JP2001087301A - 発熱袋用包装材、その製造方法、及びそれを用いた発熱袋 - Google Patents

発熱袋用包装材、その製造方法、及びそれを用いた発熱袋

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Kenji Otsuka
健二 大塚
Naoto Azuma
直人 我妻
Yoshiki Matsumoto
喜基 松本
Yukifumi Ochi
幸史 越智
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望量の抗菌剤が均一に付与された発熱袋用
包装材、及び包装材に所望量の抗菌剤を均一に付与する
ことができる発熱袋用包装材の製造方法、さらに所望量
の抗菌剤が均一に付与された包装材を用いた発熱袋を提
供する。 【解決手段】 抗菌剤と蛍光剤の均一混合物が含有され
てなる包装材とする。包装材に抗菌剤と蛍光剤の均一混
合物を含有させた後、紫外線を照射して、包装材に含ま
れる蛍光剤とともに抗菌剤の分散状態、含有量を把握
し、抗菌剤の包装材への付与を制御する。また、発熱袋
の少なくとも一部の包装材に、抗菌剤と蛍光剤の均一混
合物が含有されてなる包装材を用いた発熱袋とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗菌性を有する発
熱袋用包装材、その製造方法、及び抗菌性を有する包装
材を用いた発熱袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から鉄粉等の被酸化性金属、活性
炭、無機電解質、水を主成分とし、空気中の酸素と接触
して発熱する発熱組成物を通気性の袋に収納した発熱袋
がかいろ等として広く利用されている。これらの発熱袋
の一般的な構造としては、通気性の袋に、空気中の酸素
と接触して発熱する被酸化性金属粉末と、活性炭、無機
電解質、水等を混合した発熱組成物が収納されており、
さらに使用される迄の期間中、外部の空気と遮断し、か
つ水分が外部へ拡散することを防ぐために、前記の発熱
袋が非通気性の外袋に密封されている。
【0003】上記のような発熱袋をかいろとして装着し
た場合、発熱袋に含まれる水分と発熱組成物の発熱によ
り、冬でも細菌や黴が繁殖しやすい条件となり、悪臭を
生じる虞もあるため、従来より抗菌性が付与された包装
材を用いた発熱袋が使用されている。抗菌性を付与する
方法としては、通常は発熱袋の包装材となる不織布やフ
ィルムを製造する際に、それらに抗菌剤を練り込む方法
や、不織布、フィルム、その他の包装材に抗菌剤を塗
布、散布、含浸、あるいは印刷するなどの加工方法を施
すことによって付着させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、抗菌剤は高価
であることから、少量の含有量で抗菌性を発揮させるこ
とが必要である。不織布やフィルムを製造する際に、そ
れらに抗菌剤を練り込む方法では、抗菌剤を均一に含有
させることができる利点を有するものの、所望の抗菌性
を得るためには比較的多量の抗菌剤が必要である。一
方、不織布、フィルム等の包装材に抗菌剤を塗布、散
布、含浸、あるいは印刷により付与させる方法は、少量
の抗菌剤で所望の抗菌性が得られる利点がある。しか
し、この方法では包装材表面の平滑度、包装材と抗菌剤
の親和性等によって若干の相異はあるものの、少量の抗
菌剤を所望の含有量で均一に付与することが難しく、実
質的に制御することができなかった。
【0005】抗菌剤の含有量が不充分な包装材を発熱袋
に用いた場合には、所望の抗菌性を保持しない発熱袋と
なる。また、抗菌剤を包装材に過剰に付与した場合に
は、抗菌剤が無駄になるだけでなく、さらに包装材が所
望の通気性に設定されている場合は包装材の微細な貫通
孔が抗菌剤によって塞がれて通気性が低下する。このよ
うに通気性が低下した包装材を発熱袋に用いた場合に
は、所望の発熱特性が得られないという不都合を生じ
る。従って抗菌剤を付与する工程、抗菌剤を付与した後
の包装材、あるいはこれを用いた発熱袋について、抗菌
剤の含有量及びその分散状態、または抗菌性を測定する
必要があるとともに包装材の通気量についても調べる必
要があった。
【0006】抗菌性を測定する方法としては、一般的に
細菌や黴をサンプルに付着させ、最適な増殖条件下で一
定時間保持した後、細菌や黴の増殖状態を測定する方法
