JP2001088366A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法

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JP2001088366A
JP2001088366A JP27115399A JP27115399A JP2001088366A JP 2001088366 A JP2001088366 A JP 2001088366A JP 27115399 A JP27115399 A JP 27115399A JP 27115399 A JP27115399 A JP 27115399A JP 2001088366 A JP2001088366 A JP 2001088366A
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JP27115399A
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Shuji Ozawa
修司 小澤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成用のデータのレンダリング時間を予
測式を用いて予測し、予測した時間に応じてプレレンダ
リングを行なう画像形成装置において、予測時間と実時
間との誤差の蓄積によるオーバーランを防ぐことが可能
な画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 予測式を用いた回数、あるいは処理した
データ量に応じて予測時間に付加するマージン量を変化
させる。特に、予測式毎にマージンの変化量を設定可能
としたことにより、オブジェクトの種類に応じたきめ細
かい設定が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オブジェクト単位でレ
ンダリングを行うプリンタ等の画像形成装置に関し、特
に1ページを複数のバンドに分割して処理を行なう画像
形成装置及び画素形成方法関する。
【0002】
【従来の技術】近年、データ処理システムとして、ホス
トコンピュータに双方向インターフェース(例えばIE
EE1284.4、IEEE1394、USB等)を介
して接続されるプリンタとから構成され、ホストから入
力される出力情報をプリンタ側で解析して、プリンタエ
ンジン、例えばレーザビームプリンタの出力データとし
てビットマップデータを展開し、この展開データに基づ
いて変調されたレーザビームを感光ドラムに走査露光し
て画像記録を行うものが知られている。
【0003】また、プリンタがエミュレーション機能を
備える場合には、複数のプリンタ制御言語系を処理可能
に構成されており、使用者が実行するアプリケーション
にしたがってエミュレーションモードとネイティブモー
ドを切り替えながらプリント処理を実行できるように構
成されており、プリンタにはプリンタの制御言語を切り
換える為のスイッチや切り換え指示を行うカードスロッ
トがあらかじめ設けられている。
【0004】また、1ページの印刷データは、1つの図
形を1オブジェクトとして、複数のオブジェクトから構
成されている。これらのオブジェクトは、主にフォン
ト、ビットマップといったもので、各々のレンダリング
処理方式の違いにより種類分けされる。これらの印刷デ
ータのプリンタ内でのビットマップデータへの展開(以
後、レンダリングと記述)は、省メモリ、CPUの効率
的な利用による印刷速度の向上の為、レーザビームによ
る感光ドラムへの走査露光(以後、シッピングと記述)
と並行して行われる。この場合、紙などの記録材搬送を
途中で停止することが出来ないレーザビームプリンタな
どの印刷装置においては、シッピングを1ページ分は連
続して行なわなくてはならないため、レンダリングの速
度がシッピング速度に間に合っている必要がある。間に
合わない場合はいくつかのオブジェクトが印刷出来なく
なる。
【0005】このようなレンダリングからシッピングへ
のリアルタイムな処理を行う場合には、1ページを複数
のバンドに分けて、最初の1バンドのレンダリングを終
えた時点から、紙の搬送を始めてシッピングを行い、そ
のバンドをシッピングしている間に、次のバンドのレン
ダリングを行うという処理が行われる。また、前述した
ようにレンダリング速度がシッピング速度に間に合わな
かった場合(直前のバンドのシッピングが終了するまで
に、次のバンドのレンダリングが終了していれば良い)
には、いくつかのオブジェクトが印刷出来ないことにな
り、印刷不正(以後、この障害をオーバーランと記述)
が発生してしまう。
【0006】この様な事態を回避するために、レンダリ
ング時間の予測を行い、レンダリング時間がシッピング
時間に間に合わないと予測されたバンドが存在する場
合、そのバンドは最初の1バンドと同様に、シッピング
を開始する前にあらかじめレンダリングをしておく(以
後、この処理をプレレンダリングと記述)ことにより印
刷不正を防ぐ。レンダリング時間の予測は、印刷データ
のオブジェクトごとのレンダリング処理時間の合計によ
って求める。オブジェクト単位のレンダリング処理時間
の計算は、各々のオブジェクトのレンダリング処理方式
により異なる。そのため、それぞれオブジェクトのレン
ダリング処理方式にあった時間予測式を用意して、オブ
ジェクトごとに各予測式に当てはめて予測時間を求め、
全てを合計して最終的な予測時間を得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで問題になるの
が、予測式は図13(a)のように3004の離散的な
実レンダリング時間の分布から3003の線形直線に近
似して作られていることである。つまり実レンダリング
時間と予測時間とは、ある程度の誤差が元々存在するの
である。その為、実レンダリング時間が予測時間より短
い場合においてはなんの問題もないが、長い場合におい
ては求められた予測時間をそのまま利用すると、簡単に
オーバーランが発生してしまう。その為に、全てのオブ
ジェクトについて求めた予測時間の合計に、ある一定の
マージンを付加した予測時間を使用することにより、オ
ーバーランが発生しないようにすることが出来る。
【0008】図13(b)は、このようなマージン付加
方法を説明する図である。すなわち、あるバンドに含ま
れる全てのオブジェクトの予測時間の合計がt0であれ
ば、オブジェクトの数に関係なく一定のマージンが付加
される。具体的には、t0=20秒であれば、処理時間
10秒と予測されるオブジェクトが2個ある場合と、処
理時間2秒と予測されるオブジェクトが10個ある場合
で、同じマージン(t1ーt0)が付加され、時間t1
がマージンを含んだバンドのレンダリング処理予想時間
となる(3006)。
【0009】しかしながら、1つのオブジェクトごとに
予測式で予測時間を求める方式において、オブジェクト
の個数が増えるごとに上記の予測時間と実レンダリング
時間の誤差のとりえる範囲が増大することになる。その
為、図13(b)に示すように、オブジェクトの数とは
無関係に、全オブジェクトの予想時間の合計に対して一
定のマージンを設けている場合においては、ある程度の
オブジェクトの個数が多くなった場合でもマージンの合
計で誤差をカバーできるように、マージンの量を決定し
ていた。
【0010】その様な場合、オブジェクトの個数が少な
く本来は誤差が小さいバンドにおいては、それほどマー
ジンを考える必要がないが、予測時間全体に一定のマー
ジンを見てしまうため、そのバンドにおいてもプレレン
ダリングが必要になる可能性があり、プレレンダリング
が必要と判断された場合においては、プレレンダリング
処理時間が入ることにより印刷時間が長くなってしまう
という問題点があった。
【0011】また、プレレンダリング移行する判断に用
いる時間予測のバンド幅の搬送時間に対するしきい値を
固定した時間予測においは、印刷データや使用方法の違
い(例、メモリ容量、用紙サイズ等)などの、それぞれ
の環境に適応した時間予測をすることが出来ないため、
特定の環境やユーザーにおいては常にオーバランが発生
してしまうという問題点があった。
【0012】また、オブジェクトのデータ量の増加によ
りレンダリングに必要なメモリアクセス時の他のメモリ
アクセス(例えばホストからのデータ転送)との競合に
よりレンダリング時間に遅延が発生し予測時間より実時
間が遅くなってしまい、オーバーランが発生してしまう
という問題点があった。
【0013】本発明はこのような従来技術における課題
に鑑みなされたものであり、その目的は、予測時間と実
時間との誤差の蓄積によるオーバーランを防ぐことが可
能な画像形成装置を提供することにある。
【0014】また、本発明の別の目的は、オブジェクト
のデータ量の増加によりメモリアクセス時の他のメモリ
アクセスとの競合によりレンダリング時間に遅延が発生
し予測時間より実時間が遅くなることに起因するオーバ
ーラン発生を防ぐことが可能な画像形成装置を提供する
ことにある。
【0015】さらに本発明の別の目的は、特定の環境や
印刷データ、ユーザなどにオーバランが発生し続けるの
を防ぐことが可能な画像形成装置の提供することにあ
る。
【0016】加えて本発明の別の目的は、プレレンダリ
ングの必要の無いバンドがプレレンダリングされること
による、印刷時間の増大を防ぐことの可能な画像形成装
置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決する為の手段】すなわち、本発明の要旨
は、画像形成データをオブジェクトデータから構成され
るブロック毎にレンダリング処理し、記録媒体上に形成
して出力する画像形成装置であって、ブロック毎のレン
ダリングに必要と思われる予測時間を、所定の予測式に
基づいて用いて算出する処理時間予測手段を有し、処理
時間予測手段が、所定の予測式で処理したオブジェクト
データの数又は量に応じて、所定の予測式で算出した予
測時間を補正することを特徴とする画像形成装置に存す
る。
【0018】また、本発明による画像形成装置は、好ま
しくは処理時間予測手段が、オブジェクトの種類に応じ
て複数の予測式の1つを選択する予測式選択手段と、予
測式選択手段が選択した予測式を用いてオブジェクトの
それぞれに対する予測時間を算出する予測時間算出手段
と、複数の予測式毎に、予測時間算出手段が算出した予
測時間を加算する第1の加算手段と、複数の予測式毎
に、予測時間算出手段が処理したオブジェクトの数又は
データ量を加算する第2の加算手段と、第2の加算手段
の加算結果に基づいて、対応する第1の加算手段の加算
結果を補正する第1の補正手段とを有し、第1の補正手
段の補正結果を合計して、ブロックのレンダリングに必
要と思われる予測時間として出力する。
【0019】また、本発明の別の要旨は、画像形成デー
タをオブジェクトデータから構成されるブロック毎にレ
ンダリング処理し、記録媒体上に形成して出力する画像
形成方法であって、ブロック毎のレンダリングに必要と
思われる予測時間を、所定の予測式に基づいて用いて算
出する処理時間予測ステップを有し、処理時間予測ステ
ップが、所定の予測式で処理したオブジェクトデータの
数又は量に応じて、所定の予測式で算出した予測時間を
補正することを特徴とする画像形成方法に存する。
【0020】また、本発明の画像形成方法は好ましく
は、処理時間予測ステップが、オブジェクトの種類に応
じて複数の予測式の1つを選択する予測式選択ステップ
と、予測式選択ステップが選択した予測式を用いてオブ
ジェクトのそれぞれに対する予測時間を算出する予測時
間算出ステップと、複数の予測式毎に、予測時間算出ス
テップが算出した予測時間を加算する第1の加算ステッ
プと、複数の予測式毎に、予測時間算出ステップが処理
したオブジェクトの数又はデータ量を加算する第2の加
算ステップと、第2の加算ステップの加算結果に基づい
て、対応する第1の加算ステップの加算結果を補正する
第1の補正ステップとを有し、第1の補正ステップの補
正結果を合計して、ブロックのレンダリングに必要と思
われる予測時間として出力することを特徴とする請求項
8記載の画像形成方法に存する。
【0021】また、本発明の別の要旨は、コンピュータ
装置が実行可能なプログラムを格納した記憶媒体であっ
