JP2001079229A - 弾球遊技機 - Google Patents
弾球遊技機Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 表示結果が確定される以前の状態で遊技者の
期待感を盛り上げることが可能な弾球遊技機を提供す
る。 【構成】 可変表示装置32の表示状態がリーチの段階
で、可変表示装置32の単一の表示領域内に特別図柄と
は別の大当りになり易い旨の大当り高確率予告表示図柄
61を表示するので、可変表示装置32の表示結果が特
定遊技状態になり易いという遊技者の期待感を盛り上げ
ることができる。
期待感を盛り上げることが可能な弾球遊技機を提供す
る。 【構成】 可変表示装置32の表示状態がリーチの段階
で、可変表示装置32の単一の表示領域内に特別図柄と
は別の大当りになり易い旨の大当り高確率予告表示図柄
61を表示するので、可変表示装置32の表示結果が特
定遊技状態になり易いという遊技者の期待感を盛り上げ
ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変表示装置の単
一の表示領域に表示される図柄の可変表示結果が予め定
めた大当り表示結果となったことに基づいて特定遊技状
態を生起せしめる弾球遊技機に関するものである。
一の表示領域に表示される図柄の可変表示結果が予め定
めた大当り表示結果となったことに基づいて特定遊技状
態を生起せしめる弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、打玉が所定の通過口を通過したと
きに可変表示装置を可変表示し、その停止時に表示され
る表示結果が予め定めた大当り表示結果であるときに特
定遊技状態を生起せしめ、その特定遊技状態中に可変入
賞球装置を所定の態様で開放制御する弾球遊技機が多数
提供されている。しかして、このような弾球遊技機にお
いて使用される可変表示装置は、多くの場合、可変表示
中に特定遊技状態の発生に関与させる図柄を可変表示す
るだけであった。
きに可変表示装置を可変表示し、その停止時に表示され
る表示結果が予め定めた大当り表示結果であるときに特
定遊技状態を生起せしめ、その特定遊技状態中に可変入
賞球装置を所定の態様で開放制御する弾球遊技機が多数
提供されている。しかして、このような弾球遊技機にお
いて使用される可変表示装置は、多くの場合、可変表示
中に特定遊技状態の発生に関与させる図柄を可変表示す
るだけであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、可変表示中
の表示結果は、すべての可変表示動作が停止するまで遊
技者は知ることができず、表示結果が確定される以前の
状態で期待感をいまひとつ盛り上げることができないと
いう欠点があった。本発明は、上記した事情に鑑みなさ
れたもので、その目的とするところは、表示結果が確定
される以前の状態で遊技者の期待感を盛り上げることが
可能な弾球遊技機を提供することにある。
の表示結果は、すべての可変表示動作が停止するまで遊
技者は知ることができず、表示結果が確定される以前の
状態で期待感をいまひとつ盛り上げることができないと
いう欠点があった。本発明は、上記した事情に鑑みなさ
れたもので、その目的とするところは、表示結果が確定
される以前の状態で遊技者の期待感を盛り上げることが
可能な弾球遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、可変表示装置の単一の表示
領域に表示される図柄の可変表示結果が予め定めた大当
り表示結果となったことに基づいて特定遊技状態を生起
せしめる弾球遊技機において、前記可変表示装置の表示
状態がリーチの段階で、前記単一の表示領域内に前記図
柄とは別の大当りになり易い旨の大当り高確率予告とな
る表示をすることを特徴とするものである。
ために、本発明においては、可変表示装置の単一の表示
領域に表示される図柄の可変表示結果が予め定めた大当
り表示結果となったことに基づいて特定遊技状態を生起
せしめる弾球遊技機において、前記可変表示装置の表示
状態がリーチの段階で、前記単一の表示領域内に前記図
柄とは別の大当りになり易い旨の大当り高確率予告とな
る表示をすることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】可変表示装置の表示状態がリーチの段階で、単
一の表示領域内に図柄とは別の大当りになり易い旨の大
当り高確率予告となる表示をするので、可変表示装置の
表示結果が特定遊技状態になり易いという遊技者の期待
感を盛り上げることができる。
一の表示領域内に図柄とは別の大当りになり易い旨の大
当り高確率予告となる表示をするので、可変表示装置の
表示結果が特定遊技状態になり易いという遊技者の期待
感を盛り上げることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。まず、図7を参照して実施
形態に係る弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の
遊技盤1の構成について説明する。図において、遊技盤
1のほぼ円状に設けられた誘導レール2の内側が遊技領
域3として構成され、該遊技領域3のほぼ中央に可変表
示装置30が配置されている。可変表示装置30は、特
定遊技状態の一種である権利発生遊技状態を間接的に生
起せしめるLCD表示器32と権利発生遊技状態時に後
述する始動入賞口15への入賞に基づいて所定期間開成
する開閉部材33a,33bを有する可変入賞球装置3
6とを含んで構成される。可変表示装置30の側方(左
側)には、打玉を特別図柄スイッチ6を通過させた後に
振分回転体7に誘導する普通電役4が配置されている。
この普通電役4は、ソレノイド5によって開閉される一
対の開閉翼片を有するいわゆるチューリップ式電動入賞
装置であって、後述する通過ゲート13a,13bに内
蔵されるゲートスイッチ14a,14bがONしたとき
にLCD表示器32内の普通図柄51を変動させ、その
変動表示結果が当り表示となったときに一定時間(例え
ば、5.8秒)が経過するまで又は4個の入賞玉が受け
入れられるまで開放する。この開放によって複数の打玉
が受け入れられた場合には、振分回転体7と普通電役4
との間に一時的に停留させた後、振分回転体7によって
1個づつ処理する。なお、普通電役4は、次に説明する
振分回転体7と連続する取付板に構成されて遊技盤1の
表面に取り付けられている。
実施形態について説明する。まず、図7を参照して実施
形態に係る弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の
