JP2005178261A - 画像読取兼記録装置及びアプリケーションプログラム - Google Patents

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尚寿 藤田
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Kouichi Yodose
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Abstract

【解決課題】 読み取った原稿の画像データに対応して関連付けられた印字データを該原稿に印字できる画像読取兼記録装置及びこの画像読取兼記録装置に接続可能な外部装置に適用されるアプリケーションプログラムを得る。
【解決手段】 Uターン搬送路36に読取装置76を設け、Uターン搬送路36で搬送される原稿に記録された画像データを読取り可能としている。また、画像読取兼記録装置10にPC78を接続し、原稿の画像データをPC78のハードディスク80へ送信して、該画像データに対応した印字データを該原稿に印字できるようにしている。これにより、原稿に記録された画像データA1、B1(いわゆるプレプリント)に対応して関連付けられた印字データA2、B2(画像形成部で記録するデータ)を該原稿に記録させることができる。
【選択図】 図9

Description

この発明は、画像読取装置及び画像形成装置を備えた画像読取兼記録装置及びこの画像読取兼記録装置に接続可能な外部装置に適用されるアプリケーションプログラムに関する。
複写機、プリンター、ファクシミリ装置等、画像読取装置及び画像形成装置を備えた画像読取兼記録装置では、原稿に光を照射して得られた画像を電気信号に変換し、且つデジタル化した後、種々の画像処理を施した画像データに応じて変調した光ビームによって記録シートが複写される。
例えば、特許文献1では、図11に示すように、給紙カセット100内の記録シートに画像を形成する記録装置102へ記録シートを搬送する搬送路104の近傍に、原稿読取用のスキャナー装置106が配設されている。このスキャナー装置106には読取部108が備えられており、読取部108の上部には、原稿を搬送可能な原稿搬送路110が配設され、原稿搬送路110で搬送される原稿の画像データが読取可能となっている。
また、原稿搬送路110はプリンター112の正面側に設けられた原稿入口部114に繋がっており、原稿入口部114から給紙された原稿は、原稿搬送路110を経て、読取部108を通過した後、原稿排紙路116によって、プリンター112の上面に排出可能となっている。ここで、原稿排紙路116の上流側にはレバー118が揺動可能に設けられており、原稿搬送路110で搬送される原稿を原稿搬送路110或いは搬送路104へ案内するようにしている。
これにより、原稿搬送路110では原稿だけでなく、所定の印字データを記録する記録シートも搬送することができ、この場合、スキャナー装置106は停止し、該記録シートは搬送路104へ案内され、例えば、外部装置から入力された印字データが記録されることとなる。
また、特許文献2では、図12に示すように、操作パネルからの指示を契機として、制御部120が原稿用スキャナ122を駆動させて原稿の画像データを読取らせ、また、用紙カセット124、126から給紙され既に記録された記録シートの画像データを記録シート用スキャナ128で読取らせる。
これにより、制御部120には、記録シート読取部130を介して記録シート用スキャナ128から記録シートに記録された画像データが入力され、記録シートの余白部分を判別する。また、制御部120には、原稿読取部132を介して原稿用スキャナ122から原稿の画像データが入力される。
次に、制御部120によって、記録シートの余白部分に合わせてプリント方法(位置、方向、サイズ)が決定され、原稿の画像データが修整されて、記録シートの余白部分に印字される。このため、既に記録シートに記録されている画像データに原稿の画像データを上書きすることがないので、記録シートの無駄が少ない。
特許第2901994号公報 特開2002−84386号公報
しかしながら、これらは、読み取った画像データを該画像データが記録された原稿以外の記録シートに印字するものであり、また、読み取った画像データに対応して関連付けられた印字データを該原稿に印字するものではない。
本発明は上記事実を考慮し、読み取った原稿の画像データに対応して関連付けられた印字データを該原稿に印字できる画像読取兼記録装置及びこの画像読取兼記録装置に接続可能な外部装置に適用されるアプリケーションプログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、画像読取兼記録装置において、原稿の少なくとも片面を読取り可能な読取手段と、画像を記録する記録手段と、前記読取手段で読取られた原稿の画像データに対応して関連付けられた印字データを、前記記録手段で前記原稿に記録させる制御手段と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明では、原稿の少なくとも片面を読取り可能な読取手段を設けており、制御手段によって、読取手段で読取られた原稿の画像データに対応して関連付けられた印字データを、画像を記録する記録手段によって、画像データを読み取った原稿に記録させる。これにより、原稿に記録された画像データ(いわゆるプレプリント)に対応して関連付けられた印字データ(画像形成部で記録するデータ)を該原稿に記録させることができる。
例えば、フォーマットの枠が記録された原稿において、該枠の大きさに合わせて複数の印字データの中から一つを選択し、或いは枠の大きさに合わせて印字データの大きさを変え、所定の印字データ(原稿の画像データに対応して関連付けられた印字データ)を原稿に記録された枠内に収める等ができる。これにより、枠の大きさが異なっていても、その大きさに合わせて所定の印字データが記録されるため、枠の大きさ毎に原稿を分けて給紙する必要が無く、作業性が良くなる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像読取兼記録装置において、前記読取手段が、原稿に記入されたバーコードを読取るバーコードリーダであることを特徴としている。
