JP2001076860A - 高周波加熱装置のマグネトロン駆動用電源 - Google Patents

高周波加熱装置のマグネトロン駆動用電源

Info

Publication number
JP2001076860A
JP2001076860A JP25260299A JP25260299A JP2001076860A JP 2001076860 A JP2001076860 A JP 2001076860A JP 25260299 A JP25260299 A JP 25260299A JP 25260299 A JP25260299 A JP 25260299A JP 2001076860 A JP2001076860 A JP 2001076860A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetron
circuit
output
power supply
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25260299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3769423B2 (ja
Inventor
Sei Ozawa
聖 小沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Home Tech Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Home Tech Ltd filed Critical Hitachi Home Tech Ltd
Priority to JP25260299A priority Critical patent/JP3769423B2/ja
Publication of JP2001076860A publication Critical patent/JP2001076860A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3769423B2 publication Critical patent/JP3769423B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マグネトロンを、モーディング破壊を起こさ
ず高効率高出力で作動させる駆動電源回路を実現する。 【解決手段】 商用の交流電源が、整流回路2にて直流
化されたあと、チョッパ形平滑回路3にて、台形状のし
かも商用周波の半周期毎に電圧がゼロとなる平滑回路出
力電圧波形に平滑整形されるようにし、ついでインバー
タ回路4によって高圧高周波電力に変換されてからマグ
ネトロン駆動回路5にて全波倍電圧整流され、そしてマ
グネトロン6に印加されるようにした。それにより、マ
グネトロン6の陽極電流が、チョッパ形平滑回路3から
出力される台形状の電圧が発生している全期間にわたっ
て流れ続けるようになり、マグネトロ6を、従来に比し
てはるかに高効率高出力で作動させることができるよう
になった。しかも、マグネトロン6の動作にモーディン
グ現象が発生しても、直ちにその状態から脱することが
できるようになり、マグネトロン6を破壊から確実に守
られるようになった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波加熱装置の
マグネトロン駆動用電源に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマグネトロン駆動用電源において
は、図3のように、商用交流電源は、全波整流されたあ
とチョークコイル7と平滑コンデンサ8によって電源歪
みを均す程度に平滑化されるだけで、インバータ回路に
供給されていた。
【0003】そのため、商用交流電源の電圧が低い区間
において、昇圧トランス9の出力電圧がマグネトロン1
0を有効に駆動し得ない値の続く期間が長時間にわたっ
て発生してしまい、図4に示したように、マグネトロン
陽極電流が、商用電源の電圧発生期間のせいぜい60〜
70%分からしか取り出せないという状況にあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため、上述従来技
術にあっては、力率が96〜97%程度にしかならず、
マグネトロンの性能を十分に引き出すことができなかっ
た。
【0005】なお、インバータ回路の入力である直流電
圧を一定にして、この問題を改善する方法が考えられる
が、その場合には、マグネトロンがモーディング現象を
起こし易くなってしまう上に、一旦その状態に陥ってし
まったときにはそこから脱することができなくなってし
まうため、それを保障する手段を講じないままでは、実
用化は極めて困難とみられてきた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するためになされたものであり、商用交流電源を全波
整流する整流回路と、商用交流電源の半周期毎にこの整
流回路の出力を台形状の波形の直流出力に平滑整形しな
おかつ同半周期毎に電圧がゼロになるように制御するチ
ョッパ形平滑回路と、このチョッパ形平滑回路の出力を
高圧の高周波に変換するインバータ回路と、このインバ
ータ回路の出力を倍電圧整流するマグネトロン駆動回路
とで高周波加熱装置のマグネトロン駆動用電源を構成し
た。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は上述のように構成され、
商用の交流電源は、整流回路にて直流化されたあと、チ
ョッパ形平滑回路にて、台形状のしかも商用周波の半周
期毎に電圧がゼロとなる平滑回路出力電圧波形に平滑整
形され、ついでインバータ回路によって高圧高周波電力
に変換されてからマグネトロン駆動回路にて倍電圧整流
され、そしてマグネトロンに印加されるようになってい
る。
【0008】これによって、マグネトロンの陽極電流
は、チョッパ形平滑回路から出力される台形状の電圧が
発生している全期間にわたって流れ続けることとなり、
マグネトロン6を、従来に比してはるかに高効率で、す
なわち高出力で作動させることができるようにしてい
る。しかもその際、インバータ回路の入力電圧が商用電
源の半周期毎に必ずゼロとなるようにして、マグネトロ
ンの動作中に突発的にモーディング現象が発生しても、
直ちにその状態から抜け出せるようにし、マグネトロン
が破壊から確実に守られるようにしている。
【0009】
【実施例】以下、図1、2によって本発明の一実施例を
説明する。
【0010】これらの図において、1は商用の交流電源
で、2はその交流電源を全波整流する整流回路、3は、
この整流回路2で整流された直流出力を、台形状の波形
に平滑整形するための、チョークコイル、ダイオード、
コンデンサ、スイッチング素子およびこのスイッチング
素子を駆動制御する平滑制御回路等からなるチョッパ形
の平滑回路である。なおこの平滑回路3は、商用交流電
源の半周期毎に電圧をゼロに制御するチョッパ形である
ことが特徴のものである。
【0011】4はこの平滑回路3の出力を高圧の高周波
に変換するための、コンデンサ、昇圧トランス、スイッ
チング素子およびこのスイッチング素子を駆動制御する
インバータ制御回路等からなるインバータ回路である。
【0012】5はこのインバータ回路4の出力を全波倍
電圧整流するために、高圧ダイオードおよび高圧コンデ
ンサ等からなるマグネトロン駆動回路で、そして6はこ
のマグネトロン駆動回路5によって駆動されるマグネト
ロンである。
【0013】このように構成された一実施例において、
商用の交流電源は、整流回路2にて直流化されたあと、
チョッパ形平滑回路3にて図2に示されているような台
形状の、しかも商用周波の半周期毎に電圧がゼロとなる
平滑回路出力電圧波形に平滑整形され、ついでインバー
タ回路4によって高圧高周波電力に変換されてからマグ
ネトロン駆動回路5にて全波倍電圧整流され、そしてマ
グネトロン6に印加されることになる。
【0014】これによって、マグネトロン6の陽極電流
は、図2に示されるように、チョッパ形平滑回路3の出
力電圧が発生している全期間の長時間にわたって流れ続
けることとなり、マグネトロン6を、従来に比してはる
かに高効率すなわち高出力で作動させることができるよ
うになった。しかもその際、インバータ回路4の入力電
圧が商用電源の半周期毎に必ずゼロとなるので、マグネ
トロン6の動作にモーディング現象が発生しても、直ち
にその状態から脱することができるため、マグネトロン
6を破壊から確実に守ることができるようになった。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、マグネト
ロンを、従来に比してはるかに高効率すなわち高出力で
作動させることができるようになった上に、モーディン
グ現象によるマグネトロンの破壊を確実に防ぐことがで
きるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路図である。
【図2】本発明の一実施例における動作電圧波形図であ
る。
【図3】従来の回路図である。
【図4】従来の動作電圧波形図である。
【符号の説明】
1:商用電源、2:整流回路、3:チョッパ形平滑回
路、4:インバータ回路、5:マグネトロン駆動回路、
6:マグネトロン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用交流電源を全波整流する整流回路
    (2)と、前記商用交流電源の半周期毎にこの整流回路
    の出力を台形状の波形の直流出力に平滑整形しなおかつ
    同半周期毎に電圧がゼロになるように制御するチョッパ
    形平滑回路(3)と、このチョッパ形平滑回路の出力を
    高圧の高周波に変換するインバータ回路(4)と、この
    インバータ回路の出力を倍電圧整流するマグネトロン駆
    動回路(5)とで構成されていることを特徴とする高周
    波加熱装置のマグネトロン駆動用電源。
JP25260299A 1999-09-07 1999-09-07 高周波加熱装置 Expired - Fee Related JP3769423B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25260299A JP3769423B2 (ja) 1999-09-07 1999-09-07 高周波加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25260299A JP3769423B2 (ja) 1999-09-07 1999-09-07 高周波加熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001076860A true JP2001076860A (ja) 2001-03-23
JP3769423B2 JP3769423B2 (ja) 2006-04-26

