JP2003276410A - タイヤ状態監視装置 - Google Patents

タイヤ状態監視装置

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JP2003276410A
JP2003276410A JP2002368116A JP2002368116A JP2003276410A JP 2003276410 A JP2003276410 A JP 2003276410A JP 2002368116 A JP2002368116 A JP 2002368116A JP 2002368116 A JP2002368116 A JP 2002368116A JP 2003276410 A JP2003276410 A JP 2003276410A
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transmitter
signal
commander
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JP2002368116A
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Yoichi Okubo
陽一 大久保
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Pacific Industrial Co Ltd
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Pacific Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信機のIDコードを受信機に簡単に登録す
ることができるタイヤ状態監視装置を提供すること。 【解決手段】 送信機3のIDコードを受信機4に登録
する場合には、先ず、ケーブル6を介して受信機4に接
続されたコマンダ5を、所望の送信機3に近づける。次
に、コマンダ5の操作スイッチ7を押す。すると、コマ
ンダ5から送信機3に対して命令信号が送信されると共
に、操作スイッチ7のオン状態がケーブル6を介して受
信機4に伝えられる。送信機3は、命令信号に応じて、
IDコードを含む応答信号を無線送信する。一方、受信
機4は、操作スイッチ7のオン状態を伝達された状態で
送信機からの応答信号を受信すると、受信した応答信号
中のIDコードを記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のタイヤの状
態を監視し、タイヤの状態を車室内の運転者に知らせる
タイヤ状態監視装置に係り、詳しくは送信機の識別デー
タを受信機に登録するための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両に設けられたタイヤの状態を車室内
の運転者に知らせるための装置として、無線方式のタイ
ヤ状態監視装置が提案されている。この監視装置は、タ
イヤが取り付けられたホイールにそれぞれ装着される複
数の送信機、及び車両の車体に設けられる受信機を備え
ている。各送信機は、対応するタイヤの内部空気圧や内
部温度等の状態を計測して、計測によって得られたタイ
ヤ状態データを含む信号を無線送信する。受信機は、送
信機からの信号を受信して、タイヤの状態に関する情報
を、例えば車室内に設けられた表示器に表示する。
【0003】送信機の各々には固有の識別データ(ID
コード)が付与されている。各送信機は、タイヤ状態デ
ータと自身に付与されたIDコードとを含む信号を送信
する。一方、受信機には、当該受信機を備える車両に関
連する全ての送信機のIDコードが予め登録されてい
る。受信機は、受信された信号に含まれるIDコードが
自身に登録されているIDコードのうちの1つと一致し
たとき、受信された信号の処理を続行する。しかし、受
信機は、受信された信号に含まれるIDコードが自身に
登録されているIDコードの何れとも異なるとき、受信
された信号の処理を行わない。そのため、受信機が当該
受信機を備える車両とは関連のない送信機からの信号を
誤って処理してしまうことが防止される。
【0004】特許文献1は、受信機に送信機のIDコー
ドを登録するための技術を開示している。同公報に開示
された技術では、送信機のIDコードを受信機に登録す
る際、スイッチの操作によって受信機の動作モードが、
タイヤ状態を監視するための監視モードからIDコード
登録のための登録モードに切り替えられる。この状態
で、所定の制御治具を送信機の1つに近づけて、その送
