JP2001085600A - 半導体チップ、マルチチップパッケージ、半導体装置、並びに電子機器 - Google Patents

半導体チップ、マルチチップパッケージ、半導体装置、並びに電子機器

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JP2001085600A
JP2001085600A JP26272999A JP26272999A JP2001085600A JP 2001085600 A JP2001085600 A JP 2001085600A JP 26272999 A JP26272999 A JP 26272999A JP 26272999 A JP26272999 A JP 26272999A JP 2001085600 A JP2001085600 A JP 2001085600A
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chip
semiconductor
shaft portion
conductive
hole
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JP26272999A
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Kazuhiko Nozawa
一彦 野澤
Kazunari Umetsu
一成 梅津
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16135Disposition the bump connector connecting between different semiconductor or solid-state bodies, i.e. chip-to-chip
    • H01L2224/16145Disposition the bump connector connecting between different semiconductor or solid-state bodies, i.e. chip-to-chip the bodies being stacked

Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層される半導体チップの電極と層間接続を
なすスルーホールに設定される導通手段との電気的接続
を確実に実現できるとともに、積層してマルチチップ化
する場合の接合作業を効率よく実現する。 【解決手段】 信号入出力用の電極パッドが形成された
半導体チップである。電極パッド部分にて上下にチップ
基板を貫通するスルーホールを設ける。このスルーホー
ル部分には前記電極パッドに接合する頭部とスルーホー
ルに挿通され先端をチップ裏面から突出させたシャフト
部からなる導通ピンを装着する。この半導体チップを積
層することによりマルチチップパッケージを形成し、お
よびこれを用いた半導体装置、並びに電子機器を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体チップ、およ
び当該半導体チップを積層一体化して形成されるマルチ
チップパッケージ、ならびにマルチチップパッケージを
実装して製造される半導体装置、並びに電子機器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の高性能化、小型化に伴
って1つのパッケージ内に複数の半導体チップを配置し
てマルチチップパッケージ(Multi Chip Package)とする
ことにより、半導体装置の高機能化と小型化とが図られ
ている。そして、マルチチップパッケージには、複数の
半導体チップを平面的に並べたものと、複数の半導体チ
ップを厚み方向に積層したものとがある。半導体チップ
を平面的に並べたマルチチップパッケージは、広い実装
面積を必要とするため、電子機器の小型化への寄与が小
さい。このため、半導体チップを積層したスタックドM
CPの開発が盛んに行われている。
【0003】この種のパッケージ構造としては、特許第
2870530号公報に開示されているように、半導体
チップをインターポーザに実装したモジュールを形成
し、これらモジュール同士を互いにハンダバンプにより
電気的接続を図って積層する構造のものが一般的であ
る。また、インターポーザを用いない構成例として特許
第2871636号公報に開示しているものがある。こ
れはチップを絶縁樹脂を介在させて積層し、この積層体
の電極部分にレーザ照射により開孔を形成し、導電性樹
脂で孔を埋め込み、最下層のチップ部分でハンダバンプ
