JP2001089937A - ポリエステル繊維及びその製造方法 - Google Patents

ポリエステル繊維及びその製造方法

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JP2001089937A JP27079499A JP27079499A JP2001089937A JP 2001089937 A JP2001089937 A JP 2001089937A JP 27079499 A JP27079499 A JP 27079499A JP 27079499 A JP27079499 A JP 27079499A JP 2001089937 A JP2001089937 A JP 2001089937A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アンチモン化合物ならびにゲルマニウム化合物
以外の重合触媒からなり、安価で熱安定性、製糸性に優
れたポリエステル繊維を提供する。 【解決手段】アンチモン化合物またはゲルマニウム化合
物を用いることなく特定のパラメーターを満たす触媒を
用いて、ポリエステルを重合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエステル繊維
に関するものである。特に、安価で熱安定性、製糸性に
優れる衣料用途、インテリア用途、詰め綿や不織布等の
資材用途に最適なポリエステル繊維を提供するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル繊維は物性面、コスト面で
のバランスに優れた有機繊維であり、長繊維、又は短繊
維として衣料用途に限らず、各種インテリア用途、詰め
綿や不織布等の資材用途などに広くかつ大量に使用され
ている。
【0003】ポリエステル繊維は主に操業性の観点か
ら、繊維中に強度低下をもたらす異物が含まれないこ
と、製糸時に口金汚れの少ないことが求められる。これ
らの問題はその大半がポリエステルの重縮合触媒である
アンチモン化合物に起因することが知られている。特許
公報2666502号には特定のビスマス及びセレンを
含む三酸化アンチモンを触媒とすることにより製糸時の
口金汚れを改善する手法が提案されているが、アンチモ
ン触媒を用いる以上はこの手法によってもアンチモン化
合物に起因する異物は完全に除去されることはないのが
現状であった。
【0004】重縮合触媒として例えばゲルマニウム化合
物のようなアンチモン化合物以外の触媒を利用すること
もできるが、かかる手法によると確かに繊維中の異物は
低減できるものの、この触媒は非常に高価であるという
問題点のみならず、重合中に反応系から外へ留出しやす
いため反応系の触媒濃度が変化し重合の制御が困難にな
るという問題点を有している。一方、アンチモン化合物
およびゲルマニウム化合物以外で優れた触媒活性を有す
る重合触媒としては、テトラアルコキシチタネートに代
表されるチタン化合物やスズ化合物がすでに提案されて
いるが、これらを用いて製造されたポリエステル繊維は
溶融成形時に熱劣化を受けやすく、また著しく着色する
という問題点を有する。また、最近環境面からアンチモ
ンの安全性に対する問題が指摘されており、アルカリ減
量等の染色工程で発生するアンチモンを含む廃液の処理
が問題となりつつある。すなわち環境面への配慮からも
アンチモン化合物を含まないポリエステル繊維が望まれ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は安価で熱安定
性、製糸性に優れる衣料用途、インテリア用途、詰め綿
や不織布等の資材用途に好適なポリエステル繊維を提供
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の筆者らは、上記
課題の解決を目指して鋭意検討を重ねた結果、次に示す
ような特性を有する触媒、すなわち、アンチモン化合物
またはゲルマニウム化合物を用いることなく下記(1)式
で表される活性パラメータを満たす触媒であり、かつそ
の触媒を用いて重合したポリエチレンテレフタレートが
下記(2)式で表される熱安定性指標を満たすような触媒
であれば、その触媒を用いて重合したポリエステルは紡
糸時に熱劣化することもなく、製糸性も良好であること
を見いだした。
【0007】さらには、アルカリ金属、アルカリ土類金
属、5A族金属、6A族金属、7A族金属、8族金属、1B族金
属、2B族金属、3B族金属、鉛、ビスマス、テルル、珪
素、硼素、ジルコニウム、ハフニウム、スカンジウム、
イットリウム、ランタノイド金属またはそれらの化合物
のようにもともとポリエステル重合の触媒活性が低いも
のにある特定の化合物を共存させることで、驚くべき事
に重合触媒として十分な活性を持つようになり、さら
に、本触媒はアンチモン化合物またはゲルマニウム化合
物を全く用いずとも式(1)および(2)の特性を満足す
る触媒となり、得られたポリエステルからなる繊維は、
熱安定性及び製糸性が良好なポリエステル繊維を与える
ことを見出し本発明に到達した。 (1) 活性パラメータ(AP):AP(min)<T(min)*2 (上記式中、APは所定の触媒を用いて275℃、0.1Torrの
減圧度で固有粘度が0.5dlg-1のポリエチレンテレフタレ
ートを重合するのに要する時間(min)を示す。Tは三酸化
アンチモンを触媒として用いた場合のAPを示す。ただ
し、三酸化アンチモンは生成ポリエチレンテレフタレー
ト中の酸成分に対してアンチモン原子として0.05mol%添
加する。 ) (2) 熱安定性指標(TD):TD<25(%) (上記式中、TDは固有粘度0.6dlg-1のPET1gをガラス試
験管に入れ130℃で12時間真空乾燥した後、窒素雰囲気
下で300℃、2時間溶融したときの固有粘度の減少率(%)
を示す)
【0008】すなわち、本発明は上記課題の解決法とし
て、アルカリ金属、アルカリ土類金属、5A族金属、6A族
金属、7A族金属、8族金属、1B族金属、2B族金属、3B族
金属、鉛、ビスマス、テルル、珪素、硼素、ジルコニウ
ム、ハフニウム、スカンジウム、イットリウム、ランタ
ノイド金属またはそれらの化合物のように重合触媒とし
て活性をほとんど有していないか、もしくは有していて
も十分な活性ではない金属化合物と特定の化合物を組み
合わせた触媒を用いて重合されたポリエステルからなる
ポリエステル繊維及びその製造方法を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明はアンチモン化合物ならび
にゲルマニウム化合物以外の重縮合触媒からなるポリエ
ステルを製糸して得られる安価で熱安定性、製糸性が良
好なポリエステル繊維及びその製造方法を提供するもの
である。
【0010】本発明のポリエステル繊維を製造する際に
用いられる重合触媒を構成するアルカリ金属、アルカリ
土類金属、5A族金属、6A族金属、7A族金属、8族金属、1
B族金属、2B族金属、3B族金属、鉛、ビスマス、テル
ル、珪素、硼素、ジルコニウム、ハフニウム、スカンジ
ウム、イットリウム、ランタノイド金属、またはそれら
の化合物としては、アルカリ金属、アルカリ土類金属、
5A族金属、6A族金属、7A族金属、8族金属、1B族金属、2
B族金属、3B族金属、鉛、ビスマス、テルル、珪素、硼
素、ジルコニウム、ハフニウム、スカンジウム、イット
リウム、ランタノイド金属の他に、これらの化合物から
選ばれる一種もしくは二種以上の化合物であれば特に限
定はされないが、例えば、これらのギ酸、酢酸、プロピ
オン酸、酪酸、蓚酸などの飽和脂肪族カルボン酸塩、ア
クリル酸、メタクリル酸などの不飽和脂肪族カルボン酸
塩、安息香酸などの芳香族カルボン酸塩、トリクロロ酢
酸などのハロゲン含有カルボン酸塩、乳酸、クエン酸、
サリチル酸などのヒドロキシカルボン酸塩、炭酸、硫
酸、硝酸、リン酸、ホスホン酸、炭酸水素、リン酸水
素、硫酸水素、亜硫酸、チオ硫酸、塩酸、臭化水素酸、
塩素酸、臭素酸などの無機酸塩、1-プロパンスルホン
酸、1-ペンタンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸など
の有機スルホン酸塩、ラウリル硫酸などの有機硫酸塩、
メトキシ、エトキシ、n-プロポキシ、iso-プロポキシ、
n-ブトキシ、t−ブトキシなどのアルコキサイド、アセ
チルアセトネートなどのキレート化合物、酸化物、水酸
化物などが挙げられ、これらのうち飽和脂肪族カルボン
酸塩が好ましく、さらに酢酸塩がとくに好ましい。ま
た、アルカリ金属、アルカリ土類金属、5A族金属、6A族
金属、7A族金属、8族金属、1B族金属、2B族金属、3B族
金属、鉛、ビスマス、テルル、珪素、硼素、ジルコニウ
ム、ハフニウム、スカンジウム、イットリウム、ランタ
ノイド金属、またはそれらの化合物の中でも、Li,Na,K,
Rb,Cs,Be,Mg,Ca,Sr,Ba,Cr,Mn,Fe,Ru,Co,Ni,Pd,Cu,Ag,Z
n,In,Tl,Pb,Bi,Zr,Hf,Sc,Y,La,Ce,Sm,Eu,Gd、またはそ
れらの化合物が好ましい。
【0011】これらアルカリ金属、アルカリ土類金属、
5A族金属、6A族金属、7A族金属、8族金属、1B族金属、2
B族金属、3B族金属、鉛、ビスマス、テルル、珪素、硼
素、ジルコニウム、ハフニウム、スカンジウム、イット
リウム、ランタノイド金属またはそれらの化合物の使用
量としては、得られるポリエステルのジカルボン酸や多
価カルボン酸などのカルボン酸成分の全構成ユニットの
モル数に対して1×10- 6〜0.1モルの範囲であることが好
ましく、更に好ましくは5×10-6〜0.05モルの範囲であ
ることである。
【0012】本発明のポリエステル繊維に用いられるポ
リエステルを重合する際に用いられる重合触媒を構成す
る特定の化合物とは、下記一般式(1)および/または(2)
の構造を有する化合物からなる群より選ばれる化合物で
ある。
【0013】
【化84】
【0014】
【化85】
【0015】(式(1)〜(2)中、Arはアリール基を表
す。)
【0016】本発明のポリエステル繊維に用いられるポ
リエステルを重合する際に用いられる重合触媒を構成す
る特定の化合物は一般式(1)、(2)の双方を備えた、
例えばアミノフェノール類等のような芳香族にNとOの双
方が結合された化合物やその誘導体であってもよい。
【0017】本発明のポリエステル繊維に用いられるポ
リエステルを重合する際に用いられる重合触媒において
特定の化合物として使用される一般式(1)および/また
