JP2001082506A - マスタシリンダ - Google Patents

マスタシリンダ

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JP2001082506A
JP2001082506A JP26016099A JP26016099A JP2001082506A JP 2001082506 A JP2001082506 A JP 2001082506A JP 26016099 A JP26016099 A JP 26016099A JP 26016099 A JP26016099 A JP 26016099A JP 2001082506 A JP2001082506 A JP 2001082506A
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cylinder
cap
pipe
master cylinder
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JP26016099A
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Takashi Tomihara
尊 冨原
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SHINEI IND
Shinei Kogyo KK
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SHINEI IND
Shinei Kogyo KK
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造の簡素化を図りつつ、製品の小型化およ
び軽量化を実現し、また、製造コストを低減し得る埋め
込み型のマスタシリンダを提供する。 【解決手段】 一端側が開口した管状のシリンダ本体
と、該シリンダ本体内に摺動自在に嵌挿され一端が外部
の作動装置に連結されたピストンと、シリンダ本体内に
供給する圧力媒体を貯留するリザーバタンクとを備える
とともに、シリンダ本体内に形成された圧力室のシリン
ダ本体開口端に比較的近い部分とリザーバタンク内とを
連通させ得るパイプ部材と、シリンダ本体の開口端側を
覆うキャップ部材と、シリンダ本体と作動装置とを結合
させるフランジ部材とが設けられ、シリンダ本体と作動
装置とを結合した際に、キャップ部材及び/又はパイプ
部材の少なくとも一部が作動装置に形成された凹部内に
収納されるように構成されたマスタシリンダにおいて、
キャップ部材を鋼板素材を曲折成形して形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両に
搭載される液圧ブレーキ用マスタシリンダあるいは液圧
クラッチ用マスタシリンダなどのマスタシリンダに関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両に搭載される液圧ブレー
キ用マスタシリンダ或いは液圧クラッチ用マスタシリン
ダ等のマスタシリンダとしては、例えばアルミニウム
(Al)ダイキャスト若しくはAl合金系ダイキャスト
等の鋳造品を素材とし、これを主として機械加工により
最終形状に仕上げて製作するようにしたものが、従来、
一般的である。
【0003】しかしながら、このような従来の構造で
は、鋳造素材に対する機械加工が複雑で、しかも高い精
度が要求されるので、製作に時間と手間がかかり、製造
コストの抑制を図る上で非常に不利である。また、上述
のように鋳造素材を機械加工して最終形状を得る場合、
鋳造素材の製造工程で多大のエネルギが消費される上、
これを切削等によって加工するのにも多くのエネルギを
要し、更に、加工個所および切削量もかなり多いので削
り取られて無駄になる材料もそれだけ多くなるなど、総
合的な資源の有効利用を考えた場合、再検討すべき余地
が多分にある。
【0004】また、上記のようにして最終的に得られた
製品についても、鋳物素材の場合には各部寸法に余り高
い精度を求めることは実際上難しく、かなり安全サイド
に寸法設定される関係上、各部の肉厚が強度等から求め
られる必要な規定値よりもかなり厚くなるように製作さ
れるのが一般的で、製品の軽量化およびコンパクト化を
図る上で不利になる。
【0005】以上のような実情に鑑みて、シリンダ本体
の素材として鋼製の管状部材を用いることが考えられて
