JP2001079072A - 空気清浄器 - Google Patents

空気清浄器

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JP2001079072A
JP2001079072A JP2000015803A JP2000015803A JP2001079072A JP 2001079072 A JP2001079072 A JP 2001079072A JP 2000015803 A JP2000015803 A JP 2000015803A JP 2000015803 A JP2000015803 A JP 2000015803A JP 2001079072 A JP2001079072 A JP 2001079072A
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ultraviolet irradiation
ultraviolet
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photocatalyst
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JP2000015803A
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Masafumi Kawashima
誠文 川島
Katsumi Nishikawa
克巳 西川
Yuji Honda
祐次 本田
Noboru Ofuji
昇 大藤
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケース内の空気流の圧力損失の増加を防止す
る。 【構成】 ケース2の一部を構成するケース傾斜壁面1
0に、紫外線照射装置9を嵌め込んだ構成とすることに
より、従来技術に比較して、この紫外線照射装置9によ
る通風抵抗を格段に低下させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気中に含まれる
臭気成分を脱臭する光触媒付脱臭フィルタと、この光触
媒に紫外線を照射させる紫外線照射装置とを備える空気
清浄器に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような空気清浄器において、例え
ば実開平2−83027号公報記載のごとく、光触媒へ
の紫外線照射率向上のため、紫外線を照射するランプを
ケース内の通風路の中央に設けているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の空
気清浄器では、上記ランプがケース内の通風路の中央に
設けられていることにより、ケース内の通風抵抗が大き
くなり、ケース内の空気流の圧力損失が増加するという
問題が発生している。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑み、紫外線照射
装置の設置によるケース内での空気流の圧力損失増加を
防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成させるために以下の技術的手段を用いる。
【0006】請求項1記載の発明では、空気吸込口
(3)から空気吹出口へ空気を導く空気通路(2、1
1)と、この空気通路(2、11)内において上記空気
吸込口(3)から上記空気吹出口にかけて空気流を発生
する送風手段(5)と、上記空気中に含まれる臭気成分
を脱臭する脱臭材にて構成され、紫外線が照射されると
励起する触媒が担持されているフィルタ部材(6)と、
このフィルタ部材(6)に担持された上記触媒に紫外線
を照射する紫外線照射手段(12、20)とを備えた空
気清浄器において、上記紫外線照射手段(12、20)
が、上記空気通路(2、11)の内壁面に設けられてい
ることを特徴としている。
【0007】また、請求項2記載の発明では、上記紫外
線照射手段(12)を、その紫外線照射面(12a)が
