JP2001086553A - 移動通信システムと、この移動通信システムで使用される移動通信網および移動端末装置 - Google Patents

移動通信システムと、この移動通信システムで使用される移動通信網および移動端末装置

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JP2001086553A
JP2001086553A JP25730799A JP25730799A JP2001086553A JP 2001086553 A JP2001086553 A JP 2001086553A JP 25730799 A JP25730799 A JP 25730799A JP 25730799 A JP25730799 A JP 25730799A JP 2001086553 A JP2001086553 A JP 2001086553A
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宗宏 木本
Hiroaki Harada
浩明 原田
Haruyoshi Sakai
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 非常に高い確率で所望の相手への情報伝達を
行うことを可能とし、これにより緊急通報のためにも有
効に使用することを可能とする。 【解決手段】 移動端末装置2は、スリープモードON
状態では、基地局12との間での無線通信を行う通信部
を動作させずに、移動通信網1からの通常の呼出しは受
け付けないが、所定の確認周期毎に通信部を動作させ、
緊急呼出しの有無の確認を移動通信網1に対して要求す
る。この要求を受けると移動通信網1では、交換局装置
11が確認要求を行った移動端末装置2を呼出先とした
緊急呼出しが要求されている否かを確認し、その結果を
交換局装置11が確認要求を行った移動端末装置2へと
通知する。この通知を受けると移動通信端末2は、スリ
ープモードを解除し、移動通信網1からの通常の呼出し
は受け付ける状態に自動的に変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動端末装置を移
動通信網に収容された基地局と無線回線を介して接続す
ることで、前記移動端末装置が前記移動通信網を介して
通信を行うことを可能とする移動通信システムと、この
移動通信システムで使用される移動通信網および移動端
末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の移動通信システムでは、移動端末
装置側でユーザの指定などにより電源OFF状態となっ
ていると、通話やメール伝送などを一切行うことができ
ないものとなっている。
【0003】すなわち、緊急の要件により移動端末装置
を有した相手との通話やメール伝送を行いたい場合であ
っても、その相手が有している移動端末装置が電源OF
F状態であるならば通話を行うことができないのであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなことから、
従来の移動通信システムは緊急時の情報伝達を的確に行
えるものとはなっておらず、緊急通報のために有効に使
用することはできなかった。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、非常に高い確
率で所望の相手への情報伝達を行うことを可能とし、こ
れにより緊急通報のためにも有効に使用することが可能
な移動通信システムと、この移動通信システムで使用さ
れる移動通信網および移動端末装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに本願の第1発明は、移動端末装置を移動通信網に収
容された基地局と無線回線を介して接続することで、前
記移動端末装置が前記移動通信網を介して通信を行うこ
とを可能とする移動通信システムにおける前記移動端末
装置に、前記基地局との無線通信を行うための通信部を
通常は動作させることがなく前記移動通信網からの通常
の呼出しを受け付けない例えばスリープモードON状態
などの着信拒否状態が自装置に設定されている期間に、
緊急呼出しの有無を確認するために前記移動通信網との
間で所定の確認通信を所定の確認周期毎に前記通信部を
動作させて行う、例えばプロセッサモジュールのソフト
ウェア処理により実現される確認通信処理手段と、前記
確認通信の際に緊急呼出しがかけられたことに応じて、
前記移動通信網からの通常の呼出しを受け付けるために
前記通信部を動作させる着信許可状態に自装置を設定す
る、例えばプロセッサモジュールのソフトウェア処理に
より実現される着信許可自動設定手段とを備え、かつ前
記移動通信網に、緊急呼出しが要求されたことに応じ
て、前記移動端末装置による前記確認通信の際にも前記
移動端末装置による受信が可能なように前記要求にて緊
急呼出先として指定された移動端末装置へと前記通常の
呼出しとは異なる所定の緊急呼出し処理を行う例えば交
換局装置でのソフトウェア処理により実現される緊急呼
出手段を備えた。
【0007】このような手段を講じたことにより、移動
端末装置では、着信拒否状態が自装置に設定されている
期間には、基地局との無線通信を行うための通信部を通
常は動作させずに移動通信網からの通常の呼出しを受け
付けられないが、緊急呼出しの有無を確認するための移
動通信網との間での所定の確認通信は所定の確認周期毎
に通信部を動作させて行われる。移動通信網では、移動