請求項2に記載の発明では、読取手段をバーコードリーダとすることで、バーコード(二次元含む)を読み取って、バーコードが印字された原稿に該バーコードに対応して関連付けられた印字データを記録することができる。
例えば、使用する部品毎にバーコードを設定し、該バーコードに応じて(部品に対応して)カンバン方式で使用されるカンバン(部品の納入時間や数量等を記入した作業指示書)に作業指示を印字したり、また、商品毎にバーコードを設定し、該バーコードに応じて(商品に対応して)、配送指示書に配送先等を印字したりすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像読取兼記録装置において、前記制御手段が、前記読取手段で読取られた画像データに対応して、記憶された複数の印字データから所定の印字データを選択して該印字データを原稿に記録させることを特徴としている。
請求項3に記載の発明では、制御手段によって、読取手段で読取られた画像データに対応して、記憶された複数の印字データから所定の印字データが選択され、該印字データが原稿に記録される。例えば、読取った商品の名前に対応して、該商品に対する商品説明が記録され、カタログとすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の画像読取兼記録装置において、前記制御手段が、前記画像データに対応して、前記印字データのレイアウトを変更することを特徴としている。
請求項4に記載の発明では、制御手段によって、読取手段で読取られた画像データに対応する印字データのレイアウトが変更される。例えば、フォーマットの枠の大きさに対応して、該枠の大きさに対応する印字データをレイアウトすることが可能となる。
請求項5に記載の発明は、画像読取兼記録装置において、画像を形成する記録手段が設けられた本体部の上部に配置され、記録シートが露出した状態で載置される手差しトレイと、前記手差しトレイに載置された記録シートを、前記記録手段の上方でUターンさせて、前記記録手段にて画像を形成して、排出トレイへ排出させるUターン搬送路と、前記Uターン搬送路に着脱自在に配設され、原稿の少なくとも片面を読取り可能な読取手段と、前記読取手段で読取られた記録シートの画像データに対応して関連付けられた印字データを、前記記録手段で前記記録シートに記録させる制御手段と、を有することを特徴としている。
請求項5に記載の発明では、記録シートが露出した状態で載置される手差しトレイを、画像を形成する記録手段が設けられた本体部の上部に配置しており、手差しトレイに載置された記録シートを、Uターン搬送路によって、記録手段の上方でUターンさせ記録手段で画像を形成させて、排出トレイへ排出させるようにしている。
また、Uターン搬送路中で搬送される記録シート上の画像を読取可能な読取手段をUターン搬送路に着脱自在に配設している。このように、読取手段を着脱自在とすることで、画像記録装置に読取機能を付加して、画像読取兼記録装置とすることができる。
ここで、読取手段をUターン搬送路の折り返し部分に設けることで、記録手段から離間した位置に読取部を配置できることとなる。このため、読取部を画像読取兼記録装置の端部側に配設することができ、搬送路等が邪魔になることもなく、読取部の着脱を容易に行えるようにすることができる。
さらに、Uターン搬送路の折り返し部に読取部を配置することで、画像形成部は読取部の下流側に位置することとなる。このため、画像データが記録された原稿と、印字データを記録する記録シートと、の搬送経路を共用させることができ、画像形成装置の汎用性を高め、また、低コストで容易に読取機能を付加できる画像読取兼記録装置を得ることができる。
また、本体部の上部に手差しトレイを配置すると共に、露出した状態で記録シートを手差しトレイに載置することで、給紙カセット内に記録シートを収容した場合と比較して、記録シートの枚数の増減を容易に行うことができるため、記録シートのセット操作性が良い。また、記録シートが露出しているため手差しトレイ上の記録シートの枚数等を目視で確認できるなど視認性が良い。
特に、小サイズの記録シートの場合、給紙カセットを構成するカバーが邪魔になり、小サイズの記録シートを給紙カセットの奥方へ配置することは面倒であるが、記録シートが露出した状態で手差しトレイに載置されるため、小サイズの記録シートのセット操作性が格段に向上する。
一方、Uターン搬送路によって、搬送される記録シートをUターンさせることで、手差しトレイの下部に排出トレイを配置することが可能となる。これにより、手差しトレイの給紙方向に排出トレイを配置する場合と比較して画像読取兼記録装置の投影面積を小さくすることができる。
また、Uターン搬送路によって、搬送される記録シートをUターンさせることで、手差しトレイへの記録シートのセット操作と、排出トレイからの記録シートの取り出し操作を同じ方向から行うことができるので、オペレータの操作が楽になると共に、画像読取兼記録装置の設置面積を増やすことなく操作性を向上させることができる。
さらに、手差しトレイへの記録シートのセット操作と、排出トレイからの記録シートの取り出し操作を同じ方向から行うことができるため、画像読取兼記録装置の本体部を壁際に設置することができ、省スペース化に寄与することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5記載の画像読取兼記録装置において、前記記録手段が、トナーを担持する像担持体と、前記像担持体上に形成されたトナー像を記録シートに転写する転写手段と、前記記録シートに転写されたトナー像を定着する定着手段と、で少なくとも構成され、前記転写手段の下に前記像担持体が配置されたことを特徴としている。
請求項6に記載の発明では、記録手段を、トナーを担持する像担持体と、像担持体上に形成されたトナー像を記録シートに転写する転写手段と、記録シートに転写されたトナー像を定着する定着手段と、で少なくとも構成し、転写手段の下に像担持体を配置している。
ここで、転写手段の下に像担持体を配置することで、記録シートの記録面は下面側となり、この状態のまま、記録シートを排出部へ排出することで、排出部上の記録シートは、画像形成された順に上部に積載されることになる。このため、排出部へ排出された記録シートをページ順に揃え直す必要がない。
また、記録シートの記録面が記録シートを搬送するUターン搬送路の下側となるため、搬送中の記録シートが浮遊トナーで汚損される虞を低減することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載の画像読取兼記録装置において、前記本体部の下部に配置され、記録シートを収納可能なシートカセットと、前記シートカセットから略垂直方向へ立ち上がり記録シートを前記転写手段へ案内するシート搬送路と、を備えたことを特徴としている。
請求項7に記載の発明では、本体部の下部にシートカセットを設けることで、記録シートのサイズに応じて各シートカセットを用い取り付けることによって、拡張性に富んだ画像読取兼記録装置を提供することができる。
また、シートカセットを別途備えることで、手差しトレイを原稿の読取り用として使用しても、記録シートはシートカセットから給紙することができるため、原稿と記録シートとをセットしなおす必要が無く、手間が省ける。
さらに、シート搬送路を、シートカセットから略垂直方向へ立ち上がって記録シートを転写手段へ案内するように配設することで、画像読取兼記録装置の投影面積を小さくすることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の画像読取兼記録装置において、前記排出トレイへ排出された記録シートを排出方向と逆方向に反転搬送するシート反転手段と、前記本体部の下部に配置され、反転搬送された記録シートを前記シート搬送路へ戻す戻し搬送路と、を有することを特徴としている。
請求項8に記載の発明では、排出トレイへ排出された記録シートを排出方向と逆方向に反転搬送させ、シート搬送路へ戻すことで、両面印刷が可能となる。このように、両面印刷するための戻し搬送路(いわゆる両面ユニット)を本体部の下部に設けることで、本体部の上部に配設された手差しトレイの操作性に何ら影響を及ぼすことはなく、両面ユニットの増設が可能となる。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の画像読取兼記録装置において、前記戻し搬送路で搬送され、原稿の記録面の裏面側に前記印字データが記録されることを特徴としている。
請求項9に記載の発明では、戻し搬送路によって、原稿の記録面の裏面側に印字データが記録されることで、例えば、原稿の記録面に記録された顧客名に対応して、原稿の裏面に該顧客用のオプション指定を記録し、発注書とすることができる。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の画像読取兼記録装置において、前記制御手段が、前記画像データを加工し、加工された画像データを原稿の記録面の裏面側に記録させることを特徴としている。
請求項10に記載の発明では、制御手段によって、画像データが加工され、加工された画像データ(いわゆる印字データ)が原稿の記録面の裏面側に記録されるようにすることで、例えば、原稿の記録面には日本語が記録されている場合、この日本語の画像データを読み取って、該原稿の記録面の裏面側には、該日本語を翻訳した英語が記録されるというような使い方ができる。
請求項11に記載の発明は、アプリケーションプログラムにおいて、請求項1〜10の何れかに記載の画像読取兼記録装置により送出された画像データを受信する受信ステップと、前記画像データに対応して、前記記録データを前記画像読取兼記録装置へ送出する送出ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴としている。
請求項11に記載の発明では、画像読取兼記録装置により送出された画像データを受信する受信ステップと、画像データに対応して記録データを画像読取兼記録装置へ送出する送出ステップと、をコンピュータに実行させることで、原稿に記録された画像データに対応して関連付けられた印字データを該原稿に記録させることができる。
本発明は、上記構成としたので、請求項1に記載の発明では、原稿の画像データを読取る読取手段を設けており、制御手段によって、読取手段で読取られた原稿の画像データに対応して関連付けられた印字データを画像データを読み取った原稿に記録させる。これにより、原稿に記録された画像データ(いわゆるプレプリント)に対応して関連付けられた印字データ(画像形成部で記録するデータ)を該原稿に記録させることができる。
請求項2に記載の発明では、読取手段をバーコードリーダとすることで、バーコード(二次元含む)を読み取って、バーコードが印字された原稿に該バーコードに対応して関連付けられた印字データを記録することができる。
請求項3に記載の発明では、制御手段によって、読取手段で読取られた画像データに対応して、記憶された複数の印字データから所定の印字データが選択され、該印字データが原稿に記録される。
請求項4に記載の発明では、制御手段によって、読取手段で読取られた画像データに対応する印字データのレイアウトが変更される。例えば、フォーマットの枠の大きさに対応して、該枠の大きさに対応する印字データをレイアウトすることが可能となる。
請求項5に記載の発明では、読取手段を着脱自在とすることで、画像記録装置に読取機能を付加して、画像読取兼記録装置とすることができる。また、読取手段をUターン搬送路の折り返し部分に設けることで、記録手段から離間した位置に読取部を配置できることとなり、読取部を画像読取兼記録装置の端部側に配設することができ、搬送路等が邪魔になることもなく、読取部の着脱を容易に行えるようにすることができる。
さらに、Uターン搬送路の折り返し部に読取部を配置することで、画像形成部は読取部の下流側に位置することとなるため、画像データが記録された原稿と、印字データを記録する記録シートと、の搬送経路を共用させることができ、画像形成装置の汎用性を高め、また、低コストで容易に読取機能を付加できる画像読取兼記録装置を得ることができる。
また、本体部の上部に手差しトレイを配置すると共に、露出した状態で記録シートを手差しトレイに載置することで、給紙カセット内に記録シートを収容した場合と比較して、記録シートの枚数の増減を容易に行うことができるため、記録シートのセット操作性が良い。また、記録シートが露出しているため手差しトレイ上の記録シートの枚数等を目視で確認できるなど視認性が良い。
