JP2001082897A - 遠隔センサによる武器管制装置 - Google Patents

遠隔センサによる武器管制装置

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JP2001082897A
JP2001082897A JP25697799A JP25697799A JP2001082897A JP 2001082897 A JP2001082897 A JP 2001082897A JP 25697799 A JP25697799 A JP 25697799A JP 25697799 A JP25697799 A JP 25697799A JP 2001082897 A JP2001082897 A JP 2001082897A
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missile
phased array
tracking
sensor
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Hideaki Yoshikura
秀明 吉倉
Keiko Hoshino
啓子 星野
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠隔した位置に存在する複数センサから無線
通信手段を用いて得られた追尾情報により複数の迎撃ミ
サイルを管制し、撃破する。 【解決手段】 デジタルビームフォーミング送信アンテ
ナ及びデジタルビームフォーミング受信アンテナにより
通信による情報量の低下や通信時間の遅延を防止し、迎
撃ミサイルの正確な誘導管制を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はミサイルが飛来し
た場合に、遠隔した位置に存在するセンサから無線通信
手段を用いて得られた追尾情報により迎撃ミサイルを管
制する武器管制装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の武器管制装置を図7を用
いて簡単に説明する。図7は艦船と航空機で互いに搭載
している武器管制装置を使用し飛来するミサイルを迎撃
している様子を示す図である。図において、1は武器管
制装置を搭載する艦船、2aは前記艦船1と遠隔した位
置に存在し艦船に搭載される武器管制装置と同等の武器
管制装置を搭載する第1の航空機、3aは第1の航空機
2aのセンサから出される追尾ビーム、4aは第1の航
空機2aから艦船1に送信される第1の通信波、4bは
艦船1から第1の航空機2aに送信される第2の通信
波、5aは艦船1に飛来する第1のミサイル、6aは艦
船1から発射される第1の迎撃ミサイルである。図8に
おいて第1のミサイル5aが飛来してきた場合に、第1
の航空機2aに搭載されているセンサの第1の追尾ビー
ム3aから得られるミサイル5aの追尾情報は第1の通
信波4aにより艦船1に伝送され、艦船1に搭載される
武器管制装置は第1の迎撃ミサイル6aを発射・誘導し、
飛来する第1のミサイル5aを撃破する。
【0003】図8は図7に示す武器管制装置の概略の構
成を示すもので、図において、7は飛来する第1のミサ
イル5aの例えば位置・速度等の追尾情報を得ることの
できる例えばレーダ、赤外線カメラ等のセンサ、8は単
一のアンテナビームを電子的に形成及び走査することに
より移動体との通信波の送受を行うフェーズドアレイア
ンテナ、9はフェーズドアレイアンテナ8のビームの指
向方向を制御し常に通信しようとする移動体との通信が
できるようにする第1のビーム制御器、10はフェーズ
ドアレイアンテナからの受信信号を追尾情報に変換する
受信器、11はセンサ7からの追尾情報を通信波に変換
しフェーズドアレイアンテナ8へ出力する送信器、12
はセンサ7及び受信器10からの追尾情報をもとに飛来
目標の予測位置を予測演算する追尾信号処理器、13は
追尾信号処理器12からの目標予測位置情報をもとに目
標を迎撃するミサイルの発射管制処理を行なう武器管制
器、14はセンサ7及び武器管制器13の動作制御・指
示を行なう制御指示器である。
【0004】図8に示されるような構成において、図7