端末装置の緊急呼出しが要求された場合、その呼出先の
移動端末装置が前記確認通信を行った際にも受信が可能
なように、通常の呼出しとは異なる所定の緊急呼出し処
理が行われる。そしてこの緊急呼出し処理により緊急呼
出しがなされた移動端末装置では、移動通信網からの通
常の呼出しを受け付けるために通信部を動作させる着信
許可状態が設定される。従って、第3者からの要求によ
り、移動端末装置が着信拒否状態から着信許可状態へと
変更される。
【0008】また本願の第2発明は、前記移動端末装置
にさらに、前記着信拒否状態および前記着信許可状態を
設定する場合にそれぞれ、その旨を前記移動通信網に対
して通知する、例えばプロセッサモジュールのソフトウ
ェア処理により実現される通知手段を設けるとともに、
前記移動通信網にさらに、前記通知手段による通知に基
づいて前記着信拒否状態が設定されている移動端末装置
を管理する、例えば端末管理装置でのソフトウェア処理
により実現される端末管理手段を設け、かつ前記緊急呼
出手段を、前記端末管理手段により前記着信拒否状態が
設定されているとされている移動端末装置が緊急呼出先
として指定された緊急呼出しが指定された場合に、前記
確認通信処理手段による確認通信が開始されるのを待っ
て、その確認通信の際に緊急呼出しの通知を行うものと
した。
【0009】このような手段を講じたことにより、移動
通信網から移動端末装置への緊急呼出しの通知は、移動
端末装置からの確認に応じて実行される。
【0010】また本願の第3発明は、前記移動端末装置
にさらに、自装置の構成回路を動作させるためにメイン
バッテリおよびサブバッテリと、前記メインバッテリが
使用可能であるときには前記メインバッテリを有効と
し、また前記メインバッテリが使用不能であるときにの
み前記サブバッテリを有効とする例えばバッテリ監視切
換部などのバッテリ切換手段と、このバッテリ切換手段
により前記サブバッテリが有効とされたときに自装置を
前記着信拒否状態に設定する、例えばプロセッサモジュ
ールのソフトウェア処理により実現される着信拒否自動
設定手段とを備えた。
【0011】このような手段を講じたことにより、メイ
ンバッテリが使用不能であるときにはサブバッテリによ
り動作が維持されるが、このサブバッテリに切り替わっ
た際には着信拒否状態が自動的に設定される。従って、
サブバッテリの消耗が小さく抑えられてサブバッテリの
寿命延長が図られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態につき説明する。
【0013】図1は本実施形態に係る移動通信システム
の要部構成を示すブロック図である。
【0014】この図に示すように本実施形態の移動通信
システムは、移動通信網1および移動端末装置2から構
成されている。
【0015】移動通信網1はさらに、交換局装置11、
基地局12および端末管理装置13を有している。
【0016】交換局装置11は、共通線信号網3を介し
て図示していない他の交換局装置と接続されており、こ
れらの他の交換局装置とともに交換網を形成している。
そして交換局装置11は、他の交換局装置と協動しつつ
基地局12との間のトラヒックチャネルを任意の相手先
に交換接続する。
【0017】また交換局装置11は、基地局12を介し
て移動端末装置2との制御情報の授受を行い、移動端末
装置2の位置情報などを共通線信号網3を介して端末管
理装置13に通知する機能を有する。
【0018】なお交換局装置11におけるこれらの機能
は、例えばPDC(Personal Digital Cellular)にお
いて用いられている交換局装置における機能と同様なも
のであり、従って従来よりある構成を流用することが可
能である。
【0019】しかしながら本実施形態における交換局装
置11は、上述のような交換局装置における周知の一般
的な機能を実現するための処理手段に加えて、例えば図
示しない制御部でのソフトウェア処理により実現される
緊急呼出手段11aを有している。
【0020】この緊急呼出手段11aは、後述するスリ
ープモードがONとされている移動端末装置2に対する
緊急呼出の要求がなされた場合に、スリープモードをO
FFするための緊急呼出処理を行う。
【0021】基地局12は、交換局装置11の制御の下
に移動端末装置2との間に無線リンクを設定すること
で、移動端末装置2が移動通信網1を介しての情報伝送
や移動通信網1との制御情報伝送を行うことを可能とす
る。この基地局12は、例えばPDCにおいて使用され
ているものを流用することが可能である。
【0022】端末管理装置13は、各移動端末装置2の
位置などのような各種情報を管理し、また必要に応じて
その管理情報を各交換局装置に通知するものであり、基
本的な構成としては例えばPDCなどのおいて使用され
ている同種の装置のものを流用することが可能である。
【0023】しかしながら本実施形態における端末管理
装置13は、上述のような周知の端末管理装置が有する
周知の一般的な機能を実現するための処理手段に加え
て、端末状態管理手段13aを有している。
【0024】この端末状態管理手段13aは、各移動端
末装置2についてスリープモードがON/OFFのいず
れになっているかを管理する。
【0025】一方、移動端末装置2は移動通信網1を介
して音声通話やデータ通信を行うものである。
【0026】図2はこの移動端末装置2の要部構成を示
すブロック図である。
【0027】この図に示すように移動端末装置2は、プ
ロセッサモジュール21、通信部22、通話部23、キ
