JP2577325B2 - 引抜装置のキャリッジ爪装置 - Google Patents

引抜装置のキャリッジ爪装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、引抜装置のキャリッ
ジ爪装置に関し、素管の径に対応して行われるキャリッ
ジ爪の交換操作が労力少なく容易となるように工夫され
たキャリッジ爪装置を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】図11に引抜装置の従来のキャリッジ爪
装置の要部を平面図で、図12に側面図で示した。キャ
リッジ本体31に、底面が水平状で壁面は素管Pの軸芯
Cに対して傾斜する孔側傾斜面32,32となっている
スライド溝が形成してあり、多数の取付ボルト34でキ
ャリッジ本体31に取付けた爪カバ−35とこのスライ
ド溝とで素管Pの軸芯Cに沿いトンネル状孔36が形成
されている。孔側傾斜面32に合致できる爪側傾斜面3
7aを有して上記軸芯Cを中心に複数個(図示例では2
個)に分割形成されたチャック爪片37からなるキャリ
ッジ爪38が、トンネル状孔36に収納され、爪カバ−
35によりチャック爪片37の上方向の動きが阻止され
ている。
【0003】キャリッジ本体31に設けたチャックシリ
ンダ39のチャックピストン40を図11の左方に突出
すると、緩衝ブロック41を介してチャック爪片37,
37は前記スライド溝33上を左方へ移動し、孔側傾斜
面32,32に爪側傾斜面37a,37aが案内されて
チャック爪片37,37の凹凸爪37b,37bが互い
に接近して素管Pの口付部Pcを凹凸爪37b,37b
でチャックする構造である。キャリッジ爪38は、引抜
かれるべき素管Pの種々の径に対応して夫々の大きさの
ものに交換される。キャリッジ爪38の交換操作は、取
付ボルト34,34…をキャリッジ本体31から抜き取
って爪カバ−35をキャリッジ本体31から取外し、チ
ャック爪片37,37を前記スライド溝から取出す。そ
して、新たなチャック爪片を前記スライド溝に収納し、
爪カバ−35をキャリッジ本体31に乗せて取付ボルト
34,34…をキャリッジ本体31に捩じ込むことでキ
ャリッジ爪の交換は完了する。引抜工程の終りで素管P
がダイスから脱出する瞬間に素管Pの後部が上に跳ねる
ため、爪カバ−35はチャック爪片37,37から極め
て大きい上向きの力を受ける。このため、爪カバ−35
は数10mmのかなり肉の厚いものとなっていて、重量物
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにキャリッジ
爪の交換操作は、取付ボルト34,34…の抜き取り、
捩じ込みのほか、重量物である爪カバ−35のキャリッ
ジ本体31からの取外し、あるいは爪カバ−35をキャ
リッジ本体31に乗せて所定位置に位置を合わせるとい
う動作のため、数10分の時間がかかり、素管径の異な
る作業が続くときは交換作業時間による能率低下は甚だ
しい。この発明は、引抜装置の従来のキャリッジ爪装置
のかかる問題に鑑みて提案したもので、キャリッジ爪の
交換操作を、爪カバ−のキャリッジ本体から取外し、取
付けなしに行い得るように構成して、キャリッジ爪の交
換操作が労力少なく容易となるように工夫したものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
この発明は、キャリッジ本体2に設けたトンネル状孔1
2の壁面に素管Pの軸芯Cに対して傾斜する孔側傾斜面
12aが形成され、上記軸芯Cを中心に複数個に分割形
成されたチャック爪片13,13、23,23からなる
キャリッジ爪5がトンネル状孔12に挿入収納され、上
記軸芯Cの方向にキャリッジ爪5が押動されるとき、孔
側傾斜面12aにチャック爪片13,13、23,23
の爪側傾斜面13a,24aがガイドされてチャック爪
片13,13、23,23が互いに接近して素管Pをチ
ャックする構成の引抜装置のキャリッジ爪装置におい
て、チャック爪片13,13、23,23をトンネル状
孔12へ挿入し、或いは挿入されているものを取出すた
めにトンネル状孔12の奥側天井部に形成した開口部1
