JP2001080321A - タイヤ空気圧異常警報システム - Google Patents

タイヤ空気圧異常警報システム

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JP2001080321A
JP2001080321A JP26236699A JP26236699A JP2001080321A JP 2001080321 A JP2001080321 A JP 2001080321A JP 26236699 A JP26236699 A JP 26236699A JP 26236699 A JP26236699 A JP 26236699A JP 2001080321 A JP2001080321 A JP 2001080321A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイヤに装着したセンサ装置から送信される
タイヤ空気圧データに基づいてタイヤ空気圧の異常を通
知するタイヤ空気圧異常警報システムにおいて、センサ
装置を仕向け地に応じて車両に的確に装備でき、長時間
良好に作動し、かつ異常タイヤを容易に見つけることが
できるようにする。 【解決手段】 タイヤに装着されてタイヤ空気圧を送信
するセンサ装置10は、遠隔操作により指示されて、同
センサ装置10を表す自己識別番号データに加えて、仕
向け地データ、登録フラグ、停止フラグ、開始フラグ及
びセンサ装置10に施した識別表示を表すデータを含む
センサデータを送信する。この送信されたセンサデータ
に基づいて、仕向け地、自己識別番号の登録、センサ装
置10の作動停止及び開始、並びに空気圧異常のタイヤ
に装着されたセンサ装置10を認識可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両におけるタイ
ヤ空気圧の異常を運転者に通知するタイヤ空気圧異常警
報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば特開平10−3070
69号公報及び特開平11−78446号公報に示され
ているように、車両のタイヤに組み付けらてタイヤ空気
圧を検出するとともに同検出したタイヤ空気圧に関する
情報を送信するセンサ装置と、センサ装置から送信され
たタイヤ空気圧に関する情報に基づいてタイヤ空気圧の
異常を運転者に通知する警報装置とを備えたタイヤ空気
圧異常警報システムは知られている。特に、後者の公報
には、センサ装置内に自己識別番号データを記憶させて
おき、センサ装置に設けたスイッチの操作時に前記自己
識別番号データを登録コードと共にセンサ装置から送信
して、同送信された自己識別番号データを警報装置に登
録することも示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置にあっては、タイヤ空気圧の異常を警報するという基
本的な機能に付属する機能としては、自己識別番号デー
タの自動登録機能が考慮されているのみで、このタイヤ
空気圧異常警報システムを車両に装備し、また装備した
同システムを利用するあたっては、種々の問題があっ
た。
【0004】例えば、センサ装置から情報を送信する際
の仕様が各国毎に異なっているにもかかわらず、センサ
装置の仕向け地の確認ができなかったり、難しかったり
した。また、センサ装置の装着後から実際に使用するま
でには多くの時間が経過するにもかかわらず、同センサ
装置が作動をし続けるために電池が消耗する。また、タ
イヤのローテーションのために、タイヤ空気圧の異常が
発生したとき、同異常が車両の複数のタイヤのいずれか
に発生していることは運転者に通知されるものの、同異
常がいずれのタイヤに発生しているかを特定できない。
【0005】
【発明の概要】本発明は、前記のようなタイヤ空気圧異
常警報システムの改良に係り、その目的は、車両に的確
に装備でき、良好に作動し、かつ使い勝手の良好なタイ
ヤ空気圧異常警報システムを提供することにある。
【0006】上記目的を達成するために、本発明の構成
上の特徴は、車両のタイヤに組み付けられてタイヤ空気
圧を検出するとともに同検出したタイヤ空気圧に関する
情報を送信するセンサ装置と、センサ装置から送信され
たタイヤ空気圧に関する情報に基づいてタイヤ空気圧の
異常を運転者に通知する警報装置とを備えたタイヤ空気
圧異常警報システムにおいて、センサ装置内に、同セン
サ装置の仕向け地を表す仕向け地情報を記憶しておい
て、外部からの指示に応答して仕向け地情報を送信する
仕向け地情報出力手段を設けたことにある。
【0007】これによれば、工場内でタイヤにセンサ装
置を装着する際、またセンサ装置を装着したタイヤを車
両に実装する際などに、タイヤに装着される前のセンサ
装置又はタイヤに装着されたセンサ装置に対して外部か
ら指示を与えることにより、同センサ装置から仕向け地
を表す仕向け地情報が送信されるので、同情報に基づい
てセンサ装置の仕向け地が確認できる。したがって、セ
ンサ装置から情報を送信する際の仕様が各国毎に異なっ
ていても、センサ装置の仕向け地の確認が簡単にできる
ようになり、センサ装置のタイヤに対する誤った装着、
及びセンサ装置を装着したタイヤの誤った車両への実装
を簡単に回避できる。
【0008】この場合、例えば、前記タイヤ空気圧異常
警報システムに、前記外部からの指示を前記センサ装置
に対して与える外部指示手段と、前記センサ装置から送
信された仕向け地情報に基づいて同センサ装置の仕向け
地を表示する表示手段とからなる仕向け地確認装置を付
属させるようにすればよい。
【0009】また、本発明の他の構成上の特徴は、車両
のタイヤに組み付けられるとともに電池を内蔵してな
り、同電池によって作動されてタイヤ空気圧を検出する
とともに同検出したタイヤ空気圧に関する情報を送信す
るセンサ装置と、センサ装置から送信されたタイヤ空気
圧に関する情報に基づいてタイヤ空気圧の異常を運転者
に通知する警報装置とを備えたタイヤ空気圧異常警報シ
ステムにおいて、センサ装置内に、外部からの指示に応
答してタイヤ空気圧の検出及び同検出されたタイヤ空気
圧に関する情報の送信動作を停止させる停止制御手段を
設けたことにある。
【0010】これによれば、車両の生産における検査時
にタイヤ空気圧の検出及び同検出されたタイヤ空気圧に
関する情報の送信動作を働かせてき、検査終了後に、セ
ンサ装置に対して外部から指示を与えれば、停止制御手
段の機能により、センサ装置におけるタイヤ空気圧の検
出及び同検出されたタイヤ空気圧に関する情報の送信動
作を停止させることができる。したがって、タイヤ空気
圧異常警報システムを実質的に使用していないときに
は、センサ装置における電池の消耗を回避できる。
【0011】この場合、前記センサ装置内に、タイヤ空
気圧の検出及び同検出されたタイヤ空気圧に関する情報
の送信動作の停止時に同停止を表す停止情報を送信する
停止情報出力手段を設けるとよい。これによれば、送信
された停止情報に基づいて、センサ装置におけるタイヤ
空気圧の検出及びタイヤ空気圧に関する情報の送信動作
の停止を確認することができ、前記停止を確実に行うこ
とができる。例えば、前記作動の停止及び停止の確認を
簡単に行うために、このタイヤ空気圧異常警報システム
に、外部からの指示をセンサ装置に対して与える外部指
示手段と、センサ装置から送信された停止情報に基づい
てタイヤ空気圧の検出及び同検出されたタイヤ空気圧に
関する情報の送信動作の停止を表示する表示手段とから
なる停止確認装置を付属させるようにすればよい。
【0012】また、前記タイヤ空気圧異常警報システム
において、センサ装置内に、外部からの指示に応答して
タイヤ空気圧の検出及び同検出されたタイヤ空気圧に関
する情報の送信動作を開始させる開始制御手段を設ける
とよい。これによれば、停止していたセンサ装置の作動
を簡単に再開をさせることができ、同センサ装置の使い
勝手が良好になる。
【0013】また、本発明の他の構成上の特徴は、車両
の複数のタイヤにそれぞれ組み付けらてタイヤ空気圧を
それぞれ検出するとともに同検出したタイヤ空気圧に関
する情報をそれぞれ送信する複数のセンサ装置と、複数
のセンサ装置から送信されたタイヤ空気圧に関する情報
に基づいてタイヤ空気圧の異常を運転者に通知する警報
装置とを備えたタイヤ空気圧異常警報システムにおい