一方、Uターン搬送路によって、搬送される記録シートをUターンさせることで、手差しトレイの下部に排出トレイを配置することが可能となる。これにより、手差しトレイの給紙方向に排出トレイを配置する場合と比較して画像読取兼記録装置の投影面積を小さくすることができる。
また、Uターン搬送路によって、搬送される記録シートをUターンさせることで、手差しトレイへの記録シートのセット操作と、排出トレイからの記録シートの取り出し操作を同じ方向から行うことができるので、オペレータの操作が楽になると共に、画像読取兼記録装置の設置面積を増やすことなく操作性を向上させることができる。さらに、手差しトレイへの記録シートのセット操作と、排出トレイからの記録シートの取り出し操作を同じ方向から行うことができるため、画像読取兼記録装置の本体部を壁際に設置することができ、省スペース化に寄与することができる。
請求項6に記載の発明では、転写手段の下に像担持体を配置することで、記録シートの記録面は下面側となり、この状態のまま、記録シートを排出部へ排出することで、排出部上の記録シートは、画像形成された順に上部に積載されることになるため、排出部へ排出された記録シートをページ順に揃え直す必要がない。
また、記録シートの記録面が記録シートを搬送するUターン搬送路の下側となるため、搬送中の記録シートが浮遊トナーで汚損される虞を低減することができる。
請求項7に記載の発明では、本体部の下部にシートカセットを設けることで、記録シートのサイズに応じて各シートカセットを用い取り付けることによって、拡張性に富んだ画像読取兼記録装置を提供することができる。また、シートカセットを別途備えることで、手差しトレイを原稿の読取り用として使用しても、記録シートはシートカセットから給紙することができるため、原稿と記録シートとをセットしなおす必要が無く、手間が省ける。さらに、シート搬送路を、シートカセットから略垂直方向へ立ち上がって記録シートを転写手段へ案内するように配設することで、画像読取兼記録装置の投影面積を小さくすることができる。
請求項8に記載の発明では、両面印刷するための戻し搬送路(いわゆる両面ユニット)を本体部の下部に設けることで、本体部の上部に配設された手差しトレイの操作性に何ら影響を及ぼすことはなく、両面ユニットの増設が可能となる。
請求項9に記載の発明では、戻し搬送路によって、原稿の記録面の裏面側に印字データが記録されることで、例えば、原稿の記録面に記録された顧客名に対応して、原稿の裏面に該顧客用のオプション指定を記録し、発注書とすることができる。
請求項10に記載の発明では、制御手段によって、画像データが加工され、加工された画像データ(いわゆる印字データ)が原稿の記録面の裏面側に記録されるようにすることで、例えば、原稿の記録面には日本語が記録されている場合、この日本語の画像データを読み取って、該原稿の記録面の裏面側には、該日本語を翻訳した英語が記録されるというような使い方ができる。
請求項11に記載の発明では、画像読取兼記録装置により送出された画像データを受信する受信ステップと、画像データに対応して記録データを画像読取兼記録装置へ送出する送出ステップと、をコンピュータに実行させることで、原稿に記録された画像データに対応して関連付けられた印字データを該原稿に記録させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、本発明の実施の形態に係る画像読取兼記録装置10には、トナーを担持する感光体ドラム12等によって構成された画像形成部14が設けられた本体部16が備えられている。この本体部16は略直方体状を成しており、上面及び下面が略水平に形成されている(後述する)。
本体部16の底部には、光走査装置18が配設されており、半導体レーザ(図示省略)から出射されたレーザ光がポリゴンミラー20によって偏向走査され、fθレンズ21を経てミラー22によって光路を曲げられ、予め帯電ロール24によって表面に電荷を付与された感光体ドラム12の周面上に投射されて、感光体ドラム12の周面上に静電潜像が形成される。
ここで、帯電ロール24及び感光体ドラム12はプロセスカートリッジ26に回転可能に配設されており、プロセスカートリッジ26と一体に本体部16に対して着脱可能となっている。また、プロセスカートリッジ26には、帯電ロール24及び感光体ドラム12の他に現像器28が設けられており、現像器28によって、感光体ドラム12上に形成された静電潜像がトナー像として現像される。
感光体ドラム12の上部には、転写ロール38が回転可能に配設されており、転写ロール38には、図示しない転写バイアス電源が接続され、所定のトナー極性とは逆極性の転写バイアスが所定のタイミングで印加されるようになっている。この転写ロール38と感光体ドラム12の間を記録シートが通過すると、記録シートの下面にトナー像が転写される。
また、感光体ドラム12の下流側には、定着装置40が配設されており、トナー像が転写された記録シートに熱及び圧力を加えて定着処理を行った後、定着装置40の下流側に配設された排出ロール42へ記録シートを案内する。
ところで、本体部16の上部は、蓋体46となっており、本体部16に対して揺動可能に軸支され、本体部16の内部を開閉可能としている。この蓋体46の裏面には、定着装置40及び転写ロール38が固定されている。このため、蓋体46が開閉するとき、定着装置40及び転写ロール38は蓋体46と一体に移動することとなる。
これにより、プロセスカートリッジ26の着脱スペースから、転写ロール38及び定着装置40を退避させることができ、プロセスカートリッジ26を交換するときに、誤って高温部に手が触れないようにしている。
一方、本体部16の上面には水平な取り付け面30が形成されており、この取り付け面30には、手差しトレイ32が載置され、本体部16に対して着脱可能に取り付けられている。また、取り付け面30の一部には開口(図示省略)が形成されており、手差しトレイ32から供給された記録シートは該開口を通じて本体部16の内部へ案内される。
ここで、手差しトレイ32には、横断面が略コ字状を成す載置台34が備えられており、手差しトレイ32内の記録シートは、露出した状態で載置台34に載置されることとなる。
