JP2001081598A - バレルメッキ方法およびその装置 - Google Patents

バレルメッキ方法およびその装置

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JP2001081598A
JP2001081598A JP25858899A JP25858899A JP2001081598A JP 2001081598 A JP2001081598 A JP 2001081598A JP 25858899 A JP25858899 A JP 25858899A JP 25858899 A JP25858899 A JP 25858899A JP 2001081598 A JP2001081598 A JP 2001081598A
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plating
barrel
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plated
solution
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JP25858899A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Takeshita
弘行 竹下
Minoru Terada
稔 寺田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メッキ液や水洗用の水が有効利用でき、生産
性の向上とコスト低減が図れるバレルメッキ方法および
その装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 被メッキ部材2、メッキ副材3を投入し
たバレル1をメッキ浴槽4のメッキ液5に浸漬し回転さ
せてメッキ層を形成するメッキ工程、前記メッキ工程後
のバレル1をメッキ液回収槽6における保持部8の載置
台7に静的に保持し、メッキ液5と空気を分離するフィ
ルター部10とパイプ9を介してブロア15によるエア
ー吸引で、付着し残存したメッキ液5を回収するメッキ
液回収処理工程、前記処理されたバレル1を水18が注
入された水洗槽17で水洗する水洗工程からなるバレル
メッキ方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は抵抗器、コンデンサ
などの電子部品の製造に用いられるバレルメッキ方法お
よびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来におけるバレルメッキ方法として
は、被メッキ部材とメッキ副材とを混合してバレルに投
入し、このバレルをメッキ液を注入したメッキ浴槽中に
浸漬し、バレルを回転させて被メッキ部材に所定のメッ
キ層を形成した後、バレルをメッキ浴から引き上げて水
洗槽にバレルを入れて水洗し、バレルやバレル内の被メ
ッキ部材やメッキ副材に付着しているメッキ液を洗い流
して被メッキ部材へのバレルメッキを行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のバレルメッキ方法では、メッキ完了後すぐに水洗を
行うため、バレルや被メッキ部材やメッキ副材にメッキ
液が多量に残存している状態で水洗工程に入るため、メ
ッキ液を完全に除去するために多量の水が必要となり、
しかもメッキ液の消費量も多くなり、環境上においての
水の無駄使いとともにメッキ液の無駄使いが発生しコス
ト的に著しく不利になるものであった。
【0004】本発明は以上のような従来の欠点を除去
し、メッキ液の無駄使いや水洗での水の無駄使いを無く
したバレルメッキ方法およびその装置を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のバレルメッキ方法は、被メッキ部材とメッキ
副材とを混合して投入したバレルを、メッキ液が満たさ
れたメッキ浴中に浸漬してバレルを回転させながら被メ
ッキ部材に所定のメッキ層を形成するメッキ工程と、こ
のメッキ工程でメッキを施した被メッキ部材とメッキ副
材を収納したバレルを静的に保持してエアー吸引により
バレルやバレル内の被メッキ部材やメッキ副材に付着し
ているメッキ液を回収するメッキ液回収処理工程と、こ
のメッキ液回収処理工程で処理された被メッキ部材およ
びメッキ副材を収納したバレルを水洗する水洗工程から
なる方法としたものである。
【0006】この方法により、メッキ液を回収できて再
利用が図れるとともに、水洗工程では残存するメッキ液
が少ないため少ない水でメッキ液の除去を行うことが可
能になる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、被メッキ部材とメッキ副材とを混合して投入したバ
レルをメッキ液が満たされたメッキ浴中に浸漬してバレ
ルを回転させながら被メッキ部材に所定のメッキ層を形
成するメッキ工程と、このメッキ工程でメッキを施した
被メッキ部材とメッキ副材を収納したバレルを静的に保
持してエアー吸引によりバレルやバレル内の被メッキ部
材やメッキ副材に付着しているメッキ液を回収するメッ
キ液回収処理工程と、このメッキ液回収処理工程で処理
された被メッキ部材およびメッキ副材を収納したバレル
を水洗する水洗工程からなるバレルメッキ方法としたも
のであり、メッキ液の回収が行えて再利用が図れ、水洗
工程での水洗も簡単に行えるという作用を有する。
【0008】請求項2に記載の発明は、被メッキ部材と
メッキ副材とを投入したバレルと、このバレルを浸漬し
バレルの回転によって内部に投入された被メッキ部材に
メッキ層を形成するメッキ液を注入したメッキ浴槽と、
このメッキ浴槽中でメッキされた被メッキ部材とメッキ
副材を収納したバレルを静的に保持する保持部を有する
メッキ液回収槽の下方にエアー吸引して残存付着するメ
ッキ液を吸い出しメッキ液と空気を分離するフィルター
部を介して接続されたブロアからなるメッキ液回収処理