で示されるように第1のミサイル5aが飛来してきた場
合に、フェーズドアレイアンテナ8は第1の航空機2a
に搭載されているセンサ7bからの追尾情報を含む第1
の通信波4aを第1のビーム制御器9の制御により間断
なく受信し、追尾情報を通信波に変換して受信器10に
送る。受信器10において追尾情報に変換されたデータ
は追尾情報処理器においてミサイル5aの予測飛翔位置
を計算する。追尾信号処理器12で計算されたミサイル
5aの予測位置情報をもとに武器管制器13は第1の飛
しょう目標であるミサイル5aを迎撃する第1の迎撃ミ
サイル6aの発射時間・誘導経路計算を実施し、制御指
示器14の攻撃指示により第1のミサイル6aを発射し
飛来するミサイルを撃破する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成の将来の武器管制装置を使用するにあたり複数の飛
来するミサイルが存在し、例えば、ECM等の環境下に
おいて艦船1及び航空機2aのセンサで得られた情報を
共有することによりミサイル5aのより正確な位置情報
を得るために、武器管制装置が第1の航空機2aに対し
て艦船1のセンサ7で追尾した追尾情報を含む通信波を
送信すると同時に、第1の航空機2aで追尾した追尾情
報を含む通信波を受信するような必要が生じた場合に
は、フェーズドアレイアンテナ8を時分割で使用しなけ
ればならない。また、従来のこの種の航空機2aはフェ
ーズドアレイアンテナ8を1台しか搭載しておらず、同
一のフェーズドアレイアンテナ8を用いた送受信を行う
ために外部からの妨害電波が存在した時に即時に送受信
の周波数を切り替えられないため通信が途切れる場合が
ある。このため、通信する情報量の低下や通信時間の遅
延が生じ、追尾信号処理器12において飛来ミサイルの
予測位置情報の計算の精度が劣化し、武器管制器13に
おいては追尾信号処理器12の予測位置情報を基に迎撃
ミサイル6aの発射時間・誘導経路計算を実施すること
が困難になる。
【0006】また、センサを搭載する移動目標、例えば
航空機が複数存在し、各々のミサイルを複数の航空機で
攻撃する場合、それぞれの航空機に対して艦船1のセン
サ7で追尾している複数のミサイルの追尾情報を含む通
信波を送信する時に、上記と同様にフェーズドアレイア
ンテナ8を時分割で使用しなければならない。このた
め、通信する情報量の低下や通信時間の遅延が生じ、追
尾信号処理器12において飛来ミサイルの予測位置情報
の計算の精度が劣化し、武器管制器13による迎撃ミサ
イルの誘導管制が困難になる。
【0007】さらに、飛来するミサイルが多数存在しか
つセンサを搭載する移動体、例えば航空機がさらに多数
存在する場合、上記と同様に更にフェーズドアレイアン
テナ8を時分割で使用しなければならなくなり、通信す
る情報量の低下や通信時間の遅延がさらに生じ、追尾信
号処理器12において飛来ミサイルの予測位置情報の計
算の精度が劣化し、武器管制器13による迎撃ミサイル
の誘導管制が困難になる。
【0008】したがって従来の武器管制装置では、複数
の移動体や飛来する複数のミサイルが存在する場合に通
信上の制約から迎撃ミサイルを管制することに支障があ
った。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
従来の課題の改善をはかるもので、複数のミサイルが飛
来する場合にも通信する情報量の低下や通信時間の遅延
が生じないようにすることにより、迎撃するミサイルの
武器管制を正確にできるような武器管制装置を提案する
ものである。
【0010】この発明の別の発明は、飛来するミサイル
が複数存在しかつセンサを搭載する移動体、例えば複数
の航空機が存在する場合にも通信する情報量の低下や通
信時間の遅延が生じないようにすることにより、迎撃す
るミサイルの武器管制を正確にできるような武器管制装
置を提案するものである。
【0011】この発明の別の発明は、飛来するミサイル
も多数存在しかつセンサを搭載する移動体、例えば航空
機が多数存在する場合、また、レーダ装置が例えば艦船
のように時々刻々移動する場合、通信する情報量の低下
や通信時間の遅延が生じないようにすることにより、迎