いる。尚、市販等で入手できる鋼管材を用いることを念
頭に置いたものではないが、例えば特開昭61-146
663号公報には、シリンダ本体に軟鋼製の素材から冷
間鍛造等の手段によって成形されたものを用いることが
開示されている。このように、シリンダ本体の素材に鋼
管等の管状部材を用いることにより、従来、鋳造品を素
材に用いていた場合に比べて、素材の寸法についてより
高い精度が期待でき、加工代を小さく設定でき、また、
仕上がり製品の肉厚も比較的薄くすることが可能になる
など、鋳造素材を用いた従来の構造についての上述の種
々の問題に対して、有効に対処することができる。
【0006】ところで、上記マスタシリンダは、一般
に、一端側が開口したパイプ製のシリンダ本体と、該シ
リンダ本体内に摺動自在に嵌挿され一端が外部の作動装
置(例えば真空倍力装置)に連結されたピストンと、上
記シリンダ本体内に供給する圧力媒体としての作動オイ
ルを貯留するリザーバタンクとを備えている。そして、
このマスタシリンダと上記外部の作動装置とをフランジ
結合で組み立てて使用される。
【0007】このように両者を組み立てた状態での全体
長さをできるだけ短くして、そのコンパクト化を図るこ
とができるものとして、上記シリンダ本体の開口端に近
い圧力室とリザーバタンク内とを連通させる連通路と、
シリンダ本体の開口端側を覆うキャップ部とを備え、シ
リンダ本体と外部の作動装置とをフランジ結合した際
に、上記キャップ部及び/又は連通路の少なくとも一部
が上記外部の作動装置に形成された凹部内に収納される
ように構成された、所謂、埋め込み型のマスタシリンダ
が知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】かかる埋め込み型のマ
スタシリンダを製作する場合、シリンダ本体が鋳物製で
あれば、上記連通路やキャップ部はシリンダ本体の一部
として容易に形成することができる。しかしながら、シ
リンダ本体を鋼管製とした場合には、上記連通路を形成
するパイプ部やキャップ部をシリンダ本体とは別物とし
て設ける必要があり、部品点数が増加すると共に構造が
複雑化するという問題がある。このような問題に関連し
て、上記パイプ部とキャップ部とを例えば合成樹脂で一
体成形することにより部品点数の削減および構造の簡素
化を図ることが考えられるが、この場合には、成形型の
構造が比較的複雑で、製造工程が猥雑になる惧れがあ
る。また、この場合、各部の肉厚が強度等から求められ
る必要な規定値よりも厚くなるように製作されるのが一
般的で、製品の軽量化およびコンパクト化を図る上で不
利になる。
【0009】そこで、本発明の目的は、上記技術的課題
に鑑みてなされたもので、管状のシリンダ本体を備え
た、所謂、埋め込み型のマスタシリンダにおいて、構造
の簡素化を図りつつ、製品の小型化および軽量化を実現
し、また、製造コストを低減し得るマスタシリンダを提
供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、本願の請求項
1に係る発明(以下、第1の発明という)は、一端側が
開口した管状のシリンダ本体と、該シリンダ本体内に摺
動自在に嵌挿され一端が外部の作動装置に連結されたピ
ストンと、上記シリンダ本体内に供給する圧力媒体を貯
留するリザーバタンクとを備えるとともに、上記シリン
ダ本体内に形成された圧力室のシリンダ本体開口端に比
較的近い部分と上記リザーバタンク内とを連通させ得る
パイプ部材と、上記シリンダ本体の開口端側を覆うキャ
ップ部材と、シリンダ本体と上記外部の作動装置とを結
合させるフランジ部材とが設けられ、上記シリンダ本体
と外部の作動装置とを結合した際に、上記キャップ部材
及び/又はパイプ部材の少なくとも一部が上記外部の作
動装置に形成された凹部内に収納されるように構成され
たマスタシリンダにおいて、上記キャップ部材が鋼板素
材を曲折成形して形成されていることを特徴としたもの
である。なお、本明細書において、上記「曲折成形」に
は、曲げ加工や折り曲げ加工あるいは絞り加工などの機
械的なプレス加工のみならず、液圧成形による場合も含
まれる。
【0011】また、本願の請求項2に係る発明(以下、
第2の発明という)は、上記パイプ部材が管状部材で形
成されており、その一端側で上記キャップ部材に固定さ
れる一方、他端側で上記リザーバタンクに組み付けられ
ていることを特徴としたものである。
【0012】更に、本願の請求項3に係る発明(以下、
第3の発明という)は、上記第1又は第2の発明におい