て、複数のセンサ装置に視覚的に識別可能な異なる識別
表示をそれぞれ施してなり、同複数のセンサ装置内に、
前記タイヤ空気圧に関する情報と共に前記センサ装置に
施された識別表示を表す表示情報を送信する表示情報出
力手段をそれぞれ設けるとともに、警報装置内に、タイ
ヤ空気圧の異常と共に、センサ装置から送信された表示
情報に基づいて同タイヤ空気圧の異常が検出されたタイ
ヤに装着されたセンサ装置に施された識別表示を運転者
に通知する表示情報通知手段を設けたことにある。
【0014】これによれば、運転者には、車両のいずれ
かのタイヤに空気圧異常が発生したこと、同空気圧異常
の発生されたタイヤに装着されているセンサ装置に施さ
れた識別表示が通知されるので、運転者はセンサ装置に
施された識別表示を調べれば、空気圧異常の発生してい
るタイヤを見つけることができる。したがって、タイヤ
がローテーションされても、空気圧異常の発生している
タイヤを容易かつ的確に特定できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るタイヤ空気圧
異常警報システムの一実施形態を説明する。このタイヤ
空気圧異常警報システムは、車両のタイヤの数(本実施
形態では「4」)に対応した複数のセンサ装置10と、
検査時などに使用されてセンサ装置10を遠隔操作によ
り制御するハンディタイプチェッカ20と、車体に組込
まれて車両走行中にタイヤ空気圧の異常を警報する警報
装置本体30とにより構成されている。
【0016】各センサ装置10は、図1に示すように、
タイヤに空気を注入するための円筒状のバルブ装置BS
の下部に加硫接着されたカバーゴム10aを介して組み
付けられたケース10bを備えている。カバーゴム10
aはタイヤのリムTRを貫通して気密的に勘着され、ケ
ース10bは、ケース10b内をタイヤの空気室内に連
通させるようにリムTR内(タイヤ内)に組込まれるよ
うになっており、タイヤの空気室内にバルブ装置BS及
びケース10bを介して空気が供給される。また、バル
ブ装置BS及びカバーゴム10aの外周上にはアンテナ
13aが組み付けられている。
【0017】ケース10bは、図2に概略ブロック図で
示した電気回路装置を収容している。電気回路装置は、
タイヤ空気圧センサ11、タイマ回路12、送受信回路
13及びコントローラ14を備えている。タイヤ空気圧
センサ11は、突設部10bのタイヤ内に連通する通路
に設けられて同タイヤ内の空気圧すなわちタイヤ空気圧
Ptを検出して、同タイヤ空気圧Ptを表す検出信号を
出力する。タイマ回路12は、時間を計測して所定時間
T1(例えば、20秒)毎に、コントローラ14にタイ
マインタラプト信号を出力する。送受信回路13は、コ
ントローラ14から送信のために出力されたセンサデー
タを変調して、アンテナ13aを介して送信する。ま
た、送受信回路13は、アンテナ13aにより受信した
信号を復調して受信データを取り出して、同受信データ
をコントローラ14に供給すると共に、この受信データ
の供給と同時に外部指示インタラプト信号をコントロー
ラ14に供給する。
【0018】コントローラ14は、マイクロコンピュー
タなどにより構成されていて、前記タイマインタラプト
信号の到来毎に図3のフローチャートに示す空気圧チェ
ックプログラムを実行するとともに、前記外部指示イン
タラプト信号の到来毎に図4のフローチャートに示す外
部指示応答プログラムを実行して、自己識別番号データ
ID及び仕向け地データを含むセンサデータを出力す
る。そのために、このコントローラ14は、センサ装置
10毎に与えられた自己識別番号データID及び同セン
サ装置10(同センサ装置10の装着されたタイヤ及び
同タイヤの実装された車両)の仕向け地を表す仕向け地
データを記憶している。
【0019】前記センサデータは、図5に示すように、
同期ビットSYNC、自己識別番号データID、タイヤ
空気圧データPt、仕向け地データCTRY、登録フラ
グREG、停止フラグSTP及び開始フラグSTRTか
らなる。同期ビットSYNCは、データ列の開始位置を
示すものである。自己識別番号データIDは、センサ装
置10に割り当てられた自己識別番号を表す。タイヤ空
気圧データPtは、タイヤ空気圧センサ11によって検
出されたタイヤ空気圧Ptを表す。仕向け地データCT
RYは、センサ装置10の日本、アメリカ、ヨーロッパ
などの仕向け地を表すもので、例えば”00”は日
本、”01”はアメリカ、”10”はヨーロッパのよう
に設定されている。登録フラグREGは、通常”0”に
設定されていて、警報装置本体30に自己識別番号を登
録させるためにセンサデータを出力する際にのみ”1”
に設定される。停止フラグSTPも、通常”0”に設定
されていて、センサ装置10の一部の作動停止の通知の
ためにセンサデータを出力する際にのみ”1”に設定さ
れる。開始フラグSTRTも、通常”0”に設定されて
いて、センサ装置10の作動再開の通知のためにセンサ
データを出力する際にのみ”1”に設定される。
【0020】前記のようなタイヤ空気圧センサ11、タ
イマ回路12、送受信回路13及びコントローラ14の
うち、送受信回路13は、ケース10bに組み付けられ
た電池15に直接接続されて、常時、電池15からの電
力を受けて作動している。一方、タイヤ空気圧センサ1
1、タイマ回路12及びコントローラ14は、電力供給
制御回路16を介して電池15に接続されており、電力
供給制御回路16がオン状態にあるときのみ電池15か
らの電力を受けて作動し、同電力供給制御回路16がオ
フ状態にあれば電池15からの電力が遮断されて非作動
状態になる。
【0021】電力供給制御回路16のオン・オフ状態
は、コントローラ14及び開始制御回路17によって切
換え制御されるようになっている。コントローラ14
は、前記外部指示応答プログラムの実行時に電力供給制
御回路16をオフ状態に制御する。開始制御回路17
は、外部からの開始指示信号が送受信回路13にて受信
されたときに、電力供給制御回路16をオン状態に切換
えるとともにコントローラ14の作動開始を指示する。
そのため、開始制御回路17も、送受信回路13と同様
に電池15から電力を直接受けて常時作動している。
【0022】ハンディタイプチェッカ20は、図6に示
すように携帯可能に構成されていて、方形状のケース2
0aの上面にパワースイッチ21、登録指示用スイッチ
23a、仕向け地指示用スイッチ23b、停止指示用ス
イッチ23c、開始指示用スイッチ23d及び表示器2
4を備えている。パワースイッチ21は、ハンディタイ
プチェッカ20の作動及び非作動を切換えるものであ
る。登録指示用スイッチ23a、仕向け地指示用スイッ
チ23b、停止指示用スイッチ23c及び開始指示用ス
イッチ23dは、センサ装置10に対して、自己識別番
号の登録用データの送信、仕向け地データの送信、作動
停止及び作動開始をそれぞれ指示するものである。表示
器24は、各種データの受信時などに、各データを表す
文字、数字などを表示するものである。
【0023】ケース20a内には、図7に概略ブロック
図で示す電気回路装置が内蔵されている。この電気回路
装置は、前記各種スイッチ21,23a〜23d及び表
示器24に接続されたコントローラ25を有する。コン
トローラ25は、マイクロコンピュータなどにより構成
されており、登録指示用スイッチ23a、仕向け地指示
用スイッチ23b、停止指示用スイッチ23c及び開始
指示用スイッチ23dの操作時に、図8にフローチャー
トで示すセンサ指示プログラムを実行する。
【0024】このコントローラ25には、各種データの
送受信のための送受信回路26が接続されている。送受
信回路26は、前記センサ装置10の送受信回路13と
同様に、アンテナ26aと協働して各種データを送受信
する。ただし、送受信回路26及びアンテナ26aの感
度は低く設定されており、センサ装置10にある程度近
づけなければ同センサ装置10との送受信ができないよ
うになっている。表示器24、コントローラ25及び送
受信回路26は、パワースイッチ21を介して、ケース
20aに組み付けられた電池27に接続されている。
【0025】警報装置本体30は、図9に概略ブロック
図で示すように、コントローラ31を備えている。コン
トローラ31は、マイクロコンピュータなどにより構成
されていて、センサ装置10からのデータを受信したと
き、図10のフローチャートに示す空気圧異常警報プロ