上記空気通路(11)の内面に露出するようにして上記
空気通路(11)の壁面に埋設したことを特徴としてい
る。
【0008】また、請求項3記載の発明では、空気吸込
口(3)から空気吹出口へ空気を導く空気通路(2、1
0)と、この空気通路(2、10)内において上記空気
吸込口(3)から上記空気吹出口にかけて空気流を発生
する送風手段(5)と、上記空気中に含まれる臭気成分
を脱臭する脱臭材にて構成され、紫外線が照射されると
励起する触媒が担持されているフィルタ部材(6)と、
このフィルタ部材(6)に担持された上記触媒に紫外線
を照射する紫外線照射手段(13)とを備えた空気清浄
器において、上記空気通路(10)には、その内面の一
部が外側に突出した突出部(14)が形成されており、
上記紫外線照射手段(13)が、上記突出部(14)の
内側に形成される空間(15)内に設けられていること
を特徴としている。
【0009】これら請求項1〜3の発明によると、空気
通路(2、10、11)内の通風抵抗は上記従来技術と
比較して格段に小さくなり、その結果、空気通路(2、
10、11)内での空気流の圧力損失増加を防止するこ
とができる。
【0010】また、請求項4記載の発明では、上記紫外
線照射手段(9、10、12、13)の設けられている
空気通路(10、11)の壁面が、フィルタ部材(6)
の空気通過面(6a)に対して鋭角となるように傾斜し
ているので、フィルタ部材(6)への紫外線照射率の低
下も防止できる。
【0011】また、請求項5記載の発明では、上記紫外
線照射手段(9、10、12、13)の紫外線照射面
(12a)が曲面状に形成されているので、紫外線が拡
散して照射され、その結果、フィルタ部材(6)に当た
る紫外線量にむらが発生することを防止する効果も奏す
る。
【0012】また、請求項6記載の発明では、紫外線照
射手段(20)が、フィルタ部材(6)に対向し、空気
通路(2)内壁面にほぼ沿った平面部(21)を有し、
この平面部(21)全体で紫外線照射面(21)をなす
ことを特徴としている。
【0013】これにより、紫外線照射手段(20)を複
数設ける必要なく、フィルタ部材(6)に当たる紫外線
量のむらを防止して、フィルタ部材(6)への紫外線照
射率を向上できる。
【0014】また、請求項7記載の発明では、フィルタ
部材(6)は紫外線が照射される面が平面部(6a、6
b)となっており、紫外線照射手段(20)の平面部
(21)から略垂直に紫外線が照射され、紫外線照射手
段(20)の平面部(21)とフィルタ部材(6)の平
面部(6a、6b)とを略平行にしたことを特徴として
いる。
【0015】これにより、紫外線照射手段(20)の平
面部(21)からフィルタ部材(6)の平面部(6a、
6b)に対して略垂直に紫外線が照射され、フィルタ部
材(6)の平面部(6a、6b)全体に均等な量の紫外
線を当てることができるので、より効果的にフィルタ部
材(6)への紫外線照射率を向上できる。
【0016】
【発明の実施形態】(第1実施形態)以下、本発明を自
動車用空気清浄器に適用した第1実施形態について、図
1〜4を用いて説明する。まず、空気浄化ユニット1の
構成を図1、図2を用いて説明する。なお、図2は、空
気浄化ユニット1を図1の天から地方向へ見た図である
が、図面作成の都合上、空気吸込口3と除塵フィルタ4
とを省略している。
【0017】空気浄化ユニット1は図示しない車両リア
パッケージトレイ上に設けられている。
【0018】図1に示すように空気浄化ユニット1は車
室内に空気を導く空気通路をなすケース2を備える。こ
のケース2の空気上流端には、車室内から空気を導入す
る空気吸込口3、空気中の塵を取り除く除塵フィルタ4
が設けられている。
【0019】この除塵フィルタ4の空気下流側には、空
気流を発生する送風手段としてのファン5が設けられて
おり、このファン5は、その駆動手段としてのファンモ
ータ(図示しない)により駆動される。さらに、このフ
ァン5の空気下流側部位には、空気脱臭用フィルタとし
ての光触媒付脱臭フィルタ6が設けられている。
【0020】光触媒付脱臭フィルタ6は、脱臭フィルタ