て、プログラムを実行したコンピュータ装置を、本発明
の画像形成装置として機能させることを特徴とする記憶
媒体に存する。
【0022】また、本発明の別の要旨は、本発明の画像
形成方法をコンピュータ装置が実行可能なプログラムを
格納したことを特徴とする記憶媒体に存する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明をそ
の好適な実施形態を詳細に説明する。以下説明する実施
形態においては、本発明による画像形成装置として、レ
ーザビームプリンタを用いた場合について説明するが、
本発明の適用範囲はレーザビームプリンタに限られるも
のでなく、インクジェット方式他のプリント方式の画像
形成装置でもよいことは言うまでもない。
【0024】〈第1の実施形態〉図1は本発明の実施形
態に係る画像形成装置であるレーザビームプリンタ(L
BP)の構成例を示す断面図である。
【0025】図1において、1000はLBP本体であ
り、外部に接続されているホストコンピュータから供給
される印刷情報(文字コード等)やフォーム情報あるい
はマクロ命令等を入力して記憶するとともに、それらの
情報にしたがって対応する文字パターンやフォームパタ
ーン等を作成し、記録媒体である記録紙等に像を形成す
る。
【0026】1012は操作の為のスイッチおよびLE
D表示器等が配されている操作パネル、1001はLB
P本体1000全体の制御およびホストコンピュータか
ら供給される文字情報等を解析するプリンタ制御ユニッ
トである。このプリンタの制御ユニット1001は、主
に文字情報を対応する文字パターンをビデオ信号に変換
してレーザドライバ1002出力する。
【0027】レーザドライバ1002は半導体レーザ1
003を駆動する為の回路であり、入力されたビデオ信
号に応じて半導体レーザ1003から発射されるレーザ
光1004をオン・オフ切り換えする。レーザ光100
4は回転多面鏡1005で左右方向に振らされて静電ド
ラム1006上を走査露光する。これにより、静電ドラ
ム1006上には文字パターンの静電潜像が形成される
ことになる。この潜像は、静電ドラム1006周囲に配
置された現像ユニット1007により現像された後、記
録紙に転写される。
【0028】この記録紙にはカットシートを用い、カッ
トシート記録紙はLBP1000に装着した用紙カセッ
ト1008に収納され、給紙ローラ1011により装置
内に取り込まれ、静電ドラム1006に供給される。ま
た、LBP本体1000には、図示しないカードスロッ
トを少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオ
プションフォントカード、言語系の異なる制御カード
(エミュレーションカード)を接続できるように構成さ
れている。
【0029】図2は図1に示すLBPを用いた画像形成
システムの構成例を説明するブロック図である。なお、
本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であ
っても複数の機器からなるシステムであっても、LAN
等のネットワークを介して処理が行われるシステムであ
っても本発明を適用できることは言うまでもない。
【0030】図2において、2000はホストコンピュ
ータで、ROM2004のプログラム用ROMや、後述
する外部メモリ2012に記憶された文書処理プログラ
ム等に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を
含む)等が混在可能な文書を処理するCPU2002を
備え、システムバス2005に接続される各デバイスを
CPU2002が総括的に制御する。
【0031】また、このROM2004のプログラム用
ROMには、CPU2002の制御プログラム等を記憶
し、ROM2004のフォント用ROMには上記文書処
理の際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM2
004のデータ用ROMは上記文書処理等を行う際に使
用する各種データを記憶する。2003はRAMでCP
U2002の主メモリ、ワークエリア等として機能す
る。2006はキーボードコントローラ(KBC)で、
キーボード2010や不図示のポインティングデバイス
からのキー入力を制御する。2007はCRTコントロ
ーラ(CRTC)で、CRTディスプレイ(CRT)2
011の表示を制御する。
【0032】2008はメモリコントローラ(MC)
で、ブートプログラム、種々のアプリケーション、フォ
ントデータ、ユーザファイル、編集ファイル用を記憶す
るハードディスク(HD)、フロッピー(登録商標)デ
ィスク(FD)等の外部メモリ2012とのアクセスを
制御する。2009、2026はデバイス間のI/Oを
制御する処理部で、この部分で同期通信と非同期通信の
制御が行われる。この処理部は、具体例としてIEEE
1394の様なインターフェースが挙げられるが、同期
通信と非同期通信が可能なインターフェースであれば、
その種類は問わない。また、本発明における同期通信が
可能、不可能の情報はこの部分で管理されている、他処
理部はこの処理部に通信要求等を出すことにより、その
情報を入手することが出来る。また、図示しない独自の
データスタックにより制御しても良いことは言うまでも
ない。
【0033】プリンタ2020において、2022はプ
リンタCPUで、ROM2024のプログラム用ROM
に記憶された制御プログラム等或いは外部メモリ203
1に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバ
ス2025に接続される各種のデバイスとのアクセント
を総括的に制御し、印刷部インターフェース2027を
介して接続される印刷部(プリンタエンジン)2028
に出力情報としての画像信号を出力する。
【0034】また、このROM2024のプログラムR
OMには、図5〜図10及び図12に示されるフローチ
ャートで示されるようなCPU2022の制御プログラ
ム等を記憶する。ROM2024のデータ用ROMには
ハードディスク等の外部メモリ2031が無いプリンタ
の場合には、ホストコンピュータ上で利用される情報等
を記憶している。
【0035】CPU2022は入力部2026を介して
ホストコンピュータとの通信処理が可能となっており、
プリンタ内の情報等をホストコンピュータ2000に通
知可能に構成されている。2023はCPU2022の
主メモリ、ワークエリア等として機能するRAMで、図
示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによ
りメモリ容量を拡張できるように設計されている。な
お、RAM2023は、本実施形態におけるレンダリン
グ用オブジェクト情報の格納、ホストから送信される印
刷データの格納、出力情報展開、環境データ格納領域、
NVRAM等に用いられる。
【0036】前述したハードディスク(HD)、ICカ
ード等の外部メモリ2031は、メモリコントローラ
(MC)2028によりアクセスを制御される。また、
後述する送信用のバッファもここに作成される。外部メ
モリ2031はオプションとして接続され、フォントデ
ータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等
を記憶する。また、2040は前述した操作パネルで操
作の為のスイッチおよびLED表示機機等が配されてい
る。
【0037】また、前述した外部メモリは1個に限ら
ず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオ
プションカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解
釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続でき
るように構成されていてもよい。さらに、図示しないN
VRAMを有し、操作パネル2040からのプリンタモ
ード設定情報を記憶するようにしてもよい。
【0038】図3は本実施形態におけるレンダリング処
理とシッピング処理の流れとその処理における、通常の
レンダリングに使用されるバンドメモリとプレレンダリ
ング処理に利用されるバンドメモリの関係について図示
してものである。
【0039】4001はプリンタに搭載される全メモリ
空間を示している。この中で通常のリアルタイムにレン
ダリングされるバンドメモリ4004、4005は、4
002に示される静的に確保されるメモリエリアに確保
される。この中に確保されるメモリ領域は原則的にプリ
ンタの電源ON時から電源OFF時まで存在し続ける。
【0040】このバンドメモリはリアルタイムのレンダ
リング−シッピング時は、まず4004のバンド1に最
初の1バンド分のレンダリングを行い終了した時点で、
紙搬送を開始しシッピングを行う。バンド1をシッピン
グしている間に4005のバンド2に次のバンドのレン
ダリングを行う。バンド1のシッピングを終えたら、バ
ンド2のシッピングを行う。この時点でバンド1のビッ
トマップデータは必要ないので、バンド1のメモリをク
リアして、そこに次のバンドのレンダリングをバンド2
のシッピングが終了するまでに行う。この動作を繰り返
すことによりリアルタイムのレンダリング−シッピング
が可能になる。
【0041】4006はプレレンダリングバンド用のバ
ンドメモリで4003に示される動的に確保されるメモ
リエリアに確保される。この領域に確保されるメモリ
は、必要な時に確保され、不必要になった時点で開放さ
れる。つまり、プレレンダリングバンドを作成する時に
新たに確保され、シッピングが終了し、そのバンドが含
まれるページの印刷が正常に終了した時点でプレレンダ
リングバンド用のバンドメモリは開放される。この様な
処理を行なうことにより、少ないメモリで後述の制御処
理を実現することが可能になる。
【0042】ページ中に1つのプレレンダリングバンド
が含まれる時のレンダリング−シッピング処理は、例え
ば2番目のバンドがプレレンダリングバンドだった場
合、まずバンド1にレンダリングを行い、シッピングを
始める。次に2番めのバンドはプレレンダリングバンド
なので、この時点では既にレンダリングされているの
で、ここでレンダリングする必要はない。そのため、3
番めのバンドをバンド2にレンダリングする。シッピン
グはバンド1のレンダリングを行ったら、4006のプ
レレンダリングバンドのシッピングを行なう。
【0043】この時点でバンド1は不必要になっている
のでバンド1に4番目のバンドをレンダリングする。プ
レレンダリングバンドのシッピングを終了したら、バン
ド2にレンダリングされている3番目のバンドをシッピ
ングする。この時、プレレンダリングバンドは不必要に
なったので、プレレンダリングバンド用のバンドメモリ
4006は開放する。この後は通常のリアルタイムのレ
ンダリング−シッピング処理が繰り返される。ただし、
プレレンダリングバンド用のバンドメモリ4006の解
放は、他のバンドでオーバーランが発生した場合などに
再プリントを行なうよう構成した場合には、そのページ
のプリントが正常に終了した時点で解放する。
【0044】図4は本実施形態における、印刷データ形
式の一例を示す図である。印刷データは、ホストコンピ
ュータ2000からプリンタ2020に送信され、プリ
ンタ内でメモリ(RAM2023又は外部メモリ203
1)に保存され、レンダリングに使用される。
【0045】図において、1201は印刷データ全体を
示している。1ページは1202に示されるページ全体
の情報を含むヘッダーと1203と1204で示される
バンドごとのデータで構成される。1203はバンドに
関する情報を保存するヘッダーで、バンド全体のレンダ
リングに必要な予測時間、この予測時間に対する信頼
度、予測式の使用頻度、最終的には、このバンドがプレ
レンダリングが必要なバンドであるか、不必要であるか
の情報が格納される。またオーバーランが発生したとき
は、このヘッダーにオーバーランが発生した情報を格納
することにより、後でオーバーランが発生したことを知
ることが出来る。1204は実際の印刷に使用するデー
タで、オブジェクト単位のデータから構成されるオブジ
ェクトのレンダリング方式はこのデータによって決定さ