グラムを実行する。また、このコントローラ31は、車
両の各タイヤに装着された各センサ装置10を表す自己
識別番号データIDを記憶する不揮発性のメモリ領域を
備えている。コントローラ31には、同コントローラ3
1の作動を種々に切換え制御するための操作スイッチ群
32が接続されているとともに、送受信回路26及び表
示器34も接続されている。
【0026】送受信回路33は、センサ装置10の送受
信回路13及びハンディタイプチェッカ20の送受信回
路26と同様に、アンテナ33aと協働して各種データ
を送受信する。表示器34は、各データを表す文字、数
字などを表示する文字表示器に加えて、タイヤ空気圧異
常を運転者に知らせるための警報ランプも備えている。
【0027】次に、上記のように構成した実施形態の動
作を説明する。工場における車両の組み立てにおいて、
センサ装置10をそれぞれ装着した各タイヤを車両に実
装した後、自己識別番号登録及び仕向け地チェックなど
を行う。
【0028】作業者は、ハンディタイプチェッカ20の
パワースイッチ21をオンした状態で、搬送されてくる
一台の車両に実装されている複数のタイヤのうちで一つ
のタイヤに装着されているセンサ装置10に同チェッカ
20を接近させ、同チェッカ20の登録指示用スイッチ
23aを操作すると、コントローラ25は、前記スイッ
チ23aの操作に応答して、図8のセンサ指示プログラ
ムをステップ300にてふたたび開始し、ステップ30
2の判定処理により、プログラムをステップ306に進
める。ステップ306においては、自己識別番号登録用
のデータを送信することを指示する指示データをセンサ
装置10に対する指示であることを表す所定の指示パタ
ーンデータと共に、送受信回路26に出力する。送受信
回路26は、これらの指示データと指示パターンデータ
とをアンテナ26aを介して送信する。前記ステップ3
06の処理後、コントローラ25はステップ308,3
10の判定処理により、センサ装置10から自己識別番
号登録用のセンサデータの送信を待つ。
【0029】前記ハンディタイプチェッカ20から送信
されたデータは、同チェッカ20を接近させたセンサ装
置10の送受信回路13によってアンテナ13aを介し
て受信される。送受信回路13は、前記受信に応答し
て、同受信した受信データをバッファメモリに一時的に
それぞれ蓄えるとともに、外部指示インタラプト信号を
各コントローラ14にそれぞれ出力する。各コントロー
ラ14は、前記指示信号の到来に応答して、図4の外部
指示応答プログラムの実行をステップ200にてそれぞ
れ開始する。そして、ステップ202にて、前記送受信
回路13のバッファメモリ内に一時記憶した受信データ
にを入力し、同受信データ中に前記所定の指示パターン
データが存在するか否かを判定する。この判定の結果、
受信データ中に所定の指示パターンデータが含まれてい
ない場合には、前記ステップ202にて「NO」と判定
してステップ218にてこの外部指示応答プログラムの
実行を終了する。一方、受信データ中に所定の指示パタ
ーンデータが含まれている場合には、前記ステップ20
2にてそれぞれ「YES」と判定して、プログラムをス
テップ204に進める。
【0030】前記ハンディタイプチェッカ20を接近さ
せたセンサ装置10のコントローラ14は、ステップ2
04にて、外部からの指示の種類を判定する。この場
合、自己識別番号登録のためのセンサデータの送信が指
示されているので、ステップ204の判定処理により、
ステップ206の処理が実行される。ステップ206に
おいて、センサデータ中の登録フラグREGを”1”に
設定して、自己識別番号登録用のセンサデータ(図5)
を送受信回路13に出力して送信を指示し、ステップ2
18にてこの外部指示応答プログラムの実行を終了す
る。送受信回路13は、前記センサデータを変調して、
アンテナ13aを介して送信する。なお、この場合のセ
ンサデータにおいては、自己識別番号データID及び仕
向け地データCTRYは予め決められた値であり、タイ
ヤ空気圧データPtは後述する処理により設定されるタ
イヤ空気圧センサ11によって検出された値を示してお
り、また停止フラグSTP及び開始フラグSTRTは共
に”0”に設定されている。
【0031】一方、このような状態では、車体に組込ま
れた警報装置本体30も作動中であり、同警報装置本体
30内の送受信回路33はアンテナ33aを介して前記
自己識別番号登録用のセンサデータを受信して、コント
ローラ31にインタラプト信号を出力するとともに、前
記センサデータをコントローラ31に供給する。これに
より、コントローラ31は、図10の空気圧異常警報プ
ログラムの実行をステップ400にて開始して、ステッ
プ402にて、自己識別番号登録モード状態にあるか否
かを判定する。この場合、操作スイッチ群32の操作に
より、警報装置本体30は前記自己識別番号登録モード
に設定されている。したがって、このステップ402に
おいては「YES」と判定し、ステップ404にて前記
受信したセンサデータ中の登録フラグREGが”1”で
あるか否かを判定する。いま、登録フラグREGは”
1”に設定されているので、ステップ404にて「YE
S」と判定して、ステップ406にてセンサデータ中の
自己識別番号データIDを不揮発性のメモリに記憶す
る。そして、この記憶された自己識別番号データID
は、以降タイヤ空気圧の異常判定に利用されるので、不
揮発性のメモリに記憶される。前記ステップ406の処
理後、後述するステップ408以降の処理が実行され
る。
【0032】また、前記センサ装置10から送信された
センサデータは、ハンディタイプチェッカ20の送受信
回路13でもアンテナ13aを介して受信される。この
とき、ハンディタイプチェッカ20においては、コント
ローラ14が、前記ステップ306によるセンサ装置1
0に対する自己識別番号の登録指示の送信後、ステップ
308,310の自己識別番号登録用のセンサデータの
送信待ち処理を実行し続けている。そして、前述のよう
にセンサ装置10からの登録フラグREGが”1”に設
定されたセンサデータを受信すると、ステップ308に
て「YES」と判定して、ステップ312にて、自己識
別番号登録用のセンサデータがセンサ装置10から出力
されたことを表示器24にて表示する。そして、ステッ
プ340にてこのセンサ指示プログラムの実行を終了す
る。これにより、作業者は、自己識別番号の登録作業が
終了したことを視覚的に確認することができる。
【0033】また、前記登録フラグREGが”1”に設
定された自己識別番号登録用のセンサデータを受信しな
ければ、ステップ308にて「NO」と判定して、プロ
グラムをステップ310に進める。ステップ310にお
いては、ステップ306による指示データの送信から所
定時間が経過しているか否かを判定する。したがって、
前記ステップ306の処理から所定時間に達するまで
は、前記のようなセンサデータを受信しなくても、ステ
ップ308,310における「NO」との判定のもとに
同ステップ308,310の処理を実行し続ける。
【0034】しかし、前記ステップ306の処理から所
定時間が経過しても、前記のようなセンサデータを受信
しない場合には、ステップ310にて「YES」と判定
して、プログラムをステップ338に進める。ステップ
338においては、センサ装置10の再確認、ハンディ
タイプチェッカ20の再操作などの注意を表示して、ス
テップ340にてこのセンサ指示プログラムの実行を終
了する。これにより、作業者は、ハンディタイプチェッ
カ20の操作ミス、センサ装置10の装着ミス、異常な
どを発見することができる。
【0035】次に、仕向け地確認作業について説明す
る。作業者は、前記場合と同様にハンディタイプチェッ
カ20をタイヤのセンサ装置10に接近させて、同チェ
ッカ20の仕向け地指示用スイッチ23bを操作する。
これにより、コントローラ25は、図8のセンサ指示プ
ログラムをステップ300にてふたたび開始し、ステッ
プ302の判定処理により、プログラムをステップ31
4に進める。ステップ314においては、前記ハンディ
タイプチェッカ20を接近させたセンサ装置10に対し
て、仕向け地を表すデータを送信することを指示する指
示データをセンサ装置10に対する指示であることを表
す所定の指示パターンデータと共に、送受信回路26及
びアンテナ26aを介して送信する。前記ステップ31
4の処理後、コントローラ25はステップ316,31
8の判定処理により、センサ装置10からの仕向け地デ
ータを含むセンサデータの送信を待つ。
【0036】この場合も、ハンディタイプチェッカ20
から送信された指示データは、前記ハンディタイプチェ
ッカ20を接近させたセンサ装置10の送受信回路13
によってアンテナ13aを介して受信され、同装置10
のコントローラ14は前述した外部指示応答プログラム
をそれぞれ実行する。そして、前記コントローラ14
は、ステップ200における外部指示応答プログラムの
開始後、ステップ202にて前記場合と同様な指示パタ
ーンデータの受信に基づいて「YES」と判定し、ステ
ップ204以降の処理を実行する。今回は仕向け地デー
タの送信が指示されているので、コントローラ14は、
ステップ204の判定処理により、プログラムをステッ
プ208に進める。ステップ208においては、登録フ
ラグREG、停止フラグSTP及び開始フラグSTRT
を全て”0”に設定したセンサデータを送受信回路13
及びアンテナ13aを介して送信させる。そして、ステ
ップ218にてこの外部指示応答プログラムの実行を終
了する。
【0037】この送信されたセンサデータは、前記セン
サ装置10に接近させたハンディタイプチェッカ20の
送受信回路13にてアンテナ13aを介して受信され
る。このとき、ハンディタイプチェッカ20において
は、コントローラ14が、前記ステップ314によるセ
ンサ装置10に対する仕向け地データCTRYの送信指
示の送信後、ステップ316,318の仕向け地データ
CTRYの送信待ち処理を実行し続けている。そして、
前述のように登録フラグREG、停止フラグSTP及び
開始フラグSTRTの全てが”0”に設定されたセンサ
データを受信すると、ステップ316にて「YES」と
判定してプログラムをステップ320に進める。ステッ
プ320においては、表示器24に仕向け地データCT
RYにより表された仕向け地を表す数字、文字などを表
示して、ステップ340にてこのセンサ指示プログラム
の実行を終了する。これにより、センサ装置10の仕様
が仕向け地により異なっていても、作業者は、タイヤに
装着されているセンサ装置10の仕向け地を簡単に確認
することができる。
【0038】また、前記登録フラグREG、停止フラグ
STP及び開始フラグSTRTの全てが”0”に設定さ
れたセンサデータを、所定時間以上にわたって受信しな
ければ、前述したステップ308,310の判定処理と
同様に、ステップ318にて「YES」と判定して、ス
テップ338にてセンサ装置10の再確認、ハンディタ
イプチェッカ20の再操作などの注意を表示して、ステ
ップ340にてこのセンサ指示プログラムの実行を終了
する。
【0039】なお、この実施形態のセンサデータにおい
ては、仕向け地データCTRYを自己識別番号データI
Dとは分離させるようにしたが、仕向け地データCTR
Yを自己識別番号データIDに混在させるようにしてよ
い。例えば、図11に示すように、自己識別番号データ
IDの下位ビット側に仕向け地データCTRYを配置し
て、最下位ビットから上位に向かってはじめて”1”が
現れるまでの数(例えば、1番目は日本、2番目はアメ
リカ、3番目はヨーロッパなど)により仕向け地を表す
ようにして、前記”1”よりも上位側の複数のビット
(図11においてXで表す)により自己識別番号を表す
ようにしてもよい。また、前記のように下位ビット側を
仕向け地データCTRYとするとともに上位ビット側を
自己識別番号データIDとするのに代えて、上位ビット
側を仕向け地データCTRYとするとともに下位ビット
側を自己識別番号データIDとするようにしてよい。
【0040】また、自己識別番号データIDが偶数であ
れば日本、奇数であれば外国などの自己識別番号データ
IDの値により仕向け地を表すようにしてもよい。多く
の種類の仕向け地を表すには、「3」、「4」…などに
より自己識別番号データIDを除算した余りの数により
仕向け地を表すようにしてもよい。この場合、仕向け地
に応じて自己識別番号データIDを決めておくととも
に、前記ステップ320にて予め決められた除算などの
演算処理を行って仕向け地を導き出して表示するように
すればよい。
【0041】次に、上記のような仕向け地などの確認後
に、センサ装置10の一部の動作を停止させる動作につ
いて説明する。この場合、作業者は、前記場合と同様に
ハンディタイプチェッカ20をタイヤのセンサ装置10
に接近させて、同チェッカ20の停止指示用スイッチ2
3cを操作する。これにより、コントローラ25は、図
8のセンサ指示プログラムをステップ300にてふたた
び開始し、ステップ302の判定処理により、プログラ
ムをステップ322に進める。ステップ322において
は、前記ハンディタイプチェッカ20を接近させたセン
サ装置10に対して、装置の一部の動作を停止させるこ
とを指示する指示データをセンサ装置10に対する指示
であることを表す所定の指示パターンデータと共に、送
受信回路26及びアンテナ26aを介して送信する。前
記ステップ322の処理後、コントローラ25はステッ
プ324,326の判定処理により、センサ装置10か
ら停止フラグSTPの送信を待つ。
【0042】この場合も、ハンディタイプチェッカ20
から送信された指示データは、前記ハンディタイプチェ
ッカ20を接近させたセンサ装置10の送受信回路13
によってアンテナ13aを介して受信され、同センサ装
置10のコントローラ14は前述した外部指示応答プロ
グラムをそれぞれ実行する。そして、前記コントローラ
14は、ステップ200における外部指示応答プログラ
ムの開始後、ステップ202にて前記場合と同様な指示
パターンデータの受信に基づいて「YES」と判定し、
ステップ204以降の処理を実行する。今回はセンサ装
置10の一部の停止が指示されているので、コントロー
ラ14は、ステップ204の判定処理により、プログラ
ムをステップ210,212に進める。ステップ210
においては、停止フラグSTPを”1”に設定した前記
と同様なセンサデータを送受信回路13及びアンテナ1
3aを介して送信させる。なお、センサデータ中の登録
フラグREG及び開始フラグSTRTは、共に”0”に
保たれている。
【0043】ステップ212においては、コントローラ
14の終了処理を実行した後、電力供給制御回路16を
オフ状態に切換える。これにより、電力供給制御回路1
6は、タイヤ空気圧センサ11、タイマ回路12及びコ
ントローラ14に対して電池15からの電力の供給を遮
断する。これにより、電池15の消耗を極力少なくする
ことができる。なお、この場合にでも、送受信回路13
及び開始制御回路17には電池15から電力が供給され
ており、次にこのセンサ装置10の作動を遠隔操作によ
り再開させるのに支障がないようにしている。そして、
ステップ218にてこの外部指示応答プログラムの実行
を終了する。
【0044】前記ステップ210の処理により送信され
たセンサデータは、ハンディタイプチェッカ20の送受
信回路13にてアンテナ13aを介して受信される。こ
のとき、ハンディタイプチェッカ20においては、コン
トローラ14が、前記ステップ322によるセンサ装置
10に対する停止指示データの送信後、ステップ32
4,326の停止フラグSTPの送信待ち処理を実行し
続けている。そして、前述のように停止フラグSTP
が”1”に設定されたセンサデータを受信すると、ステ
ップ324にて「YES」と判定してプログラムをステ
ップ328に進める。ステップ328においては、表示
器24にセンサ装置10の作動停止を表す数字、文字な
どを表示して、ステップ340にてこのセンサ指示プロ
グラムの実行を終了する。これにより、作業者は、セン
サ装置10の一部の作動停止を確認することができる。
【0045】また、前記停止フラグSTPが”1”に設
定されセンサデータを、所定時間以上にわたって受信し
なければ、前述したステップ308,310の判定処理
と同様に、ステップ326にて「YES」と判定して、
ステップ338にてセンサ装置10の再確認、ハンディ
タイプチェッカ20の再操作などの注意を表示して、ス
テップ340にてこのセンサ指示プログラムの実行を終
了する。
【0046】このように、一つのセンサ装置10につい
て自己識別番号の登録、仕向け地の確認及びセンサ装置