ースイッチ群24、表示コントローラ25、ディスプレ
イ26、サウンダコントローラ27、サウンダ28、メ
インバッテリ29、サブバッテリ30およびバッテリ監
視切換部31を有している。
【0028】そしてプロセッサモジュール21、通信部
22、通話部23、キースイッチ群24、表示コントロ
ーラ25、サウンダコントローラ27およびバッテリ監
視切換部31は、システムバス32を介して互いに接続
されている。またディスプレイ26は表示コントローラ
25に、サウンダ28はサウンダコントローラ27にそ
れぞれ接続されている。
【0029】プロセッサモジュール21は、CPU、R
OM、RAMなどを有してなり、移動端末装置としての
動作を実現させべく、ソフトウェア処理により各部を制
御する。
【0030】通信部22は、無線により基地局12との
間で通信するための周知の各種の処理を行う。
【0031】通話部23は、ハンドセットなどを有して
なり、ユーザによる音声通話を可能とする。
【0032】キースイッチ群24は、テンキーやその他
の機能キーなどを有するもので、ユーザによる各種の指
示入力を受け付ける。
【0033】表示コントローラ25は、ディスプレイ2
6を駆動し、ユーザに対して報知すべき各種の情報を表
示させる。
【0034】ディスプレイ26は例えば液晶表示器やバ
ックライトを有してなり、文字やグラフィックなどを可
視表示する。
【0035】サウンダコントローラ27は、サウンダ2
8を着信報知などのために駆動する。
【0036】サウンダ28は、着信音などの種々の報知
音を発生する。
【0037】メインバッテリ29は、例えばリチウムイ
オン電池などの2次電池を用いてなり、各部を動作させ
るための電力をバッテリ監視切換部31を介して各部に
供給する。
【0038】サブバッテリ30は、例えばボタン電池な
どのような小型の1次電池を用いてなり、各部を動作さ
せるための電力をバッテリ監視切換部31を介して各部
に供給する。
【0039】なお、図2において電源供給ラインは太線
で示し、データや信号を伝送するためのラインとは区別
している。
【0040】バッテリ監視切換部31には、メインバッ
テリ29およびサブバッテリ30がそれぞれ接続されて
いる。そしてバッテリ監視切換部31は、プロセッサモ
ジュール21からの指示に応じてメインバッテリ29お
よびサブバッテリ30のいずれかを選択し、その選択し
たバッテリが出力する電力を各部に供給する。またバッ
テリ監視切換部31は、メインバッテリ29の状態を監
視し、メインバッテリ29が使用不可能である場合には
プロセッサモジュール21からの指示に拘わらずにサブ
バッテリ30を選択する機能を有する。さらにバッテリ
監視切換部31は、プロセッサモジュール21からの指
示に応じて電力供給先を、 (1) プロセッサモジュール21およびキースイッチ群
24のみ。
【0041】(2) プロセッサモジュール21、キース
イッチ群24および通信部22のみ。
【0042】(3) プロセッサモジュール21、通信部
22、通話部23、キースイッチ群24、表示コントロ
ーラ25、ディスプレイ26、サウンダコントローラ2
7およびサウンダ28の全て。
【0043】のいずれかに切り換える機能も有する。
【0044】さて、プロセッサモジュール21がソフト
ウェア処理により実現する処理手段は、移動端末装置に
おける周知の一般的なものに加えて、確認通信処理手
段、スリープモード自動解除手段、通知手段およびスリ
ープモード自動設定手段を有している。
【0045】ここで確認通信処理手段は、スリープモー
ドが設定された状態において、所定の確認周期毎に自装
置宛の緊急呼出しがなされているか否かを確認するため
の確認通信を移動通信網1との間で行う。
【0046】スリープモード自動解除手段は、スリープ
モードが設定された状態で緊急呼出しがなされたことに
応じて、設定されていたスリープモードを自動的に解除
する。
【0047】通知手段は、スリープモードの設定や解除
の際に、その旨を移動通信網1に対して通知する。
【0048】そしてスリープモード自動設定手段は、バ
ッテリ監視切換部31がサブバッテリ30を選択されて
いるときにスリープモードを自動設定する。
【0049】次に以上のように構成された移動通信シス
テムの動作につき説明する。
【0050】まず移動端末装置2では、メインバッテリ
29が使用可能であり、かつユーザが移動端末装置2を
使用するべく電源ONを指定しているならば、スリープ
モードは解除されている(スリープモードOFF状
態)。そしてこのようなスリープモードOFF状態で
は、バッテリ監視切換部31がプロセッサモジュール2
1、通信部22、通話部23、キースイッチ群24、表
示コントローラ25、ディスプレイ26、サウンダコン
トローラ27およびサウンダ28の全てに電力を供給し
ており、着信受付けを含めた全ての機能が使用可能とな
っている。
【0051】さて、このようなスリープモードOFF状
態でプロセッサモジュール21に割込みがかけられる
と、プロセッサモジュール21は図3に示すような割込
み処理を実行する。
【0052】この割込み処理においてプロセッサモジュ
ール21はまず、その割り込みが、キースイッチ群24
での電源キーの操作により電源OFFがユーザにより指
定されたことにより発生したものであるか、あるいはバ
ッテリ監視切換部31からバッテリ切換えを実行した旨
の通知がなされたことにより発生したものであるかを判
断する(ステップST1およびステップST2)。
【0053】ここで割込み原因が上記の2つのいずれか