部と、残存メッキ液を回収したバレルを収納し水洗する
水洗槽とからなるバレルメッキ装置としたものであり、
メッキ液の回収再利用を可能にし、水洗時の水の量を少
なくして水の使用量を節約することができるという作用
を有する。
【0009】請求項3に記載の発明は、メッキ液回収槽
の保持部はバレルの外形の一部に沿った形状の載置台と
してなる請求項2に記載のバレルメッキ装置としたもの
であり、バレルの静的保持を確実に行い、残存メッキ液
の回収しやすい状態でバレルを保持することができると
いう作用を有する。
【0010】以下本発明の具体的な実施の形態について
図面を用いて説明する。
【0011】まず、本発明のバレルメッキ装置について
図1の概略断面構成図を用いて説明する。図1におい
て、1は六角形の筒状をなし、内部に抵抗器やコンデン
サなどの被メッキ部材2と導電材でなるメッキ副材3と
を混合して投入したバレルである。このバレル1は周壁
に多数の小さな開口が設けられた構成となっており、そ
の開口は被メッキ部材2やメッキ副材3は阻止されて通
らず後述するメッキ液や水を通す構成となっている。
【0012】4はメッキ液5を注入したメッキ浴槽であ
り、このメッキ浴槽4にメッキ液5以外の処理液を入れ
ることも可能である。このメッキ液5はメッキの種類に
もよるが、バレルメッキが可能な液であれば、どんな種
類の液でも問題なく使用することが可能であり、場合に
よってはメッキ前処理液や、メッキ後処理液を使用する
ことも可能である。
【0013】6はメッキ液回収槽であり、内部にバレル
1の一部に沿った形状の載置台7からなる保持部8が設
けられ、この保持部8はメッキ液回収槽6の底部からパ
イプ9でフィルター部10に接続されている。このフィ
ルター部10はメッキ液5と空気とを分離するために仕
切板11で2つのメッキ液室12と空気室13に区分さ
れ、パイプ9はメッキ液室12の下部に接続され、空気
室13の上部にはパイプ14が上部から組込まれ、この
パイプ14はブロア15に接続されている。以上により
メッキ液回収処理部を構成しているのである。
【0014】このブロア15はメッキ液回収槽6内の保
持部8の載置台7にセットしたバレル1をエアー吸引し
て余分なメッキ液5を吸引し、パイプ9を通してフィル
ター部10でメッキ液5をメッキ室12に回収し、空気
は空気室13からパイプ14を通してブロア15に吸引
される。
【0015】メッキ室12の底部には滞留したメッキ液
5を回収する蓋16が回動自在に設けられており、この
蓋16を開くことによってメッキ室12に滞留したメッ
キ液5を回収し、再利用するようになっている。
【0016】17は洗浄用の水18を注入した水洗槽で
あり、メッキ液5を回収処理されたバレル1を浸漬し水
18でさらに残存するメッキ液5を洗浄してメッキ液5
を完全に除去するものである。
【0017】上記の構成によるバレルメッキ装置を用い
て行うバレルメッキ方法について説明する。
【0018】まず、バレル1に被メッキ部材2とメッキ
副材3を所定量混合して投入し、このバレル1をメッキ
液5を満たしたメッキ浴槽4に浸漬し、この状態でバレ
ル1を回転させて被メッキ部材2にメッキ層を形成す
る。
【0019】所定の厚みのメッキ層が形成されると、バ
レル1をメッキ浴槽4から引き上げ、隣接して設けられ
たメッキ液回収槽6における保持部8の載置台7に位置
決めして載置する。バレル1が載置台7に静的に保持さ
れると、ブロア15が動作を開始してエアー吸引を行
い、バレル1内の被メッキ部材2やメッキ副材3さらに
はバレル1に残存付着しているメッキ液5を吸引する。
【0020】このように吸引されたメッキ液5と空気は
パイプ9を通過してフィルター部10に送り込まれ、メ
ッキ液5はフィルター部10のメッキ液室12に、空気
は空気室13とに分離され、さらに空気はパイプ14を
通りブロア15に吸引される。
【0021】メッキ液室12に滞留したメッキ液5は蓋
16を開くことによってメッキ液室12の底面から回収
でき、上記メッキ浴槽4に戻されて次のメッキ処理に活
用される。
【0022】このようにしてバレル1、被メッキ部材
2、メッキ副材3に付着残存していたメッキ液5の大部
分は回収処理され、その後バレル1はメッキ液回収槽6
から右隣の水18を満たした水洗槽17に移され、ここ
でもバレル1が回転して内部の被メッキ部材2やメッキ
副材3に付着しているメッキ液5を完全に洗い落とす。
【0023】この水洗が終了すれば、水洗槽17からバ
レル1を引上げ、水分を除去した後バレル1から被メッ
キ部材2とメッキ副材3とを分離して取出すことにより
バレルメッキは終了する。
【0024】なお、水洗槽17では、バレル1を引上げ
た後、メッキ液5の含まれた水18を排水し、新規の水
18と入れ換える。
【0025】以上のような方法とすることにより、メッ
キ浴槽4から引上げられ多くのメッキ液5の付着した状
態のものをメッキ液回収槽6でエアー吸引によりメッキ
液5を回収することにより、大部分のメッキ液5の回収
が行えて再利用することができ、また、次の工程の水洗
工程での水18の使用量も少なくてすみ、きわめて短時
間で水洗処理することができることになり、著しく生産
性を向上させることができるとともにメッキ液5の有効
活用、水18の節約などによりコストの点でも著しく有
利とすることができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明は、バレルメッキ工
程と水洗工程の間にメッキ液回収処理工程を設けること
により、メッキ液の回収再利用、水洗工程の短縮と水の
節約が図れ、生産性の向上とコストの低減が図れるとい
う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるバレルメッキ処理
装置の概略断面構成図
【符号の説明】
1 バレル 2 被メッキ部材 3 メッキ副材 4 メッキ浴槽 5 メッキ液 6 メッキ液回収槽 7 載置台 8 保持部 9 パイプ 10 フィルター部 11 仕切板 12 メッキ液室 13 空気室 14 パイプ 15 ブロア 16 蓋 17 水洗槽 18 水