信機に向かって制御治具から命令信号を送出する。する
と、送信機は、命令信号に応答して、タイヤ状態データ
及びIDコードを含む信号を送信する。登録モードにあ
る受信機は、送信機からの信号を受信すると、その信号
に含まれるIDコードを登録(記憶)する。従って、車
両に設けられた全ての送信機について、制御治具を用い
て送信を順に行わせることにより、車両に設けられた全
ての送信機のIDコードを受信機に登録することができ
る。IDコードの登録完了後、スイッチの操作によって
受信機の動作モードが監視モードに戻される。
【0005】
【特許文献1】特開2000−153703号公報(段
落[0016]〜[0018],[0023])
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特許文献
1に開示された技術では、送信機のIDコードを受信機
に登録する際、受信機の動作モードを切り替えるべくス
イッチを手動操作する作業と、送信機に送信を行わせる
べく制御治具を手動操作する作業とが必要になる。その
ため、受信機にIDコードを登録する作業が面倒であ
る。
【0007】本発明は、上記問題点を解消するためにな
されたものであって、その目的は、送信機の識別データ
を受信機に簡単に登録することができるタイヤ状態監視
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、操作スイッチを備え、該
操作スイッチのオン操作に伴い命令信号を送信するコマ
ンダと、車両のタイヤに設けられた送信機と、前記車両
の車体に設けられた受信機とを備えるタイヤ状態監視装
置を提供する。前記送信機は、タイヤの状態を検出する
タイヤ状態センサと、前記命令信号を受信する受信部
と、前記命令信号の受信に応答して、該送信機に予め付
与された固有の識別データを含む応答信号を送信する送
信部とを有する。前記受信機は、前記送信機から送信さ
れた信号を受信する受信部と、送信機の識別データを書
き換え可能に記憶するIDメモリとを有する。前記コマ
ンダは、前記操作スイッチがオン操作されたとき、前記
操作スイッチのオン状態を受信機に伝達する。受信機
は、操作スイッチのオン状態をコマンダから伝達された
状態で前記応答信号を受信すると、その応答信号中に含
まれる識別データを前記IDメモリに記憶する。
【0009】請求項2に記載の発明では、前記受信機は
ケーブルを介して前記コマンダと接続可能であり、コマ
ンダは、前記操作スイッチのオン状態を示すオン信号
を、ケーブルを通じて受信機に出力する。
【0010】請求項3に記載の発明では、前記送信機
は、前記コマンダからの命令信号に応じて前記応答信号
を送信する第1送信モードと、コマンダからの命令信号
に関係無く信号を送信する第2送信モードとを有する。
第2送信モードに従って送信される信号は、少なくと
も、前記タイヤ状態センサによって検出されたタイヤ状
態を示すデータと前記識別データとを含む。前記受信機
は、前記識別データの登録を許容する第1動作モード
と、識別データの登録を許容しない第2動作モードとを
有する。受信機は、前記操作スイッチのオン状態を伝達
された状態では第1動作モードで動作する。第2動作モ
ードにある受信機は、送信機から受信した信号中に含ま
れる識別データが前記IDメモリ内の識別データと一致
すれば、受信信号の処理を続行する。
【0011】請求項4に記載の発明は、操作スイッチを
備え、該操作スイッチのオン操作に伴い命令信号を送信
するコマンダと、車両のタイヤに設けられた送信機と、
前記車両の車体に設けられた受信機とを備えるタイヤ状
態監視装置を提供する。前記送信機は、タイヤの状態を
検出するタイヤ状態センサと、前記命令信号を受信する
受信部と、前記命令信号の受信に応答して、該送信機に
予め付与された固有の識別データを含む応答信号を送信
する送信部とを有する。前記受信機は、前記送信機から
送信された信号を受信する受信部と、送信機の識別デー
タを書き換え可能に記憶するIDメモリとを有する。前
記コマンダは、前記送信機からの応答信号を受信する受
信部を有し、前記応答信号を受信すると、その応答信号
中に含まれる識別データを前記受信機に伝送する。受信
機は、コマンダから伝送されてきた識別データを受け取
ると、その識別データを前記IDメモリに記憶する。
【0012】請求項5に記載の発明では、前記受信機は
ケーブルを介して前記コマンダと接続可能であり、コマ
ンダは、前記送信機からの応答信号を受信すると、その
応答信号中に含まれる識別データを、ケーブルを通じて
前記受信機に転送する。