が行なわれている。しかし、この方法では長時間を要す
ることから、包装材に抗菌剤を付与する工程における制
御には用いることができないばかりでなく、過剰な抗菌
剤を検出することができないという欠点があった。一
方、包装材の通気性は、包装材のガス透過率を測定した
り、その包装材を用いた発熱袋を製造した後、発熱性能
試験を行なうことにより測定することが可能であるが、
測定に手間がかかり、非通気性の包装材に付与された過
剰な抗菌剤の検出手段として用いることはできなかっ
た。また、通気性の測定では抗菌剤の含有量の不足及び
含有量の不均一性を検出することができなかった。この
ことから、製造工程において抗菌剤付与の不良が発生し
た場合、前述のように分析に時間や手間を要するため、
これに対処するまでに抗菌剤不足あるいは抗菌剤過剰の
不良品を多く製造してしまうという問題点があった。
【0007】抗菌剤の分散状態、含有量を把握する方法
として、包装材に抗菌剤を顔料との混合物の状態で付与
させて、包装材表面の顔料の色の濃淡から抗菌剤の分散
状態及び含有量を判断することもできる。しかし、この
方法では必然的に包装材に色彩を与えることとなり、発
熱袋の商品設計の自由度を損なうという不都合があっ
た。従って、本発明が解決しようとする課題は、所望量
の抗菌剤が均一に付与された発熱袋用包装材、及び包装
材に所望量の抗菌剤を均一に付与することができる発熱
袋用包装材の製造方法、さらに所望量の抗菌剤が均一に
付与された包装材を用いた発熱袋を開発することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
課題を解決すべく鋭意検討した結果、発熱袋に用いられ
る包装材に、抗菌剤と蛍光剤の均一混合物を含有させる
とともに、その直後包装材に紫外線を照射して、包装材
の蛍光強度の測定を行なうことにより、抗菌剤の分散状
態、含有量を容易に把握できること、及び蛍光強度をも
とに抗菌剤の分散状態、含有量の制御ができること、さ
らにこの方法によって少量の抗菌剤を用い、通気性を損
なうことなしに所望の抗菌性が得られることを見い出し
本発明に到達した。
【0009】すなわち本発明は、空気中の酸素と接触し
て発熱する発熱組成物が通気性の袋に収納されてなる発
熱袋に用いられる包装材であって、抗菌剤と蛍光剤の均
一混合物が含有されてなることを特徴とする発熱袋用包
装材である。また、本発明は、空気中の酸素と接触して
発熱する発熱組成物が通気性の袋に収納されてなる発熱
袋に用いられる包装材の製造方法であって、包装材に抗
菌剤と蛍光剤の均一混合物を含有させた後、紫外線を照
射して、該包装材に含まれる蛍光剤の分散状態及び/ま
たは蛍光強度の測定を行なうことにより、抗菌剤の分散
状態及び/または含有量を把握し、抗菌剤の該包装材へ
の付与を制御することを特徴とする発熱袋用包装材の製
造方法でもある。さらに、本発明は、空気中の酸素と接
触して発熱する発熱組成物が通気性の袋に収納されてな
る発熱袋であって、該発熱袋の少なくとも一部の包装材
が、抗菌剤と蛍光剤の均一混合物が含有されてなる包装
材であることを特徴とする発熱袋でもある。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は主として人体を暖めるた
めの発熱袋に使用される抗菌剤が付与された包装材、そ
の製造方法、及び抗菌剤が付与された包装材を用いた発
熱袋に適用される。本発明の発熱袋用包装材は、発熱袋
に用いられる包装材であって、抗菌剤と蛍光剤の均一混
合物が含有されてなる包装材である。また、本発明の発
熱袋用包装材の製造方法は、発熱袋に用いられる包装材
に、抗菌剤と蛍光剤の均一混合物を含有させた後、紫外
線を照射して、包装材に含まれる蛍光剤の分散状態、蛍
光強度の測定を行なうことにより、抗菌剤の分散状態、
付着量を把握し、抗菌剤の包装材への付与を制御する製
造方法である。さらに、本発明の発熱袋は、少なくとも
包装材の一部が、抗菌剤と蛍光剤の均一混合物が含有さ
れてなる発熱袋である。
【0011】本発明において抗菌剤とは、細菌や黴の繁
殖を抑制あるいは死滅に至らしめるとともに、その効果
が継続的に持続するものをいう。本発明で用いられる抗
菌剤としては、発熱袋の包装材に用いれられた時に、人
体の生理機能に影響を及ぼさず、安全性の高いこと、お
よび廃棄された場合においても有害物質を生じないもの
が好ましい。本発明において用いられる抗菌剤の種類と
しては、無機系、第四アンモニウム系、グアニジン系、
フェノール系、脂肪酸エステル系、および天然物系など
各種のものであり、人体に対する安全性、廃棄された場
合に有害物を生じるものでなければその種類に限定はな
い。
【0012】例えば、無機系の抗菌剤としては、銀や亜
鉛などを無機担体に担持させた銀ゼオライト、亜鉛ゼオ
ライト、銀リン酸ジルコニウム、亜鉛・マグネシウム・
リン酸カルシウム、銀アパタイトなどがある。第四級ア
ンモニウム塩系のものとしては、オクタデシル・ジメチ
ル(3−トリメトキシシリルプロピル)アンモニウムク
ロライド、ベンザルコニウムクロライド、ポリオキシエ
チレントリメチルアンモニウムクロライド、セチルジメ
チルベンジルアンモニウムクロライドなどがある。
【0013】また、グアニジン系の抗菌剤としては、ポ
リヘキサメチレンビグアニードハイドロクロライド、
1,1−ヘキサメチレンビス(5,4−クロロフェニ
ル)ビグアニードなどがあり、フェノール系の抗菌剤と
しては、アルキレンビスフェノールナトリウム塩、アル
キルジメチルアンモニウム塩、パラクロールメタキシレ
ノールなどがあり、脂肪酸エステル系の抗菌剤として
は、グリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール
モノ脂肪酸エステル、ウンデシレン酸などがある。
【0014】銅化合物系では、フェノール系銅キレート
樹脂、硫化銅含有再生セルロースなどがある。天然物系
としては、キトサン、タンニン、ヒノキチオール、ワサ
ビオイル、竹エキス抽出物、キチンの塩酸塩、種子抽出
物の複合酢酸塩などがある。その他のものとして、アミ
ノグルコシツド、P−トルエンスルフォン酸メチルなど
がある。このほか無機金属塩を繊維に配位させたものと
して、例えば硫酸亜鉛配位アクリルポリマーなどを用い
ることもできる。さらに、再生繊維の製造工程で脱銅を
制御し、繊維中に銅化合物を微分散させた繊維を、抗菌
剤を含むものとして用いることもできる。本発明におい
ては、これらの抗菌剤はその使用方法に応じて単独また
は各種組み合わせて使用することができる。
【0015】本発明で用いられる蛍光剤は、紫外線の照
射により明瞭に認識できるものであり、例えばクマリン
系、キサテン系、アントラキノン系、ペリレン系、イミ
ダゾール系、チアゾール系、トリアゾール系、オキサゾ
ール系、ピラジン系、ジアミノジフェニル系等の蛍光剤
を挙げることができる。本発明においては、これらの蛍
光剤は前述の抗菌剤と併せて適宜選択され使用される
が、蛍光剤の量は、通常は抗菌剤の0.01〜10wt
%程度である。
【0016】本発明の発熱袋用包装材及びその製造方法
において、抗菌剤と蛍光剤の均一混合物が付与される包
装材は、次のような通気性の包装材及び非通気性の包装
材であるが、より正確な抗菌剤の含有量の制御が必要な
微細な貫通孔を有する通気性の包装材に特に効果を発揮
する。本発明における通気性の包装材としては、通常J
IS P8117透気度試験方法による透気度が2〜3
0000秒程度の包装材が用いられ、不織布、織布、紙
の単独包装材のほか、微細な貫通孔を有する多孔質フィ
ルムの単独包装材、不織布にポリエチレンフィルム等が
ラミネートされた非通気性の包装材に微細な孔を開けて
通気性を持たせた包装材、不織布と多孔質フィルムを貼
り合せた包装材、あるいは繊維が積層され熱圧着されて
通気性を制御された不織布より成る包装材等を例示する
ことができる。
【0017】ここで、多孔質フィルムとは、メタノール
バブリング法による最大孔径が0.001〜20μm程
度の微細な貫通孔を有するフィルムであり、例えば合成
樹脂フィルムを二軸延伸することによって貫通孔を設け
たもの、あるいは溶融したポリエチレン、ポリプロピレ
ンなどに炭酸カルシウムなどの無機系微細粉末を分散さ
せた後、フィルム状に押出し、得られたフィルムをさら
に延伸させて、貫通孔を設けたもの等である。これら多
孔質フィルムの市販品としては、例えば(株)トクヤマ
製のポーラム及びNFシート、積水化学工業(株)製の
セルポア、日東電工(株)製のブレスロン、デュポン
(株)製のタイベック等がある。
【0018】また、非通気性の包装材としては、例えば
ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム等の非
通気性フィルムの単独包装材、あるいは不織布にポリエ
チレンフィルム、ポリプロピレンフィルム等を貼り合せ
