JP2001088132A - 金型の自在ロック装置 - Google Patents

金型の自在ロック装置

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JP2001088132A
JP2001088132A JP26249699A JP26249699A JP2001088132A JP 2001088132 A JP2001088132 A JP 2001088132A JP 26249699 A JP26249699 A JP 26249699A JP 26249699 A JP26249699 A JP 26249699A JP 2001088132 A JP2001088132 A JP 2001088132A
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lock
sleeve
inner sleeve
lock pin
inner diameter
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JP26249699A
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Kenji Shiki
謙次 信貴
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Abstract

(57)【要約】 【目的】金型における各プレートの結合、離開のタイミ
ングと制御するロック装置の構造を簡略化し、又正確さ
と耐久性を長期間持続し、円滑な結合と離脱が行なえる
ようにする。 【構成】内径に円周形溝▲18▼を形成した外側スリー
ブ▲10▼とその内径に抜差自在に嵌合する内側スリー
ブが挿入され、頭部にロック溝▲14▼が形成された
ロックピン▲13▼が挿入されることにより内径スリー
ブに組み込まれたスライドコアー▲19▼の移動によ
り、外側スリーブ▲10▼は押バネの弾性により、上
下に移動を行い、又内側スリーブは押バネの弾性に
より、自在に引抜き強度が得られると共に、無理のない
抜差しが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】この発明は、金型のロック装置、
更に詳しくはコアープレートとキャビティプレートの結
合と引張り及び分離を自在に行わせるため金型に取り付
けるロック装置に関するものである。
【従来の技術】例えば、合成樹脂の成形金型において
は、型締時にコアープレートとキャビティプレートを結
合すると共に製品の脱型時には両プレートの開離前にキ
ャビィティプレートとランナーストリッパープレートを
開離し、スプールプッシュから樹脂ランナー部分の取出
しを行わなければならず、このため金型における各プレ
ートの離開タイミングを制御するロック装置の取付けが
必要である。従来、ロック装置には結合状態の保持及び
開離する場合には、チェーン等或いは合成樹脂等の成形
品が提案されている。
【課題を解決する為の手段】上記の課題を解決する為、
この発明は、本体内部に内径にスライドコアー▲20▼
と同一形状のリング状の溝▲18▼を有したスリーブ▲
10▼とその内径に貫通横孔▲16▼を有しその貫通横
孔▲16▼の中にスライドコアー▲20▼を保持せしめ
た内側スリーブを挿入させた2重スリーブ構造と、そ
の各スリーブに対して取付けられた各押バネと、本体下
方向より挿入されるロックピン▲13▼により内側スリ
ーブに保持されたスライドコアー▲20▼の移動によ
り、ロック待機及びロック保持及びロック解除の運動を
行う様構成したものである。
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。添付図[図2]の断面図(A)(B)
(C)に示す様に自在ロック装置は、本体カバー▲11
▼の内部に、各自が押バネの弾性を併用した外側スリー
ブ▲10▼と内側スリーブの各自が自在に作動する2
重スリーブの構造を内臓したロック本体と、外部よりロ
ック本体の内側スリーブの内径に挿入されるロックピ