れる。ヘッダ1205及びデータ1206は、バンド2
のデータである。1ページ分のデータが終わると、2ペ
ージ目のヘッダ1207に続いて同様の構成のデータが
繰り返される。
【0046】(全体動作)図5は本実施形態における画
像形成装置の、時間予測処理、プレレンダリング処理、
印刷処理(レンダリング、シッピング)、信頼度補正処
理の全体的な流れを示すフローチャートである。
【0047】ステップS5001において印刷データの
受信が行われる。受信された印刷データはステップS5
002の時間予測処理内において、バンド単位に全ての
オブジェクトをレンダリング方式の違いにって各時間予
測式にあてはめ、予測時間を算出する。それと同時に、
オブジェクト数の加算も行なう。最終的には、バンドご
とに全オブジェクトの数の合計からマージンを算出し予
測時間に追加して出力する。
【0048】ステップS5003においてステップS5
002で求められた、バンドごとの予測時間と、実際の
シッピング時間(実際にはバンドの長さの紙搬送時間
で、記録媒体の大きさ、搬送能力やバンドの高さによっ
て左右される)とを比較する。プレレンダリングが必要
なバンドは印刷データの対応するヘッダー(1203、
1205等)にプレレンダリングが必要なバンドである
ことを記述する。
【0049】ステップS5004において全てのバンド
においてプレレンダリングが必要か判断し、その判断に
基いてプレレンダリングが必要なバンドにおいてはステ
ップS5005においてプレレンダリング処理が行われ
る。1ページ分の全てのプレレンダリングバンドのレン
ダリングが終了し、プレレンダリングデータが外部メモ
リ2031に記憶された時点で,ステップS5006に
おいて印刷処理が行われる。
【0050】印刷処理中にオーバーランが発生したら、
オーバーラン発生をオーバーランが発生したバンドのヘ
ッダに記憶する。印刷処理後、ステップS5007にお
いてオーバーランが発生したか判断し、オーバーランが
発生していた場合ステップS5008において、オブジ
ェクト数によるマージンの加算量の補正をして、オーバ
ーランを起こしたバンドの全体の予測時間がシッピング
時間より長くなりプレレンダリングされるように変更
し、もう1度、正常な印刷がされるようにステップS5
004に戻ってページの最初のバンドから処理をやりな
おす。
【0051】また、補正された加算量はNVRAM、外
部メモリ2031に保存され、これ以降の信頼度計算に
用いられる。オーバーランが発生せずに1ページ分の印
刷が終了したら、プレレンダリングデータを記憶したバ
ンドメモリ4006の領域を開放する。ステップS50
08において、全てのページについて印刷が終了したか
否かを判断し、未印刷ページがあればステップS500
2にもどって次のページの時間予測処理から処理を繰り
返す。全ページの印刷が終わったら、印刷処理を終了す
る。
【0052】(時間予測処理)図6は図5のステップS
5002の時間予測処理の詳細を示したフローチャート
である。
【0053】ステップS6001において、バンド内の
全てのオブジェクトに対してステップS6002からス
テップS6005までの処理を実行するように判断す
る。すなわち、ステップS6002においてオブジェク
トに用いる予測式の決定を行ない、ステップS6003
において、ステップS6002において選択された予測
式を用いて予測時間を計算し、ステップS6011にお
いて各予測式の信頼度によりマージンを加算した後、ス
テップS6004でバンド全体の予測時間に加算する。
そして、ステップS6005において、予測式ごとの予
測時間にオブジェクト数によるマージンを付加するため
に予測式の使用回数に1を加算する。
【0054】バンド内の全てオブジェクトに関してステ
ップS6002〜S6005の処理が終了したら、ステ
ップS6006において、使用された全ての予測式に対
してステップS6007の処理を実行するように判断す
る。ステップS6007のおいて、各予測式毎に予め定
められた時間に、その予測式を用いてレンダリングを行
なうオブジェクト数によって決まるマージンを付加す
る。
【0055】ここで各予測式ごとにマージンを付けるの
は、各オブジェクトによってオブジェクトの増加したと
きのマージンの増えかたに違いがあるからで、各オブジ
ェクトごとに異なったオブジェクト数に対するマージン
の増加量を指定することが出来る。例えばAのオブジェ
クトは100個のオブジェクトで1ミリセカンド、Bの
オブジェクトは300個のオブジェクトで1ミリセカン
ドということが可能になる。また、実時間でなく全体の
時間を所定%増加させる等のマージンの取り方でもよ
く、任意の方法を用いることができる。
【0056】ステップS6008において、ステップS
6006からステップS6007においてマージンを付
加した予測式ごとの予測時間をすべて足してバンド全体
の予測時間を求める。ステップS6009において、も
っとも使用する回数が多い予測式を記憶する。これは後
の処理において恒久的にオーバーランが発生しないよう
にマージンの付加量を補正する予測式を決定するのに用
いられる。ステップS6001からステップS6009
までが、1バンドについての処理なので、ステップS6
010において全てのバンドについて同様な処理が繰り
返して、1ページ分の印刷データについての処理がなさ
れる。
【0057】(プレレンダリング処理)図7は図5のス
テップS5005のプレレンダリング処理の詳細を示し
たフローチャートである。
【0058】ステップS7001において、プレレンダ
リングが必要な全てのバンドに対して、ステップS70
02からステップS7003の処理をするように判断す
る。プレレンダリング情報はバンドヘッダーから読み出
す。ステップS7002において、動的に確保されるメ
モリエリア4003の中に1バンド分のメモリ領域のプ
レレンダリングバンドメモリ4006を確保する。ステ
ップS7003において、ステップS7002で確保し
たバンドメモリにレンダリングを行なう。同一ページに
含まれる全てのプレレンダリングが必要なバンドに対し
て処理を行なったら終了する。この結果、プレレンダリ
ングメモリ4006は、プレレンダリングが必要なバン
ド数分の領域が確保され、各領域にプレレンダリングさ
れたバンドデータが記憶される。
【0059】(レンダリング処理)図8は本実施形態に
おけるレンダリング処理の流れを、図9は本実施形態に
おけるシッピング処理の流れを、それぞれ示すフローチ
ャートである。図5のステップS5006の印刷処理
は、この2つの処理により構成されている。
【0060】図8のステップS8001において、シッ
ピングが終了している静的メモリ領域4002に確保さ
れたバンドメモリ(固定バンドメモリ)が有るか確認す
る。無い場合はシッピングが終了するまで待つ。ステッ
プS8002において、レンダリングするバンドがプレ
レンダリングであるか判断する。プレレンダリングバン
ドの場合、すでに図5のステップS5005でレンダリ
ングされているのでレンダリングを行なわない。
【0061】プレレンダリングバンドで無い場合、ステ
ップS8003においてレンダリングを行なう。ただ
し、ステップS8005(ステップS9005)でオー
バーラン警告が発生した場合においては、これ以上、レ
ンダリングしてもシッピングに間に合ってないため印刷
されないため、警告を受信した時までにレンダリングを
終えたオブジェクト以外はレンダリングしないで終了す
る。ステップS8004において全てのバンドをレンダ
リングしたか判断する。全てのバンドのレンダリングが
終了したら終了する。
【0062】(シッピング処理)上記、図8を用いて説
明したレンダリング処理と並行して、図9のシッピング
処理を行なう。並行処理の詳細は図3を用いて説明した
通りである。
【0063】図9のステップS9001において、シッ
ピングするバンドがプレレンダリングバンドであるか確
認する。プレレンダリングバンドであった場合、ステッ
プS9002においてシッピングを行う。プレレンダリ
ングバンドで無い場合は、ステップS9004において
次のバンドのレンダリングが終了したバンドメモリがあ
るか確認する。終了していない場合はオーバーランなの
で、ステップS9004においてオーバーラン警告を発
生する。このとき、オーバーラン情報をバンドのヘッダ
ーに書き込む。ステップS9005とステップS800
5は同じ処理である。ステップS9006において、レ
ンダリングが全て終了している場合も、途中までの場合
もシッピングを行なう。ステップS9007において、
全てのバンドのシッピングされるように判断する。全て
のバンドのシッピングを終えたら終了する。
【0064】(マージン負荷量補正処理)図10は図5
のステップS5008のマージンの付加量補正処理の詳
細を示したフローチャートである。また図11はマージ
ン付加量補正量の変化を示す図である。
【0065】ステップS1101において、全てのオー
バーランしたバンドに対して、ステップS1102から
ステップS1105までの処理が行われるように判断す
る。ステップS1102において、オブジェクト数に応
じたマージン付加量を増加する。すなわち、図11にお
いて1401に示すように、ある予測式を用いて得られ
た合計予想時間がt0の場合、オーバーランが発生しな
い状態では1402に示すような関係でこの予想式の使
用回数に応じたマージンが付加される。そして、オーバ
ーランが検出されたバンドにおいては、さらにオブジェ
クト数が多くなるに連れて付加するマージン量が多くな
るように補正を行なう(1403)。
【0066】このような補正を行なう予測式は、そのバ
ンドにおけるレンダリング時の使用回数が最も多い予測
式であることが好ましい。最も使用数の多い予測式のマ
ージン付加量を上げることにより、最小のマージン付加
量の増加でバンド全体の予測時間に大きな変化を加えら
れるからである。また、マージンの付加量の増加を最小
に抑えることにより、他の印刷データに対する影響を抑
えることも可能になる。また、マージンの付加量の増加
はそのプリンタで設定できる最小の単位づつ上げて行く
ことが好ましい。
【0067】ステップS1103において、バンドに関
する、全体の予測時間を再計算する。ステップS110
4において、バンドに関する、マージンの時間量を再計
算する。ステップS1105において、ステップS11
03とステップS1104から、マージンを加えた予測
時間と実際のシッピング時間を比較し、シッピング時間
より大きいかを判断する。つまりプレレンダリングにな
るかを判断する。プレレンダリングにならない場合は、
ステップS1102戻って、さらにマージン付加量を上
げて、プレレンダリングと判断されるようになるまでマ
ージン付加量を増加させる。
【0068】全てのオーバーランしたバンドに対してマ
ージンの付加量を補正する処理が終了したら、ステップ
S1106において、印刷装置内のRAM2023や外
部メモリ(HDなど)2031などに、変更したマージ
ン付加量を記憶する。ステップS1107において、同
様の情報をホストコンピュータ2000に送信し、ホス
トコンピュータのRAM2003や外部メモリ2012
に記憶し、学習機能に利用する。
【0069】(第2の実施形態)第1の実施形態におい
ては、オブジェクトの数によってマージンの付加量を変
化させたが、本実施形態においては、オブジェクトのデ
ータ量によりマージンを補正することを特徴とする。な
お図6に示した時間予測処理以外においては第1の実施
形態と共通であるため、共通処理についての説明は省略
する。
【0070】図12は本実施形態における時間予測処理
の詳細を示すフローチャートである。ステップS140
1において、バンド内の全てのオブジェクトに対してス
テップS1402からステップS1405までの処理を
実行するように判断する。まず、ステップS1402に
おいて、使用する予測式を決定する。そして、ステップ
S1403において、ステップS1402において選択
された予測式を用いて予測時間を計算する。ステップS
1404において、バンド全体の予測時間にステップS
1403で得られた予測時間を加算する。
【0071】次に、ステップS1405において、予測
式ごとの予測時間にオブジェクト量によるマージンを付
加するためにオブジェクトデータ量を取得し予測式毎の
データ量に加算する。バンド内の全てオブジェクトに関
して終了したら、ステップS1406において、使用さ
れた全ての予測式に対してステップS1407の処理を
実行するように判断する。
【0072】ステップS1407において、各予測式ご
との時間にオブジェクトのデータ量に従ってマージンを
付加する。ここで各予測式ごとにマージンを付けるの
は、各オブジェクトによってオブジェクトのデータ量が
増加したときのマージンの増えかたに違いがあるから
で、各オブジェクトごとに異なったオブジェクト数に対
するマージンの増加量を指定することが出来る。例えば
Aのオブジェクトは100byteのオブジェクトで1
ミリセカンド、Bのオブジェクトは300byteのオ
ブジェクトで1ミリセカンドということが可能になる。
また、実時間とかでなく全体を何%増加させる等のマー
ジンの取り方でもよく、本発明はそのマージンの取り方
に依存するものではない。
【0073】ステップS1408において、ステップS
1406からステップS1407においてマージンを付
加した予測式ごとの予測時間をすべて足してバンド全体
の予測時間を求める。ステップS1409において、も
っともデータ量が多い予測式を記憶する。これは後の処
理において恒久的にオーバーランが発生しないようにマ
ージンの付加量を補正する予測式を決定するのに用いら
れる。ステップS1401からステップS1409まで
が、1バンドについての処理なので、ステップS141
0において全てのバンドについて同様な処理が繰り返さ
れるように判断する。
【0074】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0075】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0076】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0077】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した(図5〜10および図1
2のいずれかに示す)フローチャートに対応するプログ
ラムコードが格納されることになる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ンド毎にレンダリング処理を行なう画像形成装置におい
て、プレレンダリングが必要なバンドのみを的確にプレ
レンダリングを行うことが可能になり、高速に、かつ正
確な印刷が可能になる。
【0079】また、オーバーランが発生した場合にも自
動的にマージン量を補正するため、確実に印刷すること
ができ、オーバーランの再発を防ぐことが出来るという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成例
を示す断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る画像形成装置を用いた
画像形成システムの構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態におけるレンダリング処理と
シッピング処理の流れと、メモリ使用方法について説明
した図である。
【図4】本発明の実施形態における印刷データ形式の一
例を示した図である。
【図5】本発明の実施形態における印刷処理全体の流れ
を示すフローチャートである。
【図6】図5における時間予測処理の詳細を示したフロ
ーチャートである。
【図7】図5におけるプレレンダリング処理の詳細を示
したフローチャートである。
【図8】図5における印刷処理を構成するレンダリング
処理の詳細を示したフローチャートである。
【図9】図5における印刷処理を構成するシッピング処
理の詳細を示したフローチャートである。
【図10】図5におけるマージン補正処理の詳細を示し
たフローチャートである。
【図11】本発明の第1の実施形態に係るマージン補正
処理方法について説明した図である。
【図12】本発明の第2の実施形態に係るマージン補正
処理方法の詳細を示したフローチャートである。
【図13】予測式と実測値との関係を示す図である。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成データをオブジェクトデータか
    ら構成されるブロック毎にレンダリング処理し、記録媒
    体上に形成して出力する画像形成装置であって、 前記ブロック毎のレンダリングに必要と思われる予測時
    間を、所定の予測式に基づいて用いて算出する処理時間
    予測手段を有し、 前記処理時間予測手段が、前記所定の予測式で処理した
    前記オブジェクトデータの数又は量に応じて、前記所定
    の予測式で算出した予測時間を補正することを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記処理時間予測手段が、前記オブジェ
    クトの種類に応じて複数の前記予測式の1つを選択する
    予測式選択手段と、 前記予測式選択手段が選択した予測式を用いて前記オブ
    ジェクトのそれぞれに対する予測時間を算出する予測時
    間算出手段と、 前記複数の予測式毎に、前記予測時間算出手段が算出し
    た前記予測時間を加算する第1の加算手段と、 前記複数の予測式毎に、前記予測時間算出手段が処理し
    た前記オブジェクトの数又はデータ量を加算する第2の
    加算手段と、 前記第2の加算手段の加算結果に基づいて、対応する前
    記第1の加算手段の加算結果を補正する第1の補正手段
    とを有し、 前記第1の補正手段の補正結果を合計して、前記ブロッ
    クのレンダリングに必要と思われる予測時間として出力
    することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記補正が、前記所定の予測式で処理し
    たオブジェクトの数又は量が多いほど、前記所定の予測
    式で算出した予測時間を増加させる補正であることを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記補正が、前記第2の加算手段の加算
    結果が多いほど、前記第1の加算手段の加算結果を増加
    させる補正であることを特徴とする請求項2記載の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 複数の前記ブロック毎に画像形成処理を
    行なうとともに、画像形成前に前記ブロックのそれぞれ
    についてレンダリングに必要と思われる予測時間を求
    め、 前記予測時間が所定時間を超えるブロックのレンダリン
    グ処理を行なってから前記画像形成処理を行なうことを
    特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記ブロックの実際のレンダリング処理
    が、前記ブロックのレンダリングに必要と思われる予測
    時間内に終了しなかった場合に、前記補正の量を増加さ
    せる補正量修正手段をさらに有することを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記ブロックの実際のレンダリング処理
    が、前記ブロックのレンダリングに必要と思われる予測
    時間内に終了しなかった場合に、前記第2の加算手段の
    加算結果が最も大きな前記予測式に対する前記第1の加
    算手段の加算結果に対して前記補正の量を増加させる補
    正量修正手段を更に有することを特徴とする請求項2記
    載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 画像形成データをオブジェクトデータか
    ら構成されるブロック毎にレンダリング処理し、記録媒
    体上に形成して出力する画像形成方法であって、 前記ブロック毎のレンダリングに必要と思われる予測時
    間を、所定の予測式に基づいて用いて算出する処理時間
    予測ステップを有し、 前記処理時間予測ステップが、前記所定の予測式で処理
    した前記オブジェクトデータの数又は量に応じて、前記
    所定の予測式で算出した予測時間を補正することを特徴
    とする画像形成方法。
  9. 【請求項9】 前記処理時間予測ステップが、前記オブ
    ジェクトの種類に応じて複数の前記予測式の1つを選択
    する予測式選択ステップと、 前記予測式選択ステップが選択した予測式を用いて前記
    オブジェクトのそれぞれに対する予測時間を算出する予
    測時間算出ステップと、 前記複数の予測式毎に、前記予測時間算出ステップが算
    出した前記予測時間を加算する第1の加算ステップと、 前記複数の予測式毎に、前記予測時間算出ステップが処
    理した前記オブジェクトの数又はデータ量を加算する第
    2の加算ステップと、 前記第2の加算ステップの加算結果に基づいて、対応す
    る前記第1の加算ステップの加算結果を補正する第1の
    補正ステップとを有し、 前記第1の補正ステップの補正結果を合計して、前記ブ
    ロックのレンダリングに必要と思われる予測時間として
    出力することを特徴とする請求項8記載の画像形成方
    法。
  10. 【請求項10】 前記補正が、前記所定の予測式で処理
    したオブジェクトの数又は量が多いほど、前記所定の予
    測式で算出した予測時間を増加させる補正であることを
    特徴とする請求項8記載の画像形成方法。
  11. 【請求項11】 前記補正が、前記第2の加算ステップ
    の加算結果が多いほど、前記第1の加算ステップの加算
    結果を増加させる補正であることを特徴とする請求項9
    記載の画像形成方法。
  12. 【請求項12】 複数の前記ブロック毎に画像形成処理
    を行なうとともに、画像形成前に前記ブロックのそれぞ
    れについてレンダリングに必要と思われる予測時間を求
    め、 前記予測時間が所定時間を超えるブロックのレンダリン
    グ処理を行なってから前記画像形成処理を行なうことを
    特徴とする請求項8乃至請求項11のいずれか1項に記
    載の画像形成方法。
  13. 【請求項13】 前記ブロックの実際のレンダリング処
    理が、前記ブロックのレンダリングに必要と思われる予
    測時間内に終了しなかった場合に、前記補正の量を増加
    させる補正量修正ステップをさらに有することを特徴と
    する請求項8乃至12のいずれか1項に記載の画像形成
    方法。
  14. 【請求項14】 前記ブロックの実際のレンダリング処
    理が、前記ブロックのレンダリングに必要と思われる予
    測時間内に終了しなかった場合に、前記第2の加算ステ
    ップの加算結果が最も大きな前記予測式に対する前記第
    1の加算ステップの加算結果に対して前記補正の量を増
    加させる補正量修正ステップを更に有することを特徴と
    する請求項9記載の画像形成方法。
  15. 【請求項15】 コンピュータ装置が実行可能なプログ
    ラムを格納した記憶媒体であって、前記プログラムを実
    行したコンピュータ装置を、請求項1乃至請求項7のい
    ずれか1項に記載の画像形成装置として機能させること
    を特徴とする記憶媒体。
  16. 【請求項16】 請求項8乃至請求項14のいずれか1
    項に記載の画像形成方法をコンピュータ装置が実行可能
    なプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011083918A (ja) * 2009-10-13 2011-04-28 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び制御プログラム
WO2016132684A1 (ja) * 2015-02-18 2016-08-25 日本電気株式会社 影響度可視化システム、方法およびプログラム

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