は(2)の構造を有する化合物としては、詳しくは、下記
一般式(3)および/または(4)の構造を有する化合物から
なる群より選ばれる一種以上の化合物が好ましい。
【0018】
【化86】
【0019】
【化87】
【0020】(式(3)〜(4)中、X1,X2,X3はそれぞれ独立
に水素、炭化水素基、アシル基、スルホニルを含む基、
例えばスルホン酸基やスルホネート基など、ホスホリル
を含む基、例えばホスホン酸基やホスホネート基など、
またはエーテル結合を有する炭化水素基などを表し、Ar
は下記一般式(5)から(12)などに例示されるアリール基
を表す。)
【0021】
【化88】
【0022】
【化89】
【0023】
【化90】
【0024】
【化91】
【0025】
【化92】
【0026】
【化93】
【0027】
【化94】
【0028】
【化95】
【0029】Arが一般式(5)で表されるAr-O-X1またはAr
-N(-X2)-X3の構造を有する化合物としては、例えば、下
記一般式(13)および(14)で表されるような直線状フェノ
ール化合物、直線状アニリン化合物およびそれらの誘導
体、下記一般式(15)および(16)で表されるような枝分か
れ線状フェノール化合物、枝分かれ線状アニリン化合物
およびそれらの誘導体、または下記一般式(17)および(1
8)で表されるような環状フェノール化合物、環状アニリ
ン化合物およびそれらの誘導体などが挙げられ、これら
のうち直線状フェノール化合物、直線状アニリン化合
物、または環状フェノール化合物およびそれらの誘導体
が好ましい。さらに、直線状フェノール化合物または環
状フェノール化合物およびそれらの誘導体のなかでも、
下記式(45)で表される2,2'-ビスフェノール、下記式(4
6)で表される2-アミノビフェニル、下記式(47)で表され
る2,2'-ジヒドロキシジフェニルエーテル、下記式(48)
で表される2,2'-チオビス(4-tert-オクチルフェノー
ル)、下記式(49)で表される2,2'-メチレンビス(6-ter
t-ブチル-p-クレゾール)、下記式(50)で表されるメチ
レン架橋直線状フェノール化合物(2から100量体までの
混合物)、下記式(51)で表されるメチレン架橋直線状p-
tert-ブチルフェノール化合物(2から100量体までの混
合物)、下記式(52)で表されるカリックス[4]アレー
ン、下記式(53)で表されるカリックス[6]アレーン、下
記式(54)で表されるカリックス[8]アレーン、下記式(5
5)で表されるp-tert-ブチルカリックス[4]アレーン、下
記式(56)で表されるp-tert-ブチルカリックス[6]アレー
ン、または下記式(57)で表されるp-tert-ブチルカリッ
クス[8]アレーンおよびそれらの誘導体がとくに好まし
い。
【0030】
【化96】
【0031】
【化97】
【0032】
【化98】
【0033】
【化99】
【0034】
【化100】
【0035】
【化101】
【0036】(式(13)〜(18)中、各R1は同じかまたは異
なり、C1からC20の炭化水素基、ハロゲン基、カルボキ
シル基またはそのエステル、ホルミル基、アシル基、
(アシル)-O-で表される基、アミノ基、モノまたはジア
ルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水酸基、
アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを含む
基、例えばスルホン酸基やスルホネート基など、ホスホ
リルを含む基、例えばホスホン酸基やホスホネート基な
ど、ニトロ基、シアノ基、チオシアノ基などを表し、各
R2は同じかまたは異なり、水素、C1からC20の炭化水素
基、ハロゲン基、カルボキシル基またはそのエステル、
ホルミル基、アシル基、(アシル)-O-で表される基、ア
ミノ基、モノまたはジアルキルアミノ基、アミド基また
はその置換体、水酸基、アルコキシル基、アルキルチオ
基、スルホニルを含む基、例えばスルホン酸基やスルホ
ネート基など、ホスホリルを含む基、例えばホスホン酸
基やホスホネート基など、ニトロ基、シアノ基、チオシ
アノ基などを表し、各Xは同じかまたは異なり、水素、C
1からC20の炭化水素基、アシル基、スルホニルを含む
基、例えばスルホン酸基やスルホネート基など、ホスホ
リルを含む基、例えばホスホン酸基やホスホネート基な
ど、またはエーテル結合を有する炭化水素基などを表
し、各Yは同じかまたは異なり、直接結合、C1からC10の
アルキレン基、-(アルキレン)-O-、-(アルキレン)-S-、
-O-、-S-、-SO2-、-CO-、-COO-などを表し、各nは同じ
かまたは異なり、1から100の整数を表し、aは1から3の
整数を表し、bは0または1から3の整数を表し、各cは同
じかまたは異なり、1から3の整数を表し、 各dは同じか
または異なり、0または1から3の整数を表す。ただし、1
≦a+b≦5、1≦c+d≦4である。ここでいう炭化水素基は
アルキル基やアリール基などを表し、分子鎖中に水酸基
やハロゲン基などの置換基を含んでいてもよい。)
【0037】
【化102】
【0038】
【化103】
【0039】
【化104】
【0040】
【化105】
【0041】
【化106】
【0042】
【化107】
【0043】(式(50)中、nは1から99の任意の整数を表
す。)
【0044】
【化108】
【0045】(式(51)中、nは1から99の任意の整数を表
す。)
【0046】
【化109】
【0047】
【化110】
【0048】
【化111】
【0049】
【化112】
【0050】
【化113】
【0051】
【化114】
【0052】Arが一般式(5)で表されるAr-O-X1またはAr
-N(-X2)-X3の構造を有する化合物のその他の例として
は、下記一般式(19)および(20)で表されるようなクマリ
ン誘導体、下記一般式(21)および(22)で表されるような
クロモン誘導体、下記一般式(23)および(24)で表される
ようなジヒドロクマリン誘導体、下記一般式(25)および
(26)で表されるようなクロマノン誘導体、下記一般式(2
7)および(28)で表されるようなイソクロマノン誘導体、
下記一般式(29)および(30)で表されるようなクロマン誘
導体、下記一般式(31)および(32)で表されるようなイソ
クロマン誘導体などの複素環式化合物などが挙げられ、
これらのうちクマリン誘導体、クロモン誘導体、または
クロマン誘導体が好ましい。クマリン誘導体、クロモン
誘導体、またはクロマン誘導体のなかでも、下記式(58)
で表されるエスクレチン、下記式(59)で表される7-アミ
ノ−4−メチルクマリン、下記式(60)で表されるクリシ
ン、下記式(61)で表されるモリン、下記式(62)で表され
る2-アミノクロモン、下記式(63)で表されるエピカテキ
ン、または下記式(64)で表されるエピガロカテキンガレ
ートおよびそれらの誘導体がとくに好ましい。
【0053】
【化115】
【0054】
【化116】
【0055】
【化117】
【0056】
【化118】
【0057】(式(19)〜(22)中、各Rは同じかまたは異
なり、C1からC20の炭化水素基、ハロゲン基、カルボキ
シル基またはそのエステル、ホルミル基、アシル基、
(アシル)-O-で表される基、アミノ基、モノまたはジア
ルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水酸基、
アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを含む
基、例えばスルホン酸基やスルホネート基など、ホスホ
リルを含む基、例えばホスホン酸基やホスホネート基な
ど、ニトロ基、シアノ基、チオシアノ基などを表し、各
Xは同じかまたは異なり、水素、C1からC20の炭化水素
基、アシル基、スルホニルを含む基、例えばスルホン酸
基やスルホネート基など、ホスホリルを含む基、例えば
ホスホン酸基やホスホネート基など、またはエーテル結
合を有する炭化水素基などを表し、jおよびbは0または1
から3の整数を表し、mおよびdは0または1から2の整数を
表す。ただし、0≦j+b≦4、0≦m+d≦2、1≦j+m≦5であ
る。ここでいう炭化水素基はアルキル基やアリール基な
どを表し、分子鎖中に水酸基やハロゲン基などの置換基
を含んでいてもよい。)
【0058】
【化119】
【0059】
【化120】
【0060】
【化121】
【0061】
【化122】
【0062】
【化123】
【0063】
【化124】
【0064】(式(23)〜(28)中、各Rは同じかまたは異
なり、C1からC20の炭化水素基、ハロゲン基、カルボキ
シル基またはそのエステル、ホルミル基、アシル基、
(アシル)-O-で表される基、アミノ基、モノまたはジア
ルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水酸基、
アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを含む
基、例えばスルホン酸基やスルホネート基など、ホスホ
リルを含む基、例えばホスホン酸基やホスホネート基な
ど、ニトロ基、シアノ基、チオシアノ基などを表し、各
Xは同じかまたは異なり、水素、C1からC20の炭化水素
基、アシル基、スルホニルを含む基、例えばスルホン酸
基やスルホネート基など、ホスホリルを含む基、例えば
ホスホン酸基やホスホネート基など、またはエーテル結
合を有する炭化水素基などを表し、aは1から3の整数を
表し、bは0または1から3の整数を表し、cおよびdは0ま
たは1から2の整数を表す。ただし、1≦a+b≦4、0≦c+d
≦2である。ここでいう炭化水素基はアルキル基やアリ
ール基などを表し、分子鎖中に水酸基やハロゲン基など
の置換基を含んでいてもよい。)
【0065】
【化125】
【0066】
【化126】
【0067】
【化127】
【0068】
【化128】
【0069】(式(29)〜(32)中、各Rは同じかまたは異
なり、C1からC20の炭化水素基、ハロゲン基、カルボキ
シル基またはそのエステル、ホルミル基、アシル基、
(アシル)-O-で表される基、アミノ基、モノまたはジア
ルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水酸基、
アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを含む