ン▲13▼により、ロック待機又はロック保持及びロッ
ク解除の運動を行うものである。[図1]に示す様に2
重スリーブの外側スリーブ▲10▼の内径にスライドコ
アー▲20▼と同様な円周形形状で円周形ロック溝▲1
8▼を形成し、又内側スリーブにスライドコアー▲2
0▼がその中で中心方向又は外周方向へ移動する為の貫
通横孔▲16▼を設ける。又その貫通横孔▲16▼に対
し、直角に縦方向に貫通孔を設け、その貫通孔は、内部
に挿入されるパイプ状の栓▲12▼が移動運動可能な内
径寸法に設定し、又その位置は[図2]の(A)(B)
(C)に示す如くスライドコアー▲19▼が挿入される
貫通横孔▲16▼までとし、それより前部は、外部より
挿入されるロックピン▲13▼の頭部▲21▼の径寸法
で作動可能な寸法に合せる。添付図[図2]断面図に示
す様に自在ロック装置は、本体カバー▲11▼の内部
に、2重スリーブの外側スリーブ▲10▼を挿入し、そ
の上に押バネを乗せ、その上にワッシャを乗せてス
ナップリングで固定し、押バネをセットする。次に2
重スリーブの内側スリーブは、内径にパイプ状栓▲1
2▼を後部よりその内径に挿入し、又栓▲12▼の内径
に押バネを挿入し、ボルトを内側スリーブの内径
ネジに締込み内側スリーブの貫通横孔▲16▼にスラ
イドコアー▲19▼を挿入して、本体カバー▲11▼の
前部小径口より挿入し、ボルトの上部よりワッシャ
を乗せ、その上に押バネを乗せ、その上にワッシャ
を乗せてナットを締め込む。現状の状態は[図2]の
(断面図)(A)に於いて示す如く、押バネの弾性に
より外側スリーブ▲10▼及び内側スリーブはツバ部
▲17▼により、ロック待機の位置にセットされる。次
の時点、ロックピン▲13▼が内側スリーブの内径に
挿入された場合は、[図2]の断面図(B)に於いて示
す如く、ロックピン▲13▼の天面で栓▲12▼を内側
スリーブの内径に挿入している押バネの弾性を利用
して、ロックピン▲13▼の頭部に形成しているロック
溝▲14▼をロック保持の位置まで圧入する。ロックピ
ン▲13▼の作動完了後は、スライドコアー▲19▼が
ロックピン▲13▼の頭部に形成されたロック溝▲14
▼に移動して外側スリーブ▲10▼は押バネの弾性に
より下方向へ強制的に移動し、ロック保持が完了する。
次の時点、ロックピン▲13▼を内側スリーブの内径
より引抜く場合、内側スリーブは押バネの反発力を
受けながら、[図2]の断面図(C)に示す如く▲15
▼の位置まで引き抜かれる。この時点でスライドコアー
▲19▼は、外側スリーブ▲10▼の内径に形成してい
るロック溝▲18▼の位置に移動して、ロックが解除さ
れ、ロックピン▲13▼は引き抜かれる。この時点で内
側スリーブの内径に挿入されている栓▲12▼は、押
バネの反発力によりスライドコアー▲19▼が挿入さ
れている貫通横孔▲16▼の位置まで移動して、スライ
ドコアー▲19▼の内方向への移動を遮断する。この
為、内側スリーブと外側スリーブ▲10▼はスライド
コアー▲19▼によりロックされ、ロックピン▲13▼
が引抜かれた後は押バネの反発力により、[図2]の
断面図(A)の位置に引き戻される。以上の如く自在ロ
ック装置は押バネの種類とナットの締め込みの強弱
で自在ロックの引張力の強弱を設定することが出来るの
である。
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来のロ
ック装置には、結合状態の保持及び開離さすのには、樹
脂成形品を使用したり又、板バネ或いはチェーン等を使
用して、その弾性を利用して結合又は開離運動を行って
いる。しかしそれらの装置は、それぞれの欠点を保有し
ており、例えば、樹脂製品に於いては、金型内部に設け
られた挿入孔の中へ無理入れ状態で挿入、引き抜きされ
る為、圧入及び引き抜き時の摩擦により、粉状の粉末が
発生し、成形品にその粉末が混入されたり又その為に引
張り強度が急速に劣弱となり又チェーン等に於いては全
長寸法が延びた為各寸法が不揃いになったり、又その為
急に破断したりして成形機等に取り付けられている成形
品の取り出し用ロボットが誤認して作動した為、腕の先
