JP2001087854A - 耐熱被膜電線の接合方法 - Google Patents
耐熱被膜電線の接合方法Info
- Publication number
- JP2001087854A JP2001087854A JP30745199A JP30745199A JP2001087854A JP 2001087854 A JP2001087854 A JP 2001087854A JP 30745199 A JP30745199 A JP 30745199A JP 30745199 A JP30745199 A JP 30745199A JP 2001087854 A JP2001087854 A JP 2001087854A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- joining
- resistant
- terminal
- covered wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Arc Welding In General (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐熱絶縁被膜を用いた巻線コイルのリードと
端子をアークスポット溶接にて接合する際に、接合部に
煤が発生せず強度的にも電気的特性にも優れた高品質の
接合方法を供給する。 【構成】電極を不活性ガスにてシールドしつつ、接合部
にのみ高純度酸素を供給することによって耐熱被膜電線
の絶縁ワニスを完全燃焼させて接合する。
端子をアークスポット溶接にて接合する際に、接合部に
煤が発生せず強度的にも電気的特性にも優れた高品質の
接合方法を供給する。 【構成】電極を不活性ガスにてシールドしつつ、接合部
にのみ高純度酸素を供給することによって耐熱被膜電線
の絶縁ワニスを完全燃焼させて接合する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、家電機器、産業用
機器等に使用されるコイルや電子部品、回路に使用され
る耐熱被膜電線の接合に関するものである。
機器等に使用されるコイルや電子部品、回路に使用され
る耐熱被膜電線の接合に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】耐熱被膜電線は銅を芯線とした上にポリ
エステルイミド、ポリアミドイミド、ポリイミド等の絶
縁ワニスを焼き付けた線であり、絶縁性、耐熱性に優れ
るためにトランスやモーターなどの巻線コイルに多用さ
れている他、広く電子部品や電子部品と回路の接続など
に用いられている。アークスポット溶接は非接触にて極
めて短い時間に局部的に溶接することが可能であるた
め、精密部品、電子部品などの溶接に多用されており、
接合部は不活性ガスでシールドされ、更には不活性ガス
と並行して微量の大気をコンプレッサーを介して接合部
のみに吹きかける場合もある。
エステルイミド、ポリアミドイミド、ポリイミド等の絶
縁ワニスを焼き付けた線であり、絶縁性、耐熱性に優れ
るためにトランスやモーターなどの巻線コイルに多用さ
れている他、広く電子部品や電子部品と回路の接続など
に用いられている。アークスポット溶接は非接触にて極
めて短い時間に局部的に溶接することが可能であるた
め、精密部品、電子部品などの溶接に多用されており、
接合部は不活性ガスでシールドされ、更には不活性ガス
と並行して微量の大気をコンプレッサーを介して接合部
のみに吹きかける場合もある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、アークスポ
ット溶接にて耐熱被膜電線を用いたコイルリードと端子
を接合しようとしても、大気中に含有されている酸素量
だけでは耐熱被膜電線の絶縁ワニスが完全燃焼に至ら
ず、黒色の煤となって接合部に残留してしまうため接合
が全くされない。または、接合されても接合部の強度な
らびに電気的特性が十分に出ないという問題点を有して
いた。
ット溶接にて耐熱被膜電線を用いたコイルリードと端子
を接合しようとしても、大気中に含有されている酸素量
だけでは耐熱被膜電線の絶縁ワニスが完全燃焼に至ら
ず、黒色の煤となって接合部に残留してしまうため接合
が全くされない。または、接合されても接合部の強度な
らびに電気的特性が十分に出ないという問題点を有して
いた。
【０００４】また、発熱量を高くするため溶接機側の制
御にて溶接電流、放電時間を上昇させると、端子のみが
溶けこんだり接合部以外にも広範囲に溶融熱が拡散して
しまい高品質の接合が出来ないという問題点を有してい
た。
御にて溶接電流、放電時間を上昇させると、端子のみが
溶けこんだり接合部以外にも広範囲に溶融熱が拡散して
しまい高品質の接合が出来ないという問題点を有してい
た。
【０００５】本発明は上記の如き問題点を解決するもの
であり、耐熱被膜電線を用いたコイルリードと端子をア
ーク溶接した際に、接合部に絶縁ワニスが煤となって残
留することがなく、強度的にも電気的特性にも優れた高
品質な接合方法を提供することを目的としている。
であり、耐熱被膜電線を用いたコイルリードと端子をア
ーク溶接した際に、接合部に絶縁ワニスが煤となって残
留することがなく、強度的にも電気的特性にも優れた高
品質な接合方法を提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に本発明は、アークスポット溶接機の電極は酸化防止の
ためにトーチよりアルゴンガスなどの不活性ガスにてシ
ールドを施し、さらに、接合部にのみ高純度酸素を供給
するものである。
に本発明は、アークスポット溶接機の電極は酸化防止の
ためにトーチよりアルゴンガスなどの不活性ガスにてシ
ールドを施し、さらに、接合部にのみ高純度酸素を供給
するものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下に本発明による実施の形態を
図において説明する。図１において、不活性ガスは不活
性ガスボンベ２より、ガスホース３、アークスポット溶
接機４、ガスホース５を経由してトーチ１に供給され、
高純度酸素は酸素ボンベ６よりガスホース７を経て酸素
供給ノズル８に接続される。
図において説明する。図１において、不活性ガスは不活
性ガスボンベ２より、ガスホース３、アークスポット溶