10の作動停止処理を行った後、次のセンサ装置10に
ついて同各処理を行って、一台の車両に実装された各タ
イヤにそれぞれ装着した全てのセンサ装置10に関する
検査を終了する。
【0047】次に、実際の車両の走行にあたって、タイ
ヤ空気圧Ptの異常が警報されるようにするために、セ
ンサ装置10の作動を再開させる動作について説明す
る。この場合、作業者は、前記場合と同様にハンディタ
イプチェッカ20をタイヤのセンサ装置10に接近させ
て、同チェッカ20の開始用スイッチ23dを操作す
る。これにより、コントローラ25は、図8のセンサ指
示プログラムをステップ300にてふたたび開始し、ス
テップ302の判定処理により、プログラムをステップ
330に進める。ステップ330においては、前記ハン
ディタイプチェッカ20を接近させたセンサ装置10に
対して、同センサ装置10の作動を開始させることを指
示する指示データをセンサ装置10に対する指示である
ことを表す所定の指示パターンデータと共に、送受信回
路26及びアンテナ26aを介して送信する。前記ステ
ップ330の処理後、コントローラ25はステップ33
2,334の判定処理により、センサ装置10から開始
フラグSTRTの送信を待つ。
【0048】この場合も、ハンディタイプチェッカ20
から送信された指示データは、同チェッカ10を接近さ
せたセンサ装置10の送受信回路13によってアンテナ
13aを介して受信される。この場合には、送受信回路
13が、前記開始指示に応答して、電力供給制御回路1
6をオン状態に切換えるとともに、コントローラ14に
対して外部指示応答プログラムの実行の開始を指示す
る。
【0049】これにより、コントローラ14は、電池1
5から電力が供給されて作動を開始するとともに、外部
指示応答プログラムの実行を図4のステップ200にて
開始する。そして、前記コントローラ14は、ステップ
200における外部指示応答プログラムの開始後、ステ
ップ202にて前記場合と同様な指示パターンデータの
受信に基づいて「YES」と判定し、ステップ204以
降の処理を実行する。この場合、センサ装置10の開始
が指示されているので、コントローラ14は、ステップ
204の判定処理により、プログラムをステップ214
に進める。ステップ214にて、タイヤ空気圧センサ1
1、タイマ回路12の作動をチェックした後、ステップ
216にて、開始フラグSTRTを”1”に設定した前
記と同様なセンサデータを送受信回路13及びアンテナ
13aを介して送信させる。なお、センサデータ中の登
録フラグREG及び停止フラグSTPは、共に”0”に
保たれている。そして、ステップ218にてこの外部指
示応答プログラムの実行を終了する。これにより、一部
の作動を停止しているセンサ装置10を簡単に作動開始
させることができる。
【0050】前記ステップ216の処理により送信され
たセンサデータは、ハンディタイプチェッカ20の送受
信回路13にてアンテナ13aを介して受信される。こ
のとき、ハンディタイプチェッカ20においては、コン
トローラ14が、前記ステップ330によるセンサ装置
10に対する開始指示データの送信後、ステップ33
2,334の開始フラグSTRTの送信待ち処理を実行
し続けている。そして、前述のように開始フラグSTR
Tが”1”に設定されたセンサデータを受信すると、ス
テップ332にて「YES」と判定してプログラムをス
テップ336に進める。ステップ336においては、表
示器24に前記センサ装置10の作動開始を表す数字、
文字などを表示して、ステップ340にてこのセンサ指
示プログラムの実行を終了する。これにより、作業者
は、センサ装置10の動作開始を確認することができ
る。
【0051】また、前記開始フラグSTRTが”1”に
設定されたセンサデータを、所定時間以上にわたって受
信しなければ、前述したステップ308,310の判定
処理と同様に、ステップ334にて「YES」と判定し
て、ステップ338にてセンサ装置10の再確認、ハン
ディタイプチェッカ20の再操作などの注意を表示し
て、ステップ340にてこのセンサ指示プログラムの実
行を終了する。
【0052】上記操作により、各センサ装置10の作動
を順次再開させて、一台の車両に実装された各タイヤに
それぞれ装着した全てのセンサ装置10を作動させる。
【0053】次に、車両の使用状態におけるタイヤ空気
圧Ptの警報動作について説明する。車両の各タイヤに
装着された複数のセンサ装置10においては、各タイマ
回路12が所定時間T1(例えば、20秒)毎にタイマ
インタラプト信号を各コントローラ14にそれぞれ供給
し、各コントローラ14は前記タイマインタラプト信号
に応答して図3の空気圧チェックプログラムをそれぞれ
実行する。各センサ装置10の動作は共通であるので、
一つのセンサ装置10のみに着目して説明する。
【0054】空気圧チェックプログラムは、タイマ回路
12からのタイマインタラプト信号に応答して、図3の
ステップ100にて開始される。前記プログラムの開始
後、コントローラ14は、ステップ102にてタイヤ空
気圧センサ11からタイヤ空気圧Ptを入力し、ステッ
プ104にて前回の処理時(所定時間T1前)に入力し
たタイヤ空気圧Ptと比較して、今回入力したタイヤ空
気圧Ptが前回入力したタイヤ空気圧Ptよりも所定空
気圧ΔP(例えば、0.2気圧)以上変化したか否かを
判定する。所定空気圧ΔP以上変化していなければ、ス
テップ104にて「NO」と判定し、ステップ106に
て、後述するステップ108の処理による前回のセンサ
データの送信から前記所定時間T1よりも長い所定時間
T2(例えば10分)以上経過しているか否かを判定す
る。所定時間T2以上経過していなければ、ステップ1
06にて「NO」と判定して、ステップ110にてこの
空気圧チェックプログラムを終了する。
【0055】今回入力したタイヤ空気圧Ptが前回入力
したタイヤ空気圧Ptよりも所定空気圧ΔP以上変化し
ていてれば、ステップ104にて「YES」と判定して
プログラムをステップ108に進める。また、前回のセ
ンサデータの送信から所定時間T2以上経過していれ
ば、ステップ106にて「YES」と判定してプログラ
ムをステップ108に進める。ステップ108において
は、登録フラグREG、停止フラグSTP及び開始フラ
グSTRTの全てを”0”に設定した上で、前記ステッ
プ102の処理により入力した最新のタイヤ空気圧デー
タPt(又は前回の送信から今回の送信までに所定時間
T1毎に検出されたタイヤ空気圧Ptの平均値)を含む
センサデータ(図5)を、送受信回路13及びアンテナ
13aを介して送信する。なお、今回入力したタイヤ空
気圧Ptが前回入力したタイヤ空気圧Ptよりも所定空
気圧ΔP以上変化した場合には、所定時間T2を待たず
にセンサデータを送信するようにしたのは、タイヤ空気
圧Ptの大きな変化時には同空気圧Ptに異常が発生し
ている可能性が高いためである。
【0056】この送信されたセンサデータは、警報装置
本体30の送受信回路33にてアンテナ33aを介して
受信され、同回路33はコントローラ31に対して空気
圧異常警報プログラムの実行を指示する。
【0057】この指示に応答し、コントローラ31は、
空気圧異常警報プログラムの実行をステップ400にて
開始する。この場合、受信したセンサデータ中の登録フ
ラグREGは”0”に設定されているので、ステップ4
02にて「NO」と判定してプログラムをステップ40
8以降に進める。ステップ408においては、受信した
センサデータ中の自己識別番号データIDと、上記ステ
ップ406によって警報装置本体30にて事前に登録し
た全ての自己識別番号データID(この車両の各タイヤ
に装着された各センサ装置10の自己識別番号データI
D)のいずれかと一致するか否かを判定する。受信した
センサデータ中の自己識別番号データIDが前記登録し
た全ての自己識別番号データIDのいずれにも一致しな
ければ、ステップ408にて「NO」と判定して、ステ
ップ414にてこの空気圧異常警報プログラムの実行を
終了する。
【0058】一方、受信したセンサデータ中の自己識別
番号データIDが前記登録した全ての自己識別番号デー
タIDのいずれかに一致すれば、ステップ408にて
「YES」と判定してプログラムをステップ410に進
める。ステップ410においては、センサデータ中のタ
イヤ空気圧データPtが所定空気圧以下(例えば、1.