Family

ID=17239658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25260299A Expired - Fee Related JP3769423B2 (ja) 1999-09-07 1999-09-07 高周波加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3769423B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012084510A (ja) * 2010-09-14 2012-04-26 Tokyo Electron Ltd マイクロ波照射装置およびマイクロ波照射方法
JP2020153624A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 乾燥機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012084510A (ja) * 2010-09-14 2012-04-26 Tokyo Electron Ltd マイクロ波照射装置およびマイクロ波照射方法
JP2020153624A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 乾燥機
JP7129650B2 (ja) 2019-03-22 2022-09-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 乾燥機

Also Published As

Publication number Publication date
JP3769423B2 (ja) 2006-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4010060B2 (ja) 昇圧型コンバータ装置
JP4340518B2 (ja) 負荷駆動装置
US6744222B2 (en) Discharge lamp lighting apparatus and lamp apparatus
JP3429417B2 (ja) フォワ−ド型dc−dcコンバ−タ
JPH11206130A (ja) 電源装置
JP3425331B2 (ja) 電源装置
JP2001076860A (ja) 高周波加熱装置のマグネトロン駆動用電源
JP2895033B2 (ja) 電子レンジのインラシュ(inrush)電流防止回路
JP2008228511A (ja) 電源装置
JPH0715966A (ja) 電動機駆動装置
JP2514885B2 (ja) 直流電源装置
JP2000032751A (ja) コンバータ
JP2008017627A (ja) 電源装置およびこれを用いた空気調和機
JP4480556B2 (ja) 電源回路
JPH01313884A (ja) 高周波加熱装置
JPH06215868A (ja) 高周波加熱装置
JPH0992456A (ja) 高周波加熱装置
JP2953172B2 (ja) 高周波加熱装置
JP2001028877A (ja) スイッチング電源
JP2005223981A (ja) マグネトロン駆動電源装置
JPH0628797Y2 (ja) 高周波加熱装置
JPH10321384A (ja) ランプ点灯装置
JP3501133B2 (ja) 高周波加熱電源装置
JPH0646077Y2 (ja) 高周波加熱装置
JP2000117434A (ja) インバータ制御式アーク溶接用電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050510

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050525

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050913

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090210

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees