JP2001080832A - エレベーター装置 - Google Patents

エレベーター装置

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JP2001080832A
JP2001080832A JP25604899A JP25604899A JP2001080832A JP 2001080832 A JP2001080832 A JP 2001080832A JP 25604899 A JP25604899 A JP 25604899A JP 25604899 A JP25604899 A JP 25604899A JP 2001080832 A JP2001080832 A JP 2001080832A
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car
elevator
cab
value
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JP25604899A
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Hisao Kato
久夫 加藤
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 かごに設けられた荷重検出装置を容易に点
検、改修でき、休止期間を短縮できて利用者の不便を軽
減するエレベーター装置を得る。 【解決手段】 枠状をなす吊持体9を主索5に連結し、
吊持体9内に弾性体17を介してかご室18を支持す
る。また、かご室18の荷重値に対応した弾性体17の
変形に応じた出力を発する荷重検出装置25を吊持体9
及びかご室18の上部の間に設ける。これによって、作
業員のかご室18上からの作業によって、荷重検出装置
18の容易に保守、改修作業を行うことができる。この
ため、短時間で確実に荷重検出装置18の保守、改修作
業ができて、エレベーターの休止時間を短縮することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、かごの荷重変動
に応じてかごの運転制御を行うエレベーター装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図10〜図12は、従来のエレベーター
装置を示す図で、図10は全体構成を概念的に示す立面
図、図11は図10のかごの拡大正面図、図12は図1
1の右側面図である。図において、1はエレベーターの
昇降路、2は昇降路1の上に設けられた機械室、3は機
械室2に設けられた巻上機である。
【0003】4は巻上機3に接続された制御盤、5は巻
上機3の駆動綱車に巻掛けられて昇降路1に吊下された
主索、6は主索5の一端に連結されたかごで、詳細は後
述する。7は主索5の他端に連結されたつり合おもり、
8は昇降路1に吊設されて制御盤4とかご6を接続する
移動ケーブルである。
【0004】9はかご6の要部を構成する吊持体で、主
索5が連結された上枠10、側枠11及び前後に張り出
した下枠12によってロ字状に構成された枠体13、側
枠11の上端寄りから前側に突出して設けられて吊持体
9の要部をなす腕14、両側の腕14の突出端に設けら
れて吊持体9の要部をなす桁15並びに桁15に水平に
設けられた戸のレール16によって構成されている。1
7は下枠12の平面における四隅に設けられた防振ゴム
からなる弾性体である。
【0005】18は床が弾性体17に支持されて吊持体
9内に設けられ、かご6の要部を構成するかご室で、前
側に出入口19が設けられている。20は吊り手が戸の
レール16に案内されて出入口19を開閉する戸で、か
ご室18の要部を構成する。21はかご室18の上面に
固定されて側枠11に上下に変位自在に保持された保持
具、22は下枠12の平面における中央に設けられて作
動部がかご室18床の下面に対向して配置されたマイク
ロスイッチからなる荷重検出器である。
【0006】従来のエレベーター装置は上記のように構
成され、制御盤4を介して巻上機3が付勢されて駆動綱
車が回転し主索5が駆動される。これによって、かご6
及びつり合おもり7が互いに反対方向へ昇降する。そし
て、かご室18、すなわちかご6に乗客が乗り込んで、
荷重がかご室1の床に作用すると弾性体17が圧縮され
る。これによって、かご室1が下枠12に対して下降
し、荷重値すなわちかご室18の下降量が所定値に達す
ると荷重検出器22が動作する。
【0007】そして、かご6の乗客数の増加による荷重