また、手差しトレイ32から本体部16内部へ架けて、手差しトレイ32から供給される記録シートを画像形成部14へ案内するUターン搬送路36が配設されている。このUターン搬送路36は正面視にて略U字状を成しており、手差しトレイ32の載置台34上で搬送される記録シートの搬送方向と感光体ドラム12を通過する記録シートの搬送方向とが逆になるようにしている。
このように、Uターン搬送路36によって、手差しトレイ32の載置台34上で搬送される記録シートの搬送方向と感光体ドラム12を通過する記録シートの搬送方向とを逆にすることで、手差しトレイ32の載置台34の下方に排出トレイ44を配置することが可能となる。
また、Uターン搬送路36の折り返し部の内側には、搬送ローラ74が配設されており、Uターン搬送路36の折り返し部の外側には、搬送ローラ74と対向して、読取装置76が配設されている。
このように、Uターン搬送路36の折り返し部に読取装置76を設けることで、画像形成部14から離間した位置に読取装置76を配置することができることとなる。このため、読取装置76を画像読取兼記録装置10の端部側に配設することができる。例えば、手差しトレイ32の側壁に開閉可能な開口部32Aを形成し、開口部32Aを開放させた状態で、読取装置76を開口部32Aに内嵌し、固定ネジなどで固定する。
この読取装置76は、画像読取兼記録装置10に設けられたディスプレイ上の所定の操作ボタン(図示省略)を押圧すると作動し、Uターン搬送路36中で搬送される記録シート(いわゆる原稿)上に記録された画像データを読取る。読取られた画像データは、画像読取兼記録装置10と外部接続されたパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という)78(図3参照)のハードディスク80(図3参照)へ送信される(後述する)。
一方、本体部16の下部には、水平な取り付け面72が形成されており、断面が略L字状の給紙カセットユニット52が取り付け面72との間に隙間を設けた状態で着脱可能に取り付けられている。この給紙カセットユニット52は、水平に設けられた給紙部54と、給紙部54に対して垂直に設けられた搬送部56と、で構成されている。
給紙部54には給紙カセット55が収納されており、着脱可能となっている。この給紙カセット55の底部には、押圧板55Aが上方へ向かって揺動可能に設けられており、給紙カセット55内に収容された記録シートを、給紙部54に回転可能に軸支された記録シート分離搬送用のフィードロール58へ押し付ける。
これにより、搬送部56へ供給する記録シートが1枚ずつ捌かれ、給紙部54に回転可能に軸支されたレジストロール60Aと給紙カセット55に回転可能に軸支されたレジストロール60Bとで構成されるレジストロール対60へ案内される。
一方、搬送部56には、レジストロール対60から案内された記録シートを略垂直に立ち上げ、Uターン搬送路36上の合流部50へ案内するシート搬送路62が配設されている。
ここで、合流部50は、Uターン搬送路36上の感光体ドラム12の上流側に設けられたレジストロール対49の上流側に位置しており、シート搬送路62で搬送された記録シートは、該合流部50を経てUターン搬送路36へ合流し、レジストロール対49によって画像形成部14へ案内される。
また、給紙カセットユニット52と取り付け面72との間に設けられた隙間には、断面が略L字状を成す戻し搬送ユニット64が取り付け可能となっている。この戻し搬送ユニット64の垂直部64Aには、排出トレイ44が設けられており、排出ロール42へ案内された記録シートが排出トレイ44に排出されるようになっている。
また、戻し搬送ユニット64の垂直部64Aには、反転搬送部66が設けられており、画像が形成され排出トレイ44へ排出する記録シートを反転搬送可能としている。このように、反転搬送された記録シートは、戻し搬送ユニット64の水平部64Bに配設された戻し搬送路68へ案内される。
この戻し搬送路68と給紙カセットユニット52の搬送部56とは連通可能となっており、搬送部56には戻し搬送路68とシート搬送路62とを架け渡す合流搬送路70が配設されている。
このため、戻し搬送路68から搬送された記録シートは、合流搬送路70を経てシート搬送路62へ案内され、合流部50でUターン搬送路36へ合流して、既に画像形成された面を上にし、レジストロール対49によって再度画像形成部14へ案内され、両面印刷された状態で排出トレイ44へ排出される。
また、排出トレイ44が設けられた本体部16の側面16Aに対面する側面16Bから給紙カセットユニット52の搬送部56を貫通して、記録シートが搬送可能な記録シート搬送路48が設けられており、記録シート搬送路48で搬送される記録シートは、合流部50からUターン搬送路36へ合流して、レジストロール対49によって画像形成部14へ案内される。
次に、本実施の形態に係る画像読取兼記録装置と外部接続されたパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という)とで構成された画像読取記録システムの電気系の主要構成を説明する。
図3に示すように、画像読取記録システム82を構成する画像読取兼記録装置10には、該画像読取兼記録装置10全体の作動を制御する制御部84と、外部装置との間で各種情報の授受を制御するインタフェース部86と、が備えられている。
ここで、前述した読取装置76及び画像形成部14は制御部84に接続されており、これら各部の作動は制御部84によって制御される。また、制御部84はインタフェース部86にも接続されており、インタフェース部86を介して接続された外部装置との間で各種情報の授受が可能となっている。
一方、画像読取記録システム82を構成するPC78は、PC78全体の制御を司るCPU88と、各種制御プログラムや各種パラメータ等が予め記憶されたROM90と、CPU88による各種プログラムの実行時におけるワークエリア等として用いられるRAM92と、ハードディスク80と、外部装置との間で各種情報の授受を制御するインタフェース部94と、が備えられており、これら各部は、システムバス96を介して相互に接続されている。
従って、CPU88は、ROM90、RAM92及びハードディスク80へのアクセスや、インタフェース部94を介して接続された外部装置との間で各種情報の授受が可能となっている。