(本実施形態では活性炭)に光触媒が担持され、空気中
の臭気成分を取り除くように構成されている。
【0021】また、上記光触媒は、金属酸化物(本実施
形態では二酸化チタン)で構成されており、後述する再
生運転時に紫外線が照射されることにより励起して、上
記脱臭フィルタに吸着した臭気成分を酸化分解する。
【0022】さらに、光触媒付脱臭フィルタ6の空気下
流側には、光触媒付脱臭フィルタ6にて浄化された空気
を車室内に吹出す空気吹出口(図示しない)が設けられ
ている。
【0023】また、図2に示すように光触媒付脱臭フィ
ルタ6に紫外線を照射する紫外線照射手段としての紫外
線照射装置9が、ケース傾斜壁面10に設けられている
(この設置形態については後で詳述する)。このケース
傾斜壁面10は、光触媒付脱臭フィルタ6の空気通過面
6aに対して鋭角となるように傾斜した状態で形成され
ている。
【0024】次に、紫外線照射装置9の構成および設置
形態について、図3、4を用いて詳しく説明する。
【0025】図3に示すように紫外線照射装置9は、多
数の孔が形成された板状部材11と、これらの孔に埋設
された紫外線照射用のLED12とから構成されてい
る。なお、図4に示すように、LED12の紫外線照射
面12aはケース内面に露出した状態で埋設されてお
り、この紫外線照射面12aから光触媒付脱臭フィルタ
6に紫外線が照射されるようになっている。また、紫外
線照射面12aは、曲面状に形成されている。
【0026】そして、板状部材11は、ケース傾斜壁面
10に形成された開口部に嵌め込まれて固定されてい
る。従って、この板状部材11もケース傾斜壁面10と
同様に、光触媒付脱臭フィルタ6の空気通過面6aに対
して鋭角となるように傾斜配置されている。また、この
板状部材11は空気通路の一部を構成している。
【0027】次に、空気浄化ユニット1の清浄運転、
再生運転の各作動についてそれぞれ説明する。
【0028】清浄運転 乗員によって空気清浄ユニット1の清浄運転の作動が指
示されると、ファン5が駆動して車室内の空気が空気吸
込口3からケース内に導入される。この導入された空気
は、まず除塵フィルタ4を通過するが、このとき、空気
中に含まれる塵が除去される。
【0029】除塵フィルタ4を通過した空気は、次に光
触媒付脱臭フィルタ6を通過する。このとき空気中の臭
気成分が光触媒付脱臭フィルタ6によって吸着される。
【0030】このようにして浄化された空気は、上記空
気吹出口から車室内へと吹出される。
【0031】再生運転 乗員によって空気清浄ユニット1の再生運転の作動が指
示されると、紫外線LED12が図示しない制御装置に
より通電されて発光し、さらにファン5が駆動する。こ
れにより、光触媒付脱臭フィルタ6に紫外線が照射さ
れ、上記光触媒が励起して上記脱臭フィルタに吸着して
いる臭気成分を酸化分解して脱臭フィルタが再生され
る。なお、この分解された臭気成分は、図示しない排出
口から車室外へと排気される。
【0032】以上説明した本実施形態では、紫外線照射
装置9がケース傾斜壁面10に嵌め込まれた構成となっ
ているため、上記従来技術のようにケース内の通風路の
中央に紫外線照射装置9を設ける場合と比べて、ケース
内部の通風抵抗が格段に小さい。その結果、紫外線照射
装置9を設けることによる圧力損失の増加を防止でき
る。
【0033】また、紫外線照射装置9が、図2に示すよ
うに光触媒付脱臭フィルタ6の空気通過面6aに対して
鋭角となるように傾斜配置されているので、光触媒付脱
臭フィルタ6への紫外線照射率を低下させることなく、
圧力損失の増加を防止できる。
【0034】また、紫外線照射面12aが曲面状に形成
されているため、紫外線が拡散して照射され、その結
果、光触媒付脱臭フィルタ6に当たる紫外線量にむらが
発生することを防止している。
【0035】(第2実施形態)以下、紫外線照射装置9
の発光部を紫外線蛍光管13にて構成した第2実施形態
について図5、6を用いて説明する。なお、本実施形態
では、第1実施形態に対して、ケース傾斜壁面10の形
状、紫外線照射手段の構成および設置形態が異なるのみ
であり、他の構成は同様である。
【0036】図6に示すように、ケース傾斜壁面10の
一部を外側に突出させた突出部14が形成されており、
紫外線照射手段としての紫外線蛍光管13がこの突出部
14の内側の空間15内に設けられおり、また、透明な
板状部材16が空間15とケース内とを分け隔てるよう
に、ケース傾斜壁面10に沿った状態で設けられてい
る。そして、紫外線蛍光管13で発光した紫外線は、こ
の透明な板状部材16を介して光触媒付脱臭フィルタ6
へと照射されるようになっている。
【0037】本実施形態によると、ケース内と分け隔た
れた空間15内に紫外線蛍光管13が設けられているの
で、ケース内を通る空気に対して紫外線蛍光管13は通
風抵抗とならない。従って、第1実施形態と同様に紫外
線照射装置9を設けることによる圧力損失の増加を防止
できる。
【0038】(第3実施形態)本実施形態は、上記第
1、第2実施形態に対して、更に第1実施形態における
紫外線照射装置9または紫外線蛍光管13(以下、紫外
線照射手段9、13という)の故障または寿命を検出
し、故障または寿命が検出されたときに車室内乗員にそ
の旨を報知するようにしたものである。以下、その詳細
について説明する。
【0039】上記第1、2実施形態において、紫外線照
射手段9、13の故障または寿命により紫外線の発光能
力が低下すると、光触媒付脱臭フィルタ6における脱臭
能力が低下してしまう。
【0040】紫外線照射手段9、13の故障および寿命
は、上記発光能力に基づいて検出することが可能である
が、紫外線照射手段9、13からの紫外線はケース2内
側に照射され、乗員が直接紫外線を目視して上記発光能
力を検出することができない。
【0041】そこで本実施形態では、上記問題点を解決
するため、図7の回路図に示すように、紫外線照射手段
9、13と図示しない電源との間に、紫外線照射手段
9、13の故障または寿命を判定する故障判定回路17
と、空気清浄ユニット1の再生運転時にON(図7の状
態)されるスイッチ18とを接続し、更に故障判定回路
17からの故障判定信号が入力されて車室内乗員に紫外
線照射手段9、13の故障または寿命を報知する故障報
知部材19(例えばランプ等の点灯部材やブザー等)を
設けている。
【0042】次に、本実施形態の作動について説明す
る。
【0043】まず、乗員によって空気清浄ユニット1の
再生運転の作動が指示されると、スイッチ18がONさ
れて、上記電源から電流が故障判定回路17を介して紫
外線照射手段9、13に流れ、紫外線照射手段9、13
が発光する。これにより、上記第1、2実施形態と同様
に、光触媒付脱臭フィルタ6に紫外線が照射され、上記
光触媒が励起して上記脱臭フィルタに吸着している臭気
成分を酸化分解して脱臭フィルタが再生される。
【0044】そして、紫外線照射手段9、13が故障ま
たは寿命になると、故障判定回路17に流れる電流が所
定値(脱臭が充分行うことができないと考えられるしき
い値)以下になるため、故障判定回路17は、これに基
づいて紫外線照射手段9、13の故障または寿命と判定
し、故障報知部材19へ上記故障判定信号を出力する。
そして、故障報知部材19は、この故障判定信号に基づ
いて紫外線照射手段9、13の故障または寿命を乗員に
報知する。
【0045】以上のように本実施形態によると、乗員が
直接紫外線を目視しなくても、紫外線照射手段9、13
の故障検出または寿命検出を行うことができる。
【0046】(第4実施形態)本実施形態は、上記第
1、3実施形態に対して、紫外線照射手段として、光触
媒付フィルタ6に対向する平面部全体で紫外線を照射す
る面光源20を用い、更に、面光源20の紫外線照射面
21が光触媒付フィルタ6の平面部に対して略平行とな
るようにしたものである。以下、その詳細について図8
〜11を用いて説明する。なお、図8は本実施形態の図
1相当図、図9は面光源20の斜視図、図10は図9の
C−C断面図、図11は平板24の平面図である。
【0047】図8に示すように、光触媒付脱臭フィルタ
6に紫外線を照射し、ケース2内壁面にほぼ沿った板状
の面光源20が、ケース2内壁面のうち、光触媒付脱臭