遊技盤1の構成について説明する。図において、遊技盤
1のほぼ円状に設けられた誘導レール2の内側が遊技領
域3として構成され、該遊技領域3のほぼ中央に可変表
示装置30が配置されている。可変表示装置30は、特
定遊技状態の一種である権利発生遊技状態を間接的に生
起せしめるLCD表示器32と権利発生遊技状態時に後
述する始動入賞口15への入賞に基づいて所定期間開成
する開閉部材33a,33bを有する可変入賞球装置3
6とを含んで構成される。可変表示装置30の側方(左
側)には、打玉を特別図柄スイッチ6を通過させた後に
振分回転体7に誘導する普通電役4が配置されている。
この普通電役4は、ソレノイド5によって開閉される一
対の開閉翼片を有するいわゆるチューリップ式電動入賞
装置であって、後述する通過ゲート13a,13bに内
蔵されるゲートスイッチ14a,14bがONしたとき
にLCD表示器32内の普通図柄51を変動させ、その
変動表示結果が当り表示となったときに一定時間(例え
ば、5.8秒)が経過するまで又は4個の入賞玉が受け
入れられるまで開放する。この開放によって複数の打玉
が受け入れられた場合には、振分回転体7と普通電役4
との間に一時的に停留させた後、振分回転体7によって
1個づつ処理する。なお、普通電役4は、次に説明する
振分回転体7と連続する取付板に構成されて遊技盤1の
表面に取り付けられている。
【0007】上記した普通電役4に受け入れられた打玉
は、下方に落下して特別図柄スイッチ6を作動させる。
特別図柄スイッチ6は、LCD表示器32内の特別図柄
41の変動を開始させるものである。特別図柄スイッチ
6の下方には、振分モータ8によって往復回動せしめら
れる振分回転体7が設けられている。この振分回転体7
は、特別図柄スイッチ6を通過した打玉を受け入れる凹
部9がその外周に形成され、前記特別図柄41の変動結
果が得られたときに時計方向又は反時計方向のいずれか
に回転駆動されるものである。具体的には、特別図柄4
1の表示結果が予め定められた表示結果(同一図柄のゾ
ロ目)となったときには、振分回転体7が時計方向に回
転し、凹部9に受け入れた打玉を特定入賞口10に導い
て特定スイッチ12をONせしめ、特別図柄41の表示
結果が上記した以外の表示結果となったときには、振分
回転体7を反時計方向に回転して凹部9に受け入れた打
玉を通常入賞口11に導いて普通の入賞玉として処理す
る。しかして、前記特定スイッチ12がONすると、権
利発生遊技状態となる。
は、下方に落下して特別図柄スイッチ6を作動させる。
特別図柄スイッチ6は、LCD表示器32内の特別図柄
41の変動を開始させるものである。特別図柄スイッチ
6の下方には、振分モータ8によって往復回動せしめら
れる振分回転体7が設けられている。この振分回転体7
は、特別図柄スイッチ6を通過した打玉を受け入れる凹
部9がその外周に形成され、前記特別図柄41の変動結
果が得られたときに時計方向又は反時計方向のいずれか
に回転駆動されるものである。具体的には、特別図柄4
1の表示結果が予め定められた表示結果(同一図柄のゾ
ロ目)となったときには、振分回転体7が時計方向に回
転し、凹部9に受け入れた打玉を特定入賞口10に導い
て特定スイッチ12をONせしめ、特別図柄41の表示
結果が上記した以外の表示結果となったときには、振分
回転体7を反時計方向に回転して凹部9に受け入れた打
玉を通常入賞口11に導いて普通の入賞玉として処理す
る。しかして、前記特定スイッチ12がONすると、権
利発生遊技状態となる。
【0008】また、可変表示装置30の下部左右に通過
ゲート13a,13bが配置されている。この通過ゲー
ト13a,13bは、遊技領域3を落下する打玉を下方
に通過させると共に、内蔵されるゲートスイッチ14
a,14bによって通過する打玉を検出するものであ
る。ゲートスイッチ14a,14bは、前記したように
LCD表示器32内の普通図柄51を変動表示させるも
のである。
ゲート13a,13bが配置されている。この通過ゲー
ト13a,13bは、遊技領域3を落下する打玉を下方
に通過させると共に、内蔵されるゲートスイッチ14
a,14bによって通過する打玉を検出するものであ
る。ゲートスイッチ14a,14bは、前記したように
LCD表示器32内の普通図柄51を変動表示させるも
のである。
【0009】また、可変表示装置30の側方(右側)に
は、始動入賞口15が設けられている。この始動入賞口
15は、始動モータ17(図4参照)によって回転駆動
せしめられる回転体16を有し、この回転体16の外周
部には、1個の打玉を受け入れる凹部が形成され、この
凹部に受け止められた打玉は、回転体16の回転によっ
て入賞孔18に運ばれて入賞孔18に入って遊技盤1の
裏面に設けられる始動スイッチ19によって検出され
る。始動スイッチ19は、権利発生遊技状態中に打玉を
検出することにより可変入賞球装置36の開閉部材33
a,33bを所定の態様で開成駆動する信号を導出する
ものである。なお、回転体16の回転周期は、通常の遊
技状態と権利発生遊技状態とで異なるように設定され、
例えば、通常の遊技状態においては、26秒/周期に設
定され、権利発生遊技状態においては、10秒/周期に
設定される。
は、始動入賞口15が設けられている。この始動入賞口
15は、始動モータ17(図4参照)によって回転駆動
せしめられる回転体16を有し、この回転体16の外周
部には、1個の打玉を受け入れる凹部が形成され、この
凹部に受け止められた打玉は、回転体16の回転によっ
て入賞孔18に運ばれて入賞孔18に入って遊技盤1の
裏面に設けられる始動スイッチ19によって検出され
る。始動スイッチ19は、権利発生遊技状態中に打玉を
検出することにより可変入賞球装置36の開閉部材33
a,33bを所定の態様で開成駆動する信号を導出する
ものである。なお、回転体16の回転周期は、通常の遊
技状態と権利発生遊技状態とで異なるように設定され、
例えば、通常の遊技状態においては、26秒/周期に設
定され、権利発生遊技状態においては、10秒/周期に
設定される。
【0010】また、遊技領域3には、上記した構成以外
に、風車ランプ20a,20b、入賞口21a〜21
d、サイドランプ22a,22b、アウト口23等が設
けられている。なお、上記した各ランプは、権利発生遊
技状態中等に所定の態様で表示制御されるようになって
いる。
に、風車ランプ20a,20b、入賞口21a〜21
d、サイドランプ22a,22b、アウト口23等が設
けられている。なお、上記した各ランプは、権利発生遊
技状態中等に所定の態様で表示制御されるようになって
いる。
【0011】しかして、上記した権利発生遊技状態中に
打玉が始動入賞口15に入賞して始動スイッチ19をO
