JP2001085243A - コイルボビン - Google Patents

コイルボビン

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JP2001085243A
JP2001085243A JP25677099A JP25677099A JP2001085243A JP 2001085243 A JP2001085243 A JP 2001085243A JP 25677099 A JP25677099 A JP 25677099A JP 25677099 A JP25677099 A JP 25677099A JP 2001085243 A JP2001085243 A JP 2001085243A
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吉宏 徳田
Kazuhiro Igarashi
一浩 五十嵐
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Tamura Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄型のコイルボビンにおいて、端子板を用い
ることなく、フランジ自体にコイルの巻始め、巻終りの
引出線とリード線とを絶縁を確保しつつ確実に接続し得
る安価なコイルボビンを提供する。 【解決手段】 薄型のコイルボビンにおいて、一方のフ
ランジ3にフランジ3より巾広のリード線固定部10を
形成し、このリード線固定部10は、第1、第2のリー
ド線固定部11、12を有し、第1のリード線固定部1
1は内側に突出形成され、かつコイル6の巻始め引出線
8を案内する、フランジ3の外側から内側に向って切り
込まれた案内溝13と、リード線7の芯線を縫うように
して挿通する互いに離間しフランジ3の長さ方向に沿っ
て形成された第1、第2のリード線挿通孔14、15と
を有し、かつ第2のリード線固定部12はフランジ3の
外側に突出形成され、リード線7を縫うようにして挿通
する互いに離間し、フランジ3の長さ方向に沿って形成
された第1、第2のリード線挿通孔17、18を有し、
第2のリード線挿通孔18の外側はコイルの巻終り引出
線9を内部案内すべく開口した構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、TV用消磁コイ
ル等に用いられる薄型のコイルボビンに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコイルボビンには、周知のよう
に一対のフランジ間の巻胴部上にコイルが巻回され、そ
の引出線はリード線と接続される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合、コイルボビ
ンは省スペースを考慮して小型であって偏平な薄型とな
っているため、引出線とリード線とを結合するための端
子板を設けるスペースを確保しにくい、という課題があ
った。
【0004】この発明は上記のことに鑑み提案されたも
ので、その目的とするところは、小型、薄型のコイルボ
ビンにおいて、端子板なしでも容易、かつ確実にコイル
の引出線とリード線とをフランジ自体に接続できるよう
にした安価であり、かつコイルの巻始めの引出線と巻終
りの引出線間の絶縁も確保したコイルボビンを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、薄型のコイ
ルボビンにおいて、一方のフランジ3にフランジ3より
巾広のリード線固定部10を形成し、このリード線固定
部10は第1、第2のリード線固定部11、12を有
し、第1のリード線固定部11は内側に突出形成され、
かつコイル6の巻始め引出線8を案内する、フランジ3
の外側から内側に向って切り込まれた案内溝13と、リ
ード線7の芯線を縫うようにして挿通する互いに離間し
フランジ3の長さ方向に沿って形成された第1、第2の
リード線挿通孔14、15とを有し、第2のリード線固
定部12はフランジ3の外側に突出形成され、リード線
7を縫うようにして挿通する互いに離間し、フランジ3
の長さ方向に沿って形成された第1、第2のリード線挿
通孔17、18を有し、第2のリード線挿通孔18の外
側はコイルの巻終り引出線9を内部案内すべく開孔して
上記目的を達成している。また、第1、第2のリード線
固定部10、11間には絶縁用の突部16を形成してい
る。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明では、フランジ自体にリ
ード線を挿通、固定する複数個の孔を形成し、そこにリ
ード線の芯線を挿通し、挿通された芯線の先端部とコイ
ルの引出線とを接続するようにしている。この場合、リ
ード線の芯線は孔に対し縫うように挿通し、抜けを防止
し、引張り強度を高めている。また、絶縁壁として作用
し、かつ強度を上げる突部を形成し、この突部により、
コイルの巻始め、巻終り引出線間の絶縁を確保してい
る。
【0007】
【実施例】図1は本発明のコイルボビンの正面図、図2
は側面図、図3は要部の拡大図、図4は引出線の接続状
態を示す斜視図、図5は接続部分をフランジの外側から
見た側面図、図6は図4中A−A線断面図である。
【0008】これらの図において、1は絶縁性の樹脂を
成型してなるTV用消磁コイル等に用いられるコイルボ
ビンである。このコイルボビン1は小型であり、かつ図
2に示されるように偏平な薄型タイプとなっている。
【0009】コイルボビン1は中空状の巻胴部2と、そ
の両端部にそれぞれ形成されたフランジ3、4とを備え
て構成され、また、巻胴部2の内側は窓5となってい
る。巻胴部2の外周には、周知のように、消磁用のコイ
ル6(図6参照)が巻回される。
【0010】一方フランジ3には、リード線7とコイル
の巻始め、巻終りの引出線8、9とを接続するためのリ
ード線固定部10が形成されている。
【0011】このリード線固定部10は一方のフランジ
3の隅部に巾広に形成されている。また、このリード線
固定部10は、隅部の内側、つまり中空状の鉄芯挿入用
の窓5側に形成された、コイルの巻始めの引出線8とリ
ード線7とを接続するための第1のリード線固定部11
と、隅部の外側、つまりフランジ3の外側に形成され
た、コイルの巻終り引出線9とリード線7とを接続する