でない場合にプロセッサモジュール21は、他の割込み
原因についての判定を行った上で、その割込み原因に応
じた処理を従来と同様にして行う。
【0054】しかしながら割込み原因が上記の2つのい
ずれかである場合にプロセッサモジュール21は、スリ
ープモードON状態に移行する旨を、その旨を示す制御
情報を作成して通信部22を介して移動通信網1へと送
信することで移動通信網1へと通知する(ステップST
3)。
【0055】続いてプロセッサモジュール21は、確認
周期を計時するタイマ(内蔵のソフトウェアタイマ)を
起動する(ステップST4)。なお確認周期は、緊急呼
出しのリアルタイム性が損なわれない程度に、可能な限
り大きく設定することが好ましく、例えば3秒に設定す
る。
【0056】さらにプロセッサモジュール21は、スリ
ープモードを設定し、自装置をスリープモードON状態
とし(ステップST5)、この上で今回の割込み処理を
終了する。
【0057】さて、以上のようにしてスリープモードが
設定されたならば、バッテリ監視切換部31はプロセッ
サモジュール21およびキースイッチ群24にのみ電力
を供給する状態となる。この結果、移動通信網1からの
着信を受け付けることができず、またユーザインタフェ
ースもOFF状態となった、いわゆる電源OFF状態と
同様な状態となる。
【0058】ただしこのような状態であっても、前述し
たようにプロセッサモジュール21には給電されてお
り、プロセッサモジュール21は動作している。
【0059】そしてプロセッサモジュール21はスリー
プモードON状態において割込みがかけられると、図4
に示すような割込み処理を実行する。
【0060】この割込み処理においてプロセッサモジュ
ール21はまず、その割り込みが、キースイッチ群24
での電源キーの操作により電源ONがユーザにより指定
されたことにより発生したものであるか、あるいはタイ
マがタイムアップしたことにより発生したものであるか
を判断する(ステップST11およびステップST1
2)。
【0061】ここで割込み原因が上記の2つのいずれか
でない場合にプロセッサモジュール21は、そのまま今
回の割込み処理を終了する。かくしてスリープモードO
N状態では、ユーザによる電源ON指定およびタイマの
タイムアウトのみを待ち受けている。
【0062】さて、ユーザによる電源ON指定がなされ
た場合には、プロセッサモジュール21はスリープモー
ドを解除し、スリープモードOFF状態とする(ステッ
プST13)。
【0063】そしてこののちにプロセッサモジュール2
1は、スリープモードOFF状態に移行した旨を、その
旨を示す制御情報を作成して通信部22を介して移動通
信網1へと送信することで移動通信網1へと通知する
(ステップST14)。そしてこの通知が終了したこと
をもって、プロセッサモジュール21は今回の割込み処
理を終了する。
【0064】ところで移動通信網1において交換局装置
11は、移動端末装置2から前述のようにしてスリープ
モードON状態へ移行する旨やスリープモードOFF状
態に移行した旨の通知を受けると、図示しない制御部に
より図5に示すようなモード変更通知次処理を実行す
る。
【0065】このモード変更通知次処理において交換局
装置11は、通知されたのがスリープモードON状態へ
移行する旨であるか否かの判断を行う(ステップST3
1)。
【0066】そしてここで、通知されたのがスリープモ
ードON状態へ移行する旨であるならば、交換局装置1
1は端末管理装置13に対して指示し、通知元の移動端
末装置2に関するスリーブモード情報を「ON」に更新
させる(ステップST32)。そしてこののちに交換局
装置11は、今回のモード変更通知時処理を終了する。
【0067】これに対して、通知されたのがスリープモ
ードOFF状態へ移行した旨であるならば、交換局装置
11は端末管理装置13に対して指示し、通知元の移動
端末装置2に関するスリーブモード情報を「OFF」に
更新させる(ステップST33)。そしてこの場合には
交換局装置11は続いて、後述する確認通信待ちが通知
元の移動端末装置2に対して設定されているか否かを確
認し(ステップST34)、設定されていないならばそ
のまま今回のモード変更通知時処理を終了する。
【0068】以上のようにして、各移動端末装置2のス
リープモードの設定状況が、移動通信網1側にて管理さ
れる。
【0069】一方、交換局装置11は自己が収容してい
る移動端末装置2から呼出し要求がなされると、図示し
ない制御部により図6に示すような呼出し要求時処理を
実行する。
【0070】この呼出し要求処理において交換局装置1
1はまず、 (1) 呼出し要求により指定された呼出先が移動端末装
置2である。
【0071】(2) 例えば特定のコード入力などにより
緊急呼出が要求されている。
【0072】(3) 呼出し先に関して端末管理装置13
により管理されたスリーブモード情報がスリープモード
ON状態を示している。
【0073】なる条件が成立するか否かの判断を行う
(ステップST41乃至ステップST43)。
【0074】そしてこれらの条件のいずれかが合致しな
いならば、今回の呼出し要求に対して緊急呼出しを行う
必要がないので、交換局装置11は要求元と呼出先との
間に通信リンクを設定するための周知の一般的な手順に
よる通常交換処理に移行する。
【0075】これに対して上記の条件が整ったのなら
ば、交換局装置11は端末管理装置13に対して指示
し、呼出先に対して確認通信待ちを設定させる(ステッ
プST44)。
【0076】そしてこののちに交換局装置11は、要求
