JPH11140926A - 集合住宅の設備配管 - Google Patents
集合住宅の設備配管Info
- Publication number
- JPH11140926A JPH11140926A JP31302597A JP31302597A JPH11140926A JP H11140926 A JPH11140926 A JP H11140926A JP 31302597 A JP31302597 A JP 31302597A JP 31302597 A JP31302597 A JP 31302597A JP H11140926 A JPH11140926 A JP H11140926A
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- JP
- Japan
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- pipes
- equipment
- horizontal
- unit
- pipe
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 集合住宅において個住戸の平面計画に際し、
設備配管のうち中心である立通管の位置に拘束されるこ
となく個住戸の平面計画を行うことができる設備配管を
提供する。 【解決手段】 集合住宅１の下層階Ｄから上層階Ｕに亘
って立ち上げられた立通管２と、前記立通管２と連通し
た状態で集合住宅の共用部分１３にループ状に横設され
た横配管２３と前記横配管２３を集合住宅の各個住戸１
１の配管に接続する為の設備ユニット３とからなる。
設備配管のうち中心である立通管の位置に拘束されるこ
となく個住戸の平面計画を行うことができる設備配管を
提供する。 【解決手段】 集合住宅１の下層階Ｄから上層階Ｕに亘
って立ち上げられた立通管２と、前記立通管２と連通し
た状態で集合住宅の共用部分１３にループ状に横設され
た横配管２３と前記横配管２３を集合住宅の各個住戸１
１の配管に接続する為の設備ユニット３とからなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、集合住宅の設備配
管に関するものである。
管に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】所謂集合住宅は、複数の個住戸を多層階
に配置して構築される。各個住戸はそれぞれの住民が専
用的に使用する部分となり、又各住民が共用使用する廊
下、階段などの共用部分に分けられる。各個住戸には生
活する為に必要な水道水、ガス、電気等が個別に供給さ
れる。図８の平面概略図、並びに図９の縦断面概略図は
ともに個住戸１１と共用部分（廊下）１３とからなる集
合住宅１において、その下層階Ｄから上層階Ｕに亘って
立設された立通管２と、斯る立通管２から各個住戸１１
に分岐した配管構成を説明するものである。すなわち、
各個住戸毎に立通管２が対応して立ち上げられ、かつそ
の立通管２からの各分岐管２２が、各計量器や弁が組込
まれた設備ユニット３を介して各個住戸１１にガスや水
道水等を供給する配管構造となっている。
に配置して構築される。各個住戸はそれぞれの住民が専
用的に使用する部分となり、又各住民が共用使用する廊
下、階段などの共用部分に分けられる。各個住戸には生
活する為に必要な水道水、ガス、電気等が個別に供給さ
れる。図８の平面概略図、並びに図９の縦断面概略図は
ともに個住戸１１と共用部分（廊下）１３とからなる集
合住宅１において、その下層階Ｄから上層階Ｕに亘って
立設された立通管２と、斯る立通管２から各個住戸１１
に分岐した配管構成を説明するものである。すなわち、
各個住戸毎に立通管２が対応して立ち上げられ、かつそ
の立通管２からの各分岐管２２が、各計量器や弁が組込
まれた設備ユニット３を介して各個住戸１１にガスや水
道水等を供給する配管構造となっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】斯る配管構造におい
て、各個住戸１１に対応して立通管２が立ち上げられて
いる為、各個住戸１１の平面計画に際して常に個住戸と
立通管２の配置位置とをセットにして考えておかねばな
らない。換言すれば個住戸の平面計画の決定において
は、立通管の配置位置も決定されることになり、この結
果建築計画上丈でなく設備計画においても夫々計画の自
由度を大きく低減させている。しかもこの自由度低減
は、単に構築前の問題丈でなく、構築後における住戸の
平面計画変更（住戸割りの変更）に対しても、既存設備
の有効利用を妨げるなどの問題を生じている。
て、各個住戸１１に対応して立通管２が立ち上げられて
いる為、各個住戸１１の平面計画に際して常に個住戸と
立通管２の配置位置とをセットにして考えておかねばな
らない。換言すれば個住戸の平面計画の決定において
は、立通管の配置位置も決定されることになり、この結
果建築計画上丈でなく設備計画においても夫々計画の自
由度を大きく低減させている。しかもこの自由度低減
は、単に構築前の問題丈でなく、構築後における住戸の
平面計画変更（住戸割りの変更）に対しても、既存設備
の有効利用を妨げるなどの問題を生じている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題解
決のために成されたものであって、その特徴とするとこ
ろは、集合住宅の下層階から上層階に亘って立ち上げら
れた立通管と、前記立通管と連通した状態で、集合住宅
の共用部分にループ状に横設された横配管と、前記横配