検出器22の動作を介して制御盤4が動作し、戸20の
開閉速度を調整したり、戸20の開放時間を延長した
り、またかご6の満員状態に応じて乗場(図示しない)
呼びに応答せずに通過して、かご6乗客を優先して行き
先階に到達させたりする運転が行われる。さらに、かご
6荷重が変動しても最良の乗り心地が得られる加速度、
減速度によってかご6が昇降動作するように巻上機3の
出力制御を行うようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベーター装置では、かご6の下面側に荷重検出器22
が設けられているために、荷重検出器22の保守点検時
に作業員が昇降路1のピットに入ってかご6を下降さ
せ、上向きの作業によって保守点検が行われる。このた
め、困難な保守点検作業となり長時間を要し、またエレ
ベーターの休止時間が長くなって利用者の利便が損なわ
れるという問題点があった。
【0009】また、既設のエレベーター装置の運転性能
を向上する更新工事の場合、例えばマイクロスイッチか
らなる荷重検出器22を差動トランス等からなり、かご
6の荷重を無段階に検出する荷重検出装置に更新すると
きには、更新改修作業がかご6の下面側に対する一層煩
雑な上向きの作業となる。このため、困難な更新改修工
事となり長期間を要し、またエレベーターの休止期間が
長くなって利用者の不便が増すという問題点があった。
【0010】なお、かご6の荷重検出装置として、かご
6に連結された主索5の引き止め具(図示しない)のば
ねの撓み量に応じてかご6の荷重を検出する構成が知ら
れている。しかし、この構成を既設のエレベーター装置
の運転性能を向上する更新工事に適用する場合には、か
ご6を昇降路1に固定して主索5との連結を外す必要が
ある。このため、更新改修作業のためのエレベーターの
休止期間が長くなる不具合がある。
【0011】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、かごに設けられた荷重検出装置
を容易に点検、改修することができるエレベーター装置
を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ター装置においては、枠状をなしエレベーターのかごの
要部を構成し、主索に連結されて昇降路を昇降する吊持
体と、この吊持体内に配置されて弾性体を介して吊持体
に支持されたかご室と、一側がかご室上部の平面におけ
る縁部に他側が上記縁部に対向した吊持体の上部にそれ
ぞれ保持されて、かご室の荷重変動による上記弾性体の
変形に基づく吊持体及びかご室の相対変位によって動作
してかご室の荷重値に対応した出力を発する荷重検出装
置とが設けられる。
【0013】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、かご室に作用する荷重の変化に対応した荷重
検出装置の動作特性を予め記憶した動作特性記憶装置
と、荷重検出装置の出力値が入力されると動作特性記憶
装置の記憶値を介してかご室の荷重を演算する荷重演算
装置と、この荷重演算装置の演算値によりかご室の荷重
値に応じてエレベーターの運転を制御する制御盤とが設
けられる。
【0014】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、かご室上部において互いに離れた位置に複数
の荷重検出装置がそれぞれ配置される。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図6は、こ
の発明の実施の形態の一例を示す図で、図1は全体構成
を概念的に示す立面図、図2は図1のかごの拡大正面
図、図3は図2のA−A線断面面図、図4は図3のB部
拡大図、図5は図4の右側面図、図6は図1のエレベー
ター装置の電気的機器の接続を概念的に示すブロック図
である。
【0016】図において、1はエレベーターの昇降路、
2は昇降路1の上に設けられた機械室、3は機械室2に
設けられた巻上機、23は巻上機3に接続された更新制
御盤、5は巻上機3の駆動綱車に巻掛けられて昇降路1
に吊下された主索、6は主索5の一端に連結されたかご
で、詳細は後述する。7は主索5の他端に連結されたつ
り合おもり、24は昇降路1に吊設されて更新制御盤2
3とかご6を接続する移動ケーブルである。
【0017】9はかご6の要部を構成する吊持体で、主
索5が連結された上枠10、側枠11及び前後に張り出
した下枠12によってロ字状に構成された枠体13、側