7と、奥側天井部へピン21にて枢着されてこのピン2
1の回りの回動により開口部17に対し接近、或いは離
間可能な押さえ面18aを有する爪押え体18とを備
え、押え面18aは、上記接近位置で奥側天井部の天井
面12bの一部を構成すると共に、トンネル状孔12内
に挿入されているチャック爪片13,13、23,23
からこの爪押え体18に作用するチャック反力の作用線
が、上記ピン21に向かうように設定、構成した。
【0006】そしてチャック爪片23を、爪側傾斜面2
4aのあるスライド側部材24と、素管Pをチャックす
る凹凸爪25aのあるチャック側部材25とに分割形成
して開口部17からチャック側部材25のみを上記挿
入、或いは取出しできるようにすると共に、スライド側
部材24とチャック側部材25を係合凹凸部Hにより軸
芯Cに直角な方向に係脱自在とし、チャック側部材25
をスライド側部材24よりも軸芯C方向で短く形成し
た。
【0007】
【作用】爪押え体18をピン21回り回動により開口部
17から離間して、この開口部17を介してチャック爪
片13,13、23,23をトンネル状孔12に挿入
し、或いは挿入されているものを取出すことができる。
このようにキャリッジ爪5の交換操作は、爪押え体18
を回動することにより開放される開口部17を介して労
力少なく容易に行われる。爪押え体18の押さえ面18
aを開口部17に接近させることで押さえ面18aは上
記接近位置で奥側天井部の天井面12bの一部を構成
し、トンネル状孔12内のチャック爪片13,13、2
3,23から爪押え体18に作用するチャック反力の作
用線がピン21に向かうように設定してあるので、爪押
え体18はキャリッジ爪15の上方向への動きを阻止す
ることになって固定のための操作なしにそのままでチャ
ック爪片13,23、33,33の天井側ガイドとな
る。
【0008】そしてチャック爪片23,23を、爪側傾
斜面13aのあるスライド側部材24と素管Pをチャッ
クする凹凸爪25aのあるチャック側部材25とに分割
形成して開口部17からチャック側部材25のみを上記
挿入、或いは取出しできるようにすると共に、スライド
側部材24とチャック側部材25を係合凹凸部Hにより
軸芯Cに直角な方向で係脱自在とし、チャック側部材2
5をスライド側部材24よりも軸芯C方向で短く形成し
たので、開口部17を小さく形成できるうえ、キャリッ
ジ爪5の交換操作は、小型化されたチャック側部材25
のみを扱えばよいことになって一層僅かな労力で行い得
るものとなった。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図7はキャリッジ1を示す平面図で、図8は図
7の側面図である。図示例のキャリッジ1は、キャリッ
ジ本体2が鉛直面内を回転するロ−ラ3と水平面内を回
転するロ−ラ4により図示省略した下部レ−ルと左右レ
−ルとに案内されている。キャリッジ爪5が素管Pの口
付部Pcをチャックして図示しないキャリッジ移動機構
により図7,図8の右方へ牽引チエン6,6を介して牽
引移動して引き抜き動作が行われるものである。図1は
図7におけるキャリッジ爪5の拡大平面図、図2は図1
の側面図、図3は図1の要部正面図である。以下、図
1,図2において、左方を手前側、右方を奥側という。
【0010】図示例のキャリッジ本体2は、下部を構成
するブロック状の広い基台7と、キャリッジ爪5の手前
側上方を塞ぐ爪カバ−8と、爪カバ−8から隙間Sを隔
てているカバ−9とで構成され、爪カバ−8は取付ボル
ト10で、カバ−9は取付ボルト11で、キャリッジ本
体2の上に取付けられている。基台7の手前側に底面が
水平状の溝を設けて爪カバ−8との間に素管Pの軸芯C
に沿うトンネル状孔12を形成し、このトンネル状孔1
2の図1で左右の壁面は、素管Pの軸芯Cに対して傾斜
する左右対称な孔側傾斜面12a,12aに形成してい
る。キャリッジ爪5は、素管Pの軸芯Cを中心に複数個
(図示例では2個)のチャック爪片13に分割形成してい
る。夫々のチャック爪片13の左右外側部は孔側傾斜面
12aに合致できる爪側傾斜面13aに、左右内側部は