て、上記フランジ部材に対してキャップ部材を組み付け
て仮止めする仮止め手段が設けられていることを特徴と
したものである。
【0013】また、更に、本願の請求項4に係る発明
(以下、第4の発明という)は、上記第3の発明におい
て、上記仮止め手段として、上記キャップ部材の外周部
に、上記フランジ部材の外周部に対してかしめ固定され
る突出部が設けられていることを特徴としたものであ
る。
【0014】また、更に、本願の請求項5に係る発明
(以下、第5の発明という)は、上記第3の発明におい
て、上記仮止め手段として、フランジ部材に、シリンダ
本体の軸方向に延びる係止用孔部が形成されるととも
に、上記キャップ部材には、シリンダ本体の軸方向に対
し斜め方向に突出してラジアル方向に弾性を有し、上記
フランジ部材の係止用孔部に係合し得る係止爪が設けら
れていることを特徴としたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しながら説明する。図1は、例えば
自動車のブレーキ系統に装備される液圧ブレーキ用マス
タシリンダの部分縦断面説明図である。この図に示すよ
うに、本実施の形態に係るマスタシリンダ1は、基本的
な構成部品として、一端側が開口し他端側が閉塞された
鋼管製のシリンダ本体10と、該シリンダ本体10内に
摺動自在に嵌挿されたピストン20と、シリンダ本体1
0の上側に取り付けられて圧力媒体(例えば油圧用オイ
ル)を蓄えるリザーバタンク30とを備えている。
【0016】また、後で詳しく説明するように、上記マ
スタシリンダ1のシリンダ本体10の開口端側には、シ
リンダ本体10の開口端側を覆うシールキャップ40が
取り付けられている。このシールキャップ40の上面側
には、上記シリンダ本体10内に形成された圧力室S1
及びS2のうちシリンダ本体開口端に比較的近い側の圧
力室S1(1次側圧力室:プライマリチャンバ)とリザ
ーバタンク30内とを連通させる通路を構成するパイプ
部材47が例えば溶接により固定されている。更に、上
記シールキャップ40の内側(図1における左側)に
は、外部の作動装置としての真空倍力装置5とシリンダ
本体10とを結合させるためのフランジ部材11が配設
されている。なお、上記「シールキャップ」は、本明細
書の特許請求の範囲における「キャップ部材」に該当す
る。
【0017】本実施の形態に係るマスタシリンダ1は、
所謂、埋め込み型のもので、上記フランジ部材11を介
して、シリンダ本体10と上記真空倍力装置5とを結合
した際には、上記シールキャップ40及び連通路を構成
するパイプ部材47の少なくとも一部が、上記真空倍力
装置5のケース6に形成された凹部6H内に収納される
ように構成されている。このようにマスタシリンダ1を
「埋め込み型」とすることにより、マスタシリンダ1と
真空倍力装置5とを組み立てた状態での全体長さが、シ
ールキャップ40の上記凹部6H内に収納された(埋め
込まれた)分だけ短くなり、両者1,5の組立品のコン
パクト化を図ることができる。
【0018】上記ピストン20は、シリンダ本体10の
軸線方向に沿って直列に配列された第1及び第2の2個
のピストンピース21,22をビス23とカップリング
部材24とで係合させて構成されている。上記1次側圧
力室S1は、これら両ピストンピース21,22の間に
形成されている。また、一方、第2ピストンピース22
とシリンダ本体10の閉塞端部12との間には2次側圧
力室S2が形成されている。
【0019】上記シリンダ本体10の開口端側に位置す
る第1ピストンピース21は、例えばロッド部材等(不
図示)を介してブレーキペダル(不図示)に連結されて
おり、このブレーキペダルを踏み込むことによって、ス
プリング25(第1スプリング)の付勢力に抗して図1
における左方へ駆動される。また、これに伴ない、第1
スプリング25を介して、第2ピストンピース22もス
プリング26(第2スプリング)の付勢力に抗して図1
における左方へ駆動され、このようにして、シリンダ本
体10内に液圧を発生させるようになっている。
【0020】こうしてシリンダ本体10内に発生した液
圧は、各吐出口10dから各出口プラグ16及びこれに
接続された液圧パイプ(不図示)を介して、外部の所定
の使用機器(つまり、各車輪のホイールシリンダ:不図
示)に向かって供給される。以上のマスタシリンダ1の
基本構成および作動は、従来から良く知られているもの
と同様であり、また、本願発明の要旨と直接に関連する