フィルタ6下方側部位に設けられている。なお、面光源
20は、光触媒付脱臭フィルタ6に対向する平面部にて
紫外線照射面21をなしており、この紫外線照射面21
が光触媒付脱臭フィルタ6の空気通過面6aに対して略
平行となっている。ここで、光触媒付脱臭フィルタ6の
空気通過面6aは、紫外線が照射される平面部、すなわ
ち請求項7における「フィルタ部材の平面部」となって
いる。
【0048】また、22は、光触媒付脱臭フィルタ6に
て脱臭した空気を車室内へ吹出す空気吹出口である。
【0049】面光源20は、図9に示すように、それぞ
れガラス製の、発光部23および平板24にて構成され
ており、平板24上には2つの電極25、26が設けら
れている。この電極25、26間には、バッテリ(図示
しない)からの供給電圧が、D/A変換器(図示しな
い)にて交流電圧に変換された後、印加されるようにな
っている。
【0050】また、図10において、発光部23と平板
24との間に形成される空間27には、希ガス(本実施
形態ではキセノン)が封入され、発光部23の内面28
には蛍光体が塗布されている。
【0051】また、電極25、26は、図11に示すよ
うに、それぞれ互い違いに設けられており、電極25、
26間に上記交流電圧が印加されると放電が起こり、上
記キセノンが励起して上記蛍光体に衝突することによっ
て、紫外線照射面21から紫外線が略垂直に照射される
ようになっている。
【0052】本実施形態の作動としては、乗員によって
空気清浄ユニット1の再生運転の作動が指示されると、
面光源20が発光するとともにファン5が駆動し、光触
媒付脱臭フィルタ6の空気通過面6aに対して紫外線が
略垂直に照射され、上記光触媒が励起して上記脱臭フィ
ルタに吸着している臭気成分を酸化分解して脱臭フィル
タが再生される。
【0053】本実施形態によると、紫外線照射手段とし
て、光触媒付脱臭フィルタ6に対向する平面部全体で紫
外線照射面21をなし、ケース2内壁面にほぼ沿った板
状の面光源20を用いているので、上記第1実施形態の
ようにLEDを複数設ける必要なく、光触媒付脱臭フィ
ルタ6に当たる紫外線量のむらを防止して、光触媒付脱
臭フィルタ6への紫外線照射率を向上できる。
【0054】また、面光源20の紫外線照射面21から
略垂直に紫外線が照射されるともに、紫外線照射面21
と光触媒付脱臭フィルタ6の空気通過面6aとが略平行
となっているため、光触媒付脱臭フィルタ6の空気通過
面6aに対して略垂直に紫外線を照射し、空気通過面6
aの全面に均等な量の紫外線を当てることができる。そ
の結果、より効果的に光触媒付脱臭フィルタ6への紫外
線照射率を向上できる。
【0055】(第5実施形態)本実施形態は、上記第
1、3実施形態に対し、紫外線照射手段として面光源2
0を用い、光触媒付脱臭フィルタ6の材質、紫外線照射
手段の設置位置を変更したものであり、以下、その構成
について図12を用いて説明する。
【0056】図12に示すように、除塵フィルタ4およ
びファン5の下流側に、光触媒付脱臭フィルタ6が設け
られているが、本実施形態における光触媒付脱臭フィル
タ6は、紫外線が通過する程度の隙間を有した綿状部材
(本実施形態ではガラス繊維)に活性炭と光触媒を混合
させることにより構成されている。
【0057】また、ケース2内壁面のうち、光触媒付脱
臭フィルタ6の下側平面部6bと接触する部位には、面
光源20がケース2内壁面に沿った状態で、かつ紫外線
照射面21と下側平面部6bとが略平行となるように設
けられている。なお、本実施形態では、請求項7におけ
るフィルタ部材の平面部を光触媒付脱臭フィルタ6の下
側平面部6bによって構成している。
【0058】また、ケース2内壁面のうち、光触媒付脱
臭フィルタ6の上側平面部6cと接触する部位には、面
光源20から照射された紫外線を反射する板状の反射板
29が、ケース2内壁面に沿った状態で、かつ上側平面
部6cに面する反射面30と上側平面部6cとが略平行
となるように設けられている。
【0059】本実施形態の作動としては、乗員によって