そして、画像読取記録システム82は、画像読取兼記録装置10のインタフェース部86とPC78のインタフェース部94とが接続されて構成されており、画像読取兼記録装置10の作動は、PC78によって制御可能となっている。
一方、図4には、ハードディスク80の記憶領域の構成が模式的に示されており、ハードディスク80には、照合データ80A及び記録印字データ80Bが予め記憶されている。
図5(A)に示すように、照合データ80Aは、例えば、原稿に記録されたフォーマットの枠98(図6(A)参照)の大きさに対応する印字データを印字する場合、図1で示す手差しトレイ32の載置台34に原稿を載置し、Uターン搬送路36(図1参照)で搬送して原稿に記録された枠98の横サイズと縦サイズを検出することで、CPU88によって、ハードディスク80に記憶された照合データ80Aから種別情報(例えばA)が検出される。
また、図5(B)に示すように、記録印字データ80Bは、種別情報に対応して印字データがそれぞれ記憶されており、図5(A)に示す照合データ80Aによって検出された種別情報Aに対応して印字データ「AAAA」が検出される。これにより、枠98の大きさに対応する印字データ「AAAA」が枠98内に印字されることとなる(図6(B)参照)。
次に、図7を参照して、本実施の形態に係る画像読取記録システム82の作用を説明する。
なお、図7は、図3で示す画像読取記録システム82における画像読取兼記録装置10及びPC78の各々の電源がオン状態となっているときにPC78のCPU88において実行される画像形成制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、該プログラムはROM90の所定領域に予め記憶されている。
画像読取記録システム82のユーザは、手差しトレイ32(図1参照)に原稿をセットし、画像読取兼記録装置10に設けられたボタン(図示省略)を押圧操作する。これに応じて原稿の画像データが、画像読取兼記録装置10の読取装置76、制御部84、インタフェース部86及びPC78のインタフェース部94を介してハードディスク80の領域に記憶される。
そこで、まず、図7のステップ100では、ハードディスク80において、画像データの記憶待ちを行う(受信ステップ)。つまり、画像読取兼記録装置10のボタンが押圧操作され、原稿がUターン搬送路36(図1参照)で搬送され、読取装置76(図1参照)を通過し、読取装置76で原稿の画像データが読み取られ、画像読取兼記録装置10の制御部84、インタフェース部86及びPC78のインタフェース部94を介してハードディスク80に画像データが記憶されると、ステップ102で、CPU88によって、照合データ80Aの読み出しが行われ、図5(A)で示す種別情報(例えばA)が検出される。
次に、ステップ104では、CPU88によって、照合処理が行われ、図5(B)で示す種別情報Aに対応する印字データ「AAAA」が検出される。そして、ステップ106では,CPU88によって、照合結果に対応する印字データ「AAAA」が読み出され、ステップ108において、画像形成指示が行われる(送出ステップ)。
つまり、印字データ「AAAA」が、PC78のインタフェース部94及び画像読取兼記録装置10のインタフェース部86を介して制御部84へ送信され、画像形成部14において、図6(A)で示す原稿上の枠98内に印字データ「AAAA」が印字されることとなる(図6(B)参照)。
本発明の実施に係る画像読取兼記録装置の作用について説明する。
図1及び図3に示すように、本形態では、Uターン搬送路36に読取装置76を設け、Uターン搬送路36で搬送される原稿に記録された画像データ(いわゆるプレプリント)を読取り可能としている。また、画像読取兼記録装置10にPC78を接続し、原稿の画像データをPC78のハードディスク80へ送信して、該画像データに対応した印字データを該原稿に印字できるようにしている。
これにより、図6(A)に示すように、フォーマットの枠98が形成された原稿において、枠98の大きさに合わせて図5(B)で示す複数の印字データの中から一つを選択し、所定の印字データを枠98内に収める等が可能となる(図6(B)参照)。
このため、枠98の大きさが異なっていても、その大きさに合わせて所定の印字データが記録されるため、枠98の大きさ毎に原稿を分けて給紙する必要が無く、作業性が良くなる。また、フォーマットの枠98の大きさに対応して、該枠98の大きさに対応する印字データをレイアウトすることもできる。
さらに、画像読取記録システム82の作用では、原稿上に記録された枠を一つとして説明したが、原稿上に大きさの異なる枠が複数記録されている場合、各枠の大きさに対応して印字データが印字されることとなる。
また、原稿の記録面側(表面側)に、該表面側に記録された画像データに対応して印字データを印字するようにしたが、戻し搬送ユニット64を用いて、表面側に記録された画像データに対応して原稿の裏面側に印字データを印字することもできる。
この場合、例えば、記載された文字を認識する文字認識装置(図示省略)をPC78(図3参照)に備え、ハードディスク80には、図8(A)、(B)に示す照合データ81A及び記録印字データ81Bが記憶させる。そして、原稿に記録された「あいうえおABCDEF」の文字を読取り、認識し、照合データ81Aから種別情報Aを検出し、記録印字データ81Bによって、種別情報Aに対応する印字データ「イロハニ」を読み出すようにする。
このとき、原稿は、図9に示すUターン搬送路36によって画像形成部14へ案内されるが、画像形成部14では単に通過するのみであり、原稿の表面側には印字は行われない。そして、一旦排出トレイ44に排出され、反転搬送部66によって戻し搬送路68へ案内され、合流部50からUターン搬送路36へ合流して、レジストロール対49によって画像形成部14へ案内されると、該原稿の裏面側に印字が行われ、両面印刷された状態で排出トレイ44に排出される。
具体的には、図9及び図10に示すように、原稿の表面側に個別情報Aに相当する画像A1「あいうえおABCDEF」又は画像B1「かきくけこGHIJK」が記録された原稿を搬送すると、読取装置76によって個別情報A又はBに対応する印字データがPC78から送信され、表面側に画像A1「あいうえおABCDEF」が記録された原稿の裏面側には印字A2「イロハニ」が行われ、表面側に画像B1「かきくけこGHIJK」が記録された原稿の裏面側には印字B2「ホへトチリ」が行われることとなる。