によりプリント基板に実装するような構造としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記いずれ
の場合も、マザーボードに対してハンダバンプにより直
に実装しているため、チップの温度サイクルによる熱膨
張でマザーボードとパッケージ間の熱膨張率の差で相対
的な位置変位を生じて断線する可能性が高い。その対策
としてボードとチップパッケージとの間にアンダーフィ
ルによって樹脂を埋めて応力を吸収させる必要がある
が、実装後にアンダーフィルを行なうことは極めて困難
であり、パッケージとしては一般的ではない。したがっ
て、前者のようにチップサイズパッケージ(CSP)で
は必ずインターポーザを介在させて、アンダーフィルと
同様な役割を持たせて初めてハンダバンプを用いた実装
方法が実現できるものとなっている。後者のようなチッ
プを直接接合したパッケージの場合は、依然としてボー
ドへの実装が極めて困難となっており、実現性の問題を
抱えているのである。
【0005】また、特に、後者のようにチップを直接接
合するタイプでは、各層のチップ電極相互を接続するの
に導電性樹脂をスルーホールに注入する構成となってい
るが、層間でチップ電極と導電性樹脂との電気的接続を
確実になすことは困難で、特に数十μmの間に樹脂を的
確に充填せず、接続不良を発生するおそれがあった。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に着目してな
されたもので、積層される半導体チップの電極と層間接
続をなすスルーホールに設定される導通手段との電気的
接続を確実に実現できるとともに、積層してマルチチッ
プ化する場合の接合作業を効率よく実現できるようにし
た半導体チップ、ならびにこれを利用したマルチチップ
パッケージ、半導体装置、および電子機器を提供するこ
とを目的とする。また、マルチチップパッケージをマザ
ーボードに実装する場合の配線距離を短くすることがで
き、これにより電気的特性が良好な半導体装置や電子機
器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る半導体チップは、信号入出力用の電極
パッドが形成された半導体チップであって、前記電極パ
ッド部分にて上下にチップ基板を貫通するスルーホール
を有し、このスルーホール部分には前記電極パッドに接
合する頭部とスルーホールに挿通され先端をチップ裏面
から突出させたシャフト部からなる導通ピンを装着して
なることを特徴としている。この場合において、前記導
通ピンはシャフト部本体を絶縁体により形成するととも
に、前記頭部とシャフト部突出先端部と導電材料により
形成し、シャフト部本体内には前記頭部とシャフト部突
出先端部との導電路を形成するようにすればよい。ま
た、前記導通ピンは絶縁体により形成されるとともにシ
ャフト部本体内に通路を形成し、頭部とシャフト部先
端、並びに前記通路に導電金属層を形成して構成すれば
よく、あるいは導通ピンを導体により形成し、シャフト
部本体外周に絶縁層を形成した構成とすることができ
る。また、前記導通ピンは頭部にシャフト部先端の差込
凹部を形成することが好ましい。
【0008】また、本発明に係るマルチチップパッケー
ジは、信号入出力用の電極パッド部分にて上下にチップ
基板を貫通するスルーホールを有し、このスルーホール
部分には前記電極パッドに接合する頭部とスルーホール
に挿通され先端をチップ裏面から突出させたシャフト部
からなる導通ピンを装着してなる半導体チップを複数積
層し、積層された半導体チップの一直線上に配列された
スルーホールに装着された前記導通ピン同士を連結する
ことにより積層された半導体チップの共通する電極パッ
ド間の導通をなしたことを特徴としている。このような
構成において、前記半導体チップを絶縁層を介して接合
し、上位の導通ピンのシャフト部先端を下位の導通ピン
頭部に差込連結するようにすればよい。また、最下層の
半導体チップの裏面から突出する導通ピンのシャフト部
を外部接続端子として利用するようにすればよい。
【0009】更に、本発明に係る半導体装置は、信号入
出力用の電極パッド部分にて上下にチップ基板を貫通す
るスルーホールを有し、このスルーホール部分には前記
電極パッドに接合する頭部とスルーホールに挿通され先
端をチップ裏面から突出させたシャフト部からなる導通
ピンを装着してなる半導体チップを複数積層し、積層さ
れた半導体チップの一直線上に配列されたスルーホール
に装着された前記導通ピン同士を連結することにより積
層された半導体チップの共通する電極パッド間の導通を
なしてマルチチップパッケージを形成し、このマルチチ
ップパッケージにおける最下層の半導体チップの裏面か