元に対して、緊急呼出しを行う旨の音声ガイダンスを送
出し(ステップST45)、この上で今回の呼出し要求
時処理を終了する。
【0077】さて、スリープモードON状態である移動
端末装置2においてタイマがタイムアウトしたことによ
りプロセッサモジュール21に割込みがかけられた場合
には、プロセッサモジュール21はバッテリ監視切換部
31に指示し、通信部22への給電を開始させる(図4
中のステップST15)。これにより通信部22が動作
し、移動通信網1との間での制御情報の授受が可能とな
る。そこでプロセッサモジュール21は、緊急呼出しの
有無の確認要求を示すコマンドや自装置の識別情報など
を示した確認要求情報を移動通信網1へと送信する(ス
テップST16)。
【0078】このようにして移動端末装置2により送信
された確認要求情報は、その移動端末装置2が在圏する
無線エリアを形成する基地局12により受信され、その
基地局12を収容している交換局装置11へと与えられ
る。
【0079】そしてこのようにして確認要求情報が到来
すると、交換局装置11は図示しない制御部により図7
に示すような確認通信時処理を実行する。
【0080】この確認通信処理において交換局装置11
はまず、上述のように基地局12を介して与えられる確
認要求情報を取込み、その内容から要求元を認識する
(ステップST51)。
【0081】続いて交換局装置11は、要求元の移動端
末装置2に対して確認通信待ちが設定されているか否か
を、端末管理装置13での管理情報を参照することで判
断する(ステップST52)。
【0082】ここで、確認通信待ちが設定されているの
であれば、要求元の移動端末装置2を呼出先とした緊急
呼出しがなされたのであるから、交換局装置11はその
旨を示す応答情報を要求元の移動端末装置2に対して基
地局12を介して送信する(ステップST53)。
【0083】これに対して、確認通信待ちが設定されて
いないのであれば、要求元の移動端末装置2を呼出先と
した緊急呼出しはなされていないので、交換局装置11
はその旨を示す応答情報を要求元の移動端末装置2に対
して基地局12を介して送信する(ステップST5
4)。
【0084】そして交換局装置11は、応答情報の送信
を完了したことをもって、今回の確認通信処理を終了す
る。
【0085】さて移動端末装置2においてプロセッサモ
ジュール21は、図4におけるステップST16にて確
認要求情報の送信を行ったのちには、この要求に応じて
交換局装置11により上述のように送信される応答情報
を受信する(図4中のステップST17)。そしてプロ
セッサモジュール21は、この受信した応答情報を認識
することで、緊急呼出しがなされているか否かを確認す
る(ステップST18)。
【0086】ここで緊急呼出しがなされていないのであ
れば、プロセッサモジュール21はバッテリ監視切換部
31に指示し、通信部22への給電を停止させる(ステ
ップST19)。これにより電力供給がプロセッサモジ
ュール21およびキースイッチ群24のみに行われ、消
費電力を最小限に抑える状態に戻される。
【0087】そしてこののちにプロセッサモジュール2
1は、新たに確認周期の計時を開始するためにタイマを
リセットし(ステップST20)、これをもって今回の
割込み処理を終了する。
【0088】かくして、電源ON指定がなされるか、あ
るいは緊急呼出しがなされるまでは、確認周期毎に図4
に示す割込み処理が繰り返し行われる。
【0089】そして、ステップST17で受信した応答
情報にて緊急呼出しがなされたことが示されているので
あれば、プロセッサモジュール21はスリープモードを
解除し、スリープモードOFF状態とする(ステップS
T21)。
【0090】そしてこののちにプロセッサモジュール2
1は、スリープモードOFF状態に移行した旨を、その
旨を示す制御情報を作成して通信部22を介して移動通
信網1へと送信することで移動通信網1へと通知する
(ステップST22)。
【0091】さて、スリープモードOFF状態に移行し
たことに応じて、バッテリ監視切換部31が通信部2
2、通話部23、表示コントローラ25、ディスプレイ
26、サウンダコントローラ27およびサウンダ28へ
の電力供給を開始し、これらの各部が動作可能となる。
【0092】そこでプロセッサモジュール21は、緊急
呼出しがなされたことをユーザに対して報知するための
緊急呼出し報知処理を行う(ステップST23)。なお
この緊急呼出し報知処理は、例えばディスプレイ26に
緊急呼出しがなされたことを示す文字メッセージの表
示、ディスプレイ26のバックライトの点滅、あるいは
サウンダ28による緊急呼出し通報音の出力などであ
る。そしてこの緊急呼出し報知処理通知が終了したこと
をもって、プロセッサモジュール21は今回の割込み処
理を終了する。
【0093】このようにして、緊急呼出しがなされた移
動端末装置2は、スリープモードON状態から自動的に
スリープモードOFF状態に移行し、着信が行える状態
となる。
【0094】ところで、このように緊急呼出しに応じて
スリープモードが解除された場合にも、その旨が上述の
ように移動通信網1へと通知されるのであり、これを受
けて交換局装置11は図5中におけるステップST33
にて対応する移動端末装置2に関するスリープモードを
「OFF」とするのであるが、この場合には確認通信待
ちが設定されたままとなっている。そこで交換局装置1
1は、端末管理装置13に対して指示し、スリープモー
ドOFF状態に移行した旨を通知した移動端末装置2に
対して設定されている確認通信待ちを解除させる(ステ
ップST35)。
【0095】以上のように本実施形態によれば、移動端
末装置2において、ユーザの意思により電源OFFが指
定されたり、メインバッテリ29が使用不能となってサ
ブバッテリ30が有効となっている場合にはスリープモ
ードが設定されるが、スリープモードON状態において
通常は移動通信網1との通信を行わないとともに、電源
ON指定の受け付け以外のマンマシンインタフェースは
全て無効としているので、従来より存在する移動端末装
置における電源OFF状態とほぼ同様な状態である。
【0096】ただしスリープモードON状態では、確認
周期毎に緊急呼出しがなされているか否かを確認するた
めの確認通信を行うが、確認周期は3秒と比較的大きく
設定され、かつ確認通信は確認要求情報の送信と応答情
報の受信のみであってごく短時間で済むので、確認通信
のための消費電力は小さくて済む。従って、スリープモ
ードON状態は、従来より存在する移動端末装置におけ
る電源OFF状態に匹敵する状態であると言える。
【0097】そして本実施形態では、このようなスリー
ブモードON状態にある移動端末装置2を呼出先とする
緊急呼出しが要求されたならば、呼出先から確認要求が
なされるのを待ち、この確認要求に対する応答にて緊急
呼出しがなされた旨を移動端末装置2に対して通知す
る。
【0098】スリープモードON状態にある移動端末装
置2は、このように確認要求に対する応答にて緊急呼出
しがなされた旨が通知されたならばスリープモードをユ
ーザの意思に拘わらずに自動的に解除し、着信待ち受け
を行う状態に移行する。すなわち緊急呼出しがなされた
旨の通知に応じて、従来より存在する移動端末装置にお
ける電源ON状態と同様な状態に移行する。
【0099】かくして、スリープモードON状態となっ
ていてリアルタイムでの通話やメール送信を行うことが
できない移動端末装置2を所持している相手に対して緊
急に連絡を取りたい場合には、まず緊急呼出し要求を行
って該当する移動端末装置2のスリープモードを解除さ
せたのちに、通常の発呼やメール送信を行うことによっ
てリアルタイムでの通話やメール送信を行うことが可能
となる。この結果、緊急の連絡を取ることが可能とな
る。
【0100】また本実施形態によれば、緊急呼出しがな
されたことの通知を移動端末装置2からの確認要求時に
行うようにしているので、当該通知を確実に行うことが
可能であるとともに、当該通知のための無線チャネルの
使用時間を最小限に抑えることが可能であり、効率の良
い通知処理が行える。
【0101】また本実施形態によれば、移動端末装置2
にはサブバッテリ30を備え、メインバッテリ29が使
用不能なときにはサブバッテリ30からの給電によりス
リープモードON状態を維持するようにしているので、
メインバッテリ29が切れてから充電または交換される
までの間にも緊急の着信やメールを受信することが可能
であり、緊急の連絡を確実に取ることが可能となる。
【0102】なお本発明は上記実施形態に限定されるも
のではない。例えば上記実施形態では、PDCの構成を
基本としたシステムを例示したが、PHS(Personal H
andyphone System)などの他の既存の移動通信システム
を基本としても良いし、あるいは既存の移動通信システ
ムを一切流用せずに全く新しい構成を基本としても良
い。
【0103】また上記実施形態では、移動通信網1では
緊急呼出しがなされたことの通知を移動端末装置2から
の確認要求時に行うようにしているが、移動端末装置2
の状態に拘わらずに必要が生じたときに即座に緊急呼出
しを行うようにしても良い。ただしこの場合には、確認
周期よりも長い時間に渡って継続して呼出信号を送出す
るようにする。また、このような構成を採るならば、移
動通信網1では各移動端末装置2でのスリープモードの
設定状態の管理は行わず、移動端末装置2にて緊急呼出
しと通常呼出しとの識別を行って取捨選択することとし
ても良い。
【0104】また緊急呼出しの要求を受け付けるに当っ
ては、要求元に暗証番号を指定させ、その暗証番号が呼
出先が予め登録した暗証番号と一致する場合にのみその
要求に応じた緊急呼出しを行うようにしても良い。そし
てこのようにすれば、本願発明による緊急呼出しの機能
が乱用されてしまうことを防止することが可能となる。
【0105】また上記実施形態では、移動通信網1はス
リープモードON状態の移動端末装置2に対する緊急呼
出し要求に対しては回線交換は行わないものとなってい
るが、緊急呼出し要求元が交換局装置との間のリンクを
切断しない限りは当該リンクを保持し続け、このような
状態にあるときに呼出先が着信応答をしたならば、要求
元と呼出先とを回線交換するようにしても良い。
【0106】また上記実施形態では、スリープモードO
N状態は電源ON指定の受付けおよび確認通信のみを行
う状態としているが、少なくとも通常の呼出し(緊急呼
出し以外の呼出し)を受け付けないのであれば、その他
はいかなる状態であっても良い。
【0107】また上記実施形態では、移動通信網1にお
いて、緊急呼出手段11aは交換局装置11に、また端
末状態管理手段13aは端末管理装置13にそれぞれ設
けているが、緊急呼出手段11aおよび端末状態管理手
段13aは移動通信網1中の任意の箇所に設けることが
可能である。
【0108】このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の変形実施が可能である。
【0109】
【発明の効果】本願の第1発明によれば、移動端末装置
を移動通信網に収容された基地局と無線回線を介して接
続することで、前記移動端末装置が前記移動通信網を介
して通信を行うことを可能とする移動通信システムにお
ける前記移動端末装置に、前記基地局との無線通信を行
うための通信部を通常は動作させることがなく前記移動
通信網からの通常の呼出しを受け付けない着信拒否状態
が自装置に設定されている期間に、緊急呼出しの有無を
確認するために前記移動通信網との間で所定の確認通信
を所定の確認周期毎に前記通信部を動作させて行う確認
通信処理手段と、前記確認通信の際に緊急呼出しがかけ
られたことに応じて、前記移動通信網からの通常の呼出
しを受け付けるために前記通信部を動作させる着信許可
状態に自装置を設定する着信許可自動設定手段とを備
え、かつ前記移動通信網に、緊急呼出しが要求されたこ
とに応じて、前記移動端末装置による前記確認通信の際
にも前記移動端末装置による受信が可能なように前記要
求にて緊急呼出先として指定された移動端末装置へと前
記通常の呼出しとは異なる所定の緊急呼出し処理を行う
緊急呼出手段を備えたので、第3者からの要求により、
移動端末装置が着信拒否状態から着信許可状態へと変更
することが可能であり、非常に高い確率で所望の相手へ
の情報伝達を行うことを可能とし、これにより緊急通報
のためにも有効に使用することが可能となる。
【0110】また本願の第2発明によれば、前記移動端
末装置にさらに、前記着信拒否状態および前記着信許可
状態を設定する場合にそれぞれ、その旨を前記移動通信
網に対して通知する通知手段を設けるとともに、前記移
動通信網にさらに、前記通知手段による通知に基づいて
前記着信拒否状態が設定されている移動端末装置を管理
する端末管理手段を設け、かつ前記緊急呼出手段を、前
記端末管理手段により前記着信拒否状態が設定されてい
るとされている移動端末装置が緊急呼出先として指定さ
れた緊急呼出しが指定された場合に、前記確認通信処理
手段による確認通信が開始されるのを待って、その確認
通信の際に緊急呼出しの通知を行うものとしたので、移
動通信網から移動端末装置への緊急呼出しの通知は、移
動端末装置からの確認に応じて実行されることとなり、
緊急呼出しの通知をより確実にかつ効率良く行うことが
可能となる。
【0111】また本願の第3発明によれば、前記移動端
末装置にさらに、自装置の構成回路を動作させるために
メインバッテリおよびサブバッテリと、前記メインバッ
テリが使用可能であるときには前記メインバッテリを有
効とし、また前記メインバッテリが使用不能であるとき
にのみ前記サブバッテリを有効とするバッテリ切換手段
と、このバッテリ切換手段により前記サブバッテリが有
効とされたときに自装置を前記着信拒否状態に設定する
着信拒否自動設定手段とを備えたので、サブバッテリの
消耗が小さく抑えられてサブバッテリの寿命延長が図ら
れ、緊急呼出しを長時間に渡り受け付けることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る移動通信システムの
要部構成を示すブロック図。
【図2】図1中の移動端末装置2の要部構成を示すブロ
ック図。
【図3】図2中のプロセッサモジュール21によるスリ
ープモードOFF状態での割込み処理の処理手順を示す
フローチャート。
【図4】図2中のプロセッサモジュール21によるスリ
ープモードON状態での割込み処理の処理手順を示すフ
ローチャート。
【図5】図1中の交換局装置11によるモード変更通知
次処理の処理手順を示すフローチャート。
【図6】図1中の交換局装置11による呼出し要求時処
理の処理手順を示すフローチャート。
【図7】図1中の交換局装置11による確認通信時処理
の処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…移動通信網 2…移動端末装置 3…共通線信号網 11…交換局装置 11a…緊急呼出手段 12…基地局 13…端末管理装置 13a…端末状態管理手段 21…プロセッサモジュール 22…通信部 23…通話部 24…キースイッチ群 25…表示コントローラ 26…ディスプレイ 27…サウンダコントローラ 28…サウンダ 29…メインバッテリ 30…サブバッテリ 31…バッテリ監視切換部 32…システムバス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木本 宗宏 福岡県粕屋郡篠栗町大字篠栗4948−1− 101 (72)発明者 原田 浩明 福岡県大牟田市有明町2丁目1番地16 ス カイネット株式会社内 (72)発明者 境 治義 福岡県大牟田市有明町2丁目1番地16 ス カイネット株式会社内 Fターム(参考) 5K067 DD13 EE02 EE10 FF02 GG01 GG11 HH05 KK05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動端末装置を移動通信網に収容された
    基地局と無線回線を介して接続することで、前記移動端
    末装置が前記移動通信網を介して通信を行うことを可能
    とする移動通信システムにおいて、 前記移動端末装置に設けられ、前記基地局との無線通信
    を行うための通信部を通常は動作させることがなく前記
    移動通信網からの通常の呼出しを受け付けない着信拒否
    状態が自装置に設定されている期間に、緊急呼出しの有
    無を確認するために前記移動通信網との間で所定の確認
    通信を所定の確認周期毎に前記通信部を動作させて行う
    確認通信処理手段と、 前記移動通信網に設けられ、緊急呼出しが要求されたこ