以上のように、読取装置76で読取られた画像データに対応して、PC78のハードディスク80に記憶された複数の印字データから所定の印字データを選択して該印字データを原稿に記録させる画像読取記録システム82を利用することで、例えば、原稿に記録された患者の名前に対応して、原稿の表面側或いは裏面側に該患者に対する投薬指示を印字し、処方箋とすることができる。
また、使用する部品名が記録された原稿において、カンバン方式で使用されるカンバン(部品の納入時間や数量等を記入した作業指示書)を該部品に対応して原稿の表面側或いは裏面側に印字したり、また、薬名が記録された原稿において、該薬に対応する効用、使用方法等を印字したりすることもできる。さらに、顧客名が記録された原稿において、該顧客に対応して、該顧客用のオプション指定を原稿の表面側或いは裏面側に印字し、発注書とすることもできる。
また、原稿に記録された画像データを加工し、加工された画像データを該原稿の記録面の裏面側に印字することもできる。例えば、原稿の記録面に日本語が記録されている場合、この日本語の画像データを読み取って、該原稿の記録面の裏面に、該日本語を翻訳した英語を印字するというような使い方ができる。
さらに、ここでは、画像データを枠或いは文字等としたが、読取装置76をバーコードリーダとし、原稿にバーコードを記録しても良い。
このように、画像読取兼記録装置10とPC98を外部接続し、インタフェース部86を介して各種情報の授受を行なうことで、画像読取兼記録装置10に画像データを蓄積させておく必要がないので、画像読取兼記録装置10を簡略化できるとともに、画像データの更新・変更があったときにも容易に対応できる。また、PC98で、読取った画像データに対応する印字データの選択や、読取った画像データの加工・変換を行わせることができる。
なお、ここでは、画像読取兼記録装置10とPC98を外部接続し、インタフェース部86を介して各種情報の授受を行なうようにしたが、CPU88は、ROM90、RAM92、ハードディスク80等を画像読取兼記録装置10内に備えても良いのは勿論のことである。
ところで、読取装置76において、Uターン搬送路36の折り返し部に設けることで、画像形成部14から離間した位置に配置することができることとなる。このため、読取装置76を画像読取兼記録装置10の端部側に配設することができ、搬送路等が邪魔になることもなく、読取装置76の着脱を容易に行えるようにすることができる。
また、図1に示すように、Uターン搬送路36の折り返し部に読取装置76を配置することで、画像形成部14は読取装置76の下流側に位置することとなる。このため、画像データが記録された原稿が搬送される搬送路と、印字データを記録する記録シートが搬送される搬送路を共用することができ(各搬送路は合流部50を経てUターン搬送路36へ合流させることができる)、画像形成装置の汎用性を高め、また、低コストで容易に読取機能を付加できる画像読取兼記録装置10を得ることができる。
また、本体部16の上部に手差しトレイ32を配置すると共に、手差しトレイ32に、横断面が略コ字状を成す載置台34を備え、手差しトレイ32内の記録シートが、露出した状態で載置台34に載置されるようにしている。これにより、給紙カセット内に記録シートを収容した場合と比較して、記録シートの枚数の増減を容易に行うことができるため、記録シートのセット操作性が良くなる。
特に、小サイズの記録シートの場合、給紙カセットを構成するカバーが邪魔になり、小サイズの記録シートを給紙カセットの奥方へ配置することは面倒であるが、記録シートが露出した状態で手差しトレイ32に載置されるため、小サイズの記録シートのセット操作性が格段に向上する。また、記録シートが露出しているため、手差しトレイ32上の記録シートの枚数等を目視で確認できるなど視認性も良い。
一方、手差しトレイ32から本体部16内部へ架けて、手差しトレイ32から供給される記録シートを画像形成部14へ案内するUターン搬送路36を配設している。このUターン搬送路36によって、搬送される記録シートをUターンさせることで、手差しトレイ32の下部に排出トレイ44を配置することが可能となる。これにより、手差しトレイ32の反対側に排出トレイ44を配置する場合と比較して、画像読取兼記録装置10の投影面積を小さくすることができる。
また、Uターン搬送路36によって、搬送される記録シートをUターンさせることで、手差しトレイ32への記録シートのセット操作と、排出トレイ44からの記録シートの取り出し操作を同じ方向から行うことができるので、オペレータの操作が楽になると共に、画像読取兼記録装置10の設置面積を増やすことなく操作性を向上させることができる。
また、手差しトレイ32への記録シートのセット操作と、排出トレイ44からの記録シートの取り出し操作を同じ方向から行うことができるため、画像読取兼記録装置10の本体部16を壁際に設置することができ、省スペース化に寄与することができる。
ここで、感光体ドラム12の上部に、転写ロール38を配設している。このように、感光体ドラム12の上部に転写ロール38を配設することで、記録シートの記録面は下面側となり、この状態のまま、記録シートを排出トレイ44へ排出することで、排出トレイ44上の記録シートは、画像形成された順に上部に積載されることになる。このため、排出トレイ44へ排出された記録シートをページ順に揃え直す必要がない。また、記録シートの記録面が、記録シートを搬送するUターン搬送路36の下側となるため、搬送中の記録シートが浮遊トナーで汚損される虞を低減することができる。
さらに、シート搬送路62を、給紙カセットユニット52の給紙カセット55から略垂直方向へ立ち上がって合流部50へ案内するように形成している。これにより、画像読取兼記録装置10の投影面積を小さくすることができる。
なお、本形態では、手差しトレイ32の側壁に開口部32Aを形成し、読取装置76を開口部32Aに内嵌して、固定ネジなどで固定するようにしたが、Uターン搬送路36に読取装置76を配設し、読取装置76が容易に着脱できれば良いため、これに限るものではない。このため、Uターン搬送路36の折り返し部以外の場所に読取装置76を配設しても良い。また、本形態では、ゼログラフィ方式の画像読取兼記録装置に適用させたが、これに限るものではなく、インクジェット方式であっても勿論良い。