Nさせると、可変入賞球装置36が一定時間(例えば、
9.8秒)が経過するまで、又はその一定時間が経過す
るまでの間に所定個数(例えば、10個)の入賞玉が発
生するまで開放する。なお、権利発生遊技状態中でない
ときに打玉が始動入賞口15に入賞した時には、単なる
入賞として扱われる。また、権利発生遊技状態の継続中
には、ある程度の頻度で始動入賞口15に打玉を導いて
可変入賞球装置36の開放を連続して実行させたいとい
う要望がある反面、通常の遊技状態で始動入賞口15へ
の打玉の誘導率を高める場合には、それだけ全体の入賞
率を高めることとなり、所望の入賞率に設定することが
難しくなる。そこで、本実施形態においては、権利発生
遊技状態の継続中と通常の遊技状態とでは、上記したよ
うに始動入賞口15に含まれる回転体16の周期が異な
るように駆動制御される。
打玉が始動入賞口15に入賞して始動スイッチ19をO
Nさせると、可変入賞球装置36が一定時間(例えば、
9.8秒)が経過するまで、又はその一定時間が経過す
るまでの間に所定個数(例えば、10個)の入賞玉が発
生するまで開放する。なお、権利発生遊技状態中でない
ときに打玉が始動入賞口15に入賞した時には、単なる
入賞として扱われる。また、権利発生遊技状態の継続中
には、ある程度の頻度で始動入賞口15に打玉を導いて
可変入賞球装置36の開放を連続して実行させたいとい
う要望がある反面、通常の遊技状態で始動入賞口15へ
の打玉の誘導率を高める場合には、それだけ全体の入賞
率を高めることとなり、所望の入賞率に設定することが
難しくなる。そこで、本実施形態においては、権利発生
遊技状態の継続中と通常の遊技状態とでは、上記したよ
うに始動入賞口15に含まれる回転体16の周期が異な
るように駆動制御される。
【0012】ここで、権利発生遊技状態における遊技内
容を簡単に説明すると、前記したように、特定スイッチ
12がONすると、権利発生遊技状態(制御的には、特
別装置が作動すると言う)となる。そして、権利発生遊
技状態が継続しているときに、打玉が始動入賞口15に
入賞して始動スイッチ19をONさせると、可変入賞球
装置36が上述した開放動作を行う。そして、そのよう
な開放動作は、権利発生遊技状態が継続している限り、
打玉が始動入賞口15に入賞する毎に繰り返される。た
だし、権利発生遊技状態の継続は、権利発生遊技状態中
に再度打玉が特定入賞口10に誘導されて特定スイッチ
12をONしたとき、又は、始動入賞口15に所定個数
(例えば、16個)の打玉が入賞したときに終了するよ
うになっている。
容を簡単に説明すると、前記したように、特定スイッチ
12がONすると、権利発生遊技状態(制御的には、特
別装置が作動すると言う)となる。そして、権利発生遊
技状態が継続しているときに、打玉が始動入賞口15に
入賞して始動スイッチ19をONさせると、可変入賞球
装置36が上述した開放動作を行う。そして、そのよう
な開放動作は、権利発生遊技状態が継続している限り、
打玉が始動入賞口15に入賞する毎に繰り返される。た
だし、権利発生遊技状態の継続は、権利発生遊技状態中
に再度打玉が特定入賞口10に誘導されて特定スイッチ
12をONしたとき、又は、始動入賞口15に所定個数
(例えば、16個)の打玉が入賞したときに終了するよ
うになっている。
【0013】なお、始動入賞口15への入賞は、「所定
個数−1」個までの入賞玉が記憶され、その記憶値に基
づいて可変入賞球装置36が開放動作されるが、所定個
数に達して権利発生状態が消滅した時には、所定個数に
達した時点での開放動作(それが16回以下の開閉動作
であっても)が終了した後、それ以降の開放動作が行わ
れない。したがって、始動入賞口15への入賞と可変入
賞球装置36の開放動作とが交互に行われることが望ま
しいが、本実施形態においては、前記したように、始動
入賞口15への打玉の入賞が可変入賞球装置36の開放
時間とほぼ等しい間隔で入賞するように制御されるの
で、始動入賞口15への入賞と可変入賞球装置36の開
放動作とが交互に行われる可能性が高くなっている。
個数−1」個までの入賞玉が記憶され、その記憶値に基
づいて可変入賞球装置36が開放動作されるが、所定個
数に達して権利発生状態が消滅した時には、所定個数に
達した時点での開放動作(それが16回以下の開閉動作
であっても)が終了した後、それ以降の開放動作が行わ
れない。したがって、始動入賞口15への入賞と可変入
賞球装置36の開放動作とが交互に行われることが望ま
しいが、本実施形態においては、前記したように、始動
入賞口15への打玉の入賞が可変入賞球装置36の開放
時間とほぼ等しい間隔で入賞するように制御されるの
で、始動入賞口15への入賞と可変入賞球装置36の開
放動作とが交互に行われる可能性が高くなっている。
【0014】次に、遊技領域3のほぼ中央に配置される
可変表示装置30の詳細な構成について図1を参照して
説明する。図1は、可変表示装置30の正面図である。
図において、可変表示装置30は、前記遊技盤1の表面
に取り付けられる取付基板31に集約して構成される。
即ち、取付基板31の上部には、大型のLCD表示器3
2が設けられ、該LCD表示器32の下方の取付基板3
1に一対の開閉部材33a,33bからなる可変入賞球
装置36が一体的に形成されている。可変入賞球装置3
6の開閉部材33a,33bは、ソレノイド34によっ
て開閉制御される。また、開成中の開閉部材33a,3
3bに受け入れられた入賞玉は、10カウントスイッチ
35によって検出計数されるようになっている。
可変表示装置30の詳細な構成について図1を参照して
説明する。図1は、可変表示装置30の正面図である。
図において、可変表示装置30は、前記遊技盤1の表面
に取り付けられる取付基板31に集約して構成される。
即ち、取付基板31の上部には、大型のLCD表示器3
2が設けられ、該LCD表示器32の下方の取付基板3
1に一対の開閉部材33a,33bからなる可変入賞球
装置36が一体的に形成されている。可変入賞球装置3
6の開閉部材33a,33bは、ソレノイド34によっ
て開閉制御される。また、開成中の開閉部材33a,3
3bに受け入れられた入賞玉は、10カウントスイッチ
35によって検出計数されるようになっている。
【0015】上記したLCD表示器32に表示される図
柄について図1乃至図3を参照して説明する。図2は、
特別図柄表示領域40に表示される特別図柄41の変動
状態時における表示内容を示すLCD表示器32の正面
図であり、図3は、(A)が可変入賞球装置36の開成
中における表示内容、(B)が可変入賞球装置36の閉
成中における表示内容、(C)が確率変動時における変
動表示内容をそれぞれ示すLCD表示器32の正面図で
ある。
柄について図1乃至図3を参照して説明する。図2は、
特別図柄表示領域40に表示される特別図柄41の変動
状態時における表示内容を示すLCD表示器32の正面
図であり、図3は、(A)が可変入賞球装置36の開成
中における表示内容、(B)が可変入賞球装置36の閉
成中における表示内容、(C)が確率変動時における変
動表示内容をそれぞれ示すLCD表示器32の正面図で
ある。
【0016】まず、図1において、LCD表示器32の
表示領域は、表示領域の上約2/3を占める特別図柄表
示領域40と下約1/3を占める普通図柄表示領域50
とに区画され、特別図柄表示領域40には、複数(3
つ)の特別図柄41が表示され、普通図柄表示領域50
には、「1〜0」の10個の普通図柄51と、「1〜
4」の4個の通過記憶表示図柄52とが表示される。な
お、図1に示す表示内容は、特別図柄41の変動前にお
ける表示であるため、特別図柄表示領域40にラッキー
Noである「7・3」の確変図柄42が表示されてい
る。
表示領域は、表示領域の上約2/3を占める特別図柄表
示領域40と下約1/3を占める普通図柄表示領域50
とに区画され、特別図柄表示領域40には、複数(3
つ)の特別図柄41が表示され、普通図柄表示領域50
には、「1〜0」の10個の普通図柄51と、「1〜
4」の4個の通過記憶表示図柄52とが表示される。な
お、図1に示す表示内容は、特別図柄41の変動前にお
ける表示であるため、特別図柄表示領域40にラッキー
Noである「7・3」の確変図柄42が表示されてい
る。
【0017】ここで、確変図柄42について説明する。
確変図柄42とは、特別図柄41の組合せのうち、予め
定めた組合せ(本実施形態の場合には、7・3のゾロ
目)となって権利発生遊技状態が発生したときには、そ
の権利発生遊技状態の終了後の次の権利発生遊技状態の
発生確率を向上させるように機能する図柄であって、本
実施形態にあっては、確変図柄が表示されたときには、
特別図柄41の組合せが大当りとなる確率は、5倍に向
上されると共に、普通図柄51が当りとなる確率も5倍
に向上される。そして、その高確率状態がその後2回の
権利発生遊技状態が生起せしめられるまで継続するもの
である(ただし、権利発生遊技状態の継続中は除く)。
確変図柄42とは、特別図柄41の組合せのうち、予め
定めた組合せ(本実施形態の場合には、7・3のゾロ
目)となって権利発生遊技状態が発生したときには、そ
の権利発生遊技状態の終了後の次の権利発生遊技状態の
発生確率を向上させるように機能する図柄であって、本
実施形態にあっては、確変図柄が表示されたときには、
特別図柄41の組合せが大当りとなる確率は、5倍に向
上されると共に、普通図柄51が当りとなる確率も5倍
に向上される。そして、その高確率状態がその後2回の
権利発生遊技状態が生起せしめられるまで継続するもの
である(ただし、権利発生遊技状態の継続中は除く)。
【0018】次に、普通図柄表示領域50に表示される
普通図柄51と通過記憶表示図柄52について説明す
る。普通図柄51は、前記したように「1」〜「0」ま
での10個の数値が横一列に表示されており、前記通過
ゲート13a,13bを打玉が通過してゲートスイッチ
14a,14bをONしたときに、上記「1」〜「0」
までの表示が点灯移動する。そして、一定時間後にその
変動が停止して、点灯している表示が当り図柄「7」で
あるときに、当りとなって前記普通電役4を開放制御す
る。また、確率変動が生じて高確率となっているときに
は、変動が停止して点灯している表示が「奇数」である
ときに、当りとなるように設定される。また、通過記憶
表示図柄52は、普通図柄51の変動時に通過ゲート1
3a,13bに通過した打玉数を点灯表示によって報知
するもので、最高4個まで記憶表示される。なお、権利
発生遊技状態の継続中における普通図柄51の変動は、
結果的に権利発生遊技状態を消滅させる場合もあるの
で、その変動動作を停止させることが望ましい(本実施
形態においては、停止させている)が、権利発生遊技状
態の継続中は、普通図柄51及び特別図柄41が当り及
び大当りとなる確率は、低いので、そのまま変動動作を
行わせても良い。
普通図柄51と通過記憶表示図柄52について説明す
る。普通図柄51は、前記したように「1」〜「0」ま
での10個の数値が横一列に表示されており、前記通過
ゲート13a,13bを打玉が通過してゲートスイッチ
14a,14bをONしたときに、上記「1」〜「0」
までの表示が点灯移動する。そして、一定時間後にその
変動が停止して、点灯している表示が当り図柄「7」で
あるときに、当りとなって前記普通電役4を開放制御す
る。また、確率変動が生じて高確率となっているときに
は、変動が停止して点灯している表示が「奇数」である
ときに、当りとなるように設定される。また、通過記憶
表示図柄52は、普通図柄51の変動時に通過ゲート1
3a,13bに通過した打玉数を点灯表示によって報知
するもので、最高4個まで記憶表示される。なお、権利
発生遊技状態の継続中における普通図柄51の変動は、
結果的に権利発生遊技状態を消滅させる場合もあるの
で、その変動動作を停止させることが望ましい(本実施
形態においては、停止させている)が、権利発生遊技状
態の継続中は、普通図柄51及び特別図柄41が当り及
び大当りとなる確率は、低いので、そのまま変動動作を
行わせても良い。
【0019】更に、特別図柄表示領域40に表示される
特別図柄41について図2を参照して説明すると、打玉
が前記特別図柄スイッチ6をONすると、特別図柄表示
領域40の表示態様が図1に示す状態から図2に示す状
態に変更される。即ち、図2に示す特別図柄表示領域4
0においては、複数列の特別図柄41が上から下に向け
て回転しているように表示され、その特別図柄41の変
動表示領域の上部に確変図柄42が表示されると共に、
遊技の進行に伴ってい発生する遊技状態を予告的に報知
する予告表示図柄60〜62が順次表示されるようにな
っている。なお、この予告表示図柄60〜62の表示動
作については、後に詳述する。また、複数列の特別図柄
41の回転表示態様は、図2に示すように、3つの図柄
が遊技者に識別できるように表示されるが、上下の特別
図柄41は、一部だけが表示され、中央の特別図柄41
だけが全体が表示される。したがって、大当りとなる特
別図柄41の組合せは、中央の特別図柄41の組合せに
よって判断される。しかして、中央の特別図柄41の組
合せが同一図柄のゾロ目であるときには、大当りと判断
されて前記振分回転体7を時計方向に回転せしめて打玉
を特定入賞口10に導き、特定スイッチ12をONさせ
て権利発生遊技状態とする。なお、権利発生遊技状態の
継続中における特別図柄41の変動は、権利発生遊技状