ものではないので、これ以上の詳細な説明及び図示は省
略する。なお、図1では、装置の構成を明示するため
に、吐出口10dがシリンダ本体10の下側に設けられ
ているように表わされるが、実際には、上記吐出口10
dがシリンダ本体2の上側で斜め上方に指向して設けら
れており、該吐出口10dに対応して設けられる出口プ
ラグ16及び液圧パイプ(不図示)についてもこれと同
様である。
【0021】図1からよく分かるように、本実施の形態
では、上記シリンダ本体10は、市販の鋼製パイプを用
いて形成されている。このシリンダ本体10の開口端側
(ピストン挿入側)には上記フランジ部材11が一体的
に取り付けられる一方、シリンダ本体10の他端側(閉
塞端部12側)は、例えば閉塞プラグを溶接等で固定す
ることによって液密に閉塞されている。また、上記出口
プラグ16は、シリンダ本体10の側面に例えば溶接に
より固定されている。更に、シリンダ本体10の閉塞端
部12側の上面には、リザーバタンク30を固定するた
めのボス部18(板金ホルダ)が例えば溶接によって固
定されており、リザーバタンク30の取付脚部31(図
1参照)がブッシュ32を介して上記ボス部18内に固
定されている。また、リザーバタンク30は、その中央
部近傍がセットスクリュー(不図示)によってシリンダ
本体10側に固定される。
【0022】上記各出口プラグ16およびボス部18の
シリンダ本体10への取付面は、それぞれシリンダ本体
10の外周形状に適合した曲面形状に形成されている。
尚、これら出口プラグ16及びボス部18のシリンダ本
体10の側面への固定方法は、上述のような溶接に限定
されるものではなく、例えば接着剤を用いた接着固定等
の、他の固定方法を採用できることは言うまでもない。
【0023】また、図2からよく分かるように、上記真
空倍力装置5とシリンダ本体10とを結合させるフラン
ジ部材11は、略平板状に形成されており、その中央部
にはシリンダ本体10の外周部に取り付けるための取付
孔11jが設けられるとともに、該取付孔11jの上側
には、その一端側でリザーバタンク30へ連通するパイ
プ部材47を挿通させる貫通穴11hが設けられてい
る。このフランジ部材11は、シリンダ本体10の外周
部に対して、例えば、圧入した上でかしめ固定されてい
る。尚、この代わりに両者を溶接結合してもよい。更
に、フランジ部材11には、中央部に設けられた取付孔
11jの両側に、真空倍力装置5のケース6との結合用
のボルト部材(不図示)を挿通させるボルト挿通穴が設
けられている。このように、シリンダ本体10にフラン
ジ部材11,各出口プラグ16および板金ホルダ18等
の付属部品を接合してシリンダ本体アッセンブリが構成
される。
【0024】リザーバタンク30のシリンダ本体開口端
に比較的近い側には、上記ボス部18の高さと等しいか
又は略等しい高さの基台部34が設けられており、この
タンク基台部34は、リザーバタンク30をシリンダ本
体10に対して固定した状態で、基台部34の下端面が
シリンダ本体10の上面に当接するようになっている。
また、上記タンク基台部34のシリンダ本体開口端に近
い側壁部には、後で詳しく説明するように、上記パイプ
部材47の一端側を挿通させる貫通穴(パイプ取付孔)
35が設けられている。
【0025】次に、上記シリンダ本体10の開口端側を
覆うシールキャップ40及び該シールキャップ40にそ
の一端側で固定されたパイプ部材47の構造について説
明する。上記シールキャップ40は、図3及び4に詳し
く示すように、全体形状としては段付き筒状をなしてお
り、例えば鋼板等の金属製の板材をプレス加工すること
により成形されている。このシールキャップ40は、大
径部分43及び小径部分44より構成され、これら大径
部分43及び小径部分44が、段部45を介して連結さ
れている。上記大径部分43の上側には、孔部43aが
形成されている。
【0026】また、このシールキャップ40は、その一
端側(図3における右端側)で、上記第1のピストンピ
ース21を挿通させる開口部41を有し、他端側で、一
体的に形成されてラジアル方向に張り出す張出し部46
を有している。この張出し部46には、上記シリンダ本
体10に組み付けられるフランジ部材11の貫通穴11
h及びボルト挿通穴に対応して、それぞれ、その上側に
上記パイプ部材47を挿通させる孔部46aが設けられ
るとともに、両側には真空倍力装置5のケース6との結
合用のボルト部材(不図示)を挿通させるボルト挿通穴
46bが設けられている。尚、上記大径部分43の内径
寸法は、シールキャップ40がシリンダ本体10の開口
端側を覆うべく組み付けられるに際して、該シリンダ本
体10が大径部分43へ嵌挿可能であるように、シリン
ダ本体10の外径に対応して設定されている。
【0027】更に、上記シールキャップ40の上側に
は、上記大径部分43の孔部43aに対応して、管状部
材より形成されたパイプ部材47が、その一端側で例え
ば溶接により固定されている。このパイプ部材47は、
側面視略L字状に形成されており、シールキャップ40
の上面から上方へ延び、その途中部で略直角に湾曲し
て、張出し部46の孔部46aを挿通するようにシリン
ダ本体10の軸方向に延びている。シールキャップ40
がシリンダ本体10の開口端側に配置された状態で、上
記パイプ部材47は、更にフランジ部材11の貫通穴1
1hを挿通し、その先端側でリザーバタンク30に組み
付けられる。パイプ部材47内に形成された通路47h
は、リザーバタンク30と上記シールキャップ40の内
部とを連通させることになる。
【0028】このように、鋼板素材をプレス加工するこ
とにより成形されるシールキャップ40及び管状部材か
ら形成されたパイプ部材47を用いる場合には、例えば
キャップ部及びパイプ部が合成樹脂で一体成形される場
合に比べて、素材の寸法についてより高い精度が期待で
き、加工代を小さく設定でき、また、仕上がり製品の肉
厚も比較的薄くすることが可能になる。その結果、製品
の小型化及び軽量化を促進することができる。なお、上
記シールキャップ40の成形方法としては、曲げ加工や
折り曲げ加工あるいは絞り加工などの機械的なプレス加
工のみならず、液圧成形による成形方法も適用可能であ
る。
【0029】また、更に、上記シールキャップ40に
は、該シリンダ本体10と真空倍力装置5とを結合させ
る前に、上記フランジ部材に対してキャップ部材を組み
付けて仮止めする仮止め手段が設けられている。この仮
止め手段として、本実施の形態では、上記シールキャッ
プ40の他端側に形成された張出し部46に、所定間隔
を隔てて、その外周部から斜め方向に突出する複数の突
出部42が設けられている。これらの突出部42は、シ
ールキャップ40がシリンダ本体10の開口端側に配置
された上で、上記シリンダ本体10に組み付けられたフ
ランジ部材11の外周部に対してかしめ固定される。こ
の突出部42がかしめ固定された状態が、図1に示され
ている。かかる仮止め手段を設けることにより、シリン
ダ本体10を真空倍力装置5に対して結合するに際し、
シリンダ本体10とシールキャップ40を互いに組み合
わせられた状態に安定して維持することが可能となり、
組立作業性を高めることができる。
【0030】このように、上記パイプ部材47をフラン
ジ部材11の貫通穴11hに挿通させてその一端部をリ
ザーバタンク30に組み付けるとともに、上記各突出部
42をフランジ部材11の外周部に対してかしめ固定す
ることにより、シールキャップ40がシリンダ本体10
に組み付けられる。このとき、シリンダ本体10には、
第1ピストンピース21が予め挿通され、この第1ピス
トンピース21の鍔部21a及びシリンダ本体10の開
口端(図2参照)と上記シールキャップ40の段部45
の内面側との間には、例えば、ナイロン樹脂等の合成樹
脂で一体成形されたスリーブ14が介装される。このス
リーブ14は、図7及び図8からよく分かるように、正
面視で歯車に類似した形状を有し、スリーブ本体14b
の周囲に複数のスリット14sが放射状に設けられてい
る。
【0031】以上のようにして、シールキャップ40を
シリンダ本体10のフランジ部材11に組み付けること
により、マスタシリンダ1の組立工程の主要なステップ
が完了する。尚、第1ピストンピース21の外周部には
カップシールC1及びC2が、第2ピストンピース22
の外周部にはカップシールC3及びC4が、それぞれ装
着されている。また、シールキャップ40の外周部には
環状のシール部材(所謂、"О"リング)R1が、シリン
ダ本体10の外周部でシールキャップ40の大径部分4
3との間には環状のシール部材R2が装着されている。
【0032】また、上述のように、上記パイプ部材47
をフランジ部材11の貫通穴11hに挿通させたとき、
図5に詳しく示すように、上記パイプ部材47の先端側
は、その外周部に装着された環状のシール部材R3("
О"リング)を介して、タンク基台部34の側壁部に形
成されたパイプ取付孔35内に嵌入される。このパイプ
取付孔35は、リザーバタンク30の内部空間と連通し
ている。そして、パイプ部材47内の連通路47hを介
して、リザーバタンク30の内部空間とシールキャップ
40の内部(ひいては、シリンダ本体10内の圧力室の
シリンダ本体開口端に近い部分:1次側圧力室S1)と
が連通可能となる。
【0033】この連通状態および作動油の流れ状態は、
シリンダ本体10の開口端近傍に設けられたオイル孔1
0hとカップシールC2との相対位置が、第1ピストン
ピース21の軸方向スライド動作に伴なって変化するこ
とにより切り換えられるようになっている。尚、この第
1ピストンピース21の軸方向スライドに伴う上記連通
状態および作動油の流れ状態の切換動作については、従
来、よく知られているものと同様であるので、これ以上
の説明は省略する。
【0034】図5に詳しく示されるように、上記タンク
基台部34のパイプ取付孔35には、シリンダ本体開口
端側に開口する第1及び第2の環状の段穴部36及び3
7が形成されており、これら段穴部36及び37のうち
小径の第1段穴部36に、パイプ取付孔35の内周面と
パイプ部材47の外周面との間からのオイル漏れを防止
する上記環状のシール部材R3が装着されている。そし
て、大径の第2段穴部37には、シール部材R3のパイ
プ軸方向への移動を規制する移動規制部材として、板状
の穴用止め輪50が装着されている。
【0035】この止め輪50は、所定厚さの鋼板素材を
プレス加工して形成されており、図6に詳しく示すよう
に、所定幅に設定された環状の本体部50aと、この本
体部50aの外周部から斜め方向に突出し円周等配状に
配置された複数の突起部50bとを備えている。上記第
2段穴部37の内径寸法は、止め輪50の各突起部50
bの外径寸法よりも所定量だけ小さく設定されており、
止め輪50を第2段穴部37の開口側から組み込んで第
1段穴部36側に所定の押圧力を加えることにより、該
止め輪50は、各突起部50bが変形しながら、本体部
50aが両段穴部36,37の境界面に当接するまで押
し込まれる。
【0036】これにより、止め輪50は、その本体部5
0aが両段穴部36,37の境界面に当接した状態で第
2段穴部37内に強固に固定される。すなわち、環状の
シール部材R3の側面に上記止め輪50が配置されるこ
となり、この止め輪50によってシール部材R3のパイ
プ軸方向の移動が規制され、その脱落が確実に防止され
るのである。このように、板状の止め輪50を用いたこ
とにより、簡単かつ確実にシール部材R3のパイプ部材
47の軸方向への移動を規制して、その脱落を防止する
ことができる。尚、上記止め輪50は、一般に市販され
ているものを用いることができ、低コストで容易に調達
できる。
【0037】上記止め輪50は、パイプ部材47の先端
側をタンク基台部34のパイプ取付孔35に組み込む前
にパイプ部材47の先端側の外周部に装着されるが、好
ましくは、このパイプ部材47の先端側の外周部に、止
め輪50の抜け止め機構が設けられている。例えば、パ
イプ部材47の先端側の外周部に、環状のシール部材R
3が装着されるとともに止め輪50の内周部が嵌合・装
着される装着部と、この装着部よりも所定量だけ大径
(止め輪50の内径よりも大径)に設定された抜け止め
部とが設けられてもよい。
【0038】以上のように、本実施の形態によれば、上
記シリンダ本体10の開口端側を覆うシールキャップ4
0が、例えば鋼板等の金属製の板材をプレス加工するこ
とにより成形されているので、シリンダ本体10の開口
端側でシールキャップ40を薄肉化することが可能とな
り、また、このシールキャップ40を製造する上で、比
較的安定した品質を確保することができる。また、この
場合には、構造の簡素化を図りつつ、製品の小型化およ
び軽量化を実現することができ、更に、製造コストを低
減することができる。
【0039】前述した実施の形態では、シリンダ本体1
0と真空倍力装置6とを結合させる前に、上記フランジ
部材11に対してシールキャップ40を組み付けて仮止
めする手段として、シールキャップ40の張出し部46
の外周部に突出部42が設けられていたが、これに限定
されることなく、上記仮止め手段としては、例えば図9
及び図10に示すような態様も採用することができる。
尚、図9及び図10は、共に、フランジ部材11及びシ
ールキャップ40の張出し部46の左右の一方側(左
側)のみを部分的に示すものであるが、これらの図に示
される仮止め手段は左右対称に設けられているため、こ
こでは、他方側に設けられた仮止め手段の説明を省略す