た包装材等を挙げることができる。尚、これらの非通気
性の包装材に、抗菌剤と蛍光剤の均一混合物を含有させ
た後、針孔等の貫通孔を設けて、抗菌剤と蛍光剤の均一
混合物が含有されてなる通気性の包装材とすることもで
きる。
【0019】本発明の発熱袋用包装材を製造する際に
は、抗菌剤及び蛍光剤が均一に混合された混合物が用い
られ、例えば、抗菌剤及び蛍光剤を、水、あるいはメチ
ルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコー
ル、エチレングリコール等の溶媒に溶解して使用され
る。抗菌剤、蛍光剤及び溶媒の組み合せは、これらが変
質することがなく、均一に混合することができれば特に
制限がない。溶媒中の抗菌剤及び蛍光剤の濃度にも特に
制限はないが、これらの種類、溶媒の粘度等によって決
定される。
【0020】抗菌剤と蛍光剤の均一混合物を包装材に含
有させる方法としては特に制限はないが、例えば、抗菌
剤及び蛍光剤を含む前記のような均一混合物を、不織
布、織布、フィルム、紙、その他の包装材にグラビヤロ
ール方式、ディップロール方式等により塗布、含浸した
り、前記混合物を散布、あるいは印刷等の方法によって
付着させることもできる。ここで、抗菌剤と蛍光剤の均
一混合物を含有させるとは、抗菌剤と蛍光剤の均一混合
物を包装材の内部に含ませることのほか、包装材の表面
に被覆する場合も意味し、その分布状態に限定されるも
のではない。
【0021】本発明において、抗菌剤はJIS L19
02(繊維製品の抗菌性試験方法)に基く定量試験方法
の静菌活性値で通常は2.2以上となるような割合で包
装材に含有される。また、蛍光剤は紫外線を照射したと
きに蛍光強度を肉眼あるいはその測定装置により検知で
きればよく、出力5wの紫外線を10cmの距離から垂
直に照射したときの輝度で通常は0.001cd/m
以上、好ましくは0.01cd/m以上となるような
割合で包装材に含有される。尚、照射される紫外線は、
通常は波長が200〜380nm程度のものである。
【0022】また、包装材に対する抗菌剤及び蛍光剤の
量的な割合としては、抗菌剤及び蛍光剤の種類等によっ
て異なるが、通常は抗菌剤が0.01〜10g/m
蛍光剤が0.01〜1000mg/m、好ましくは抗
菌剤が0.05〜5g/m、蛍光剤が0.05〜10
0mg/mである。抗菌剤が0.01g/m以下で
は抗菌性が不充分となり、10g/m以上では抗菌剤
が無駄になるだけでなく、通気性の包装材に付与した場
合は包装材の微細な貫通孔が抗菌剤により塞がれて通気
性が低下し、これを発熱袋の包装材として用いると使用
時に充分な暖かさが得られなくなる不具合を生じる。ま
た、蛍光剤が0.01mg/m以下では蛍光強度を測
定することが困難になり、1000mg/m以上付与
しても特に蛍光剤の増量による効果は得られない。
【0023】本発明の発熱袋用包装材の製造方法におい
ては、包装材に抗菌剤と蛍光剤の均一混合物を含有させ
た後、紫外線を照射して包装材に含まれる蛍光剤の分散
状態、蛍光強度を測定し、それによって抗菌剤の分散状
態、含有量が制御される。本発明の発熱袋用包装材を製
造するための装置の構成としては、例えば、図1に示す
ように、グラビヤロール方式により包装材1に抗菌剤及
び蛍光剤を含む溶液5を含浸した後、紫外線照射装置6
を用いて紫外線7を照射して、包装材の蛍光強度を測定
し、抗菌剤の分散状態、含有量を制御する構成を示すこ
とができる。この装置では、蛍光強度を測定することで
抗菌剤の分散状態及び含有量が容易に把握できるので、
抗菌剤が所定の含有量の範囲から外れた場合、直ちにド
クターブレード2とグラビヤロール3との隙間を調整す
ることによって抗菌剤の付与を正常な状態に戻すことが
できる。
【0024】尚、図1では包装材に抗菌剤及び蛍光剤を
含浸した直後に紫外線の照射及び測定を行なっている
が、この間に乾燥工程を設けることもできる。また紫外
線照射装置や蛍光強度の測定装置については特に限定さ
れることがなく、公知のものを使用することができるほ
か、蛍光剤の分散状態は肉眼で観測することもできる。
本発明の発熱袋用包装材の製造方法においては、このよ
うに蛍光剤の分散状態及び/または蛍光強度の測定を行
なうことにより、蛍光剤とともに包装材に付与した抗菌
剤の分散状態及び/または付着量が迅速に把握され、抗
菌剤の付与を容易に制御することができる。
【0025】本発明の発熱袋は、少なくとも一部の包装
