JP2001088658A - シートベルトのガイド構造 - Google Patents

シートベルトのガイド構造

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JP2001088658A
JP2001088658A JP27105199A JP27105199A JP2001088658A JP 2001088658 A JP2001088658 A JP 2001088658A JP 27105199 A JP27105199 A JP 27105199A JP 27105199 A JP27105199 A JP 27105199A JP 2001088658 A JP2001088658 A JP 2001088658A
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JP
Japan
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webbing
guide
seat belt
ribs
rear side
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JP27105199A
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English (en)
Inventor
Yoichi Yamaguchi
洋一 山口
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Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 突状ガイド部材が、ウェビングを面接触させ
ることによって、ウェビングのウェビング挿通口におけ
る引出し操作をガイドするように構成して、ウェビング
の毛羽立ちや摩耗を極力回避しようと意図した。 【解決手段】 ウェビング16を当接支持する突状ガイ
ド部材21が、リヤーサイドトリム10の裏面に車体2
5の上下方向に形成した複数のリブ22と、これらリブ
22の先端部にこれらリブ22を共に連結するように形
成した案内面部23とから構成し、案内面部23にウェ
ビング16を面接触支持させて、ウェビング16のウェ
ビング挿通口17における引出し操作をガイドするよう
に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のリヤサイ
ドトリム等の内装部品におけるシートベルトのガイド構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のRV車ブームに関連して需要が高
まっているワンボックスカーにおいては、多数の乗員が
搭乗する関係で乗員の安全性を考慮して、搭乗人数に見
合った多くのシートベルト装置が装備されている。
【0003】このシートベルト装置は、例えば、リヤサ
イドトリム内に内装されており、このリヤサイドトリム
とその上縁に隣接したバックピラートリム等との接合部
分付近に設定されたウェビング挿通口からウェビングが
引出せるように構成している。
【0004】そして、シートベルト装置のウェビングを
ウェビング挿通口から引出し操作した際に、ウェビング
がウェビング挿通口との間の摺動抵抗により円滑に引き
出されなかったり、ウェビング挿通口にはリアサイドト
リムを表装する表皮材の折り返し端末が巻込み処理され
ているが、この折り返し端末が前記ウェビングの摺動抵
抗による剥れ等の外観不良を起こすことがある。
【0005】そこで、従来から、ウェビングがその引出
し操作の際にウェビング挿通口との当接を回避するため
に、シートベルトのガイド構造が用いられている(実開
昭61−78064号公報、実開平6−51027号公
報、特開平10-250527号公報等)。
【0006】これによれば、シートベルトのガイド構造
は、突状ガイド部材として、図4及び図5に示すよう
に、金属製で、一対の脚片部1a,1bとこれら脚片部
1a,1bの端部同士を連結する底片部1cとで構成す
るコ字状のガイド片1を用い、一方の脚片部1aの外壁
側を車体パネル2に装着し、且つ、他方の脚片部1bが
その内壁面を上下方向に円弧状に形成され、リヤサイド
トリム5とバックピラートリム5aとの接合部に形成し
たウェビング挿通口3より下方に位置して、ウェビング
4を脚片部1bの内壁面が当接支持することによってウ
ェビング4における引出し操作時の軌跡変更を行うべく
ガイドするようになっており、ウェビング4がウェビン
グ挿通口3との間で摺接による摩擦を回避しようとして
いる。
【0007】しかし、このように構成する従来のシート
ベルトのガイド構造においては、別部品の金属製のガイ
ド片1を使用するために、部品点数の増加と共に、車体
への取付工数も入用となり、コストアップの要因となっ
ていた。
【0008】このような点に鑑みて、案出されたシート
ベルトのガイド構造として、図6及び図7に示すものが
知られている。
【0009】図6に示すシートベルトのガイド構造は、
突状ガイド部材として、リヤサイドトリム5の裏面に一
体に形成した複数個のガイド突起6を用いて構成するも
ので、これらガイド突起6は横方向即ち車体の前後方向
に隣設する板状を呈しており、その先端が上下方向に円
弧状に形成されており、この円弧状の先端にウェビング
4を当接支持している。なお、両最側部側のガイド突起
6の両側に一対の起立片8を立設して、ウェビング4の
側部を規制案内している。
【0010】又、図7に示すシートベルトのガイド構造
は、車体上下方向に延在する棒状のガイドリブ7を複数
個リヤサイドトリム5の裏面に一体に立設することによ
り構成するもので、ガイドリブ7の先端角部を円弧状に
形成してウェビング4を当接支持している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そして、図6に示すガ
イド突起6及び図7に示す複数のガイドリブ7は、いず
れも、その先端部がウェビング4における引出し操作時
の軌跡変更を行うようにガイドしており、ウェビング4
がウェビング挿通口3との間で摺接による摩擦を回避し
ようとしているものである。
【0012】しかしながら、上記ガイド突起6及びガイ
ドリブ7は、いずれも板状或いは棒状を呈しており、そ
の先端を円弧状に形成したとしても、ウェビング4が線
接触にて当接支持されることから、長時間の使用等によ
りウェビング4を通常構成している繊維を毛羽立たせた
り、摩耗させたりすることが考えられ、また、ガイドリ
ブ7の場合、複数個でウェビング4を当接支持するので
あるが、これらガイドリブ7が同一高さでリヤサイドト
リム5の裏面に形成されるとは限らず、高さ寸法にバラ
ツキがある場合には、ウェビング4が高いガイドリブ7
だけに当接支持されて、その当接部分のみが部分的に毛
羽立ったり、偏摩耗するおそれも出てくる。
【0013】本発明は、かかる点に鑑み、ウェビングを
面接触により当接支持させるように構成して、ウェビン
グの毛羽立ちや摩耗を極力回避しようと意図したシート
ベルト装置のガイド構造を提供することを目的としてい
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるシートベルトのガイド構造は、シート
ベルト装置のウェビングを当接支持する突状ガイド部材
が、内装部品の裏面に車体上下方向に形成した複数のリ
ブと、これらリブの先端部にこれらリブを共に連結する
ように形成した案内面部とから構成し、前記案内面部に
前記ウェビングを面接触支持させて、前記ウェビングの
前記ウェビング挿通口における引出し操作をガイドする
ように構成したことを特徴とする。
【0015】本発明によれば、突状ガイド部材は、リブ
の先端部を連結する案内面部がウェビングを面接触させ
て支持することから、単位当たりのウェビングの摺接抵
抗を軽減して、ウェビングの毛羽立ちや摺接磨耗を防止
すると共に、形成されたリブの高さ寸法がばらついたと
しても、案内面部がウェビングに面接触支持することか
ら、ウェビングを局部的な摺接による偏摩耗を防止する
ことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
について、図1乃至図3を用いて説明する。
【0017】図1は本発明に係るシートベルトのガイド
構造を適用したリヤサイドトリムを含む自動車後部車室
の部分斜視図、図2は図1におけるA−A断面図、図3
は図2におけるア矢印方向から描画した拡大斜視図であ
る。
【0018】図において、リヤサイドトリム10は、ワ
ンボックスカーのラゲージルームの側壁を内装するため
に、車両前後方向に沿って長寸の成形体から構成してお
り、各種備品を収容できるポケット部11やアームレス
ト部12或いは図示しない開閉リッド部等を備えてい
る。
【0019】そして、リヤサイドトリム10の上縁に沿
って、リヤピラートリム13、バックピラートリム14
が接合しており、リヤサイドトリム10とリヤピラート
リム13及びバックピラートリム14との間の精度はス
キ防止の観点から比較的シビアに設定されている(な
お、リヤサイドトリム10の上縁におけるリヤピラート
リム13より車体前方には、更に図示しないセンタピラ
ートリムが接合されている)。
【0020】また、本実施の形態では、リヤサイドトリ
ム10の車体後部側には、シートベルト装置のリトラク
タ14が内装装備されており、また、リヤサイドトリム
10とバックピラートリム14との接合部には、リトラ
クタ15から引出されたシートベルト装置のウェビング
16を挿通するウェビング挿通口17が形成されている
(なお、図示はしないが、リヤサイドトリム10とリヤ
ピラートリム13或いはセンタピラートリムとの接合部
にも、図示しないがシートベルト装置のリトラクタ15
を設置する場合がある)。
【0021】バックピラートリム14には、ウェビング
16のスルーリング18が取り付けられておリ、ウェビ
ング16には、シート19から表出するように車体側に
設けられた図示しないバックル部に係合するタング20
が取付けられている。
【0022】そして、リヤサイドトリム10の裏面に
は、ウェビング挿通口17の下方において、突状ガイド
部材21が一体に形成されている。
【0023】突状ガイド部材21は、リヤサイドトリム
10の裏面に車体上下方向に突出形成された複数のプレ
ート状のリブ22と、リブ22の先端部にリブ22を共
に連結するように形成した案内面部23とから構成して
いる。
【0024】案内面部23は、ウェビング16の理想的
な引出し軌跡に適合するように、車体上下方向の湾曲面
を有して、ウェビング16を面接触支持しており、ウェ
ビングがその引出し操作時にウェビング挿通口17に衝
接しないようにガイドしている。
【0025】また、リブ22の上面部に、案内面部23
より一体的に延在する棚状部24を形成して、案内面部
23と共にリブ22の剛性を確保している。
【0026】以上のように構成する本発明における実施
の形態においては、突状ガイド部材21は、リブ22の
先端部を連結する案内面部23がウェビング17を面接
触させて支持することから、ウェビング16の単位当た
りの摺接抵抗を軽減して、ウェビング16の毛羽立ちや
摺接磨耗を防止すると共に、形成されたリブ22の高さ
寸法がばらついたとしても、案内面部23がウェビング
16に面接触支持することから、ウェビング16を局部
的摺接による偏摩耗を防止することができる。
【0027】また、万一、ウェビング16が車体25の
車幅方向に振れても、案内面部23に面接触支持されて
いることから、ウェビング16が案内面部23に広く案
内されて、案内面部23から外れることがなく、この結
果、ウェビング挿通口17に摺接することはない。
【0028】
【発明の効果】本発明によるシートベルトのガイド構造
は、シートベルト装置のウェビングを当接支持する突状
ガイド部材が、内装部品の裏面に車体上下方向に形成し
た複数のリブと、これらリブの先端部にこれらリブを共
に連結するように形成した案内面部とから構成し、前記
案内面部に前記ウェビングを面接触支持させて、前記ウ
ェビングの前記ウェビング挿通口における引出し操作を
ガイドするように構成したことから、突状ガイド部材
が、リブの先端部を連結する案内面部によりウェビング
を面接触させて支持することから、単位当たりのウェビ
ングの摺接抵抗を軽減して、ウェビングの毛羽立ちや摺
接磨耗を防止すると共に、形成されたリブの高さ寸法が
ばらついたとしても、案内面部がウェビングに面接触支
持することから、ウェビングを局部的な摺接による偏摩
耗を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシートベルトのガイド構造を適用
したリヤサイドトリムを含む自動車後部車室を示す部分
斜視図である。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】図3は図2におけるア矢印方向から描画した拡
大斜視図である。
【図4】従来のシートベルトのガイド構造を示す縦断面
図である。
【図5】図4のイ方向から描画した斜視図である。
【図6】従来における他のシートベルトのガイド構造を
備えたリヤサイドトリムの裏側から描画した一部斜視図
である。
【図7】従来における更に他のシートベルトのガイド構
造を備えたリヤサイドトリムの裏側から描画した一部斜
視図である。
【符号の説明】
10 リヤサイドトリム(内装部品) 13 リヤピラートリム 14 バックピラートリム 15 リトラクタ 16 ウェビング 17 ウェビング挿通口 21 突状ガイド部材 22 リブ 23 案内面部 14 棚状部 25 車体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のリヤサイドトリム等の内装部品
    に、シートベルトのウェビングを引出すウェビング挿通
    口を設置すると共に、前記ウェビング挿通口下方におけ
    る前記内装部品の裏面に突状ガイド部材を設けて、前記
    突状ガイド部材の先端縁に前記ウェビングを当接支持さ
    せて、前記ウェビングが前記ウェビング挿通口を出入り
    する際にこのウェビング挿通口における前記内装部品が
    摺接しないようにガイドするシートベルトのガイド構造
    において、 前記突状ガイド部材が、前記内装部品の裏面に車体上下
    方向に形成した複数のリブと、これらリブの先端部にこ
    れらリブを共に連結するように形成した案内面部とから
    構成し、前記案内面部に前記ウェビングを面接触支持さ
    せて、前記ウェビングの前記ウェビング挿通口における
    引出し操作をガイドするように構成したことを特徴とす
    るシートベルトのガイド構造。
JP27105199A 1999-09-24 1999-09-24 シートベルトのガイド構造 Pending JP2001088658A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7566075B2 (en) 2006-02-06 2009-07-28 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Seat belt shoulder guide
JP2016068840A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 本田技研工業株式会社 車両におけるシートベルト装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7566075B2 (en) 2006-02-06 2009-07-28 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Seat belt shoulder guide
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