JP2001090202A - 建物ユニット - Google Patents

建物ユニット

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JP2001090202A
JP2001090202A JP26546699A JP26546699A JP2001090202A JP 2001090202 A JP2001090202 A JP 2001090202A JP 26546699 A JP26546699 A JP 26546699A JP 26546699 A JP26546699 A JP 26546699A JP 2001090202 A JP2001090202 A JP 2001090202A
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JP
Japan
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building unit
floor
pipe
vertically drawn
flexible pipe
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JP26546699A
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Hiroshi Ishii
石井  博
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイプスペースの平面積を小さくすることが
でき、パイプスペースによって室内面積が小さくなるこ
とを防止することができる建物ユニットを提供する。 【解決手段】 パイプスペース(PS)10A内に収容
される縦引きフレキシブル管24,25の一端部が接続
されるとともに、水回り設備物14等に接続する分岐管
24A等への分岐部となるヘッダ20,21を床下に設
け、このヘッダ20,21を、PS10Aから離れた位
置に設けた建物ユニット10とする。そのため、PS内
にヘッダ等を設けなくてすみ、PS内に配管を集中させ
ずにすむので、PSの平面積を小さくすることができ、
PSによって室内面積が小さくなることを防止すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物ユニットに係
り、さらに詳しくは、例えば洗面等の水回り設備物に配
管する配管を備えた建物ユニットに関する。
【0002】
【背景技術】例えば、工業化住宅であるユニット式建物
ユニットは、予め工場で生産される複数の建物ユニット
を、現場で組み合わせることにより建てられる。図7に
示すように、この建物ユニット1は、四隅に立設される
4本の柱2と、これらの柱2の上端間同士および下端間
同士を結合する各4本の天井梁3と床梁4とで構成され
た骨組み5を備えている。天井梁3には、複数本の天井
小梁6が設けられ、これらの天井小梁6の下面に天井面
材7が張り付けられている。そして、天井面材7の上方
空間が天井裏Aとなっている。床梁4には、複数本の根
太8が設けられ、これらの根太8の上面に床面材9が張
り付けられており、この床面材9の下方空間が床下Bと
なっている。このような建物ユニットには、予め工場
で、例えば洗面等の水回り設備物が設けられており、こ
の水回り設備物に接続する上水管等の横引き管も、可能
な限り、予め工場で取り付けられるようになっている。
そして、従来より、このような上水管等の横引き管をフ
レキシブルパイプとして、建物ユニットの床下に設けた
構造が知られている(特願平8−284217号公報
等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上水管等の
横引き管だけでなく、パイプスペースに設けられる立ち
上がり管や、立ち下がり管等の縦引き管をもフレキシブ
ルパイプとすれば、工場での配管作業や、建築現場での
接続作業が容易となることが考えられる。しかし、パイ
プスペースの内部の縦引き管をフレキシブルパイプで構
成しても、パイプスペースの内部で縦引き管や横引き管
を分岐すると、パイプスペースにヘッダやチーズ等の分
岐部材が増えるので、パイプスペースの平面積が大きく
なり、その反面、室内空間が狭くなるという問題があ
る。
【0004】本発明の目的は、パイプスペースの平面積
を小さくすることができ、パイプスペースによって室内
面積が小さくなることを防止することができる建物ユニ
ットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、図面を参照して説明すると、図1に示すように、パ
イプスペース10A内に収容される縦引きフレキシブル
管24,25の一端部が接続されるとともに、下流側の
水回り設備物14等に配管する上水管等の横引き管24
A等への分岐部となるヘッダ20等が床部分に設けら
れ、ヘッダ20等が平面視でパイプスペース10Aから
離れた位置に設けられていることを特徴とする建物ユニ
ット10である。
【0006】このような本発明では、パイプスペース内
にヘッダやチーズ等の分岐部材を設けなくてすむので、
パイプスペース内に配管を集中させずにすむ。その結
果、パイプスペースの平面積を小さくすることができ、
パイプスペースによって室内面積が小さくなることを防
止することができる。
【0007】本発明において、パイプスペースやヘッダ
は、下流側の水回り設備物に近い位置に設けることが好
ましい。また、建物ユニットは、柱、梁等からなる骨組
みを備えたものに限らず、本発明は、いわゆるパネル工
法により作られる建物ユニットにも適用される。
【0008】請求項2に記載の発明は、図6に示すよう
に、請求項1に記載の建物ユニットにおいて、上方及び
下方の少なくとも一方に別階建物ユニットが設けられ、
この別階建物ユニットの内部にまで達する長さの縦引き
フレキシブル管24,25が内部に曲げられて収納可能
となっていることを特徴とするものである。
【0009】このような本発明では、建物ユニットに、
予め工場で縦引きフレキシブル管を取り付けることがで
き、現場では、その縦引きフレキシブル管と、他の建物
ユニットの縦引きフレキシブル管との接合、あるいは縦
引きフレキシブル管とヘッダとの接続を行えばよいの
で、接続作業が少なくてすみ、現場作業を軽減すること
ができる。
【0010】本発明において、縦引きフレキシブル管の
曲げの形状は、例えば、渦巻き状、あるいは、上下方向
から天井部分又は床部分に沿わせてほぼ90°に曲げる
形状、さらに、蛇行状に曲げられる形状等、どのような
形状でもよい。また、このような縦引きフレキシブル管
は、建物ユニットの内部に設けられていればよいが、天
井裏、床下あるいはパイプスペース等の内部に設けるこ
とが好ましい。
【0011】請求項3に記載の発明は、図3に示すよう
に、請求項2に記載の建物ユニットにおいて、下方に、
別階建物ユニットである下階建物ユニット40が設けら
れ、縦引きフレキシブル管24,25は、下階建物ユニ
ット40の中間高さレベルで下階建物ユニット40の下
側から延びてくる下側縦引きフレキシブル管24’,2
5’と接続可能となっていることを特徴とするものであ
る。
【0012】このような本発明では、下階建物ユニット
の中間高さレベルは、背伸びしたり、しゃがんだりしな
くても手の届く位置なので、楽な姿勢での作業が可能と
なり、接続作業が容易となる。
【0013】本発明において、中間高さレベルとは、建
物ユニットの床面からの高さが、例えば、130〜15
0cm程度をいう。
【0014】請求項4に記載の発明は、図6に示すよう
に、請求項3に記載の建物ユニットにおいて、縦引きフ
レキシブル管24,25は、床部分の床下に渦巻き状に
巻かれて収容されていることを特徴とするものである。
【0015】このような本発明では、縦引きフレキシブ
ル管が長くなっても、渦巻き状に巻くことによって、容
易に収容できる。
【0016】請求項5に記載の発明は、図4に示すよう
に、請求項2に記載の建物ユニットにおいて、上階およ
び下階の建物ユニット60,70の内部に達する縦引き
フレキシブル管24,25が設けられ、この縦引きフレ
キシブル管24,25は、蛇行状態でパイプスペース5
0A内に収納可能となっていることを特徴とするもので
ある。
【0017】このような本発明では、予め工場で縦引き
フレキシブル管を取り付けることができ、現場では、蛇
行状態の縦引きフレキシブルの端部をパイプスペースか
ら引き出して、縦引きフレキシブル管と別の縦引きフレ
キシブル同士、あるいは縦引きフレキシブル管とヘッダ
との接続を行えばよいので、接続作業が少なくてすみ、
現場作業を軽減することができる。
【0018】請求項6に記載の発明は、図5に示すよう
に、請求項2に記載の建物ユニットにおいて、上階の建
物ユニット90の内部に達する縦引きフレキシブル管2
4,25が設けられ、この縦引きフレキシブル管24,
25は、天井部分に沿わせかつ天井裏Aに収納可能とな
っていることを特徴とするものである。
【0019】このような本発明では、予め工場で縦引き
フレキシブル管を取り付けることができ、現場では、天
井裏から縦引きフレキシブルの端部を引き出し、その縦
引きフレキシブル管をヘッダに接続すればよいので、接
続作業が少なくてすみ、現場作業を軽減することができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、本発明の第1
実施形態の建物ユニット10の、例えば角部等の所定の
位置には、各種の配管を収容する四角筒状のパイプスペ
ース(PS)10Aが設けられている。この建物ユニッ
ト10は、前記建物ユニット1と同じ構造の骨組みを備
えている。従って、建物ユニット1と同じ構造、部材等
には、同じ符号を付すとともに、その詳細な説明は省略
または簡略化する。
【0021】建物ユニット10には、洗面所12と浴室
15とが設けられ、洗面所12には、洗面台13と、洗
濯機が置かれる洗濯室14とが設けられている。また、
浴室15には、バスタブ16とシャワー17等が設けら
れている。
【0022】図1の平面視で、PS10Aから離れた位
置、かつ、建物ユニット10の床下Bには、第1のヘッ
ダ20と第2のヘッダ21とが設けられている。これら
のヘッダ20,21は、それぞれ第1接続口20A,2
1A、第2接続口20B,21B、第3接続口20C,
21C、第4接続口20D,21Dを有し、下流側の横
引き管への分岐部となるものである。第1のヘッダ20
の第1接続口20Aには、PS10A内に収容される上
下水道等用の各種配管のうち、洗面所12および浴室1
5に供給する水用の縦引きフレキシブル管24の一端部
が接続されている。また、第2のヘッダ21の第1接続
口21Aには、PS10A内に収容される各種配管のう
ち、洗面所12等に供給するお湯用の縦引きフレキシブ
ル管25の一端部が接続されている。なお、縦引きフレ
キシブル管24,25には、図示しないが、例えば1階
部分で、水道配管や温水器等からの配管が接続されてい
る。
【0023】縦引きフレキシブル管24から供給される
水は、前述のように、第1のヘッダ20により、第3接
続口20Cおよび第4接続口20D側と、第2接続口2
0B側とに分岐されている。すなわち、第1のヘッダ2
0の第3接続口20Cには、洗面室の洗面台13の蛇口
に通じる水用の横引き管である第1分岐管24Aの一端
部が接続され、第4接続口20Dには、洗濯室14の洗
濯機に通じる水用の第2分岐管24Bの一端部が接続さ
れている。第2のヘッダ21の、第3接続口21Cに
は、洗面室の洗面台13の蛇口に通じるお湯用の横引き
管である第1分岐管25Aの一端部が接続され、第4接
続口21Dには洗濯室14の洗濯機に通じるお湯用の第
2分岐管25Bの一端部が接続されている。
【0024】これらの水用の第1,2分岐管24A,2
4Bの他端は、建物ユニット10の床面材9に取り付け
られた床用ジョイント30の床下側の端部に接続されて
いる。床用ジョイント30の床上側の端部には、洗面台
13用の蛇口に繋がる配管の一端部が、例えばワンタッ
チで行えるように、容易に接続されるようになってい
る。
【0025】一方、お湯用の分岐管25A,25Bの他
端は、例えば、座付きエルボ31に接続されている。こ
の座付きエルボ31は、洗濯室14の上部、かつ、図示
しない間仕切り壁の、例えば、ふかし部に設けられたさ
ん木(図略)に取り付けられている。そして、座付きエ
ルボ31には、水用およびお湯用のすいせん(図略)が
接続されている。
【0026】前記第1のヘッダ20の第2接続口20B
には、水用横引き管である第3分岐管24Cを介して、
前記浴室15に配置された第1のチーズ33が接続さ
れ、第2のヘッダ21の第2接続口21Bには、お湯用
横引き管である第3分岐管25Cを介して、浴室15に
配置された第2のチーズ34が接続されている。第1の
チーズ33は、水用の第3分岐管24Cから供給される
水を、分岐管26A,26Bを介して、スタブ16とシ
ャワー17とに供給できるようになっており、第2のチ
ーズ34は、お湯用の第3分岐管25Cから供給される
お湯を、分岐管27A,27Bを介して、バスタブ16
とシャワー17とに供給できるようになっている。
【0027】バスタブ16用の水用分岐管26Aおよび
お湯用分岐管27Aの他端は建物ユニット10の床下か
ら立ち上げられ、所定位置に設置されたアダプタ等の接
続具35に接続され、この接続具35には、バスタブ1
6用の水およびお湯の水せん(図略)等からの配管が接
続されるようになっている。シャワー17用の水用分岐
管26Bおよびお湯用分岐管27Bの他端は建物ユニッ
ト10の床下から立ち上げられ、所定位置に設置された
アダプタ等の接続具36に接続され、この接続具36に