空気清浄ユニット1の再生運転の作動が指示されると、
面光源20が発光するとともにファン5が駆動する。す
ると、紫外線がケース2上方に向かって照射され、光触
媒付脱臭フィルタ6の隙間を通過しながら上記光触媒を
励起させ、また、反射板29に当った紫外線が反射して
更に上記光触媒を励起させる。このようにして光触媒付
脱臭フィルタ6が再生される。
【0060】本実施形態によると、光触媒付脱臭フィル
タ6が紫外線を通過させる程度の隙間を有しているの
で、面光源20を光触媒付脱臭フィルタ6の下側平面部
6bに接触した状態で配置しても、光触媒付脱臭フィル
タ6全体に紫外線を照射できる。その結果、光触媒付脱
臭フィルタ6と面光源20との間のスペースをなくし、
光触媒付脱臭フィルタ6への紫外線照射効率を更に向上
できる。
【0061】(他の実施形態)上記第1〜5実施形態で
は、本発明を自動車用空気清浄器に適用した場合につい
て説明したが、これに限らず、例えば家庭用空気清浄器
に適用してもよい。
【0062】また、所望の空調風を室内へと吹出す空調
装置と空気清浄器とを一体に組み込んだものに適用して
もよい。この場合は、例えば、エバポレータの上流側に
除塵フィルタ4と光触媒付脱臭フィルタ6とを設け、空
調ケース壁面のうち、光触媒付脱臭フィルタ6の空気通
過面6aに対して鋭角となるように傾斜している壁面に
紫外線照射装置9を設けるように構成すればよい。
【0063】また、上記第1実施形態では、紫外線発光
部である紫外線LED12の埋設された板状部材11が
ケース傾斜壁面10の開口部に嵌め込まれて固定されて
いるが、これに限らず、紫外線LED12を直接ケース
傾斜壁面10に埋設してもよい。
【0064】また、上記第1実施形態では、板状部材1
1がケース傾斜壁面10の開口部に嵌め込まれた状態で
設けられているが、これに限らず、例えば板状部材11
をケース傾斜壁面10上に固定してもよい。
【0065】また、上記第2実施形態では、突出部14
および透明部材16にて囲まれる空間15内に紫外線蛍
光管13の全部分が設けられているが、これに限らず、
例えば透明部材16を取り除き、紫外線蛍光管13の一
部をケース内に突出させてもよい。要は、空間15内に
紫外線蛍光管13の少なくとも一部が設けられていれば
本発明の効果を奏する。
【0066】また、上記第2実施形態では、紫外線照射
手段として紫外線蛍光管13を用いたが、上記第4、5
実施形態のように面光源20を用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、2実施形態における空気清浄ユ
ニット1の構成図である。
【図2】上記空気清浄ユニット1を図1の天から地方向
へ見た図である。
【図3】第1実施形態における図2のA矢視図である。
【図4】第1実施形態における図2のB−B断面図であ
る。
【図5】第2実施形態における図2のA矢視図である。
【図6】第2実施形態における図2のB−B断面図であ
る。
【図7】第3実施形態における紫外線照射手段9、13
の故障または寿命を報知する回路図である。
【図8】第4実施形態における図1相当図である。
【図9】上記第4実施形態における面光源20の斜視図
である。
【図10】図9のC−C断面図である。
【図11】平板24の平面図である。
【図12】第5実施形態における図1相当図である。
【符号の説明】
2…ケース(空気通路)、 3…空気吸込口、 5…ファン(送風手段)、 6…光媒付脱臭フィルタ(フィルタ部材)、 6a…空気通過面(フィルタ部材の平面部)、 6b…下側平面部(フィルタ部材の平面部)、 9…紫外線照射装置(紫外線照射手段)、 10…ケース傾斜壁面(空気通路)、 11…板状部材(紫外線照射手段、空気通路)、 12…紫外線LED(紫外線照射手段)、 12a…紫外線照射面、 13…紫外線蛍光管(紫外線照射手段)、 14…突出部、 15…空間、 20…面光源(紫外線照射手段)、 21…紫外線照射面(紫外線照射手段の平面部)、 22…空気吹出口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 祐次 