枠11の上端寄りから前側に突出して設けられて吊持体
9の要部をなす腕14、両側の腕14の突出端に設けら
れて吊持体9の要部をなす桁15並びに桁15に水平に
設けられた戸のレール16によって構成されている。1
7は下枠12の平面における四隅に設けられた防振ゴム
からなる弾性体である。
【0018】18は床が弾性体17に支持されて吊持体
9内に配置され、かご6の要部を構成するかご室で、前
側に出入口19が設けられている。20は吊り手が戸の
レール16に案内されて出入口19を開閉する戸で、か
ご室18の要部を構成する。21はかご室18の上面に
固定されて側枠11に上下に変位自在に保持された保持
具、22は下枠12の平面における中央に設けられて作
動部がかご室18床の下面に対向して配置されたマイク
ロスイッチからなる既設荷重検出器である。
【0019】25は吊持体9の上部すなわち腕14及び
保持具21すなわちかご室18の上部の間に配置された
更新荷重検出装置であり、腕14に締結された取付具2
6、取付具26の一側に枢着された滑車27、取付具2
6の他側に装着されて作動部28が反滑車27側へ付勢
された差動トランスからなる荷重検出器29が設けられ
る。
【0020】また、更新荷重検出装置25には、Z字状
をなし一側が保持具21に締結された取付金具30、取
付金具30の他側に空隙を形成して挿通されたねじ棒3
1、ねじ棒31にねじ込まれて取付金具30のねじ棒3
1挿通部の両面にそれぞれ配置されたナット32並びに
滑車27に巻掛られて両端が作動部28及びネジ棒31
にそれぞれ連結された作動索33が設けられている。
【0021】34は更新制御盤23に設けられて更新荷
重検出装置25の動作特性を記憶した動作特性記憶装置
で、かご6に更新荷重検出装置25を装着後、かご6、
すなわちかご室18床の中央に試験おもり(図示しな
い)を数次にわたって漸増して積み込んで、試験おもり
量の変化に対応した更新荷重検出装置25の出力値が記
憶される。35は更新制御盤23に設けられて動作特性
記憶装置34に接続された荷重演算装置で、更新荷重検
出装置25の出力値が入力されると動作特性記憶装置3
4の記憶値を介してかご6の荷重を演算する。
【0022】上記のように構成されたエレベーター装置
において、運転性能を向上する更新工事が行われたエレ
ベーター装置であれば、更新制御盤23を介して巻上機
3が付勢されて駆動綱車が回転して主索5が駆動され
る。これによって、かご6及びつり合おもり7が互いに
反対方向へ昇降する。そして、かご室18、すなわちか
ご6に乗客が乗り込んで、荷重がかご室1の床に作用す
ると弾性体17が圧縮される。
【0023】これによって、かご室1が下枠12に対し
て下降し、荷重値すなわちかご室1の下降量に対応して
更新荷重検出装置25が動作して、荷重値に対する出力
を無段階に発生する。そして、この更新荷重検出装置2
5の出力値によって、予め設定された動作特性記憶装置
34の記憶値を介してかご6の荷重が荷重演算装置35
によって演算される。これにより、例えばかご室1にお
ける偏荷重による更新荷重検出装置25の出力が、荷重
演算装置35の演算値によって是正されて、かご6の乗
客数、すなわちかご6の正当な荷重値に応じて更新制御
盤23が動作する。
【0024】なお、更新荷重検出装置25の出力値に基
づいて動作特性記憶装置34の記憶値が設定される。こ
れにより、かご6に乗客による偏荷重が作用した場合で
あっても、動作特性記憶装置34の記憶値に基づいて更
新荷重検出装置25の出力値が是正される。このため、
更新荷重検出装置25により検出されたかご6の荷重に
対し、是正されたかご6荷重に応じて更新制御盤23が
動作する。したがって、更新制御盤23によりかご6の
乗客数に対応した適切な後述するエレベーター装置の制
御が行われる。これにより、エレベーター装置の運転効
率を向上することができる。
【0025】すなわち、更新制御盤23の動作によっ
て、かご6の乗客数に応じて戸20の開閉速度を増減し
たり、戸20の開放時間を調整したり、またかご6の満
員状態に応じて乗場(図示しない)呼びに応答せずに通
過し、かご6乗客を優先して行き先階に到達させたりす
る運転が行われる。さらに、かご6荷重が変動しても最
良の乗り心地が得られる加速度、減速度によってかご6
が昇降動作するように巻上機3の出力制御が行われる。
【0026】また、図1〜図6の構成では更新荷重検出
装置25が吊持体9の上部及びかご室18の上部の間に
設けられる。このため、作業員がかご室18の上に乗っ
て更新荷重検出装置25の保守点検作業を行うことがで
きて、作業を容易に能率よく行うことができる。このた
め、短時間で確実に保守点検できてエレベーターの休止
時間を短縮でき利用者の不便を軽減することができる。
【0027】また、既設のエレベーター装置の運転性能
を向上する更新工事の場合には、例えば前述のマイクロ
スイッチからなる既設の荷重検出器22が残存されて、
配線が切断される。これによって、既設のエレベーター
装置に設けられた多種類の荷重検出器22の取付部材の
それぞれに対応した煩雑な改修作業を省略することがで
きる。
【0028】そして、既設の荷重検出器22の如何に拘
泥することなく更新荷重検出装置25が吊持体9の上部
及びかご室18の上部の間に配置される。このため、作
業員はかご室18の上に乗って更新荷重検出装置25の
設置作業を行うことができて、更新改修作業を容易に能
率よく行うことができる。したがって、短期間で確実に
更新荷重検出装置25を設置することができ、エレベー
ターの休止期間を短縮でき利用者の不便を軽減すること
ができる。
【0029】なお、吊持体9の上部及びかご室18の上
部の間には、一般的に更新荷重検出装置25の設置スペ
ースを容易に得ることができ、また既設のエレベーター
装置における更新工事の事前調査も容易にできる。さら
に、一定の構造すなわち一種類の更新荷重検出装置25
によって各種の既設のエレベーター装置に容易に対応す
ることができる。したがって、更新荷重検出装置25を
標準化することができ、更新工事の容易化とも相俟って
更新改修費用を低減することができる。なお、図1〜図
6の実施の形態における荷重検出器29がストレーンゲ
ージを要部として構成されたものであっても上述の作用
を得ることができる。
【0030】実施の形態2.図7及び図8は、この発明
の他の実施の形態の一例を示す図で、図7は全体構成を
概念的に示す立面図、図8は図7のかごの拡大正面図で
ある。なお、図7及び図8の他は前述の図1〜図6の実
施の形態と同様にエレベーター装置が構成されている。
図において、図1〜図6と同符号は相当部分を示し、2
5は図8における左側の腕14に設けられた第一更新荷
重検出装置で、前述の更新荷重検出装置25と同様に構
成されている。36は第一更新荷重検出装置25と同様
に構成されて図8における右側の腕14に設けられた第
二更新荷重検出装置である。
【0031】上記のように構成されたエレベーター装置
において、かご6に第一更新荷重検出装置25及び第二
更新荷重検出装置36の両者を装着後、かご室18床の
中央に試験おもり(図示しない)を数次にわたって漸増
して積み込んで、試験おもり量の変化に対応した上記両
者による出力値が動作特性記憶装置34に記憶される。
そして、かご6に乗客が乗り込むことにより、上記両者
による出力値が荷重演算装置35に入力される。これに
よって、動作特性記憶装置34の記憶値を介してかご6
の荷重が演算される。
【0032】そして、運転性能を向上する更新工事が行
われたエレベーター装置の場合には、更新制御盤23を
介して巻上機3が付勢されて駆動綱車が回転して主索5
が駆動される。また、荷重演算装置35により演算され
たかご6の荷重、すなわち偏荷重が作用した状態であっ
ても、正当なかご6の乗客数に応じて更新制御盤23が
動作して、かご6の乗客数に対応した前述のエレベータ
ー装置の制御が行われる。
【0033】また、図7及び図8の実施の形態において
も第一更新荷重検出装置25及び第二更新荷重検出装置
36が吊持体9の上部及びかご室18の上部の間に設け
られる。したがって、詳細な説明を省略するが図7及び
図8の実施の形態においても図1〜図6の実施の形態と
同様な作用が得られる。
【0034】また、図7及び図8の実施の形態では、か
ご6の間口方向の両側にそれぞれ上記両者が設けらて、
上記両者の出力値に基づいて動作特性記憶装置34の記
憶値が設定される。このため、かご6に乗客による偏荷
重が作用した場合であっても高精度で正当なかご6の荷
重が検出されて、そのかご6荷重に応じて更新制御盤2
3が動作する。したがって、かご6の乗客数に対応した
前述のエレベーター装置の制御を適切化することができ
る。
【0035】実施の形態3.図9も、この発明の他の実
施の形態の一例を示す図で、図9はかごの縦断側面図で
あり前述の図3相当図である。なお、図9の他は前述の
図1〜図6の実施の形態と同様にエレベーター装置が構
成されている。図において、図1〜図6と同符号は相当
部分を示し、37は後側腕で、吊持体9の両側の側枠1
1の上部寄りにそれぞれ固定され、後側に突設されて吊
持体9の要部を形成する。
【0036】38は隅部更新荷重検出装置で、取付金具
30がかご室18の上面の隅部に設けられて前述の更新
荷重検出装置25と同様に構成され、両側の腕14及び
後側腕37の突出端寄りにそれぞれ設けられ、すなわち
かご室18の上面の四隅にそれぞれ設けられている。
【0037】上記のように構成されたエレベーター装置
において、かご6に隅部更新荷重検出装置38の四者を
装着後、かご室18床の中央に試験おもり(図示しな
い)を数次にわたって漸増して積み込んで、試験おもり
量の変化に対応した上記四者による出力値が動作特性記
憶装置34に記憶される。そして、かご6に乗客が乗り
込むことにより、上記四者による出力値が荷重演算装置
35に入力される。これにより、動作特性記憶装置34
の記憶値を介してかご6の荷重が演算される。
【0038】そして、運転性能を向上する更新工事が行
われたエレベーター装置であれば、更新制御盤23を介
して巻上機3が付勢されて駆動綱車が回転して主索5が
駆動される。また、荷重演算装置35によって演算され
たかご6の荷重、すなわち偏荷重が作用した状態であっ
ても、正当なかご6の乗客数に応じて更新制御盤23が
動作して、かご6の乗客数に対応した前述のエレベータ
ー装置の制御が行われる。
【0039】また、図9の実施の形態においても上記四
者が吊持体9の上部及びかご室18の上部の間に設けら
れる。したがって、詳細な説明を省略するが図7及び図
8の実施の形態においても図1〜図6の実施の形態と同
様な作用が得られる。なお、図9の実施の形態では、か
ご6の平面における四偶にそれぞれ上記四者が設けら
て、上記四者の出力値に基づいて動作特性記憶装置34
の記憶値が設定される。
【0040】このため、かご6に乗客による偏荷重が作
用した場合であっても一層高精度で正当なかご6の荷重
を検出することができ、そのかご6荷重に応じて更新制
御盤23が動作する。したがって、かご6の乗客数に対
応した前述のエレベーター装置の制御をさらに有効化、
適切化することができる。
【0041】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、枠状を
なしエレベーターのかごの要部を構成し、主索に連結さ
れて昇降路を昇降する吊持体と、この吊持体内に配置さ
れて弾性体を介して吊持体に支持されたかご室と、一側
がかご室上部の平面における縁部に他側が上記縁部に対
向した吊持体の上部にそれぞれ保持されて、かご室の荷
重変動による上記弾性体の変形に基づく吊持体及びかご
室の相対変位によって動作してかご室の荷重値に対応し
た出力を発する荷重検出装置とを設けたものである。
【0042】これによって、荷重検出装置が吊持体の上
部及びかご室の上部の間に設けられるので、作業員がか
ご室上の作業によって荷重検出装置の保守点検できて作
業を容易に能率よく行うことができる。このため、短時
間で確実に保守点検できてエレベーターの休止時間を短
縮でき利用者の不便を軽減する効果がある。また、既設
のエレベーター装置の運転性能を向上する更新工事の場
合、既設の荷重検出器の如何に拘泥せずに、かご室上で
の作業によって荷重検出装置を設置でき、更新改修作業
を容易に能率よく行うことができる。したがって、短期
間で確実に荷重検出装置を設置することができ、エレベ
ーターの休止期間を短縮でき利用者の不便を軽減する効
果がある。
【0043】また、この発明は以上説明したように、か
ご室に作用する荷重の変化に対応した荷重検出装置の動
作特性を予め記憶した動作特性記憶装置と、荷重検出装
置の出力値が入力されると動作特性記憶装置の記憶値を
介してかご室の荷重を演算する荷重演算装置と、この荷
重演算装置の演算値によりかご室の荷重値に応じてエレ
ベーターの運転を制御する制御盤とを設けたものであ
る。
【0044】これによって、荷重検出装置が吊持体の上
部及びかご室の上部の間に設けられるので、作業員がか
ご室上の作業によって荷重検出装置の保守点検できて作
業を容易に能率よく行うことができる。このため、短時
間で確実に保守点検できてエレベーターの休止時間を短
縮でき利用者の不便を軽減する効果がある。また、既設
のエレベーター装置の運転性能を向上する更新工事の場
合、既設の荷重検出器の如何に拘泥せずに、かご室上で
の作業によって荷重検出装置を設置でき、更新改修作業
を容易に能率よく行うことができる。したがって、短期
間で確実に荷重検出装置を設置することができ、エレベ
ーターの休止期間を短縮でき利用者の不便を軽減する効
果がある。
【0045】また、荷重検出装置の出力値に基づいて動
作特性記憶装置の記憶値が設定される。このため、かご
室に乗客による偏荷重が作用した場合であっても更新荷
重検出装置の出力値が是正されてかごの荷重が検出さ
れ、是正されたかご室荷重に応じて制御盤が動作する。
したがって、制御盤によるかご室の乗客数に対応した適
切なエレベーター装置の制御が行われ、エレベーター装
置の運転効率を向上する効果がある。
【0046】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、かご室上部において互いに離れた位置に複数
の荷重検出装置を配置したものである。
【0047】これによって、複数の荷重検出装置が設け
られることにより、それらの荷重検出装置の出力値に基
づき、それぞれの出力値が集積されて動作特性記憶装置
の記憶値が設定される。このため、かご室に乗客による
偏荷重が作用した場合であっても更新荷重検出装置の出
力値が肌理細かく是正されて、正当なかごの荷重が高精
度で検出され、かご室荷重に応じて制御盤が動作する。
したがって、制御盤によるかご室の乗客数に対応した適
切なエレベーター装置の制御が行われ、エレベーター装
置の運転効率を向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、全体構
成を概念的に示す立面図。
【図2】 図1のかごの拡大正面図。
【図3】 図2のA−A線断面面図。
【図4】 図3のB部拡大図。
【図5】 図4の右側面図。
【図6】 図1のエレベーター装置の電気的機器の接続
を概念的に示すブロック図。
【図7】 この発明の実施の形態2を示す図で、全体構
成を概念的に示す立面図。
【図8】 図7のかごの拡大正面図。
【図9】 この発明の実施の形態3を示すかごの縦断側
面図で、前述の図3相当図。
【図10】 従来のエレベーター装置を示す図で、全体
構成を概念的に示す立面図。
【図11】 図10のかごの拡大正面図。
【図12】 図11の右側面図。
【符号の説明】
1 昇降路、5 主索、6 かご、9 吊持体、17
弾性体、18 かご室、23 更新制御盤(制御盤)、
25 更新荷重検出装置(荷重検出装置)、25 第一
更新荷重検出装置(荷重検出装置)、34 動作特性記
憶装置、35荷重演算装置、36 第二荷重検出装置
(荷重検出装置)、38 隅部更新荷重検出装置(荷重
検出装置)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠状をなしエレベーターのかごの要部を
    構成し、主索に連結されて昇降路を昇降する吊持体と、
    この吊持体内に配置されて弾性体を介して上記吊持体に
    支持されたかご室と、一側が上記かご室上部の平面にお
    ける縁部に他側が上記縁部に対向した上記吊持体の上部
    にそれぞれ保持されて、上記かご室の荷重変動による上
    記弾性体の変形に基づく上記吊持体及びかご室の相対変
    位によって動作して上記かご室の荷重値に対応した出力
    を発する荷重検出装置とを備えたエレベーター装置。
  2. 【請求項2】 かご室に作用する荷重の変化に対応した
    荷重検出装置の動作特性を予め記憶した動作特性記憶装
    置と、上記荷重検出装置の出力値が入力されると上記動
    作特性記憶装置の記憶値を介して上記かご室の荷重を演
    算する荷重演算装置と、この荷重演算装置の演算値によ
    り上記かご室の荷重値に応じてエレベーターの運転を制
    御する制御盤とを備えたことを特徴とする請求項1記載
    のエレベーター装置。
  3. 【請求項3】 荷重検出装置を、かご室上部において互
    いに離れて複数配置したことを特徴とする請求項2記載
    のエレベーター装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018082106A1 (zh) * 2016-11-03 2018-05-11 江苏蒙哥马利电梯有限公司 一种电梯轿厢超重报警装置
CN111836771A (zh) * 2018-03-15 2020-10-27 株式会社日立制作所 电梯系统

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WO2018082106A1 (zh) * 2016-11-03 2018-05-11 江苏蒙哥马利电梯有限公司 一种电梯轿厢超重报警装置
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