ら突出する導通ピンのシャフト部を外部接続端子として
なし、この導通ピンを前記積層された複数の半導体チッ
プの共通電極と同一の配列パターンにてマザーボードに
形成された外部電極に接続することにより、マザーボー
ドに前記マルチチップパッケージを実装して構成され
る。
【0010】更に、本発明に係る電子機器は、上記マル
チチップパッケージあるいは半導体装置を備えた構成と
したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る半導体チッ
プ、マルチチップパッケージ、半導体装置、並びに電子
機器の具体的実施の形態について図面を参照して詳細に
説明する。
【0012】図1は実施形態に係る半導体マルチチップ
パッケージ10を実装した半導体装置12の模式図であ
る。半導体マルチチップパッケージ10を構成する半導
体チップ14は複数枚(図示の例では4枚)を積層一体
化して構成される。各チップ14はメモリ素子として構
成した場合、電源ライン、データライン、アドレスライ
ンの各電極あるいはライトイネーブルなどの制御端子を
共通にすることができる。したがって、これらのチップ
電極は共通配置とすることができるので、チップ14を
積層することで垂直方向に共通の電極が配置され、上下
間のチップ電極の導通を図ることで、実装密度をチップ
積層枚数分まで増大することができる。
【0013】この実施形態では共通配置されたチップ電
極を有する各半導体チップ14に対し、各電極部分を上
下に貫通するスルーホール16を形成する。これは図3
に示すように、トランジスタ、抵抗素子、配線などの各
種素子が形成されている面方位が(100)面のシリコ
ン単結晶基板18には、アルミニウム膜からなる電極パ
ッド20が形成されている。この電極パッド20の上に
耐Siエッチング膜となる酸化シリコン膜22をCVD
法などにより形成する(図3(a))。シリコン単結晶
基板18の裏面にも同様にして酸化シリコン膜24を形
成する(同図(b))。この状態で、レーザ光を照射し
て電極パッド20を貫通する先行孔26を形成する(同
図(c))。次いで、異方性エッチングを行なって先行
孔26を拡径する(同図(d))。このとき、アルミニ
ウムからなる電極パッド20もエッチングにより拡径さ
れてスルーホール16が形成される。この異方性エッチ
ングでは、シリコン単結晶基板18が傾斜角度が54.
7度となる方位面(111)面でエッチングが止まり、
さらにエッチングが進むと基板表面と垂直な面が内奥部
に後退し、電極パッド20の下層にある層間絶縁膜とし
ての酸化シリコン膜21および裏面側酸化シリコン膜2
4はスルーホール16の開口部分でオーバハング状態と
なる。エッチング時間を調整する事で、まずストレート
部分が形成され、さらに時間が進むと紡錘形が形成され
るため、図3に(d)に示すような端部から順次拡径さ
れ、中間部分では一定の口径となるような紡錘形のスル
ーホール16が形成される。異方性エッチングにより拡
径されたスルーホール16の内壁面およびパッド内周縁
部分に酸化シリコン膜28をCVD法などにより形成す
るとともに、電極パッド20の表面を露出させる(同図
(e))。
【0014】このようにして各チップ電極パッド20部
分にスルーホール16が形成されるため、ダイシングし
た半導体チップ14同士を重ね合わせると、共通電極部
分でスルーホール16が一直線に配列することになる。
そこで、チップ14のスルーホール16に対して、導通
ピン30を装着し、電極パッド20の信号入出力導電路
をチップ裏面側に導くようにしている。この導通ピン3
0の構成例を図2に示す。
【0015】図2(1)は基材を絶縁材により形成し、
導電皮膜を周囲に形成した例を示し、同図(2)は機材
を導電材により形成し、絶縁皮膜を周囲に形成した例を
示している。まず、導通ピン30は前記チップ電極パッ
ド20に接合可能な頭部32を有するとともに、前記ス
ルーホール16に挿通可能な外径を有するシャフト部3
4とから構成されている。実施形態では、シャフト部3
4は、頭部32側の基端を太くし、先端に至るにしたが
って順次縮径させて形成されている。
【0016】図2(1)の例では、頭部32とシャフト
部34とからなる断面T字形のピン本体をセラミックス
材料などの非金属絶縁材や、金属絶縁材で形成してい
る。そして、頭部32の外周面部とシャフト部先端とに
導電金属皮膜を形成することにより頭部電極36Hとシ
ャフト電極36Fを形成している。そして、頭部32か
らシャフト部先端に至るシャフト本体部分の中心部に細
孔38を形成し、この細孔38に導電金属を充填もしく
は内層にCVD法などにより付着形成してこれを導電路