は、シャワー17用の水およびお湯のシャワーヘッド
(図略)等からの配管が接続されるようになっている。
なお、各分岐管24A等は、フレキシブルパイプで形成
されているが、必ずしも、フレキシブルパイプでなくて
もよい。。
【0028】一端が第1,2のヘッダ20,21に接続
する縦引きフレキシブル管24,25は、その端部が、
図2に示すように、建物ユニット10とは別の下階建物
ユニット40の内部にまで達する長さとなっている。フ
レキシブルパイプ24,25は、図6に詳細を示すよう
に、予め工場で渦巻き状に巻かれ、かつ、床下部Bの根
太や梁等に、図示しないテープや取り付け金具等を使用
して仮止めされている。
【0029】そして、図3に示すように、建物ユニット
10を上階とし、その建物ユニット10の縦引きフレキ
シブル管24,25を、下階建物ユニット40の縦引き
フレキシブル管24’,25’に接続する際は、図2に
示すように、上階建物ユニット40の床下部Bに渦巻き
状に巻かれて設けられている縦引きフレキシブル管2
4,25の一端を引き出し、下階建物ユニット40のパ
イプスペース40A内に引き込むとともに、下階下階建
物ユニット40の床下Bから縦引きフレキシブル管2
4’,25’の他端を引き出し、下階建物ユニット40
の中間高さレベル位置、例えば、下階建物ユニット40
の床面からの高さが150cm位の位置で、接続具38を
用いて、建物ユニット10からの縦引きフレキシブル管
24’,25’とを接続する。
【0030】このような実施形態によれば、次のような
効果がある。縦引きフレキシブル管24,25を分岐
させる第1,2のヘッダ20,21が、パイプスペース
10Aから離れた位置に設けられているので、パイプス
ペース10A内に配管を集中させなくてもよくなる。そ
の結果、パイプスペース10Aの平面積を大きくせずに
すみ、パイプスペース10Aによって室内面積が小さく
なることを防止することができる。
【0031】建物ユニット10の縦引きフレキシブル
管24,25を、建物ユニット10の床下Bに、予め工
場で取り付けることができるので、現場では、縦引きフ
レキシブル管24,25の他端を引き出し、下階建物ユ
ニット40の縦引きフレキシブル管24’,25’の端
部と接続すればよく、現場作業を軽減することができ
る。
【0032】建物ユニット10の縦引きフレキシブル
管24,25と、下階建物ユニット40の縦引きフレキ
シブル管24’,25’とは、下階建物ユニット40の
中間高さレベルで接続されるので、背伸びしたり、しゃ
がんだりしなくてもよい楽な姿勢で作業を行うことがで
き、接続作業が容易となる。
【0033】縦引きフレキシブル管24,25は、建
物ユニット10の床下Bに渦巻き状に巻かれているの
で、縦引きフレキシブル管24,25が長くなっても、
渦巻き状に巻くことによって、容易に収容できる。
【0034】次に、図4に基づいて本発明の第2実施形
態を説明する。本実施形態では、前記第1実施形態で縦
引きフレキシブル管24,25を、予め工場で建物ユニ
ット10の床下Bに渦巻き状に設けたものを、建物ユニ
ット50のPS50A内に収容したものである。すなわ
ち、縦引きフレキシブル管24,25は、建物ユニット
50のPS50A内に、予め工場で複数の止め具51に
より止められて、蛇行状態で設けられている。この縦引
きフレキシブル管24,25の長さ寸法は、上階および
下階の建物ユニット60,70の内部に達する長さとな
っている。
【0035】そして、接続作業を行う際は、現場におい
て、蛇行状態で止められて収容された縦引きフレキシブ
ル管24,25の両端をほどくとともに引き出し、一端
を上階建物ユニット60の床下Bに設けられている前記
第1,2のヘッダ20,21と同様の、上階建物ユニッ
ト60のヘッダに接続する。また、他端を下階建物ユニ
ット70のPS70A内に引き込み、下階建物ユニット
70側から引き出された縦引きフレキシブル管と接続す
る。
【0036】このような第2実施形態においては、前記
と同様の効果を得ることができる他、予め工場
で、建物ユニット50のPS50A内に縦引きフレキシ
ブル管24,25を取り付けることができ、現場では、
縦引きフレキシブル管24,25を上階建物ユニット6
0のヘッダに接続するとともに、下階建物ユニット70
のPS70A内で、下階建物ユニット70の縦引きフレ
キシブル管と接続させればよいので、現場作業を軽減す
ることができるという効果がある。
【0037】次に、図5に基づいて本発明の第3実施形
態を説明する。この実施形態では、縦引きフレキシブル
管24,25を、予め工場で下階建物ユニット80のP
S80A内から天井にわたって収容したものである。す
なわち、下階建物ユニット80のPS80A内には、予
め工場で複数の止め具81により止められて、縦引きフ
レキシブル管24,25の下端側ほぼ半分が直線状に設
けられている。このフレキシブルパイプ24,25の上
端側半分は、水平方向に折り曲げられて、当該下階建物
ユニット80の天井裏Aに収容されている。そして、接
続作業を行う際は、現場において、下階建物ユニット8
0の天井裏Aに直線状に収容されたものの先端を引き出
すとともに、上階建物ユニット90の床下B設けられて
いる前記第1,2のヘッダ20,21と同様のヘッダに
接続するようになっている。
【0038】このような第3実施形態においては、前記
と同様の効果を得ることができる他、予め、下階
建物ユニット80の天井裏Aに、上階の建物ユニット9
0の内部に達する縦引きフレキシブル管24,25を設
けることができ、現場では、縦引きフレキシブル管2
4,25を上階の建物ユニット90の床下Bのヘッダに
接続すればよいので、接続作業が容易となり、かつ、現
場作業を軽減することができるという効果がある。
【0039】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できるものであれ
ば、次のような変形形態でもよいものである。例えば、
前記第2実施形態では、縦引きフレキシブル管24,2
5を、予め工場で建物ユニット50のPS50A内に蛇
行状に設けたが、これに限らず、蛇行状の一部を延ばし
て、建物ユニット50の天井部に沿わせて天井裏Aに収
容してもよく、また、蛇行状の他の一部を延ばして、建
物ユニット50の床下Bに、直線状あるいは渦巻き状に
収容してもよい。
【0040】また、前記第3実施形態では、縦引きフレ
キシブル管24,25の一部を水平方向に曲げて下階建
物ユニット80の天井裏Aに収容したが、これに限ら
ず、縦引きフレキシブル管24,25の一部を天井裏A
に渦巻き状に巻いて収容してもよい。また、縦引きフレ
キシブル管24,25の下端側の一部を延ばして、建物
ユニット80の床下Bに、直線状あるいは渦巻き状に収
容してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1の発明
によれば、ヘッダとパイプスペースとが、平面視で離れ
た位置に設けられているので、パイプスペース内にヘッ
ダやチーズ等の分岐部材を設けなくてすみ、パイプスペ
ース内に配管を集中させずにすむ。その結果、パイプス
ペースの平面積を小さくすることができ、パイプスペー
スによって室内面積が小さくなることを防止することが
できる。
【0042】請求項2の発明によれば、建物ユニットの
内部に、別階建物ユニットの内部にまで達する長さの縦
引きフレキシブル管が曲げられて収納されるので、建物
ユニットに、予め工場で縦引きフレキシブル管を取り付
けることができ、現場では、その縦引きフレキシブル管
と、他の建物ユニットの縦引きフレキシブル管との接
合、あるいは縦引きフレキシブル管とヘッダとの接続を
行えばよいので、接続作業が少なくてすみ、現場作業を
軽減することができる。
【0043】請求項3の発明によれば、下方の下階建物
ユニットの中間高さレベルで、別の縦引きフレキシブル
管と接続可能となっているので、背伸びしたり、しゃが
んだりしなくても手の届く位置での接続作業となる。そ
の結果、楽な姿勢での作業が可能となり、接続作業が容
易となる。
【0044】請求項4の発明によれば、縦引きフレキシ
ブル管は、渦巻き状に巻かれているので、縦引きフレキ
シブル管が長くなっても、渦巻き状に巻くことによっ
て、建物ユニット内に容易に収容できる。
【0045】請求項5の発明によれば、上階および下階
の建物ユニットの内部に達する縦引きフレキシブル管が
蛇行状態でパイプスペース内に収納可能となっているの
で、予め工場で縦引きフレキシブル管を取り付けること
ができ、現場では、蛇行状態の縦引きフレキシブルの端
部をパイプスペースから引き出して、縦引きフレキシブ
ル管と別の縦引きフレキシブル同士、あるいは縦引きフ
レキシブル管とヘッダとの接続を行えばよいので、接続
作業が少なくてすみ、現場作業を軽減することができ
る。
【0046】請求項6の発明によれば、建物ユニットの
天井部分に沿わせて、上階の建物ユニットの内部に達す
る縦引きフレキシブル管が設けられているので、予め工
場で縦引きフレキシブル管を取り付けることができ、現
場では、天井裏から縦引きフレキシブルの端部を引き出
し、その縦引きフレキシブル管をヘッダに接続すればよ
いので、接続作業が少なくてすみ、現場作業を軽減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の建物ユニットの配
管状態を示す平面図である。
【図2】前記実施形態の建物ユニット内への縦引きフレ
キシブル管の収容状態と下階建物ユニットとを示す斜視
図である。
【図3】前記実施形態の建物ユニットの縦引きフレキシ
ブル管と下階建物ユニットの縦引きフレキシブル管との
接続状態を示す縦断面図である。
【図4】本発明に係る第2実施形態の縦引きフレキシブ
ル管の収容状態を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る第3実施形態の縦引きフレキシブ
ル管の収容状態を示す斜視図である。
【図6】本発明に係る建物ユニットの床下に縦引きフレ
キシブル管を収容した状態を示す平面図である。
【図7】本発明に係る建物ユニットの骨組みを示す斜視
図である。
【符号の説明】
10 建物ユニット 12 洗面所 15 浴室 20 第1のヘッダ 21 第2のヘッダ 24 縦引きフレキシブル管(水用) 24A〜24C、26A,27A 横引き管である分岐
管 25 縦引きフレキシブル管(お湯用) 25A〜25C、26B,27B 横引き管である分岐
管 33 第1チーズ 34 第2チーズ A 建物ユニットの天井裏 B 建物ユニットの床下

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプスペース内に収容される縦引きフ
    レキシブル管の一端部が接続されるとともに、下流側の
    水回り設備物に配管する上水管等の横引き管への分岐部
    となるヘッダが床部分に設けられ、前記ヘッダが平面視
    で前記パイプスペースから離れた位置に設けられている
    ことを特徴とする建物ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の建物ユニットにおい
    て、上方及び下方の少なくとも一方に別階建物ユニット
    が設けられ、この別階建物ユニットの内部にまで達する
    長さの前記縦引きフレキシブル管が内部に曲げられて収
    納可能となっていることを特徴とする建物ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の建物ユニットにおい
    て、下方に、前記別階建物ユニットである下階建物ユニ
    ットが設けられ、前記縦引きフレキシブル管は、前記下
    階建物ユニットの中間高さレベルで当該下階建物ユニッ
    トの下側から延びてくる下側縦引きフレキシブル管と接
    続可能となっていることを特徴とする建物ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の建物ユニットにおい
    て、前記縦引きフレキシブル管は、前記床部分の床下に
    渦巻き状に巻かれて収容されていることを特徴とする建
    物ユニット。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の建物ユニットにおい
    て、上階および下階の建物ユニットの内部に達する縦引
    きフレキシブル管が設けられ、この縦引きフレキシブル
    管は、蛇行状態で前記パイプスペース内に収納可能とな
    っていることを特徴とする建物ユニット。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の建物ユニットにおい
    て、上階の建物ユニットの内部に達する縦引きフレキシ
    ブル管が設けられ、この縦引きフレキシブル管は、前記
    天井部分に沿わせかつ天井裏に収納可能となっているこ
    とを特徴とする建物ユニット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008285948A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Toyota Motor Corp 建物
JP2011084858A (ja) * 2009-10-13 2011-04-28 Aron Kasei Co Ltd 給水給湯配管システム
JP2018123496A (ja) * 2017-01-30 2018-08-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 建物及び建物ユニット

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