【0013】請求項6に記載の発明では、前記送信機
は、前記コマンダからの命令信号に応じて前記応答信号
を送信する第1送信モードと、コマンダからの命令信号
に関係無く信号を送信する第2送信モードとを有する。
第2送信モードに従って送信される信号は、少なくと
も、前記タイヤ状態センサによって検出されたタイヤ状
態を示すデータと前記識別データとを含む。前記受信機
はタイヤ状態を監視するための監視モードを有する。監
視モードにある受信機は、送信機からの信号を受信した
場合には、その受信信号中に含まれる識別データが前記
IDメモリ内の識別データと一致すれば、受信信号の処
理を続行する。監視モードにある受信機はまた、コマン
ダから識別データが伝送されてきた場合には、その識別
データを前記IDメモリに記憶する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を、
図1〜図4に従って説明する。図1に示すように、タイ
ヤ状態監視装置は、車両1の4つのホイール2にそれぞ
れ装着される4つの送信機3と、車両1の車体に設けら
れる1つの受信機4と、各送信機3に対して識別データ
(IDコード)の送信を指示するコマンダ5とを備えて
いる。各送信機3は、タイヤの内部に配置されるよう
に、そのタイヤが装着されたホイール2に対して固定さ
れている。各送信機3は、対応するタイヤの状態、すな
わち内部空気圧を計測して、計測された空気圧を示すデ
ータを含む信号を無線送信する。受信機4は、各送信機
3から無線送信された信号を受信して、その受信信号を
処理する。
【0015】図2に示すように、各送信機3は、マイク
ロコンピュータ等よりなる送信コントローラ13を備え
ている。制御部としての送信コントローラ13は、例え
ば、中央処理装置(CPU)、ランダムアクセスメモリ
(RAM)及びリードオンリメモリ(ROM)を含み、
送信機3の全体の動作を制御する。各送信機3はさら
に、タイヤ状態センサとしてのタイヤ空気圧センサ8、
送信部としての送信回路9、アンテナ10、送信機3の
IDコードを保存するIDメモリ11、及び受信部とし
ての受信回路12を備えている。IDコードは各送信機
3に固有の識別情報であり、車両1に設けられる4つの
送信機3、言い換えれば車両1に関連する4つの送信機
3を受信機4に識別させるために利用される。
【0016】タイヤ空気圧センサ8は、対応するタイヤ
の内部空気圧を計測して、計測によって得られた空気圧
データを前記送信コントローラ13に出力する。送信コ
ントローラ13は、空気圧データと前記IDメモリ11
に記憶されているIDコードとを含むデータを、前記送
信回路9に出力する。送信回路9は、送信コントローラ
13から送られてきたデータを符号化及び変調した後、
そのデータを含む信号を、前記アンテナ10を通じて無
線送信する。
【0017】送信コントローラ13は、予め定められた
時間間隔(例えば15秒間隔)毎に、タイヤ空気圧セン
サ8に計測動作を行わせる。送信コントローラ13はま
た、タイヤ空気圧センサ8の計測回数が所定値(例えば
40回)に達する毎に、送信回路9に定期的な送信動作
を行わせる(送信機3の定期送信モード)。但し、送信
コントローラ13は、対応するタイヤの内部空気圧の異
常(空気圧の急変や空気圧の低下等)を認識した場合に
は、定期的な送信とは関係なく、送信回路9に直ちに送
信動作を行わせる(送信機3の異常送信モード)。な
お、異常送信モードにおいて各送信機3から送信される
信号の構成は、定期送信モードにおいて各送信機3から
送信される信号の構成と異なっても良いが、本実施形態
では同じとされる。
【0018】各送信機3は電池(図示せず)を備えてお
り、各送信機3は電池から供給される電力によって動作
する。また、特に図示しないが、各送信機3は、タイヤ
状態センサとして、温度センサをさらに備えてもよい。
温度センサによって計測されたタイヤの内部温度を示す
データは、送信機3からの送信信号中に含められる。
【0019】前記受信回路12は、外部からの信号、す
なわち前記コマンダ5からの命令信号を、アンテナ10
を通じて受信する。送信コントローラ13は、受信回路
12を通じてコマンダ5からの命令信号を受け取ると、
送信回路9にアンテナ10を通じて応答信号を無線送信
させる(送信機3の強制送信モード)。この応答信号
は、少なくとも送信機3のIDコードを含む信号であれ
ばよいが、本実施形態では、前述した定期送信モードや
異常送信モードに従った送信信号と同じ構成を有する信
号とされる。
【0020】前記強制送信モードは、コマンダ5からの
命令信号に応じて応答信号を送信する第1送信モードに
相当し、前記定期送信モード及び異常送信モードは、コ
マンダ5からの命令信号に関係なく信号を送信する第2
送信モードに相当する。
【0021】各送信機3は、タイヤの内部空間への空気
の導入を許容するためのバルブステム(図示せず)を有
している。このバルブステムは、ホイール2を通じてタ
イヤの外側に突出しており、前記アンテナ10として機
能することもできる。
【0022】図3に示す前記受信機4は、車両1に搭載
されたバッテリ(図示せず)によって駆動される。受信
機4は、マイクロコンピュータ等よりなる受信コントロ
ーラ18を備えている。制御部としての受信コントロー
ラ18は、例えば、CPU、RAM及びROMを含み、
受信機4の全体の動作を制御する。受信機4はさらに、
少なくとも1つの受信アンテナ14、受信部としての受
信回路15、車両1に設けられる4つの送信機3のID
コードを書き換え可能に記憶するためのIDメモリ1
6、及びコマンダ接続端子17を備えている。
【0023】前記受信回路15は、各送信機3からの送
信信号を、前記受信アンテナ14を介して受信する。そ
して、受信回路15は、受信信号を復調及び復号するこ
とによって得られたデータを、前記受信コントローラ1
8に送る。受信コントローラ18は、受信回路15から
のデータに基づき、発信元の送信機3に対応するタイヤ
の内部空気圧を把握する。受信コントローラ18はま
た、空気圧に関する情報を、受信機4に接続された表示
器(図示せず)に表示させる。この表示器は、該表示器
に表示された情報を車両1の搭乗者が視認し得るよう
に、車室内に設けられている。なお、タイヤの空気圧が
異常である場合には、空気圧の異常が前記表示器或いは
該表示器とは別に設けられた警報器によって報知される
ようにしてもよい。
【0024】図4に示すように、携帯可能な前記コマン
ダ(制御治具)5は、マイクロコンピュータ等よりなる
コマンダコントローラ23を備えている。制御部として
のコマンダコントローラ23は、例えば、CPU、RA
M及びROMを含み、コマンダ5の全体の動作を制御す
る。コマンダ5はさらに、アンテナ19、送信部として
の送信回路20、送信機3に命令信号を送出する際に手
動操作される操作スイッチ7、及び受信機接続端子22
を備えている。操作スイッチ7は、例えば押しボタン式
のスイッチである。
【0025】受信機4とコマンダ5とは、受信機4のコ
マンダ接続端子17とコマンダ5の受信機接続端子22
とに連結されるケーブル6を通じて、電気的に接続され
る(図1参照)。ケーブル6は、各接続端子17,22
に対して脱着可能である。
【0026】送信機3のIDコードを受信機4に登録す
る場合には、図1に示すように、先ず、ケーブル6によ
ってコマンダ5を受信機4に接続する。そして、コマン
ダ5のアンテナ19を所望の送信機3のアンテナ10に
近づける。この状態で、コマンダ5の操作スイッチ7を
押す。すると、コマンダコントローラ23は、命令信号
を送信回路20及びアンテナ19を通じて送信機3に対
して送信すると共に、操作スイッチ7のオン状態を示す
信号(オン信号)を、ケーブル6を通じて受信機4の受
信コントローラ18に出力する。操作スイッチ7が押さ
れている間のみ、オン信号が受信機4に出力される。な
お、コマンダ5から送信される命令信号の電波強度は比
較的微弱であり、コマンダ5のアンテナ19の近くに存
在する送信機3以外の送信機3では、命令信号は受信さ
れない。
【0027】送信コントローラ13は、アンテナ10及
び受信回路12を通じて前記命令信号を受け取ると、そ
の命令信号に応答して、IDメモリ11に記憶されてい
るIDコードを含む応答信号を無線送信する。一方、受
信コントローラ18は、前記オン信号がケーブル6を通
じて伝えられた状態で、前記応答信号を受信アンテナ1
4及び受信回路15を通じて受け取ると、その応答信号
中に含まれるIDコードをIDメモリ16に記憶(登
録)する。
【0028】車両1に設けられた4つの送信機3に、コ
マンダ5からの命令信号に応じた応答信号を順次送信さ
せれば、それら送信機3の全てのIDコードを受信機4
に登録することができる。
【0029】受信機4は、操作スイッチ7のオン状態が
伝達された場合にのみ、IDコードの登録を許容する登
録モード(第1動作モード)に切り替えられ、それ以外
のときにはタイヤ状態を監視する監視モード(第2動作
モード)で動作する。監視モードでは、受信機4の受信
コントローラ18は、送信機3からの信号を受信したと
き、その信号中に含まれるIDコードを、IDメモリ1
6に記憶されている複数のIDコードと比較する。受信
コントローラ18は、受信信号中のIDコードがIDメ
モリ16内のIDコードの1つと一致した場合に限り、
受信信号の処理を続行する。すなわち、受信コントロー
ラ18は、受信信号中から空気圧データ等の情報を取り
出し、必要に応じて、車室内に設けられた表示器にタイ
ヤ状態に関する情報を表示する。
【0030】以上詳述した本実施形態は、以下の利点を
有する。受信機4に接続されたコマンダ5の操作スイッ
チ7をオン操作するだけで、送信機3のIDコードを受
信機4に登録することができる。従来技術とは異なり、
受信機4をIDコード登録モードに切り替える操作と送
信機3に応答信号を送信させるための操作とをそれぞれ
別個に行う必要がない。そのため、受信機4に送信機3
のIDコードを登録する作業が簡単になる。
【0031】受信機4は、操作スイッチ7が押されてい
るときに限り、IDコード登録モードに切り替えられ
る。また、各送信機3は、操作スイッチ7の操作に基づ
く命令信号に反応して応答信号を送信する。従って、コ
マンダ5の操作と同期して、所望の送信機3からのID
コードの送信と、その送信されたIDコードの受信機4
での登録とが実行される。そのため、所望の送信機3の
IDコードのみが受信機4に容易かつ確実に登録され、
受信機4へのIDコードの誤登録の可能性が低くなる。
【0032】次に、本発明の第2実施形態について、図
1〜図4の第1実施形態との相違点を中心に、図5に従
って説明する。なお、本実施形態では、コマンダ5の構
成が第1実施形態のものとは異なるが、送信機3及び受
信機4の構成は第1実施形態のものと同じである。従っ
て、本実施形態の説明に際して、必要に応じて図1〜図
3を援用する。
【0033】図5に示すように、本実施形態のコマンダ
5は、図4に示されるコマンダ5と同様のアンテナ1
9、送信回路20、操作スイッチ7、受信機接続端子2
2及びコマンダコントローラ23に加えて、受信部とし
ての受信回路21を備えている。この受信回路21は、
各送信機3からの送信信号を受信するためのものであ
る。
【0034】本実施形態において、送信機3のIDコー
ドを受信機4に登録する場合には、図1に示すように、
先ず、ケーブル6によってコマンダ5を受信機4に接続
する。そして、コマンダ5のアンテナ19を所望の送信
機3のアンテナ10に近づける。この状態で、コマンダ
5の操作スイッチ7を押す。すると、命令信号がコマン
ダ5の送信回路20及びアンテナ19を通じて送信機3
に対して送信される。
【0035】送信コントローラ13は、アンテナ10及
び受信回路12を通じて前記命令信号を受け取ると、そ
の命令信号に応答して、IDメモリ11に記憶されてい
るIDコードを含む応答信号を無線送信する。コマンダ
コントローラ23は、この応答信号を、アンテナ19及
び受信回路21を通じて受信する。
【0036】コマンダコントローラ23は、受信された
応答信号に含まれるIDコードを、受信機接続端子2
2、ケーブル6及びコマンダ接続端子17を通じて、受
信コントローラ18に転送する。すると、受信コントロ
ーラ18は、転送されてきたIDコードをIDメモリ1
6に登録する。
【0037】受信機4は、第1実施形態で説明した監視
モードを維持しつつ、ケーブル6を通じて転送されてき
たIDコードの登録動作を行う。すなわち、コマンダ5
からの命令信号に応じて送信機3が応答信号を送信した
とき、その応答信号はコマンダ5だけではなく、受信ア
ンテナ14を通じて受信機4でも受信される。このと
き、コマンダ5がケーブル6によって受信機4に接続さ
れていなければ、受信機4は、受信された応答信号を、
送信機3の定期送信モードに従った信号や異常送信モー
ドに従った信号と同様に扱う。つまり、受信機4は、受
信された応答信号中に含まれるIDコードがIDメモリ
16内のIDコードの1つと一致した場合には、応答信
号中から空気圧データ等の必要な情報を取り出す。この
際、受信機4は、無線受信された応答信号中のIDコー
ドをIDメモリ16に登録しない。
【0038】また、受信機4は、ケーブル6によってコ
マンダ5に接続された状態で受信アンテナ14を通じて
前記応答信号を受信した場合にも、コマンダ5に接続さ
れていない場合と同様に、監視モードに従った動作を行
う。しかし、受信機4は、この監視モードに従った動作
と並行して、コマンダ5からケーブル6を介して伝送さ
れてきたIDコードを登録する動作も行う。
【0039】以上詳述した本実施形態は、図1〜図4の
第1実施形態と同様の利点を有する。本実施形態ではさ
らに、受信機4はコマンダ5からケーブル6を通じて転
送されてきたIDコードのみを登録するので、受信機4
へのIDコードの誤登録の可能性が第1実施形態よりも
低くなる。
【0040】なお、上記各実施形態は、以下のように変
更されてもよい。上記第1実施形態において、コマンダ
5と受信機4とは、ケーブル6で接続されなくともよ
く、コマンダ5と受信機4との間で無線通信が行われて
もよい。すなわち、コマンダ5と受信機4とは、有線接
続に限らず、無線接続されてもよい。この場合、コマン
ダ5は操作スイッチ7の操作に基づくオン信号を、受信
機4に無線送信する。このオン信号は、送信機3に送信
される命令信号と同じ信号であってもよいし異なる信号
であってもよい。また、コマンダ5は、オン信号を、ア
ンテナ19、或いは該アンテナ19とは別に設けられた
アンテナ(図示せず)を通じて送信することができる。
一方、受信機4は、コマンダ5からのオン信号を、受信
アンテナ14、或いは該受信アンテナ14とは別に設け
られたアンテナ(図示せず)を通じて受信することがで
きる。この変更例によれば、コマンダ5及び受信機4か
ら接続端子22,17を省略できる。
【0041】上記変更例と同様、上記第2実施形態にお
いても、コマンダ5と受信機4とは、ケーブル6で接続
されなくともよく、コマンダ5と受信機4との間で無線
通信が行われてもよい。この場合、コマンダ5は、送信
機3から受け取った応答信号に基づき、受信機4に送信
すべき信号(登録信号)を作成し、その登録信号を受信
機4に無線送信する。この登録信号には、応答信号中の
IDコードが含まれている。受信機4は、コマンダ5か
ら登録信号を受信すると、その登録信号中に含まれるI
DコードをIDメモリ16に記憶する。コマンダ5は、
単一のアンテナ19を通じて全ての信号の送信や受信を
行うことができる。或いは、コマンダ5は、送信専用の
アンテナと受信専用のアンテナとを備えてもよい。或い
はまた、コマンダ5は、送信機3との間の通信のための
アンテナと、受信機4との間の通信のためのアンテナと
を備えてもよい。一方、受信機4は、コマンダ5からの
登録信号を、受信アンテナ14、或いは該受信アンテナ
14とは別に設けられたアンテナ(図示せず)を通じて
受信することができる。この変更例によれば、コマンダ
5及び受信機4から接続端子22,17を省略できる。
【0042】前記各実施形態では、送信機3からの応答
信号が、定期送信モードや異常送信モードに従った送信
信号と同じ構成を有する信号とされていた。これに代え
て、送信機3から送信される信号の種類毎に、信号の構
成を異ならせてもよい。或いは、送信機から送信される
各信号中に、当該信号の種類を示す情報を含ませてもよ
い。このようにすれば、受信機4又はコマンダ5は、送
信機3からの信号を受信したとき、その受信信号の種類
を正確に判別することができ、受信信号の種類に従った
処理に的確に移行することができる。
【0043】次に、前述した実施形態から把握される請
求項以外の技術思想について説明する。 (技術思想1) 請求項1〜6の何れか一項に記載のタ
イヤ状態監視装置において、前記コマンダは携帯可能で
ある。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
送信機の識別データを受信機に簡単に登録することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態におけるタイヤ状態監
視装置の概略構成図。
【図2】 図1の監視装置における送信機のブロック構
成図。
【図3】 図1の監視装置における受信機のブロック構
成図。
【図4】 図1の監視装置におけるコマンダのブロック
構成図。
【図5】 本発明の第2実施形態におけるコマンダのブ
ロック構成図。
【符号の説明】
1…車両、2…ホイール、3…送信機、4…受信機、5
…コマンダ、6…ケーブル、7…操作スイッチ、8…タ
イヤ空気圧センサ、9…送信回路、10…アンテナ、1
1…IDメモリ、12…受信回路、13…送信コントロ
ーラ、14…受信アンテナ、15…受信回路、16…I
Dメモリ、17…コマンダ接続端子、18…受信コント
ローラ、19…アンテナ、20…送信回路、21…受信
回路、22…受信機接続端子、23…コマンダコントロ
ーラ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作スイッチを備え、該操作スイッチの
    オン操作に伴い命令信号を送信するコマンダと、 車両のタイヤに設けられた送信機であって、該送信機
    は、タイヤの状態を検出するタイヤ状態センサと、前記
    命令信号を受信する受信部と、前記命令信号の受信に応
    答して、該送信機に予め付与された固有の識別データを
    含む応答信号を送信する送信部とを有することと、 前記車両の車体に設けられた受信機であって、該受信機
    は、前記送信機から送信された信号を受信する受信部
    と、送信機の識別データを書き換え可能に記憶するID
    メモリとを有することとを備え、 前記コマンダは、前記操作スイッチがオン操作されたと
    き、前記操作スイッチのオン状態を受信機に伝達し、受
    信機は、操作スイッチのオン状態をコマンダから伝達さ
    れた状態で前記応答信号を受信すると、その応答信号中
    に含まれる識別データを前記IDメモリに記憶すること
    を特徴とするタイヤ状態監視装置。
  2. 【請求項2】 前記受信機はケーブルを介して前記コマ
    ンダと接続可能であり、コマンダは、前記操作スイッチ
    のオン状態を示すオン信号を、ケーブルを通じて受信機
    に出力することを特徴とする請求項1に記載のタイヤ状
    態監視装置。
  3. 【請求項3】 前記送信機は、前記コマンダからの命令
    信号に応じて前記応答信号を送信する第1送信モード
    と、コマンダからの命令信号に関係無く信号を送信する
    第2送信モードとを有し、第2送信モードに従って送信
    される信号は、少なくとも、前記タイヤ状態センサによ
    って検出されたタイヤ状態を示すデータと前記識別デー
    タとを含み、 前記受信機は、前記識別データの登録を許容する第1動
    作モードと、識別データの登録を許容しない第2動作モ
    ードとを有し、受信機は、前記操作スイッチのオン状態
    を伝達された状態では第1動作モードで動作し、第2動
    作モードにある受信機は、送信機から受信した信号中に
    含まれる識別データが前記IDメモリ内の識別データと
    一致すれば、受信信号の処理を続行することを特徴とす
    る請求項1又は2に記載のタイヤ状態監視装置。
  4. 【請求項4】 操作スイッチを備え、該操作スイッチの
    オン操作に伴い命令信号を送信するコマンダと、 車両のタイヤに設けられた送信機であって、該送信機
    は、タイヤの状態を検出するタイヤ状態センサと、前記
    命令信号を受信する受信部と、前記命令信号の受信に応
    答して、該送信機に予め付与された固有の識別データを
    含む応答信号を送信する送信部とを有することと、 前記車両の車体に設けられた受信機であって、該受信機
    は、前記送信機から送信された信号を受信する受信部
    と、送信機の識別データを書き換え可能に記憶するID
    メモリとを有することとを備え、 前記コマンダは前記送信機からの応答信号を受信する受
    信部を有し、コマンダは、前記応答信号を受信すると、
    その応答信号中に含まれる識別データを前記受信機に伝
    送し、受信機は、コマンダから伝送されてきた識別デー
    タを受け取ると、その識別データを前記IDメモリに記
    憶することを特徴とするタイヤ状態監視装置。
  5. 【請求項5】 前記受信機はケーブルを介して前記コマ
    ンダと接続可能であり、コマンダは、前記送信機からの
    応答信号を受信すると、その応答信号中に含まれる識別
    データを、ケーブルを通じて前記受信機に転送すること
    を特徴とする請求項4に記載のタイヤ状態監視装置。
  6. 【請求項6】 前記送信機は、前記コマンダからの命令
    信号に応じて前記応答信号を送信する第1送信モード
    と、コマンダからの命令信号に関係無く信号を送信する
    第2送信モードとを有し、第2送信モードに従って送信
    される信号は、少なくとも、前記タイヤ状態センサによ
    って検出されたタイヤ状態を示すデータと前記識別デー
    タとを含み、 前記受信機はタイヤ状態を監視するための監視モードを
    有し、監視モードにある受信機は、送信機からの信号を
    受信した場合には、その受信信号中に含まれる識別デー
    タが前記IDメモリ内の識別データと一致すれば、受信
    信号の処理を続行し、監視モードにある受信機はまた、
    コマンダから識別データが伝送されてきた場合には、そ
    の識別データを前記IDメモリに記憶することを特徴と
    する請求項4又は5に記載のタイヤ状態監視装置。
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