40とし、頭部電極36Hとシャフト電極36Fとの電
気的接続を図っている。
【0017】また、図2(2)の例では、頭部32とシ
ャフト部34とからなる断面T字形のピン本体を導電材
料によって形成している。この材料としては、アルミニ
ウム、タングステン、銅などの他、金、銀、錫、あるい
はハンダ材料なども用いることができる。そして、シャ
フト部34の先端部を除く本体部分の外周に絶縁皮膜4
1を形成することにより導通ピン30がチップ基板のシ
リコンなどと導通状態になることを阻止している。
【0018】また、いずれの場合も、頭部32の上面部
にはシャフト部34内に食い込む凹部42が形成され、
マルチチップ化する場合に上位導通ピン30のシャフト
電極部を差込接合して電気的導通ができるようにしてい
る。
【0019】このような導通ピン30は、頭部32がチ
ップ電極パッド20に接合できるサイズを有するととも
に、シャフト部34がスルーホール16の開口から挿入
できる外径寸法を有するように設定されている。通常ス
ルーホール16の開口は50〜100μmであり、本実
施例におけるチップ厚さは500μm前後の厚みを有す
るので、シャフト部34の最大直径は開口寸法よりやや
小さくし、シャフト長さは頭部32をチップ能動面に係
合させた状態で、チップ裏面から100μm以上突出す
るようなサイズに設定すればよい。
【0020】上記導通ピン30は半導体チップ14に形
成されているスルーホール16の各々に予め装着され
る。この状態を図4〜図5に示す。半導体チップ14に
形成されたスルーホール16に対して電極パッド20が
形成されている能動面側から導通ピン30のシャフト部
34側から差込装着する。通常一つの半導体チップ14
には電源ライン、データ・アドレスラインが存在するの
で、その電極ライン数に応じた数のスルーホール16が
形成される。そこで、図5に示しているように、電極パ
ッド20の配列パターンに対応して配列され、導通ピン
30の頭部32を把持可能な複数のロボットハンド44
を有するマルチハンドリング装置46を設けておき、各
半導体チップ14の全てのスルーホール16に対して一
括装着するようにしている。もちろん、区分されたゾー
ン単位に分けて装着してもよい。
【0021】導通ピン30が半導体チップ14のスルー
ホール16に装着された状態では、図4に示されるよう
に、頭部32の電極36Hがチップ電極パッド20に接
触され、シャフト部34の先端電極36Fがチップ裏面
から突出した状態となる。この装着状態で、導通ピン3
0の頭部32を圧着することで、チップ電極パッド20
と導通ピン30とが強固に接着される。
【0022】なお、半導体チップ14の薄膜化を図る場
合には、導通ピン30を装着する前に、チップ裏面側を
ラッピング処理すればよい。このバックラッピングを行
なうことにより、スルーホール16の裏面開口径は若干
広がる。スルーホール16と導通ピン30のシャフト部
34との間には、空隙部48が存在するので、この空隙
部48内に樹脂などの絶縁剤を充填して封入するように
することも可能である。この封入するには上記バックラ
ッピングすることで、開口が大きくなるので封入処理が
容易になる。
【0023】このようにして、積層する半導体チップ1
4の各々に導通ピン30を装着した状態で、当該半導体
チップ14同士を積層一体化するのである。この状態は
図1に示される。半導体チップ14同士の接合面にはポ
リイミド樹脂やエポキシ樹脂などの接着層50を介在さ
せる。この接着層50は当然ながらチップ電極パッド2
0部分を開口させたものとなる。半導体チップ14に形
成されているスルーホール16の位置は平面配置で同一
となっているので、積層した状態では、スルーホール1
6は一直線上に配列される。したがって、最下層の半導
体チップ14上に接着層50を積層させ、これを順次最
上層まで重ねることにより、上位の導通ピン30のシャ
フト部34の先端電極が下位の導通ピン30の頭部32
の凹部42に差込連結して、導通ピン30同士の導通が
とられる。導通ピン30は各々装着されている半導体チ
ップ14の電極パッド20と導通状態にあるので、これ
によって積層された半導体チップ14における共通電極
同士が一直線上に配列された導通ピン30、30………
によって電気的接続が図られることになる。この状態
で、必要に応じて、マルチチップパッケージ10の外周
面を樹脂で被覆するようにしてもよい。
【0024】ところで、上記のように複数の半導体チッ
プ14を積層一体化することによってマルチチップパッ
ケージ10が形成されるが、最下層の半導体チップ14
の裏面から導通ピン30の先端電極が突出する。この導
通ピン30のシャフト部34の先端電極はパッケージと