4気圧以下)であるか否か、すなわちタイヤ空気圧異常
であるか否かを判定する。タイヤ空気圧データPtが所
定空気圧よりも大きければ、ステップ410にて「N
O」すなわちタイヤ空気圧異常でないと判定して、ステ
ップ414にてこの空気圧異常警報プログラムの実行を
終了する。一方、タイヤ空気圧データPtが所定空気圧
以下であれば、ステップ410にて「YES」すなわち
タイヤ空気圧異常であると判定して、ステップ412に
て表示器34にタイヤ空気圧異常である旨の表示をして
(タイヤ空気圧異常のための警報ランプの点灯を含
む)、ステップ414にてこの空気圧異常警報プログラ
ムの実行を終了する。これにより、運転者は、車両の運
転中に、いずれかのタイヤに空気圧異常が発生したこと
を視覚的に認識できる。
【0059】なお、上記警報表示によれば、車両に実装
されているタイヤのいずれかに空気圧異常が発生したこ
とは認識できるが、いずれのタイヤに空気圧異常が発生
しているか分からない。特に、タイヤの位置を自己識別
番号データIDなどにより表していて、前記ステップ4
10の異常表示で前記自己識別番号データIDを表示し
たとしても、タイヤは時間の経過によりローテーション
されるので、空気圧異常の発生したタイヤを前記異常表
示からでは特定できない。また、実装タイヤとしてラン
フラットタイヤを使用している場合には、空気圧異常の
発生しているタイヤを視覚的に発見するのは特に難し
い。このような点に鑑み、上記実施形態を次のように変
形することができる。
【0060】この変形例においては、車両に実装されて
いる各タイヤの複数のセンサ装置10のケース10bに
各センサ装置10を視覚的に識別できる異なる識別表示
(マーク)、例えば異なる色彩、異なるアルファベッ
ト、異なる番号、異なる本数のバーなどの識別表示を施
しておく。そして、これらの異なる識別表示(マーク)
を表すデータを、各センサ装置10のコントローラ14
に自己識別番号データID及び仕向け地データと共に予
め記憶させておく。そして、車両に実装された複数のタ
イヤにはそれぞれ識別表示(マーク)の異なるセンサ装
置10を装着するようにする。そして、図3のステップ
108にてセンサデータを送信する際、同センサデータ
中に、自己識別番号データIDと混在させ又は同データ
IDとは独立して、前記識別表示(マーク)を表すデー
タを送信する。そして、車両のいずれのタイヤに空気圧
異常が発生した場合には、前記ステップ412にて、タ
イヤ空気圧異常の発生と共に、同異常を検出したセンサ
装置10に施した識別表示(マーク)を表すデータに基
づいて同識別表示(マーク)を表示器34に表示する。
【0061】これによれば、運転者は、車両のいずれか
のタイヤに空気圧異常が発生したことを認識できるとと
もに、タイヤがローテーションされていても、前記表示
器34に表示された識別表示(マーク)の施されたセン
サ装置10を捜すことにより視覚的に空気圧異常の発生
しているタイヤを容易に特定することができる。
【0062】なお、上記実施形態及び変形例において
は、ハンディタイプチェッカ20のスイッチ操作によ
り、自己識別番号の登録、仕向け地データの送信、セン
サ装置10の停止及び開始指示を行うようにした。しか
し、これに限らず、下記種々の方法によりセンサ装置1
0に対して外部から指示を与え、同指示に応答させるこ
ともできる。
【0063】第1の方法は、各センサ装置10に操作ス
イッチを設けておき、作業者、運転者などが、前記操作
スイッチを操作することにより、自己識別番号の登録、
仕向け地データの送信、センサ装置10の停止及び開始
指示をセンサ装置10に対して行うものである。この場
合、操作スイッチを、所定時間以上押し続ける、短時間
のうちに所定回数だけ押圧操作する、同押圧操作のパタ
ーン(例えば、長時間、短時間の操作パターン)を変更
するなどして、前記複数の指示を行うようにするとよ
い。そして、センサ装置10のコントローラ14は、図
4の外部指示応答プログラムの実行時に、前記操作スイ
ッチの操作パターンに応じて各指示に応じた処理を実行
するようにするとよい。
【0064】第2の方法は、各センサ装置10内に磁界
の変化に応答するホール素子などの磁気感応素子を組込
んでおき、同センサ装置10に磁石を近接させることに
より、自己識別番号の登録、仕向け地データの送信、セ
ンサ装置10の停止及び開始指示をセンサ装置10に対
して行うものである。この場合も、前記第1の方法と同
様に、磁石の近づけるパターンに応じて、前記各指示に
応じた処理を選択的に行うようにしておくとよい。ま
た、磁気に代えて、特定の電磁波をセンサ装置10に与
えて、同センサ装置10を応答させるようにしてもよ
い。
【0065】第3の方法は、タイヤ空気圧を変化させ、
自己識別番号の登録、仕向け地データの送信、センサ装
置10の停止及び開始指示をセンサ装置10に対して行
うものである。例えば、タイヤ空気圧Ptの標準設定が
2.0気圧である場合、検査前に同タイヤ空気圧Ptを
2.5気圧に設定しておき、検査工程中又は検査終了後
にタイヤ空気圧Ptを例えば0.2気圧以上急激に減少
させる。この場合、コントローラ14が、センサ装置1
0のタイヤ空気圧センサ11によって検出されたタイヤ
空気圧Ptの変化に応答して、図4のような外部指示応
答プログラムを実行するようにしておき、前記タイヤ空
気圧Ptの変化の仕方により前記各指示に応じた処理を
選択的に行うようにしておくとよい。なお、このタイヤ
空気圧Ptを変化させる方法は、検査前には同タイヤ空
気圧Ptを標準より高く設定しておいて、検査終了時に
同タイヤ空気圧Ptを標準値に戻すことにより、センサ
装置10の一部の作動を停止させる場合に最適である。
また、これらの第1〜第3の方法では、前記各指示時に
は、同指示されるセンサ装置10が特定されるために、
自己識別番号データIDをセンサ装置10に供給する必
要がなくなる。
【0066】また、このような第1〜第3の方法を採用
する場合、自己識別番号の登録、仕向け地データの送
信、センサ装置10の停止及び開始指示などの各指示に
対して同一の方法を採用する必要もなく、上記実施形態
の方法及び前記第1〜第3の方法を前記各指示に割り当
てておき、複数の方法を用いて前記各指示を行うように
してもよい。このようにすれば、複雑なパターンにより
前記各指示を区別する必要もなくなる。
【0067】また、上記実施形態及び変形例において
は、電池15の消耗を防ぐために、センサ装置10の一
部の動作のみを停止させるようにした。しかし、センサ
装置10の動作の再開を上記実施形態のような送信によ
る指示でなく、前記第1及び第2の方法によって、セン
サ装置10の開始指示を行うようにした場合には、送受
信回路13及び開始制御回路17を常に作動させておく
必要がなくなるので、センサ装置10の全ての作動を停
止させるようにしてもよい。ただし、この場合でも、前
記第1及び第2の方法による操作スイッチ及び磁気感応
素子の作動及び同作動の検出動作だけは確保しておく必
要がある。
【0068】さらに、上記実施形態及び変形例において
は、ハンディタイプチェッカ20からのみ、自己識別番
号の登録、仕向け地データの送信、センサ装置10の停
止及び開始指示などの各指示をセンサ装置10に行える
ようにしたが、車体に組み込まれた警報装置本体30か
らも前記各指示を行うようにしてもよい。この場合、前
記各指示を警報装置本体30の操作スイッチ群32によ
り入力できるようにしておくとともに、同警報装置本体
30のコントローラ31が前記図8のようなセンサ指示
プログラムを実行するようにしておくとよい。特に、自
己識別番号の登録指示機能を警報装置本体30に持たせ
ておくと便利である。
【0069】また、上記実施形態及び変形例において
は、仕向け地データに基づく表示器24による仕向け地
名の表示のみにより仕向け地を確認するようにしたが、
センサ装置10のケース10bに仕向け地別の表示(色
分け、文字などの視覚的表示)を施しておき、前記仕向
け地データに基づく表示器24による仕向け地名の表示
に加えて、ケース10bに施した表示によっても確認で
きるようにしておくとよい。
【0070】また、上記実施形態及び変形例において
は、ハンディタイプチェッカ20により警報装置本体3
0に対してセンサ装置10の自己識別番号IDの登録の
ための指示を行うようにしたが、警報装置本体30から
センサ装置10に自己識別番号IDの登録指示のための
センサデータを出力するように指示するなど、他の装置
を用いてセンサ装置10の自己識別番号IDの登録のた
めの指示を行わせるようにしてもよい。
【0071】また、上記実施形態及び変形例において
は、ハンディタイプチェッカ20により、各センサ装置
10に対する自己識別番号の登録、仕向け地データの送
信、センサ装置10の停止及び開始指示をそれぞれ独立
して一つのセンサ装置10毎に行うようにした。しか
し、一台の車両に実装されている各タイヤに装着された
複数のセンサ装置10に対して各指示を順次自動的に行
うシーケンスプログラムを予め用意しておき、同シーケ
ンスプログラムにしたがって複数のセンサ装置10に対
する前記各指示を自動的に順次行うようにしてもよい。
【0072】また、上記実施形態及び変形例において
は、センサ装置10はタイヤ空気圧Ptに関する情報と
してタイヤ空気圧Ptそのものを表すデータを警報装置
本体30に送信し、同本体30側にてタイヤ空気圧Pt
の異常を判定して表示するようにした。しかし、センサ
装置10内に、タイヤ空気圧Ptの異常を判定する回路
装置又は機構を内蔵させて、同センサ装置10から警報
装置本体30にタイヤ空気圧Ptの異常を表すデータを
タイヤ空気圧Ptに関する情報として送信するように
し、このデータに基づいて警報装置本体30がタイヤ空
気圧の異常を表示するようにしてもよい。
【0073】また、警報装置本体30は、タイヤ空気圧
に関する情報としてタイヤ空気圧Ptが異常に低下した
ときタイヤ空気圧の異常を表示するようにしたが、この
異常の表示に代え又は加えて、同タイヤ空気圧に関する
情報としてタイヤ空気圧Ptそのもの、又はタイヤ空気
圧Ptを高い、普通、やや低い、極めて低いなどの複数
段階に分けて表示するょうにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 センサ装置の外観概略図である。
【図2】 同センサ装置の電気制御装置のブロック図で
ある。
【図3】 図2のコントローラにより実行される空気圧
チェックプログラムのフローチャートである。
【図4】 図2のコントローラにより実行される外部指
示応答プログラムのフローチャートである。
【図5】 センサデータのフォーマット図である。
【図6】 ハンディタイプチェッカの外観概略図であ
る。
【図7】 同ハンディタイプチェッカの電気制御装置の
ブロック図である。
【図8】 図7のコントローラにより実行されるセンサ
指示プログラムのフローチャートである。
【図9】 警報装置本体の電気制御装置のブロック図で
ある。
【図10】 図9のコントローラにより実行される空気
圧異常警報プログラムのフローチャートである。
【図11】 仕向け地データの変形例を示すデータフォ
ーマット図である。
【符号の説明】
10…センサ装置、10a…ケース、11…タイヤ空気
圧センサ、12…タイマ回路、13…送受信回路、14
…コントローラ、15…電池、16…電力供給制御回
路、17…開始制御回路、20…ハンディタイプチェッ
カ、20a…ケース、22…、自己識別番号入力用スイ
ッチ群、23a…登録指示用スイッチ、23b…仕向け
地指示用スイッチ、23c…停止指示用スイッチ、23
d…開始指示用スイッチ、24…表示器、25…コント
ローラ、26…送受信回路、30…警報装置本体、31
…コントローラ、33…送受信回路、34…表示器。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月19日(2000.5.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば特開平10−3070
69号公報及び特開平11−78446号公報に示され
ているように、車両のタイヤに組み付けられてタイヤ空
気圧を検出するとともに同検出したタイヤ空気圧に関す
る情報を送信するセンサ装置と、センサ装置から送信さ
れたタイヤ空気圧に関する情報に基づいてタイヤ空気圧
の異常を運転者に通知する警報装置とを備えたタイヤ空
気圧異常警報システムは知られている。特に、後者の公
報には、センサ装置内に自己識別番号データを記憶させ
ておき、センサ装置に設けたスイッチの操作時に前記自
己識別番号データを登録コードと共にセンサ装置から送
信して、同送信された自己識別番号データを警報装置に
登録することも示されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】これによれば、車両の生産における検査時
にタイヤ空気圧の検出及び同検出されたタイヤ空気圧に
関する情報の送信動作を働かせておき、検査終了後に、
センサ装置に対して外部から指示を与えれば、停止制御
手段の機能により、センサ装置におけるタイヤ空気圧の
検出及び同検出されたタイヤ空気圧に関する情報の送信
動作を停止させることができる。したがって、タイヤ空
気圧異常警報システムを実質的に使用していないときに
は、センサ装置における電池の消耗を回避できる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、本発明の他の構成上の特徴は、車両
の複数のタイヤにそれぞれ組み付けられてタイヤ空気圧
をそれぞれ検出するとともに同検出したタイヤ空気圧に
関する情報をそれぞれ送信する複数のセンサ装置と、複
数のセンサ装置から送信されたタイヤ空気圧に関する情
報に基づいてタイヤ空気圧の異常を運転者に通知する警
報装置とを備えたタイヤ空気圧異常警報システムにおい
て、複数のセンサ装置に視覚的に識別可能な異なる識別
表示をそれぞれ施してなり、同複数のセンサ装置内に、
前記タイヤ空気圧に関する情報と共に前記センサ装置に
施された識別表示を表す表示情報を送信する表示情報出
力手段をそれぞれ設けるとともに、警報装置内に、タイ
ヤ空気圧の異常と共に、センサ装置から送信された表示
情報に基づいて同タイヤ空気圧の異常が検出されたタイ
ヤに装着されたセンサ装置に施された識別表示を運転者
に通知する表示情報通知手段を設けたことにある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】各センサ装置10は、図1に示すように、
タイヤに空気を注入するための円筒状のバルブ装置BS
の下部に加硫接着されたカバーゴム10aを介して組み
付けられたケース10bを備えている。カバーゴム10
aはタイヤのリムTRを貫通して気密的に嵌着され、ケ
ース10bは、ケース10b内をタイヤの空気室内に連
通させるようにリムTR内(タイヤ内)に組込まれるよ
うになっており、タイヤの空気室内にバルブ装置BS及
びケース10bを介して空気が供給される。また、バル
ブ装置BS及びカバーゴム10aの外周上にはアンテナ
13aが組み付けられている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】ケース10bは、図2に概略ブロック図で
示した電気回路装置を収容している。電気回路装置は、
タイヤ空気圧センサ11、タイマ回路12、送受信回路
13及びコントローラ14を備えている。タイヤ空気圧
センサ11は、ケース10bのタイヤ内に連通する通路
に設けられて同タイヤ内の空気圧すなわちタイヤ空気圧
Ptを検出して、同タイヤ空気圧Ptを表す検出信号を
出力する。タイマ回路12は、時間を計測して所定時間
T1(例えば、20秒)毎に、コントローラ14にタイ
マインタラプト信号を出力する。送受信回路13は、コ
ントローラ14から送信のために出力されたセンサデー
タを変調して、アンテナ13aを介して送信する。ま
た、送受信回路13は、アンテナ13aにより受信した
信号を復調して受信データを取り出して、同受信データ
をコントローラ14に供給すると共に、この受信データ
の供給と同時に外部指示インタラプト信号をコントロー
ラ14に供給する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】警報装置本体30は、図9に概略ブロック
図で示すように、コントローラ31を備えている。コン
トローラ31は、マイクロコンピュータなどにより構成
されていて、センサ装置10からのデータを受信したと
き、図10のフローチャートに示す空気圧異常警報プロ
グラムを実行する。また、このコントローラ31は、車
両の各タイヤに装着された各センサ装置10を表す自己
識別番号データIDを記憶する不揮発性のメモリ領域を
備えている。コントローラ31には、同コントローラ3
1の作動を種々に切換え制御するための操作スイッチ群
32が接続されているとともに、送受信回路33及び表
示器34も接続されている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】前記ハンディタイプチェッカ20から送信
されたデータは、同チェッカ20を接近させたセンサ装
置10の送受信回路13によってアンテナ13aを介し
て受信される。送受信回路13は、前記受信に応答し
て、同受信した受信データをバッファメモリに一時的に
それぞれ蓄えるとともに、外部指示インタラプト信号を
各コントローラ14にそれぞれ出力する。各コントロー
ラ14は、前記指示信号の到来に応答して、図4の外部
指示応答プログラムの実行をステップ200にてそれぞ
れ開始する。そして、ステップ202にて、前記送受信
回路13のバッファメモリ内に一時記憶した受信デー
入力し、同受信データ中に前記所定の指示パターンデ
ータが存在するか否かを判定する。この判定の結果、受
信データ中に所定の指示パターンデータが含まれていな
い場合には、前記ステップ202にて「NO」と判定し
てステップ218にてこの外部指示応答プログラムの実
行を終了する。一方、受信データ中に所定の指示パター
ンデータが含まれている場合には、前記ステップ202
にてそれぞれ「YES」と判定して、プログラムをステ
ップ204に進める。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】また、前記センサ装置10から送信された
センサデータは、ハンディタイプチェッカ20の送受信
回路26でもアンテナ26aを介して受信される。この
とき、ハンディタイプチェッカ20においては、コント
ローラ25が、前記ステップ306によるセンサ装置1
0に対する自己識別番号の登録指示の送信後、ステップ
308,310の自己識別番号登録用のセンサデータの
受信待ち処理を実行し続けている。そして、前述のよう
にセンサ装置10からの登録フラグREGが”1”に設
定されたセンサデータを受信すると、ステップ308に
て「YES」と判定して、ステップ312にて、自己識
別番号登録用のセンサデータがセンサ装置10から出力
されたことを表示器24にて表示する。そして、ステッ
プ340にてこのセンサ指示プログラムの実行を終了す
る。これにより、作業者は、自己識別番号の登録作業が
終了したことを視覚的に確認することができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】この送信されたセンサデータは、前記セン
サ装置10に接近させたハンディタイプチェッカ20の
送受信回路26にてアンテナ26aを介して受信され
る。このとき、ハンディタイプチェッカ20において
は、コントローラ25が、前記ステップ314によるセ
ンサ装置10に対する仕向け地データCTRYの送信指
示の送信後、ステップ316,318の仕向け地データ
CTRYの受信待ち処理を実行し続けている。そして、
前述のように登録フラグREG、停止フラグSTP及び
開始フラグSTRTの全てが”0”に設定されたセンサ
データを受信すると、ステップ316にて「YES」と
判定してプログラムをステップ320に進める。ステッ
プ320においては、表示器24に仕向け地データCT
RYにより表された仕向け地を表す数字、文字などを表