態を消滅させる場合もあるので、その変動動作を停止さ
せることが望ましい(本実施形態においては、停止させ
ている)が、権利発生遊技状態の継続中は、特別図柄4
1が大当りとなる確率は、低いので、そのまま変動動作
を行わせても良い。
特別図柄41について図2を参照して説明すると、打玉
が前記特別図柄スイッチ6をONすると、特別図柄表示
領域40の表示態様が図1に示す状態から図2に示す状
態に変更される。即ち、図2に示す特別図柄表示領域4
0においては、複数列の特別図柄41が上から下に向け
て回転しているように表示され、その特別図柄41の変
動表示領域の上部に確変図柄42が表示されると共に、
遊技の進行に伴ってい発生する遊技状態を予告的に報知
する予告表示図柄60〜62が順次表示されるようにな
っている。なお、この予告表示図柄60〜62の表示動
作については、後に詳述する。また、複数列の特別図柄
41の回転表示態様は、図2に示すように、3つの図柄
が遊技者に識別できるように表示されるが、上下の特別
図柄41は、一部だけが表示され、中央の特別図柄41
だけが全体が表示される。したがって、大当りとなる特
別図柄41の組合せは、中央の特別図柄41の組合せに
よって判断される。しかして、中央の特別図柄41の組
合せが同一図柄のゾロ目であるときには、大当りと判断
されて前記振分回転体7を時計方向に回転せしめて打玉
を特定入賞口10に導き、特定スイッチ12をONさせ
て権利発生遊技状態とする。なお、権利発生遊技状態の
継続中における特別図柄41の変動は、権利発生遊技状
態を消滅させる場合もあるので、その変動動作を停止さ
せることが望ましい(本実施形態においては、停止させ
ている)が、権利発生遊技状態の継続中は、特別図柄4
1が大当りとなる確率は、低いので、そのまま変動動作
を行わせても良い。
【0020】次に、権利発生遊技状態が発生した後のL
CD表示器32の表示態様について図3を参照して説明
する。まず、権利発生遊技状態における遊技状態として
は、可変入賞球装置36の開閉部材33a,33bが開
成した状態と、閉成した状態とがあるが、図3(A)に
示すように、開閉部材33a,33bが開成した状態に
おいて、特別図柄表示領域40には、大当りとなった特
別図柄41の組合せである確定大当り図柄情報70が表
示され、普通図柄表示領域50には、開閉部材33a,
33bの開放消化情報71、開閉部材33a,33bの
開放残存情報72、開閉部材33a,33bへの入賞個
数情報73、通過ゲート13a,13bへの通過記憶情
報74、及び当りとなった確定当り図柄情報75がそれ
ぞれ表示されている。このように開閉部材33a,33
bの開成中には、遊技者の注意が、LCD表示器32で
はなく打玉が入賞する可変入賞球装置36部分に集中す
ることが一般的であり、この意味で遊技の進行に関する
遊技情報を遊技者に分かり易く表示する必要性が低いの
で、逆説的ではあるが、一部の余裕のある遊技者のため
に多種多様のあらゆる種類の遊技情報を表示している。
CD表示器32の表示態様について図3を参照して説明
する。まず、権利発生遊技状態における遊技状態として
は、可変入賞球装置36の開閉部材33a,33bが開
成した状態と、閉成した状態とがあるが、図3(A)に
示すように、開閉部材33a,33bが開成した状態に
おいて、特別図柄表示領域40には、大当りとなった特
別図柄41の組合せである確定大当り図柄情報70が表
示され、普通図柄表示領域50には、開閉部材33a,
33bの開放消化情報71、開閉部材33a,33bの
開放残存情報72、開閉部材33a,33bへの入賞個
数情報73、通過ゲート13a,13bへの通過記憶情
報74、及び当りとなった確定当り図柄情報75がそれ
ぞれ表示されている。このように開閉部材33a,33
bの開成中には、遊技者の注意が、LCD表示器32で
はなく打玉が入賞する可変入賞球装置36部分に集中す
ることが一般的であり、この意味で遊技の進行に関する
遊技情報を遊技者に分かり易く表示する必要性が低いの
で、逆説的ではあるが、一部の余裕のある遊技者のため
に多種多様のあらゆる種類の遊技情報を表示している。
【0021】一方、図3(B)に示すように、開閉部材
33a,33bが閉成した状態において、特別図柄表示
領域40には、その側方に大当りとなった特別図柄41
の1つの図柄である確定大当り図柄情報70が表示され
ると共に、その大部分を占めるようにキャラクター図柄
76が表示され、普通図柄表示領域50には、開閉部材
33a,33bの開放消化情報71、開閉部材33a,
33bの開放残存情報72、通過ゲート13a,13b
への通過記憶情報74、及び当りとなった確定当り図柄
情報75がそれぞれ表示されている。そして、開閉部材
33a,33bの閉成中の場合(開放と開放との間のイ
ンターバル)には、遊技者の注意がLCD表示器32に
集中することが一般的であり、この意味で遊技の進行に
関する遊技情報を遊技者に分かり易く表示する必要性が
高く、必要最低限の遊技情報と気分を和らげるキャラク
ター図柄76を表示している。なお、図3(A)(B)
に示す表示態様と図2の変動中の表示態様とでは、明ら
かにその表示態様が異なるので、可変表示動作に係る数
値図柄と遊技情報に係る数値情報とを混同することがな
い。
33a,33bが閉成した状態において、特別図柄表示
領域40には、その側方に大当りとなった特別図柄41
の1つの図柄である確定大当り図柄情報70が表示され
ると共に、その大部分を占めるようにキャラクター図柄
76が表示され、普通図柄表示領域50には、開閉部材
33a,33bの開放消化情報71、開閉部材33a,
33bの開放残存情報72、通過ゲート13a,13b
への通過記憶情報74、及び当りとなった確定当り図柄
情報75がそれぞれ表示されている。そして、開閉部材
33a,33bの閉成中の場合(開放と開放との間のイ
ンターバル)には、遊技者の注意がLCD表示器32に
集中することが一般的であり、この意味で遊技の進行に
関する遊技情報を遊技者に分かり易く表示する必要性が
高く、必要最低限の遊技情報と気分を和らげるキャラク
ター図柄76を表示している。なお、図3(A)(B)
に示す表示態様と図2の変動中の表示態様とでは、明ら
かにその表示態様が異なるので、可変表示動作に係る数
値図柄と遊技情報に係る数値情報とを混同することがな
い。
【0022】ところで、確変図柄が表示されたときに
は、確率変動が生ずるが、その場合のLCD表示器32
の表示態様は、図3(C)のようになる。即ち、普通図
柄表示領域50における表示態様は、変わらないが、特
別図柄表示領域40における表示態様が全く異なり、確
変時における特別図柄80は、縦横3列ずつ表示され、
