JP2001088390A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001088390A
JP2001088390A JP26926499A JP26926499A JP2001088390A JP 2001088390 A JP2001088390 A JP 2001088390A JP 26926499 A JP26926499 A JP 26926499A JP 26926499 A JP26926499 A JP 26926499A JP 2001088390 A JP2001088390 A JP 2001088390A
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JP26926499A
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English (en)
Inventor
Yasushi Oowa
寧司 大輪
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、被画像形成媒体上に出力する目的
画像の他に広告画像も合成して同時に出力できる画像形
成装置を提供することを課題とする。 【解決手段】外部I/F203を介して取得した目的画
像に関するデータと画像記憶部204に記憶した広告画
像に関するデータを画像メモリ205で合成し、画像出
力部206を介して合成した画像を記録用紙上に出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記録用紙などの
被画像形成媒体上に画像を形成する画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置として、原稿から読
み取った画像データに基づく画像を記録用紙などの被画
像形成媒体上に出力する複写機や、外部装置から送られ
た画像データに基づく画像を記録用紙上に出力するプリ
ンタなどが知られている。
【0003】一般に、この種の画像形成装置では、記録
用紙のサイズに合せて出力する画像を変倍し、記録用紙
の略全面に画像を形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ユーザが記録
用紙上に出力する画像を任意の大きさに縮小した場合や
所望する画像の大きさより記録用紙の方が大きいような
場合、記録用紙上に出力される画像の周りに余白部分が
でき無駄であった。
【0005】この発明の目的は、被画像形成媒体上に出
力する目的画像の他に広告画像も合成して同時に出力で
きる画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の画像形成装置は、被画像形成媒体上に形成
する目的画像に関する目的画像データを入力する入力手
段と、上記目的画像とは別の広告画像に関する広告画像
データを記憶した記憶手段と、上記入力手段を介して入
力された目的画像データと上記記憶手段から読み出した
広告画像データを合成する合成手段と、この合成手段で
合成した画像データに基づく合成画像を上記被画像形成
媒体上に形成する画像出力手段と、を備えている。
【0007】この発明によると、被画像形成媒体上に本
来出力されるべき目的画像の他に広告画像を出力でき
る。
【0008】また、上述した発明によると、上記被画像
形成媒体は、上記目的画像を形成する1つの目的画像領
域と上記広告画像を形成する複数の広告画像領域を有
し、これら目的画像領域および広告画像領域は、それぞ
れ上記被画像形成媒体と相似形に形成されていることを
特徴とする。
【0009】これにより、目的画像に関する目的画像デ
ータおよび広告画像に関する広告画像データの管理が容
易となる。
【0010】また、上述した発明によると、上記目的画
像の大きさを設定する設定手段をさらに有し、上記合成
手段は、上記設定手段で設定された上記目的画像の大き
さに基づいて該目的画像と上記広告画像とを合成するこ
とを特徴とする。
【0011】また、上述した発明によると、上記画像出
力手段は、上記合成手段で合成した合成画像のうち広告
画像を上記被画像形成媒体上に形成し、この広告画像を
形成した被画像形成媒体に上記合成画像のうち目的画像
を形成することを特徴とする。
【0012】また、上述した発明によると、上記画像出
力手段は、上記合成画像を形成する面とは反対側の上記
被画像形成媒体の裏面に対し、上記記憶手段から読み出
した広告画像を形成することを特徴とする。
【0013】また、上述した発明によると、上記広告画
像を上記被画像形成媒体上に形成するか否かを選択する
手段をさらに有することを特徴とする。
【0014】また、本発明の画像形成装置は、被画像形
成媒体上に形成する目的画像に関する目的画像データを
入力する入力手段と、上記目的画像とは別の複数種類の
広告画像に関する複数の広告画像データを記憶した記憶
手段と、この記憶手段に記憶した複数の広告画像データ
を読み出す順序を管理する管理手段と、上記入力手段を
介して入力された目的画像データと上記記憶手段から読
み出した複数の広告画像データを合成する合成手段と、
この合成手段で合成した画像データに基づく合成画像を
上記被画像形成媒体上に形成する画像出力手段と、を備
えている。
【0015】また、上述した発明によると、上記記憶手
段から読み出す複数の広告画像データを選択する手段を
さらに有することを特徴とする。
【0016】また、上述した発明によると、上記管理手
段は、上記複数の広告画像データを読み出す頻度に差を
付けて管理していることを特徴とする。
【0017】また、上述した発明によると、上記入力手
段は、上記記憶手段に記憶する広告画像データを入力す
ることを特徴とする。
【0018】また、上述した発明によると、上記入力手
段を介して目的画像データを入力するユーザを特定する
特定手段をさらに有し、上記管理手段は、上記ユーザの
属性に関連して上記複数の広告画像データを管理し、上
記合成手段は、上記特定手段で特定されたユーザの属性
に関連した広告画像データを上記管理手段による管理に
基づいて上記記憶手段から読み出し、上記入力手段を介
して入力された目的画像データと合成することを特徴と
する。
【0019】また、上述した発明によると、上記合成手
