JP2001079924A - ネックイン制御機構を備えた押出成形用tダイ - Google Patents

ネックイン制御機構を備えた押出成形用tダイ

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JP2001079924A
JP2001079924A JP25783099A JP25783099A JP2001079924A JP 2001079924 A JP2001079924 A JP 2001079924A JP 25783099 A JP25783099 A JP 25783099A JP 25783099 A JP25783099 A JP 25783099A JP 2001079924 A JP2001079924 A JP 2001079924A
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die
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Hidenori Hagio
尾 秀 則 萩
Hideo Yamaoka
岡 英 雄 山
Satoshi Akiyama
山 聡 秋
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Mitsui Chemicals Inc
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/03Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
    • B29C48/07Flat, e.g. panels
    • B29C48/08Flat, e.g. panels flexible, e.g. films

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押し出された溶融樹脂のネックイン現象を極
めて減少でき、ネックイン現象に伴う耳揺れ現象を解消
して耳部の安定性を確保することの可能で、しかもネッ
クイン制御機構が簡単な構造を有し、装着および操作が
容易で、既設機器に簡単に取り付け可能な汎用性のある
ネックイン制御機構を備えた押出成形用Tダイを提供す
る。 【解決手段】 押出成形用Tダイの溶融樹脂押出口に形
成されたリップのリップ開口部の内側に、その幅方向の
両端部に配設された一対のシール用ロッド棒と、シール
用ロッド棒の先端部にそれぞれ形成され、リップの開口
部に形成されたリップランド内に嵌挿された一対の整流
板部材とを備え、整流板によって、Tダイの溶融樹脂押
出口より押し出される溶融樹脂の流れ幅を調整するよう
になっており、整流板部材が、前記リップランドから外
方に突設するとともに、その突設距離が、25mm〜6
5mmである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押出成形用Tダイ
を用いて溶融樹脂をフィルム状またはシート状に成形す
る際に、Tダイから押し出された溶融樹脂に生ずるネッ
クイン現象を極めて減少することの可能なネックイン制
御機構を備えた押出成形用Tダイに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、押出成形用Tダイを用いて溶
融樹脂を押し出して、フィルム状またはシート状に成形
することが広範に行われている。
【0003】なかでも、押出ラミネート加工法は、大ロ
ット生産においての安定性、経済性に優れた非常にバラ
ンスの良い加工法であり、粘着テープ・剥離紙・樹脂ク
ロス等の産業用途、牛乳・ジュース・酒等の液体紙容
器、ラーメン・菓子・ハム・茶等の食品包装および医薬
品包装等、幅広い用途に応用、利用されている。
【0004】ところで、熱可塑性溶融樹脂を押出成形用
Tダイ100より押し出す際に、図5に示したように、
いわゆる「ネックイン現象」と呼ばれる現象が生じる。
すなわち、このネックイン現象は、溶融樹脂膜フィルム
102が収縮し、その膜幅Tが狭くなる現象が生ずる。
この場合、縮み量は溶融膜フィルム102の幅方向の両
端部104が著しく大きく、内側になるにしたがって漸
次減少し、特定の位置より内側では実用上無視できるほ
ど小さくなる。従って、溶融樹脂膜フィルム102の幅
方向の両端部は、その厚さが厚くなり厚肉化されること
になる。
【0005】このネックイン現象は、押出成形用Tダイ
100より吐出された溶融樹脂フィルム102の表面張
力、溶融弾性効果および溶融樹脂フィルム102の引き
取り方向への引張張力の合成力が作用して発生するとい
われ、熱可塑性樹脂の種類、分子量により程度の差こそ
あれ、必ず発生する現象である。
【0006】また、このネックイン現象とともに溶融樹
脂フィルム102が押し出されるにつれて、フィルム両
端部が波打つ、いわゆる「耳揺れ現象」も生ずる。特
に、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロ
ピレン、ポリ4-メチル-1- ペンテン、ポリアミドなどの
溶融張力の低い熱可塑性樹脂はネックイン現象が大き
く、また、耳揺れも発生しやすい。このような耳揺れ現
象が生ずると、フィルムの両端が波打ったように成形さ
れてしまい、基材にコーティングできないことがある。
【0007】この場合、ラミネート製品加工時、ネック
イン現象により生じた溶融樹脂フィルム102の両端部
104の厚肉化は製品として使用できないため、このよ
うに厚肉化され耳揺れ現象が生じた両端部104は、カ
ッターによりトリミングし廃棄しなければならない。こ
のため、相当量の樹脂のカットが、溶融樹脂フィルム1
02の両端部104において行われるとともに、溶融樹
脂フィルム102のフィルム有効幅T1は、押出成形用
Tダイ100のダイ幅Tdよりかなり狭いものとなり、
無駄が多く、しかも、必要な幅のフィルムを得るために
は、かなり大型のTダイを必要としなければならなかっ
た。このため、従来より、このようなネックイン現象を
小さくすることが要望されている。
【0008】特に、押出ラミネート成形では、押し出さ
れてくる溶融樹脂フィルムを順次紙などの基材にコーテ
ィングしていくため、基材の幅に合わせてトリミングし
ないようにするのが理想的である。
【0009】ところで、このようなネックイン現象を減
少させる方法として、溶融樹脂の溶融張力を大きくする
方法が有効であるが、溶融張力を大きくするとドローダ
ウン性能(高速展延性)が低下してしまい、溶融樹脂フ
ィルムの成形性が低下してしまう。
【0010】また、ネックイン現象を減少させる方法と
して、押出成形用Tダイ100の溶融樹脂押出口106
と冷却ロール(チルロール)108との間の距離G、す
なわち、エアーギャップGを短くする方法が最も簡単な
方法である。しかしながら、押出ラミネート成形では、
溶融樹脂を冷却ロール108とニップロール(図示せ
ず)との接触線またはその近傍に押し出す必要があり、
Tダイヘッドの大きさから距離Gを短くするには自ずと
限界があるとともに、エアーギャップが小さいと接着性
能が低下してしまう。
【0011】このため、従来より、ネックイン現象を減
少させる方法として、実開昭62−116821号公
報、実公平6−1396号公報に開示されるように、溶
融樹脂の流れ幅を調整することができるようにした押出
成形用Tダイが開示されている。
【0012】これらの押出成形用Tダイ200では、図
6に示したように、断面円形状のディッケルバー202
と、ディッケルバー202に一体に形成した細長平板部
204から構成されたディッケル206を備えている。
そして、この円形のディッケルバー202の部分が、押
出成形用Tダイ200の溶融樹脂押出口208に形成さ
れたリップ210の内側のV溝214内で、細長平板部
204をリップの開口部に形成されたリップランド21
5内で、幅方向に摺動自在に構成されている。
【0013】また、特開平2−65533号公報、実開
平6−59026号公報、実公平6−50177号公報
には、図7に示したように、押出成形用Tダイ200の
内部に形成された溶融樹脂の面状通路を形成するマニホ
ールド220内に配設したインナーディッケル230の
下方に接するように、上記したようなディッケル206
と同様な構造を有する断面三角形状のシールロッド24
0とミニ整流板242を配置した構成が開示されてい
る。
【0014】これらの方法では、このような細長平板部
204およびミニ整流板242を設ける構造によって、
溶融樹脂の流れ幅を調整してネックイン現象を防止する
ように構成されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の実開昭62−116821号公報、実公平6−139
6号公報に開示される押出成形用Tダイでは、ディッケ
ル206の細長平板部204の形状については、図8に
示したように、その溶融樹脂側の内側側縁205が、溶
融樹脂の押出方向に対して外方にRを形成した形状以外
は、何らの開示も示唆さえされていない。
【0016】また、特開平2−65533号公報、実開
平6−59026号公報、実公平6−50177号公報
に開示される押出成形用Tダイにおいても、ミニ整流板
242の形状については何らの開示も示唆さえされてい
ない。
【0017】しかしながら、図8に示したような形状の
細長平板部204の形状にRを形成した形状のもので
は、そのネックイン現象防止効果もまだまだ不十分であ
り、しかも耳揺れ現象を解消するにもまだまだ不十分で
ある。また、細長平板部204の形状をいかにすればネ
ックイン現象の防止、耳揺れ現象の防止効果が顕著に向
上するのか、従来技術では何ら提案なされていない。
【0018】本発明は、このような実状を考慮して、押
し出された溶融樹脂のネックイン現象を極めて減少で
き、ネックイン現象に伴う耳揺れ現象を解消して耳部の
安定性を確保することの可能で、しかもネックイン制御
機構が簡単な構造を有し、装着および操作が容易で、既
設機器に簡単に取り付け可能な汎用性のあるネックイン
制御機構を備えた押出成形用Tダイを提供することを目
的とする。
【0019】
【問題を解決するための手段】本発明は、前述したよう
な従来技術における課題及び目的を達成するために発明
なされたものであって、本発明に係るネックイン制御機
構を備えた押出成形用Tダイは、押出成形用Tダイの溶
融樹脂押出口に形成されたリップのリップ開口部の内側
に、その幅方向の両端部に配設された一対のシール用ロ
ッド棒と、前記シール用ロッド棒の先端部にそれぞれ形
成され、前記リップの開口部に形成されたリップランド
内に嵌挿された一対の整流板部材とを備え、前記整流板
によって、前記Tダイの溶融樹脂押出口より押し出され
る溶融樹脂の流れ幅を調整するようになっており、前記
整流板部材が、前記リップランドから外方に突設すると
ともに、その突設距離が、25mm〜65mmであるこ
とを特徴とする。
【0020】また、この場合、前記整流板部材のリップ
ランドから外方に突設する突設距離が、30〜45mm
であるのが望ましい。すなわち、整流板部材がリップラ
ンドから外方に突設する突設距離は、整流板部材の先端
が冷却ロールと、または冷却ロールとニップロールとの
接触線に接するまでの長さにすれば、ネックイン現象な
らびに耳揺れ現象を防止する効果が高くなるが、成形加
工上、整流板部材の先端が冷却ロールに接する状態で
は、ラミネート基材若しくは冷却ロールを傷付けたり、
または冷却ロールとニップロールに巻き込まれたりする
おそれがあるからである。
【0021】このように構成することによって、溶融樹
脂押出口から押出された溶融樹脂フィルムは、ネックイ
ン現象により幅狭になろうとするが、溶融樹脂フィルム
の幅方向の両端部は、吸着現象によって、整流板部材に
吸着・誘引されるのでネックイン現象は極力押さえられ
る。
【0022】また、Tダイの幅方向の両端部の溶融樹脂
は、整流板部材の溶融樹脂側の内側側縁に案内されるこ
とになるので、滞留することなく円滑に押出されて流下
し、しかも、溶融樹脂フィルムの幅方向の両端部が、一
対の整流板部材で支持されることになるので高速押出成
形下においても耳揺れ現象も押さえられる。
【0023】すなわち、リップランドを介して押し出さ
れた溶融樹脂は、Tダイの幅方向の両端部で、冷却ロー
ルとニップロールとの接触線に至るように、整流板部材
の溶融樹脂側の内側側縁にひきつづき案内されることに
なるので、滞留することなく円滑に押出されて流下す
る。しかも、溶融樹脂フィルムの幅方向の両端部が、一
対の整流板部材の内側側縁で支持されることになるので
耳揺れ現象も押さえられる。
【0024】さらに、本発明では、前記整流板部材の溶
融樹脂側の内側側縁と押出成形用Tダイの幅方向とのな
す角度θが、75〜120°の範囲、好ましくは、80
〜110°、更に好ましくは、85〜105°、特に好
ましくは、95〜105°の範囲にあるのが望ましい。
【0025】すなわち、これは、整流板部材の内側側縁
と押出成形用Tダイの幅方向とのなす角度θが75°を
下回れば、すなわち、整流板部材の内側側縁が、溶融樹
脂の押出方向に対して極端に外方に傾斜することになれ
ば、溶融樹脂の両端部が、この整流板部材の内側側縁に
吸着されなくなるおそれがあるからである。
【0026】一方、整流板部材の内側側縁と押出成形用
Tダイの幅方向とのなす角度θが、120°を超えれ
ば、実際のネックイン現象は押さえられるものの、整流
板部材の内側側縁が、溶融樹脂側に内側に傾斜しすぎる
ので、実質的に溶融樹脂フィルム幅が狭められることと
なり、実質上ネックインが生じた状態と変わらなくなる
からである。
【0027】従って、本発明では、整流板部材の内側側
縁と押出成形用Tダイの幅方向とのなす角度をこのよう
な範囲に設定しため、このようなネックインの防止効
果、ならびに耳揺れ現象の防止効果が極めて顕著に向上
する。
【0028】さらに、本発明のネックイン制御機構を備
えた押出成形用Tダイは、前記整流板部材が、シール用
ロッド棒をリップ開口部に沿って幅方向に移動すること
によって、リップランド内において幅方向に移動可能に
構成されていることを特徴とする。
【0029】このように構成することによって、溶融樹
脂フィルムのフィルム幅を自由に設定することが可能と
なる。また、本発明のネックイン制御機構を備えた押出
成形用Tダイは、前記整流板部材が、シール用ロッド棒
に対して回動自在に装着されていることを特徴とする。
【0030】このように構成することによって、整流板
部材の内側側縁と溶融樹脂の押出方向とのなす角度θを
簡単に自由に設定することが可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明のネックイン制御機
構を備えた押出成形用Tダイの実施の形態(実施例)に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0032】図1は、本発明のネックイン制御機構を備
えた押出成形用Tダイの概略図、図2は、図1のII−
II線での断面図、図3は、本発明の整流板部材の拡大
図である。
【0033】図1において、10は、全体で本発明のネ
ックイン制御機構を備えた押出成形用Tダイ(以下、
「押出成形用Tダイ」と言う。)を示している。押出成
形用Tダイ10は、略T字形状のTダイ本体12を備え
ており、Tダイ本体12は、その上部に図示しない溶融
樹脂供給装置に接続される溶融樹脂供給管14を有して
いる。溶融樹脂供給管14はその下端が、Tダイ本体1
2内を幅方向(以下、特に述べない限り、「幅方向」と
は押し出される溶融樹脂フィルムまたはシートの幅方向
を言う)に延びるマニホールド16に連通している。こ
のマニホールド16は、溶融樹脂供給管14から供給さ
れる溶融樹脂の面状通路を形成している。
【0034】マニホールド16内には、その幅方向両端
部に、一対の細長板形状のインナーディッケル18が配
設されている。これらのインナーディッケル18は、マ
ニホールドの側壁20を貫通してTダイ本体12の外部
に延びる操作ロッド22に連結され、別途図示しないシ
リンダ機構などの駆動装置によって操作ロッド22を操
作することにより、インナーディッケル18を幅方向に
相互に接近離反する方向に移動可能に構成されている。
このように、インナーディッケル18を幅方向に相互に
接近離反する方向に摺動することによって、溶融樹脂フ
ィルムのフィルム幅を自由に設定することが可能とな
る。
【0035】一方、Tダイ本体12のマニホールドの下
端には、溶融樹脂供給管14から供給されマニホールド
16内を通過した溶融樹脂を、Tダイ本体12から冷却
ロールとニップロール(図示せず)との接触線またはそ
の近傍に押し出すための溶融樹脂押出口24が形成され
ている。Tダイ本体12の溶融樹脂押出口24には、図
2に示したように、リップ26、28が装着されてお
り、これらリップ26、28の間のリップランド30と
33との間の間隔を別途図示しない締結具を調整するこ
とによって、押し出された溶融樹脂フィルムの膜厚を調
整できるようになっている。
【0036】図1及び図2に示したように、この溶融樹
脂押出口24に形成されたリップ26、28のリップ開
口部27の内側には、その幅方向の両端部に一対のシー
ル用ロッド棒32が、マニホールドの側壁20を貫通し
てTダイ本体12の外部に延びている。シール用ロッド
棒は、インナーディッケル18の下方に接するように、
溶融樹脂押出口27に形成されたリップ26、28の内
側のV溝24内に嵌挿されている。また、シール用ロッ
ド棒32の先端部にはそれぞれ、整流板部材34が形成
されており、これらの整流板部材34は、リップ26、
28の内側に形成されたリップランド部30、33内に
嵌挿されている。
【0037】そして、別途図示しないシリンダ機構など
の駆動装置によってシール用ロッド棒32を操作するこ
とにより、シール用ロッド棒32の先端部にそれぞれ形
成された整流板部材34が、幅方向に相互に接近離反す
る方向に、リップランド30、33内を摺動可能に構成
されている。このように、整流板部材34をリップラン
ド30、33内で、幅方向に相互に接近離反する方向に
摺動することによって、溶融樹脂フィルムのフィルム幅
を自由に設定することが可能となる。
【0038】このように構成することによって、溶融樹
脂供給管14から供給されマニホールド16内を通過す
る溶融樹脂は、先ず、図1に示したように、インナーデ
ィッケル18に、溶融樹脂の幅方向の両端部が当接する
ことによって、その溶融樹脂幅が規制される。そして、
インナーディッケル18によって、溶融樹脂幅が規制さ
れた溶融樹脂は、さらに、リップランド30、33を通
過する際にも、リップランド30、33内に嵌挿された
整流板部材34に、溶融樹脂の幅方向の両端部が、整流
板部材34の溶融樹脂側の内側側縁35に当接すること
によって、その溶融樹脂幅が規制される。
【0039】すなわち、溶融樹脂の幅方向の両端部が、
吸着現象により整流板部材34の溶融樹脂側の内側側縁
35に吸着・誘引されるため、ネックイン現象が極力押
さえられる。また、Tダイ両端部の溶融樹脂は、整流板
部材34の内側側縁35に案内されて滞留することなく
円滑に押出されて流下し、しかも、溶融樹脂フィルムの
幅方向の両端部が、一対の整流板部材34で支持される
ことになるので耳揺れ現象も押さえられることになる。
【0040】この場合、本実施例では、図3に示したよ
うに、整流板部材34の溶融樹脂側の内側側縁35が、
溶融樹脂の押出方向Xに対して平行となるように、整流
板部材を細長矩形状にしている。
【0041】しかしながら、このような作用効果を奏す
るためには、整流板部材34の溶融樹脂側の内側側縁3
5が、溶融樹脂の押出方向Xに対して平行(図3)また
は内方(図4)に傾斜し、しかも、図4に示したよう
に、整流板部材34の内側側縁35と押出成形用Tダイ
10の幅方向Y、すなわち、整流板部材34のシール用
ロッド棒32とのなす角度θが、75〜120°の範
囲、好ましくは、80〜110°、更に好ましくは、8
5〜105°、特に好ましくは、95〜105°の範囲
にあるのが望ましい。
【0042】すなわち、これは、整流板部材34の内側
側縁35と押出成形用Tダイ10の幅方向Yとのなす角
度θが75°を下回れば、すなわち、整流板部材34の
内側側縁35が、溶融樹脂の押出方向に対して極端に外
方に傾斜することになれば、溶融樹脂の両端部が、この
整流板部材34の内側側縁35に吸着されなくなるおそ
れがあるからである。
【0043】一方、整流板部材34の内側側縁35と押
出成形用Tダイ10の幅方向とのなす角度θが、120
°を超えれば、実際のネックイン現象は押さえられるも
のの、整流板部材34の内側側縁35が、溶融樹脂側に
内側に傾斜しすぎるので、実質的に溶融樹脂フィルム幅
が狭められることとなり、実質上ネックインが生じた状
態と変わらなくなるからである。
【0044】また、整流板部材34は、図1及び図2に
示したように、整流板部材34が、リップランド30か
ら突設する突設部37を有するのが望ましい。すなわ
ち、このように突設部37を形成することにより、リッ
プランド30を介して押し出された溶融樹脂は、Tダイ
の幅方向の両端部において、冷却ロールとニップロール
との接触線に至るように、整流板部材の溶融樹脂側の内
側側縁にひきつづき案内されることになるので、滞留す
ることなく円滑に押出されて流下する。しかも、溶融樹
脂フィルムの幅方向の両端部が、一対の整流板部材の内
側側縁で支持されることになるので耳揺れ現象も押さえ
られる。
【0045】この場合、整流板部材34が、リップラン
ド30から外方に突設する突設距離Lが、25mm〜6
5mm、好ましくは、30mm〜45mmであるのが望
ましい。
【0046】すなわち、整流板部材34がリップランド
30から外方に突設する突設距離Lは、整流板部材34
の先端が冷却ロールと、または冷却ロールとニップロー
ルとの接触線に接するまでの長さにすれば、このような
ネックイン現象ならびに耳揺れ現象を防止する効果が高
くなるが、成形加工上、整流板部材の先端が冷却ロール
に接する状態では、ラミネート基材若しくは冷却ロール
を傷付けたり、または冷却ロールとニップロールに巻き
込まれたりするおそれがあるからである。
【0047】なお、本実施例では、整流板部材34をシ
ール用ロッド棒32に固定したが、図示しないが、整流
板部材34を、シール用ロッド棒に対して回動自在に装
着して、整流板部材34の内側側縁35と溶融樹脂の押
出方向Xとのなす角度θ自由に設定できるようにしても
よい。
【0048】このようにすれば、フィルム幅の調整が容
易に行え、かかる特長を活かして、単層フィルム、多層
フィルムをはじめ種々のラミネートフィルムを高速押出
成形下に安定して成形することができる。
【0049】また、整流板部材34の形状は、整流板部
材34の溶融樹脂に接する面である内側側縁35が溶融
樹脂の流れを阻害しない程度に滑らかであれば特に限定
されず、例えば、短冊、弓状、棒、線等種々の形状とす
ることが可能である。
【0050】さらに、整流板部材34の材質は、溶融樹
脂の熱量で形状が変わらない程度の耐熱性を有するもの
であれば特に限定されるものではなく、熱可塑性樹脂、
熱硬化性樹脂、銅・真鍮・鉄・銀・アルミニウム・錫等
の金属製、カーボンファイバー、耐熱ガラス等種々の材
質とすることが可能である。この場合、Tダイおよびリ
ップランド部等を傷付けないように、銅、真鍮、アルミ
ニウム等の材質が好ましい。
【0051】また、本発明のネックイン制御機構を備え
た押出成形用Tダイに使用できる熱可塑性樹脂として
は、押出成形できる結晶性、非晶性を問わず、低密度ポ
リエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リブテン、ポリ-4- メチル-1-ペンテン、あるいはエチ
レン、プロピレン、1-ブテン、4-メチル-1- ペンテン等
のα- オレフィン同士のランダムあるいはブロック共重
合体等のポリオレフィン、エチレン・アクリル酸共重合
体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・ビニル
アルコール共重合体、エチレン・塩化ビニル共重合体等
のエチレン・ビニル化合物共重合体、ポリスチレン、ア
クリルニトリル・スチレン共重合体、ABS、メタクリ
ル酸・スチレン共重合体、α- メチルスチレン・スチレ
ン共重合体等のスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、塩化ビニル・ビニリデン共重合体、ポ
リアクリル酸メチル、ポリメタクリル酸メチル等のポリ
ビニル化合物、ナイロン−6、ナイロン−66、ナイロ
ン11、ナイロン12等のポリアミド、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレート等の熱可塑
性ポリエステル、ポリカーボネート、ポリフェニレンオ
キサイド等の、あるいはそれらの混合物の何れの樹脂を
も使用することができる。
【0052】これらの熱可塑性樹脂の中でも、ポリプロ
ピレン、ポリ-4- メチル-1- ペンテン、エチレン・α-
オレフィン共重合体(いわゆるL−LDPE)、ポリア
ミド、ポリエステル、ポリメチルメタクリレート、ポリ
スチレン、ポリカーボネート、ポリスルホン、エチレン
・酢酸ビニル共重合体等の溶融張力(メルトテンショ
ン)が低い熱可塑性樹脂を使用することにより、ネック
イン現象防止効果および耳揺れ防止効果が最大限に発揮
することができる。
【0053】さらに、本実施例では、Tダイ本体12の
マニホールド16内に、インナーディッケル18を用い
たが、これを省略することも可能である。また、本実施
例では、押し出しラミネート法に適用したが、その他の
Tダイを用いた押し出し成形にも適用可能であることは
勿論である。
【0054】
【実施例】
【0055】
【実施例1】熱可塑性樹脂であるエチレン・α- オレフ
ィン共重合体「UZ 15100C(商品名)」(三井
化学(株)製)を用いて、成形温度が295℃、Tダイ
開口幅が500mm×0.8mm、加工速度が80m/
分で、Tダイを用いて溶融樹脂膜(厚さ20μm)を2
95℃で押し出し成形加工を行った。