    とに応じて、前記移動端末装置による前記確認通信の際
    にも前記移動端末装置による受信が可能なように前記要
    求にて緊急呼出先として指定された移動端末装置へと前
    記通常の呼出しとは異なる所定の緊急呼出し処理を行う
    緊急呼出手段と、 前記移動端末装置に設けられ、前記確認通信の際に緊急
    呼出しがかけられたことに応じて、前記移動通信網から
    の通常の呼出しを受け付けるために前記通信部を動作さ
    せる着信許可状態に自装置を設定する着信許可自動設定
    手段とを備えたことを特徴とする移動通信システム。
  2. 【請求項2】 前記移動端末装置に設けられ、前記着信
    拒否状態および前記着信許可状態を設定する場合にそれ
    ぞれ、その旨を前記移動通信網に対して通知する通知手
    段と、 前記移動通信網に設けられ、前記通知手段による通知に
    基づいて前記着信拒否状態が設定されている移動端末装
    置を管理する端末管理手段とを備え、 かつ前記緊急呼出手段は、前記端末管理手段により前記
    着信拒否状態が設定されているとされている移動端末装
    置が緊急呼出先として指定された緊急呼出しが指定され
    た場合に、前記確認通信処理手段による確認通信が開始
    されるのを待って、その確認通信の際に緊急呼出しの通
    知を行うことを特徴とする請求項1に記載の移動通信シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 移動端末装置を移動通信網に収容された
    基地局と無線回線を介して接続することで、前記移動端
    末装置が前記移動通信網を介して通信を行うことを可能
    とする移動通信システムにて使用される前記移動通信網
    において、 緊急呼出しが要求されたことに応じて、前記移動端末装
    置において緊急呼出しの有無を確認するために所定の確
    認周期毎に行われる所定の確認通信の際に前記移動端末
    装置による受信が可能なように前記要求にて緊急呼出先
    として指定された移動端末装置へと所定の緊急呼出し処
    理を行う緊急呼出手段を備えたことを特徴とする移動通
    信網。
  4. 【請求項4】 前記移動端末装置にて前記着信拒否状態
    および前記着信許可状態を設定する場合にその旨を通知
    するごとく前記移動端末装置からそれぞれなされる通知
    に基づいて前記着信拒否状態が設定されている移動端末
    装置を管理する端末管理手段を備え、 かつ前記緊急呼出手段は、前記端末管理手段により前記
    着信拒否状態が設定されているとされている移動端末装
    置が緊急呼出先として指定された緊急呼出しが指定され
    た場合に、その移動端末装置が所定の確認周期毎に行う
    所定の確認通信が開始されるのを待って、その確認通信
    の際に緊急呼出しの通知を行うことを特徴とする請求項
    3に記載の移動通信網。
  5. 【請求項5】 移動端末装置を移動通信網に収容された
    基地局と無線回線を介して接続することで、前記移動端
    末装置が前記移動通信網を介して通信を行うことを可能
    とする移動通信システムで使用されるものであって、 前記基地局との無線通信を行うための通信部を通常は動
    作させることがなく前記移動通信網からの通常の呼出し
    を受け付けない着信拒否状態が自装置に設定されている
    期間に、緊急呼出しの有無を確認するために前記移動通
    信網との間で所定の確認通信を所定の確認周期毎に前記
    通信部を動作させて行う確認通信処理手段と、 前記確認通信の際に緊急呼出しがかけられたことに応じ
    て、前記移動通信網からの通常の呼出しを受け付けるた
    めに前記通信部を動作させる着信許可状態に自装置を設
    定する着信許可自動設定手段とを備えたことを特徴とす
    る移動端末装置。
  6. 【請求項6】 前記着信拒否状態および前記着信許可状
    態を設定する場合にそれぞれ、その旨を前記移動通信網
    に対して通知する通知手段を備えたことを特徴とする請
    求項5に記載の移動端末装置。
  7. 【請求項7】 自装置の構成回路を動作させるためにメ
    インバッテリおよびサブバッテリと、 前記メインバッテリが使用可能であるときには前記メイ
    ンバッテリを有効とし、また前記メインバッテリが使用
    不能であるときにのみ前記サブバッテリを有効とするバ
    ッテリ切換手段と、 このバッテリ切換手段により前記サブバッテリが有効と
    されたときに自装置を前記着信拒否状態に設定する着信
    拒否自動設定手段とを具備したことを特徴とする請求項
    5に記載の移動端末装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012137296A1 (ja) * 2011-04-04 2012-10-11 京セラ株式会社 移動通信方法及び無線端末
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JP2016541169A (ja) * 2013-10-31 2016-12-28 アルカテル−ルーセント ワイヤレス・ネットワークに対する接続を要求することを待ちながら、ページング要求に応答すること

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