段で合成した複数の広告画像データに関連した広告画像
を動画として表示する表示手段をさらに有することを特
徴とする。
【0020】また、上述した発明によると、上記管理手
段は、上記記憶手段から読み出されて上記画像出力手段
にて上記被画像形成媒体上に形成された広告画像の広告
料を算出することを特徴とする。
【0021】更に、上述した発明によると、上記画像出
力手段にて上記被画像形成媒体上に上記広告画像を形成
できなかったことを検知する検知手段をさらに有し、上
記管理手段は、上記検出手段で広告画像が形成できなか
ったことを検知したのに基づき、当該広告画像の広告料
を加算しないことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0023】図1には、この発明が適用される画像形成
装置の一例として、電子写真式デジタル複写機1(以
下、単に複写機1と称する)の概略構成を断面図にして
示してある。複写機1は、原稿の画像を読み取るスキャ
ナ部2、読み取った画像を被画像形成媒体としての記録
用紙上に出力するプリンタ部4、およびこれらスキャナ
部2とプリンタ部4を収容したハウジング3を備えてい
る。
【0024】スキャナ部2の上部には、スキャナ部2の
後述する原稿台に対して開閉可能に取付けられ、読取対
象物としての原稿Dを、原稿台に向けて1枚ずつ給送す
るとともに、原稿台に載置された原稿Dを原稿台に密着
させる原稿押さえとして機能する原稿自動給送装置10
0(以下、ADF100と称する)がセットされてい
る。
【0025】また、複写機1のフロント側上面には、ユ
ーザによる各種入力操作を受付けるとともにユーザに対
する各種操作案内などを表示するタッチパネル式の操作
・表示パネル(後述する)が設けられている。
【0026】スキャナ部2は、その上部に、閉じた状態
にあるADF100に対向され、原稿Dがセットされる
透明なガラスからなる原稿台11を有している。原稿台
11の下方には、原稿台11に載置された原稿Dを照明
する露光ランプ12、露光ランプ12からの光を原稿D
に集光させるためのリフレクター14、および原稿Dか
らの反射光を図中左方向に折曲げる第1ミラー16など
が配設されている。尚、これらの露光ランプ12、リフ
レクター14、および第1ミラー16は、第1キャリッ
ジ18に固設されている。第1キャリッジ18は、図示
しない歯付きベルト等を介して図示しないパルスモータ
に接続され、パルスモータの駆動力によって原稿台11
に沿って平行に移動されるようになっている。
【0027】第1キャリッジ18に対して図中左側、す
なわち第1ミラー16により反射された反射光が案内さ
れる方向には、図示しない駆動機構たとえば歯付きベル
トならびにDCモータなどを介して原稿台11と平行に
移動可能に設けられた第2キャリッジ20が配設されて
いる。第2キャリッジ20には、第1ミラー16により
案内される原稿Dからの反射光を下方に折曲げる第2ミ
ラー22、および第2ミラー22からの反射光を図中右
方に折り曲げる第3ミラー24が互いに直角に配置され
ている。第2キャリッジ20は、第1キャリッジ18に
従動されるとともに、第1キャリッジ18に対して1/
2の速度で原稿台11に沿って平行に移動されるように
なっている。
【0028】第2キャリッジ20を介して折返された光
の光軸を含む面内には、第2キャリッジ20からの反射
光を所定の倍率で結像させる結像レンズ26が配置さ
れ、結像レンズ26を通過した光の光軸と略直交する面
内には、結像レンズ26により集束性が与えられた反射
光を電気信号すなわち画像データに変換するCCDイメ
ージセンサ28が配置されている。
【0029】しかして、露光ランプ12からの光をリフ
レクター14により原稿台11上の原稿Dに集光させる
と、原稿Dからの反射光が、第1ミラー16、第2ミラ
ー22、第3ミラー24、および結像レンズ26を介し
てCCDイメージセンサ28に入射され、ここで画像デ
ータにAD変換される。
【0030】プリンタ部4は、複写機1の略中央に回転
自在に配設された像担持体としての感光体ドラム30を
有している。
【0031】感光体ドラム30の上方の所定位置には、
CCDイメージセンサ28によりAD変換された原稿画
像に基づく画像データ、或いは後述する外部I/F(イ
ンターフェース)を介して入力される画像データに応じ
たレーザービームを感光体ドラム30に照射するレーザ
ー光学系ユニット32が配設されている。
【0032】レーザー光学系ユニット32は、図示しな
い半導体レーザーを備え、半導体レーザーからのレーザ
ービームの光路上には、レーザービームを反射するポリ
ゴンミラー34、ポリゴンミラー34で反射されたレー
ザービームを感光体ドラム30へ導くfθレンズ36、
37、および露光ミラー38が配設されている。
【0033】しかして、レーザー光学系ユニット32に
より感光体ドラム30の表面にレーザービームが照射さ
れると、画像データに基づく静電潜像が感光体ドラム3
0の表面上に形成されるようになっている。
【0034】感光体ドラム30の周囲には、感光体ドラ
ム30の表面を所定の電位に帯電させる帯電チャージャ
42、上記レーザー光学系ユニット32により感光体ド
ラム30の表面に形成される静電潜像に現像剤としての
トナーを供給して所望の画像濃度で現像する現像装置4
4、後述する給紙カセットから給紙された被画像形成媒
体としての記録用紙Pを感光体ドラム30との間で挟持
搬送するとともに、感光体ドラム30に形成されたトナ
ー像を記録用紙Pに転写させる転写ローラ46、転写さ
れずに感光体ドラム30の表面に残留したトナーを清掃
するクリーニング装置48、および感光体ドラム30の
表面に残った電荷を除電する除電装置49が、感光体ド
ラム30の回転方向に沿って順に配設されている。
【0035】感光体ドラム30の下方であって複写機1
の底部には、500枚程度の記録用紙Pを収納可能に形
成された給紙カセット50が配置されている。給紙カセ
ット50の所定の位置には、記録用紙Pを1枚づつ取り
出すピックアップローラ52が配置されている。
【0036】感光体ドラム30の右側の複写機1の外壁
には、給紙カセット50とは独立に記録用紙Pを給送可
能な手差しフィーダ54が突設されている。手差しフィ
ーダ54と感光体ドラム30との間には、手差しフィー