【0056】この際、整流板部材の溶融樹脂側の内側側
縁と押出成形用Tダイの幅方向Yとのなす角度θを、1
20°、110°、100°、90°、80°、70°
(比較例)とそれぞれ変えて実施したもの(整流板部材
の突設距離Lは、30mm)について、図5で示したよ
うに、ネックイン幅2Nについて比較テストを行った。
なお、比較として整流板部材を用いない従来のTダイを
用いて実施した。その結果を、下記の表1に示した。
【0057】この結果から明らかなように、従来に比較
して、本発明のように角度θが75°〜120°の範囲
の整流板を用いれば、ネックイン現象も低減され、ま
た、耳揺れ現象も生じなかった。
【0058】
【表1】
【0059】
【実施例2】ネックインの大きな熱可塑性樹脂であるエ
チレン・α- オレフィン共重合体「UZ 15100C
(商品名)」(三井化学(株)製)(成形温度:295
℃)、エチレン・α- オレフィン共重合体「NZ 40
150C(商品名)」(三井化学(株)製)(成形温
度:315℃)、ポリ−4−メチル−1−ペンテン「T
PX DX 820M(商品名)」(三井化学(株)
製)(成形温度:305℃)をそれぞれ用いて、整流板
部材の溶融樹脂側の内側側縁と押出成形用Tダイの幅方
向Yとのなす角度θを90°とし、整流板部材の突設距
離Lが、30mm、Tダイ開口幅が500mm×0.8
mm、としたTダイを用いて、加工速度が80m/分
で、溶融樹脂膜(厚さ20μm)を押し出し成形加工を
行った。なお、比較として、同じ条件で、整流板部材を
用いない従来のTダイを用いて成形加工を行った。
【0060】それぞれ、図5で示したように、ネックイ
ン幅2Nについて比較テストを行った。その結果を、下
記の表2に示した。この結果から明らかなように、ネッ
クインが大きい樹脂でも、本発明のTダイを用いれば、
ネックイン現象も低減され、また、耳揺れ現象も生じな
かった。
【0061】
【表2】
【0062】
【実施例3】ネックインの大きな熱可塑性樹脂であるエ
チレン・α- オレフィン共重合体「UZ 15100C
(商品名)」(三井化学(株)製)を用いて、整流板部
材の溶融樹脂側の内側側縁と押出成形用Tダイの幅方向
Yとのなす角度θを90°とし、Tダイ開口幅が500
mm×0.8mm、としたTダイを用いて、加工速度が
80m/分で、溶融樹脂膜(厚さ20μm)を295℃
で押し出し成形加工を行った。但し、Tダイ開口と冷却
ロールとニップロールの接触線との間の距離(エアーギ
ャップG)130mmとした。
【0063】この際、整流板部材の突設距離Lを、10
mm〜60mmと変えて、それぞれ、図5で示したよう
に、ネックイン幅2Nについて比較テストを行った。そ
の結果を、下記の表3に示した。
【0064】この結果から明らかなように、25mm〜
65mm、好ましくは、30mm〜45mmの範囲で
は、ネックイン現象も低減され、また、耳揺れ現象も生
じなかった。
【0065】
【表3】
【0066】
【発明の効果】本発明に係るネックイン制御機構を備え
た押出成形用Tダイによれば、溶融樹脂押出口から押出
された溶融樹脂フィルムは、ネックイン現象により幅狭
になろうとするが、溶融樹脂フィルムの幅方向の両端部
は、吸着現象によって、整流板部材に吸着・誘引される
のでネックイン現象は極力押さえられる。
【0067】また、Tダイの幅方向の両端部の溶融樹脂
は、整流板部材の溶融樹脂側の内側側縁に案内されるこ
とになるので、滞留することなく円滑に押出されて流下
し、しかも、溶融樹脂フィルムの幅方向の両端部が、一
対の整流板部材で支持されることになるので高速押出成
形下においても耳揺れ現象も押さえられる。
【0068】従って、フィルムの幅を出来るだけ大きく
とれ、両端部のトリミングロスも少なくできて無駄がな
く、しかも高速押出成形が安定して行える。また、ダイ
両端部から押し出される溶融樹脂は、整流板部材に案内
されるので滞留することなく、円滑に流下し、劣化やゲ
ルが生じない。
【0069】さらに、本発明では、既設のTダイに簡単
に装着することができ、操作も容易で、コストも低減で
きる等幾多の作用効果を奏する極めて優れた発明であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のネックイン制御機構を備えた
押出成形用Tダイの概略図である。
【図2】図2は、図1のII−II線での断面図であ
る。
【図3】図3は、本発明の整流板部材の拡大図である。
【図4】図4は、本発明の整流板部材の別の実施例の拡
大図である。
【図5】図5は、Tダイを用いた場合のネックインの状
態を説明する概略図である。
【図6】図6は、従来のTダイの概略図である。
【図7】図7は、従来のTダイの概略図である。
【図8】図8は、従来のディッケルの拡大図である。
【符号の説明】
10 Tダイ 12 ダイ本体 14 溶融樹脂供給管 16 マニホールド 18 インナーディッケル 20 側壁 22 操作ロッド 24 溶融樹脂押出口 26 リップ 27 開口部 30 リップランド 32 シール用ロッド棒 33 リップ開口部 34 整流板部材 35 内側側縁 37 突設部
フロントページの続き (72)発明者 秋 山 聡 愛知県名古屋市南区丹後通2−1 三井化 学株式会社内 Fターム(参考) 4F207 AA04E AG01 AR12 KA01 KL75 KL76 KL84 KM15 KM16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出成形用Tダイの溶融樹脂押出口に形
    成されたリップのリップ開口部の内側に、その幅方向の
    両端部に配設された一対のシール用ロッド棒と、 前記シール用ロッド棒の先端部にそれぞれ形成され、前
    記リップの開口部に形成されたリップランド内に嵌挿さ
    れた一対の整流板部材とを備え、 前記整流板によって、前記Tダイの溶融樹脂押出口より
    押し出される溶融樹脂の流れ幅を調整するようになって
    おり、 前記整流板部材が、前記リップランドから外方に突設す
    るとともに、その突設距離が、25mm〜65mmであ
    ることを特徴とするネックイン制御機構を備えた押出成
    形用Tダイ。
  2. 【請求項2】 前記整流板部材のリップランドから外方
    に突設する突設距離が、30〜45mmであることを特
    徴とする請求項1に記載のネックイン制御機構を備えた
    押出成形用Tダイ。
  3. 【請求項3】 前記整流板部材の溶融樹脂側の内側側縁
    と押出成形用Tダイの幅方向とのなす角度θが、75〜
    120°の範囲にあることを特徴とする請求項1または
    2に記載のネックイン制御機構を備えた押出成形用Tダ
    イ。
  4. 【請求項4】 前記整流板部材の溶融樹脂側の内側側縁
    と押出成形用Tダイの幅方向とのなす角度θが、80〜
    110°の範囲にあることを特徴とする請求項1から3
    のいずれかに記載のネックイン制御機構を備えた押出成
    形用Tダイ。
  5. 【請求項5】 前記整流板部材が、シール用ロッド棒を
    リップ開口部に沿って幅方向に移動することによって、
    リップランド内において幅方向に移動可能に構成されて
    いることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載
    のネックイン制御機構を備えた押出成形用Tダイ。
  6. 【請求項6】 前記整流板部材が、シール用ロッド棒に
    対して回動自在に装着されていることを特徴とする請求
    項1から5のいずれかに記載のネックイン制御機構を備
    えた押出成形用Tダイ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006111007A (ja) * 2004-09-17 2006-04-27 Mitsubishi Engineering Plastics Corp 積層ポリエステルラミネート紙の製造方法及びポリエステルラミネート紙製容器
JP2013039703A (ja) * 2011-08-12 2013-02-28 Sumitomo Chemical Co Ltd 熱可塑性樹脂フィルムの製造方法および当該製造方法に用いる押出成形用tダイ
JP2016043683A (ja) * 2014-08-27 2016-04-04 東レ株式会社 シート成形口金
KR20170117401A (ko) * 2015-02-04 2017-10-23 도레이 카부시키가이샤 시트 제조 장치 및 시트 제조 방법

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