撃するミサイルの武器管制を正確にできるような武器管
制装置を提案するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
武器管制装置の実施の形態1を示す図であり、この発明
の武器管制装置の具体例である。7及び10〜14は従来と
同じである。15は単一のアンテナビームを電子的に形成
及び走査することにより移動体からの通信波を受信する
フェーズドアレイ受信アンテナ、16は単一のアンテナビ
ームを電子的に形成及び走査することにより移動体へ通
信波を送信するフェーズドアレイ送信アンテナ、17は
フェーズドアレイ受信アンテナ15に対し通信波の送信元
である移動体の移動に追従してビームを照射するように
制御信号を出力すると同時にフェーズドアレイ送信アン
テナ16に対し通信波の送信先である移動体の移動に追従
してビームを照射するように制御信号を出力する第2の
ビーム制御器である。
【0013】次に、図1の武器管制装置の動作を艦船1へ
同時に飛来する2基のミサイルをこの発明の武器管制装
置を搭載した艦船1と1機の航空機で迎撃する場合につい
て図1及び図2を用いて説明する。図2において3a、4a、5
a及び6aは従来と同じである。1及び2aは図1の武器管制
装置を搭載した艦船及び第1の航空機、3bは艦船1のセン
サ7から艦船1に飛来する第2のミサイル5bに照射される
第2の追尾ビーム、4bは前記第2の追尾ビーム3bにより得
られる第2のミサイル5bの位置情報を含み艦船1から第1
の航空機2aへ送信する第2の通信波、6bは第2のミサイル
5bに対して第1の航空機2aから発射される第2の迎撃ミサ
イルである。
【0014】図1及び図2において第1のミサイル5a及び
第2のミサイル5bが同時に飛来した場合に、例えば艦船1
に搭載されたセンサ7の視界内でミサイル5a及び第2の
ミサイル5bが検出できないため、航空機2aに搭載され
ているセンサ7の追尾情報を用いて迎撃ミサイル6aを
用いたい場合には、第1の航空機2aでは従来のとおり機
体に搭載されたセンサ7bにより第1のミサイル5aを追尾
しその追尾情報を含む第1の通信波4aを艦船1へ送信す
る。艦船1は第2のビーム制御器17の制御によりフェーズ
ドアレイ受信アンテナ15を用いて第1の通信波4aを受信
し、受信器10、追尾信号処理器12、及び武器管制器13ま
での機器を従来と同様に動作させ、迎撃ミサイル6aを発
射・誘導することにより、飛来する第1のミサイル5aを
撃破する。また、例えば同時に飛来するミサイル5bに
対して航空機2aが迎撃ミサイル6bを用いて対処した方
がミサイルの射程上有効な場合にはセンサ7の第2の追尾
ビーム3bから得られる第2のミサイル5bの追尾情報を送
信器11を経由して第2のビーム制御器17の制御によりフ
ェーズドアレイ送信アンテナ16から第2の通信波4bとし
て第1の航空機2aへ送信する。第1の航空機2aは搭載され
ている受信器10、追尾信号処理器12、及び武器管制器13
までの機器を従来と同様に動作させ、第2の迎撃ミサイ
ル6bを発射・誘導し、第2のミサイル5bを撃破する。ま
た通信波に対する妨害波が存在するような場合には、ビ
ーム制御器17がフェーズドアレイ受信アンテナ15とフ
ェーズドアレイ送信アンテナ16の使用周波数を、予め艦
船1と航空機2aで正確な時刻整合を行い、事前に取り
決められたシーケンスにより即時に切り替えることによ
り、通信を途切れさせることなく迎撃ミサイル6bを発射
・誘導することができる。
【0015】以上のようにこの発明の遠隔センサによる
武器管制装置は、従来の武器管制装置においてフェーズ
ドアレイアンテナ8の代りにフェーズドアレイ受信アン
テナ15とフェーズドアレイ送信アンテナ16とを備えてい
て通信波の送信と受信にあたって従来のように一つのア
ンテナを時分割で使用しなくて済むので、遠隔センサに
よる武器管制装置を搭載した航空機と艦船とで複数のミ
サイルの迎撃を行う場合にも通信する情報量の低下や通
信時間の遅延はおこらず、迎撃ミサイルの正確な誘導管
制を可能にする。また通信波に対する妨害波が存在する
ような場合にも、迎撃ミサイルの追尾誘導を行なうため
に支障のない切り替え時間内ででの追尾情報伝送を維持
することにより迎撃ミサイルの正確な誘導管制を可能に
する。
【0016】さらに、第2のビーム制御器19はフェーズ
ドアレイ受信アンテナ15とフェーズドアレイ送信アンテ
ナ16とに別々のビーム制御を行っており、受信と送信と
でアンテナビームを同時に別の方向へ照射することもで
きるので、航空機が2機で別々の方向にいる場合でも1機
からの通信波を受信しながら、別の1機へ別の通信波を
送信できる。
【0017】実施の形態2.図3は、この発明の武器管制
装置の実施の形態2を示す図であり、武器管制装置の具
体例である。7及び10〜14は従来と同じである。18は複
数のアンテナビームを電子的に形成及び走査することに
より受信と送信と交互に行うディジタルビームフォーミ
ングアンテナ、19はディジタルビームフォーミングアン
テナ18に対し通信波の送信元である移動体の移動及び通
信波の送信先である移動体の移動に追従して複数のビー
ムを照射するように制御信号を出力する第3のビーム制
御器である。
【0018】次に、武器管制装置の動作を艦船1へ同時
に飛来する2基のミサイルをこの発明の武器管制装置を
搭載した艦船1と2機の航空機とで迎撃する場合について
図3及び図4を用いて説明する。図4において3a、4a、5
a、5b及び6aは図2と同じである。1、2a及び2bは図3の武
器管制装置を搭載した艦船、第1の航空機及び第2の航空
機、3cは第2の航空機2bのセンサから第2のミサイル5bに
照射される第3の追尾ビーム、4cは第2の航空機2bに搭載
されているセンサの第3の追尾ビーム3cにより得られる
第2のミサイル5bの位置情報を含み第2の航空機2aから艦
船1へ送信される第3の通信波、6cは第2のミサイル5bに
対して艦船1から発射される第3の迎撃ミサイルである。
【0019】図3及び図4において第1のミサイル5a及び
第2のミサイル5bが同時に飛来し第1の航空機2a及び第2
の航空機2bが存在する場合に、例えば艦船1に搭載され
たセンサ7の視界内でミサイル5a及び第2のミサイル5b
が検出できないため、航空機2a及び航空機2bに搭載
されているセンサ7の追尾情報を用いて迎撃ミサイル6
aを用いたい場合には、第1の航空機2aでは従来のとお
り機体に搭載されたセンサにより第1のミサイル5aを追
尾しその追尾情報を含む第1の通信波4aを艦船1へ送信
し、同時に第2の航空機2bでは機体に搭載されたセンサ
により第2のミサイル5bを追尾し追尾情報を含む第3の通
信波4cを艦船1へ送信する。艦船1は第3のビーム制御器1
9の制御によりディジタルビームフォーミングアンテナ1
8を用いて第1の通信波4a及び第3の通信波4cを同時に間
断なく受信し、受信器10、追尾信号処理器12、及び武器
管制器13までの機器を従来と同様に動作させ、迎撃ミサ
イル6a及び6cを発射・誘導することにより、飛来する第
1のミサイル5a及び第2のミサイル5bを撃破する。
【0020】以上のようにこの発明の遠隔センサによる
武器管制装置は、従来の武器管制装置においてフェーズ
ドアレイアンテナ8の代りにディジタルビームフォーミ
ングアンテナ18を備えていて複数の通信波を同時に受信
できるので、遠隔センサによる武器管制装置を搭載した
複数の航空機と艦船とで複数のミサイルの迎撃を行う場
合にも通信する情報量の低下や通信時間の遅延はおこら
ず、迎撃ミサイルの正確な誘導管制を可能にする。
【0021】さらに、ディジタルビームフォーミングア
ンテナ18は送信においても複数の航空機に対して同時に
実施できるので、第1のミサイル5aの追尾情報を第1の航
空機2aに対して送信することにより第1の航空機2aの武
器管制装置で第1のミサイル5aを迎撃すると同時に、第2
のミサイル5bの追尾情報を第2の航空機2bに対して送信
することにより第2の航空機2bの武器管制装置で第2のミ
サイル5bを迎撃することもできる。
【0022】実施の形態3.図5は、この発明の武器管制
装置の実施の形態3を示す図であり、武器管制装置の具
体例である。7及び10〜14は従来と同じである。20は複
数のアンテナビームを電子的に形成及び走査することに
より複数の移動体からの通信波を受信するディジタルビ
ームフォーミング受信アンテナ、21は複数のアンテナビ
ームを電子的に形成及び走査することにより複数の移動
体へ通信波を送信するディジタルビームフォーミング送
信アンテナ、22はディジタルビームフォーミング受信ア
ンテナ20に対し通信波の送信元である複数の移動体の移
動に追従して複数のビームを照射するように制御信号を
出力すると同時にディジタルビームフォーミング送信ア
ンテナ21に対し通信波の送信先である複数の移動体の移
動に追従して複数のビームを照射するように制御信号を
出力する第4のビーム制御器である。
【0023】次に、武器管制装置の動作を艦船1へ同時
に飛来する4基のミサイルをこの発明の武器管制装置を
搭載した艦船1と4機の航空機とで迎撃する場合について
図5及び図6を用いて説明する。図6において3a、3c、4
a、4c、5a、5b、6a及び6cは図4と同じである。1、2a、2
b、2c及び2dは図5の武器管制装置を搭載した艦船、第1
の航空機、第2の航空機、第3の航空機及び第4の航空
機、3d及び3eは艦船1のセンサ7から艦船1に飛来する第3
のミサイル5c及び第4のミサイル5dに照射される第4及び
第5の追尾ビーム、4d及び4eは前記追尾ビームにより得
られる第3のミサイル5c及び第4のミサイル5dの位置情報
を含み艦船1から第3の航空機2c及び第4の航空機2dへ送
信される第4及び第5の通信波、6d及び6eは第3のミサイ
ル5c及び第4のミサイル5dに対して第3の航空機2c及び第
4の航空機2dから発射される第4及び第5の迎撃ミサイル
である。
【0024】図5及び図6において第1のミサイル5a、第2
のミサイル5b、第3のミサイル5c、及び第4のミサイル5d
が同時に飛来し第1の航空機2a、第2の航空機2b、第3の
航空機2c、及び第4の航空機2dが存在する場合に、例え
ば艦船1に搭載されたセンサ7の視界内でミサイル5a及
び第2のミサイル5bが検出できないため、航空機2a及
び航空機2bに搭載されているセンサ7の追尾情報を用
いて迎撃ミサイル6aを用いたい場合には第1の航空機2a
では従来のとおり機体に搭載されたセンサにより第1の
ミサイル5aを追尾しその追尾情報を含む第1の通信波4a
を艦船1へ送信し、第2の航空機2bでは実施の形態2のと
おり機体に搭載されたセンサにより第2のミサイル5bを
追尾し追尾情報を含む第3の通信波4cを艦船1へ送信す
る。艦船1は第4のビーム制御器22の制御によりディジタ
ルビームフォーミング受信アンテナ20を用いて第1の通
信波4a及び第3の通信波4cを同時に間断なく受信し、受
信器10、追尾信号処理器12、及び武器管制器13までの機
器を従来と同様に動作させ、迎撃ミサイル6a及び6cを発
射・誘導することにより、飛来する第1のミサイル5a及
び第2のミサイル5bを撃破する。また例えば同時に飛来
するミサイル5c,ミサイル5dに対して航空機2c及
び航空機2dが迎撃ミサイル6d及び迎撃ミサイル6e
を用いて対処した方がミサイルの射程上有効な場合に
は、センサ7の第4の追尾ビーム3d及び第5の追尾ビーム3
eから得られる第3のミサイル5b及び第4のミサイル5dの
追尾情報を送信器11を経由して第4のビーム制御器22の
制御によりディジタルビームフォーミング送信アンテナ
19から第4の通信波4d及び第5の通信波4eとして第3の航
空機2c及び第4の航空機2dへ同時に間断なく送信する。
第3の航空機2c及び第4の航空機2dは搭載されている図5
の武器管制装置で第4の迎撃ミサイル6d及び第5の迎撃ミ
サイル6eを発射・誘導し、第3のミサイル5c及び第4のミ
サイル5dを撃破する。
【0025】以上のようにこの発明の遠隔センサによる
武器管制装置は従来の武器管制装置においてフェーズド
アレイアンテナ8の代りにディジタルビームフォーミン
グ受信アンテナ20及びディジタルビームフォーミング送
信アンテナ21を備えていて複数の通信波の受信と複数の
通信波の送信が同時にできるので、遠隔センサによる武
器管制装置を搭載した多数の航空機と艦船とで多数のミ
サイルの迎撃を行う場合にも通信する情報量の低下や通
信時間の遅延はおこらず、迎撃ミサイルの正確な誘導管
制を可能にする。
【0026】
【発明の効果】第1の発明によれば、従来の武器管制装
置においてフェーズドアレイアンテナ8の代りにフェー
ズドアレイ受信アンテナ15とフェーズドアレイ送信アン
テナ16とを備えていて通信波の送信と受信にあたって従
来のように一つのアンテナを時分割で使用しなくて済む
ので、遠隔センサによる武器管制装置を搭載した航空機
と艦船とで複数のミサイルの迎撃を行う場合にも通信す
る情報量の低下や通信時間の遅延はおこらず、迎撃ミサ
イルの正確な誘導管制を可能にする。
【0027】さらに、第2のビーム制御器19はフェーズ
ドアレイ受信アンテナ15とフェーズドアレイ送信アンテ
ナ16とに別々のビーム制御を行っており、受信と送信と
でアンテナビームを同時に別の方向へ照射することもで
きるので、航空機が2機で別々の方向にいる場合でも1機
からの通信波を受信しながら、別の1機へ別の通信波を
送信できる。
【0028】第2の発明によれば、従来の武器管制装置
においてフェーズドアレイアンテナ8の代りにディジタ
ルビームフォーミングアンテナ18を備えていて複数の通
信波を同時に受信できるので、遠隔センサによる武器管
制装置を搭載した複数の航空機と艦船とで複数のミサイ
ルの迎撃を行う場合にも通信する情報量の低下や通信時
間の遅延はおこらず、迎撃ミサイルの正確な誘導管制を
可能にする。
【0029】さらに、ディジタルビームフォーミングア
ンテナ18は送信においても複数の航空機に対して同時に
実施できるので、第1のミサイル5aの追尾情報を第1の航
空機2aに対して送信することにより第1の航空機2aの武
器管制装置で第1のミサイル5aを迎撃すると同時に、第2
のミサイル5bの追尾情報を第2の航空機2bに対して送信
することにより第2の航空機2bの武器管制装置で第2のミ
サイル5bを迎撃することもできる。
【0030】第3の発明によれば、従来の武器管制装置
においてフェーズドアレイアンテナ8の代りにディジタ
ルビームフォーミング受信アンテナ20及びディジタルビ
ームフォーミング送信アンテナ21を備えていて複数の通
信波の受信と複数の通信波の送信が同時にできるので、
遠隔センサによる武器管制装置を搭載した多数の航空機
と艦船とで多数のミサイルの迎撃を行う場合にも通信す
る情報量の低下や通信時間の遅延はおこらず、迎撃ミサ
イルの正確な誘導管制を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の概略の構成を示す
図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の動作を説明する図
である。
【図3】 この発明の実施の形態2の概略の構成を示す
図である。
【図4】 この発明の実施の形態2の動作を説明する図
である。
【図5】 この発明の実施の形態3の概略の構成を示す
図である。
【図6】 この発明の実施の形態3の動作を説明する図
である。
【図7】 従来の遠隔センサによる武器管制装置の構成
図である。
【図8】 従来の概念を説明する図である。
【符号の説明】
1 艦船 2 航空機 3 アンテナビーム 4 通信波 5 ミサイル 6 迎撃ミサイル 7 センサ 8 フェーズドアレイアンテナ 9 第1のビーム制御器 10 受信器 11 送信器 12 追尾信号処理器 13 武器管制器 14 制御指示器 15 フェーズドアレイ受信アンテナ 16 フェーズドアレイ送信アンテナ 17 第2のビーム制御器 18 デジタルビームフォーミングアンテナ 19 第3のビーム制御器 20 デジタルビームフォーミング受信アンテナ 21 デジタルビームフォーミング送信アンテナ 22 第4のビーム制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C014 BA04 BA05 BB02 DB01 DC01 DC02 DC05 DD01 DD11 5J070 AC01 AD02 AD09 AD10 AE06 AF05 AF06 AG04 AK22 BB01 BB15 BG01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飛翔目標を探知及び追尾し、単一のアン
    テナビームを電子的に形成及び走査することにより移動
    体からの通信波を受信するフェーズドアレイ受信アンテ
    ナと、フェーズドアレイ受信アンテナと別の位置に設置
    され、単一のアンテナビームを電子的に形成及び走査す
    ることにより、移動体に対して通信波を送信するフェー
    ズドアレイ送信アンテナと、フェーズドアレイ受信アン
    テナ及びフェーズドアレイ送信アンテナのビームの指向
    方向及び送信周波数を制御し常に通信しようとする遠隔
    した移動体との通信ができるようにするビーム制御器
    と、フェーズドアレイ受信アンテナからの受信信号を追
    尾情報に変換する受信器と、センサからの追尾情報を通
    信波に変換し フェーズドアレイ送信アンテナへ出力す
    る送信器と、センサ及び受信器からの追尾情報をもとに
    飛来目標の予測位置を予測演算する追尾信号処理器と、
    追尾信号処理器からの目標予測位置情報をもとに目標を
    迎撃するミサイルの発射管制処理を行なう武器管制器
    と、センサ及び武器管制器の動作制御・指示を行なう制
    御指示器とを備えたことを特徴とする武器管制装置。
  2. 【請求項2】 飛翔目標を探知及び追尾し、複数のアン
    テナビームを電子的に形成及び走査することにより複数
    の移動体に対して通信波の送信と受信を交互行うディジ
    タルビームフォーミングアンテナと、ディジタルビーム
    フォーミングアンテナのビームの指向方向を制御し常に
    通信しようとする遠隔した移動体との通信ができるよう
    にするビーム制御器と、ディジタルビームフォーミング
    アンテナからの受信信号を追尾情報に変換する受信器
    と、センサからの追尾情報を通信波に変換しディジタル
    ビームフォーミングアンテナへ出力する送信器と、セン
    サ及び受信器からの追尾情報をもとに飛来目標の予測位
    置を予測演算する追尾信号処理器と、追尾信号処理器か
    らの目標予測位置情報をもとに目標を迎撃するミサイル
    の発射管制処理を行なう武器管制器と、センサ及び武器
    管制器の動作制御・指示を行なう制御指示器とを備えた
    ことを特徴とする武器管制装置。
  3. 【請求項3】 飛翔目標を探知及び追尾し目標の追尾情
    報を出力するセンサと、複数のアンテナビームを電子的
    に形成及び走査することにより移動体からの通信波を受
    信するディジタルビームフォーミング受信アンテナと、
    ディジタルビームフォーミング受信アンテナと別の位置
    に設置され、複数のアンテナビームを電子的に形成及び
    走査し、複数移動体に対して通信波を送信するディジタ
    ルビームフォーミング送信アンテナと、ディジタルビー
    ムフォーミング受信アンテナ及びディジタルビームフォ
    ーミング送信アンテナのビームの指向方向を制御し常に
    通信しようとする遠隔した移動体との通信ができるよう
    にするビーム制御器と、ディジタルビームフォーミング
    受信アンテナからの受信信号を追尾情報に変換する受信
    器と、センサからの追尾情報を通信波に変換しディジタ
    ルビームフォーミング送信アンテナへ出力する送信器
    と、センサ及び受信器からの追尾情報をもとに飛来目標
    の予測位置を予測演算する追尾信号処理器と、追尾信号
    処理器からの目標予測位置情報をもとに目標を迎撃する
    ミサイルの発射管制処理を行なう武器管制器と、センサ
    及び武器管制器の動作制御・指示を行なう制御指示器と
    を備えたことを特徴とする武器管制装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008241429A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Mitsubishi Electric Corp 移動体情報共有システム
JP2012179984A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 管制装置、航空機、及び管制方法

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