水平3本と対角線2本の合計5つの当りライン上のいず
れかに大当り図柄(同一図柄のゾロ目)が表示された場
合に、大当りとなる。つまり、確変前における当りライ
ンは、中央の水平1本だけであるのに対し、確変後の当
りラインが5本となるので、大当りとなる確率は、5倍
に向上する。また、確変特別図柄80の表示領域の一側
には、確変消化情報81と確変残存情報82とが表示さ
れ、他側には、大当り予告表示図柄83が表示される。
確変消化情報81及び確変残存情報82は、前記したよ
うに確変の継続がその後の2回の権利発生遊技状態まで
認められる前提で、確変を生じた権利発生遊技状態を含
めて都合3回の権利発生遊技状態の発生間隔が短い間に
生ずる可能性があり、その3回の権利発生遊技状態の消
化回数と残存回数を報知するものである。一方、大当り
予告表示図柄83は、変動毎に大当りに近づいている旨
を報知するものであり、この場合、確変時における変動
においては、何回目の変動にいずれかの当りラインで大
当りが発生するということが、最初の変動時に決められ
るので、このように大当り予告表示図柄83を表示する
ことが可能となる。もちろん、このように決められてい
ない場合には、大当り予告表示図柄83は、表示できな
いが、後述する予告表示図柄60〜62に相当する図柄
を表示することは可能である。
は、確率変動が生ずるが、その場合のLCD表示器32
の表示態様は、図3(C)のようになる。即ち、普通図
柄表示領域50における表示態様は、変わらないが、特
別図柄表示領域40における表示態様が全く異なり、確
変時における特別図柄80は、縦横3列ずつ表示され、
水平3本と対角線2本の合計5つの当りライン上のいず
れかに大当り図柄(同一図柄のゾロ目)が表示された場
合に、大当りとなる。つまり、確変前における当りライ
ンは、中央の水平1本だけであるのに対し、確変後の当
りラインが5本となるので、大当りとなる確率は、5倍
に向上する。また、確変特別図柄80の表示領域の一側
には、確変消化情報81と確変残存情報82とが表示さ
れ、他側には、大当り予告表示図柄83が表示される。
確変消化情報81及び確変残存情報82は、前記したよ
うに確変の継続がその後の2回の権利発生遊技状態まで
認められる前提で、確変を生じた権利発生遊技状態を含
めて都合3回の権利発生遊技状態の発生間隔が短い間に
生ずる可能性があり、その3回の権利発生遊技状態の消
化回数と残存回数を報知するものである。一方、大当り
予告表示図柄83は、変動毎に大当りに近づいている旨
を報知するものであり、この場合、確変時における変動
においては、何回目の変動にいずれかの当りラインで大
当りが発生するということが、最初の変動時に決められ
るので、このように大当り予告表示図柄83を表示する
ことが可能となる。もちろん、このように決められてい
ない場合には、大当り予告表示図柄83は、表示できな
いが、後述する予告表示図柄60〜62に相当する図柄
を表示することは可能である。
【0023】以上、可変表示装置30を含む遊技盤1の
構成について説明してきたが、遊技盤1に設けられる上
記した各種の遊技装置は、図4に示す遊技制御回路によ
って制御される。図4は、遊技制御回路の簡略化された
ブロック図である。しかして、遊技制御回路は、MPU
90、ROM91、RAM92、入出力回路93(I/
O)からなるマイクロコンピュータによって構成されて
いる。しかして、MPU90には、I/O93を介して
10カウントSW35、特定SW12、ゲートSW14
a,14b、特別図柄SW6、及び始動SW19からそ
れぞれ信号が入力され、逆にI/O93を介してLCD
表示制御部32、振分モータ8、普通電役ソレノイド
5、可変入賞球装置ソレノイド34、及び始動モータ1
7にそれぞれ駆動信号を出力している。
構成について説明してきたが、遊技盤1に設けられる上
記した各種の遊技装置は、図4に示す遊技制御回路によ
って制御される。図4は、遊技制御回路の簡略化された
ブロック図である。しかして、遊技制御回路は、MPU
90、ROM91、RAM92、入出力回路93(I/
O)からなるマイクロコンピュータによって構成されて
いる。しかして、MPU90には、I/O93を介して
10カウントSW35、特定SW12、ゲートSW14
a,14b、特別図柄SW6、及び始動SW19からそ
れぞれ信号が入力され、逆にI/O93を介してLCD
表示制御部32、振分モータ8、普通電役ソレノイド
5、可変入賞球装置ソレノイド34、及び始動モータ1
7にそれぞれ駆動信号を出力している。
【0024】以上、説明した遊技制御回路によって具現
される具体的な動作の一例を図5及び図6に示すフロー
図を参照して説明する。図5(A)は、メインルーチン
を示すフロー図であり、図5(B)は、スタートSWチ
ェックサブルーチンを示すフロー図であり、図6(A)
は、予告コントロール処理サブルーチンを示すフロー図
であり、図6(B)は、LCDコントロール処理サブル
ーチンを示すフロー図である。
される具体的な動作の一例を図5及び図6に示すフロー
図を参照して説明する。図5(A)は、メインルーチン
を示すフロー図であり、図5(B)は、スタートSWチ
ェックサブルーチンを示すフロー図であり、図6(A)
は、予告コントロール処理サブルーチンを示すフロー図
であり、図6(B)は、LCDコントロール処理サブル
ーチンを示すフロー図である。
【0025】図5(A)において、ステップ10でRA
Mエラーがあるか否かが判別され、なければステップ2
0で初期データのセットが行われ、続いてステップ30
でLCDコントロール処理、ステップ40でソレノイド
コントロール処理、ステップ50でモータコントロール
処理、ステップ60で予告コントロール処理、ステップ
70でスイッチチェック処理が順次行われ、それらの処
理に基づく出力がステップ80のデータ出力処理により
実行され、余り時間の間に停止図柄決定用カウンタのカ
ウントアップ処理がステップ90で実行される。
Mエラーがあるか否かが判別され、なければステップ2
0で初期データのセットが行われ、続いてステップ30
でLCDコントロール処理、ステップ40でソレノイド
コントロール処理、ステップ50でモータコントロール
処理、ステップ60で予告コントロール処理、ステップ
70でスイッチチェック処理が順次行われ、それらの処
理に基づく出力がステップ80のデータ出力処理により
実行され、余り時間の間に停止図柄決定用カウンタのカ
ウントアップ処理がステップ90で実行される。
【0026】前記ステップ70のスイッチチェック処理
のうち、特別図柄スイッチ6のチェック処理は、図5
(B)に示すように行われる。即ち、ステップ100で
スタートSW(特別図柄スイッチ6)がONしたか否か