しての外部接続端子36Foutとなる。そこで、図1に示
しているように、マルチチップパッケージ10を実装す
るマザーボード52の外部電極パッド54に対して外部
接続端子36Foutを接続するようにしている。マザーボ
ード52側には、半導体チップ14の共通電極としての
電極パッド20と同一の配列パターンにて外部電極パッ
ド54が形成されいる。したがって、マルチチップパッ
ケージ10をマザーボード52に対して位置合わせする
ことによって外部接続端子36Foutと外部電極パッド
54とのセンタリングが行われる。マザーボード52側
ではハンダボール56が実装されているので、このハン
ダボール56に外部接続端子36Foutの先端を突き当
てて溶着することで、マルチチップパッケージ10をマ
ザーボード52上に実装することができる。
【0025】このようにマザーボード52にマルチチッ
プパッケージ10を実装するが、上述したように、パッ
ケージ裏面から突出する外部接続端子36Foutを有す
る導通ピン30をマザーボード52への接続端子として
用い、外部接続端子36Foutの突出長さの分だけパッ
ケージ10とマザーボード52の間に空隙58が形成さ
れる。この空隙58によりマルチチップパッケージ10
の熱履歴に伴って発生する応力の影響をマザーボー52
4から切り離して応力緩和を図ることができる。
【0026】このような実施形態に依れば、予め半導体
チップ14の各々に導通ピン30を装着しておき、これ
を相互に積層一体化するようにしているので、マルチチ
ップパッケージ10の製造を容易に実現することができ
る。そして、パッケージ10の外部接続端子として下層
チップの裏面から突出した導通ピン30を利用するた
め、マザーボード52の外部電極パッド54との接続配
線距離を最短に設定することができる。そして、パッケ
ージ10の外部接続端子36Foutは所定の長さを有
し、マザーボード52への実装に際して空隙58を介在
させることができるので、マザーボード52とマルチチ
ップパッケージ10との間の熱応力緩和を実現でき、電
気的特性を劣化させることが防止される。
【0027】また、図6には、本発明の実施の形態に係
る半導体装置1100を実装した回路基板1000を示
している。回路基板1000には、例えばガラスエポキ
シ基板等の有機系基板を用いることが一般的である。回
路基板1000には、例えば銅からなるボンディング部
が所望の回路となるように形成されている。そして、ボ
ンディング部と半導体装置1100の外部電極とを機械
的に接続することでそれらの電気的導通が図られる。
【0028】なお、半導体装置1100は、実装面積を
ベアチップにて実装する面積にまで小さくすることがで
きるので、この回路基板1000を電子機器に用いれば
電気機器自体の小型化が図れる。また、同一面積内にお
いては、より実装スペースを確保することができ、高機
能化を図ることも可能である。
【0029】そして、この回路基板1000を備える電
子機器として、図7にノート型パーソナルコンピュータ
1200を示している。前記ノート型パーソナルコンピ
ュータ1200は、高機能化を図った回路基板1000
を備えているため、性能を向上させることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、信号入
出力用の電極パッドが形成された半導体チップであっ
て、前記電極パッド部分にて上下にチップ基板を貫通す
るスルーホールを有し、このスルーホール部分には前記
電極パッドに接合する頭部とスルーホールに挿通され先
端をチップ裏面から突出させたシャフト部からなる導通
ピンを装着してなる半導体チップとし、これを積層する
ことによりマルチチップパッケージを形成し、およびこ
れを用いた半導体装置、並びに電子機器の構成としたの
で、積層される半導体チップの電極と層間接続をなすス
ルーホールに設定される導通手段との電気的接続を確実
に実現できるとともに、積層してマルチチップ化する場
合の接合作業を効率よく実現できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る半導体チップを積層したマルチ
チップパッケージの構成を示す断面図である。
【図2】実施形態に係る半導体チップに用いる導通ピン
の構成例を示す断面図である。
【図3】半導体チップへのスルーホール形成工程の説明
図である。
【図4】実施形態に係る半導体チップの要部断面図であ
る。
【図5】導通ピンの装着例を示す説明図である。
【図6】実施形態に係るマルチチップパッケージの回路
基板への適用例の説明図である。
【図7】実施形態に係るマルチチップパッケージの電子
機器への適用例の説明図である。