基、例えばスルホン酸基やスルホネート基など、ホスホ
リルを含む基、例えばホスホン酸基やホスホネート基な
ど、ニトロ基、シアノ基、チオシアノ基などを表し、各
Xは同じかまたは異なり、水素、C1からC20の炭化水素
基、アシル基、スルホニルを含む基、例えばスルホン酸
基やスルホネート基など、ホスホリルを含む基、例えば
ホスホン酸基やホスホネート基など、またはエーテル結
合を有する炭化水素基などを表し、aは1から3の整数を
表し、bは0または1から3の整数を表し、cおよびdは0ま
たは1から3の整数を表す。ただし、1≦a+b≦4、0≦c+d
≦3である。ここでいう炭化水素基はアルキル基やアリ
ール基などを表し、分子鎖中に水酸基やハロゲン基など
の置換基を含んでいてもよい。)
【0070】
【化129】
【0071】
【化130】
【0072】
【化131】
【0073】
【化132】
【0074】
【化133】
【0075】
【化134】
【0076】
【化135】
【0077】Arが一般式(6)で表されるAr-O-X1またはAr
-N(-X2)-X3の構造を有する化合物としては、例えば、下
記一般式(33)および(34)で表されるようなナフタレン誘
導体、または下記一般式(35)および(36)で表されるよう
なビスナフチル誘導体などが挙げられ、これらのなかで
も、下記式(65)で表される4,5-ジヒドロキシナフタレン
-2,7-ジスルホン酸二ナトリウム、下記式(66)で表され
る1,8-ジアミノナフタレン、下記式(67)で表されるナフ
トールAS、下記式(68)で表される1,1'-ビ-2-ナフトー
ル、または下記式(69)で表される1,1'-ビナフチル-2,2'
-ジアミンおよびそれらの誘導体が好ましく、さらにこ
れらの中でも、4,5-ジヒドロキシナフタレン-2,7-ジス
ルホン酸二ナトリウムまたは1,8-ジアミノナフタレンお
よびそれらの誘導体がとくに好ましい。
【0078】
【化136】
【0079】
【化137】
【0080】(式(33)〜(34)中、各Rは同じかまたは異
なり、C1からC20の炭化水素基、ハロゲン基、カルボキ
シル基またはそのエステル、ホルミル基、アシル基、
(アシル)-O-で表される基、アミノ基、モノまたはジア
ルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水酸基、
アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを含む
基、例えばスルホン酸基やスルホネート基など、ホスホ
リルを含む基、例えばホスホン酸基やホスホネート基な
ど、ニトロ基、シアノ基、チオシアノ基などを表し、各
Xは同じかまたは異なり、水素、C1からC20の炭化水素
基、アシル基、スルホニルを含む基、例えばスルホン酸
基やスルホネート基など、ホスホリルを含む基、例えば
ホスホン酸基やホスホネート基など、またはエーテル結
合を有する炭化水素基などを表し、j、b、c、およびdは
0または1から3の整数を表す。ただし、0≦j+b≦4、0≦c
+d≦4、1≦j+c≦6である。ここでいう炭化水素基はアル
キル基やアリール基などを表し、分子鎖中に水酸基やハ
ロゲン基などの置換基を含んでいてもよい。)
【0081】
【化138】
【0082】
【化139】
【0083】(式(35)〜(36)中、各Rは同じかまたは異
なり、C1からC20の炭化水素基、ハロゲン基、カルボキ
シル基またはそのエステル、ホルミル基、アシル基、
(アシル)-O-で表される基、アミノ基、モノまたはジア
ルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水酸基、
アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを含む
基、例えばスルホン酸基やスルホネート基など、ホスホ
リルを含む基、例えばホスホン酸基やホスホネート基な
ど、ニトロ基、シアノ基、チオシアノ基などを表し、各
Xは同じかまたは異なり、水素、C1からC20の炭化水素
基、アシル基、スルホニルを含む基、例えばスルホン酸
基やスルホネート基など、ホスホリルを含む基、例えば
ホスホン酸基やホスホネート基など、またはエーテル結
合を有する炭化水素基などを表し、Yは直接結合、C1か
らC10のアルキレン基、-(アルキレン)-O-、-(アルキレ
ン)-S-、-O-、-S-、-SO2-、-CO-、-COO-などを表し、
j、b、c、d、e、f、g、およびhは0または1から3の整数
を表す。ただし、0≦j+b≦4、0≦c+d≦3、0≦e+f≦4、0
≦g+h≦3、1≦j+c+e+g≦12である。ここでいう炭化水素
基はアルキル基やアリール基などを表し、分子鎖中に水
酸基やハロゲン基などの置換基を含んでいてもよい。)
【0084】
【化140】
【0085】
【化141】
【0086】
【化142】
【0087】
【化143】
【0088】
【化144】
【0089】Arが一般式(7)または(8)で表されるAr-O-X
1またはAr-N(-X2)-X3の構造を有する化合物としては、
例えば、下記一般式(37)および(38)で表されるようなア
ントラセン誘導体などが挙げられ、これらのなかでも、
下記式(70)で表されるアンスラロビン、下記式(71)で表
される9,10-ジメトキシアントラセン、または下記式(7
2)で表される2-アミノアントラセンおよびそれらの誘導
体が好ましく、さらにこれらの中でも、アンスラロビン
およびその誘導体がとくに好ましい。
【0090】
【化145】
【0091】
【化146】
【0092】(式(37)〜(38)中、各Rは同じかまたは異
なり、C1からC20の炭化水素基、ハロゲン基、カルボキ
シル基またはそのエステル、ホルミル基、アシル基、
(アシル)-O-で表される基、アミノ基、モノまたはジア
ルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水酸基、
アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを含む
基、例えばスルホン酸基やスルホネート基など、ホスホ
リルを含む基、例えばホスホン酸基やホスホネート基な
ど、ニトロ基、シアノ基、チオシアノ基などを表し、各
Xは同じかまたは異なり、水素、C1からC20の炭化水素
基、アシル基、スルホニルを含む基、例えばスルホン酸
基やスルホネート基など、ホスホリルを含む基、例えば
ホスホン酸基やホスホネート基など、またはエーテル結
合を有する炭化水素基などを表し、j、b、e、およびfは
0または1から3の整数を表し、pおよびqは0または1から2
の整数を表す。ただし、0≦j+b≦4、0≦p+q≦2、0≦e+f
≦4、1≦j+p+e≦8である。ここでいう炭化水素基はアル
キル基やアリール基などを表し、分子鎖中に水酸基やハ
ロゲン基などの置換基を含んでいてもよい。)
【0093】
【化147】
【0094】
【化148】
【0095】
【化149】
【0096】Arが一般式(9)で表されるAr-O-X1またはAr
-N(-X2)-X3の構造を有する化合物としては、例えば、下
記一般式(39)および(40)で表されるようなベンゾキノン
誘導体などが挙げられ、これらのなかでも、下記式(73)
で表される2,5-ジヒドロキシベンゾキノンおよびその誘
導体が好ましい。
【0097】
【化150】
【0098】
【化151】
【0099】(式(39)〜(40)中、各Rは同じかまたは異
なり、C1からC20の炭化水素基、ハロゲン基、カルボキ
シル基またはそのエステル、ホルミル基、アシル基、
(アシル)-O-で表される基、アミノ基、モノまたはジア
ルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水酸基、
アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを含む
基、例えばスルホン酸基やスルホネート基など、ホスホ
リルを含む基、例えばホスホン酸基やホスホネート基な
ど、ニトロ基、シアノ基、チオシアノ基などを表し、各
Xは同じかまたは異なり、水素、C1からC20の炭化水素
基、アシル基、スルホニルを含む基、例えばスルホン酸
基やスルホネート基など、ホスホリルを含む基、例えば
ホスホン酸基やホスホネート基など、またはエーテル結
合を有する炭化水素基などを表し、k、l、p、およびqは
0または1から2の整数を表す。ただし、0≦k+l≦2、0≦p
+q≦2、1≦k+p≦4である。ここでいう炭化水素基はアル
キル基やアリール基などを表し、分子鎖中に水酸基やハ
ロゲン基などの置換基を含んでいてもよい。)
【0100】
【化152】
【0101】Arが一般式(10)または(11)で表されるAr-O
-X1またはAr-N(-X2)-X3の構造を有する化合物として
は、例えば、下記一般式(41)および(42)で表されるよう
なナフトキノン誘導体などが挙げられ、これらのなかで
も、下記式(74)で表される5,8-ジヒドロキシ-1,4-ナフ
トキノンまたは下記式(75)で表される2-アミノナフトキ
ノンおよびそれらの誘導体が好ましい。
【0102】
【化153】
【0103】
【化154】
【0104】(式(41)〜(42)中、各Rは同じかまたは異
なり、C1からC20の炭化水素基、ハロゲン基、カルボキ
シル基またはそのエステル、ホルミル基、アシル基、
(アシル)-O-で表される基、アミノ基、モノまたはジア
ルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水酸基、
アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを含む
基、例えばスルホン酸基やスルホネート基など、ホスホ
リルを含む基、例えばホスホン酸基やホスホネート基な
ど、ニトロ基、シアノ基、チオシアノ基などを表し、各
Xは同じかまたは異なり、水素、C1からC20の炭化水素
基、アシル基、スルホニルを含む基、例えばスルホン酸
基やスルホネート基など、ホスホリルを含む基、例えば
ホスホン酸基やホスホネート基など、またはエーテル結
合を有する炭化水素基などを表し、kおよびlは0または1
から2の整数を表し、cおよびdは0または1から3の整数を
表す。ただし、0≦k+l≦2、0≦c+d≦4、1≦k+c≦5であ
る。ここでいう炭化水素基はアルキル基やアリール基な
どを表し、分子鎖中に水酸基やハロゲン基などの置換基
を含んでいてもよい。)
