JP2001079845A - 中空構造物における中空室遮断具 - Google Patents

中空構造物における中空室遮断具

Info

Publication number
JP2001079845A
JP2001079845A JP25062399A JP25062399A JP2001079845A JP 2001079845 A JP2001079845 A JP 2001079845A JP 25062399 A JP25062399 A JP 25062399A JP 25062399 A JP25062399 A JP 25062399A JP 2001079845 A JP2001079845 A JP 2001079845A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holder
plate
hollow
base material
hollow chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25062399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4166382B2 (ja
Inventor
Norimichi Miwa
紀道 三輪
Yoshihiro Takahata
良浩 高畠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Neo Ex Lab Inc
Original Assignee
Neo Ex Lab Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Neo Ex Lab Inc filed Critical Neo Ex Lab Inc
Priority to JP25062399A priority Critical patent/JP4166382B2/ja
Publication of JP2001079845A publication Critical patent/JP2001079845A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4166382B2 publication Critical patent/JP4166382B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホルダ体を1つのホルダプレートを主体とし
て構成することで、構造を簡単化し、しかも、一対のホ
ルダプレートを一体に備えたホルダ体と略同等の遮断効
果が得られる中空室遮断具を提供する。 【解決手段】 中空構造物1の中空室7に取り付けられ
るホルダ体20と、そのホルダ体20によって支持され
かつ外部加熱によって発泡し発泡体15となることで中
空室7を遮断する発泡性基材11と、を備える。ホルダ
体20は、中空室7の長手方向に直交する方向に設けら
れ、かつ発泡性基材11の片側面を支持して同発泡性基
材11の発泡方向を規制するための1つのホルダプレー
ト21を有し、ホルダプレート21の片側面には、発泡
性基材11を間に挟んで保持する剛性を有する発泡制限
プレート40が所要数の保持クリップ24によって装着
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、中空構造物にお
ける中空室遮断具に関し、主として複数枚のパネルによ
って中空の箱形閉じ断面に構成された車両ボディのピラ
ー、ロッカーパネル、ルーフサイドパネル等の中空パネ
ルの制振・防音等を高めるための中空構造物における中
空室遮断具に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の中空構造物における中空室遮断
具には、例えば、特開平8−276448号公報に開示
されている。このような中空構造物における中空室遮断
具において、中空構造物の中空室に取り付けられるホル
ダ体と、そのホルダ体によって支持されかつ外部加熱に
よって発泡し発泡体となることで前記中空室を遮断する
発泡性基材と、を備えている。また、ホルダ体は、中空
構造物の中空室の長手方向に直交する方向に設けられ、
かつ発泡性基材の両側面を支持して同発泡性基材の発泡
方向を規制するための左右一対のホルダプレートと、中
空構造物に対する取付クリップとを備え、耐熱性の合成
樹脂材によって一体成形されている。
【0003】前記ホルダ体において、左右一対のホルダ
プレートによって発泡性基材の両側面を支持するように
構成すると、中空室の長手方向に対する発泡性基材の発
泡は左右一対のホルダプレートよって良好に制限するこ
とができ、中空室の長手方向に直交する方向に発泡性基
材の発泡を促進させて、中空室を効率よく遮断すること
が可能となる。ところが、左右一対のホルダプレートと
取付クリップとを一体に備えたホルダ体は構造が複雑
で、そのホルダ体の成形するための成形型の製作費が高
くなり、コスト高となる不具合があった。また、図14
と図15に示すように、1つのホルダプレート121と