る。この態様では、フランジ部材11において、真空倍
力装置5との結合用のボルト部材(不図示)を挿通させ
るボルト挿通穴11gよりラジアル方向内側(図9及び
図10では右側)に係止用孔部11dが形成されてい
る。この係止用孔部11dは、シリンダ本体10の略軸
方向に沿って延びている。また、一方、シールキャップ
40には、該係止用孔部11dに対応して、シリンダ本
体10の軸方向内方へ突出する係止爪60が設けられて
いる。この係止爪60は、シリンダ本体10の軸方向に
対し斜め方向に突出してラジアル方向に弾性を有してい
る。この態様では、上記係止爪60が、シリンダ本体1
0のラジアル方向外方へ傾斜するように延びている。更
に、係止爪60は、その先端側で、ラジアル方向内方へ
所定の角度で折り曲げられている。
【0040】図10からよく分かるように、シールキャ
ップ40がシリンダ本体10の開口端側に組み付けられ
る場合に、上記係止爪60は、上記フランジ部材11の
係止用孔部11dに挿通されて、その弾性により、上記
係止用孔部11dの内壁に当接して係合する。これによ
り、シールキャップ40が、フランジ部材11に対して
組み付けられて仮止めされることになる。かかる仮止め
手段を用いることにより、シリンダ本体10を真空倍力
装置6に対して結合するに際し、シリンダ本体10とシ
ールキャップ40を互いに組み合わせられた状態に安定
して維持することが可能となり、組立作業性を高めるこ
とができるとともに、シールキャップ40をシリンダ本
体10の開口側に組み付ける場合に、前述したようなか
しめ固定用の突出部42を用いる場合と比較して、一層
容易に組付け作業を行うことが出来る。
【0041】なお、本発明は、例示された実施の形態に
限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
において、種々の改良及び設計上の変更が可能であるこ
とは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本願の
第1の発明によれば、シリンダ本体の開口端側を覆うキ
ャップ部材が鋼板素材を曲折成形して形成されるので、
鋳造品を素材に用いていた場合に比べて、より高い精度
が期待でき、また、加工代を小さく設定でき、仕上がり
製品の肉厚も比較的薄くすることが可能になる。これに
より、製品の小型化および軽量化を実現することがで
き、更に、製造コストを低減することができる。
【0043】また、本願の第2の発明によれば、上記パ
イプ部材が管状部材で形成されており、その一端側で上
記キャップ部材に固定される一方、他端側で上記リザー
バタンクに組み付けられており、リザーバタンクに形成
された内部空間とキャップ部材の内部とを比較的容易に
連通させることが可能である。
【0044】更に、本願の第3の発明によれば、シリン
ダ本体に固定されたフランジ部材に対してキャップ部材
を組み付けて仮止めする仮止め手段が設けられているの
で、シリンダ本体を外部の作動装置に対して結合するに
際して、シリンダ本体とキャップ部材を互いに組み合わ
せられた状態に安定して維持することが可能となり、組
立作業性を高めることができる。
【0045】また、更に、本願の第4の発明によれば、
上記仮止め手段として、上記キャップ部材の外周部に、
上記フランジ部材の外周部に対してかしめ固定される突
出部が設けられているので、シリンダ本体を外部の作動
装置に対して結合するに際して、シリンダ本体とキャッ
プ部材を互いに組み合わせられた状態に安定して維持す
ることが可能となり、組立作業性を高めることができ
る。
【0046】また、更に、本願の第5の発明によれば、
上記仮止め手段として、フランジ部材に、シリンダ本体
の軸方向に延びる係止用孔部が形成されるとともに、上
記キャップ部材には、シリンダ本体の軸方向に対し斜め
方向に突出してラジアル方向に弾性を有し、上記フラン
ジ部材に形成された係止用孔部に係合し得る係止爪が設
けられているので、シリンダ本体を外部の作動装置に対
して結合するに際して、シリンダ本体とキャップ部材を
互いに組み合わせられた状態に安定して維持することが
可能となり、組立作業性を高めることができる。また、
この発明によれば、キャップ部材をシリンダ本体の開口
側に組み付ける場合に、比較的容易に組付け作業を行う
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る液圧ブレーキ用マ
スタシリンダの部分縦断面説明図である。
【図2】 上記マスタシリンダのシールキャップ組付け
状態を部分的に拡大して示す縦断面説明図である。
【図3】 上記マスタシリンダの開口端部側に取り付け
られるシールキャップの縦断面説明図である。
【図4】 上記シールキャップの正面図である。
【図5】 上記マスタシリンダのパイプ部材に対するシ
ール部材及び止め輪の組付け状態を部分的に拡大して示
すパイプ部材の一端側の縦断面説明図である。
【図6】 上記マスタシリンダに組み込まれる止め輪の
正面説明図である。
【図7】 上記マスタシリンダに組み込まれるスリーブ
の正面説明図である。
【図8】 上記スリーブの断面形状を示す説明図で、図
7におけるY1−Y1線に沿った縦断面説明図である。
【図9】 本発明の他の実施の形態に係るマスタシリン
ダのフランジ部材に対してシールキャップを組み付ける
仮止め手段を示す部分正面説明図である。
【図10】 図9におけるX−X線に沿った横断面説明
図である。
【符号の説明】
1…マスタシリンダ 5…真空倍力装置 6…(真空倍力装置の)ケース 6H…(ケースの)凹部 10…シリンダ本体 11…フランジ部材 11d…係止用孔部 20…ピストン 30…リザーバタンク 35…パイプ取付孔 40…キャップ部材 42…かしめ固定用突出部 47…パイプ部材 60…係止爪 S1…1次側圧力室

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側が開口した管状のシリンダ本体
    と、該シリンダ本体内に摺動自在に嵌挿され一端が外部
    の作動装置に連結されたピストンと、上記シリンダ本体
    内に供給する圧力媒体を貯留するリザーバタンクとを備
    えるとともに、上記シリンダ本体内に形成された圧力室
    のシリンダ本体開口端に比較的近い部分と上記リザーバ
    タンク内とを連通させ得るパイプ部材と、上記シリンダ
    本体の開口端側を覆うキャップ部材と、シリンダ本体と
    上記外部の作動装置とを結合させるフランジ部材とが設
    けられ、上記シリンダ本体と外部の作動装置とを結合し
    た際に、上記キャップ部材及び/又はパイプ部材の少な
    くとも一部が上記外部の作動装置に形成された凹部内に
    収納されるように構成されたマスタシリンダにおいて、 上記キャップ部材が鋼板素材を曲折成形して形成されて
    いることを特徴とするマスタシリンダ。
  2. 【請求項2】 上記パイプ部材が管状部材で形成されて
    おり、その一端側で上記キャップ部材に固定される一
    方、他端側で上記リザーバタンクに組み付けられている
    ことを特徴とする請求項1記載のマスタシリンダ。
  3. 【請求項3】 上記シリンダ本体と外部の作動装置とを
    結合させる前に、上記フランジ部材に対しキャップ部材
    を組み付けて仮止めする仮止め手段が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載のマスタシリン
    ダ。
  4. 【請求項4】 上記仮止め手段として、上記キャップ部
    材の外周部に、上記フランジ部材の外周部に対してかし
    め固定される突出部が設けられていることを特徴とする
    請求項3記載のマスタシリンダ。
  5. 【請求項5】 上記仮止め手段として、上記フランジ部
    材に、上記シリンダ本体の軸方向に延びる係止用孔部が
    形成されるとともに、上記キャップ部材には、シリンダ
    本体の軸方向に対し斜め方向に突出してラジアル方向に
    弾性を有し、上記フランジ部材の係止用孔部に係合し得
    る係止爪が設けられていることを特徴とする請求項3記
    載のマスタシリンダ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009052678A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Honda Motor Co Ltd 車両の油圧機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009052678A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Honda Motor Co Ltd 車両の油圧機構

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