【0105】
【化155】
【0106】
【化156】
【0107】Arが一般式(12)で表されるAr-O-X1またはA
r-N(-X2)-X3の構造を有する化合物としては、例えば、
下記一般式(43)および(44)で表されるようなアントラキ
ノン誘導体などが挙げられ、これらのなかでも、下記式
(76)で表されるキナリザリン、下記式(77)で表されるア
リザリン、下記式(78)で表されるキニザリン、下記式(7
9)で表されるアントラルフィン、下記式(80)で表される
エモジン、下記式(81)で表される1,4-ジアミノアントラ
キノン、下記式(82)で表される1,8-ジアミノ-4,5-ジヒ
ドロキシアントラキノン、または下記式(83)で表される
アシッドブルー25およびそれらの誘導体が好ましく、さ
らにこれらの中でも、キナリザリンまたは1,4-ジアミノ
アントラキノンおよびそれらの誘導体がとくに好まし
い。
【0108】
【化157】
【0109】
【化158】
【0110】(式(43)〜(44)中、各Rは同じかまたは異
なり、C1からC20の炭化水素基、ハロゲン基、カルボキ
シル基またはそのエステル、ホルミル基、アシル基、
(アシル)-O-で表される基、アミノ基、モノまたはジア
ルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水酸基、
アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを含む
基、例えばスルホン酸基やスルホネート基など、ホスホ
リルを含む基、例えばホスホン酸基やホスホネート基な
ど、ニトロ基、シアノ基、チオシアノ基などを表し、各
Xは同じかまたは異なり、水素、C1からC20の炭化水素
基、アシル基、スルホニルを含む基、例えばスルホン酸
基やスルホネート基など、ホスホリルを含む基、例えば
ホスホン酸基やホスホネート基など、またはエーテル結
合を有する炭化水素基などを表し、j、b、c、およびdは
0または1から3の整数を表す。ただし、0≦j+b≦4、0≦c
+d≦4、1≦j+c≦6である。ここでいう炭化水素基はアル
キル基やアリール基などを表し、分子鎖中に水酸基やハ
ロゲン基などの置換基を含んでいてもよい。)
【0111】
【化159】
【0112】
【化160】
【0113】
【化161】
【0114】
【化162】
【0115】
【化163】
【0116】
【化164】
【0117】
【化165】
【0118】
【化166】
【0119】このような特定の化合物の使用量として
は、共存するアルカリ金属、アルカリ土類金属、5A族金
属、6A族金属、7A族金属、8族金属、1B族金属、2B族金
属、3B族金属、鉛、ビスマス、テルル、珪素、硼素、ジ
ルコニウム、ハフニウム、スカンジウム、イットリウ
ム、ランタノイド金属またはそれらの化合物のモル数に
対して0.01〜100モルの範囲であることが好ましく、更
に好ましくは0.05〜50モルの範囲であることである。
【0120】また本発明は、ポリエステル重合の触媒活
性を実質的に有さない化合物2種以上からなる触媒活性
を実質的に有する触媒を用いて製造されたポリエステル
からなるポリエステル繊維及びその製造方法を提供する
ものである。本発明のポリエステル重合の触媒活性を実
質的に有さない化合物の少なくとも一種は金属またはそ
の化合物であることが好ましい。また本発明のポリエス
テル重合の触媒活性を実質的に有さない化合物の別の少
なくとも一種は有機化合物であることが好ましい。
【0121】本発明のポリエステル繊維の重合に用いら
れるポリエステル重合の触媒活性を実質的に有さない金
属またはその化合物とはNa,K,Rb,Cs,Be,Ca,Sr,Si,V,Cr,
Ru,Rh,Pd,Te,Cuなどの金属またはそれらの化合物であ
り、好ましくは、Na,K,Rb,Cs,Be,Si,Cuまたはそれらの
化合物である。これらの金属の化合物としては特に限定
はされないが、例えば、これらのギ酸、酢酸、プロピオ
ン酸、酪酸、蓚酸などの飽和脂肪族カルボン酸塩、アク
リル酸、メタクリル酸などの不飽和脂肪族カルボン酸
塩、安息香酸などの芳香族カルボン酸塩、トリクロロ酢
酸などのハロゲン含有カルボン酸塩、乳酸、クエン酸、
サリチル酸などのヒドロキシカルボン酸塩、炭酸、硫
酸、硝酸、リン酸、ホスホン酸、炭酸水素、リン酸水
素、硫酸水素、亜硫酸、チオ硫酸、塩酸、臭化水素酸、
塩素酸、臭素酸などの無機酸塩、1-プロパンスルホン
酸、1-ペンタンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸など
の有機スルホン酸塩、ラウリル硫酸などの有機硫酸塩、
メトキシ、エトキシ、n-プロポキシ、iso-プロポキシ、
n-ブトキシ、t−ブトキシなどのアルコキサイド、アセ
チルアセトネートなどのキレート化合物、酸化物、水酸
化物などが挙げられ、これらのうち飽和脂肪族カルボン
酸塩が好ましく、さらに酢酸塩がとくに好ましい。
【0122】本発明で述べるポリエステル重合の触媒活
性を実質的に有さない有機化合物としては、既に述べた
一般式(1)および/または(2)の構造を有する化合
物からなる群より選ばれる化合物が好ましい。
【0123】本発明のポリエステル繊維に用いられるポ
リエステルの重合に用いられる触媒は、重縮合反応のみ
ならずエステル化反応およびエステル交換反応にも触媒
活性を有する。また、溶融重合のみならず固相重合や溶
液重合においても触媒活性を有する。本発明におけるポ
リエステルの重合は、従来公知の方法で行うことができ
る。例えば、ポリエチレンテレフタレートの場合はテレ
フタル酸とエチレングリコールとのエステル化後、重縮
合する方法、もしくは、テレフタル酸ジメチルなどのテ
レフタル酸のアルキルエステルとエチレングリコールと
のエステル交換反応を行った後、重縮合する方法のいず
れの方法でも行うことができる。また、重合の装置は、
回分式であっても、連続式であってもよい。
【0124】本発明のポリエステル繊維に用いられるポ
リエステルの重合に用いられる触媒の添加時期は、重縮
合反応の開始前が望ましいが、エステル化反応もしくは
エステル交換反応の開始前および反応途中の任意の段階
で反応系に添加することもできる。本発明におけるポリ
エステルの重合に用いられる触媒の添加方法は、粉末状
であってもよいし、エチレングリコールなどの溶媒のス
ラリー状もしくは溶液状での添加であってもよく、特に
限定されない。またアルカリ金属、アルカリ土類金属、
5A族金属、6A族金属、7A族金属、8族金属、1B族金属、2
B族金属、3B族金属、鉛、ビスマス、テルル、珪素、硼
素、ジルコニウム、ハフニウム、スカンジウム、イット
リウム、ランタノイド金属またはそれらの化合物と特定
の化合物とを予め混合したものを添加してもよいし、こ
れらを別々に添加してもよい。
【0125】なお、アンチモン化合物やゲルマニウム化
合物を併用して本発明のポリエステル繊維に用いられる
ポリエステルを重合してもよい。ただし、アンチモン化
合物としては重合して得られるポリエステルに対してア
ンチモン原子として50ppm以下の量で添加することが好
ましい。より好ましくは30ppm以下の量で添加すること
である。アンチモンの添加量を50ppm以上にすると、ポ
リエステル中に異物が発生するため好ましくない。ゲル
マニウム化合物としては重合して得られるポリエステル
中にゲルマニウム原子として20ppm以下の量で添加する
ことが好ましい。より好ましくは10ppm以下の量で添加
することである。ゲルマニウムの添加量を20ppm以上に
するとコスト的に不利となるため好ましくない。本発明
で用いられるアンチモン化合物としては、三酸化アンチ
モン、五酸化アンチモン、酢酸アンチモン、アンチモン
グリコキサイドなどが挙げられ、これらのうち三酸化ア
ンチモンが好ましい。また、ゲルマニウム化合物として
は、二酸化ゲルマニウム、四塩化ゲルマニウムなどが挙
げられ、これらのうち二酸化ゲルマニウムが好ましい。
【0126】また、本発明で用いられるポリエステル繊
維に用いられるポリエステルの重合に用いられる触媒は
チタン化合物、スズ化合物、コバルト化合物などの他の
重合触媒をポリエステルの熱安定性および色調を損なわ
ない範囲で共存させることが可能である。
【0127】本発明で用いられるポリエステル繊維に用
いられるポリエステルは、テレフタル酸またはナフタレ
ンジカルボン酸を主たる酸成分とし、少なくとも一種の
グリコール、好ましくはエチレングリコール、トリメチ
レングリコール、テトラメチレングリコールから選ばれ
た少なくとも一種のアルキレングリコールを主たるグリ
コール成分とするポリエステルを対象とする。また、テ
レフタル酸成分、またはナフタレンジカルボン酸成分の
一部を他の二官能性カルボン酸成分で置き換えたポリエ
ステルであってもよく、および/またはグリコール成分
の一部を主成分以外の上記グリコールもしくは他のジオ
ール成分で置き換えたポリエステルであってもよい。
【0128】ジカルボン酸としては、蓚酸、マロン酸、
コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベ
リン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカンジカルボン
酸、ドデカンジカルボン酸、 テトラデカンジカルボン
酸、ヘキサデカンジカルボン酸、1,3ーシクロブタン
ジカルボン酸、1,3ーシクロペンタンジカルボン酸、
1,2ーシクロヘキサンジカルボン酸、1,3ーシクロヘ
キサンジカルボン酸、1,4ーシクロヘキサンジカルボン
酸、2,5ーノルボルナンジカルボン酸、ダイマー酸な
どに例示される飽和脂肪族ジカルボン酸またはこれらの
エステル形成性誘導体、フマル酸、マレイン酸、イタコ
ン酸などに例示される不飽和脂肪族ジカルボン酸または
これらのエステル形成性誘導体、オルソフタル酸、イソ
フタル酸、テレフタル酸、5ー(アルカリ金属)スルホ
イソフタル酸、ジフェニン酸、1,3ーナフタレンジカ
ルボン酸、1,4ーナフタレンジカルボン酸、1,5ーナ
フタレンジカルボン酸、2,6ーナフタレンジカルボン
酸、2,7ーナフタレンジカルボン酸、4、4’ービフ
ェニルジカルボン酸、4、4’ービフェニルスルホンジ
カルボン酸、4、4’ービフェニルエーテルジカルボン
酸、1,2ービス(フェノキシ)エタンーp,p’ージカ
ルボン酸、パモイン酸、アントラセンジカルボン酸など
に例示される芳香族ジカルボン酸またはこれらのエステ
ル形成性誘導体が挙げられ、これらのジカルボン酸のう
ちテレフタル酸およびナフタレンジカルボン酸とくに
2,6ーナフタレンジカルボン酸が好ましい。
【0129】これらジカルボン酸以外の多価カルボン酸
として、エタントリカルボン酸、プロパントリカルボン
酸、ブタンテトラカルボン酸、ピロメリット酸、トリメ
リット酸、トリメシン酸、3、4、3’、4’ービフェ
ニルテトラカルボン酸、およびこれらのエステル形成性
誘導体などが挙げられる。
【0130】グリコールとしてはエチレングリコール、
1、2ープロピレングリコール、1、3ープロピレング
リコール、ジエチレングリ コール、トリエチレングリ
コール、1、2ーブチレングリコール、1、3ーブチレ
ングリコール、2、3ーブチレングリコール、1,4ー
ブチレングリコール、1、5ーペンタンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、1,6ーヘキサンジオー ル、1,
2ーシクロヘキサンジオール、1,3ーシクロヘキサン
ジオール、1,4ーシクロヘキサンジオール、1,2ーシ
クロヘキサンジメタノール、1,3ーシクロヘキサンジ
メタノール、1,4ーシクロヘキサンジメタノール、1,
4ーシクロヘキサンジエタノール、1,10ーデカメチ
レングリコール、1、12ードデカンジオール、ポリエ
チレングリコール、ポリトリメチレングリコール、ポリ
テトラメチレングリコールなどに例示される脂肪族グリ
コール、ヒドロキノン、4, 4’ージヒドロキシビスフ
ェノール、1,4ービス(βーヒドロキシエトキシ)ベ
ン ゼン、1,4ービス(βーヒドロキシエトキシフェニ
ル)スルホン、ビス(p−ヒドロキシフェニル)エーテ
ル、ビス(p−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス
(p−ヒドロキシフェニル)メタン、1、2ービス(p
−ヒドロキシフェニル)エタン、ビスフェノールA、ビ
スフェノールC、2,5ーナフタレンジオール、これら
のグリコールにエチレンオキシドが付加したグリコー
ル、などに例示される芳香族グリコールが挙げられ、こ
れらのグリコールのうちエチレングリコールおよび1,
4ーブチレングリコールが好ましい。
【0131】これらグリコール以外の多価アルコールと
して、トリメチロールメタン、トリメチロールエタン、
トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、グリ
セロール、ヘキサントリオールなどが挙げられる。
【0132】ヒドロキシカルボン酸としては、乳酸、ク
エン酸、リンゴ酸、酒石酸、ヒドロキシ酢酸、3ーヒド
ロキシ酪酸、p−ヒドロキシ安息香酸、pー( 2ーヒ
ドロキシエトキシ)安息香酸、4ーヒドロキシシクロヘ
キサンカルボン酸、またはこれらのエステル形成性誘導
体などが挙げられる。
【0133】環状エステルとしては、ε-カプロラクト
ン、β-プロピオラクトン、β-メチル-β-プロピオラク
トン、δ-バレロラクトン、グリコリド、ラクチドなど
が挙げられる。
【0134】多価カルボン酸もしくはヒドロキシカルボ
ン酸のエステル形成性誘導体としては、これらのアルキ
ルエステル、酸クロライド、酸無水物などが挙げられ
る。
【0135】本発明においては、上記のジカルボン酸成
分とジオール成分から構成されるポリエステルは、その
繰り返し単位の80モル%以上がエチレンテレフタレー
ト単位またはエチレンナフタレートであることが特に好
ましい。
【0136】本発明で用いられるポリエステル繊維に用
いられるポリエステルの重合用の触媒を用いたPETの重
合は、従来公知の方法で行うことができる。すなわち、
テレフタル酸とその2倍モル量のエチレングリコールを
撹拌機付きのバッチ式オートクレーブに仕込み、2.5kgc
m-2の加圧下245℃にて、生成する水を系外へ留去しなが
らエステル化反応を行いビス(2-ヒドロキシエチル)テ
レフタレートを製造する。留去した水の量から計算して
エステル化率が95%に達した時点で放圧する。ここに該
触媒を添加し、窒素雰囲気下常圧にて245℃で10分間以
上攪拌する。引き続き、50分間を要して275℃まで昇温
しつつ反応系の圧力を徐々に下げて0.1Torrとして、さ
らに275℃、0.1Torrで一定速度で撹拌を行いながら重縮
合反応を行い固有粘度が0.5 dlg-1以上のPETを重合す
る。このうち重縮合反応に要した時間を重合時間と呼
ぶ。
【0137】本発明で用いられるポリエステル繊維に用
いられるポリエステルの重合用の触媒は、活性パラメー
タ(AP)がAP(min)<T(min)*2を満たすものである。好
ましくは、AP(min)<T(min)*1.5であり、さらに好まし
くは、AP(min)<T(min)である。ただし、APは上記した
方法により固有粘度が0.5dlg-1のPETを重合するのに要
する時間(min)を示す。Tは三酸化アンチモンを触媒とし
て用いた場合のAPを示す。ただし、三酸化アンチモンは
市販の三酸化二アンチモン、例えばALDRICH製のAntimon
y(III)oxide、純度99.999%を使用し、これを約10gl-1
濃度となるようにエチレングリコールに150℃で約1時間
撹拌して溶解させた溶液を、生成PET中の酸成分に対し
てアンチモン原子として0.05mol%になるように添加す
る。
【0138】本発明で用いられるポリエステル繊維に用
いられるポリエステルの重合用の触媒を用いて重合した
PETは、熱安定性指標(TD)がTD<25%を満たさなければ
ならない。ただし、TDは固有粘度0.6dlg-1のPET1gをガ
ラス試験管に入れ130℃で12時間真空乾燥した後、窒素
雰囲気下で300℃、2時間溶融したときの固有粘度の減少
率(%)である。好ましくはTD<22%であり、さらに好まし
くはTD<18%である。TDが25%以上であるような触媒だ
と、この触媒を用いて重合したポリエステルは溶融成形
時に熱劣化を受けやすくなり、著しい着色を招いてしま
う。また本発明でいうポリエステル重合の触媒活性を実
質的に有さない化合物とは、限界活性パラメータ(LP)
がLP(min)>T(min)*2を満たすものである。ただし、LP
は上記した方法により固有粘度が0.3dlg-1のポリエチレ
ンテレフタレートを重合するのに要する時間(min)を示
す。また、本発明でいうポリエステル重合の触媒活性を
実質的に有する触媒は、活性パラメータ(AP)がAP(mi
n)<T(min)*2を満たすものである。好ましくは、AP(mi
n)<T(min)*1.5であり、さらに好ましくは、AP(min)<T
(min)である。
【0139】さらに、前記ポリエステル中には少量の他
の任意の重合体や安定剤、酸化防止剤、制電剤、染色改
良剤、染料、顔料、艶消剤、蛍光増白剤、不活性微粒子
その他の添加剤が含有されていてもよい。特に不活性微
粒子を添加する場合は外部析出法および内部析出法のい
ずれも採用可能である。
【0140】かかるポリエステルを得る方法としては、
特別な重合条件を採用する必要はなく、ジカルボン酸お
よび/またはそのエステル形成性誘導体とグリコールと
の反応生成物を重縮合して、ポリエステルにする際に採
用される任意の方法で合成することができる。溶融重合
後に固相重合等の工程でポリエステルの重合度をさらに
向上させることはもちろん好ましいことである。
【0141】本発明のポリエステル繊維の製造において
は、常法の製糸条件を採用できるが、紡糸速度は700
〜8000m/分、好ましくは2000〜5000m/
分で紡糸される。
【0142】700m/分以下の紡糸速度では生産性が
低くコストの高いものとなってしまい、実用的でない。
また、8000m/分以上で紡糸することは、理論的な
生産性を考えると好ましいが、紡糸時に発生する、随伴
流の制御など工学的に解決しなければならない問題が大
きくなり、紡糸装置などの改造を実施しなければ、紡糸
での糸切れが多発し、好ましくない。
【0143】このように引き取った紡出糸はいったん巻
き取って、延伸工程を経ても良いし、いったん巻き取る
ことなく、引き続き延伸を行い、延伸糸として使用して
も良い。糸の太さは特に限定されず1dpf以下の極細
から100dpf以上の極太まで自由である。用途によ
り仮撚り、捲縮を施してよく繊維の断面も丸、三角、中
空等自由である。また他素材との複合紡糸も可能であ
る。
【0144】いずれの場合においても1.3倍以下の延
伸倍率では十分な強度が得られない。また、通常の延伸
工程では3.5倍以上の延伸を安定的に行う事は困難で
ある。
【0145】なお、短繊維として利用する場合、公知の
通り、繊維長は3〜200mmであることが望ましく、
10〜150mmであればさらに好ましい。またこれも
公知であるが捲縮度は5〜35%であることが望まし
く、8〜30%であればさらに好ましい。
【0146】(実施例)以下、実施例で本発明を具体的
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。なお特性の評価方法は下記の方法に従った。
【0147】固有粘度:ポリマーを0.4g/dlの濃
度でパラクロロフェノール/テトラクロロエタン=6/
4混合溶媒に溶解し、30℃において測定した。
【0148】(実施例1)ビス(2-ヒドロキシエチル)
テレフタレートに対し、重縮合触媒として5g/l濃度の酢
酸リチウムのエチレングリコール溶液を酸成分に対して
リチウム原子として0.3mol%とアリザリンを酸成分に対
して0.2mol%加えて、窒素雰囲気下常圧にて245℃で10分
間攪拌した。次いで50分間を要して275℃まで昇温しつ
つ反応系の圧力を徐々に下げて0.1Torrとしてさらに275
℃、0.1Torrで重縮合反応を行った。ポリエチレンテレ
フタレートのIVが0.5 dlg-1に到達するまでに要した重
合時間を表1に示す。また、上記方法でIVが0.6 dlg-1
のポリエチレンテレフタレートを重合し熱安定性指標
(TD)を求めた。溶融試験後のIVならびにTDの値を表1
に示す。
【0149】ステンレス製オートクレーブにテレフタル
酸1700部、エチレングリコール1160部を仕込み
トリエチルアミン4.0部を加えて230℃ゲージ圧
2.5kg/cm2で生成する水を除去しながら2時間
エステル化反応を行った。続いて重縮合触媒として5g/l
濃度の酢酸リチウムのエチレングリコール溶液を酸成分
に対してリチウム原子として0.3mol%とアリザリンを酸
成分に対して0.2mol%加えて、1時間で系の温度を27
5℃まで昇温してこの間に系の圧力を徐々に減じて0.