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 大藤 昇 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 4C080 AA07 AA10 BB02 CC01 CC12 HH05 JJ03 KK08 LL10 MM02 QQ11 QQ17 QQ20 4D048 AA22 AB03 BA05X BA07X BA41X BA50X BB08 CA08 CC40 CC41 CD05 EA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気吸込口(3)から空気吹出口(2
    2)へ空気を導く空気通路(2、11)と、 前記空気通路(2、11)内において前記空気吸込口
    (3)から前記空気吹出口(22)にかけて空気流を発
    生する送風手段(5)と、 前記空気中に含まれる臭気成分を脱臭する脱臭材にて構
    成され、紫外線が照射されると励起する触媒が担持され
    ているフィルタ部材(6)と、 前記フィルタ部材(6)に担持された前記触媒に紫外線
    を照射する紫外線照射手段(12、20)とを備えた空
    気清浄器において、 前記紫外線照射手段(12、20)は、前記空気通路
    (2、11)の内壁面に設けられていることを特徴とす
    る空気清浄器。
  2. 【請求項2】 前記紫外線照射手段(12)は、その紫
    外線照射面(12a)が前記空気通路(11)の内面に
    露出するようにして前記空気通路(11)の壁面に埋設
    されたことを特徴とする請求項1記載の空気清浄器。
  3. 【請求項3】 空気吸込口(3)から空気吹出口へ空気
    を導く空気通路(2、10)と、 前記空気通路(2、10)内において前記空気吸込口
    (3)から前記空気吹出口にかけて空気流を発生する送
    風手段(5)と、 前記空気中に含まれる臭気成分を脱臭する脱臭材にて構
    成され、紫外線が照射されると励起する触媒が担持され
    ているフィルタ部材(6)と、 前記フィルタ部材(6)に担持された前記触媒に紫外線
    を照射する紫外線照射手段(13)とを備えた空気清浄
    器において、 前記空気通路(10)には、その内面の一部が外側に突
    出した突出部(14)が形成されており、 前記紫外線照射手段(13)は、前記突出部(14)の
    内側に形成される空間(15)内に設けられていること
    を特徴とする空気清浄器。
  4. 【請求項4】 前記紫外線照射手段(9、10、12、
    13)が設けられている前記空気通路(10、11)の
    壁面は、前記フィルタ部材(6)の空気通過面(6a)
    に対して鋭角となるように傾斜していることを特徴とす
    る請求項1ないし3いずれか1つ記載の空気清浄器。
  5. 【請求項5】 前記紫外線照射手段(9、10、12、
    13)は、その紫外線照射面(12a)が曲面状に形成
    されていることを特徴とする請求項1ないし4いずれか
    1つ記載の空気清浄器。
  6. 【請求項6】 前記紫外線照射手段(20)は、前記フ
    ィルタ部材(6)に対向し、前記空気通路(2)の内壁
    面にほぼ沿った平面部(21)を有し、この平面部(2
    1)全体で紫外線照射面(21)をなしたことを特徴と
    する請求項1ないし4いずれか1つ記載の空気清浄器。
  7. 【請求項7】 前記フィルタ部材(6)は、前記紫外線
    照射手段(20)から紫外線が照射される面が平面部
    (6a、6b)となっており、 前記紫外線照射手段(20)は、その平面部(21)か
    ら略垂直に紫外線が照射され、 前記紫外線照射手段(20)の平面部(21)と前記フ
    ィルタ部材(6)の平面部(6a、6b)とを略平行に
    したことを特徴とする請求項6記載の空気清浄器。
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