ダ54を介して挿入された記録用紙Pを取り込む手差し
用のピックアップローラ56、およびピックアップロー
ラ56により取り込まれた記録用紙Pを感光体ドラム3
0に向けて搬送する搬送ローラ58が設けられている。
【0037】給紙カセット50、および手差しフィーダ
54と感光体ドラム30との間には、給紙カセット5
0、および手差しフィーダ54から感光体ドラム30に
向かって記録用紙Pを案内する搬送路60が形成されて
いる。この搬送路60は、さらに、感光体ドラム30と
転写ローラ46との間に規定される転写領域を経て、複
写機1の外部まで延出されている。また、搬送路60に
は、記録用紙Pを感光体ドラム30に向かって搬送する
ための図示しない複数の搬送ローラおよび搬送ガイドが
設けられている。
【0038】搬送路60の感光体ドラム30の近傍であ
って感光体ドラム30の上流側には、搬送路60を案内
された記録用紙Pの傾きを補正するとともに、感光体ド
ラム30上のトナー像の先端と記録用紙Pの先端とを整
合させ、感光体ドラム30の外周面の移動速度と同じ速
度で記録用紙Pを転写領域へ給紙する一対のアライニン
グローラ62が配設されている。搬送路60の下面側の
アライニングローラは、上述した転写ローラ46ととも
に搬送ユニット61に組込まれている。
【0039】搬送ユニット61は、図中右側の端部を中
心に回動可能に形成され、記録用紙Pを搬送する搬送位
置(図示した位置)と搬送路60を開放する開放位置と
の間で開閉可能となっている。
【0040】転写領域を通過された記録用紙Pが進行す
る方向には、トナー像が転写された記録用紙Pを加熱す
ることによりトナー像を溶融させつつトナー像と記録用
紙とを加圧して記録用紙Pにトナー像を定着させる定着
装置70が設けられている。定着装置70は、ローラ表
面が互いに圧接された加熱ローラ72および加圧ローラ
74を有している。
【0041】なお、感光体ドラム30と転写ローラ46
との間の転写領域、および加熱ローラ72と加圧ローラ
74との間の定着領域を通る搬送路60は、記録用紙P
の搬送方向に向かって上方に傾斜されており、これによ
り限られたスペース内に後述する排紙部の領域を確保で
き、複写機1の小型化が達成される。
【0042】定着装置70を介して搬送される記録用紙
Pが進行する方向には、定着装置70によりトナー像が
定着された記録用紙Pを排出する排出部80が設けられ
ている。排出部80は、複写機1内に窪んだ複写機1の
外壁により形成された凹所80aに設けられ、この凹所
80a内の所定位置に記録用紙Pをスタックする排出ト
レイ82を備えている。
【0043】定着装置70と排出部80との間には、定
着装置70によりトナー像が定着された記録用紙Pを、
後述する用紙反転部90あるいは排出部80のいづれか
に選択的に案内するためのフラッパ75が配置されてい
る。フラッパ75は、定着装置70を通過された記録用
紙Pを排出部80に向けて推進する第1および第2の排
出ローラ81、83の間に配置されている。
【0044】用紙反転部90は、既に転写領域および定
着装置70を通過された記録用紙Pを一時的に集積する
一時集積部92、定着装置70を通過した記録用紙Pを
一時集積部92に向けて搬送する搬送ローラ91、定着
装置70を通過した記録用紙Pの表裏を反転して一時集
積部92に導く反転路94、反転路94を介して搬送さ
れる記録用紙Pを一時集積部92へ給紙するとともに一
時集積部92に集積された記録用紙Pを送り出す反転ロ
ーラ95、反転ローラ95を介して送り出された記録用
紙Pを再びアライニングローラ62に向けて案内する反
転搬送路96、及び、反転搬送路96により案内された
記録用紙Pをアライニングローラ62に向かって給紙す
る給紙ローラ98を有している。
【0045】しかして、給紙カセット50或いは手差し
フィーダ54から取出された記録用紙Pは、搬送路60
を介して転写領域に搬送され、ここで感光体ドラム30
に形成されたトナー像が記録用紙Pに転写される。トナ
ー像が転写された記録用紙Pは、定着装置70を通過さ
れてトナー像が定着され、その進行方向がフラッパ75
により選択的に切り換えられて排出部80或いは用紙反
転部90へ導かれる。用紙反転部90へ導かれた記録用
紙Pは、反転路94、一時集積部92、および反転搬送
路96を通して反転され、再びアライニングローラ62
を介して転写領域へ向けて搬送される。尚、上述したよ
うな記録用紙Pの搬送径路上には複数の図示しないセン
サが設けられており、記録用紙Pの搬送ジャム等を検知
するようになっている。
【0046】ADF100は、カバー101を有し、カ
バー101の後端縁部が複写機1の上面後端縁部に図示
しないヒンジ装置を介して取付けられており、必要に応
じてADF100全体を回動変位させることで、スキャ
ナ部2の原稿台11に対して開閉可能に形成されてい
る。
【0047】カバー101の上面やや左方向部位には、
複数枚の原稿Dを保持する原稿給紙台102が設けられ
ている。原稿給紙台102の図中左方すなわちADF1
00の一端側には、原稿給紙台102にセットされた原
稿Dを順次一枚ずつ取出すとともに、図中左端側からス
キャナ部2の原稿台11の一端側に供給するためのピッ
クアップローラ103が配置されている。原稿給紙台1
02の所定の位置には、原稿給紙台102への原稿Dが
セットされたか否かを検知する原稿検知センサとしての
エンプテイセンサが配設されている。尚、原稿給紙台1
02には、原稿台11に原稿Dがセットされた位置を検
知するための原稿幅検知センサが、必要に応じて配置さ
れる。
【0048】ピックアップローラ103の原稿取出し方
向には、ピックアップローラ103により取り出された
原稿Dを原稿台11に向けて送出する給紙ローラ10
4、および給紙ローラ104により給送された原稿Dの
先端を整位するアライニングローラ105が配置されて
いる。尚、アライニングローラ105と給紙ローラ10
4との間には、原稿Dのアライニングローラ105への
到達を検出するアライニングセンサが配置されている。
【0049】カバー101の内側であって、ADF10
0がスキャナ部2の原稿台11に対して閉じられた状態
で原稿台11と対向される位置には、原稿台11の略全
体を覆う大きさが与えられ、ピックアップローラ10
3、給紙ローラ104およびアライニングローラ105
を介して原稿給紙台102から搬送された原稿Dを原稿
台11の所定の位置に搬送する搬送ベルト106が配置
されている。搬送ベルト106は、図中左側および右側
にそれぞれ配置された一対のベルトローラ107に掛渡
され、図示しないベルト駆動機構によって、図中右側お
よび図中左側の両方向に向けて回転される。
【0050】ADF100の右側部位には、搬送ベルト
106により図中左側から図中右側に移動される原稿D
をカバー101の外側に向けて送出する反転ローラ10
8、反転ローラ108に原稿Dを押し付けるピンチロー
ラ109、反転ローラ108とピンチローラ109によ
り搬送される原稿Dを、再び搬送ベルト106へ戻すか
所定の排出位置すなわちカバー101上面上に排出させ
るかを切り換えるフラッパ110、フラッパ110が排
出側に切り換えられている場合に、反転ローラ108に
より搬送された原稿Dを排出させる排紙ローラ111、
及び、反転ローラ108の近傍での原稿のジャムを検知
するジャムセンサ112などが配置されている。
【0051】上記のように構成された複写機1では、一
般に、スキャナ部2で読取った原稿Dの画像(或いは、
外部装置から入力された画像データに基づく画像)をプ
リンタ部4を介して記録用紙P上に出力するが、本発明
では、記録用紙P上に本来出力すべき画像(以下、目的
画像と称する)の他に広告のための画像(以下、広告画
像と称する)も記録用紙P上に同時に出力するようにし
た。
【0052】図2には、目的画像と広告画像を記録用紙
P上に同時に出力するための本発明の構成をブロック図
にして示してある。この構成によると、記録用紙P上に
出力する目的画像と広告画像のレタリング処理、目的画
像と広告画像の合成処理、および広告画像の管理をする
CPU200と、このCPU200による処理プログラ
ムや処理に必要な各種データを記憶したメモリ201
と、目的画像に関するデータ(以下、目的画像データと
称する)を図示しない外部装置から受信するとともに、
必要に応じて広告画像に関するデータ(以下、広告画像
データと称する)も受信する外部I/F202と、予め
用意した複数種類の広告画像データおよび/或いは外部
I/F202を介して受信した複数の広告画像データを
記憶した画像記憶部203と、外部I/F202を介し
て受信した目的画像データと画像記憶部203から読み
出した広告画像データを一時的に展開し、目的画像デー
タと広告画像データを合成する画像メモリ204と、こ
の画像メモリ204で合成した画像データに基づいて記
録用紙P上に合成画像を出力する画像出力部としてのプ
リンタ部4と、ユーザによる各種操作入力を受付けると
ともにユーザに対する各種操作案内を表示するタッチパ
ネル式の操作・表示パネル205と、を有する。尚、C
PU200、外部I/F202、画像記憶部203、画
像メモリ204、画像出力部4、および操作・表示パネ
ル205は、共通バス206を介して互いに接続されて
いる。また、メモリ201には、画像記憶部203で記
憶している複数の広告画像データのファイル名を番号を
付けて記憶した図3に示すような管理テーブル207が
格納されている。
【0053】しかして、外部I/F202を介して受信
した目的画像データを画像メモリ204に展開し、画像
記憶部203から所定のルールに従って読み出した所定
数の広告画像データを画像メモリ204に展開し、目的
画像データと所定数の広告画像データを画像メモリ20
4にて合成する。そして、合成した画像データに基づい
て画像出力部4を介して記録用紙P上に目的画像と広告
画像を合成した画像を出力する。
【0054】図4には、記録用紙P上に目的画像と広告
画像を合成して出力した例を示してある。これによる
と、目的画像は記録用紙P上で左上に偏った矩形の領域
211(目的画像領域211)内に出力され、広告画像
は目的画像領域211の周囲のL字形の領域212(広
告画像領域212)内に出力される。
【0055】目的画像は、記録用紙Pと相似形に設定さ
れた矩形の目的画像領域211に出力されるが、このと
き、記録用紙Pのサイズより小さい目的画像領域211
に合せて対応する目的画像データが必要に応じて変倍さ
れて出力される。目的画像の出力倍率は、操作・表示パ
ネルを介してユーザによって設定され、或いは複写機1
側で自動的に設定される。
【0056】また、広告画像は、広告画像領域212内
で任意の数(1つでも良い)だけ出力することができ、
例えば、図5に示すように、2つの矩形の領域212
a、212bに分割して出力される。
【0057】尚、目的画像領域211と広告画像領域2
12の割り当て位置は、図示の位置に限定されるもので
はなく、記録用紙P上で任意の位置に設定でき、例え
ば、目的画像を記録用紙Pの中央に貼り付け、広告画像
を目的画像領域の周囲に貼り付けても良い。また、広告
画像領域212の形状は、任意の形状とすることができ
る。
【0058】しかし、1つの目的画像に複数の広告画像
を効率良く合成するためには、目的画像領域を記録用紙
Pと相似形にするとともに、広告画像領域も記録用紙P
と相似形にすることが有効である。記録用紙Pは、通
常、縦横比が√2:1に設定されているため、目的画像
および広告画像を出力する領域もそれぞれ縦横比を√
2:1に設定することが有効である。
【0059】つまり、図6に示すように、記録用紙Pの
長辺をY、短辺をXとすると、 Y=√2X……(1) の関係が成り立つ。
【0060】このとき、目的画像領域211の長辺をy
0、短辺をx0、Y−y0=y、X−x0=xとすると、1
つの目的画像に複数の広告画像を効率良く合成するに
は、 x=X/N(Nは2以上の整数)……(2) y=Y/N(Nは2以上の整数)……(3) の関係が成り立つことが望ましい。
【0061】例えば、上式(2)(3)でN=4とした
場合、図7に示すように、1つの目的画像領域Aに対
し、(2N−1)個、すなわち7個の広告画像領域B〜
Hが割り当てられる。この場合、各広告画像領域B〜H
は、全て同じ大きさで、長辺の長さがy、短辺の長さが
xとされ、縦横比も√2:1となっている。
【0062】このように目的画像領域と複数の広告画像
領域を記録用紙Pと相似形にすることにより、目的画像
領域および広告画像領域の縦横比を図8(a)に示すよ
うに全て√2:1に規格化できる。これにより、目的画