材に、抗菌剤と蛍光剤の均一混合物が含有されてなる包
装材を用いた発熱袋である。このような抗菌剤と蛍光剤
の均一混合物が含有されてなる包装材は、好ましくは前
述のように、包装材を製造する際に紫外線が照射され、
包装材に含まれる蛍光剤の分散状態、蛍光強度の測定が
行なわれるとともに、抗菌剤の分散状態、付着量が把握
され、抗菌剤の包装材への付与が制御されて得られるも
のである。
【0026】本発明の発熱袋は、通常は通気性の包装材
を二枚、あるいは通気性の包装材と非通気性の包装材と
を熱融着性を有する面が互いに内側となるようにして重
ね合せ、周辺を加熱融着して袋状に成形するとともに、
発熱組成物を充填して発熱袋とされる。本発明の発熱袋
においては、通気性の包装材、非通気性の包装材の両方
あるいは一方を、抗菌剤と蛍光剤の均一混合物が含有さ
れてなる包装材とすることができる。しかし、両者のう
ち一方を抗菌性の包装材とする場合は、発熱袋の使用時
に水分が透過する通気性の包装材を、抗菌剤と蛍光剤の
均一混合物が含有されてなる包装材とすることが好まし
い。
【0027】また、本発明の発熱袋には、必要に応じ片
面の表面に粘着剤層が設けられる。粘着剤層を設ける場
合には、通常は非通気性の包装材の表面に設けられる。
粘着剤層は、発熱袋の装着部に粘着固定することがで
き、被粘着物への転着を生じることがなく、かつ発熱袋
として使用されるまでの長期保存中に変質することがな
いものであればいかなるものでも用いることができる。
例えばその構成成分としてアクリル酸系ポリマーなどが
用いられる。また、粘着剤層の表面は、通常は使用され
るまで剥離紙などにより被覆される。このような粘着剤
層を設けることによりにより、例えば、被服や履物等に
貼り付けて使用することができる。
【0028】本発明の発熱袋において、発熱袋に充填さ
れる空気中の酸素と接触して発熱する発熱組成物とは、
被酸化性金属粉、活性炭、無機電解質、水、保水剤等の
混合物であり、従来から公知のものが使用される。被酸
化性金属粉としては鉄粉、アルミニウム粉などである
が、通常は鉄粉が用いられ、還元鉄粉、アトマイズド鉄
粉、電解鉄粉等が利用される。活性炭は反応助剤の他、
保水剤としても使用され、通常は椰子殻炭、木粉炭、ピ
ート炭等が用いられる。無機電解質としては、アルカリ
金属、アルカリ土類金属、重金属の塩化物、及びアルカ
リ金属の硫酸塩等が好ましく、例えば、塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウ
ム、塩化第二鉄、硫酸ナトリウム等が用いられる。
【0029】保水剤としては、保水性の高いものである
とともに、発熱袋の長期保存中に変質を生じないもので
あれば特に限定されず、例えば真珠岩粉末、バーミキュ
ライト、木粉、高分子吸水剤等が用いられる。発熱組成
物の組成割合は、目的とする発熱性能などによって異な
り、一概には特定できないが、例えば被酸化性金属粉1
00重量部に対し、活性炭2.0〜35重量部、無機電
解質0.5〜8.5重量部、水20〜50重量部、保水
剤0.1〜20重量部である。その他、所望により、固
結防止剤等を加えることもできる。
【0030】本発明の発熱袋は、使用される迄の期間
中、非通気性の外袋に密封される。通常は外袋の包装材
二枚をシーラントフィルム等の熱融着性面が互いに内側
となるようにして重ね合せ、周辺を加熱融着して袋状に
成形するとともに、発熱袋を密封する。図2は本発明の
発熱袋の一例を示す一部切断斜視図である。発熱袋12
は、片面に抗菌剤と蛍光剤の均一混合物が含有されてな
る通気性の包装材8、他の片面に非通気性の包装材9を
用いた袋に発熱組成物10が収納された発熱袋であり、
さらに非通気性の包装材からなる外袋14に密封されて
いる。
【0031】発熱袋の大きさは、発熱袋の装着部位によ
って異なり、一概には特定できないが、通常は名刺と同
等程度の大きさから、日本工業規格A列3番程度の大き
さまでのものが用いられる。また発熱袋の形状として
は、矩形状に限られず、円形状、楕円形状、動物あるい
は植物をかたどった形状のものとすることもできる。ま
た、偏平状の発熱袋の他、一枚の包装材で発熱組成物を
略球形状に収納しクリップなどで結束したいわゆる巾着
型発熱袋、及び四面体状の包装袋に発熱組成物を収納し
たいわゆるテトラパック型発熱袋、六面体状の包装袋で
構成されたサイコロ型発熱袋など、いずれの形状におい
ても同様に適用することができる。
【0032】
【実施例】次に、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明がこれらにより限定されるものではない。
【0033】(実施例1) (抗菌剤及び蛍光剤を含む溶液の調製)抗菌剤としてポ
リオキシエチレントリメチルアンモニウムクロライドを
含む試薬500gを水500gに加えて攪拌し、さらに
蛍光剤として4,4’-ジアセチルアミノスチルベン-2,
2’-ジスルホン酸ナトリウムを含む試薬1.0gを加
えて、抗菌剤及び蛍光剤を含む均一な溶液を調製した。
【0034】(抗菌剤及び蛍光剤の付与)ナイロン不織
布と多孔質ポリエチレンフィルムを貼り合せた包装材
(厚さ300μm、幅450mm)(日東電工(株)社
製「ブレスロン」)に対して、前記の抗菌剤及び蛍光剤
を含む溶液の含浸を、図1に示すようなグラビアロール
方式の装置を用いて行なった。この装置は、前記の包装
材に抗菌剤と蛍光剤の均一混合物を含浸させた後、直ち
に波長365nmの紫外線を照射することにより、包装
材に含浸した蛍光剤を肉眼で検知することができるよう
になっている。また、ドクターブレードはグラビヤロー
ルとの間隔をその両端の位置において微調節することが
できるように設定されている。
【0035】最初にドクターブレードとグラビヤロール
との隙間を所定の間隔に設定した後、5時間で1000
0mの包装材に抗菌剤と蛍光剤の均一混合物を付与し
た。この間、包装材に紫外線を照射して蛍光を肉眼によ
り観察するとともにドクターブレードとグラビヤロール
との間隔を微調節して包装材に付与される溶液の含浸量
を制御した。尚、抗菌剤及び蛍光剤を含む溶液の減少量
より、包装材に付与された抗菌剤及び蛍光剤は、平均で
各々1.2g/m、1.7mg/mであることがわ
かった。
【0036】(包装材の抗菌性の測定)以上のようにし
て得られた包装材について、幅方向に4列の領域に分け
その各々の列について抗菌剤及び蛍光剤付与の開始直
後、終了直前、及びその中間(付与開始後2.5時間経
過した時点)から各々3サンプルずつを抽出した。これ
らのサンプル(合計36サンプル)について、列及び時
系列(長さ方向)による抗菌性のばらつきを、JIS
L1902(繊維製品の抗菌性試験方法)の定量試験に
基づく測定により調査した。その結果を表1及び表2に
示す。尚、表中の第1列及び第4列は外側の列、第2列
及び第3列は中央の列を示す。また、繊維製品新機能評
価協議会(JAFET)においては、未加工品に対する
抗菌加工品の静菌値が2.2以上の試料を抗菌防臭効果
ありとしており、表中の抗菌防臭効果はこれに従ったも
のである。その他、数値は平均値である。
【0037】(包装材の通気性の測定)前記の抗菌剤と
蛍光剤の均一混合物を付与した包装材について、抗菌性
の測定の場合と同様に第1列〜第4列の3個所から各々
3サンプルずつ(合計36サンプル)を抽出し、列及び
時系列(長さ方向)による通気性のばらつきを、JIS
P8117(透気度試験方法)に基づく測定により調査
した。その結果を表3に示す。尚、表中の透気度の数値
は平均値である。
【0038】(発熱袋の製作)前記の抗菌剤と蛍光剤の
均一混合物を付与した包装材について、同様に第1列〜
第4列の3個所から各々3サンプルずつ(合計36サン
プル)を発熱袋の包装材として抽出した。このサンプル
の包装材と、ポリエチレンフィルムの片面に不織布を貼
り合せた非通気性の包装材を、互いにポリエチレンフィ
ルム面が内側になるように重ね合せてその3方周辺を熱
融着した。これに、窒素雰囲気下で混合して調製した発
熱組成物(鉄粉20g、活性炭4g、木粉5g、食塩1
g、水10g)を収納し残る1辺を熱融着して合計36
個の偏平状の発熱袋を得た。さらに、非通気性の包装材
二枚を袋状に成形するとともに発熱袋を密封して、温度
20℃、相対湿度60%の試験室に1昼夜放置した。
【0039】(発熱袋の温度特性試験)前記のように製
作した発熱袋を外袋から取り出して、JIS S410
0に基いて温度特性試験を行なった。立ち上り時間(発
熱開始直後から40℃まで昇温するのに要する時間)及
び最高温度を測定した結果を表3に示す。尚、表中の立
ち上り時間及び最高温度の数値は平均値である。
【0040】(比較例1)(抗菌剤を含む溶液の調製)
蛍光剤を加えなかったほかは実施例1と同様にして抗菌
剤を含む均一な溶液を調製した。
【0041】(抗菌剤の付与)実施例1で用いた包装材