1mmHgとした。この条件下で重縮合反応を行った。
ポリマーを常法に従ってチップ化し、これを紡糸温度2
90℃で常法に従い紡糸したところ、口金汚れはほとん
ど見られず製糸性は良好であった。重合に要した時間と
得られたポリエステルのIVを表2に示す。
【0150】(実施例2〜26、および比較例1)重縮
合触媒を変えた事以外は実施例1と同様の操作を行っ
た。用いた触媒組成およびポリエチレンテレフタレ−ト
のIVが0.5 dlg-1に到達するまでに要した重合時間、溶
融試験後のIVならびにTDの値を表1,表3,表5,表7,表9に
示す。また、実施例1と同様にしてポリエチレンテレフ
タレ−トを重合した。重縮合時間およびIVを表2,表4,表
6,表8,表10に示す。ただし、金属触媒の添加量は金属原
子としての添加量である。いずれの場合も製糸性は良好
であった。
【0151】(比較例2)アリザリンを加えなかったこ
と以外は実施例1と同様にしてポリエチレンテレフタレ
ートを重合しようとした。重縮合反応を180分間行った
時点でIVが0.5 dlg -1に達していなかったので重合を断
念した。また、実施例1と同様にしてポリエチレンテレ
フタレ−トを重合したが、表10に示す通り重合はできな
かった。
【0152】(比較例3)酢酸リチウムのエチレングリ
コール溶液を加えなかったこと以外は実施例1と同様に
してポリエチレンテレフタレートを重合しようとした。
重縮合反応を180分間行った時点でIVが0.5 dlg-1に達し
ていなかったので重合を断念した。また、実施例1と同
様にしてポリエチレンテレフタレ−トを重合したが、表
10に示す通り重合はできなかった。
【0153】(比較例4)重縮合触媒を三酸化アンチモ
ンに変えたこと以外は実施例1と同様の操作を行った。
三酸化アンチモンの添加量はポリエステル中の酸成分に
対してアンチモン原子として0.05mol%とした。 ポリエ
チレンテレフタレートのIVが0.5 dlg-1に到達するまで
に要した重合時間、溶融試験後のIVならびにTDの値を表
9に示す。また実施例1と同様にしてポリエチレンテレ
フタレ−トを重合した。重縮合時間およびIVを表10に示
す。ただし、金属触媒の添加量は金属原子としての添加
量である。製糸性は悪く、糸切れが認められた。
【0154】
【表1】
【0155】
【表2】
【0156】
【表3】
【0157】
【表4】
【0158】
【表5】
【0159】
【表6】
【0160】
【表7】
【0161】
【表8】
【0162】
【表9】
【0163】
【表10】
【0164】
【発明の効果】本発明により、安価で熱安定性、製糸性
が良好なポリエステル繊維及びその製造方法を得ること
ができる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J029 AA01 AB01 AC01 AE02 BA03 CB06A JB041 JB111 JB141 JB151 JB191 JC051 JC121 JC341 JC371 JC381 JC631 JD08 JF021 JF031 JF041 JF051 JF071 JF081 JF091 JF121 JF131 JF141 JF151 JF161 JF201 JF221 JF231 JF251 JF261 JF271 JF331 JF341 JF351 JF381 JF411 JF431 JF441 JF481 JF511 JF521 JF531 JF561 JF581 4L035 EE01 GG02 JJ04 JJ14 JJ18

Claims (50)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンチモン化合物またはゲルマニウム化合
    物を用いることなく下記(1)式で表される活性パラメー
    タを満たす触媒を用い、かつその触媒を用いて重合した
    ポリエチレンテレフタレートが下記(2)式で表される熱
    安定性指標を満たすようなポリエステル重合触媒を用い
    て重合されたポリエステル繊維。 (1) 活性パラメータ(AP):AP(min)<T(min)*2 (上記式中、APは所定の触媒を用いて275℃、0.1Torrの
    減圧度で固有粘度が0.5dlg-1のポリエチレンテレフタレ
    ートを重合するのに要する時間(min)を示す。Tは三酸化
    アンチモンを触媒として用いた場合のAPを示す。ただ
    し、三酸化アンチモンは生成ポリエチレンテレフタレー
    ト中の酸成分に対してアンチモン原子として0.05mol%添
    加する。 ) (2) 熱安定性指標(TD):TD<25(%) (上記式中、TDは固有粘度0.6dlg-1のPET1gをガラス試
    験管に入れ130℃で12時間真空乾燥した後、窒素雰囲気
    下で300℃、2時間溶融したときの固有粘度の減少率(%)
    を示す)
  2. 【請求項2】金属および/または金属化合物1種以上
    と、下記一般式(1)および/または(2)の構造を含
    む化合物からなる群より選ばれる1種以上の化合物から
    なる触媒を用いて製造されることを特徴とする請求項1
    記載のポリエステル繊維。 【化1】 【化2】 (式(1)〜(2)中、Arはアリール基を表す。)
  3. 【請求項3】金属および/または金属化合物が、アルカ
    リ金属および/またはそれらの化合物あるいはアルカリ
    土類金属および/またはそれらの化合物である請求項2
    記載のポリエステル繊維。
  4. 【請求項4】アルカリ金属および/またはそれらの化合
    物あるいはアルカリ土類金属および/またはそれらの化
    合物がLi,Na,K,Rb,Cs,Be,Mg,Ca,Sr,Baから選ばれる金属
    および/またはそれらの化合物である請求項3記載のポ
    リエステル繊維。
  5. 【請求項5】金属および/または金属化合物がAl,Ga,T
    l,Pb,Biから選ばれる金属および/またはそれらの化合
    物である請求項2記載のポリエステル繊維。
  6. 【請求項6】金属および/または金属化合物がTl,Pb,Bi
    から選ばれる金属および/またはそれらの化合物である
    請求項2記載のポリエステル繊維。
  7. 【請求項7】金属および/または金属化合物がSc,Y,Zr,
    Hf,Vから選ばれる金属および/またはそれらの化合物で
    ある請求項2記載のポリエステル繊維。
  8. 【請求項8】金属および/または金属化合物がSc,Y,Zr,
    Hfから選ばれる金属および/またはそれらの化合物であ
    る請求項2記載のポリエステル繊維。
  9. 【請求項9】金属および/または金属化合物がCr,Ni,M
    o,Tc,Reから選ばれる金属および/またはそれらの化合
    物である請求項2記載のポリエステル繊維。
  10. 【請求項10】金属および/または金属化合物がCr,Ni
    から選ばれる金属および/またはそれらの化合物である
    請求項2記載のポリエステル繊維。
  11. 【請求項11】金属および/または金属化合物がRu,Rh,
    Pd,Os,Ir,Ptから選ばれる金属および/またはそれらの
    化合物である請求項2記載のポリエステル繊維。
  12. 【請求項12】金属および/または金属化合物がRu,Pd
    から選ばれる金属および/またはそれらの化合物である
    請求項2記載のポリエステル繊維。
  13. 【請求項13】金属および/または金属化合物がCu,Ag,
    Au,Cd,Hgから選ばれる金属および/またはそれらの化合
    物である請求項2記載のポリエステル繊維。
  14. 【請求項14】金属および/または金属化合物がCu,Ag
    から選ばれる金属および/またはそれらの化合物である
    請求項2記載のポリエステル繊維。
  15. 【請求項15】金属および/または金属化合物がランタ
    ノイドから選ばれる金属および/またはそれらの化合物
    である請求項2記載のポリエステル繊維。
  16. 【請求項16】金属および/または金属化合物がLa,Ce,
    Sm,Eu,Gdから選ばれる金属および/またはそれらの化合
    物である請求項2記載のポリエステル繊維。
  17. 【請求項17】金属および/または金属化合物がインジ
    ウムおよび/またはその化合物である請求項2記載のポ
    リエステル繊維。
  18. 【請求項18】金属および/または金属化合物がMn,Co,
    Znから選ばれる金属および/またはそれらの化合物であ
    る請求項2記載のポリエステル繊維。
  19. 【請求項19】金属および/または金属化合物がFe,Nb,
    Ta,Wから選ばれる金属および/またはそれらの化合物で
    ある請求項2記載のポリエステル繊維。
  20. 【請求項20】金属および/または金属化合物がFeおよ
    び/またはその化合物である請求項2記載のポリエステ
    ル繊維。
  21. 【請求項21】金属および/または金属化合物がテル
    ル、珪素、硼素および/またはそれらの化合物である請
    求項2記載のポリエステル繊維。
  22. 【請求項22】一般式(1)および/または(2)の構造を有
    する化合物がそれぞれ下記一般式(3)および/または(4)
    で表される構造を有する化合物である請求項2〜21の
    いずれかに記載のポリエステル繊維。 【化3】 【化4】 (式(3)〜(4)中、Arはアリール基を表し、X1,X2,X3はそ
    れぞれ独立に水素、炭化水素基、アシル基、スルホニル
    を含む基、ホスホリルを含む基、またはエーテル結合を
    有する炭化水素基を表す。)
  23. 【請求項23】一般式(3)および(4)のArが下記一般式
    (5)から(12)からなる群より選ばれることを特徴とする
    請求項22記載のポリエステル繊維。 【化5】 【化6】 【化7】 【化8】 【化9】 【化10】 【化11】 【化12】
  24. 【請求項24】一般式(3)および/または(4)で表される
    構造を有する化合物が、下記一般式(13)および(14)で表
    されるような直線状フェノール化合物、直線状アニリン
    化合物およびそれらの誘導体からなる群より選ばれる化
    合物であることを特徴とする請求項22記載のポリエス
    テル繊維。 【化13】 【化14】 (式(13)〜(14)中、各R1は同じかまたは異なり、炭素原
    子数1〜20の炭化水素基、水酸基またはハロゲン基を
    有する炭素原子数1〜20の炭化水素基、ハロゲン基、
    カルボキシル基またはそのエステル、ホルミル基、アシ
    ル基、(アシル)-O-で表される基、アミノ基、モノまた
    はジアルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水
    酸基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを
    含む基、ホスホリルを含む基、ニトロ基、シアノ基、チ
    オシアノ基を表し、各R2は同じかまたは異なり、水素、
    炭素原子数1〜20の炭化水素基、水酸基またはハロゲ
    ン基を有する炭素原子数1〜20の炭化水素基、ハロゲ
    ン基、カルボキシル基またはそのエステル、ホルミル
    基、アシル基、(アシル)-O-で表される基、アミノ基、
    モノまたはジアルキルアミノ基、アミド基またはその置
    換体、水酸基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スル
    ホニルを含む基、ホスホリルを含む基、ニトロ基、シア
    ノ基、チオシアノ基を表し、各Xは同じかまたは異な
    り、水素、炭素原子数1〜20の炭化水素基、水酸基ま
    たはハロゲン基を有する炭素原子数1〜20の炭化水素
    基、アシル基、スルホニルを含む基、ホスホリルを含む
    基、またはエーテル結合を有する炭化水素基を表し、各
    Yは同じかまたは異なり、直接結合、炭素原子数1〜1
    0のアルキレン基、-(アルキレン)-O-、-(アルキレン)-
    S-、-O-、-S-、-SO2-、-CO-、-COO-を表し、nは1から10
    0の整数を表し、aおよびcは1から3の整数を表し、bおよ
    びdは0または1から3の整数を表す。ただし、1≦a+b≦
    5、1≦c+d≦4である。各dは同じでも異なっていてもよ
    い。)
  25. 【請求項25】一般式(3) および/または(4)で表され
    る構造を有する化合物が、下記一般式(15)および(16)で
    表されるような枝分かれ線状フェノール化合物、枝分か
    れ線状アニリン化合物およびそれらの誘導体からなる群
    より選ばれる化合物であることを特徴とする請求項22
    記載のポリエステル繊維。 【化15】 【化16】 (式(15)〜(16)中、各R1は同じかまたは異なり、炭素原
