チェーンにかえてワイヤーやベ
ルトを用いたり、エアシリンダにかえてエアモータや類
似エア機器あるいは油圧機器を用いたり、2柱式自動車
整備用リフトの油圧同調装置に応用したりするなど、本
発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに構成を
適宜に変更して実施することも可能である。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の油圧同調
装置によれば、車載台の高低差を検出する機構を索条部
材と移動体とエア検出器とから機械的に構成して、2本
の油圧シリンダを簡単・小型かつ安価な装置で高精度に
同調制御できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す自動車整備用リフト
の斜視図である。
【図2】図1のリフトの平面図である。
【図3】図2の一部を拡大して油圧同調装置の検出機構
を示す平面図である。
【図4】油圧同調装置のエアシリンダ及び流量制御バル
ブを示す平面図である。
【図5】油圧同調装置のエア回路図である。
【図6】図4の流量制御バルブの斜視図である。
【図7】油圧同調装置の油圧回路図である。
【図8】油圧同調装置の電気回路図である。
【図9】検出機構の変更例を示す平面図である。
【図10】検出機構の別の変更例を示す平面図である。
【図11】従来の油圧同調装置を示す概略図である。
【図12】従来の別の油圧同調装置を示す概略図であ
る。
【符号の説明】 1A,1B・・車載台、2A,2B・・Xリンク式伸縮
機構、3・・リフトベース、4A,4B・・油圧シリン
ダ、5A,5B・・ローラ軸、6・・油圧ユニット、
7,67・・チェーン、11A,11B・・エア検出
器、12・・エアシリンダ、13・・流量制御バルブ、
14・・回動板、28A〜28D・・絞り弁、29A〜
29D・・電磁弁、31A,31B・・エアリミット、
41・・圧力スイッチ、51A,51B,63・・・摺
動板。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧油を油圧ユニットから2本の油圧シリ
    ンダに供給し、各油圧シリンダで左右の車載台を別々に
    昇降する自動車整備用リフトにおいて、左右の車載台の
    昇降に伴って移動する索条部材と、索条部材の張力変化
    によって移動する移動体と、移動体に係合して左右の車
    載台の高低差を検出するエア検出器と、エア検出器から
    送られたエアによって作動するアクチュエータと、アク
    チュエータの出力に従って2本の油圧シリンダの圧油を
    同量に制御する流量制御バルブとからなり、アクチュエ
    ータ及び流量制御バルブを油圧ユニットに格納したこと
    を特徴とする油圧同調装置。
  2. 【請求項2】 前記移動体の移動量が許容値を超えたと
    きに動作するエアリミットと、エアリミットの動作に応
    答して油圧シリンダを停止させる圧力スイッチとを備
    え、圧力スイッチを油圧ユニットに格納した請求項1記
    載の自動車整備用リフトの油圧同調装置。
  3. 【請求項3】 前記流量制御バルブは、アクチュエータ
    に連動するプランジャーと、プランジャーにより開度調
    整される絞り弁と、絞り弁と油圧シリンダとの間の油圧
    管路を開閉する電磁弁とを含む請求項1又は2記載の自
    動車整備用リフトの油圧同調装置。
  4. 【請求項4】 前記車載台を別々のXリンク式伸縮機構
    を介してリフトベースに支持し、各伸縮機構の脚部に車
    載台に連動して前後動するローラ軸を設け、リフトベー
    スの周囲に索条部材を張設し、索条部材の2個所にロー
    ラ軸を連結した請求項1、2又は3記載の自動車整備用
    リフトの油圧同調装置。
  5. 【請求項5】 前記索条部材としてチェーンを用いた請
    求項1、2、3又は4記載の自動車整備用リフトの油圧
    同調装置。
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