像データおよび広告画像データの管理が容易となり、そ
れぞれの画像を貼り付ける領域のサイズに応じて各画像
を変倍するだけで全ての領域に対して所望する画像を容
易に貼り付けることができる。
【0063】また、記録用紙Pの給紙方向を90°回転
してこの記録用紙P上に横長の目的画像を出力するよう
な場合に対応して、図8(b)に示すように縦横比が
1:√2となる横長の広告画像データを用意することに
より、記録用紙Pの給紙方向や目的画像の方向によら
ず、所望する広告画像を目的画像に対して効率良く且つ
容易に合成できる。
【0064】また、図8(b)に示すような横長の広告
画像を用意しておくことにより、図7で説明した各広告
画像領域B〜Hをさらに2分割した図9に示すような広
告画像領域に対しても広告画像を貼り付けることができ
る。つまり、図8(a)や図8(b)に示す2つのタイ
プの広告画像を用意しておくことにより、記録用紙Pの
給紙方向に関わらず、図8(a)或いは図8(b)のよ
うな広告画像を記録用紙P上に任意に出力することがで
きる。
【0065】また、図7のように各広告画像領域B〜H
それぞれに広告画像を1つずつ割り当てる代りに、図1
0(b)や図10(c)に示すように、複数の連続した
広告画像領域を繋げて1つの広告画像を出力するように
しても良い。この場合、繋げた領域に合った形状を有す
る複数種類の広告画像を予め用意しておく必要がある。
逆に、図10(a)に示すような1つの広告画像領域内
に複数の広告画像を貼り付けるようにしても良い。この
ようなことは、当然のことながら、上述した図8(b)
のような横長の広告画像領域に対しても同様のことが言
える。
【0066】また、上述したように記録用紙Pの同一面
に目的画像と広告画像を合成して出力する代りに、記録
用紙Pの裏面全体に複数の広告画像を出力するようにし
ても良い。また、目的画像をいずれの面にも出力しない
で記録用紙Pの両面或いは片面全体に広告画像だけを出
力しても良い。いずれにしても、目的画像を出力してい
ない記録用紙Pの面に広告画像だけを出力する際には、
基本的に任意の形状の広告画像を任意の位置に任意の数
だけ出力できる。しかし、図8(a)および図8(b)
のように規格化されて用意された広告画像データを用い
て複数の広告画像を記録用紙P上に出力する場合には、
例えば以下のルールに従って広告画像が記録用紙P上に
出力される。
【0067】例えば、図8(a)のような縦長の広告画
像を縦方向に給紙された記録用紙Pの裏面に出力する場
合、例えば図11に示すように記録用紙Pの裏面全部を
4つの広告画像領域に分割しても良く、図12に示すよ
うに記録用紙Pの裏面全部を16個の広告画像領域に分
割しても良い。つまり、このような場合には、裏面全体
を2の2N乗(Nは正の整数)個の広告画像領域に分割
すれば良い。
【0068】これに対し、図8(b)のような横長の広
告画像を縦方向に給紙された記録用紙Pの裏面全体に出
力する場合、記録用紙Pの裏面全体を2の(2N−1)
乗(Nは正の整数)個の広告画像領域に分割すれば良
い。いずれにしても、このように分割された広告画像領
域は最小の単位と考えられ、図10(b)または図10
(c)に示すように複数の連続した広告画像領域を繋げ
て1つの広告画像を出力しても良く、縦長の広告画像領
域と横長の広告画像領域を1つの面に混在させても良
い。
【0069】当然のことながら、横方向に給紙された記
録用紙Pに対しても同様のことが言えるが、横方向に給
紙された記録用紙Pに横長の広告画像を出力する場合に
は裏面全体を2の2N乗(Nは正の整数)個の広告画像
領域に分割し、横方向に給紙された記録用紙Pに縦長の
広告画像を出力する場合には裏面全体を2の(2N−
1)乗(Nは正の整数)個の広告画像領域に分割するこ
とは言うまでもない。
【0070】また、このように記録用紙Pの目的画像を
出力しない面に広告画像を出力する場合、予め記録用紙
P上に所望の広告画像を出力しておくことができる。ま
た、予め目的画像の大きさが決まっているような場合に
は、目的画像と同一面に出力する予定の広告画像をも予
め出力しておくことができる。いずれの場合も、予め広
告画像を印刷した記録用紙Pの目的画像領域に目的画像
だけが後で印刷されることになる。
【0071】また、上述したように記録用紙P上に1つ
の目的画像と複数の広告画像を貼り付ける場合、CPU
200は、メモリ201(管理手段)に予め記憶されて
いる広告画像の管理テーブル207(図3参照)を参照
し、図13に示すように、画像記憶部203に記憶され
ているN個の広告画像データをその管理番号順に必要数
だけ画像メモリ204に読み出し、外部I/F202を
介して取得した目的画像データと合成する。このよう
に、メモリ201の管理テーブル207にある番号順に
広告画像データを読み出すことにより、全ての広告画像
の出力機会を均等にできる。
【0072】また、図10で説明したように複数の広告
画像領域を繋げて広告画像を出力する場合などを考慮
し、広告画像の形状とその貼付け場所を組合わせたグル
ープを予め決めておき、そのグループ毎に広告画像の管
理テーブルを用意し、それぞれのグループの管理テーブ
ルから図13に示すルールに従って広告画像データを抽
出するようにしても良い。このように、広告画像の形状
に応じて複数の管理テーブルを用意しておけば、異なる
形状の広告画像の貼付け作業を容易にできるとともに、
各グループにおける広告画像の出力機会を均等にでき
る。
【0073】また、各グループの管理テーブル毎に広告
画像の広告料を設定しておけば、記録用紙Pに出力した
複数種類の広告画像に関する広告料を容易に算出するこ
とができる。尚、各広告画像の広告料は、その広告画像
領域の大きさや広告掲載位置、すなわち記録用紙Pの表
または裏のいずれに掲載したかなどによってランク付け
でき、メモリ201で算出される。また、実際に広告料
を計算する際には、各広告画像のランクに基づき掲載回
数のカウント数に差を付けても良い。
【0074】次に、ユーザによって目的画像の倍率が任
意に設定された場合における広告画像の貼り付け方法に
ついて図14を参照して説明する。この場合、ユーザが
記録用紙Pのサイズより小さい倍率で目的画像を出力し
た際、その目的画像領域の余白部分に複数の広告画像を
自動的に貼り付ける制御が考えられる。当然のことなが
ら、この場合、できるだけ多くの広告画像を余白部分に
効率良く貼り付けることが望ましい。
【0075】上述したようにY=√2Xの縦横比を有す
る記録用紙Pに対し、α倍に縮小した目的画像領域22
1内に目的画像を出力する場合、この目的画像領域22
1の長辺をy0、短辺をx0とすると、y0=αY、x0=
αXの関係が成り立つ。目的画像領域221の余白とな
る広告画像領域222は、例えば、複数の相似形の広告
画像領域222aに分割される。このとき、1つの広告
画像領域222aの長辺をy、短辺をxとすると、 x=(1−α)X………(4) y=√2(1−α)X…(5) の関係が成り立つ。
【0076】従って、 N≦X/(1−α)X…(6) が成り立つ最大のNを求めれば、分割した広告画像領域
222aの数(2N−1個)を算出できる。
【0077】つまり、この方法によると、α倍に縮小し
た目的画像を記録用紙P上に出力した場合、式(6)を
満たす最大のNに関し、2N−1個の広告画像領域22
2aが余白部分に自動的に形成される。そして、このよ
うに形成された2N−1個の広告画像領域222aそれ
ぞれに対し、上述したルールに従い所定の広告画像が出
力される。
【0078】上記の説明では、画像記憶部203に記憶
した複数の広告画像データをメモリ201に格納した図
3の管理テーブル207に従って順番に読み出して各広
告画像データの出力機会を均等にしたが、図15に示す
ような管理テーブル230をメモリ201に用意して広
告画像の出力機会にランクを付けても良い。
【0079】この場合、管理テーブル230において同
じランクの付いた広告画像の出力回数(印刷回数)は同
じとなり、ランクの高い広告画像ほどその出力回数が多
くなる。このため、ランクの高い広告画像ほどその広告
掲載料が高くなるが、実際に広告掲載料を計算する際に
は、管理テーブル230で管理している各広告画像の出
力回数に応じて広告掲載料を計算する。さらに、広告画
像の面積や掲載位置に応じて掲載料に差を付ける場合に
は、出力回数のカウントアップ数に差を付けることによ
り対応することができる。
【0080】また、例えば、記録用紙Pに搬送ジャムを
生じた場合のように、記録用紙Pに対する広告画像の印
刷ができなかった場合を想定して、広告画像の印刷がで
きなかったことを検知する手段を設け、この検知手段を
介して広告画像の印刷ができなかったことが検知された
ときに、該当する広告画像のカウントアップを無効にす
る。検知手段としては、記録用紙Pの搬送路上に設けら
れたジャムセンサなどがある。
【0081】また、広告画像を出力した複写機1を特定
する装置番号や該複写機1を設置した設置場所を特定す
る番号などを広告画像を出力する際に文字、バーコー
ド、電子透かし等で当該記録用紙Pに出力し、この広告
画像に対するユーザからのレスポンスがあった際に、当
該複写機1を所有するオーナーに対し、広告に基づく利
益を還元する処理をするようにしても良い。
【0082】また、上述したような広告画像を目的画像
に合成して記録用紙P上に出力するか否かをユーザ側で
選択できる選択ボタン(図示せず)などの手段を、例え
ば複写機1の前面に設けられた操作・表示パネル205
に設けても良い。そして、広告画像を貼り付けた場合と
貼り付けていない場合とで複写機1の使用料に差を付け
ることもできる。つまり、広告画像を貼り付けた場合に
は複写機1の使用料を安くする。さらに、広告画像の有
無を選択するボタンの他に、貼り付ける広告画像の種類
をユーザが選択できるボタンなどを操作・表示パネル2
05に設けても良い。
【0083】また、複写機1を使用するユーザを、図1
6に示すユーザ認証手段240(特定手段)を介して複
写機1が認識し、認識したユーザに合った広告画像だけ
を記録用紙P上に選択的に出力するようにしても良い。
この場合、複写機1がユーザを認識する情報として、ユ
ーザID番号が目的画像データとともに外部I/F20
2を介して複写機1に送信されても良い。
【0084】ユーザ認証手段240では、例えば、ユー
ザが所有するICカードや磁気カードの挿入を受付け
て、或いはユーザによるID番号および暗証番号の入力
を受付けてユーザを認識する。複写機1のメモリ201
には、ユーザの属性(年齢、性別、居住地域、趣味等)
に関する情報をユーザID番号とともに予め登録(ユー
ザ登録)した図17に示すようなユーザの属性に関する
属性テーブル241が予め用意されている。そして、ユ
ーザ認証手段240を介して取得したユーザID番号、
或いは外部I/F202を介して取得したユーザID番
号に基づいて、テーブル241から該当するユーザの属
性に関する情報が抽出され、複写機1を使用するユーザ
の属性が取得される。
【0085】一方、画像記憶部203で記憶した複数の
広告画像データもその広告内容に応じて分類され、或い
は広告の提供先として適したユーザモデルに応じて分類
されている。ユーザモデルとは、その広告に興味を示す
であろうユーザをモデル化したものであり、その属性が
各広告画像の番号やファイル名に対応して図18に示す
ような管理テーブル242に予め記憶されている。
【0086】しかして、ユーザ認証手段240を介して
ユーザが特定され、目的画像データが外部I/F202
を介して入力されると、特定したユーザの属性が図17
のテーブル241から取得され、この属性と全て一致、
或いはいくつかの項目が一致する所定数の広告画像が図
18の管理テーブル242から選択される。このときの
属性の一致率は任意に設定できる。そして、外部I/F
202を介して入力された目的画像データと選択された
所定数の広告画像データが画像メモリ204で合成さ
れ、合成された画像が画像出力部4を介して記録用紙P
上に出力される。
【0087】また、外部I/F202を介して入力され
る目的画像データの属性を認識する手段を複写機1側に
設け、この目的画像の属性に適合した広告画像を選択的
に抽出して記録用紙P上に出力するようにしても良い。
この場合も、目的画像の属性に対応して広告画像を分類
しておく。
【0088】次に、画像記憶部203に記憶されている
複数の広告画像データを変更、追加、更新する処理につ
いて図19のブロック図を参照して説明する。
【0089】CPU200が外部I/F202を介して
広告画像データの転送要求を受信すると、広告画像デー