端に取付けているツメの部分により金型内部にキズを付
けたり又はツメ部分を破損したり、又板バネを使用して
いるロック装置についても板バネの弾性のみを利用して
いるだけで有り、他のバックアップ作用を受ける事がな
く、その作動状態は非常に不安定である。以上に説明し
た如く、金型及びロボット機械等の破損等の為、それら
の修理又は成形機装置等の稼働効率(成形品の生産性)
を低下させるといった欠点を解消できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るロック装置の分解斜視図
【図2】(A)(B)(C)はロック装置の結合工程を
順番に示す断面図
【符号の説明】 押バネを締め付ける為のナット 内側スリーブの内径ネジに締込むボルト 押バネの両端に乗せるワッシャ 押バネ ワッシャ 内側スリーブ 押バネ 押バネ ▲10▼外側スリーブ ▲11▼ロック本体カバー ▲12▼底付きパイプ状の栓 ▲13▼ロックピン ▲14▼ロックピン▲13▼に形成されたロック溝 ▲15▼ロック解除の寸法 ▲16▼内側スリーブに形成された貫通横孔 ▲17▼内側スリーブのツバ部分 ▲18▼外側スリーブ▲10▼のロック溝 ▲19▼内側スリーブに加工された貫通横孔▲16▼
に挿入されるスライドコアー ▲20▼スライドコアー▲19▼に形成されたR状凸部 ▲21▼ロックピン▲13▼の挿入部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】 請求額の数3以下、この発明に関する、操作運動等に関
    し添付図[図1]と[図2]及び[符号の説明]と[部
    品明細書]に基づいて説明する。
  1. 【請求項1】自在ロック装置は、添付図[図1]に示す
    如く、本体カバー▲11▼の内部に各自が押バネの弾性
    を併用した、外側スリーブ▲10▼と内側スリーブの
    各自が自在に作動する、2重スリーブの構造を内臓した
    ロック本体と、外部よりロック本体の内側スリーブの
    内径に挿入されるロックピン▲13▼に依り、スライド
    コアー▲19▼の中心方向又は外周方向への移動により
    ロック保持又は解除の運動を行うものである。
  2. 【請求項2】以下、この発明に関する添付図[図1]と
    [図2]及び、各自の[符号の説明書]と[部品明細
    書]に基づいて説明する。[図1]と[図2]に示す様
    に、自在ロック装置は2重スリーブの外側スリーブ▲1
    0▼の内径にスライドコアー▲19▼に形成されたR状
    凸部▲20▼と同様な円周形ロック溝▲18▼を形成
    し、又内側スリーブにスライドコアー▲19▼がその
    中で中心方向又は外周方向へ移動する為の貫通横孔▲1
    6▼を設ける。又その貫通横孔▲16▼に対しほぼ直角
    に縦方向に貫通孔を設けその貫通孔は、内部に挿入され
    るパイプ状の栓▲12▼が移動可能な内径寸法に設定
    し、又その位置は、[図2]の(A)(B)(C)に示
    す如く。スライドコアー▲19▼が挿入される貫通横孔
    ▲16▼までとし、それより前部は、外部より挿入され
    るロックピン▲13▼[図1]のロックピン▲13▼の
    挿入部の▲21▼の寸法に合せる。
  3. 【請求項3】以下、この発明に関する添付図[図2]の
    断面図(A)(B)(C)に示す様に自在ロック装置
    は、本体カバー▲11▼[図1]の内側に2重スリーブ
    の外側スリーブ▲10▼を挿入しその上に押バネを乗
    せ、その上にワッシャを乗せて、スナップリングで固
    定して、押バネをセットする。次に2重スリーブの内
    側スリーブは、内径にパイプ状の栓▲12▼を後部よ
    りその内径に挿入し、又栓▲12▼の内径に押バネを
    挿入し、ボルトネジを内側スリーブの内径ネジに締
    込み内怪スリーブの貫通横孔▲16▼にスライドコア
    ー▲19▼を挿入して、本体カバー▲11▼の前部小径
    口より挿入し、ボルトネジの上部よりワッシャを入
    れ、その上に押バネを乗せ、その上にワッシャを乗
    せてナットを締込む。現状の状態は[図2](A)に
    於いて示す如く、押バネの弾性により、外側スリーブ
    ▲10▼及び内側スリーブはツバ部▲17▼によりロ
    ック待機の位置[図2](A)にセットされる。次の時
    点、ロックピン▲13▼が内側スリーブの内径に挿入
    された場合は、[図2]の断面図(B)に於いて示す如
    く、ロックピン▲13▼の天面で栓▲12▼状の状態は
    [図2]の断面図(A)に於いて示す如く、押バネの
    弾性により、外側スリーブ▲10▼及び内側スリーブ
    はツバ部▲17▼によりロック待機の位置[図2]
    (A)にセットされる。次の時点、ロックピン▲13▼
    が内側スリーブの内径に挿入された場合は、[図2]
    の断面図(B)に於いて示す如く、ロックピン▲13▼
    の天面で栓▲12▼を内側スリーブの内径に挿入して
    いる押バネの弾性を利用して、ロックピン▲13▼の
    頭部に形成している。ロック溝▲14▼をロック保持の
    位置まで圧入する。ロックピン▲13▼の作動完了後
    は、スライドコアー▲19▼がロックピン▲13▼の頭
    部に形成されたロック溝▲14▼に移動して、外側スリ
    ーブ▲10▼は押バネの弾性により下方向へ強制的に
    移動し、[図2]の断面図(B)に於いて示す如く、ロ
    ック保持が完了する。次の時点、ロックピン▲13▼を
    内側スリーブの内径より引抜く場合、内側スリーブ
    は押バネの反発力を受けながら、[図2]の断面図
    (C)に示す如く、▲15▼の位置まで引き抜かれる。
    此の時点でスライドコアー▲19▼は、外側スリーブ▲
    10▼の内径に形成しているロック溝▲18▼の位置に
    移動して、ロックが解除されロックピン▲13▼は引き
    抜かれる。この時点で内側スリーブの内径に挿入され
    ている栓▲12▼は、押バネの反発力により、スライ
    ドコアー▲19▼が挿入されている貫通横孔▲16▼の
    位置まで移動して、スライドコアー▲19▼の内方向へ
    の移動を遮断する。この為内側スリーブと外側スリー
    ブ▲10▼はスライドコアー▲19▼によりロックさ
    れ、ロックピン▲13▼が引抜かれた後は押バネの反
    発力により[図2]の断面(A)の位置に引き戻され
    る。以上の如く、自在ロック装置は押バネの種類とナ
    ットの締め込みの強弱で自在にロックの引張力の強弱
    を設定する事が出来る。又、ロックピン▲13▼を内側
    スリーブの内径へ挿入する場合は、内側スリーブの
    内径に挿入されている押バネによる反発力のみであり
    圧入力は一定である。故に金型を取付ける成形機等も低
    圧型締め装置等の安全装置の使用可能である。以上の如
    く、自在ロック装置は[図2]断面図(A)(B)
    (C)の順序でロック待機及びロック保持及び解除の反
    復運動を行う自在ロック装置である。以上本発明は射出
    成形用金型に対して適用することが限定されるもので無
    く、ブロー成形、流し込み成形、型押し成形等に用いる
    金型や、その他金属を対象とした各種金型等においても
    適用可能である。従って上側に設けられる型が固定型と
    なり、下側に設けられる型が可動型となる点についても
    何ら限定されるものではない。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150047800A1 (en) * 2011-12-05 2015-02-19 Joerg Loewenstein Mould for producing cast parts
CN106001283A (zh) * 2016-06-12 2016-10-12 平湖爱驰威汽车零部件有限公司 一种新型多功能汽车模具拆装结构

Cited By (3)

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