JP2000319371A - ポリエステル重合触媒およびこれを用いて製造されたポリエステル並びにポリエステルの製造方法 - Google Patents

ポリエステル重合触媒およびこれを用いて製造されたポリエステル並びにポリエステルの製造方法

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JP2000319371A
JP2000319371A JP11134878A JP13487899A JP2000319371A JP 2000319371 A JP2000319371 A JP 2000319371A JP 11134878 A JP11134878 A JP 11134878A JP 13487899 A JP13487899 A JP 13487899A JP 2000319371 A JP2000319371 A JP 2000319371A
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Takahiro Nakajima
孝宏 中嶋
Shoichi Gyobu
祥一 形舞
Hiroaki Taguchi
裕朗 田口
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アンチモン化合物及びテトラアルコキシチタネ
ート以外の新規なポリエステル重合触媒、及び該ポリエ
ステル重合触媒を用いて製造されたポリエステル、並び
にポリエステルの製造方法を提供する。 【解決手段】インジウムまたはその化合物と下記一般式
(1)及び/または(2)の構造を含む化合物からなる
群より選ばれる少なくとも一種の化合物より構成される
触媒とする。 (1)Ar−O− (2)Ar−N< (式(1)、(2)中、Arはアリール基を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリエステル重合触
媒およびこれを用いて製造されたポリエステルに関する
ものであり、さらに詳しくは、アンチモン化合物を用い
ずに、インジウムまたはその化合物を用いるポリエステ
ル重合触媒、およびこれを用いて製造されたポリエステ
ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル、特にポリエチレンテレフ
タレート(以下、PETと略す)は、機械的特性および
化学的特性に優れており、多用途への応用、例えば、衣
料用や産業資材用の繊維、包装用や磁気テープ用などの
各種フィルムやシート、ボトルやエンジニアリングプラ
スチックなどの成形物への応用がなされている。
【0003】PETは、工業的にはテレフタル酸もしく
はテレフタル酸ジメチルとエチレングリコ−ルとのエス
テル化もしくはエステル交換によってビス(2−ヒドロ
キシエチル)テレフタレートを製造し、これを高温、真
空下で触媒を用いて重縮合することで得られる。重縮合
時に用いられる触媒としては、三酸化アンチモンが広く
用いられている。三酸化アンチモンは、安価で、かつ優
れた触媒活性をもつ触媒であるが、重縮合時に金属アン
チモンが析出するため、PETに黒ずみや異物が発生す
るという問題点を有している。また、最近環境面からア
ンチモンの安全性に対する問題が指摘されている。この
ような経緯で、アンチモンを合まないポリエステルが望
まれている。
【0004】重縮合触媒として、三酸化アンチモンを用
いて、かつPETの黒ずみや異物の発生を抑制する試み
が行われている。例えば、特許第2666502号にお
いては、重縮合触媒として三酸化アンチモンとビスマス
およびセレンの化合物を用いることで、PET中の黒色
異物の生成を抑制している。また、特開平9−2911
41号においては、重縮合触媒としてナトリウムおよび
鉄の酸化物を合有する三酸化アンチモンを用いると、金
属アンチモンの祈出が抑制されることを述べている。と
ころが、これらの重縮合触媒では、結局アンチモンを合
まないポリエステルという目的は達成できない。
【0005】三酸化アンチモンの代わりとなる重縮合触
媒の検討も行われている。特に、テトラアルコキシチタ
ネートがすでに提案されているが、この化合物を用いて
製造されたPETは著しく着色すること、ならびに熱分
解を容易に起こすという問題がある。
【0006】このような、テトラアルコキシチタネート
を重縮合触媒として用いたときの問題点を克服する技術
として、例えば、特開昭55−116722号において
は、テトラアルコキシチタネートをコバルト塩およびカ
ルシウム塩と同時に用いる方法が提案されている。ま
た、特開平8−73581号においては、重縮合触媒と
してテトラアルコキシチタネートとコバルト化合物とを
用い、かつ蛍光増白剤を添加する方法が提案されてい
る。これらの技術によれば、テトラアルコキシチタネー
トを重縮合触媒として用いたときのPETの着色という
問題は抑制されるが、PETの熱分解の効果的な抑制は
達成されていない。
【0007】三酸化アンチモンに代わる重縮合触媒であ
って、テトラアルコキシチタネートを用いたときの問題
点を克服した重縮合触媒としては、ゲルマニウム化合物
が実用化されている。しかし、この触媒は非常に高価で
あるという問題点や、重合中に反応系から外へ留出しや
すいために反応系の触媒濃度が変化し、その結果重合の
制御が困難になるという問題を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、アンチモン
化合物及びテトラアルコキシチタネート以外の新規の重
縮合触媒、およびこれを用いて製造されたポリエステ
ル、並びにその製造方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の発明者らは、上記
課題の解決を目指して鋭意検討を重ねた結果、インジウ
ムまたはその化合物はそれ自体は重縮合触媒としての活
性は十分ではないが、驚くべき事にある種の添加剤を共
存させることによって、活性がより高められ、重縮合触
媒として十分実用的な活性を示すことを見いだした。
【0010】本発明の重縮合触媒を用いた製造方法によ
ると、アンチモン化合物などの触媒とは異なったインジ
ウム化合物触媒のポリエステルを得ることができる。
【0011】本発明のポリエステル重合触媒は、インジ
ウムまたはその化合物及び添加剤として下記一般式(8
4)及び/または(85)の構造を含む化合物からなる
群より選ばれる少なくとも一種の化合物より構成され
る。
【0012】
【化84】
【化85】 (式(84)〜(85)中、Arはアリール基を表
す。) 本発明の添加剤は、一般式(84)、(85)の双方を
備えた、例えばアミノフェノール類等のような芳香環に
NとOの双方が結合された化合物やその誘導体であって
もよい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、アンチモン化合物以外
の新規の重縮合触媒、およびこれを用いて製造されたポ
リエステルを提供するものである。本発明の重縮合触媒
は、インジウムまたはその化合物からなる触媒であり、
詳しくは、インジウムまたはその化合物と特定の有機化
合物とからなる触媒である。
【0014】本発明におけるインジウムまたはその化合
物としては、インジウム金属の他、ギ酸、酢酸、プロピ
オン酸、酪酸、蓚酸などの飽和脂肪族カルボン酸のイン
ジウム塩、アクリル酸、メタクリル酸などの不飽和脂肪
族カルボン酸のインジウム塩、安息香酸などの芳香族カ
ルボン酸のインジウム塩、トリクロロ酢酸などのハロゲ
ン合有カルボン酸のインジウム塩、乳酸、クエン酸、サ
リチル酸などのヒドロキシカルボン酸のインジウム塩、
炭酸、硫酸、硝酸、リン酸、ホスホン酸、炭酸水素、リ
ン酸水素、硫酸水素、亜硫酸、チオ硫酸、塩酸、臭化水
素酸、塩素酸、臭素酸などの無機酸のインジウム塩、1
−プロパンスルホン酸、1−ペンタンスルホン酸、ナフ
タレンスルホン酸などの有機スルホン酸のインジウム
塩、ラウリル硫酸などの有機硫酸のインジウム塩、メト
キシ、エトキシ、n−プロポキシ、iso−プロポキ
シ、n−ブトキシ、tert−ブトキシなどのインジウ
ムのアルコキサイド、インジウムのアセチルアセトネー
トなどのキレート化合物、インジウムの酸化物、水酸化
物などが挙げられ、これらのうち飽和脂肪族カルボン酸
のインジウム塩が好ましく、さらにインジウムの酢酸塩
がとくに好ましい。
【0015】これらインジウムまたはその化合物の使用
量としては、得られるポリエステルのジカルボン酸や多
価カルボン酸などのカルボン酸成分の全構成ユニットの
モル数に対して1×10-6〜0.1モルが好ましく、更
に好ましくは5×10-6〜0.05モルである。
【0016】本発明のポリエステル重合触媒において、
添加剤として使用される前記一般式(84)及び/また
は(85)、即ちAr−O−X1 及び/またはAr−N
(−X2 )−X3 の構造を含む化合物としては、詳しく
は、下記一般式(86)及び/または(87)の構造を
含む化合物からなる群より選ばれる一種以上の化合物が
好ましい。
【0017】
【化86】
【化87】 式(86)、(87)中、X1 ,X2 ,X2 はそれぞれ
独立に水素、炭化水素基、アシル基、スルホニルを含む
基、例えばスルホン酸基やスルホネート基など、ホスホ
リルを含む基、例えばホスホン酸基やホスホネート基な
ど、またはエーテル結合を有する炭化水素基などを表
し、Arは下記一般式(88)から(95)などに例示
されるアリール基を表す。
【0018】
【化88】
【化89】
【化90】
【化91】
【化92】
【化93】
【化94】
【化95】 Arが一般式(88)で表されるAr−O−X1 及び/
またはAr−N(−X 2 )−X3 の構造を含む化合物と
しては、例えば、下記一般式(96)および(97)で
表されるような直線状フェノール化合物、直線状アニリ
ン化合物並びにおよびそれらの誘導体、下記一般式(9
8)および(99)で表されるような枝分かれ線状フェ
ノール化合物、枝分かれ線状アニリン化合物およびそれ
らの誘導体、または下記一般式(100)および(10
1)で表されるような環状フェノール化合物、環状アニ
リン化合物およびそれらの誘導体などが挙げられ、これ
らのなかでも直線状フェノール化合物、直線状アニリン
化合物、または環状フェノール化合物およびそれらの誘
導体が好ましい。さらに、直線状フェノール化合物また
は環状フェノール化合物およびそれらの誘導体のなかで
も、下記式(102)で表される2,2’−ビスフェノ
ール、下記式(103)で表される2−アミノビフェニ
ル、下記式(104)で表される2,2’−ジヒドロキ
シジフェニルエーテル、下記式(105)で表される
2,2’−チオビス(4−tert−オクチルフェノー
ル)、下記式(106)で表される2,2’−メチレン
ビス(6−tert−ブチル−p−クレゾール)、下記
式(107)で表されるメチレン架橋直線状フエノール
化合物(2から100量体までの混合物)、下記式(1
08)で表されるメチレン架橋直線状p−tert−ブ
チルフェノール化合物(2から100量体までの混合
物)、下記式(109)で表されるカリックス[4]ア
レーン、下記式(110)で表されるカリックス[6]
アレーン、下記式(111)で表されるカリックス
[8]アレーン、下記式(112)で表されるp−te
rt−ブチルカリックス[4]アレーン、下記式(11
3)で表されるp−tert−ブチルカリックス[6]
アレーン、または下記式(114)で表されるp−te
rt−ブチルカリックス[8]アレーンおよびそれらの
誘導体が特に好ましい。
【0019】
【化96】
【化97】
【化98】
【化99】
【化100】
【化101】 式(96)〜(101)中、各R1 は同じかまたは異な
り、C1からC20の炭化水素基、ハロゲン基、カルボ
キシル基またはそのエステル、ホルミル基、アシル基、
(アシル)−O−で表される基、アミノ基、モノまたは
ジアルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水酸
基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを含
む基、例えばスルホン酸基やスルホネート基など、ホス
ホリルを含む基、例えばホスホン酸基やホスホネート基
など、ニトロ基、シアノ基、チオシアノ基などを表し、
各R2 は同じかまたは異なり、水素、C1からC20の
炭化水素基、ハロゲン基、カルボキシル基またはそのエ
ステル、ホルミル基、アシル基、(アシル)−O−で表
される基、アミノ基、モノまたはジアルキルアミノ基、
アミド基またはその置換体、水酸基、アルコキシル基、
アルキルチオ基、スルホニルを含む基、例えばスルホン
酸基やスルホネート基など、ホスホリルを含む基、例え
ばホスホン酸基やホスホネート基など、ニトロ基、シア
ノ基、チオシアノ基などを表し、各Xは同じかまたは異
なり、水素、C1からC20の炭化水素基、アシル基、
スルホニルを含む基、例えばスルホン酸基やスルホネー
ト基など、ホスホリルを含む基、例えばホスホン酸基や
ホスホネート基など、またはエーテル結合を有する炭化
水素基などを表し、各Yは同じかまたは異なり、直接結
合、C1からC10のアルキレン基、−(アルキレン)
−O−、−(アルキレン)−S−、−O−、−S−、−
SO2 −、−CO−、−COO−などを表し、各nは同
じかまたは異なり、1から100の整数を表し、aは1
から3の整数を表し、bは0または1から3の整数を表
し、各cは同じかまたは異なり、1から3の整数を表
し、各dは同じかまたは異なり、0または1から3の整
数を表す。ただし、1≦a+b≦5、1≦c+d≦4で
ある。ここでいう炭化水素基はアルキル基やアリール基
などを表し、分子鎖中に水酸基やハロゲン基などの置換
基を含んでいてもよい。
【0020】
【化102】
【化103】
【化104】
【化105】
【化106】
【化107】 (式(107)中、nは1から99の任意の整数を表
す。)
【化108】 (式(108)中、nは1から99の任意の整数を表
す。)
【化109】
【化110】
【化111】
【化112】
【化113】
【化114】 Arが一般式(88)で表されるAr−O−X1 及び/
またはAr−N(−X 2 )−X3 の構造を含む化合物の
その他の例としては、下記一般式(115)および(1
16)で表されるようなクマリン誘導体、下記一般式
(117)および(118)で表されるようなクロモン
誘導体、下記一般式(119)および(120)で表さ
れるようなジヒドロクマリン誘導体、下記一般式(12
1)および(122)で表されるようなクロマノン誘導
体、下記一般式(123)および(124)で表される
ようなイソクロマノン誘導体、下記一般式(125)お
よび(126)で表されるようなクロマン誘導体、下記
一般式(127)および(128)で表されるようなイ
ソクロマン誘導体などの複素環式化合物などが挙げら
れ、これらのうちクマリン誘導体、クロモン誘導体、ま
たはクロマン誘導体が好ましい。クマリン誘導体、クロ
モン誘導体、またはクロマン誘導体のなかでも、下記式
(129)で表されるエスクレチン、下記式(130)
で表される7−アミノ−4−メチルクマリン、下記式
(131)で表されるクリシン、下記式(132)で表
されるモリン、下記式(133)で表される2−アミノ
クロモン、下記式(134)で表されるエピカテキン、
または下記式(135)で表されるエピガロカテキンガ
レートおよびそれらの誘導体がとくに好ましい。
【0021】
【化115】
【化116】
【化117】
【化118】 式(115)〜(118)中、各Rは同じかまたは異な
り、C1からC20の炭化水素基、ハロゲン基、カルボ
キシル基またはそのエステル、ホルミル基、アシル基、
(アシル)−O−で表される基、アミノ基、モノまたは
ジアルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水酸
基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを含
む基、例えばスルホン酸基やスルホネート基など、ホス
ホリルを含む基、例えばホスホン酸基やホスホネート基
など、ニトロ基、シアノ基、チオシアノ基などを表し、
各Xは同じかまたは異なり、水素、C1からC20の炭
化水素基、アシル基、スルホニルを含む基、例えばスル
ホン酸基やスルホネート基など、ホスホリルを含む基、
例えばホスホン酸基やホスホネート基など、またはエー
テル結合を有する炭化水素基などを表し、jおよびbは
0または1から3の整数を表し、mおよびdは0または
1から2の整数を表す。ただし、0≦j+b≦4、0≦
m+d≦2、1≦j+m≦5である。ここでいう炭化水
素基はアルキル基やアリール基などを表し、分子鎖中に
水酸基やハロゲン基などの置換基を含んでいてもよい。
【0022】
【化119】
【化120】
【化121】
【化122】
【化123】
【化124】 式(119)〜(124)中、各Rは同じかまたは異な
り、C1からC20の炭化水素基、ハロゲン基、カルボ
キシル基またはそのエステル、ホルミル基、アシル基、
(アシル)−O−で表される基、アミノ基、モノまたは
ジアルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水酸
基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを含
む基、例えばスルホン酸基やスルホネート基など、ホス
ホリルを含む基、例えばホスホン酸基やホスホネート基
など、ニトロ基、シアノ基、チオシアノ基などを表し、
各Xは同じかまたは異なり、水素、C1からC20の炭
化水素基、アシル基、スルホニルを含む基、例えばスル
ホン酸基やスルホネート基など、ホスホリルを含む基、
例えばホスホン酸基やホスホネート基など、またはエー
テル結合を有する炭化水素基などを表し、aは1から3
の整数を表し、bは0または1から3の整数を表し、c
およびdは0または1から2の整数を表す。ただし、1
≦a+b≦4、0≦c+d≦2である。ここでいう炭化
水素基はアルキル基やアリール基などを表し、分子鎖中
に水酸基やハロゲン基などの置換基を含んでいてもよ
い。
【0023】
【化125】
【化126】
【化127】
【化128】 式(125)〜(128)中、各Rは同じかまたは異な
り、C1からC20の炭化水素基、ハロゲン基、カルボ
キシル基またはそのエステル、ホルミル基、アシル基、
(アシル)−O−で表される基、アミノ基、モノまたは
ジアルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水酸
基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを含
む基、例えばスルホン酸基やスルホネート基など、ホス
ホリルを含む基、例えばホスホン酸基やホスホネート基
など、ニトロ基、シアノ基、チオシアノ基などを表し、
各Xは同じかまたは異なり、水素、C1からC20の炭
化水素基、アシル基、スルホニルを含む基、例えばスル
ホン酸基やスルホネート基など、ホスホリルを合む基、
例えばホスホン酸基やホスホネート基など、またはエー
テル結合を有する炭化水素基などを表し、aは1から3
の整数を表し、bは0または1から3の整数を表し、c
およびdは0または1から3の整数を表す。ただし、1
≦a+b≦4、0≦c+d≦3である。ここでいう炭化
水素基はアルキル基やアリール基などを表し、分子鎖中
に水酸基やハロゲン基などの置換基を含んでいてもよ
い。
【0024】
【化129】
【化130】
【化131】
【化132】
【化133】
【化134】
【化135】 Arが一般式(89)で表されるAr−O−X1 及び/
またはAr−N(−X 2 )−X3 の構造を含む化合物と
しては、例えば、下記一般式(136)および(13
7)で表されるようなナフタレン誘導体、または下記一
般式(138)および(139)で表されるようなビス
ナフチル誘導体などが挙げられ、これらのなかでも、下
記式(140)で表される4,5−ジヒドロキシナフタ
レン−2,7−ジスルホン酸二ナトリウム、下記式(1
41)で表される1,8−ジアミノナフタレン、下記式
(142)で表されるナフトールAS、下記式(14
3)で表される1,1’ビ−2−ナフトール、または下
記式(144)で表される1,1’−ビナフチル−2,
2’−ジアミンおよびそれらの誘導体が好ましく、さら
にこれらの中でも、4,5−ジヒドロキシナフタレン−
2,7−ジスルホン酸二ナトリウムまたは1,8−ジア
ミノナフタレンおよびそれらの誘導体がとくに好まし
い。
【0025】
【化136】
【化137】 式(136)、(137)中、各Rは同じかまたは異な
り、C1からC20の炭化水素基、ハロゲン基、カルボ
キシル基またはそのエステル、ホルミル基、アシル基、
(アシル)−O−で表される基、アミノ基、モノまたは
ジアルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水酸
基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを合
む基、例えばスルホン酸基やスルホネート基など、ホス
ホリルを合む基、例えばホスホン酸基やホスホネ−ト基
など、ニトロ基、シアノ基、チオシアノ基などを表し、
各Xは同じかまたは異なり、水素、C1からC20の炭
化水素基、アシル基、スルホニルを合む基、例えばスル
ホン酸基やスルホネート基など、ホスホリルを合む基、
例えばホスホン酸基やホスホネート基など、またはエー
テル結合を有する炭化水素基などを表し、j、b、c、
およびdは0または1から3の整数を表す。ただし、0
≦j+b≦4、0≦c+d≦4、1≦j+c≦6であ
る。ここでいう炭化水素基はアルキル基やアリール基な
どを表し、分子鎖中に水酸基やハロゲン基などの置換基
を含んでいてもよい。
【0026】
【化138】
【化139】 式(138)、(139)中、各Rは同じかまたは異な
り、C1からC20の炭化水素基、ハロゲン基、カルボ
キシル基またはそのエステル、ホルミル基、アシル基、
(アシル)−O−で表される基、アミノ基、モノまたは
ジアルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水酸
基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを合
む基、例えばスルホン酸基やスルホネート基など、ホス
ホリルを含む基、例えばホスホン酸基やホスホネート基
など、ニトロ基、シアノ基、チオシアノ基などを表し、
各Xは同じかまたは異なり、水素、C1からC20の炭
化水素基、アシル基、スルホニルを合む基、例えばスル
ホン酸基やスルホネート基など、ホスホリルを合む基、
例えばホスホン酸基やホスホネ−ト基など、またはエー
テル結合を有する炭化水素基などを表し、Yは直接結
合、C1からC10のアルキレン基、−(アルキレン)
−O−、−(アルキレン)−S−、−O−、−S−、−
SO2 −、−CO−、−COO−などを表し、j、b、
c、d、e、f、g、およびhは0または1から3の整
数を表す。ただし、0≦j+b≦4、0≦c+d≦3、
0≦e+f≦4、0≦g+h≦3、1≦j+c+e+g
≦12である。ここでいう炭化水素基はアルキル基やア
リール基などを表し、分子鎖中に水酸基やハロゲン基な
どの置換基を含んでいてもよい。
【0027】
【化140】
【化141】
【化142】
【化143】
【化144】 Arが一般式(90)または(91)で表されるAr−
O−X1 及び/またはAr−N(−X2 )−X3 の構造
を含む化合物としては、例えば、下記一般式(145)
および(146)で表されるようなアントラセン誘導体
などが挙げられ、これらのなかでも、下記式(147)
で表されるアンスラロビン、下記式(148)で表され
る9,10−ジメトキシアントラセン、または下記式
(149)で表される2−アミノアントラセンおよびそ
れらの誘導体が好ましく、さらにこれらの中でも、アン
スラロビンおよびその誘導体がとくに好ましい。
【0028】
【化145】
【化146】 式(145)、(146)中、各Rは同じかまたは異な
り、C1からC20の炭化水素基、ハロゲン基、カルボ
キシル基またはそのエステル、ホルミル基、アシル基、
(アシル)−O−で表される基、アミノ基、モノまたは
ジアルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水酸
基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを合
む基、例えばスルホン酸基やスルホネート基など、ホス
ホリルを合む基、例えばホスホン酸基やホスホネート基
など、ニトロ基、シアノ基、チオシアノ基などを表し、
各Xは同じかまたは異なり、水素、C1からC20の炭
化水素基、アシル基、スルホニルを含む基、例えばスル
ホン酸基やスルホネート基など、ホスホリルを合む基、
例えばホスホン酸基やホスホネート基など、またはエー
テル結合を有する炭化水素基などを表し、j、b、e、
およびfは0または1から3の整数を表し、pおよびq
は0または1から2の整数を表す。ただし、0≦j+b
≦4、0≦p+q≦2、0≦e+f≦4、1≦j+p+
e≦8である。ここでいう炭化水素基はアルキル基やア
リール基などを表し、分子鎖中に水酸基やハロゲン基な
どの置換基を含んでいてもよい。
【0029】
【化147】
【化148】
【化149】 Arが一般式(92)で表されるAr−O−X1 及び/
またはAr−N(−X 2 )−X3 の構造を含む化合物と
しては、例えば、下記一般式(150)および(15
1)で表されるようなベンゾキノン誘導体などが挙げら
れ、これらのなかでも、下記式(152)で表される
2,5−ジヒドロキシベンゾキノンおよびその誘導体が
好ましい。
【0030】
【化150】
【化151】 式(150)、(151)中、各Rは同じかまたは異な
り、C1からC20の炭化水素基、ハロゲン基、カルボ
キシル基またはそのエステル、ホルミル基、アシル基、
(アシル)−O−で表される基、アミノ基、モノまたは
ジアルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水酸
基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを含
む基、例えばスルホン酸基やスルホネート基など、ホス
ホリルを含む基、例えばホスホン酸基やホスホネート基
など、ニトロ基、シアノ基、チオシアノ基などを表し、
各Xは同じかまたは異なり、水素、C1からC20の炭
化水素基、アシル基、スルホニルを合む基、例えばスル
ホン酸基やスルホネート基など、ホスホリルを含む基、
例えばホスホン酸基やホスホネート基など、またはエー
テル結合を有する炭化水素基などを表し、k、l、p、
およびqは0または1から2の整数を表す。ただし、0
≦k+l≦2、0≦p+q≦2、1≦k+p≦4であ
る。ここでいう炭化水素基はアルキル基やアリール基な
どを表し、分子鎖中に水酸基やハロゲン基などの置換基
を含んでいてもよい。
【0031】
【化152】 Arが一般式(93)または(94)で表されるAr−
O−X1 及び/またはAr−N(−X2 )−X3 の構造
を含む化合物としては、例えば、下記一般式(153)
および(154)で表されるようなナフトキノン誘導体
などが挙げられ、これらのなかでも、下記式(155)
で表される5,8−ジヒドロキシ−1,4−ナフトキノ
ンまたは下記式(156)で表される2−アミノナフト
キノンおよびそれらの誘導体が好ましい。
【0032】
【化153】
【化154】 式(153)〜(154)中、各Rは同じかまたは異な
り、C1からC20の炭化水素基、ハロゲン基、カルボ
キシル基またはそのエステル、ホルミル基、アシル基、
(アシル)−O−で表される基、アミノ基、モノまたは
ジアルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水酸
基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを合
む基、例えばスルホン酸基やスルホネート基など、ホス
ホリルを含む基、例えばホスホン酸基やホスホネート基
など、ニトロ基、シアノ基、チオシアノ基などを表し、
各Xは同じかまたは異なり、水素、C1からC20の炭
化水素基、アシル基、スルホニルを合む基、例えばスル
ホン酸基やスルホネート基など、ホスホリルを含む基、
例えばホスホン酸基やホスホネート基など、またはエー
テル結合を有する炭化水素基などを表し、kおよびlは
0または1から2の整数を表し、cおよびdは0または
1から3の整数を表す。ただし、0≦k+l≦2、0≦
c+d≦4、1≦k+c≦5である。ここでいう炭化水
素基はアルキル基やアリール基などを表し、分子鎖中に
水酸基やハロゲン基などの置換基を含んでいてもよい。
【0033】
【化155】
【化156】 Arが一般式(95)で表されるAr−O−X1 及び/
またはAr−N(−X 2 )−X3 の構造を含む化合物と
しては、例えば、下記一般式(157)および(15
8)で表されるようなアントラキノン誘導体などが挙げ
られ、これらのなかでも、下記式(159)で表される
キナリザリン、下記式(160)で表されるアリザリ
ン、下記式(161)で表されるキニザリン、下記式
(162)で表されるアントラルフィン、下記式(16
3)で表されるエモジン、下記式(164)で表される
1,4−ジアミノアントラキノン、下記式(165)で
表される1,8−ジアミノ−4,5−ジヒドロキシアン
トラキノン、または下記式(166)で表されるアシッ
ドブル−25およびそれらの誘導体が好ましく、さらに
これらの中でも、キナリザリンまたは1,4−ジアミノ
アントラキノンおよびそれらの誘導体がとくに好まし
い。
【0034】
【化157】
【化158】 式(157)、(158)中、各Rは同じかまたは異な
り、C1からC20の炭化水素基、ハロゲン基、カルボ
キシル基またはそのエステル、水ルミル基、アシル基、
(アシル)−O−で表される基、アミノ基、モノまたは
ジアルキルアミノ基、アミド基またはその置換体、水酸
基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スルホニルを含
む基、例えばスルホン酸基やスルホネート基など、ホス
ホリルを合む基、例えばホスホン酸基やホスホネート基
など、ニトロ基、シアノ基、チオシアノ基などを表し、
各Xは同じかまたは異なり、水素、C1からC20の炭
化水素基、アシル基、スルホニルを合む基、例えばスル
ホン酸基やスルホネート基など、ホスホリルを合む基、
例えばホスホン酸基やホスホネート基など、またはエー
テル結合を有する炭化水素基などを表し、j、b、c、
およびdは0または1から3の整数を表す。ただし、0
≦j+b≦4、0≦c+d≦4、1≦j+c≦6であ
る。ここでいう炭化水素基はアルキル基やアリール基な
どを表し、分子鎖中に水酸基やハロゲン基などの置換基
を含んでいてもよい。
【0035】
【化159】
【化160】
【化161】
【化162】
【化163】
【化164】
【化165】
【化166】 このような添加剤の使用量としては、共存するインジウ
ムまたはその化合物のモル数に対して0.01〜100
モルが好ましく、更に好ましくは0.05〜50モルで
ある。
【0036】本発明によるポリエステルの製造は、従来
公知の方法で行うことができる。例えば、テレフタル酸
とエチレングリコールとのエステル化後、重縮合する方
法、もしくは、テレフタル酸ジメチルなどのテレフタル
酸のアルキルエステルと工チレングリコールとのエステ
ル交換反応を行った後、重縮合する方法のいずれの方法
でも行うことができる。また、重合の装置は、回分式で
あっても、連続式であってもよい。
【0037】本発明の触媒は、重縮合反応のみならずエ
ステル化反応およびエステル交換反応にも触媒活性を有
する。テレフタル酸ジメチルなどのジカルボン酸のアル
キルエステルとエチレングリコールなどのグリコールと
のエステル交換反応による重合は、通常マンガンもしく
は亜鉛などのエステル交換触媒の存在下で行われるが、
これらの触媒に代えて本発明の触媒を用いることもでき
る。また、本発明の触媒は、溶融重合のみならず固相重
合や溶液重合においても触媒活性を有する。
【0038】本発明の重縮合触媒の添加時期は、重縮合
反応の開始前が望ましいが、エステル化反応もしくはエ
ステル交換反応の開始前および反応途中の任意の段階で
反応系に添加することもできる。
【0039】本発明の重縮合触媒の添加方法は、粉末状
での添加であってもよいし、エチレングリコールなどの
溶媒のスラリー状もしくは溶液状での添加であってもよ
く、特に限定されない。また、インジウムまたはその化
合物と添加剤とを予め混合したものを添加してもよい
し、これらを別々に添加してもよい。
【0040】本発明の重縮合触媒は、アンチモン化合
物、チタン化合物、ゲルマニウム化合物などの他の重縮
合触媒を共存させて用いてもよい。
【0041】本発明に言うポリエステルとは、ジカルボ
ン酸を合む多価カルボン酸およびこれらのエステル形成
性誘導体から適ばれる一種または二種以上とグリコール
を合む多価アルコールから選ばれる一種または二種以上
とから成るもの、またはヒドロキシカルボン酸およびこ
れらのエステル形成性誘導体から成るもの、または環状
エステルから成るものをいう。
【0042】ジカルボン酸としては、蓚酸、マロン酸、
コハク酸、グルタル酸、アジビン酸、ビメリン酸、スベ
リン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカンジカルボン
酸、ドカンジカルボン酸、テトラデカンジカルボン酸、
ヘキサデカンジカルボン酸、3−シクロブタンジカルボ
ン酸、1,3−シクロペンタンジカルボン酸、1,2−
シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサン
ジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、
2,5−ノルボルナンジカルボン酸、ダイマー酸などに
例示される飽和脂肪族ジカルボン酸またはこれらのエス
テル形成性誘導体、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸
などに例示される不飽和脂肪族ジカルボン酸またはこれ
らのエステル形成性誘導体、オルソフタル酸、イソフタ
ル酸、テレフタル酸、5−(アルカリ金属)スルホイソ
フタル酸、ジフェニン酸、1,3−ナフタレンジカルボ
ン酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフ
タレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン
酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、4,4’−ビフ
ェニルジカルボン酸、4,4’−ビフェニルスルホンジ
カルボン酸、4,4’−ビフェニルエーテルジカルボン
酸、1,2−ビス(フェノキシ)エタン−p,p’−ジ
カルボン酸、パモイン酸、アントラセンジカルボン酸な
どに例示される芳香族ジカルボン酸またはこれらのエス
テル形成性誘導体が挙げられ、これらのジカルボン酸の
うちテレフタル酸およびイソフタル酸が好ましい。
【0043】これらジカルボン酸以外の多価カルボン酸
として、エタントリカルボン酸、プロパントリカルボン
酸、ブタンテトラカルボン酸、ピロメリット酸、トリメ
リット酸、トリメシン酸、3,4,3’,4’−ビフェ
ニルテトラカルボン酸、およびこれらのエステル形成性
誘導体などが挙げられる。
【0044】グリコールとしてはエチレングリコール、
1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチレン
グリコール、2,3−ブチレングリコール、1,4−ブ
チレングリコール、1,5−ペンタンジオール、ネオペ
ンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、1,2
−シクロヘキサンジオール、1,3−シクロヘキサンジ
オール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,2−シ
クロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジ
メタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、
1,4−シクロヘキサンジエタノール、1,10−デカ
メチレングリコール、1,12−ドデカンジオール、ポ
リエチレングリコール、ポリトリメチレングリコール、
ポリテトラメチレングリコールなどに例示される脂肪族
グリコール、ヒドロキノン、4,4’−ジヒドロキシビ
スフェノ−ル、1,4−ビス(β−ヒドロキシエトキ
シ)ベンゼン、1,4−ビス(β−ヒドロキシエトキシ
フェニル)スルホン、ビス(p−ヒドロキシフェニル)
エーテル、ビス(p−ヒドロキシフェニル)スルホン、
ビス(p−ヒドロキシフェニル)メタン、1,2−ビス
(p−ヒドロキシフェニル)エタン、ビスフェノール
A、ビスフェノールC、2,5−ナフタレンジオール、
これらのグリコールにエチレンオキシドが付加されたグ
リコール、などに例示される芳香族グリコールが挙げら
れ、これらのグリコールのうちエチレングリコ−ルおよ
び1,4−ブチレングリコールが好ましい。
【0045】これらグリコール以外の多価アルコールと
して、トリメチロールメタン、トリメチロールエタン、
トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、グリ
セロ−ル、ヘキサントリオールなどが挙げられる。
【0046】ヒドロキシカルボン酸としては、乳酸、ク
エン酸、リンゴ酸、酒石酸、ヒドロキシ酢酸、3−ヒド
ロキシ酪酸、p−ヒドロキシ安息香酸、p−(2−ヒド
ロキシエトキシ)安息香酸、4−ヒドロキシシクロヘキ
サンカルボン酸、またはこれらのエステル形成性誘導体
などが挙げられる。
【0047】環状エステルとしては、ε−カプロラクト
ン、β−プロピオラクトン、β−メチル−β−プロピオ
ラクトン、δ−バレロラクトン、グリコリド、ラクチド
などが挙げられる。
【0048】多価カルボン酸もしくはヒドロキシカルボ
ン酸のエステル形成性誘導体としては、これらのアルキ
ルエステル、酸クロライド、酸無水物などが挙げられ
る。
【0049】本発明のポリエステルは、主たる繰り返し
単位がアルキレンテレフタレ−トからなるポリエステル
が好ましい。ここで言う主たる繰り返し単位がアルキレ
ンテレフタレートからなるポリエステルとは、主たる酸
成分がテレフタル酸またはそのエステル形成性誘導体、
主たるグリコール成分がアルキレングリコールからなる
ものである。ここで言うアルキレングリコールは、分子
鎖中に置換基や脂環構造を含んでいても良い。
【0050】酸成分として蓚酸、マロン酸、コハク酸、
グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、ア
ゼライン酸、セバシン酸、デカンジカルボン酸、ドデカ
ンジカルボン酸、テトラデカンジカルボン酸、ヘキサデ
カンジカルボン酸、1,3−シクロプタンジカルボン
酸、1,3−シクロペンタンジカルボン酸、1,2−シ
クロヘキサンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジ
カルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、
2,5−ノルボルナンジカルボン酸、ダイマー酸などに
例示される飽和脂肪族ジカルボン酸またはこれらのエス
テル形成性誘導体、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸
などに例示される不飽和脂肪族ジカルボン酸またはこれ
らのエステル形成性誘導体、オルソフタル酸、イソフタ
ル酸、5−(アルカリ金属)スルホイソフタル酸、ジフ
ェニン酸、1,3−ナフタレンジカルボン酸、1,4−
ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボ
ン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフ
タレンジカルボン酸、4,4−ビフェニルジカルボン
酸、4、4’−ビフェニルスルホンジカルボン酸、4,
4’−ビフェニルエーテルジカルボン酸、1,2−ビス
(フェノキシエタン−p,p’−ジカルボン酸、パモイ
ン酸、アントラセンジカルボン酸などに例示される芳香
族ジカルボン酸またはこれらのエステル形成性誘導体、
エタントリカルボン酸、プロパントリカルボン酸、ブタ
ンテトラカルボン酸、ピロメリット酸、トリメリット
酸、トリメシン酸、3,4,3’,4’−ビフェニルテ
トラカルボン酸などに例示される多価カルボン酸および
これらのエステル形成性誘導体などを共重合成分として
合むこともできる。また、乳酸、クエン酸、リンゴ酸、
酒石酸、ヒドロキシ酢酸、3−ヒドロキシ酪酸、p−ヒ
ドロキシ安息香酸、p−(2−ヒドロキシエトキシ)安
息香酸、4−ヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸など
に例示されるヒドロキシカルボン酸またはそのエステル
形成性誘導体を合むこともできる。また、ε−カプロラ
クトン、β−プロピオラクトン、β−メチル−β−プロ
ピオラクトン、δ−バレロラクトン、グリコリド、ラク
チドなどに例示される環状エステルを含むこともでき
る。
【0051】主たるグリコール成分のアルキレングリコ
ールとしては、1,2−プロピレングリコール、1,3
−プロピレングリコール、1,2−ブチレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール、2,3−ブチレング
リコール、1,4−ブチレングリコール、1,5−ペン
タンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキ
サンジオール、1,2−シクロヘキサンジオール、1,
3−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサン
ジオール、1,2−シクロヘキサンジメタノール、1,
3−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキ
サンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジエタノー
ル、1,10−デカメチレングリコール、1,12−ド
デカンジオール等があげられる。これらは同時に2種以
上を使用しても良い。また、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリ
トリメチレングリコール、ポリテトラメチレングリコー
ルなどに例示される脂肪族グリコール、ヒドロキノン、
4,4’−ジヒドロキシビスフェノール、1,4−ビス
(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、1,4−ビス
(β−ヒドロキシエトキシフェニル)スルホン、ビス
(p−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(p−ヒド
ロキシフエニル)スルホン、ビス(p−ヒドロキシフェ
ニル)メタン、1,2−ビス(p−ヒドロキシフェニ
ル)エタン、ビスフェノールA、ビスフェノールC、
2,5−ナフタレンジオール、これらのグリコールにエ
チレンオキシドが付加されたグリコール、などに例示さ
れる芳香族グリコール、トリメチロールメタン、トリメ
チロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリ
スリトール、グリセロール、ヘキサントリオールなどに
例示される多価アルコール等を含むことができる。
【0052】本発明のポリエステルとしてはポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ
プロピレンテレフタレート、ポリ(1,4−シクロヘキ
サンジメチレンテレフタレート)、ポリエチレンナフタ
レート、ポリブチレンナフタレート、およびこれらの共
重合体が特に好ましく、これらのうちポリエチレンテレ
フタレートがさらに好ましい。
【0053】本発明のポリエステル中には他の任意の重
合体や安定剤、酸化防止剤、制電剤、消泡剤、染色性改
良剤、染料、顔料、艶消剤、蛍光増白剤、その他の添加
剤が含有されていてもよい。
【0054】インジウムまたはその化合物はもともとポ
リエステル重縮合触媒としての活性は十分ではないが、
本発明の添加剤を共存させることによって触媒活性がよ
り高められ、重縮合触媒として十分実用的な活性を持つ
ようになり、既存のアンチモン化合物などの触媒とは異
なったインジウム化合物触媒により製造されたポリエス
テルを得ることができる。
【0055】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが本発
明はもとよりこれらの実施例に限定されるものではな
い。なお、各実施例および比較例においてポリエステル
の固有粘度(IV)は、フェノール/1,1,2,2‐
テトラクロロエタンの6/4混合溶媒(重量比)を用い
て得られたポリエステルを溶解し、温度30℃で測定し
た。
【0056】(実施例1)ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)テレフタレート8900重量部に対して濃度が5g
/Lの酢酸インジウムのエチレングリコール溶液を0.
46容量部添加し、次いで1,1’−ビナフチル−2,
2’−ジアミン(A)をポリエステル中の酸成分に対し
て0.1モル%加え、常圧下に245℃にて10分間攪
拌した。次いで50分を要して275℃まで昇温しつつ
反応系を徐々に減圧して0.1torr(mmHg)と
し、275℃、0.1torrにて180分間重縮合反
応を行い、ポリエステルを得た。
【0057】(実施例2)1,1’−ビナフチル−2,
2’−ジアミンに代えて1,1’−ビ−2−ナフトール
(B)を使用した以外は実施例1と全く同様にしてポリ
エステルを得た。
【0058】(実施例3)1,1’−ビナフチル−2,
2’−ジアミンに代えて7−アミノ−4−メチルクマリ
ン(C)を使用した以外は実施例1と全く同様にしてポ
リエステルを得た。
【0059】(実施例4)1,1’−ビナフチル−2,
2’−ジアミンに代えてモリン(D)を使用した以外は
実施例1と全く同様にしてポリエステルを得た。
【0060】(実施例5)1,1’−ビナフチル−2,
2’−ジアミンに代えて2−アミノクロモン(E)を使
用した以外は実施例1と全く同様にしてポリエステルを
得た。
【0061】(実施例6)1,1’−ビナフチル−2,
2’−ジアミンに代えてエピガロカテキンガレート
(F)を使用した以外は実施例1と全く同様にしてポリ
エステルを得た。
【0062】(実施例7)1,1’−ビナフチル−2,
2’−ジアミンに代えてエピカテキン(G)を使用した
以外は実施例1と全く同様にしてポリエステルを得た。
【0063】(実施例8)1,1’−ビナフチル−2,
2’−ジアミンに代えてカリックス[8]アレーン
(H)を使用した以外は実施例1と全く同様にしてポリ
エステルを得た。
【0064】(実施例9)1,1’−ビナフチル−2,
2’−ジアミンに代えてp−tert−ブチルカリック
ス[8]アレーン(I)を使用した以外は実施例1と全
く同様にしてポリエステルを得た。
【0065】(実施例10)1,1’−ビナフチル−
2,2’−ジアミンに代えてアリザリン(J)を使用し
た以外は実施例1と全く同様にしてポリエステルを得
た。
【0066】(実施例11)1,1’−ビナフチル−
2,2’−ジアミンに代えてアントラルフィン(K)を
使用した以外は実施例1と全く同様にしてポリエステル
を得た。
【0067】(実施例12)1,1’−ビナフチル−
2,2’−ジアミンに代えてエモジン(L)を使用した
以外は実施例1と全く同様にしてポリエステルを得た。
【0068】(実施例13)1,1’−ビナフチル−
2,2’−ジアミンに代えて1,4−ジアミノアントラ
キノン(M)を使用した以外は実施例1と全く同様にし
てポリエステルを得た。
【0069】(実施例14)1,1’−ビナフチル−
2,2’−ジアミンに代えて1,8−ジアミノ−4,5
−ジヒドロキシアントラキノン(N)を使用した以外は
実施例1と全く同様にしてポリエステルを得た。
【0070】(実施例15)1,1’−ビナフチル−
2,2’−ジアミンに代えて5,8−ジヒドロキシ−
1,4−ナフトキノン(O)を使用した以外は実施例1
と全く同様にしてポリエステルを得た。
【0071】(実施例16)1,1’−ビナフチル−
2,2’−ジアミンに代えてアンスラロビン(P)を使
用した以外は実施例1と全く同様にしてポリエステルを
得た。
【0072】(実施例17)1,1’−ビナフチル−
2,2’−ジアミンに代えて4,5−ジヒドロキシナフ
タレン−2,7−ジスルホン酸二ナトリウム(Q)を使
用した以外は実施例1と全く同様にしてポリエステルを
得た。
【0073】(実施例18)1,1’−ビナフチル−
2,2’−ジアミンに代えて1,8−ジアミノナフタレ
ン(R)を使用した点以外実施例1と全く同様にしてポ
リエステルを得た。
【0074】(比較例1)1,1’−ビナフチル−2,
2’−ジアミン(A)を添加しなかったこと以外は実施
例1と全く同様にしてポリエステルを得た。
【0075】(比較例2)酢酸インジウムのエチレング
リコール溶液を加えなかったこと以外は実施例1と全く
同様にしてポリエステルを得た。
【0076】実施例1〜18並びに比較例1、2にて得
られたポリエステルの固有粘度の測定結果を表1にまと
めて示した。
【0077】
【表1】
【発明の効果】本発明によれば、アンチモン化合物以外
の新規の重縮合触媒、およびこれを用いて製造されたポ
リエステルが提供される。本発明のポリエステルは、衣
料用繊維、産業資材用繊維、各種フィルム、シート、ボ
トルやエンジニアリングプラスチックなどの各種成形
物、および塗料や接着剤などへの応用が可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田口 裕朗 滋賀県大津市堅田二丁目1番1号 東洋紡 績株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 4J029 AA02 AA03 AA05 AB01 AB04 AB07 AE01 AE02 AE03 AE11 AE13 CA02 JB041 JB111 JB141 JB151 JB171 JB191 JC051 JC061 JC121 JC341 JC351 JC421 JC751 JC771 JD05 JF241 KB05

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インジウムまたはその化合物と、下記一般
    式(1)及び/または(2)の構造を含む化合物からな
    る群より選ばれる一種以上の化合物とからなるポリエス
    テル重合触媒。 【化1】 【化2】 (式(1)、(2)中、Arはアリール基を表す。)
  2. 【請求項2】一般式(1)及び/または(2)の構造を
    含む化合物がそれぞれ下記一般式(3)及び/または
    (4)で表される構造を含む化合物である請求項1記載
    のポリエステル重合触媒。 【化3】 【化4】 (式(3)、(4)中、Arはアリール基を表し、X
    1 ,X2 ,X3 はそれぞれ独立に水素、炭化水素基、ア
    シル基、スルホニルを含む基、ホスホリルを含む基、ま
    たはエーテル結合を有する炭化水素基を表す。)
  3. 【請求項3】前記一般式(3)および(4)のArが下
    記一般式(5)から(12)からなる群より選ばれるこ
    とを特徴とする請求項2記載のポリエステル重合触媒。 【化5】 【化6】 【化7】 【化8】 【化9】 【化10】 【化11】 【化12】
  4. 【請求項4】前記一般式(3)及び/または(4)で表
    される構造を含む化合物が、下記一般式(13)、(1
    4)で表されるような直線状フェノール化合物、直線状
    アニリン化合物およびそれらの誘導体からなる群より選
    ばれる化合物であることを特徴とする請求項2記載のポ
    リエステル重合触媒。 【化13】 【化14】 (式(13)、(14)中、各R1 は同じかまたは異な
    り、C1からC20の炭化水素基、水酸基またはハロゲ
    ン基を有するC1からC20の炭化水素基、ハロゲン
    基、カルボキシル基またはそのエステル、ホルミル基、
    アシル基、(アシル)−O−で表される基、アミノ基、
    モノまたはジアルキルアミノ基、アミド基またはその置
    換体、水酸基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スル
    ホニルを含む基、ホスホリルを含む基、ニトロ基、シア
    ノ基、チオシアノ基を表し、各R 2 は同じかまたは異な
    り、水素、C1からC20の炭化水素基、水酸基または
    ハロゲン基を有するC1からC20の炭化水素基、ハロ
    ゲン基、カルボキシル基またはそのエステル、ホルミル
    基、アシル基、(アシル)−O−で表される基、アミノ
    基、モノまたはジアルキルアミノ基、アミド基またはそ
    の置換体、水酸基、アルコキシル基、アルキルチオ基、
    スルホニルを含む基、ホスホリルを含む基、ニトロ基、
    シアノ基、チオシアノ基を表し、各Xは同じかまたは異
    なり、水素、C1からC20の炭化水素基、水酸基また
    はハロゲン基を有するC1からC20の炭化水素基、ア
    シル基、スルホニルを合む基、ホスホリルを含む基、ま
    たはエーテル結合を有する炭化水素基を表し、各Yは同
    じかまたは異なり、直接結合、C1からC10のアルキ
    レン基、−(アルキレン)−O−、−(アルキレン)−
    S−、−O−、−S−、−SO2 −、−CO−、−CO
    O−を表し、nは1から100の整数を表し、aおよび
    cは1から3の整数を表し、bおよびdは0または1か
    ら3の整数を表す。ただし、1≦a+b≦5、1≦c+
    d≦4である。各dは同じでも異なってもよい。)
  5. 【請求項5】前記一般式(3)及び/または(4)で表
    される構造を含む化合物が、下記一般式(15)および
    (16)で表されるような枝分かれ線状フェノール化合
    物、枝分かれ線状アニリン化合物およびそれらの誘導体
    からなる群より選ばれる化合物であることを特徴とする
    請求項2記載のポリエステル重合触媒。 【化15】 【化16】 (式(15)〜(16)中、各R1 は同じかまたは異な
    り、C1からC20の炭化水素基、水酸基またはハロゲ
    ン基を有するC1からC20の炭化水素基、ハロゲン
    基、カルボキシル基またはそのエステル、ホルミル基、
    アシル基、(アシル)−O−で表される基、アミノ基、
    モノまたはジアルキルアミノ基、アミド基またはその置
    換体、水酸基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スル
    ホニルを含む基、ホスホリルを含む基、ニトロ基、シア
    ノ基、チオシアノ基を表し、各R 2 は同じかまたは異な
    り、水素、C1からC20の炭化水素基、水酸基または
    ハロゲン基を有するC1からC20の炭化水素基、ハロ
    ゲン基、カルボキシル基またはそのエステル、ホルミル
    基、アシル基、(アシル)−O−で表される基、アミノ
    基、モノまたはジアルキルアミノ基、アミド基またはそ
    の置換体、水酸基、アルコキシル基、アルキルチオ基、
    スルホニルを含む基、ホスホリルを含む基、ニトロ基、
    シアノ基、チオシアノ基を表し、各Xは同じかまたは異
    なり、水素、C1からC20の炭化水素基、水酸基また
    はハロゲン基を有するC1からC20の炭化水素基、ア
    シル基、スルホニルを含む基、ホスホリルを含む基、ま
    たはエーテル結合を有する炭化水素基を表し、各Yは同
    じかまたは異なり、直接結合、C1からC10のアルキ
    レン基、−(アルキレン)−O−、−(アルキレン)−
    S−、−O−、−S−、−SO2 −、−CO−、−CO
    O−を表し、各nは同じかまたは異なり、1から100
    の整数を表し、各cは同じかまたは異なり、1から3の
    整数を表し、各dは同じかまたは異なり、0または1か
    ら3の整数を表す。ただし、1≦c+d≦4である。)
  6. 【請求項6】前記一般式(3)及び/または(4)で表
    される構造を含む化合物が、下記一般式(17)および
    (18)で表されるような環状フェノール化合物、環状
    アニリン化合物およびそれらの誘導体からなる群より選
    ばれる化合物であることを特徴とする請求項2記載のポ
    リエステル重合触媒。 【化17】 【化18】 (式(17)、(18)中、各R1 は同じかまたは異な
    り、C1からC20の炭化水素基、水酸基またはハロゲ
    ン基を有するC1からC20の炭化水素基、ハロゲン
    基、カルボキシル基またはそのエステル、ホルミル基、
    アシル基、(アシル)−O−で表される基、アミノ基、
    モノまたはジアルキルアミノ基、アミド基またはその置
    換体、水酸基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スル
    ホニルを含む基、ホスホリルを含む基、ニトロ基、シア
    ノ基、チオシアノ基を表し、各Xは同じかまたは異な
    り、水素、C1からC20の炭化水素基、水酸基または
    ハロゲン基を有するC1からC20の炭化水素基、アシ
    ル基、スルホニルを含む基、ホスホリルを含む基、また
    はエーテル結合を有する炭化水素基を表し、各Yは同じ
    かまたは異なり、直接結合、C1からC10のアルキレ
    ン基、−(アルキレン)−O−、−(アルキレン)−S
    −、−O−、−S−、−SO2 −、−CO−、−COO
    −を表し、nは1から100の整数を表し、cは1から
    3の整数を表し、dは0または1から3の整数を表す。
    ただし、1≦c+d≦4である。各dは同じでも異なっ
    てもよい。)
  7. 【請求項7】前記一般式(3)及び/または(4)で表
    される構造を含む化合物が、下記一般式(19)および
    (20)で表されるクマリン誘導体、または下記一般式
    (21)および(22)で表されるクロモン誘導体から
    なる群より選ばれる化合物であることを特徴とする請求
    項2記載のポリエステル重合触媒。 【化19】 【化20】 【化21】 【化22】 (式(19)〜(22)中、各Rは同じかまたは異な
    り、C1からC20の炭化水素基、水酸基またはハロゲ
    ン基を有するC1からC20の炭化水素基、ハロゲン
    基、カルボキシル基またはそのエステル、ホルミル基、
    アシル基、(アシル)−O−で表される基、アミノ基、
    モノまたはジアルキルアミノ基、アミド基またはその置
    換体、水酸基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スル
    ホニルを含む基、ホスホリルを含む基、ニトロ基、シア
    ノ基、チオシアノ基を表し、各Xは同じかまたは異な
    り、水素、C1からC20の炭化水素基、水酸基または
    ハロゲン基を有するC1からC20の炭化水素基、アシ
    ル基、スルホニルを含む基、ホスホリルを含む基、また
    はエーテル結合を有する炭化水素基を表し、jおよびb
    は0または1から3の整数を表し、mおよびdは0また
    は1から2の整数を表す。ただし、0≦j+b≦4、0
    ≦m+d≦2、1≦j+m≦5である。)
  8. 【請求項8】前記一般式(3)及び/または(4)で表
    される構造を含む化合物が、下記一般式(23)および
    (24)で表されるジヒドロクマリン誘導体、下記一般
    式(25)および(26)で表されるクロマノン誘導
    体、または下記一般式(27)および(28)で表され
    るイソクロマノン誘導体からなる群より選ばれる化合物
    であることを特徴とする請求項2記載のポリエステル重
    合触媒。 【化23】 【化24】 【化25】 【化26】 【化27】 【化28】 (式(23)〜(28)中、各Rは同じかまたは異な
    り、C1からC20の炭化水素基、水酸基またはハロゲ
    ン基を有するC1からC20の炭化水素基、ハロゲン
    基、カルボキシル基またはそのエステル、ホルミル基、
    アシル基、(アシル)−O−で表される基、アミノ基、
    モノまたはジアルキルアミノ基、アミド基またはその置
    換体、水酸基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スル
    ホニルを含む基、ホスホリルを含む基、ニトロ基、シア
    ノ基、チオシアノ基を表し、各Xは同じかまたは異な
    り、水素、C1からC20の炭化水素基、水酸基または
    ハロゲン基を有するC1からC20の炭化水素基、アシ
    ル基、スルホニルを含む基、ホスホリルを含む基、また
    はエーテル結合を有する炭化水素基を表し、aは1から
    3の整数を表し、bは0または1から3の整数を表し、
    pおよびqは0または1から2の整数を表す。ただし、
    1≦a+b≦4、0≦p+q≦2である。)
  9. 【請求項9】前記一般式(3)及び/または(4)で表
    される構造を含む化合物が、下記一般式(29)および
    (30)で表されるクロマン誘導体、または下記一般式
    (31)および(32)で表されるイソクロマン誘導体
    からなる群より選ばれる化合物であることを特徴とする
    請求項2記載のポリエステル重合触媒。 【化29】 【化30】 【化31】 【化32】 (式(29)〜(32)中、各Rは同じかまたは異な
    り、C1からC20の炭化水素基、水酸基またはハロゲ
    ン基を有するC1からC20の炭化水素基、ハロゲン
    基、カルボキシル基またはそのエステル、ホルミル基、
    アシル基、(アシル)−O−で表される基、アミノ基、
    モノまたはジアルキルアミノ基、アミド基またはその置
    換体、水酸基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スル
    ホニルを含む基、ホスホリルを含む基、ニトロ基、シア
    ノ基、チオシアノ基を表し、各Xは同じかまたは異な
    り、水素、C1からC20の炭化水素基、水酸基または
    ハロゲン基を有するC1からC20の炭化水素基、アシ
    ル基、スルホニルを含む基、ホスホリルを含む基、また
    はエーテル結合を有する炭化水素基を表し、aは1から
    3の整数を表し、bは0または1から3の整数を表し、
    cおよびdは0または1から3の整数を表す。ただし、
    1≦a+b≦4、0≦c+d≦3である。)
  10. 【請求項10】前記一般式(3)及び/または(4)で
    表される構造を含む化合物が、下記一般式(33)およ
    び(34)で表されるようなナフタレン誘導体、または
    下記一般式(35)および(36)で表されるようなビ
    スナフチル誘導体からなる群より選ばれる化合物である
    ことを特徴とする請求項2記載のポリエステル重合触
    媒。 【化33】 【化34】 (式(33)、(34)中、各Rは同じかまたは異な
    り、C1からC20の炭化水素基、水酸基またはハロゲ
    ン基を有するC1からC20の炭化水素基、ハロゲン
    基、カルボキシル基またはそのエステル、ホルミル基、
    アシル基、(アシル)−O−で表される基、アミノ基、
    モノまたはジアルキルアミノ基、アミド基またはその置
    換体、水酸基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スル
    ホニルを含む基、ホスホリルを含む基、ニトロ基、シア
    ノ基、チオシアノ基を表し、各Xは同じかまたは異な
    り、水素、C1からC20の炭化水素基、水酸基または
    ハロゲン基を有するC1からC20の炭化水素基、アシ
    ル基、スルホニルを含む基、ホスホリルを含む基、また
    はエーテル結合を有する炭化水素基を表し、j、b、
    c、およびdは0または1から3の整数を表す。ただ
    し、0≦j+b≦4、0≦c+d≦4、1≦j+c≦6
    である。) 【化35】 【化36】 (式(35)、(36)中、各Rは同じかまたは異な
    り、C1からC20の炭化水素基、水酸基またはハロゲ
    ン基を有するC1からC20の炭化水素基、ハロゲン
    基、カルボキシル基またはそのエステル、ホルミル基、
    アシル基、(アシル)−O−で表される基、アミノ基、
    モノまたはジアルキルアミノ基、アミド基またはその置
    換体、水酸基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スル
    ホニルを含む基、ホスホリルを含む基、ニトロ基、シア
    ノ基、チオシアノ基を表し、各Xは同じかまたは異な
    り、水素、C1からC20の炭化水素基、水酸基または
    ハロゲン基を有するC1からC20の炭化水素基、アシ
    ル基、スルホニルを含む基、ホスホリルを含む基、また
    はエーテル結合を有する炭化水素基を表し、Yは直接結
    合、C1からC10のアルキレン基、−(アルキレン)
    −O−、−(アルキレン)−S−、−O−、−S−、−
    SO2 −、−CO−、−COO−を表し、j、b、c、
    d、e、f、g、およびhは0または1から3の整数を
    表す。ただし、0≦j+b≦4、0≦c+d≦3、0≦
    e+f≦4、0≦g+h≦3、1≦j+c+e+g≦1
    2である。)
  11. 【請求項11】前記一般式(3)及び/または(4)で
    表される構造を含む化合物が、下記一般式(37)およ
    び(38)で表されるようなアントラセン誘導体からな
    る群より選ばれる化合物であることを特徴とする請求項
    2記載のポリエステル重合触媒。 【化37】 【化38】 (式(37)、(38)中、各Rは同じかまたは異な
    り、C1からC20の炭化水素基、水酸基またはハロゲ
    ン基を有するC1からC20の炭化水素基、ハロゲン
    基、カルボキシル基またはそのエステル、ホルミル基、
    アシル基、(アシル)−O−で表される基、アミノ基、
    モノまたはジアルキルアミノ基、アミド基またはその置
    換体、水酸基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スル
    ホニルを含む基、ホスホリルを含む基、ニトロ基、シア
    ノ基、チオシアノ基を表し、各Xは同じかまたは異な
    り、水素、C1からC20の炭化水素基、水酸基または
    ハロゲン基を有するC1からC20の炭化水素基、アシ
    ル基、スルホニルを含む基、ホスホリルを含む基、また
    はエーテル結合を有する炭化水素基を表し、j、b、
    e、およびfは0または1から3の整数を表し、pおよ
    びqは0または1から2の整数を表す。ただし、0≦j
    +b≦4、0≦p+q≦2、0≦e+f≦4、1≦j+
    p+e≦8である。)
  12. 【請求項12】前記一般式(3)及び/または(4)で
    表される構造を含む化合物が、下記一般式(39)およ
    び(40)で表されるようなベンゾキノン誘導体からな
    る群より選ばれる化合物であることを特徴とする請求項
    2記載のポリエステル重合触媒。 【化39】 【化40】 (式(39)、(40)中、各Rは同じかまたは異な
    り、C1からC20の炭化水素基、水酸基またはハロゲ
    ン基を有するC1からC20の炭化水素基、ハロゲン
    基、カルボキシル基またはそのエステル、ホルミル基、
    アシル基、(アシル)−O−で表される基、アミノ基、
    モノまたはジアルキルアミノ基、アミド基またはその置
    換体、水酸基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スル
    ホニルを含む基、ホスホリルを含む基、ニトロ基、シア
    ノ基、チオシアノ基を表し、各Xは同じかまたは異な
    り、水素、C1からC20の炭化水素基、水酸基または
    ハロゲン基を有するC1からC20の炭化水素基、アシ
    ル基、スルホニルを含む基、ホスホリルを含む基、また
    はエーテル結合を有する炭化水素基を表し、k、l、
    p、およびqは0または1から2の整数を表す。ただ
    し、0≦k+l≦2、0≦p+q≦2、1≦k+p≦4
    である。)
  13. 【請求項13】前記一般式(3)及び/または(4)で
    表される構造を含む化合物が、下記一般式(41)およ
    び(42)で表されるようなナフトキノン誘導体からな
    る群より選ばれる化合物であることを特徴とする請求項
    2記載のポリエステル重合触媒。 【化41】 【化42】 (式(41)、(42)中、各Rは同じかまたは異な
    り、C1からC20の炭化水素基、水酸基またはハロゲ
    ン基を有するC1からC20の炭化水素基、ハロゲン
    基、カルボキシル基またはそのエステル、ホルミル基、
    アシル基、(アシル)−O−で表される基、アミノ基、
    モノまたはジアルキルアミノ基、アミド基またはその置
    換体、水酸基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スル
    ホニルを含む基、ホスホリルを含む基、ニトロ基、シア
    ノ基、チオシアノ基を表し、各Xは同じかまたは異な
    り、水素、C1からC20の炭化水素基、水酸基または
    ハロゲン基を有するC1からC20の炭化水素基、アシ
    ル基、スルホニルを含む基、ホスホリルを含む基、また
    はエーテル結合を有する炭化水素基を表し、kおよびl
    は0または1から2の整数を表し、cおよびdは0また
    は1から3の整数を表す。ただし、0≦k+l≦2、0
    ≦c+d≦4、1≦k+c≦5である。)
  14. 【請求項14】前記一般式(3)及び/または(4)で
    表される構造を含む化合物が、下記一般式(43)およ
    び(44)で表されるようなアントラキノン誘導体から
    なる群より選ばれる化合物であることを特徴とする請求
    項2記載のポリエステル重合触媒。 【化43】 【化44】 (式(43)、(44)中、各Rは同じかまたは異な
    り、C1からC20の炭化水素基、水酸基またはハロゲ
    ン基を有するC1からC20の炭化水素基、ハロゲン
    基、カルボキシル基またはそのエステル、ホルミル基、
    アシル基、(アシル)−O−で表される基、アミノ基、
    モノまたはジアルキルアミノ基、アミド基またはその置
    換体、水酸基、アルコキシル基、アルキルチオ基、スル
    ホニルを含む基、ホスホリルを含む基、ニトロ基、シア
    ノ基、チオシアノ基を表し、各Xは同じかまたは異な
    り、水素、C1からC20の炭化水素基、水酸基または
    ハロゲン基を有するC1からC20の炭化水素基、アシ
    ル基、スルホニルを含む基、ホスホリルを含む基、また
    はエーテル結合を有する炭化水素基を表し、j、b、
    c、およびdは0または1から3の整数を表す。ただ
    し、0≦j+b≦4、0≦c+d≦4、1≦j+c≦6
    である。)
  15. 【請求項15】前記一般式(3)及び/または(4)で
    表される構造を含む化合物が、下記式(45)で表され
    る2,2’−ビスフェノ−ル、または下記式(46)で
    表される2−アミノビフェニルおよびそれらの誘導体か
    らなる群より選ばれる化合物であることを特徴とする請
    求項2に記載のポリエステル重合触媒。 【化45】 【化46】
  16. 【請求項16】前記一般式(3)及び/または(4)で
    表される構造を含む化合物が、下記式(47)で表され
    る2,2’−ジヒドロキシジフェニルエーテル、下記式
    (48)で表される2,2’−チオビス(4−tert
    −オクチルフェノ−ル)、または下記式(49)で表さ
    れる2,2’−メチレンビス(6−tert−ブチル−
    p−クレゾール)およびそれらの誘導体からなる群より
    選ばれる化合物であることを特徴とする請求項2記載の
    ポリエステル重合触媒。 【化47】 【化48】 【化49】
  17. 【請求項17】前記一般式(3)及び/または(4)で
    表される構造を含む化合物が、下記式(50)で表され
    るメチレン架橋直線状フェノール化合物(2から100
    量体までの混合物)、または下記式(51)で表される
    メチレン架橋直線状p−tert−ブチルフェノール化
    合物(2から100量体までの混合物)およびそれらの
    誘導体からなる群より選ばれる化合物であることを特徴
    とする請求項2記載のポリエステル重合触媒。 【化50】 (式(50)中、nは1から99の任意の整数を表
    す。) 【化51】 (式(51)中、nは1から99の任意の整数を表
    す。)
  18. 【請求項18】前記一般式(3)及び/または(4)で
    表される構造を含む化合物が、下記式(52)で表され
    るカリックス[4]アレーン、下記式(53)で表され
    るカリックス[6]アレーン、下記式(54)で表され
    るカリックス[8]アレーン、下記式(55)で表され
    るp−tert−ブチルカリックス[4]アレーン、下
    記式(56)で表されるp−tert−ブチルカリック
    ス[6]アレーン、または下記式(57)で表されるp
    −tert−ブチルカリックス[8]アレーンおよびそ
    れらの誘導体からなる群より選ばれる化合物であること
    を特徴とする請求項2記載のポリエステル重合触媒。 【化52】 【化53】 【化54】 【化55】 【化56】 【化57】
  19. 【請求項19】前記一般式(3)及び/または(4)で
    表される構造を含む化合物が、下記式(58)で表され
    るエスクレチン、または下記式(59)で表される7−
    アミノ−4−メチルクマリンおよびそれらの誘導体から
    なる群より選ばれる化合物であることを特徴とする請求
    項2記載のポリエステル重合触媒。 【化58】 【化59】
  20. 【請求項20】前記一般式(3)及び/または(4)で
    表される構造を含む化合物が、下記式(60)で表され
    るクリシン、下記式(61)で表されるモリン、または
    下記式(62)で表される2−アミノクロモンおよびそ
    れらの誘導体からなる群より選ばれる化合物であること
    を特徴とする請求項2記載のポリエステル重合触媒。 【化60】 【化61】 【化62】
  21. 【請求項21】前記一般式(3)及び/または(4)で
    表される構造を含む化合物が、下記式(63)で表され
    るエピカテキン、または下記式(64)で表されるエピ
    ガロカテキンガレートおよびそれらの誘導体からなる群
    より選ばれる化合物であることを特徴とする請求項2記
    載のポリエステル重合触媒。 【化63】 【化64】
  22. 【請求項22】前記一般式(3)及び/または(4)で
    表される構造を含む化合物が、下記式(65)で表され
    る4,5−ジヒドロキシナフタレン−2,7−ジスルホ
    ン酸二ナトリウム、下記式(66)で表される1,8―
    ジアミノナフタレン、下記式(67)で表されるナフト
    −ルAS、下記式(68)で表される1,1’−ビ−2
    −ナフトール、または下記式(69)で表される1,
    1’−ビナフチル−2,2’−ジアミンおよびそれらの
    誘導体からなる群より選ばれる化合物であることを特徴
    とする請求項2記載のポリエステル重合触媒。 【化65】 【化66】 【化67】 【化68】 【化69】
  23. 【請求項23】前記一般式(3)及び/または(4)で
    表される構造を含む化合物が、下記式(70)で表され
    るアンスラロビン、下記式(71)で表される9,10
    −ジメトキシアントラセン、または下記式(72)で表
    される2−アミノアントラセンおよびそれらの誘導体か
    らなる群より選ばれる化合物であることを特徴とする請
    求項2記載のポリエステル重合触媒。 【化70】 【化71】 【化72】
  24. 【請求項24】前記一般式(3)及び/または(4)で
    表される構造を含む化合物が、下記式(73)で表され
    る2,5−ジヒドロキシベンゾキノンおよびその誘導体
    からなる群より選ばれる化合物であることを特徴とする
    請求項2記載のポリエステル重合触媒。 【化73】
  25. 【請求項25】前記一般式(3)及び/または(4)で
    表される構造を含む化合物が、下記式(74)で表され
    る5,8−ジヒドロキシ−1,4−ナフトキノンまたは
    下記式(75)で表される2−アミノナフトキノンおよ
    びそれらの誘導体からなる群より選ばれる化合物である
    ことを特徴とする請求項2記載のポリエステル重合触
    媒。 【化74】 【化75】
  26. 【請求項26】前記一般式(3)及び/または(4)で
    表される構造を含む化合物が、下記式(76)で表され
    るキナリザリン、下記式(77)で表されるアリザリ
    ン、下記式(78)で表されるキニザリン、下記式(7
    9)で表されるアントラルフィン、下記式(80)で表
    されるエモジン、下記式(81)で表される1,4−ジ
    アミノアントラキノン、下記式(82)で表される1,
    8−ジアミノ−4,5−ジヒドロキシアントラキノン、
    または下記式(83)で表されるアシッドブルー25お
    よびそれらの誘導体からなる群より選ばれる化合物であ
    ることを特徴とする請求項2記載のポリエステル重合触
    媒。 【化76】 【化77】 【化78】 【化79】 【化80】 【化81】 【化82】 【化83】
  27. 【請求項27】請求項1〜26のいずれかに記載のポリ
    エステル重合触媒を使用して製造されたポリエステル。
  28. 【請求項28】請求項1〜26のいずれかに記載のポリ
    エステル重合触媒を使用することを特徴とするポリエス
    テルの製造方法。
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CN117362607A (zh) * 2023-10-24 2024-01-09 重庆万凯新材料科技有限公司 一种聚对苯二甲酸乙二醇酯的合成方法

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