が判別され、ONしていればステップ110で停止図柄
決定用カウンタの現在のカウント値を停止図柄データと
して始動記憶カウンタの値に対応する停止図柄データ記
憶エリアに記憶する。なお、この場合、振分回転体7の
凹部9から特別図柄スイッチ6までに2個の打玉が存在
することとなるので、2個分の記憶カウンタと記憶エリ
アがあればよい。
のうち、特別図柄スイッチ6のチェック処理は、図5
(B)に示すように行われる。即ち、ステップ100で
スタートSW(特別図柄スイッチ6)がONしたか否か
が判別され、ONしていればステップ110で停止図柄
決定用カウンタの現在のカウント値を停止図柄データと
して始動記憶カウンタの値に対応する停止図柄データ記
憶エリアに記憶する。なお、この場合、振分回転体7の
凹部9から特別図柄スイッチ6までに2個の打玉が存在
することとなるので、2個分の記憶カウンタと記憶エリ
アがあればよい。
【0027】前記ステップ60の予告コントロール処理
は、図6(A)に示すように行われる。即ち、ステップ
200で前記ステップ110で図柄データ記憶エリアに
記憶された図柄データがリーチであるか否かが判別さ
れ、リーチであれば、ステップ210でリーチフラグが
セットされる。次いでステップ220で図柄記憶エリア
の図柄データは、大当り又は大当りの前後(最後に停止
図柄が前後)であるか否かが判別され、大当り又は大当
りの前後であれば、ステップ230で高確率フラグがセ
ットされる。さらに続いてステップ240で図柄データ
記憶エリアの図柄データは、大当りであるか否かが判別
され、大当りであれば、ステップ250で大当りフラグ
がセットされる。このフロー図によれば、図柄データが
大当りであるときには、すべてのフラグがセットされる
ことになるが、上位のフラグがセットされる際には、下
位のフラグをリセットするようにしてもよい。
は、図6(A)に示すように行われる。即ち、ステップ
200で前記ステップ110で図柄データ記憶エリアに
記憶された図柄データがリーチであるか否かが判別さ
れ、リーチであれば、ステップ210でリーチフラグが
セットされる。次いでステップ220で図柄記憶エリア
の図柄データは、大当り又は大当りの前後(最後に停止
図柄が前後)であるか否かが判別され、大当り又は大当
りの前後であれば、ステップ230で高確率フラグがセ
ットされる。さらに続いてステップ240で図柄データ
記憶エリアの図柄データは、大当りであるか否かが判別
され、大当りであれば、ステップ250で大当りフラグ
がセットされる。このフロー図によれば、図柄データが
大当りであるときには、すべてのフラグがセットされる
ことになるが、上位のフラグがセットされる際には、下
位のフラグをリセットするようにしてもよい。
【0028】前記ステップ30のLCDコントロール処
理は、図6(B)に示すように行われる。即ち、ステッ
プ300でリーチフラグがセットされているか否かが判
別され、セットされていればステップ310でリーチに
なる前にLCD制御処理を実行する。このリーチ前のL
CD制御処理は、図2(A)に示すように、左列の特別
図柄41が停止した段階でリーチ予告表示図柄60(図
示では、リーチという文字)を表示する制御である。次
いで、ステップ320で高確率フラグがセットされてい
るか否かが判別され、セットされていればステップ33
0で高確率状態のLCD制御処理を実行する。この高確
率状態のLCD制御処理は、図2(B)に示すように、
左右2列の特別図柄41が停止してリーチ表示をしてい
る段階で大当りとなる確率が高い旨を予告する高確率予
告表示図柄61(図示では、GOという文字)を表示す
る制御である。さらに次いで、ステップ340で大当り
フラグがセットされているか否かが判別され、セットさ
れていればステップ350で大当りになる前にLCD制
御処理を実行する。この大当り前のLCD制御処理は、
図2(C)に示すように、最後に停止する中列の特別図
柄41の変動が停止する前の段階で大当りとなる旨を予
告する大当り予告表示図柄62(図示では、ボーナスと
いう文字)を表示する制御である。したがって、大当り
であるときには、各予告表示図柄60〜62が各段階で
順次表示されるようになっている。
理は、図6(B)に示すように行われる。即ち、ステッ
プ300でリーチフラグがセットされているか否かが判
別され、セットされていればステップ310でリーチに
なる前にLCD制御処理を実行する。このリーチ前のL
CD制御処理は、図2(A)に示すように、左列の特別
図柄41が停止した段階でリーチ予告表示図柄60(図
示では、リーチという文字)を表示する制御である。次
いで、ステップ320で高確率フラグがセットされてい
るか否かが判別され、セットされていればステップ33
0で高確率状態のLCD制御処理を実行する。この高確
率状態のLCD制御処理は、図2(B)に示すように、
左右2列の特別図柄41が停止してリーチ表示をしてい
る段階で大当りとなる確率が高い旨を予告する高確率予
告表示図柄61(図示では、GOという文字)を表示す
る制御である。さらに次いで、ステップ340で大当り
フラグがセットされているか否かが判別され、セットさ
れていればステップ350で大当りになる前にLCD制
御処理を実行する。この大当り前のLCD制御処理は、
図2(C)に示すように、最後に停止する中列の特別図
柄41の変動が停止する前の段階で大当りとなる旨を予
告する大当り予告表示図柄62(図示では、ボーナスと
いう文字)を表示する制御である。したがって、大当り
であるときには、各予告表示図柄60〜62が各段階で
順次表示されるようになっている。
【0029】以上、実施形態の構成及び作用について説
明してきたが、本実施形態によれば、権利発生遊技状態
の継続中にLCD表示器32に表示される遊技情報が、
可変表示動作時の表示態様と異なるように表示されるの
で、可変表示動作に係る数値図柄と遊技情報に係る数値
情報とを混同することがなく、また、可変入賞球装置3
6の開成中と閉成中とでもその表示態様が異なるように
表示制御されるので、遊技者の注意がLCD表示器32
に向くことの少ない可変入賞球装置36の開成中に遊技
の進行に関する遊技情報を遊技者に分かり易く表示する
必要性が低くく、一部の余裕のある遊技者のために多種
多様のあらゆる種類の遊技情報を表示し得ることが可能
であるのに対し、遊技者の注意がLCD表示器32に向
くことの多い可変入賞球装置36の閉成中に必要最低限
の遊技情報と気分を和らげるキャラクター図柄76を表
示することが可能となる。
明してきたが、本実施形態によれば、権利発生遊技状態
の継続中にLCD表示器32に表示される遊技情報が、
可変表示動作時の表示態様と異なるように表示されるの
で、可変表示動作に係る数値図柄と遊技情報に係る数値