管を集合住宅の各個住戸の配管に接続する為の設備ユニ
ットとからなる集合住宅の設備配管であり、又上記の設
備ユニットは移設可能に形成されているものである。
決のために成されたものであって、その特徴とするとこ
ろは、集合住宅の下層階から上層階に亘って立ち上げら
れた立通管と、前記立通管と連通した状態で、集合住宅
の共用部分にループ状に横設された横配管と、前記横配
管を集合住宅の各個住戸の配管に接続する為の設備ユニ
ットとからなる集合住宅の設備配管であり、又上記の設
備ユニットは移設可能に形成されているものである。
【０００５】
【作用】集合住宅の共有部分に横設された横配管から設
備ユニットを介して各個住戸の配管にガス、水道水が供
給される構造となっている為、個住戸の平面計画変更に
際して立通管に制約を受けることなく住戸割りが自由と
なる。しかも設備ユニットが移設可能に設けられている
ので住戸割りされた個住戸に順応した設備ユニットの配
置も可能となる。
備ユニットを介して各個住戸の配管にガス、水道水が供
給される構造となっている為、個住戸の平面計画変更に
際して立通管に制約を受けることなく住戸割りが自由と
なる。しかも設備ユニットが移設可能に設けられている
ので住戸割りされた個住戸に順応した設備ユニットの配
置も可能となる。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る集合住宅の設
備配管の好適な実施例を、図面を参照して詳細に説明す
る。図１は集合住宅１に設けられた立通管２と横配管２
３の配管構成図であり、図２は集合住宅の共用部分１３
でループ状に横設された横配管２３から各個住戸１１に
分岐される配管構成の平面概略図であり、図３は同縦断
面概略図である。図例の如く集合住宅１は複数の個住戸
１１と廊下や階段等の共用部分１３とにより構成される
多層階の構築物である。
備配管の好適な実施例を、図面を参照して詳細に説明す
る。図１は集合住宅１に設けられた立通管２と横配管２
３の配管構成図であり、図２は集合住宅の共用部分１３
でループ状に横設された横配管２３から各個住戸１１に
分岐される配管構成の平面概略図であり、図３は同縦断
面概略図である。図例の如く集合住宅１は複数の個住戸
１１と廊下や階段等の共用部分１３とにより構成される
多層階の構築物である。
【０００７】この集合住宅１には、その下層階Ｄから上
層階Ｕに亘って主たる設備配管である立通管２が立ち上
げられている。又、集合住宅１の共用部分１３内（例え
ばホール天井１５内）には横配管２３が各個住戸１１に
近接した位置でかつ全体として所謂ループ状に配管され
ている。この横配管２３は供給資源すなわち電気、ガ
ス、水等の供給管であって資源の数に応じた本数が横並
設されている。上記立通管２と横配管２３は接続管２１
により連通している。
層階Ｕに亘って主たる設備配管である立通管２が立ち上
げられている。又、集合住宅１の共用部分１３内（例え
ばホール天井１５内）には横配管２３が各個住戸１１に
近接した位置でかつ全体として所謂ループ状に配管され
ている。この横配管２３は供給資源すなわち電気、ガ
ス、水等の供給管であって資源の数に応じた本数が横並
設されている。上記立通管２と横配管２３は接続管２１
により連通している。
【０００８】一方、横配管２３からの配管は、横配管２
３と接続した分岐管２５が設備ユニット３に接続し、こ
の設備ユニット３内の細配管と接続した枝管２７により
個住戸１１内の所要箇所まで配管される。斯る個住戸１
１内では枝管２７は室内床１６内や室内天井１８内に収
蔵されている。
３と接続した分岐管２５が設備ユニット３に接続し、こ
の設備ユニット３内の細配管と接続した枝管２７により
個住戸１１内の所要箇所まで配管される。斯る個住戸１
１内では枝管２７は室内床１６内や室内天井１８内に収
蔵されている。
【０００９】図４は、上記設備ユニット３の一実施例を
示すものである。図例の設備ユニット３は躯体の下階ス
ラブ１ａと上階スラブ１ｂ間に設けられた例を示すもの
で、一対の側板３２ａ、３２ｂを所定の間隔にて仮設し
て箱状に形成される。この側板３２ａ、３２ｂ間には水
道管３１とその量水器３３、ガス管３５とそのメータ３
７等が設けられている。そして各管の上流端には前記横
配管２３と接続した分岐管２５が夫々接続されており、
同下流端は個住戸１１内の枝管２７に接続されている。
示すものである。図例の設備ユニット３は躯体の下階ス
ラブ１ａと上階スラブ１ｂ間に設けられた例を示すもの
で、一対の側板３２ａ、３２ｂを所定の間隔にて仮設し
て箱状に形成される。この側板３２ａ、３２ｂ間には水
道管３１とその量水器３３、ガス管３５とそのメータ３
７等が設けられている。そして各管の上流端には前記横
配管２３と接続した分岐管２５が夫々接続されており、
同下流端は個住戸１１内の枝管２７に接続されている。
【００１０】斯る設備ユニットにおいて、両側板３２
ａ、３２ｂの下端は例えばチャンネル状のブラケット並
びにビスを介して下階スラブ１ａに取付けられ、又同上
端はパラキン材を介して上階スラブ１ｂに押圧されてい
る。従って、分岐管２５並びに枝管２７との接続を解放
するとともに上記ビスを外してブラケットによる下階ス
ラブ１ａとの取付けを外すことで、図５に示す如く設備
ユニットを適宜な場所に移設することが可能となる。こ
れにより図６に示す個住戸１１の住戸割りを、図７に示
す住戸割りに変更する場合は、共用部分１３を除き、境
壁Ｗを自由に変更させて所望する個住戸１１の割り付け
を行ったのち個住戸１１に順応した位置に設備ユニット