と同様の包装材(日東電工(株)社製「ブレスロン」)
に対して、前記の抗菌剤を含む溶液の含浸を、図1に示
すようなグラビヤロール方式の装置を用いて行なった。
最初にドクターブレードとグラビヤロールとの隙間を所
定の間隔に設定した後、5時間で10000mの包装材
に抗菌剤を付与した。この間、抗菌剤の分散状態、含有
量は把握できなかったので、ドクターブレードの微調整
は行なわなかった。尚、抗菌剤を含む溶液の減少量よ
り、包装材に付与された抗菌剤は、平均値で1.2g/
であることがわかった。
【0042】(包装材の抗菌性の測定)以上のようにし
て得られた包装材について、実施例1と同様にして第1
列〜第4列の3個所から各々3サンプルずつ(合計36
サンプル)を抽出し、列及び時系列(長さ方向)による
抗菌性のばらつきを調査した。その結果を表1及び表2
に示す。尚、実施例1と同様に、表中の第1列及び第4
列は外側の列、第2列及び第3列は中央の列を示す。
【0043】(包装材の通気性の測定)前記の抗菌剤を
付与した包装材について、実施例1と同様にして第1列
〜第4列の3個所から各々3サンプルずつ(合計36サ
ンプル)を抽出し、列及び時系列(長さ方向)による通
気性のばらつきを調査した。その結果を表3に示す。
【0044】(発熱袋の製作)前記の抗菌剤を付与した
包装材について、実施例1と同様に第1列〜第4列の3
個所から各々3サンプルずつ(合計36サンプル)を発
熱袋用の包装材として抽出した。実施例1の発熱袋の製
作における抗菌剤と蛍光剤の均一混合物を付与した包装
材に替えて、この抗菌剤のみを付与した包装材を用いた
以外は、実施例1と同様にして合計36個の発熱袋を製
作し、温度20℃、相対湿度60%の試験室に1昼夜放
置した。
【0045】(発熱袋の温度特性試験)前記のように製
作した発熱袋を外袋から取り出して、実施例1と同様に
温度特性試験を行なった。立ち上り時間及び最高温度を
測定した結果を表3に示す。
【0046】以上の結果より、実施例の包装材及び発熱
袋は、比較例の包装材及び発熱袋と比べて、列及び時系
列(長さ方向)の抗菌性、通気性あるいは温度特性のば
らつきが極めて少ないことが明らかである。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】
【表3】
【0050】
【発明の効果】本発明の発熱袋用包装材は、抗菌剤と蛍
光剤の均一混合物が含有されているので、紫外線を照射
して、蛍光剤の分散状態の観測、蛍光強度の測定を行な
うことにより、容易に抗菌剤の分散状態、含有量を把握
することができる。また、本発明の発熱袋用包装材の製
造方法は、包装材に含まれる抗菌剤の分散状態、含有量
を蛍光強度の測定によって迅速に把握し、抗菌剤の分散
状態、含有量を制御することができるので、少量の抗菌
剤で効率よく所望の抗菌性を有する包装材が得られる。
本発明の発熱袋は、紫外線を照射することにより包装材
に含まれる抗菌剤の分散状態、含有量を迅速に把握する
ことができるので、抗菌剤が不足あるいは過剰である発
熱袋を極めて容易に検知することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発熱袋用包装材を製造するための装置
の一例を示す構成図
【図2】本発明の発熱袋の一例を示す斜視図
【符号の説明】
1 包装材 2 ドクターブレード 3 グラビヤロール 4 バックアップロール 5 抗菌剤及び蛍光剤を含む溶液 6 紫外線照射装置 7 紫外線 8 通気性の包装材 9 非通気性の包装材 10 発熱組成物 11 発熱袋の貼り合せ部 12 発熱袋 13 外袋の貼り合せ部 14 外袋
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月8日(2000.2.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】また、本発明の発熱袋には、必要に応じ片
面の表面に粘着剤層が設けられる。粘着剤層を設ける場
合には、通常は非通気性の包装材の表面に設けられる。
粘着剤層は、発熱袋の装着部に粘着固定することがで
き、被粘着物への転着を生じることがなく、かつ発熱袋
として使用されるまでの長期保存中に変質することがな
いものであればいかなるものでも用いることができる。
例えばその構成成分としてアクリル酸系ポリマーなどが
用いられる。また、粘着剤層の表面は、通常は使用され