情報とを混同することがなく、また、可変入賞球装置3
6の開成中と閉成中とでもその表示態様が異なるように
表示制御されるので、遊技者の注意がLCD表示器32
に向くことの少ない可変入賞球装置36の開成中に遊技
の進行に関する遊技情報を遊技者に分かり易く表示する
必要性が低くく、一部の余裕のある遊技者のために多種
多様のあらゆる種類の遊技情報を表示し得ることが可能
であるのに対し、遊技者の注意がLCD表示器32に向
くことの多い可変入賞球装置36の閉成中に必要最低限
の遊技情報と気分を和らげるキャラクター図柄76を表
示することが可能となる。
【0030】なお、上記した実施形態では、可変表示装
置としてLCD表示器32を示したが、各種の遊技情報
や図柄が比較的自由に表示し得る表示器であれば、どの
ような表示器(例えば、CRT表示器)であっても良
い。また、確率変動時に表示される変動図柄を3×3列
の図柄としたが、これ以外の図柄パターンを採用しても
良いし、背景の色やゲームの内容を変えて確変中におけ
る遊技である旨を表示するようにしても良い。同様に、
開閉部材33a,33bの開成中と閉成中に表示される
遊技情報やキャラクター図柄等も任意に設定すれば良い
が、要は、閉成中にどの種類の遊技情報が表示されてい
るか否かが分かり易く表示されていれば良い。
置としてLCD表示器32を示したが、各種の遊技情報
や図柄が比較的自由に表示し得る表示器であれば、どの
ような表示器(例えば、CRT表示器)であっても良
い。また、確率変動時に表示される変動図柄を3×3列
の図柄としたが、これ以外の図柄パターンを採用しても
良いし、背景の色やゲームの内容を変えて確変中におけ
る遊技である旨を表示するようにしても良い。同様に、
開閉部材33a,33bの開成中と閉成中に表示される
遊技情報やキャラクター図柄等も任意に設定すれば良い
が、要は、閉成中にどの種類の遊技情報が表示されてい
るか否かが分かり易く表示されていれば良い。
【0031】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、可変表示装置の表示状態がリー
チの段階で、単一の表示領域内に図柄とは別の大当りに
なり易い旨の大当り高確率予告となる表示をするので、
可変表示装置の表示結果が特定遊技状態になり易いとい
う遊技者の期待感を盛り上げることができる。
に、本発明においては、可変表示装置の表示状態がリー
チの段階で、単一の表示領域内に図柄とは別の大当りに
なり易い旨の大当り高確率予告となる表示をするので、
可変表示装置の表示結果が特定遊技状態になり易いとい
う遊技者の期待感を盛り上げることができる。
【図1】実施形態に係る可変表示装置の正面図である。
【図2】特別図柄表示領域に表示される特別図柄の変動
状態時における表示内容を示すLCD表示器の正面図で
ある。
状態時における表示内容を示すLCD表示器の正面図で
ある。
【図3】(A)が可変入賞球装置の開成中における表示
内容、(B)が可変入賞球装置の閉成中における表示内
容、(C)が確率変動時における変動表示内容をそれぞ
れ示すLCD表示器の正面図である。
内容、(B)が可変入賞球装置の閉成中における表示内
容、(C)が確率変動時における変動表示内容をそれぞ
れ示すLCD表示器の正面図である。
【図4】遊技動作を制御する遊技制御回路の簡略化した
ブロック図である。
ブロック図である。
【図5】メインルーチンとスタートSWチェックサブル
ーチンを示すフロー図である。
ーチンを示すフロー図である。
【図6】予告コントロールサブルーチン及びLCDコン
トロールサブルーチンを示すフロー図である。
トロールサブルーチンを示すフロー図である。
【図7】実施形態に係る可変表示装置が設けられる遊技
盤の正面図である。
盤の正面図である。
1 遊技盤 4 普通電役 6 特別図柄スイッチ 7 振分回転体 10 特定入賞口 12 特定スイッチ 13a,13b 通過ゲート 15 始動入賞口 19 始動スイッチ 30 可変表示装置 32 LCD表示器 33a.33b 開閉部材 36 可変入賞球装置 40 特別図柄表示領域 41 特別図柄 42 確変図柄 50 普通図柄表示領域 51 普通図柄 52 通過記憶表示図柄 60 リーチ予告表示図柄 61 高確率予告表示図柄 62 大当り予告表示図柄 70 確定大当り図柄情報 71 開放消化情報 72 開放残存情報 73 入賞個数情報 74 通過記憶情報 75 確定当り図柄情報 76 キャラクター図柄
Claims (1)
- 【請求項1】 可変表示装置の単一の表示領域に表示さ
れる図柄の可変表示結果が予め定めた大当り表示結果と
なったことに基づいて特定遊技状態を生起せしめる弾球
遊技機において、 前記可変表示装置の表示状態がリーチの段階で、前記単
一の表示領域内に前記図柄とは別の大当りになり易い旨
の大当り高確率予告となる表示をすることを特徴とする
弾球遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000262139A JP2001079229A (ja) | 2000-08-31 | 2000-08-31 | 弾球遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000262139A JP2001079229A (ja) | 2000-08-31 | 2000-08-31 | 弾球遊技機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5240595A Division JPH0768032A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 弾球遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001079229A true JP2001079229A (ja) | 2001-03-27 |
Family
ID=18749861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000262139A Withdrawn JP2001079229A (ja) | 2000-08-31 | 2000-08-31 | 弾球遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001079229A (ja) |
-
2000
- 2000-08-31 JP JP2000262139A patent/JP2001079229A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040906 |