３を配置（図７には図示せず）すればよい。
ａ、３２ｂの下端は例えばチャンネル状のブラケット並
びにビスを介して下階スラブ１ａに取付けられ、又同上
端はパラキン材を介して上階スラブ１ｂに押圧されてい
る。従って、分岐管２５並びに枝管２７との接続を解放
するとともに上記ビスを外してブラケットによる下階ス
ラブ１ａとの取付けを外すことで、図５に示す如く設備
ユニットを適宜な場所に移設することが可能となる。こ
れにより図６に示す個住戸１１の住戸割りを、図７に示
す住戸割りに変更する場合は、共用部分１３を除き、境
壁Ｗを自由に変更させて所望する個住戸１１の割り付け
を行ったのち個住戸１１に順応した位置に設備ユニット
３を配置（図７には図示せず）すればよい。
【００１１】
【発明の効果】以上詳細に説明した通り、本発明に係わ
る集合住宅の設備配管は、共用部分に横設された横配管
から分岐管、設備ユニット、枝管を介して各個住戸に配
管すればよく、その上設備ユニット自体も移設が可能な
ので立通管に対応して個住戸の割り付けを行う必要もな
くなり、よって設計時並びに構築後の平面計画における
自由度を大きくすることができる。
る集合住宅の設備配管は、共用部分に横設された横配管
から分岐管、設備ユニット、枝管を介して各個住戸に配
管すればよく、その上設備ユニット自体も移設が可能な
ので立通管に対応して個住戸の割り付けを行う必要もな
くなり、よって設計時並びに構築後の平面計画における
自由度を大きくすることができる。
【図１】共用部分の配管構成図である。
【図２】集合住宅の配管構成を示す平面概略図である。
【図３】同縦断面概略図である。
【図４】設備ユニットの概略図である。
【図５】設備ユニットの移設状態を説明する図である。
【図６】変更前の一部省略平面図である。
【図７】変更後の一部省略平面図である。
【図８】従来の配管構成を示す一部省略平面図である。
【図９】同一部省略縦断面図である。
１…集合住宅、２…立通管、３…設備ユニット、１１…
個住戸、１３…共用部分、２３…横配管
個住戸、１３…共用部分、２３…横配管
Claims (2)
- 【請求項１】 集合住宅の下層階から上層階に亘って立
ち上げられた立通管と、 前記立通管と連通した状態で、集合住宅の共用部分にル
ープ状に横設された横配管と、 前記横配管を集合住宅の各個住戸の配管に接続する為の
設備ユニットとからなることを特徴とする集合住宅の設
備配管。 - 【請求項２】 前記設備ユニットは移設可能に形成され
ていることを特徴とする請求項１記載の集合住宅の設備
配管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31302597A JP3249454B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 集合住宅の設備配管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31302597A JP3249454B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 集合住宅の設備配管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11140926A true JPH11140926A (ja) | 1999-05-25 |
| JP3249454B2 JP3249454B2 (ja) | 2002-01-21 |
Family
ID=18036321
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31302597A Expired - Fee Related JP3249454B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 集合住宅の設備配管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3249454B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006104905A (ja) * | 2004-10-04 | 2006-04-20 | Up Beat:Kk | メーターボックス |
| JP2017082972A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | 大成建設株式会社 | 建物の配管設備 |
-
1997
- 1997-11-14 JP JP31302597A patent/JP3249454B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006104905A (ja) * | 2004-10-04 | 2006-04-20 | Up Beat:Kk | メーターボックス |
| JP2017082972A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | 大成建設株式会社 | 建物の配管設備 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3249454B2 (ja) | 2002-01-21 |
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Legal Events
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