【符号の説明】
10 半導体マルチパッケージ 12 半導体装置 14 半導体チップ(メモリチップ) 16 スルーホール 18 シリコン単結晶基板 20 電極パッド(チップ電極) 22、24 酸化シリコン膜 26 先行孔 28 酸化シリコン膜 30 導通ピン 32 頭部 34 シャフト部 36H 頭部電極 36F シャフト電極 36Fout 外部接続端子 38 細孔 40 導電路 41 絶縁皮膜 42 凹部 44 ロボットハンド 46 マルチハンドリング装置 48 空隙部 50 接着層 52 マザーボード 54 外部電極パッド 56 ハンダボール 58 空隙

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号入出力用の電極パッドが形成された
    半導体チップであって、前記電極パッド部分にて上下に
    チップ基板を貫通するスルーホールを有し、このスルー
    ホール部分には前記電極パッドに接合する頭部とスルー
    ホールに挿通され先端をチップ裏面から突出させたシャ
    フト部からなる導通ピンを装着してなることを特徴とす
    る半導体チップ。
  2. 【請求項2】 前記導通ピンはシャフト部本体を絶縁体
    により形成するとともに、前記頭部とシャフト部突出先
    端部と導電材料により形成し、シャフト部本体内には前
    記頭部とシャフト部突出先端部との導電路を形成してな
    ることを特徴とする請求項1に記載の半導体チップ。
  3. 【請求項3】 前記導通ピンは絶縁体により形成される
    とともにシャフト部本体内に通路を形成し、頭部とシャ
    フト部先端、並びに前記通路に導電金属層を形成してな
    ることを特徴とする請求項1に記載の半導体チップ。
  4. 【請求項4】 前記導通ピンは導体により形成されると
    ともにシャフト部本体外周に絶縁層を形成したことを特
    徴とする請求項1に記載の半導体チップ。
  5. 【請求項5】 前記導通ピンは頭部にシャフト部先端の
    差込凹部を形成してなることを特徴とする請求項1乃至
    4のいずれかに記載の半導体チップ。
  6. 【請求項6】 信号入出力用の電極パッド部分にて上下
    にチップ基板を貫通するスルーホールを有し、このスル
    ーホール部分には前記電極パッドに接合する頭部とスル
    ーホールに挿通され先端をチップ裏面から突出させたシ
    ャフト部からなる導通ピンを装着してなる半導体チップ
    を複数積層し、積層された半導体チップの一直線上に配
    列されたスルーホールに装着された前記導通ピン同士を
    連結することにより積層された半導体チップの共通する
    電極パッド間の導通をなしたことを特徴とするマルチチ
    ップパッケージ。
  7. 【請求項7】 前記半導体チップを絶縁層を介して接合
    し、上位の導通ピンのシャフト部先端を下位の導通ピン
    頭部に差込連結してなることを特徴とする請求項6に記
    載のマルチチップパッケージ。
  8. 【請求項8】 最下層の半導体チップの裏面から突出す
    る導通ピンのシャフト部を外部接続端子としてなること
    を特徴とする請求項6乃至7のいずれかに記載のマルチ
    チップパッケージ。
  9. 【請求項9】 信号入出力用の電極パッド部分にて上下
    にチップ基板を貫通するスルーホールを有し、このスル
    ーホール部分には前記電極パッドに接合する頭部とスル
    ーホールに挿通され先端をチップ裏面から突出させたシ
    ャフト部からなる導通ピンを装着してなる半導体チップ
    を複数積層し、積層された半導体チップの一直線上に配
    列されたスルーホールに装着された前記導通ピン同士を
    連結することにより積層された半導体チップの共通する
    電極パッド間の導通をなしてマルチチップパッケージを
    形成し、このマルチチップパッケージにおける最下層の
    半導体チップの裏面から突出する導通ピンのシャフト部
    を外部接続端子としてなし、この導通ピンを前記積層さ
    れた複数の半導体チップの共通電極と同一の配列パター
    ンにてマザーボードに形成された外部電極に接続するこ
    とにより、マザーボードに前記マルチチップパッケージ
    を実装してなることを特徴とする半導体装置。
  10. 【請求項10】 請求項6乃至9のいずれかに記載のマ
    ルチチップパッケージまたは半導体装置を備えたことを
    特徴とする電子機器。
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