るまで剥離紙などにより被覆される。このような粘着剤
層を設けることにより、例えば、被服や履物等に貼り付
けて使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 9/00 B32B 9/00 Z 4F100 B65D 30/02 B65D 30/02 33/01 33/01 81/28 81/28 C F24J 1/00 F24J 1/00 G01N 21/64 G01N 21/64 F (72)発明者 越智 幸史 神奈川県平塚市田村5181番地 日本パイオ ニクス株式会社平塚研究所内 Fターム(参考) 2G043 AA01 BA14 BA17 CA07 DA02 DA05 EA01 FA01 GA07 GB21 KA03 LA01 3E064 BA01 BA09 BA22 BA60 BB04 EA18 EA30 3E067 AA05 AB96 BA12A BB01A BB06A BB14A BB15A BB16A BB22A BB24A CA03 EE32 GB03 4C058 AA02 AA25 BB07 JJ07 JJ08 JJ21 JJ22 JJ23 4C099 AA01 CA19 GA03 JA04 LA01 LA16 4F100 AK01A AK01B AK04 AK48 BA02 CA12A CA12B CA30A CA30B DA02 DC11A DC11B DG10A DG10B DG12A DG12B DG15A DG15B DJ00A DJ00B EA061 EC032 EH231 EJ542 EJ822 EJ992 GB17 JC00 JC00A JC00B JD02A JD02B

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気中の酸素と接触して発熱する発熱組
    成物が通気性の袋に収納されてなる発熱袋に用いられる
    包装材であって、抗菌剤と蛍光剤の均一混合物が含有さ
    れてなることを特徴とする発熱袋用包装材。
  2. 【請求項2】 包装材が通気性である請求項1に記載の
    発熱袋用包装材。
  3. 【請求項3】 包装材が、不織布、織布、フィルム、紙
    またはこれらの2種類以上の貼り合せ包材である請求項
    2に記載の発熱袋用包装材。
  4. 【請求項4】 抗菌剤がJIS L1902に基く定量
    試験方法の静菌活性値で2.2以上、かつ、蛍光剤が出
    力5wの紫外線を10cmの距離から垂直に照射したと
    きの輝度で0.001cd/m以上となるような割合
    で含有されてなる請求項1に記載の発熱袋用包装材。
  5. 【請求項5】 空気中の酸素と接触して発熱する発熱組
    成物が通気性の袋に収納されてなる発熱袋に用いられる
    包装材の製造方法であって、包装材に抗菌剤と蛍光剤の
    均一混合物を含有させた後、紫外線を照射して、該包装
    材に含まれる蛍光剤の分散状態及び/または蛍光強度の
    測定を行なうことにより、抗菌剤の分散状態及び/また
    は含有量を把握し、抗菌剤の該包装材への付与を制御す
    ることを特徴とする発熱袋用包装材の製造方法。
  6. 【請求項6】 空気中の酸素と接触して発熱する発熱組
    成物が通気性の袋に収納されてなる発熱袋であって、該
    発熱袋の少なくとも一部の包装材が、抗菌剤と蛍光剤の
    均一混合物が含有されてなる包装材であることを特徴と
    する発熱袋。
  7. 【請求項7】 形状が偏平状である請求項6に記載の発
    熱袋。
  8. 【請求項8】 片面または両面の包装材が、抗菌剤と蛍
    光剤の均一混合物が含有されてなる通気性の包装材であ
    る請求項7に記載の発熱袋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008082753A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Shimadzu Corp フォトルミネッセンス測定装置
GB2545050A (en) * 2015-10-01 2017-06-07 Clifton Packaging Group Ltd Packaging with an antibacterial coating

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