タの更新処理が開始され、外部I/F202を介して新
たな広告画像データが送信される。送信された広告画像
データは画像記憶部203に記憶される。このとき、図
18の管理テーブルに示すような広告画像の属性情報や
出力回数のランクなどの情報も広告画像データと同時に
受信される。つまり、画像記憶部203における広告画
像データの更新とともに、メモリ201に記憶した図1
8のような管理テーブル242のデータも更新される。
【0090】また、図19に示すタイマ250を利用し
て広告画像データの更新処理を行なうこともできる。こ
の場合、タイマ250で管理した所定時刻にCPU20
0に割り込み信号が入力され、オーナが指定したタイミ
ング、或いは定期的に広告画像データの更新処理がなさ
れる。
【0091】また、上述してきた複写機1などの装置で
は、図20に示すように、画像入力部としてのスキャナ
部2を介して目的画像データなどの各種データを取得で
きる。一般に、原稿の画像データがこの画像入力部2を
介して取得される。この場合、外部I/Fを介して目的
画像データなどを取得する必要はない。また、この画像
入力部2を介して広告画像データやこの広告に関連する
関連データなども取得できる。
【0092】また、上述した実施の形態では、記録用紙
P上に目的画像の他に広告画像を出力する場合について
説明したが、記録用紙P上に広告画像を出力すると同時
に、この広告画像に関連した広告画像を、例えば操作・
表示パネル205のディスプレイ264(図21参照)
を介して動画によって表示しても良い。
【0093】この場合、画像記憶部203において、記
録用紙P上に出力するための広告画像データとともにこ
の広告画像データに関連した動画に関する画像データも
用意されている。そして、広告画像データがCPU20
0によって画像メモリ204に読み出される際に、関連
した動画データが表示メモリ262に読み出され、ディ
スプレイ264を介して動画による広告画像が表示され
る。
【0094】また、静止画による広告画像および動画に
よる広告画像とともにこの広告画像に関連した情報画像
を画像記憶部203に用意しておけば、操作・表示パネ
ル205を介してユーザが情報出力要求を入力したこと
を条件に、画像出力部4を介して記録用紙P上に所望す
る情報画像を出力できる。
【0095】また、上述した画像入力部2を利用して広
告に関するユーザからのレスポンスを取得することもで
きる。例えば、記録用紙P上に印刷出力された広告画像
や関連する情報画像にユーザによるチェック、マーク、
文字等を加筆可能な欄を予め用意しておき、ユーザによ
って所定の欄に加筆された記録用紙Pを画像入力部2に
セットし、加筆した情報を読み取ることによりユーザか
らのレスポンスを取得できる。この場合、画像入力部2
を介して入力された画像データは一旦画像メモリ204
に展開され、ここでCPU200によって画像認識され
る。また、このとき、上述したディスプレイ264を介
して広告画像に対するユーザによる加筆方法をガイダン
ス表示しても良い。
【0096】さらに、上述した広告画像に対するユーザ
からのレスポンスを受け付ける手段として操作・表示パ
ネル205を利用し、ユーザが操作・表示パネル205
を介してレスポンスを入力するようにしても良い。
【0097】以上のように、本発明の画像形成装置によ
ると、記録用紙P上に本来出力すべき目的画像の他に広
告画像を合成して出力できる。このため、記録用紙Pの
サイズより目的画像が小さい場合の余白部分を有効に利
用でき、従来には無かった広告主による新たな広告の機
会を与えることができる。
【0098】尚、この発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。例えば、上述した実施の形態では、本発明を
複写機に適用した場合について説明したが、これに限ら
ず、プリンタなどの他の画像形成装置に本発明の技術を
適用することもできる。言い換えれば、紙などの媒体に
画像を出力する装置全般に本発明を適用することができ
る。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の画像形
成装置は、上記のような構成および作用を有しているの
で、被画像形成媒体上に出力する目的画像の他に広告画
像も合成して同時に出力できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るデジタル複写装置
の概略構成を示す断面図。
【図2】この発明の構成を示すブロック図。
【図3】図2のメモリで管理される管理テーブルを示す
図。
【図4】記録用紙P上の目的画像領域と広告画像領域を
示す図。
【図5】図4の広告画像領域を2分割した例を示す図。
【図6】広告画像領域を有効に分割する方法を説明する
ための図。
【図7】広告画像領域を有効に分割した例を示す図。
【図8】分割された1つの広告画像領域を示す図。
【図9】図7で分割した広告画像領域をさらに分割した
状態を示す図。
【図10】図8の広告画像領域を繋げた例を示す図。
【図11】記録用紙Pの裏面を4つの広告画像領域に分
割した状態を示す図。
【図12】記録用紙Pの裏面を16個の広告画像領域に
分割した状態を示す図。
【図13】広告画像の貼付け順を説明するための図。
【図14】目的画像を任意の倍率に設定した場合の広告
画像の貼付け方法を説明するための図。
【図15】広告画像の読み出し頻度に差(ランク)を付
けた管理テーブルを示す図。
【図16】目的画像を入力したユーザを特定するための
ユーザ認証手段を備えた本発明の構成を示すブロック
図。
【図17】図16のユーザ認証手段で特定されたユーザ
の属性を管理した管理テーブルを示す図。
【図18】図17のユーザ属性に関連して広告画像デー
タを管理した管理テーブルを示す図。
【図19】メモリにある管理テーブルの広告画像データ
を追加、更新するための構成を示す図。
【図20】目的画像データを入力する画像入力部を備え
た本発明の構成を示すブロック図。
【図21】広告画像に関する広告画像を動画で表示する