    子数1〜20の炭化水素基、水酸基またはハロゲン基を
    有する炭素原子数1〜20の炭化水素基、ハロゲン基、
    カルボキシル基またはそのエステル、ホルミル基、アシ
    ル基、(アシル)-O-で表される基、アミノ基、モノまた
    はジアルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水
    酸基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを
    含む基、ホスホリルを含む基、ニトロ基、シアノ基、チ
    オシアノ基を表し、各R2は同じかまたは異なり、水素、
    炭素原子数1〜20の炭化水素基、水酸基またはハロゲ
    ン基を有する炭素原子数1〜20の炭化水素基、ハロゲ
    ン基、カルボキシル基またはそのエステル、ホルミル
    基、アシル基、(アシル)-O-で表される基、アミノ基、
    モノまたはジアルキルアミノ基、アミド基またはその置
    換体、水酸基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スル
    ホニルを含む基、ホスホリルを含む基、ニトロ基、シア
    ノ基、チオシアノ基を表し、各Xは同じかまたは異な
    り、水素、炭素原子数1〜20の炭化水素基、水酸基ま
    たはハロゲン基を有する炭素原子数1〜20の炭化水素
    基、アシル基、スルホニルを含む基、ホスホリルを含む
    基、またはエーテル結合を有する炭化水素基を表し、各
    Yは同じかまたは異なり、直接結合、炭素原子数1〜1
    0のアルキレン基、-(アルキレン)-O-、-(アルキレン)-
    S-、-O-、-S-、-SO2-、-CO-、-COO-を表し、各nは同じ
    かまたは異なり、1から100の整数を表し、各cは同じか
    または異なり、1から3の整数を表し、各dは同じかまた
    は異なり、0または1から3の整数を表す。ただし、1≦c+
    d≦4である。各dは同じでも異なっていてもよい。)
  26. 【請求項26】一般式(3) および/または(4)で表され
    る構造を有する化合物が、下記一般式(17)および(18)で
    表されるような環状フェノール化合物、環状アニリン化
    合物およびそれらの誘導体からなる群より選ばれる化合
    物であることを特徴とする請求項22記載のポリエステ
    ル繊維。 【化17】 【化18】 (式(17)〜(18)中、各R1は同じかまたは異なり、炭素原
    子数1〜20の炭化水素基、水酸基またはハロゲン基を
    有する炭素原子数1〜20の炭化水素基、ハロゲン基、
    カルボキシル基またはそのエステル、ホルミル基、アシ
    ル基、(アシル)-O-で表される基、アミノ基、モノまた
    はジアルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水
    酸基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを
    含む基、ホスホリルを含む基、ニトロ基、シアノ基、チ
    オシアノ基を表し、各Xは同じかまたは異なり、水素、
    炭素原子数1〜20の炭化水素基、水酸基またはハロゲ
    ン基を有する炭素原子数1〜20の炭化水素基、アシル
    基、スルホニルを含む基、ホスホリルを含む基、または
    エーテル結合を有する炭化水素基を表し、各Yは同じか
    または異なり、直接結合、炭素原子数1〜10のアルキ
    レン基、-(アルキレン)-O-、-(アルキレン)-S-、-O-、-
    S-、- SO2-、-CO-、-COO-を表し、nは1から100の整数を
    表し、cは1から3の整数を表し、dは0または1から3の整
    数を表す。ただし、1≦c+d≦4である。各dは同じでも異
    なっていてもよい。)
  27. 【請求項27】一般式(3) および/または(4)で表され
    る構造を有する化合物が、下記一般式(19)および(20)で
    表されるようなクマリン誘導体、または下記一般式(21)
    および(22)で表されるようなクロモン誘導体からなる群
    より選ばれる化合物であることを特徴とする請求項22
    記載のポリエステル繊維。 【化19】 【化20】 【化21】 【化22】 (式(19)〜(22)中、各Rは同じかまたは異なり、炭素原
    子数1〜20の炭化水素基、水酸基またはハロゲン基を
    有する炭素原子数1〜20の炭化水素基、ハロゲン基、
    カルボキシル基またはそのエステル、ホルミル基、アシ
    ル基、(アシル)-O-で表される基、アミノ基、モノまた
    はジアルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水
    酸基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを
    含む基、ホスホリルを含む基、ニトロ基、シアノ基、チ
    オシアノ基を表し、各Xは同じかまたは異なり、水素、
    炭素原子数1〜20の炭化水素基、水酸基またはハロゲ
    ン基を有する炭素原子数1〜20の炭化水素基、アシル
    基、スルホニルを含む基、ホスホリルを含む基、または
    エーテル結合を有する炭化水素基を表し、jおよびbは0
    または1から3の整数を表し、mおよびdは0または1から2
    の整数を表す。ただし、0≦j+b≦4、0≦m+d≦2、1≦j+m
    ≦5である。)
  28. 【請求項28】一般式(3) および/または(4)で表され
    る構造を有する化合物が、下記一般式(23)および(24)で
    表されるようなジヒドロクマリン誘導体、下記一般式(2
    5)および(26)で表されるようなクロマノン誘導体、また
    は下記一般式(27)および(28)で表されるようなイソクロ
    マノン誘導体からなる群より選ばれる化合物であること
    を特徴とする請求項22記載のポリエステル繊維。 【化23】 【化24】 【化25】 【化26】 【化27】 【化28】 (式(23)〜(28)中、各Rは同じかまたは異なり、炭素原
    子数1〜20の炭化水素基、水酸基またはハロゲン基を
    有する炭素原子数1〜20の炭化水素基、ハロゲン基、
    カルボキシル基またはそのエステル、ホルミル基、アシ
    ル基、(アシル)-O-で表される基、アミノ基、モノまた
    はジアルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水
    酸基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを
    含む基、ホスホリルを含む基、ニトロ基、シアノ基、チ
    オシアノ基を表し、各Xは同じかまたは異なり、水素、
    炭素原子数1〜20の炭化水素基、水酸基またはハロゲ
    ン基を有する炭素原子数1〜20の炭化水素基、アシル
    基、スルホニルを含む基、ホスホリルを含む基、または
    エーテル結合を有する炭化水素基を表し、aは1から3の
    整数を表し、bは0または1から3の整数を表し、pおよびq
    は0または1から2の整数を表す。ただし、1≦a+b≦4、0
    ≦p+q≦2である。)
  29. 【請求項29】一般式(3)および/または(4)で表される
    構造を有する化合物が、下記一般式(29)および(30)で表
    されるようなクロマン誘導体、または下記一般式(31)お
    よび(32)で表されるようなイソクロマン誘導体からなる
    群より選ばれる化合物であることを特徴とする請求項2
    2記載のポリエステル繊維。 【化29】 【化30】 【化31】 【化32】 (式(29)〜(32)中、各Rは同じかまたは異なり、炭素原
    子数1〜20の炭化水素基、水酸基またはハロゲン基を
    有する炭素原子数1〜20の炭化水素基、ハロゲン基、
    カルボキシル基またはそのエステル、ホルミル基、アシ
    ル基、(アシル)-O-で表される基、アミノ基、モノまた
    はジアルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水
    酸基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを
    含む基、ホスホリルを含む基、ニトロ基、シアノ基、チ
    オシアノ基を表し、各Xは同じかまたは異なり、水素、
    炭素原子数1〜20の炭化水素基、水酸基またはハロゲ
    ン基を有する炭素原子数1〜20の炭化水素基、アシル
    基、スルホニルを含む基、ホスホリルを含む基、または
    エーテル結合を有する炭化水素基を表し、aは1から3の
    整数を表し、bは0または1から3の整数を表し、cおよびd
    は0または1から3の整数を表す。ただし、1≦a+b≦4、0
    ≦c+d≦3である。)
  30. 【請求項30】一般式(3) および/または(4)で表され
    る構造を有する化合物が、下記一般式(33)および(34)で
    表されるようなナフタレン誘導体、または下記一般式(3
    5)および(36)で表されるようなビスナフチル誘導体から
    なる群より選ばれる化合物であることを特徴とする請求
    項22記載のポリエステル繊維。 【化33】 【化34】 (式(33)〜(34)中、各Rは同じかまたは異なり、炭素原
    子数1〜20の炭化水素基、水酸基またはハロゲン基を
    有する炭素原子数1〜20の炭化水素基、ハロゲン基、
    カルボキシル基またはそのエステル、ホルミル基、アシ
    ル基、(アシル)-O-で表される基、アミノ基、モノまた
    はジアルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水
    酸基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを
    含む基、ホスホリルを含む基、ニトロ基、シアノ基、チ
    オシアノ基を表し、各Xは同じかまたは異なり、水素、
    炭素原子数1〜20の炭化水素基、水酸基またはハロゲ
    ン基を有する炭素原子数1〜20の炭化水素基、アシル
    基、スルホニルを含む基、ホスホリルを含む基、または
    エーテル結合を有する炭化水素基を表し、j、b、c、お
    よびdは0または1から3の整数を表す。ただし、0≦j+b≦
    4、0≦c+d≦4、1≦j+c≦6である。) 【化35】 【化36】 (式(35)〜(36)中、各Rは同じかまたは異なり、炭素原
    子数1〜20の炭化水素基、水酸基またはハロゲン基を
    有する炭素原子数1〜20の炭化水素基、ハロゲン基、
    カルボキシル基またはそのエステル、ホルミル基、アシ
    ル基、(アシル)-O-で表される基、アミノ基、モノまた
    はジアルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水
    酸基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを
    含む基、ホスホリルを含む基、ニトロ基、シアノ基、チ
    オシアノ基を表し、各Xは同じかまたは異なり、水素、
    炭素原子数1〜20の炭化水素基、水酸基またはハロゲ
    ン基を有する炭素原子数1〜20の炭化水素基、アシル
    基、スルホニルを含む基、ホスホリルを含む基、または
    エーテル結合を有する炭化水素基を表し、Yは直接結
    合、炭素原子数1〜10のアルキレン基、-(アルキレ
    ン)-O-、-(アルキレン)-S-、-O-、-S-、- SO2-、-CO-、
    -COO-を表し、j、b、c、d、e、f、g、およびhは0または
    1から3の整数を表す。ただし、0≦j+b≦4、0≦c+d≦3、
    0≦e+f≦4、0≦g+h≦3、1≦j+c+e+g≦12である。)
  31. 【請求項31】一般式(3)および/または(4)で表される
    構造を有する化合物が、下記一般式(37)および(38)で表
    されるようなアントラセン誘導体からなる群より選ばれ
    る化合物であることを特徴とする請求項22記載のポリ
    エステル繊維。 【化37】 【化38】 (式(37)〜(38)中、各Rは同じかまたは異なり、炭素原
    子数1〜20の炭化水素基、水酸基またはハロゲン基を
    有する炭素原子数1〜20の炭化水素基、ハロゲン基、
    カルボキシル基またはそのエステル、ホルミル基、アシ
    ル基、(アシル)-O-で表される基、アミノ基、モノまた
    はジアルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水