示して、ステップ340にてこのセンサ指示プログラム
の実行を終了する。これにより、センサ装置10の仕様
が仕向け地により異なっていても、作業者は、タイヤに
装着されているセンサ装置10の仕向け地を簡単に確認
することができる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】前記ステップ210の処理により送信され
たセンサデータは、ハンディタイプチェッカ20の送受
信回路26にてアンテナ26aを介して受信される。こ
のとき、ハンディタイプチェッカ20においては、コン
トローラ25が、前記ステップ322によるセンサ装置
10に対する停止指示データの送信後、ステップ32
4,326の停止フラグSTPの受信待ち処理を実行し
続けている。そして、前述のように停止フラグSTP
が”1”に設定されたセンサデータを受信すると、ステ
ップ324にて「YES」と判定してプログラムをステ
ップ328に進める。ステップ328においては、表示
器24にセンサ装置10の作動停止を表す数字、文字な
どを表示して、ステップ340にてこのセンサ指示プロ
グラムの実行を終了する。これにより、作業者は、セン
サ装置10の一部の作動停止を確認することができる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】前記ステップ216の処理により送信され
たセンサデータは、ハンディタイプチェッカ20の送受
信回路26にてアンテナ26aを介して受信される。こ
のとき、ハンディタイプチェッカ20においては、コン
トローラ25が、前記ステップ330によるセンサ装置
10に対する開始指示データの送信後、ステップ33
2,334の開始フラグSTRTの受信待ち処理を実行
し続けている。そして、前述のように開始フラグSTR
Tが”1”に設定されたセンサデータを受信すると、ス
テップ332にて「YES」と判定してプログラムをス
テップ336に進める。ステップ336においては、表
示器24に前記センサ装置10の作動開始を表す数字、
文字などを表示して、ステップ340にてこのセンサ指
示プログラムの実行を終了する。これにより、作業者
は、センサ装置10の動作開始を確認することができ
る。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】今回入力したタイヤ空気圧Ptが前回入力
したタイヤ空気圧Ptよりも所定空気圧ΔP以上変化
ていれば、ステップ104にて「YES」と判定してプ
ログラムをステップ108に進める。また、前回のセン
サデータの送信から所定時間T2以上経過していれば、
ステップ106にて「YES」と判定してプログラムを
ステップ108に進める。ステップ108においては、
登録フラグREG、停止フラグSTP及び開始フラグS
TRTの全てを”0”に設定した上で、前記ステップ1
02の処理により入力した最新のタイヤ空気圧データP
t(又は前回の送信から今回の送信までに所定時間T1
毎に検出されたタイヤ空気圧Ptの平均値)を含むセン
サデータ(図5)を、送受信回路13及びアンテナ13
aを介して送信する。なお、今回入力したタイヤ空気圧
Ptが前回入力したタイヤ空気圧Ptよりも所定空気圧
ΔP以上変化した場合には、所定時間T2を待たずにセ
ンサデータを送信するようにしたのは、タイヤ空気圧P
tの大きな変化時には同空気圧Ptに異常が発生してい
る可能性が高いためである。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】第2の方法は、各センサ装置10内に磁界
の変化に応答するホール素子などの磁気感応素子を組込
んでおき、同センサ装置10に磁石を近接させることに
より、自己識別番号の登録、仕向け地データの送信、セ
ンサ装置10の停止及び開始指示をセンサ装置10に対
して行うものである。この場合も、前記第1の方法と同
様に、磁石近づけるパターンに応じて、前記各指示に
応じた処理を選択的に行うようにしておくとよい。ま
た、磁気に 代えて、特定の電磁波をセンサ装置10に
与えて、同センサ装置10を応答させるようにしてもよ
い。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 10…センサ装置、10b…ケース、11…タイヤ空気
圧センサ、12…タイマ回路、13…送受信回路、14
…コントローラ、15…電池、16…電力供給制御回
路、17…開始制御回路、20…ハンディタイプチェッ
カ、20a…ケース、22…、自己識別番号入力用スイ
ッチ群、23a…登録指示用スイッチ、23b…仕向け
地指示用スイッチ、23c…停止指示用スイッチ、23
d…開始指示用スイッチ、24…表示器、25…コント
ローラ、26…送受信回路、30…警報装置本体、31
…コントローラ、33…送受信回路、34…表示器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 一弘 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 土屋 高行 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 大江 準三 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 阪野 光幸 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 加藤 道哉 岐阜県大垣市久徳町100番地 太平洋工業 株式会社内 Fターム(参考) 2F055 AA12 BB20 CC14 DD20 EE40 FF31 FF34 FF45 GG03 GG43

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のタイヤに組み付けられてタイヤ空気
    圧を検出するとともに同検出したタイヤ空気圧に関する
    情報を送信するセンサ装置と、 前記センサ装置から送信されたタイヤ空気圧に関する情
    報に基づいてタイヤ空気圧の異常を運転者に通知する警
    報装置とを備えたタイヤ空気圧異常警報システムにおい
    て、 前記センサ装置内に、同センサ装置の仕向け地を表す仕
    向け地情報を記憶しておいて、外部からの指示に応答し
    て前記仕向け地情報を送信する仕向け地情報出力手段を
    設けたことを特徴とするタイヤ空気圧異常警報システ
    ム。
  2. 【請求項2】前記請求項1に記載したタイヤ空気圧異常
    警報システムにおいて、 前記外部からの指示を前記センサ装置に対して与える外
    部指示手段と、前記センサ装置から送信された仕向け地
    情報に基づいて同センサ装置の仕向け地を表示する表示
    手段とからなる仕向け地確認装置を設けことを特徴とす
    るタイヤ空気圧異常警報システム。
  3. 【請求項3】車両のタイヤに組み付けられるとともに電
    池を内蔵してなり、同電池によって作動されてタイヤ空
    気圧を検出するとともに同検出したタイヤ空気圧に関す
    る情報を送信するセンサ装置と、 前記センサ装置から送信されたタイヤ空気圧に関する情
    報に基づいてタイヤ空気圧の異常を運転者に通知する警
    報装置とを備えたタイヤ空気圧異常警報システムにおい
    て、 前記センサ装置内に、外部からの指示に応答して前記タ
    イヤ空気圧の検出及び同検出されたタイヤ空気圧に関す
    る情報の送信動作を停止させる停止制御手段を設けたこ
    とを特徴とするタイヤ空気圧異常警報システム。
  4. 【請求項4】前記請求項3に記載したタイヤ空気圧異常
    警報システムにおいて、 前記センサ装置内に、前記タイヤ空気圧の検出及び同検
    出されたタイヤ空気圧に関する情報の送信動作の停止時
    に同停止を表す停止情報を送信する停止情報出力手段を
    設けたことを特徴とするタイヤ空気圧異常警報システ
    ム。
  5. 【請求項5】前記請求項4に記載したタイヤ空気圧異常
    警報システムにおいて、 前記外部からの指示を前記センサ装置に対して与える外
    部指示手段と、前記センサ装置から送信された停止情報
    に基づいて前記タイヤ空気圧の検出及び同検出されたタ
    イヤ空気圧に関する情報の送信動作の停止を表示する表
    示手段とからなる停止確認装置を設けことを特徴とする
    タイヤ空気圧異常警報システム。
  6. 【請求項6】前記請求項4又は5に記載したタイヤ空気
    圧異常警報システムにおいて、 前記センサ装置内に、外部からの指示に応答して前記タ
    イヤ空気圧の検出及び同検出されたタイヤ空気圧に関す
    る情報の送信動作を開始させる開始制御手段を設けたこ
    とを特徴とするタイヤ空気圧異常警報システム。
  7. 【請求項7】車両の複数のタイヤにそれぞれ組み付けら
    てタイヤ空気圧をそれぞれ検出するとともに同検出した
    タイヤ空気圧に関する情報をそれぞれ送信する複数のセ
    ンサ装置と、 前記複数のセンサ装置から送信されたタイヤ空気圧に関
    する情報に基づいてタイヤ空気圧の異常を運転者に通知
    する警報装置とを備えたタイヤ空気圧異常警報システム
    において、 前記複数のセンサ装置に視覚的に識別可能な異なる識別
    表示をそれぞれ施してなり、同複数のセンサ装置内に、
    前記タイヤ空気圧に関する情報と共に前記センサ装置に
    施された識別表示を表す表示情報を送信する表示情報出
    力手段をそれぞれ設けるとともに、 前記警報装置内に、タイヤ空気圧の異常と共に、前記セ
    ンサ装置から送信された表示情報に基づいて同タイヤ空
    気圧の異常が検出されたタイヤに装着されたセンサ装置
    に施された識別表示を運転者に通知する表示情報通知手
    段を設けたことを特徴とするタイヤ空気圧異常警報シス
    テム。
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