ための構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1…デジタル複写装置、 2…スキャナ部、画像入力部、 3…ハウジング、 4…プリンタ部、画像出力部、 200…CPU、 201…メモリ、 202…外部I/F、 203…画像記憶部、 204…画像メモリ、 205…操作・表示パネル、 206…共通バス、 207…管理テーブル、 211…目的画像領域、 212…広告画像領域、 240…ユーザ認証手段、 250…タイマ、 262…表示メモリ、 264…ディスプレイ、 P…記録用紙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP04 AQ06 AS02 JJ04 JJ11 JJ12 2C087 AA09 AA18 AC08 BA03 BC07 BD06 BD09 CA02 CB13 2H027 FA13 FA30 FD01 FD08 FD10 GA26 ZA07 5C076 AA19 BA01 BA02 BA03 BA04 BA05 BA06

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被画像形成媒体上に形成する目的画像に
    関する目的画像データを入力する入力手段と、 上記目的画像とは別の広告画像に関する広告画像データ
    を記憶した記憶手段と、 上記入力手段を介して入力された目的画像データと上記
    記憶手段から読み出した広告画像データを合成する合成
    手段と、 この合成手段で合成した画像データに基づく合成画像を
    上記被画像形成媒体上に形成する画像出力手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記被画像形成媒体は、上記目的画像を
    形成する1つの目的画像領域と上記広告画像を形成する
    複数の広告画像領域を有し、これら目的画像領域および
    広告画像領域は、それぞれ上記被画像形成媒体と相似形
    に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記目的画像の大きさを設定する設定手
    段をさらに有し、 上記合成手段は、上記設定手段で設定された上記目的画
    像の大きさに基づいて該目的画像と上記広告画像とを合
    成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 上記画像出力手段は、上記合成手段で合
    成した合成画像のうち広告画像を上記被画像形成媒体上
    に形成し、この広告画像を形成した被画像形成媒体に上
    記合成画像のうち目的画像を形成することを特徴とする
    請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 上記画像出力手段は、上記合成画像を形
    成する面とは反対側の上記被画像形成媒体の裏面に対
    し、上記記憶手段から読み出した広告画像を形成するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 上記広告画像を上記被画像形成媒体上に
    形成するか否かを選択する手段をさらに有することを特
    徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 被画像形成媒体上に形成する目的画像に
    関する目的画像データを入力する入力手段と、 上記目的画像とは別の複数種類の広告画像に関する複数
    の広告画像データを記憶した記憶手段と、 この記憶手段に記憶した複数の広告画像データを読み出
    す順序を管理する管理手段と、 上記入力手段を介して入力された目的画像データと上記
    記憶手段から読み出した複数の広告画像データを合成す
    る合成手段と、 この合成手段で合成した画像データに基づく合成画像を
    上記被画像形成媒体上に形成する画像出力手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 上記記憶手段から読み出す複数の広告画
    像データを選択する手段をさらに有することを特徴とす
    る請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 上記管理手段は、上記複数の広告画像デ
    ータを読み出す頻度に差を付けて管理していることを特
    徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 上記入力手段は、上記記憶手段に記憶
    する広告画像データを入力することを特徴とする請求項
    7に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 上記入力手段を介して目的画像データ
    を入力するユーザを特定する特定手段をさらに有し、 上記管理手段は、上記ユーザの属性に関連して上記複数
    の広告画像データを管理し、 上記合成手段は、上記特定手段で特定されたユーザの属
    性に関連した広告画像データを上記管理手段による管理
    に基づいて上記記憶手段から読み出し、上記入力手段を
    介して入力された目的画像データと合成することを特徴
    とする請求項7に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 上記合成手段で合成した複数の広告画
    像データに関連した広告画像を動画として表示する表示
    手段をさらに有することを特徴とする請求項7に記載の
    画像形成装置。
  13. 【請求項13】 上記管理手段は、上記記憶手段から読
    み出されて上記画像出力手段にて上記被画像形成媒体上
    に形成された広告画像の広告料を算出することを特徴と
    する請求項7に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 上記画像出力手段にて上記被画像形成
    媒体上に上記広告画像を形成できなかったことを検知す
    る検知手段をさらに有し、 上記管理手段は、上記検出手段で広告画像が形成できな
    かったことを検知したのに基づき、当該広告画像の広告
    料を加算しないことを特徴とする請求項13に記載の画
    像形成装置。
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