    酸基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを
    含む基、ホスホリルを含む基、ニトロ基、シアノ基、チ
    オシアノ基を表し、各Xは同じかまたは異なり、水素、
    炭素原子数1〜20の炭化水素基、水酸基またはハロゲ
    ン基を有する炭素原子数1〜20の炭化水素基、アシル
    基、スルホニルを含む基、ホスホリルを含む基、または
    エーテル結合を有する炭化水素基を表し、j、b、e、お
    よびfは0または1から3の整数を表し、pおよびqは0また
    は1から2の整数を表す。ただし、0≦j+b≦4、0≦p+q≦
    2、0≦e+f≦4、1≦j+p+e≦8である。)
  32. 【請求項32】一般式(3)および/または(4)で表される
    構造を有する化合物が、下記一般式(39)および(40)で表
    されるようなベンゾキノン誘導体からなる群より選ばれ
    る化合物であることを特徴とする請求項22記載のポリ
    エステル繊維。 【化39】 【化40】 (式(39)〜(40)中、各Rは同じかまたは異なり、炭素原
    子数1〜20の炭化水素基、水酸基またはハロゲン基を
    有する炭素原子数1〜20の炭化水素基、ハロゲン基、
    カルボキシル基またはそのエステル、ホルミル基、アシ
    ル基、(アシル)-O-で表される基、アミノ基、モノまた
    はジアルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水
    酸基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを
    含む基、ホスホリルを含む基、ニトロ基、シアノ基、チ
    オシアノ基を表し、各Xは同じかまたは異なり、水素、
    炭素原子数1〜20の炭化水素基、水酸基またはハロゲ
    ン基を有する炭素原子数1〜20の炭化水素基、アシル
    基、スルホニルを含む基、ホスホリルを含む基、または
    エーテル結合を有する炭化水素基を表し、k、l、p、お
    よびqは0または1から2の整数を表す。ただし、0≦k+l≦
    2、0≦p+q≦2、1≦k+p≦4である。)
  33. 【請求項33】一般式(3)および/または(4)で表される
    構造を有する化合物が、下記一般式(41)および(42)で表
    されるようなナフトキノン誘導体からなる群より選ばれ
    る化合物であることを特徴とする請求項22記載のポリ
    エステル繊維。 【化41】 【化42】 (式(41)〜(42)中、各Rは同じかまたは異なり、炭素原
    子数1〜20の炭化水素基、水酸基またはハロゲン基を
    有する炭素原子数1〜20の炭化水素基、ハロゲン基、
    カルボキシル基またはそのエステル、ホルミル基、アシ
    ル基、(アシル)-O-で表される基、アミノ基、モノまた
    はジアルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水
    酸基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを
    含む基、ホスホリルを含む基、ニトロ基、シアノ基、チ
    オシアノ基を表し、各Xは同じかまたは異なり、水素、
    炭素原子数1〜20の炭化水素基、水酸基またはハロゲ
    ン基を有する炭素原子数1〜20の炭化水素基、アシル
    基、スルホニルを含む基、ホスホリルを含む基、または
    エーテル結合を有する炭化水素基を表し、kおよびlは0
    または1から2の整数を表し、cおよびdは0または1から3
    の整数を表す。ただし、0≦k+l≦2、0≦c+d≦4、1≦k+c
    ≦5である。)
  34. 【請求項34】一般式(3)および/または(4)で表される
    構造を有する化合物が、下記一般式(43)および(44)で表
    されるようなアントラキノン誘導体からなる群より選ば
    れる化合物であることを特徴とする請求項22記載のポ
    リエステル繊維。 【化43】 【化44】 (式(43)〜(44)中、各Rは同じかまたは異なり、炭素原
    子数1〜20の炭化水素基、水酸基またはハロゲン基を
    有する炭素原子数1〜20の炭化水素基、ハロゲン基、
    カルボキシル基またはそのエステル、ホルミル基、アシ
    ル基、(アシル)-O-で表される基、アミノ基、モノまた
    はジアルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水
    酸基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを
    含む基、ホスホリルを含む基、ニトロ基、シアノ基、チ
    オシアノ基を表し、各Xは同じかまたは異なり、水素、
    炭素原子数1〜20の炭化水素基、水酸基またはハロゲ
    ン基を有する炭素原子数1〜20の炭化水素基、アシル
    基、スルホニルを含む基、ホスホリルを含む基、または
    エーテル結合を有する炭化水素基を表し、j、b、c、お
    よびdは0または1から3の整数を表す。ただし、0≦j+b≦
    4、0≦c+d≦4、1≦j+c≦6である。)
  35. 【請求項35】一般式(3)および/または(4)で表される
    構造を有する化合物が、下記式(45)で表される2,2'-ビ
    スフェノール、または下記式(46)で表される2-アミノビ
    フェニルおよびそれらの誘導体からなる群より選ばれる
    化合物であることを特徴とする請求項22記載のポリエ
    ステル繊維。 【化45】 【化46】
  36. 【請求項36】一般式(3)および/または(4)で表される
    構造を有する化合物が、下記式(47)で表される2,2'-ジ
    ヒドロキシジフェニルエーテル、下記式(48)で表される
    2,2'-チオビス(4-tert-オクチルフェノール)、または
    下記式(49)で表される2,2'-メチレンビス(6-tert-ブチ
    ル-p-クレゾール)およびそれらの誘導体からなる群よ
    り選ばれる化合物であることを特徴とする請求項22記
    載のポリエステル繊維。 【化47】 【化48】 【化49】
  37. 【請求項37】一般式(3)および/または(4)で表される
    構造を有する化合物が、下記式(50)で表されるメチレン
    架橋直線状フェノール化合物(2から100量体までの混合
    物)、または下記式(51)で表されるメチレン架橋直線状
    p-tert-ブチルフェノール化合物(2から100量体までの
    混合物)およびそれらの誘導体からなる群より選ばれる
    化合物であることを特徴とする請求項22記載のポリエ
    ステル繊維。 【化50】 (式(50)中、nは1から99の任意の整数を表す。) 【化51】 (式(51)中、nは1から99の任意の整数を表す。)
  38. 【請求項38】一般式(3)および/または(4)で表される
    構造を有する化合物が、下記式(52)で表されるカリック
    ス[4]アレーン、下記式(53)で表されるカリックス[6]ア
    レーン、下記式(54)で表されるカリックス[8]アレー
    ン、下記式(55)で表されるp-tert-ブチルカリックス[4]
    アレーン、下記式(56)で表されるp-tert-ブチルカリッ
    クス[6]アレーン、または下記式(57)で表されるp-tert-
    ブチルカリックス[8]アレーンおよびそれらの誘導体か
    らなる群より選ばれる化合物であることを特徴とする請
    求項22記載のポリエステル繊維。 【化52】 【化53】 【化54】 【化55】 【化56】 【化57】
  39. 【請求項39】一般式(3)および/または(4)で表される
    構造を有する化合物が、下記式(58)で表されるエスクレ
    チン、または下記式(59)で表される7-アミノ−4−メチ
    ルクマリンおよびそれらの誘導体からなる群より選ばれ
    る化合物であることを特徴とする請求項22記載のポリ
    エステル繊維。 【化58】 【化59】
  40. 【請求項40】一般式(3)および/または(4)で表される
    構造を有する化合物が、下記式(60)で表されるクリシ
    ン、下記式(61)で表されるモリン、または下記式(62)で
    表される2-アミノクロモンおよびそれらの誘導体からな
    る群より選ばれる化合物であることを特徴とする請求項
    22記載のポリエステル繊維。 【化60】 【化61】 【化62】
  41. 【請求項41】一般式(3)および/または(4)で表される
    構造を有する化合物が、下記式(63)で表されるエピカテ
    キン、または下記式(64)で表されるエピガロカテキンガ
    レートおよびそれらの誘導体からなる群より選ばれる化
    合物であることを特徴とする請求項22記載のポリエス
    テル繊維。 【化63】 【化64】
  42. 【請求項42】一般式(3)および/または(4)で表される
    構造を有する化合物が、下記式(65)で表される4,5-ジヒ
    ドロキシナフタレン-2,7-ジスルホン酸二ナトリウム、
    下記式(66)で表される1,8-ジアミノナフタレン、下記式
    (67)で表されるナフトールAS、下記式(68)で表される1,
    1'-ビ-2-ナフトール、または下記式(69)で表される1,1'
    -ビナフチル-2,2'-ジアミンおよびそれらの誘導体から
    なる群より選ばれる化合物であることを特徴とする請求
    項22記載のポリエステル繊維。 【化65】 【化66】 【化67】 【化68】 【化69】
  43. 【請求項43】一般式(3)および/または(4)で表される
    構造を有する化合物が、下記式(70)で表されるアンスラ
    ロビン、下記式(71)で表される9,10-ジメトキシアント
    ラセン、または下記式(72)で表される2-アミノアントラ
    センおよびそれらの誘導体からなる群より選ばれる化合
    物であることを特徴とする請求項22記載のポリエステ
    ル繊維。 【化70】 【化71】 【化72】
  44. 【請求項44】一般式(3)および/または(4)で表される
    構造を有する化合物が、下記式(73)で表される2,5-ジヒ
    ドロキシベンゾキノンおよびその誘導体からなる群より
    選ばれる化合物であることを特徴とする請求項22記載
    のポリエステル繊維。 【化73】
  45. 【請求項45】一般式(3)および/または(4)で表される
    構造を有する化合物が、下記式(74)で表される5,8-ジヒ
    ドロキシ-1,4-ナフトキノンまたは下記式(75)で表され
    る2-アミノナフトキノンおよびそれらの誘導体からなる
    群より選ばれる化合物であることを特徴とする請求項2
    2記載のポリエステル繊維。 【化74】 【化75】
  46. 【請求項46】一般式(3)および/または(4)で表される
    構造を有する化合物が、下記式(76)で表されるキナリザ
    リン、下記式(77)で表されるアリザリン、下記式(78)で
    表されるキニザリン、下記式(79)で表されるアントラル
    フィン、下記式(80)で表されるエモジン、下記式(81)で
    表される1,4-ジアミノアントラキノン、下記式(82)で表
    される1,8-ジアミノ-4,5-ジヒドロキシアントラキノ
    ン、または下記式(83)で表されるアシッドブルー25およ
    びそれらの誘導体からなる群より選ばれる化合物である
    ことを特徴とする請求項22記載のポリエステル繊維。 【化76】 【化77】 【化78】 【化79】 【化80】 【化81】 【化82】 【化83】
  47. 【請求項47】ポリエステル重合の触媒活性を実質的に
    有さない化合物2種以上からなる触媒活性を実質的に有
    する触媒を用いて製造されることを特徴とするポリエス
    テル繊維。
  48. 【請求項48】請求項1〜47のいずれかに記載のポリ
    エステル繊維の製造方法。
  49. 【請求項49】ポリエステルを製造する際に、アンチモ
    ン化合物をアンチモン原子としてポリエステルに対して
    50ppm以下の量で添加することを特徴とする請求項48
    に記載のポリエステル繊維の製造方法。
  50. 【請求項50】ポリエステルを製造する際に、ゲルマニ
    ウム化合物をゲルマニウム原子としてポリエステルに対
    して20ppm以下の量で添加することを特徴とする請求項
    48に記載のポリエステル繊維の製造方法。
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