素管Pの口付部Pcに見合うめねじ形状の凹凸爪13b
に形成し、上下方向断面は長方形として爪カバ−8に上
を押さえられたチャック爪片13は、上下方向ではガタ
ツキなくトンネル状孔12に収納される形としている。
【0011】チャック爪片13,13を緩衝ブロック1
4を介して手前側へ押動するチャックシリンダ15をト
ンネル状孔12の奥側位置で基台7に取付けている。チ
ャックシリンダ15のチャックピストン16を突出させ
ると、チャック爪片13,13がトンネル状孔12に沿
ってスライドして孔側傾斜面12aから爪側傾斜面13
aが軸芯Cの側に押され、左右のチャック爪片13,1
3が互いに接近して凹凸爪13b,13bが素管Pの口
付部Pcをチャッキングすることになる。トンネル状孔
12の奥側天井部である爪カバ−8の奥側に、切欠きを
明けてチャック爪片13の収納、または取り出しのため
の開口部17としている。爪カバ−8とカバ−9との間
の隙間Sを利用しながら、開口部17からチャック爪片
13をトンネル状孔12内に挿入収納し、或いはトンネ
ル状孔12に収納されているチャック爪片13を開口部
17からキャリッジ本体2の外へ、図4の側面図、図5
の平面図の如く取り出しできるように、この開口部17
の大きさを設定している。
【0012】チャック爪片13がトンネル状孔12に収
納されているとき、開口部17を塞ぐために次述する爪
押え体18を設けている。すなわち、図6に組立て説明
を斜視図で示すように奥側天井部である爪カバ−8の上
に爪押え体軸受19を取付ボルト20にて取付け、開口
部17に下部が嵌まり込む形の爪押え体18の基部を、
ピン21にて爪押え体軸受19に枢着している。図1,
図2のように爪押え体18の下部が開口部17に嵌まり
込んでいる位置で、爪押え体18の下面である爪押さえ
面18aはトンネル状孔12の天井面12bの一部を構
成し、トンネル状孔12内でのチャック爪片13,13
の上動を阻止するもので、このため、引抜動作のときチ
ャック爪片13,13からこの爪押え体18に作用する
チャック反力の作用線がピン21に向かうように、ピン
21の枢着位置や、爪押さえ面18aの位置を設定して
いる。かかる設定により、チャック反力が作用しても爪
押え体18は回動しないことになって、爪カバ−8と協
働してチャック爪片13,13の天井側ガイドとなる。
【0013】緩衝ブロック14の機能は、引抜工程の終
りで素管Pがダイスから脱出する瞬間に引抜抵抗力が急
になくなるため、今まで作用していた牽引力でチャック
爪片13,13が奥側へ急激に移動してチャック爪ピス
トン16を叩くのを緩衝するものである。緩衝ブロック
14に固定したフック22がチャック爪片13に設けた
左右に長い係止溝13cに係止されることで、チャック
爪片13と緩衝ブロック14は軸芯C方向へ一体に移動
できるようにしている。緩衝ブロック14は、弾力のあ
る合成樹脂材で形成している。
【0014】次に上記構成のキャリッジ爪装置の動作を
説明する。キャリッジ爪5の取付け操作は、爪押え体1
8をピン21の回りに回動して図4、図5で示すように
爪押さえ面18aを開口部17から離し、隙間Sと開口
部17を介してチャック爪片13をトンネル状孔12内
に挿入して緩衝ブロック14の手前側に収納する。そし
て緩衝ブロック14に固定したフック22をチャック爪
片13の係止溝13cに係止し、爪押え体18をピン2
1の回りに回動して図1のように爪押え体18の下部が
開口部17に嵌まり込む位置に戻すことで完了する。
【0015】この図1の位置では爪押さえ面18aが開
口部17に接近して爪押さえ面18aはトンネル状孔1
2の天井面12bの一部を構成し、嵌まり込む位置に戻
しただけで爪押え体18は何らの固定操作を要すること
なくそのままで、爪カバ−8と協働してチャック爪片1
3,13の天井側ガイドとなる。また、引き抜き動作中
にトンネル状孔12内のチャック爪片13,13からこ
の爪押え体18に作用するチャック反力の作用線はピン
21に向かっているので、チャック反力が作用しても爪
押え体18は回動せず、チャック爪片13,13の天井
側ガイドとしての機能は維持される。
【0016】キャリッジ爪5の取外し操作は、上記取付
け操作のときと同様、爪押え体18をピン21の回りに
回動して爪押さえ面18aを開口部17から離し、フッ
ク22をチャック爪片13の係止溝13cから外して隙
間Sと開口部17を介してチャック爪片13をトンネル
状孔12からキャリッジ本体11の外へ取出すことで完
了する。このようにキャリッジ爪5の交換操作は、爪押
え体18を単に回動することにより開かれる開口部17
を介してチャック爪片13を挿入し、あるいは取出すこ
とにより行い得るもので、前記従来のキャリッジ爪装置
のような、重量物である爪カバ−35の取外し、あるい
は取付けと位置合わせ、多数の取付ボルト34の抜き取
り、捩じ込みなどに要していた多大の労力と作業時間
を、上記実施例により大きく削減できた。
【0017】チャック爪片23の第2実施例を図9に取
付状態の平面図で、図10に分解斜視図で、示した。前
記図1の第1実施例と同一部材については、共に同一符
号を付してその構造説明は省略した。この実施例ではチ
ャック爪片23は、孔側傾斜面12aに合致できる爪側
傾斜面24aのあるスライド側部材24と、素管Pをチ
ャックする凹凸爪25aのあるチャック側部材25とに
分割形成して開口部17からチャック側部材25のみを
上記挿入、或いは取出しできるようにすると共に、スラ
イド側部材24とチャック側部材25を係合凹凸部Hに
より軸芯Cに直角な方向で係脱自在とし、チャック側部
材25をスライド側部材24よりも軸芯C方向で短く形
成している。
【0018】例示した係合凹凸部Hは、平面視で鳩尾形
のものであり、軸芯Cの側でスライド側部材24に設け
た凹部24bと、軸芯Cから遠い側でチャック側部材2
5に設けた凸部25bとからなり、トンネル状孔12に
収納されているスライド側部材24に対し、チャック側
部材25を下動し或は上動することにより、凹部24b
に凸部25bが係合し、または凹部24bから凸部25
bが離脱できるように設定している。トンネル状孔12
内でのチャック側部材25,25とスライド側部材2
4,24の上動は、開口部17に接近してトンネル状孔
12の天井面12bの一部を構成している爪押さえ面1
8aと爪カバ−8により阻止されている。爪押え体18
をピン21の回りに回動して爪押さえ面18aを開口部
17から離せば、チャック側部材25のみが隙間Sと開
口部17を介してトンネル状孔12からキャリッジ本体
12の外へ取出される。
【0019】この第2実施例によれば、チャック爪片1
3をスライド側部材24とチャック側部材25とに分割
形成して開口部17からチャック側部材25のみを挿
入、或いは取出しできるようし、さらに、チャック側部
材25をスライド側部材24よりも軸芯C方向で短く形
成したので、開口部17や爪押え体18などを前記図1
の第1実施例のものよりも小さく形成することができ
た。これらにより、キャリッジ爪5の交換操作は、小型
化されたチャック側部材25のみを扱えばよいことにな
って、前記図1の第1実施例よりも一層僅かな労力で行
い得るものとなった。
【0020】係合凹凸部Hは、上記図示例とは逆に、ス
ライド側部材24の側に凸部25bを設け、チャック側
部材25の側に凹部24bを設けることでもよく、さら
にはその形を、上記図示例の鳩尾形のほか、円形、楕円
形、多角形など、種々のものとすることができる。
【0021】そのほか、上記第1実施例,第2実施例で
は製作の便宜のため、キャリッジ本体2を、基台7と、
爪カバ−8と、カバ−9とに分割形成しているが、かか
る分割をしないで一体化されたキャリッジ本体としても
よい。同様に爪押え体軸受19を、爪カバ−8と一体に
形成してもよい。
【0022】
【発明の効果】この発明の引抜装置のキャリッジ爪装置
は上記の構成としたので、爪押え体をピン回り回動によ
り開口部から離間して、この開口部を介してチャック爪
片をトンネル状孔に挿入し、或いは挿入されたものを取
出すことができる。これらのようにキャリッジ爪の交換
操作は、爪押え体を回動することにより開放される開口
部を介して労力少なく容易に行われる。爪押え体の押さ
え面を開口部に接近させることで押さえ面は上記接近位
置で奥側天井部の天井面の一部を構成し、トンネル状孔
内のチャック爪片から爪押え体に作用するチャック反力
の作用線が、爪押え体を枢着しているピンに向かうよう
に設定してあるので、爪押え体は、キャリッジ爪の上方
向への動きを阻止することになって固定のための操作な
しにそのままでチャック爪片の天井側ガイドとなる。
【0023】さらにチャック爪片を、爪側傾斜面のある
スライド側部材と、素管をチャックする凹凸爪のあるチ
ャック側部材とに分割形成してスライド側部材とチャッ
ク側部材を係合凹凸部により軸芯に直角な方向で係脱自
在とし、開口部からチャック側部材のみを上記挿入、或
いは取出しできるようにすると共に、スライド側部材と
チャック側部材を係合凹凸部により軸芯に直角な方向で
係脱自在とし、チャック側部材をスライド側部材よりも
軸芯方向で短く形成したので、開口部を小さく形成でき
るうえ、キャリッジ爪の交換操作は、小型化されたチャ
ック側部材のみを扱えばよいことになって一層僅かな労
力で行い得るものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のキャリッジ爪装置の実施例の拡大平
面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の要部正面図である。
【図4】上記キャリッジ爪の着脱操作を示す側面図であ
る。
【図5】図4の平面図である。
【図6】上記キャリッジ爪装置に使用する爪押え体の組
立ての説明斜視図である。
【図7】図1のキャリッジ爪を使用した引抜装置のキャ
リッジを示す平面図である。
【図8】図7の側面図である。
【図9】この発明装置に使用できるチャック爪片の第2
実施例の拡大平面図である。
【図10】図9のキャリッジ爪の分解斜視図である。
【図11】従来のキャリッジ爪装置の要部を示す平面図
である。
【図12】図11の要部側面図である。
【符号の説明】
2 キャリッジ本体 5 キャリッジ爪 12 トンネル状孔 12a 孔側傾斜面 12b 天井面 13,23 チャック爪片 13a,24a 爪側傾斜面 17 開口部 18 爪押え体 18a 押さえ面 21 ピン 24 スライド側部材 25 チャック側部材 25a 凹凸爪 P 素管 C 軸芯 H 係合凹凸部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリッジ本体に設けたトンネル状孔
    の壁面に素管の軸芯に対して傾斜する孔側傾斜面が形成
    され、上記軸芯を中心に複数個に分割形成されたチャッ
    ク爪片からなるキャリッジ爪がトンネル状孔に挿入収納
    され、上記軸芯の方向にキャリッジ爪が押動されると
    き、孔側傾斜面にチャック爪片の爪側傾斜面がガイドさ
    れてチャック爪片が互いに接近して素管をチャックする
    構成の引抜装置のキャリッジ爪装置において、 チャック爪片をトンネル状孔へ挿入し、或いは挿入され
    ているものを取出すためにトンネル状孔の奥側天井部に
    形成した開口部と、奥側天井部へピンにて枢着されてこ
    のピン回り回動により開口部に対し接近、或いは離間可
    能な押え面を有する爪押え体とを備え、押え面は、上記
    接近位置で奥側天井部の天井面の一部を構成すると共
    に、トンネル状孔内に挿入されているチャック爪片から
    この爪押え体に作用するチャック反力の作用線が上記ピ
    ンに向かうように設定されていることを特徴とする引抜
    装置のキャリッジ爪装置。
  2. 【請求項2】 チャック爪片を、爪側傾斜面のあるス
    ライド側部材と素管をチャックする凹凸爪のあるチャッ
    ク側部材とに分割形成してチャック側部材のみを開口部
    から上記挿入、或いは取出しできるようにすると共に、
    スライド側部材とチャック側部材を係合凹凸部により軸
    芯に直角な方向で係脱自在とし、チャック側部材をスラ
    イド側部材よりも軸芯方向で短く形成したことを特徴と
    する引抜装置のキャリッジ爪装置。
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