取付クリップ131によってホルダ体120を形成し、
そのホルダプレート121の片側面に対し、発泡性基材
111を支持するように構成することで、ホルダ体12
0の成形型の製作費の低減を図ることが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図14と図
15に示すように、発泡性基材111の片側面のみを1
つのホルダプレート121によって支持する構造におい
ては、発泡性基材111が外部加熱によって発泡する
際、発泡性基材111のホルダプレート121と反対側
の面においては、その発泡が制限されることなく中空室
107の長手方向にも自由に発泡することとなる。この
ため、図16と図17に示すように、発泡性基材111
が発泡して発泡体115となったときには、その発泡体
115の外周面と中空室107の内周壁面との間の一部
に隙間Sが生じ、遮断不良が発生しやすくなる。
【0005】この発明の目的は、前記従来の問題点に鑑
み、ホルダ体を1つのホルダプレートを主体として構成
することで、構造を簡単化し、しかも、一対のホルダプ
レートを一体に備えたホルダ体と略同等の遮断効果が得
られる中空室遮断具を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第1の発明に係る中空構造物における中空室遮断具
は、請求項1に記載のとおりの構成を要旨とする。した
がって、発泡性基材が発泡する際、その発泡性基材の片
側面は、中空室の長手方向に直交する方向の1つのホル
ダプレートによって支持されため、反対側面は剛性を有
する支持プレートによって支持される。このため、中空
室の長手方向に対してはホルダプレートと支持プレート
よって発泡性基材の発泡が制限され、中空室の長手方向
に直交する方向に対して発泡性基材の発泡が効果的に促
進される。これによって、中空室が効率よくかつ遮断不
良なく良好に遮断される。
【0007】また、第2の発明に係る中空構造物におけ
る中空室遮断具は、請求項2に記載のとおりの構成を要
旨とするもので、ホルダ体は、耐熱性の合成樹脂よりな
り、かつ1つのホルダプレートと取付クリップとを一体
に備えるとともに、そのホルダプレートの片側面には所
要数の保持クリップが一体に形成され、支持プレートに
は、前記所要数の保持クリップがそれぞれ差し込まれて
弾性的に係合する保持孔が形成されている。したがっ
て、ホルダ体の1つのホルダプレートと取付クリップと
を耐熱性の合成樹脂によって一体に成形すると同時に、
そのホルダプレートの片側面に所要数の保持クリップを
形成することができる。このため、ホルダプレートと別
個に所要数の保持クリップを製作して組み付ける手間を
削減することができる。
【0008】第3の発明に係る中空構造物における中空
室遮断具は、請求項3に記載のとおりの構成を要旨とす
るもので、支持プレートは、耐熱性の合成樹脂よりな
り、その支持プレートの片側面には所要数の保持クリッ
プが一体に形成され、ホルダ体のホルダプレートには、
前記所要数の保持クリップがそれぞれ差し込まれて弾性
的に係合する保持孔が形成されている。したがって、支
持プレートを耐熱性の合成樹脂によって成形すると同時
に、その支持プレートの片側面に所要数の保持クリップ
を形成することができる。このため、支持プレートと別
個に所要数の保持クリップを製作して組み付ける手間を
削減することができる。
【0009】第4の発明に係る中空構造物における中空
室遮断具は、請求項4に記載のとおりの構成を要旨とす
るもので、支持プレートは金属製プレートより形成され
ている。したがって、プレスの打ち抜き加工によって所
望とする形状の支持プレートを容易に製作することがで
きるとともに、その支持プレートのプレス加工と同時
に、支持プレートの所要位置に複数の保持孔を打ち抜き
加工することができる。また、外部加熱によって発泡性
基材が発泡する際、金属製プレートよりなる支持プレー
トによって発泡性基材の加熱が促進される。このため、
発泡性基材の加熱不足による発泡不良を防止することが
できる。
【0010】第5の発明に係る中空構造物における中空
室遮断具は、請求項5に記載のとおりの構成を要旨とす
るもので、ホルダ体のホルダプレートと支持プレートと
の対向面のうち、少なくとも一方のプレートの対向面の
周縁部に沿って略環状をなす環状支持壁が形成され、発
泡性基材は、前記支持壁の外周面に沿って略環状に形成
されている。したがって、発泡性基材は、環状支持壁の
外周面と中空室7の内周壁面との間において発泡し、か
つ発泡体となって中空室を遮断する。このため、中空室
を遮断するのに必要な発泡性基材の量を極めて少量に押
さえることができ、コスト低減に効果が大きい。
【0011】第6の発明に係る中空構造物における中空
室遮断具は、請求項6に記載のとおりの構成を要旨とす
るもので、ホルダ体のホルダプレート、支持プレート及
び環状支持壁によって囲まれた内部空間部を遮音空間層
としている。したがって、ホルダプレートと支持プレー
トとの間の全域にわたって発泡充填された発泡体によっ
て遮音するものと比べ、環状支持壁の内側に構成された