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被メッキ部材とメッキ副材とを混合して
    投入したバレルをメッキ液が満たされたメッキ浴槽中に
    浸漬してバレルを回転させながら被メッキ部材に所定の
    メッキ層を形成するメッキ工程と、このメッキ工程でメ
    ッキを施した被メッキ部材にメッキ副材を収納したバレ
    ルを静的に保持してエアー吸引によりバレルやバレル内
    の被メッキ部材やメッキ副材に付着しているメッキ液を
    回収するメッキ液回収処理工程と、このメッキ液回収処
    理工程で処理された被メッキ部材およびメッキ副材を収
    納したバレルを水洗する水洗工程からなるバレルメッキ
    方法。
  2. 【請求項2】 被メッキ部材とメッキ副材とを投入した
    バレルと、このバレルを浸漬しバレルの回転によって内
    部に投入された被メッキ部材にメッキ層を形成するメッ
    キ液を注入したメッキ浴槽と、メッキ浴槽中でメッキさ
    れた被メッキ部材とメッキ副材を収納したバレルを静的
    に保持する保持部を有するメッキ液回収槽の下方にエア
    ー吸引して残存付着するメッキ液を吸い出しメッキ液と
    空気を分離するフィルター部を介して接続されたブロア
    からなるメッキ液回収処理部と残存メッキ液を回収した
    バレルを収納し水洗する水洗槽とからなるバレルメッキ
    装置。
  3. 【請求項3】 メッキ液回収槽の保持部はバレルの外形
    の一部に沿った形状の載置台からなる請求項2に記載の
    バレルメッキ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100592521B1 (ko) 2004-05-13 2006-06-23 한국과학기술연구원 드래그 아웃 저감 시스템 및 드래그 아웃 저감 방법
CN111101185A (zh) * 2020-01-07 2020-05-05 姜志写 一种直立式电镀设备

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Effective date: 20040511

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