JP2689889B2 - 同時多目標誘導方式 - Google Patents

同時多目標誘導方式

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JP2689889B2
JP2689889B2 JP5353281A JP35328193A JP2689889B2 JP 2689889 B2 JP2689889 B2 JP 2689889B2 JP 5353281 A JP5353281 A JP 5353281A JP 35328193 A JP35328193 A JP 35328193A JP 2689889 B2 JP2689889 B2 JP 2689889B2
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隆夫 三河
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は同時多目標誘導方式に係
り、特に地上レーダより目標に対し電磁波を照射し、そ
の電磁波の目標からの反射波を追尾して飛翔体を飛翔さ
せるセミアクティブの同時多目標誘導方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のセミアクティブ誘導方式において
は、地上フェーズドアレイレーダが個々の目標を時分割
で照射することにより、同時に複数の目標に飛翔体を誘
導している(特開昭61−285398号公報)。すな
わち、この従来の同時目標誘導方式では、ある時間、仮
に1番目の目標を照射していたとすると、次の時間には
2番目の目標を、その次の時間には3番目の目標を、と
いうように照射を行っていた。
【0003】また、上記の従来方式では個々の飛翔体の
各目標への割り当ては、地上フェーズドアレイレーダに
より得られる個々の目標の位置・速度情報を基に射撃管
制装置により行われ、飛翔体発射前にそれぞれの飛翔体
に目標の位置・速度情報が与えられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
の同時多目標誘導方式では、同時に数多くの目標へ飛翔
体を誘導しようとした場合、1目標当たりの照射時間が
短くなるか、又は照射間隔が長くなることになるため、
目標の相対位置変化に関する情報が少なくなり、結果と
して誘導精度が劣化してしまう。このため、上記の従来
方式では、同時多目標誘導といえども同時に誘導可能な
飛翔体数に上限が設けられており、上限を超えるような
多数の目標の襲来には如何ともしがたい状況であった。
【0005】また、上記の従来方式ではすべての目標
は、同一周波数で照射しているため、この周波数で妨害
をかけられた場合、すべての飛翔体が同時に追尾不可能
となり、妨害による被害が極めて甚大であるという問題
がある。
【0006】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
同時に誘導できる飛翔体の数を増加させ、かつ、対妨害
性を向上し得る同時多目標誘導方式を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、目標を捜索し、捜索した目標の位置・速度
情報を得ると共に、同時に襲来する複数の目標に対しそ
れぞれ異なる周波数の電磁波を照射する機能をもつ地上
フェーズドアレイレーダと、対応する目標に追尾すると
共に地上フェーズドアレイレーダの状態情報を伝送する
複数の飛翔体と、地上フェーズドアレイレーダより各目
標へ照射する電磁波の周波数を目標の位置・速度情報か
ら決定して地上フェーズドアレイレーダに司令すると共
に、目標の位置・速度情報と飛翔体の位置・速度情報及
び照射周波数とから飛翔体が受信するべき反射波のドッ
プラー周波数を計算する射撃管制装置と、地上フェーズ
ドアレイレーダを介して入力される射撃管制装置により
計算された反射波のドップラー周波数を飛翔体が受信で
きるように、飛翔体の局部発振周波数を設定するコミュ
ニケーションリンクとを有する構成としたものである。
【0008】
【作用】本発明では、射撃管制装置により決定された、
複数の目標に対しそれぞれ異なる周波数の電磁波を地上
フェーズドアレイレーダより照射すると共に、飛翔体が
受信するべき反射波のドップラー周波数を射撃管制装置
が計算して地上フェーズドアレイレーダを介して複数の
飛翔体のそれぞれに司令するようにしているため、個々
の目標に対し異なる周波数で照射を行わせることができ
る。また、射撃管制装置は、前記反射波のドップラー周
波数のうち妨害された周波数があるときは、新たに反射
波のドップラー周波数を計算して前記コミュニケーショ
ンリンクを介して対応する飛翔体の局部発振周波数を設
定するようにしているため、妨害がかけられた場合でも
すぐに異なった反射波のドップラー周波数を計算して対
応した局部発振周波数を設定することができる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明になる同時多目標誘導方式の一実施例の概要
説明図を示し、図2は本発明方式の一実施例の動作説明
用フローチャートを示す。図1において、地上フェーズ
ドアレイレーダ1は目標3a〜3cを捜索し、それらの
位置・速度情報を得ると共に、同時に襲来する目標3a
〜3cに対し、個々の目標に異なる周波数f1 〜f3
電磁波を照射する。
【0010】射撃管制装置2は地上フェーズドアレイレ
ーダ1が収集した位置・速度情報と照射周波数とから飛
翔中の飛翔体4a〜4cが受信できるドップラー周波数
を計算する。飛翔体4a〜4cは射撃管制装置2により
計算された目標からの反射周波数を受信可能な状態にす
るための局部発振回路を有する。コミュニケーションリ
ンク5は射撃管制装置2の計算結果を飛翔体4a〜4c
に認識するための周波数情報をデータに組み入れる。
【0011】上記の飛翔体4a〜4cはそれぞれ同一構
成で、例えば図3のブロック図に示す如き構成とされて
いる。同図において、シーカアンテナ6は地上フェーズ
ドアレイレーダ1により照射された目標からの電磁波を
受信する。モノパルス受信機7は受信波を和信号、垂直
成分の差信号、水平成分の差信号の3成分のシリーズデ
ータに変換後、ミキサー8に出力する。
【0012】アンテナ9はコミュニケーションリンク5
用のアンテナで、送受兼用である。コミュニケーション
リンク受信機10はこのアンテナ9により受信した信号
に基づき、局部発振回路11の局部発振周波数を地上フ
ェーズドアレイレーダ1により指示された局部発振周波
数に設定すると共に、地上からの司令を受け取るために
も使用される。局部発振回路11はフェーズロックドオ
シレータからなる構成であり、地上から指示された局部
発振周波数を出力する。
【0013】ミキサー8はこの局部発振周波数とモノパ
ルス受信機7よりの信号とを合成して一定周波数である
中間周波数fi を出力する。信号処理装置12は上記の
中間周波数fi のモノパルス3成分を操舵信号に変換し
て飛翔体の操舵部(図示せず)へ出力する。このように
して、飛翔体は射撃管制装置2により計算された目標か
らの反射周波数を受信しつつ、目標を追尾する。なお、
図3には送信系は図示を省略してある。
【0014】次に、本実施例の動作について図2のフロ
ーチャートと共に説明する。まず、地上フェーズドアレ
イレーダ1は最初は一つの周波数で索敵状態に入り(ス
テップ101)、目標を発見した時点で目標の数及び各
々の位置・速度情報を射撃管制装置2に伝送する(ステ
ップ102)。射撃管制装置2はこの伝送情報に基づき
目標の脅威性、妨害電磁波の状況を考慮して(ステップ
103)、それぞれの目標(図1の3a〜3c)に対す
る照射周波数を決定し、地上フェーズドアレイレーダ1
に司令を与える(ステップ104)。
【0015】地上フェーズドアレイレーダ1はこの司令
に基づいて個々の目標3a〜3cを、決定された照射周
波数f1 〜f3 を照射しながら捕捉状態を続ける(ステ
ップ105)。一方、射撃管制装置2は目標3a〜3c
が射程内に入ってきたかどうかを監視しており(ステッ
プ106)、目標3a〜3cが射程外であり、かつ、妨
害が無い時は地上フェーズドアレイレーダ1にそのまま
捕捉状態を続けさせ、目標3a〜3cが射程外であり、
かつ、妨害が有る時は目標に対する照射周波数を新たに
決定し直して地上フェーズドアレイレーダ1に司令を与
える。
【0016】そして、射撃管制装置2は目標3a〜3c
が射程内に入ってきたと判定した時は、発射装置(図示
せず)に司令を与えて飛翔体4a〜4cを発射させる
(ステップ107)。発射後飛翔体4a〜4cは自らの
状態情報をアンテナ12よりコミュニケーションリンク
(図1の5)を通して地上フェーズドアレイレーダ1に
伝送してくるので、地上フェーズドアレイレーダ1は目
標3a〜3cの位置・速度情報と共に、この飛翔体4a
〜4cからの位置・速度情報も射撃管制装置2へ伝送す
る(ステップ108)。
【0017】射撃管制装置2はこれらの入力情報と照射
周波数f1 〜f3 とから、飛翔体4a〜4cが受信すべ
き反射波のドップラー周波数f1 ′〜f3 ′を計算し
て、地上フェーズドアレイレーダ1に伝送する(ステッ
プ109)。地上フェーズドアレイレーダ1はこの反射
波のドップラー周波数f1 ′〜f3 ′からコミュニケー
ションリンクデータを生成し(ステップ110)、これ
をコミュニケーションリンク5を通して飛翔体4a〜4
cに送信し、飛翔体4a〜4c内の局部発振回路(図3
の11)のロック周波数を、反射波のドップラー周波数
1 ′〜f3 ′と合成したときに所定周波数の中間周波
数が得られるような局部発振周波数に設定する(ステッ
プ111)。
【0018】これにより、飛翔体4a〜4cは目標3a
〜3cからのドップラー周波数f1′〜f3 ′の反射波
を受信しながら目標3a〜3cを追尾し、目標3a〜3
cをそれぞれ撃破する(ステップ112)。このよう
に、本実施例によれば、個々の目標3a〜3cに対し異
なる周波数f1 〜f3 で照射を行うセミアクティブ方式
としたので、目標が更に増加した場合でも使用する周波
数を増加することにより、同時に誘導することができる
飛翔体の数を増加することができる。
【0019】また、個々の飛翔体4a〜4cが異なる周
波数で誘導されているため、反射波のドップラー周波数
で妨害をかけられた場合でも、反射波の到来方向を判定
できなくなる飛翔体は同時に誘導されている飛翔体のう
ちの一機のみであり、システム全体への影響が従来に比
し極めて小さい。しかも、このような場合でも本発明で
はコミュニケーションリンク5を通して、地上フェーズ
ドアレイレーダ1及び射撃管制装置2により、すぐに異
なった周波数に移って誘導を続けるようにしているた
め、飛翔体誘導の確実性を高めることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
個々の目標に対し異なる周波数で照射を行うようにした
ため、使用できる照射周波数の数に比例して同時に誘導
することができる飛翔体の数を増加することができる。
また、個々の飛翔体が異なる周波数で誘導されているた
め、妨害をかけられた場合でもそのシステム全体に対す
る影響が従来に比し極めて小さいため、従来方式に比べ
て対妨害性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方式の一実施例の概要説明図である。
【図2】本発明方式の一実施例の動作説明用フローチャ
ートである。
【図3】飛翔体の一例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 地上フェーズドアレイレーダ 2 射撃管制装置 3a〜3c 目標 4a〜4c 飛翔体 5 コミュニケーションリンク 6 シーカアンテナ 7 モノパルス受信機 9 アンテナ 10 コミュニケーションリンク受信機 11 局部発振回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標を捜索し、捜索した目標の位置・速
    度情報を得ると共に、同時に襲来する複数の目標に対し
    それぞれ異なる周波数の電磁波を照射する機能をもつ地
    上フェーズドアレイレーダと、 対応する目標に追尾すると共に該地上フェーズドアレイ
    レーダの状態情報を伝送する複数の飛翔体と、 該地上フェーズドアレイレーダより前記各目標へ照射す
    る電磁波の周波数を前記目標の位置・速度情報から決定
    して該地上フェーズドアレイレーダに司令すると共に、
    該目標の位置・速度情報と飛翔体の位置・速度情報及び
    前記照射周波数とから該飛翔体が受信するべき反射波の
    ドップラー周波数を計算する射撃管制装置と、 前記地上フェーズドアレイレーダを介して入力される該
    射撃管制装置により計算された反射波のドップラー周波
    数を前記飛翔体が受信できるように、該飛翔体の局部発
    振周波数を設定するコミュニケーションリンクとを有す
    ることを特徴とする同時多目標誘導方式。
  2. 【請求項2】 前記射撃管制装置は、前記反射波のドッ
    プラー周波数のうち妨害された周波数があるときは、新
    たに反射波のドップラー周波数を計算して前記コミュニ
    ケーションリンクを介して対応する飛翔体の局部発振周
    波数を設定することを特徴とする請求項1記載の同時多
    目標誘導方式。
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