遮音空間層によって遮音効果をより一層向上させること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)この発明の実施
の形態1を図1〜図7にしたがって説明する。図3と図
4において、中空構造物としての車両ボディのピラー、
ロッカーパネル、ルーフサイドパネル等の中空パネル1
は、インナパネル2とアウタパネル4とが、これら両パ
ネル2、4のフランジ3、5においてスポット溶接され
ることで、中空の箱形閉じ断面に形成されている。前記
インナパネル2の所定位置には、後述するホルダ体20
が、その取付クリップ31において回止めされて嵌込ま
れる長円形、だ円形、四角形等の非円形の取付孔6が貫
設されている。
【0013】前記中空パネル1の中空室7を遮断するた
めの中空室遮断具10は、発泡性基材11、ホルダ体2
0及び支持プレート40を備えている。前記発泡性基材
11は、110℃〜190℃前後の温度によって発泡す
る発泡剤混入の合成樹脂系の発泡性材料(金属接着性を
有する発泡性材料が望ましい)よりなる。さらに、発泡
性基材11は、未発泡の状態において、中空室7の内周
壁面との間に適宜の隙間(塗料が通過できる程度の隙
間)が生じる大きさ及び形状をなすとともに、所定板厚
を有する平板状をなしている。また、発泡性基材11の
所定位置には、後述する複数(所要数)の保持クリップ
24が挿通される挿通孔12が貫設されている。
【0014】図1と図2に示すように、前記ホルダ体2
0は、耐熱性の合成樹脂(熱可塑性合成樹脂)よりな
り、射出成形によって一体成形されている。このホルダ
体20は、1つのホルダプレート21と取付クリップ3
1とを一体に備えている。ホルダプレート21は、中空
パネル1の中空室7の長手方向に直交する方向の平板状
に形成されている。さらに、ホルダプレート21は、発
泡性基材11と略同じ大きさ又は若干大きい又は若干小
さい形状をなしており、中空室7の内周壁面との間には
塗料が通過可能な適宜の隙間が設定されている。ホルダ
プレート21の周縁部の一側(図1に向かって下側)の
略中央部には、前記インナパネル2の取付孔6に対応す
る位置において取付クリップ31が一体に形成されてい
る。取付クリップ31は、ホルダプレート21の周縁部
の一側の略中央部に張り出す台座部32と、その台座部
32の下面から突出されかつ取付孔6に延びる脚部33
と、その脚部33の先端部両側から折り返し状に延出さ
れかつ取付孔6と弾性的に係合する一対の弾性係止片3
4とを備えている。
【0015】図1と図2に示すように、ホルダプレート
21の片側面には、発泡性基材11を間に挟んで保持す
るための剛性を有する支持プレート40が複数の保持ク
リップ24によって装着されている。この実施の形態1
にでは、ホルダプレート21が射出成形されると同時
に、そのホルダプレート21の片側面の上下左右、計4
箇所に保持クリップ24が一体に形成されている。これ
ら保持クリップ24は、台座部25、弾性保持片26及
び位置決め片27を一体に備えている。各保持クリップ
24の台座部25は、発泡性基材11の厚さ寸法と略同
じ高さ寸法をもってホルダプレート21の片側面から略
直角状に突出されている。そして、台座部25先端面の
片側寄りに弾性変形可能な弾性保持片26が突設され、
同台座部25先端面の反対側寄りに位置決め片27が突
出されている。
【0016】これに対し、支持プレート40は、耐熱性
の合成樹脂(熱可塑性合成樹脂)によって前記ホルダプ
レート21と略同じ大きさ形状の平板に形成されるとと
もに、ホルダプレート21の複数の保持クリップ24に
それぞれ対応する位置において、保持孔41と位置決め
孔42とがそれぞれ隣接して形成されている。そして、
まず、ホルダプレート21の各保持クリップ24に対し
発泡性基材11が、その各挿通孔12においてそれぞれ
挿入される。次に、ホルダプレート21の各保持クリッ
プ24に対し、支持プレート40が、その各保持孔41
と位置決め孔42においてそれぞれ挿入される。する
と、各保持クリップ24の弾性保持片26が各保持孔4
1に弾性的に係合し、ホルダプレート21の片側面に対
し発泡性基材11を間に挟んで支持プレート40が装着
される。そして、ホルダプレート21と支持プレート4
0との間に発泡性基材11が位置決めされて保持され、
これによって中空室遮断具10が構成されるようになっ
ている。
【0017】上述したように構成されるこの実施の形態
1の中空室遮断具10において、中空構造物としての中
空パネル1を構成するインナパネル2とアウタパネル4
とを、その相互のフランジ3、5においてスポット溶接
する前に、インナパネル2の取付孔6に対し、中空室遮
断具10が、そのホルダプレート21の取付クリップ3
1が嵌込まれる。すると、取付クリップ31の一対の弾
性係止片34が取付孔6に係合する。これによって、図
3と図4に示すように、中空室遮断具10が取付クリッ
プ31を介して取付孔6に回止めされた状態で取付けら
れる。前記したようにインナパネル2に中空室遮断具1
0が保持された後、前記インナパネル2とアウタパネル
4とが、その相互のフランジ3、5においてスポット溶
接され、中空の箱形閉じ断面をなす中空パネル1が構成
される。ここで、外部からの加熱、例えば、前記中空パ
ネル1を有する車両ボディの焼付塗装の際の外部加熱に
よって前記中空室遮断具10の発泡性基材11が、図5
と図6に示すように発泡し発泡体15となる。
【0018】図5に示すように、前記発泡性基材11が
発泡する際、その発泡性基材11の両側面は、ホルダプ
レート21と支持プレート40との間に挟持されて支持
されているため、中空室7の長手方向に対しては、その
発泡性基材11の発泡がホルダプレート21と支持プレ
ート40とによってそれぞれ制限される。このため、中
空室7の長手方向に直交する方向に対しては、発泡性基
材11の発泡が効果的に促進される。そして、発泡性基
材11の発泡による発泡体15の周縁部が中空室7の内
周壁面に確実かつ良好に密着する。この結果、前記発泡
体15によって中空室7が効率よくかつ遮断不良なく良
好に遮断される。
【0019】すなわち、この実施の形態1において、従
来の左右一対のホルダプレートと取付クリップとを備え
てホルダ体が成形されるものと比べ、1つのホルダプレ
ート21と取付クリップ31とを備えてホルダ体20が
成形される。このようにホルダ体20の構造を簡単化す
ることで、ホルダ体20の成形型の製作費の低減を図る
ことができる。また、ホルダ体20の1つのホルダプレ
ート21に対し発泡性基材11を間に挟んで支持プレー
ト40を複数の保持クリップ24と保持孔41との弾性
的な係合によって容易にかつ手早く装着することができ
る。そして、発泡性基材11の両側面をホルダプレート
21と支持プレート40によって支持することで、一対
のホルダプレートを一体に備えたホルダ体と略同等の遮
断効果が得られる。
【0020】また、この実施の形態1において、ホルダ
体20の1つのホルダプレート21と取付クリップ31
とを耐熱性の合成樹脂(熱可塑性合成樹脂)によって一
体に成形すると同時に、そのホルダプレート21の片側
面に複数の保持クリップ24を形成することができる。
このため、ホルダプレート21と別個に複数の保持クリ
ップ24を製作して組み付ける手間を削減することがで
きる。また、ホルダプレート21の片側面に複数の保持
クリップ24を形成することで、所要とする形状の平板
材に、複数の保持クリップ24に対応する保持孔41
(この実施の形態1では、保持孔41と位置決め孔4
2)を形成するのみで、支持プレート40を容易に形成
することが可能となる。例えば、支持プレート40を、
剛性を有する合成樹脂(熱可塑性合成樹脂)プレートの
他、剛性を有する厚紙、段ボール、木質系ハードボー
ド、金属製プレート等によっても容易に形成することが
できる。
【0021】また、金属製プレートより形成される支持
プレート40において、プレスの打ち抜き加工によって
所望とする形状の支持プレート40を容易に製作するこ
とができるとともに、その支持プレート40のプレス加
工と同時に、支持プレート40の所要位置に複数の保持
孔41及び位置決め孔42を隣接して打ち抜き加工する
ことができる。また、外部加熱によって発泡性基材11
が発泡する際、金属製プレートよりなる支持プレート4
0によって発泡性基材11の加熱が促進される。このた
め、発泡性基材11の加熱不足による発泡不良を確実に
防止することができる。
【0022】なお、前記実施の形態1では、ホルダ体2
0の1つのホルダプレート21と取付クリップ31とを
耐熱性の合成樹脂(熱可塑性合成樹脂)によって一体に
成形すると同時に、そのホルダプレート21の片側面に
複数の保持クリップ24を形成したが、これに限定する
ものではない。例えば、図7に示すように、支持プレー
ト40は、耐熱性の合成樹脂(熱可塑性合成樹脂)より
なり、その支持プレート40の片側面には複数の保持ク
リップ24が一体に形成されてもよい。この場合、支持
プレート40を耐熱性の合成樹脂(熱可塑性合成樹脂)
によって成形すると同時に、その支持プレート40の片
側面に複数の保持クリップ24を形成することができ
る。このため、支持プレート40と別個に複数の保持ク
リップ24を製作して組み付ける手間を削減することが
できる。但し、この場合、ホルダ体20のホルダプレー
ト21には、複数の保持クリップ24がそれぞれ差し込
まれて弾性的に係合する保持孔41及び位置決め孔42
がそれぞれ隣接して形成される。
【0023】また、前記実施の形態1においては、複数
の保持クリップ24が台座部32の両側部に突設された
弾性保持片26と位置決め片27とを一体に備えて構成
されている場合を例示したが、これに限るものではな
く、例えば、複数の保持クリップ24が弾性保持片26
のみによって構成されてもよい。
【0024】(実施の形態2)次に、この発明の実施の
形態2を図8〜図13にしたがって説明する。この実施
の形態2の中空室遮断具50においても、実施の形態1
と略同様にして、発泡性基材51、ホルダ体60及び支
持プレート80を備えている。すなわち、図8と図9に
示すように、耐熱性の合成樹脂の射出成形によって一体
成形されるホルダ体60は、1つのホルダプレート61
と、取付クリップ71とを一体に備えている。なお、取