本発明の実施の形態に係る画像読取兼記録装置の構成図である。 本発明の実施の形態に係る画像読取兼記録装置の構成図であり、蓋体を開放させた状態を示している。 本発明の実施の形態に係る画像読取兼記録装置を用いた画像読取記録システムの構成を示すブロック図である。 画像読取記録システムに用いられるハードディスクの記憶領域の構成を示す模式図である。 (A)、(B)は、画像読取記録システムに用いられるCPUの制御内容を示す説明図である。 (A)、(B)は、画像読取記録システムに用いられるCPUの制御内容を示す説明図である。 画像読取記録システムの画像形成制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 (A)、(B)は、画像読取記録システムに用いられるCPUの制御内容を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る画像読取兼記録装置の構成図であり、画像読取記録システムに用いられるCPUの他の制御内容を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る画像読取兼記録装置の構成図であり、画像読取記録システムに用いられるCPUの他の制御内容を示す説明図である。 従来の画像読取兼記録装置の構成図である(特許文献1)。 従来の画像読取兼記録装置の構成図である(特許文献2)。
符号の説明
10 画像読取兼記録装置
12 感光体ドラム(像担持体、記録手段)
14 画像形成部(記録手段)
16 本体部
26 プロセスカートリッジ
30 取り付け面
32 手差しトレイ
36 Uターン搬送路
38 転写ロール(転写手段、記録手段)
40 定着装置(定着手段、記録手段)
55 給紙カセット(シートカセット)
62 シート搬送路
66 反転搬送部(シート反転手段)
68 戻し搬送路
70 合流搬送路(戻し搬送路)
76 読取装置(読取手段)
82 画像読取記録システム(制御手段)
84 制御部(制御手段)
88 CPU(制御手段)

Claims (11)

  1. 原稿の少なくとも片面を読取り可能な読取手段と、
    画像を記録する記録手段と、
    前記読取手段で読取られた原稿の画像データに対応して関連付けられた印字データを、前記記録手段で前記原稿に記録させる制御手段と、
    を有することを特徴とする画像読取兼記録装置。
  2. 前記読取手段が、原稿に記入されたバーコードを読取るバーコードリーダであることを特徴とする請求項1に記載の画像読取兼記録装置。
  3. 前記制御手段が、前記読取手段で読取られた画像データに対応して、記憶された複数の印字データから所定の印字データを選択して該印字データを原稿に記録させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取兼記録装置。
  4. 前記制御手段が、前記画像データに対応して、前記印字データのレイアウトを変更することを特徴とする請求項1に記載の画像読取兼記録装置。
  5. 画像を形成する記録手段が設けられた本体部の上部に配置され、記録シートが露出した状態で載置される手差しトレイと、
    前記手差しトレイに載置された記録シートを、前記記録手段の上方でUターンさせて、前記記録手段にて画像を形成して、排出トレイへ排出させるUターン搬送路と、
    前記Uターン搬送路に着脱自在に配設され、原稿の少なくとも片面を読取り可能な読取手段と、
    前記読取手段で読取られた記録シートの画像データに対応して関連付けられた印字データを、前記記録手段で前記記録シートに記録させる制御手段と、
    を有することを特徴とする画像読取兼記録装置。
  6. 前記記録手段が、トナーを担持する像担持体と、前記像担持体上に形成されたトナー像を記録シートに転写する転写手段と、前記記録シートに転写されたトナー像を定着する定着手段と、で少なくとも構成され、
    前記転写手段の下に前記像担持体が配置されたことを特徴とする請求項5に記載の画像読取兼記録装置。
  7. 前記本体部の下部に配置され、記録シートを収納可能なシートカセットと、
    前記シートカセットから略垂直方向へ立ち上がり記録シートを前記転写手段へ案内するシート搬送路と、
    を備えたことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像読取兼記録装置。
  8. 前記排出トレイへ排出された記録シートを排出方向と逆方向に反転搬送するシート反転手段と、
    前記本体部の下部に配置され、反転搬送された記録シートを前記シート搬送路へ戻す戻し搬送路と、
    を有することを特徴とする請求項7に記載の画像読取兼記録装置。
  9. 前記戻し搬送路で搬送され、原稿の記録面の裏面側に前記印字データが記録されることを特徴とする請求項8に記載の画像読取兼記録装置。
  10. 前記制御手段が、前記画像データを加工し、加工された画像データを原稿の記録面の裏面側に記録させることを特徴とする請求項9に記載の画像読取兼記録装置。
  11. 請求項1〜10の何れかに記載の画像読取兼記録装置により送出された画像データを受信する受信ステップと、
    前記画像データに対応して、前記記録データを前記画像読取兼記録装置へ送出する送出ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするアプリケーションプログラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010109983A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Xerox Corp 共通のスキャニングおよび印刷給送経路を有する印刷装置
JP2014232171A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 キヤノン株式会社 印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラム

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