接機４、ガスホース５を経由してトーチ１に供給され、
高純度酸素は酸素ボンベ６よりガスホース７を経て酸素
供給ノズル８に接続される。
【０００８】図２において、接合部は端子９に耐熱被膜
電線を用いたコイルリード１０をからげた部分であり、
端子９の上面より約０．５〜１．０ｍｍの隙間を設けた
位置に電極１１が来るようにトーチ１を固定する。酸素
供給ノズル８は接合部のみに高純度酸素が供給されるよ
うな角度、位置に設置する。
電線を用いたコイルリード１０をからげた部分であり、
端子９の上面より約０．５〜１．０ｍｍの隙間を設けた
位置に電極１１が来るようにトーチ１を固定する。酸素
供給ノズル８は接合部のみに高純度酸素が供給されるよ
うな角度、位置に設置する。
【０００９】アークスポット溶接作業時にはトーチ１の
先端より不活性ガスを噴流させ電極１１をシールドしつ
つ、コイルリード１０をからげた端子９の接合部には酸
素供給ノズル８より高純度酸素を供給した状態で、電極
１１と端子９間でアーク放電させる。
先端より不活性ガスを噴流させ電極１１をシールドしつ
つ、コイルリード１０をからげた端子９の接合部には酸
素供給ノズル８より高純度酸素を供給した状態で、電極
１１と端子９間でアーク放電させる。
【００１０】さらに、本発明の実施の形態における電子
部品は巻線コイルを用いたが、モーター、ソレノイド、
計器、センサー、医療機器、管球等の電子部品及これら
の部品と回路の接続にも適用することが出来る。
部品は巻線コイルを用いたが、モーター、ソレノイド、
計器、センサー、医療機器、管球等の電子部品及これら
の部品と回路の接続にも適用することが出来る。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように本発明による耐熱被
膜電線を用いたコイルリードと端子の接合は、電極を不
活性ガスでシールドしつつ、接合部にのみ高純度酸素を
供給することにより、耐熱被膜電線の絶縁ワニスを完全
燃焼させることによって、強度的にも電気的特性にも優
れた高品質の接合が可能である。
膜電線を用いたコイルリードと端子の接合は、電極を不
活性ガスでシールドしつつ、接合部にのみ高純度酸素を
供給することにより、耐熱被膜電線の絶縁ワニスを完全
燃焼させることによって、強度的にも電気的特性にも優
れた高品質の接合が可能である。
【００１２】
【図１】本発明の実施の形態におけるアークスポット溶
接の構成を示す図である。
接の構成を示す図である。
【図２】本発明の実施の形態におけるコイルリードと端
子の周囲を示す拡大図である。
子の周囲を示す拡大図である。
Claims (1)
- 【請求項１】 耐熱被膜電線を用いたコイルリードと端
子をアークスポット溶接にて接合する際に、接合部のみ
に高純度酸素を供給することにより、耐熱被膜電線の絶
縁ワニスを完全に燃焼させて接合する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30745199A JP2001087854A (ja) | 1999-09-21 | 1999-09-21 | 耐熱被膜電線の接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30745199A JP2001087854A (ja) | 1999-09-21 | 1999-09-21 | 耐熱被膜電線の接合方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001087854A true JP2001087854A (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=17969230
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30745199A Pending JP2001087854A (ja) | 1999-09-21 | 1999-09-21 | 耐熱被膜電線の接合方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001087854A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6639171B2 (en) | 2001-07-30 | 2003-10-28 | Anden Co., Ltd. | Method for joining coil wire having heat resistant coating to coil terminal |
| US7132917B2 (en) | 2003-12-24 | 2006-11-07 | Denso Corporation | Ignition coil having secondary coil assembly and connecting method for the same |
-
1999
- 1999-09-21 JP JP30745199A patent/JP2001087854A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6639171B2 (en) | 2001-07-30 | 2003-10-28 | Anden Co., Ltd. | Method for joining coil wire having heat resistant coating to coil terminal |
| DE10234442B4 (de) * | 2001-07-30 | 2006-11-23 | Anden Co., Ltd., Anjo | Verfahren zum Verbinden eines Spulendrahts, der eine wärmebeständige Beschichtung aufweist, mit einem Spulenanschluß |
| US7132917B2 (en) | 2003-12-24 | 2006-11-07 | Denso Corporation | Ignition coil having secondary coil assembly and connecting method for the same |
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