付クリップ71は、実施の形態1と同様にして、台座部
72、脚部73、及び弾性係止片74をそれぞれ有して
いる。
【0025】中空パネル1の中空室7の長手方向に直交
する方向の平板状に形成されるホルダプレート61に
は、その片側面(支持プレート80に対向する面)の周
縁部4箇所において、保持クリップ64がそれぞれ一体
成形されている。これら保持クリップ64は一対の弾性
係止片69をそれぞれ有している。前記ホルダプレート
61の片側面には、その複数の保持クリップ64によっ
て剛性を有する支持プレート80が発泡性基材51を間
に挟んで装着されている。この支持プレート80は、耐
熱性の合成樹脂によって前記ホルダプレート61と略同
じ大きさ形状の平板に形成されるとともに、ホルダプレ
ート61の複数の保持クリップ64にそれぞれ対応する
位置において、保持孔81が形成されている。
【0026】さて、前記ホルダ体60のホルダプレート
61との対向面のうち、少なくとも一方のプレートの対
向面の周縁部に沿って略環状をなす環状支持壁62が形
成されている。この実施の形態2において、ホルダプレ
ート61の片側面には、その周縁部近傍に沿って略環状
をなす環状支持壁62が、発泡性基材51の厚さ寸法と
略同じ高さ寸法をもって一体成形されるとともに、その
環状支持壁62の外側の周縁部4箇所において、前記し
た保持クリップ64がそれぞれ一体成形されている。こ
れに対し、発泡性基材51は、環状支持壁62の外周面
に嵌込まれる内孔53を有して略環状に形成され、その
周縁部の4箇所には、ホルダプレート61の各保持クリ
ップ64が差し込まれる挿通孔52がそれぞれ形成され
ている。
【0027】そして、まず、ホルダプレート61の各保
持クリップ64に対し発泡性基材51が、その各挿通孔
52においてそれぞれ挿入されながら、同ホルダプレー
ト61の環状支持壁62の外周に沿って発泡性基材51
が嵌込まれる。次に、ホルダプレート61の各保持クリ
ップ64に対し、支持プレート80が、その各保持孔8
1においてそれぞれ挿入される。すると、各保持クリッ
プ64の弾性保持片69が各保持孔81に弾性的に係合
し、ホルダプレート61の片側面に対し発泡性基材51
を間に挟んで支持プレート80が装着される。これによ
って、図9に示すように、ホルダプレート61と支持プ
レート80との間に発泡性基材51が位置決めされて保
持され、中空室遮断具50が構成されるようになってい
る。前記したように構成される中空室遮断具50におい
て、ホルダ体60のホルダプレート61、支持プレート
80及び環状支持壁62によって囲まれた内部空間部を
遮音空間層62aとしている。
【0028】上述したように構成されるこの実施の形態
2の中空室遮断具50において、図10に示すように、
中空パネル1の中空室7内に中空室遮断具50が保持さ
れた後、外部からの加熱、例えば、前記中空パネル1を
有する車両ボディの焼付塗装の際の外部加熱によって前
記中空室遮断具50の発泡性基材51が、図11に示す
ように発泡し発泡体55となる。
【0029】図11に示すように、前記発泡性基材51
が発泡する際、その発泡性基材51の両側面は、ホルダ
プレート61と支持プレート80との間に挟持されて支
持されているため、中空室7の長手方向に対しては、そ
の発泡性基材51の発泡がホルダプレート61と支持プ
レート80とによってそれぞれ制限される。このため、
中空室7の長手方向に直交する方向に対しては、発泡性
基材51の発泡が効果的に促進される。そして、発泡性
基材51の発泡による発泡体55の周縁部が中空室7の
内周壁面に確実かつ良好に密着する。この結果、前記発
泡体55によって中空室7が効率よくかつ遮断不良なく
良好に遮断される。
【0030】また、この実施の形態2において、ホルダ
プレート61の環状支持壁62の外周に沿って略環状を
なす発泡性基材51が配設される。このため、発泡性基
材51は、環状支持壁62の外周面と中空室7の内周壁
面との間において発泡し、かつ発泡体55となって中空
室7を遮断する。このため、中空室7を遮断するのに必
要な発泡性基材51の量を実施の形態1と比べても極め
て少量に押さえることができ、コスト低減に効果が大き
い。
【0031】また、この実施の形態2において、ホルダ
体60のホルダプレート61、支持プレート80及び環
状支持壁62によって囲まれた内部空間部を遮音空間層
62aとしている。このため、この実施の形態2におい
ては、ホルダプレート61と支持プレート80との間の
全域にわたって発泡充填された発泡体55によって遮音
する実施の形態1と比べ、環状支持壁62の内側に構成
された遮音空間層62aによって遮音効果をより一層向
上させることができる。図12に示すような遮音測定装
置によって、実施の形態1及び2の各中空室遮断具1
0、50と、中空室遮断具10又は50がない遮断具未
設定の状態の遮音特性を測定した結果、図13に示すよ
うな結果が得られた。
【0032】すなわち、図12に示すように、遮音測定
装置(リオン社製)において、遮音壁97によって仕切
られた音源室90と測定室91のうち、音源室90には
周波数/ノイズ発生器92に対しアンプ93を介して接
続されたスピーカ94が設置され、測定室91には測定
器95に接続されたマイク96が設置される。また、遮
音壁97の中央部には金属製パイプ98が組み付けられ
る。そして、金属製パイプ98に対し中空室遮断具10
又は50が設置されない遮断具未設定の状態と、実施の
形態1の中空室遮断具10が設置された状態と、実施の
形態2の中空室遮断具50とが設置された状態おいて、
スピーカ94から80dBの音を発生させて遮音測定を
行った。
【0033】図13の右側部分に示すように、スピーカ
94から125Hz〜8KHzの周波数成分を含む80
dBのノイズを発生させた場合、金属製パイプ98に対
し遮断具未設定の状態では、測定器95において略80
dBの音が測定された。また、金属製パイプ98に対し
実施の形態1の中空室遮断具10が設置され状態では、
測定器95において略60dBの音が測定され、20d
B低下された。さらに、金属製パイプ98に対し実施の
形態2の中空室遮断具50が設置され状態では、測定器
95において略53dBの音が測定され、27dB低下
された。また、図13に示すように、125Hz、25
0Hz、500Hz、・・・8KHzの各周波数帯にお
いても実施の形態1及び2の各中空室遮断具10、50
による遮断効果が確認され、特に、実施の形態2の中空
室遮断具50においては、500Hz〜2KHの範囲に
おいて遮音効果が大きいことが確認された。
【0034】なお、前記実施の形態2においては、ホル
ダ体60のホルダプレート61に環状支持壁62が形成
されている場合を例示したが、これに限るものではな
く、支持プレート80に環状支持壁62を形成しても略
同等の作用効果を奏する。また、前記実施の形態1及び
2においては、中空構造物が車両ボディのピラー、ロッ
カパネル、ルーフサンドパネル等の中空パネル1である
で場合を例示したが、これに限るものではなく、車両ボ
ディ以外、例えば、建築物、船舶等の建造物を構成する
中空構造物であってもよい。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
1つのホルダプレートを備えてホルダ体を構成すること
で、ホルダ体の構造を簡単化することができ、ホルダ体
の成形型の製作費の低減を図ることができるとともに、
そのホルダ体の1つのホルダプレートに対し発泡性基材
を間に挟んで剛性を有する支持プレートを容易に装着可
能に構成することができる。そして、ホルダ体の1つの
ホルダプレートと、剛性を有する支持プレートによっ
て、発泡性基材の両側面を支持することで、中空室の長
手方向に直交する方向に発泡性基材の発泡を効果的に促
進させることができ、中空室の遮断不良を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1の中空構造物における
中空室遮断具の発泡性基材、ホルダ体及び支持プレート
が分離された状態を示す斜視図である。
【図2】同じく発泡性基材、ホルダ体及び支持プレート
が相互に組み付けられて中空室遮断具が構成された状態
を示す斜視図である。
【図3】同じく中空パネルの中空室に中空室遮断具が装
着された状態を示す縦断面図である。
【図4】同じく中空パネルの中空室に中空室遮断具が装
着された状態を示す横断面図である。
【図5】同じく中空室遮断具の発泡性基材が発泡された
状態を示す縦断面図である。
【図6】同じく中空室遮断具の発泡性基材が発泡された
状態を示す横断面図である。
【図7】同じく支持プレートの片側面に複数の保持クリ
ップが一体に形成された実施態様を示す斜視図である。
【図8】この発明の実施の形態2の中空構造物における
中空室遮断具の発泡性基材、ホルダ体及び支持プレート
が分離された状態を示す斜視図である。
【図9】同じく発泡性基材、ホルダ体及び支持プレート
が相互に組み付けられて中空室遮断具が構成された状態
を示す斜視図である。
【図10】同じく中空パネルの中空室に中空室遮断具が
装着された状態を示す縦断面図である。
【図11】同じく中空室遮断具の発泡性基材が発泡され
た状態を示す縦断面図である。
【図12】中空室遮断具の遮音測定装置を示す説明図で
ある。
【図13】この発明の実施の形態1及び2の中空室遮断
具の遮音特性を示す説明図である。
【図14】従来の中空パネルの中空室に中空室遮断具が
装着された状態を示す横断面図である。
【図15】同じく中空パネルの中空室に中空室遮断具が
装着された状態を示す縦断面図である。
【図16】同じく中空室遮断具の発泡性基材が発泡され
た状態を示す横断面図である。
【図17】同じく中空室遮断具の発泡性基材が発泡され
た状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 中空パネル(中空構造物) 6 取付孔 7 中空室 10、50 中空室遮断具 11、51 発泡性基材 15、55 発泡体 20、60 ホルダ体 21、61 ホルダプレート 24、64 保持クリップ 31、71 取付クリップ 40、80 支持プレート 41、81 保持孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D003 AA01 AA06 AA07 AA11 BB01 CA17 CA32 CA40 3D023 BA02 BA03 BA04 BB09 BB16 BB30 BC01 BD08 BD09 BD10 BE03 BE31 BE36 4F202 AE06 AE07 AG03 AG06 AG07 AH25 CA23 CB01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空構造物の中空室に取り付けられるホ
    ルダ体と、そのホルダ体によって支持されかつ外部加熱
    によって発泡し発泡体となることで前記中空室を遮断す
    る発泡性基材と、を備えた中空構造物における中空室遮
    断具であって、 前記ホルダ体は、前記中空室の長手方向に直交する方向
    に設けられ、かつ前記発泡性基材の片側面を支持して同
    発泡性基材の発泡方向を規制するための1つのホルダプ
    レートを有し、 前記ホルダプレートの片側面には、前記発泡性基材を間
    に挟んで保持する剛性を有する支持プレートが所要数の
    保持クリップによって装着されている中空構造物におけ
    る中空室遮断具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の中空構造物における中
    空室遮断具であって、ホルダ体は、耐熱性の合成樹脂よ
    りなり、かつ1つのホルダプレートと取付クリップとを
    一体に備えるとともに、そのホルダプレートの片側面に
    は所要数の保持クリップが一体に形成され、 支持プレートには、前記所要数の保持クリップがそれぞ
    れ差し込まれて弾性的に係合する保持孔が形成されてい
    る中空構造物における中空室遮断具。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の中空構造物における中
    空室遮断具であって、支持プレートは、耐熱性の合成樹
    脂よりなり、その支持プレートの片側面には所要数の保
    持クリップが一体に形成され、 ホルダ体のホルダプレートには、前記所要数の保持クリ
    ップがそれぞれ差し込まれて弾性的に係合する保持孔が
    形成されている中空構造物における中空室遮断具。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の中空構造物にお
    ける中空室遮断具であって、支持プレートは金属製プレ
    ートより形成されている中空構造物における中空室遮断
    具。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載の中空構造物にお
    ける中空室遮断具であって、ホルダ体のホルダプレート
    と支持プレートとの対向面のうち、少なくとも一方のプ
    レートの対向面の周縁部に沿って略環状をなす環状支持
    壁が形成され、 発泡性基材は、前記支持壁の外周面に沿って略環状に形
    成されている中空構造物における中空室遮断具。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の中空構造物における中
    空室遮断具であって、ホルダ体のホルダプレート、支持
    プレート及び環状支持壁によって囲まれた内部空間部を
    遮音空間層としている中空構造物における中空室遮断
    具。
JP25062399A 1999-07-14 1999-09-03 中空構造物における中空室遮断具 Expired - Fee Related JP4166382B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25062399A JP4166382B2 (ja) 1999-07-14 1999-09-03 中空構造物における中空室遮断具

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20088899 1999-07-14
JP11-200888 1999-07-14
JP25062399A JP4166382B2 (ja) 1999-07-14 1999-09-03 中空構造物における中空室遮断具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001079845A true JP2001079845A (ja) 2001-03-27
JP4166382B2 JP4166382B2 (ja) 2008-10-15

Family

ID=26512456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25062399A Expired - Fee Related JP4166382B2 (ja) 1999-07-14 1999-09-03 中空構造物における中空室遮断具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4166382B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008080415A1 (en) * 2006-12-28 2008-07-10 Henkel Ag & Co. Kgaa Acoustic baffle