ための第2のリード線固定部12とを備えている。
【0012】第1のリード線固定部11は、フランジ3
の外側から内側に向ってフランジ3の長さ方向に対しほ
ぼ直角方向に切り込まれたコイルの巻始め引出線8を内
部に案内するための案内溝13と、この案内溝13と離
間して形成され、かつフランジ3の長さ方向に沿って互
いに離間して形成された一対の第1、第2のリード線挿
通孔14、15とにて構成されている。第1のリード線
挿通孔14はほぼ円形をなしているが、これと離間し、
かつ巻始め引出線案内溝15側に形成された第2のリー
ド線挿通孔15は端部が窓側に連通し開口したほぼ長円
状の孔形状に形成されているが、円形であっても良い。
また、これら第1、第2のリード線挿通孔14、15の
両側にフランジ3の長さ方向に延びるリブ状の突部16
がそれぞれ形成されている。
【0013】第2のリード線固定部12は、フランジ3
の長さ方向に沿って互いに離間して形成された第1、第
2のリード線挿通孔17、18を備えている。第1、第
2のリード線挿通孔17、18は前記第1のリード線固
定部11の第1、第2のリード線挿通孔14、15とほ
ぼ同位置、同形状に形成されている。また、それらの両
側には同様に突部16がそれぞれ形成されている。
【0014】なお、リード線7の挿通の作業性を考慮
し、第1のリード線固定部11側の第1、第2のリード
線挿通孔14、15は、図1に示されるように、フラン
ジ3の内縁3aより若干外側、つまり窓5内に突出した
位置に形成されている。また、第2のリード線固定部1
2側の第1、第2のリード線挿通孔17、18はフラン
ジ3の外縁3bより若干外側の位置に形成されている。
【0015】換言すると、リード線固定部10の幅はフ
ランジ3の幅より若干広く形成されている。
【0016】コイル6の巻始め、巻終りの引出線8、9
とリード線7との接続は次のようにして行われる。
【0017】図4に示すように、巻始め引出線8は、巻
始め引出線用の案内溝13の奥まで案内され、かつフラ
ンジ3の外面側に突出される。
【0018】巻始め引出線8と接続されるリード線7の
芯線はフランジ3の外面側から内面側に向って第1のリ
ード線挿通孔14に挿通され、かつ内面に沿って這わせ
られ、第2のリード線挿通孔15を介し外面側に向って
引出され、かつ巻始め引出線8と撚り合わせられて接続
される。
【0019】巻終り引出線9は、図4、図5に示される
ように、第2のリード線挿通孔18内に外側の開口部分
から案内される。また、これと接続されるリード線7の
芯線は第1のリード線挿通孔17を介しフランジ3の外
面側から内面側に向って引出され、かつ内面に沿って這
わせられ、第2のリード線挿通孔18を介し外面側に引
出され、巻終りの引出線9と撚り合わせられ接続され
る。
【0020】これらの接続部は必要に応じはんだ付け接
続される。また、矢印で示すように、フランジ3の外面
側に向って折曲される。そして、その上部に、図5にお
いて仮想線で示すように、絶縁テープ19が設けられ
る。
【0021】このように、各リード線7の芯線は第1、
第2のリード線挿通孔14、15、17、18を縫うよ
うにし挿通されるため、抜け出ることはなく、確実に接
続することができる。また、第1、第2のリード線固定
部11、12にはフランジ3の長さ方向に沿って延びる
絶縁壁として作用する突部16が形成されているため、
絶縁性が確保されている。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、フランジ
3にコイル6の巻始めや、巻終りの引出線8、9とリー
ド線7とを接続、固定するための複数個のリード線挿通
孔14、15、17、18を形成し、それぞれリード線
7を縫うようにして挿通し、各引出線8、9と接続する
ようにしているため、両者を確実に接続することができ
る。
【0023】また、第1、第2のリード線固定部10、
11間には絶縁壁として作用する突部16が突設されて
いるため、巻始め、巻終り引出線8、9間の絶縁を確保
し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の正面図を示す。
【図2】 同上の側面図を示す。
【図3】 本発明の要部拡大説明図を示す。
【図4】 本発明での接続状態の斜視図を示す。
【図5】 コイルの巻終り引出線とリード線との接続部
分をフランジの外側から見た側面図を示す。
【図6】 図4中A−A線断面図を示す。
【符号の説明】
1 コイルボビン 2 巻胴部 3、4 フランジ 5 窓 6 コイル 7 リード線 8 コイル巻始め引出線 9 コイル巻終り引出線 10 リード線固定部 11 第1のリード線固定部 12 第2のリード線固定部 13 案内溝 14、15 孔 16 突部 17、18 孔 19 絶縁テープ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄型のコイルボビンにおいて、一方のフ
    ランジ(3)にフランジ(3)より巾広のリード線固定
    部(10)を形成し、このリード線固定部(10)は第
    1、第2のリード線固定部(11)、(12)を有し、
    第1のリード線固定部(11)は窓(5)側である内側
    に突出形成され、かつコイル(6)の巻始め引出線
    (8)を案内する、フランジ(3)の外側から内側に向
    って切り込まれた案内溝(13)と、リード線(7)の
    芯線を縫うようにして挿通する互いに離間し、フランジ
    (3)の長さ方向に沿って形成された第1、第2のリー
    ド線挿通孔(14)、(15)とを有し、 第2のリード線固定部(12)はフランジ(3)の外側
    に突出形成され、リード線(7)を縫うようにして挿通
    する互いに離間し、フランジ(3)の長さ方向に沿って
    形成された第1、第2のリード線挿通孔(17)、(1
    8)を有し、第2のリード線挿通孔(18)の外側はコ
    イルの巻終り引出線(9)を内部に案内すべく開口され
    たことを特徴とするコイルボビン。
  2. 【請求項2】 第1、第2のリード線固定部(10)、
    (11)間には絶縁用の突部(16)が形成された請求
    項1記載のコイルボビン。
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