JP2009073105A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Iida Sangyo Kk 発泡充填具、及び長尺状中空構造体の補強方法
CN105683031A (zh) * 2013-10-31 2016-06-15 Sika技术股份公司 用于密封和/或加强腔体的挡板或加强元件以及用于生产这种挡板或加强元件的方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008080415A1 (en) * 2006-12-28 2008-07-10 Henkel Ag & Co. Kgaa Acoustic baffle
US8215704B2 (en) 2006-12-28 2012-07-10 Henkel Ag & Co. Kgaa Acoustic baffle
JP2009073105A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Iida Sangyo Kk 発泡充填具、及び長尺状中空構造体の補強方法
CN105683031A (zh) * 2013-10-31 2016-06-15 Sika技术股份公司 用于密封和/或加强腔体的挡板或加强元件以及用于生产这种挡板或加强元件的方法
EP3063053B1 (en) 2013-10-31 2020-02-12 Sika Technology AG Baffle or reinforcement element for sealing and/or reinforcing a cavity and method for producing such a baffle or reinforcement element

Also Published As

Publication number Publication date
JP4166382B2 (ja) 2008-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08276448A (ja) 中空構造物における発泡性材料の支持構造
JP2000159034A (ja) 中空構造物における遮断・補強具
JPH1071628A (ja) 中空構造物における中空室遮断具とその製造方法
US20140341391A1 (en) Loudspeaker assembly
US20070187173A1 (en) Speaker grille
JP2001079845A (ja) 中空構造物における中空室遮断具
JP2003146243A (ja) 中空構造物の発泡充填具
JP2746856B2 (ja) 中空構造物における発泡性材料の支持構造
JPH11254462A (ja) 中空構造物の中空室遮断構造
JP4121867B2 (ja) 中空構造物の中空室遮断具
JP2000052445A (ja) 中空構造物における中空室遮断具
JP4451273B2 (ja) 発泡充填具
JP2954499B2 (ja) 中空構造物における発泡性材料の支持構造
JPH1045031A (ja) 車両の中空ボディの遮断構造
JP2002221968A (ja) 中空室遮断具
JP2001030252A (ja) 中空構造物における中空室遮断具とその製造方法
JP3516806B2 (ja) 中空構造物における発泡性基材の支持構造
JP2019184798A (ja) 吸音部材及び自動車内装品
JP4064341B2 (ja) 熱風遮蔽構造
JP2000006180A (ja) 中空構造物における中空室遮断具
JP2002099281A (ja) 中空構造物の中空室遮断具
JP2000158471A (ja) 中空構造物における遮断・補強方法
JPH11226971A (ja) 中空構造物の中空室遮断構造
JP2003050585A (ja) 防音カバー
JPH04349081A (ja) 車両の防音,制振構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060725

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080701

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080730

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4166382

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140808

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees