JP2001076860A - 高周波加熱装置のマグネトロン駆動用電源 - Google Patents
高周波加熱装置のマグネトロン駆動用電源Info
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Abstract
ず高効率高出力で作動させる駆動電源回路を実現する。 【解決手段】 商用の交流電源が、整流回路2にて直流
化されたあと、チョッパ形平滑回路3にて、台形状のし
かも商用周波の半周期毎に電圧がゼロとなる平滑回路出
力電圧波形に平滑整形されるようにし、ついでインバー
タ回路4によって高圧高周波電力に変換されてからマグ
ネトロン駆動回路5にて全波倍電圧整流され、そしてマ
グネトロン6に印加されるようにした。それにより、マ
グネトロン6の陽極電流が、チョッパ形平滑回路3から
出力される台形状の電圧が発生している全期間にわたっ
て流れ続けるようになり、マグネトロ6を、従来に比し
てはるかに高効率高出力で作動させることができるよう
になった。しかも、マグネトロン6の動作にモーディン
グ現象が発生しても、直ちにその状態から脱することが
できるようになり、マグネトロン6を破壊から確実に守
られるようになった。
Description
マグネトロン駆動用電源に関するものである。
は、図3のように、商用交流電源は、全波整流されたあ
とチョークコイル7と平滑コンデンサ8によって電源歪
みを均す程度に平滑化されるだけで、インバータ回路に
供給されていた。
において、昇圧トランス9の出力電圧がマグネトロン1
0を有効に駆動し得ない値の続く期間が長時間にわたっ
て発生してしまい、図4に示したように、マグネトロン
陽極電流が、商用電源の電圧発生期間のせいぜい60〜
70%分からしか取り出せないという状況にあった。
術にあっては、力率が96〜97%程度にしかならず、
マグネトロンの性能を十分に引き出すことができなかっ
た。
圧を一定にして、この問題を改善する方法が考えられる
が、その場合には、マグネトロンがモーディング現象を
起こし易くなってしまう上に、一旦その状態に陥ってし
まったときにはそこから脱することができなくなってし
まうため、それを保障する手段を講じないままでは、実
用化は極めて困難とみられてきた。
決するためになされたものであり、商用交流電源を全波
整流する整流回路と、商用交流電源の半周期毎にこの整
流回路の出力を台形状の波形の直流出力に平滑整形しな
おかつ同半周期毎に電圧がゼロになるように制御するチ
ョッパ形平滑回路と、このチョッパ形平滑回路の出力を
高圧の高周波に変換するインバータ回路と、このインバ
ータ回路の出力を倍電圧整流するマグネトロン駆動回路
とで高周波加熱装置のマグネトロン駆動用電源を構成し
た。
商用の交流電源は、整流回路にて直流化されたあと、チ
ョッパ形平滑回路にて、台形状のしかも商用周波の半周
期毎に電圧がゼロとなる平滑回路出力電圧波形に平滑整
形され、ついでインバータ回路によって高圧高周波電力
に変換されてからマグネトロン駆動回路にて倍電圧整流
され、そしてマグネトロンに印加されるようになってい
る。
は、チョッパ形平滑回路から出力される台形状の電圧が
発生している全期間にわたって流れ続けることとなり、
マグネトロン6を、従来に比してはるかに高効率で、す
なわち高出力で作動させることができるようにしてい
る。しかもその際、インバータ回路の入力電圧が商用電
源の半周期毎に必ずゼロとなるようにして、マグネトロ
ンの動作中に突発的にモーディング現象が発生しても、
直ちにその状態から抜け出せるようにし、マグネトロン
が破壊から確実に守られるようにしている。
説明する。
で、2はその交流電源を全波整流する整流回路、3は、
この整流回路2で整流された直流出力を、台形状の波形
に平滑整形するための、チョークコイル、ダイオード、
コンデンサ、スイッチング素子およびこのスイッチング
素子を駆動制御する平滑制御回路等からなるチョッパ形
の平滑回路である。なおこの平滑回路3は、商用交流電
源の半周期毎に電圧をゼロに制御するチョッパ形である
ことが特徴のものである。
に変換するための、コンデンサ、昇圧トランス、スイッ
チング素子およびこのスイッチング素子を駆動制御する
インバータ制御回路等からなるインバータ回路である。
電圧整流するために、高圧ダイオードおよび高圧コンデ
ンサ等からなるマグネトロン駆動回路で、そして6はこ
のマグネトロン駆動回路5によって駆動されるマグネト
ロンである。
商用の交流電源は、整流回路2にて直流化されたあと、
チョッパ形平滑回路3にて図2に示されているような台
形状の、しかも商用周波の半周期毎に電圧がゼロとなる
平滑回路出力電圧波形に平滑整形され、ついでインバー
タ回路4によって高圧高周波電力に変換されてからマグ
ネトロン駆動回路5にて全波倍電圧整流され、そしてマ
グネトロン6に印加されることになる。
は、図2に示されるように、チョッパ形平滑回路3の出
力電圧が発生している全期間の長時間にわたって流れ続
けることとなり、マグネトロン6を、従来に比してはる
かに高効率すなわち高出力で作動させることができるよ
うになった。しかもその際、インバータ回路4の入力電
圧が商用電源の半周期毎に必ずゼロとなるので、マグネ
トロン6の動作にモーディング現象が発生しても、直ち
にその状態から脱することができるため、マグネトロン
6を破壊から確実に守ることができるようになった。
ロンを、従来に比してはるかに高効率すなわち高出力で
作動させることができるようになった上に、モーディン
グ現象によるマグネトロンの破壊を確実に防ぐことがで
きるようになった。
る。
路、4:インバータ回路、5:マグネトロン駆動回路、
6:マグネトロン。
Claims (1)
- 【請求項1】 商用交流電源を全波整流する整流回路
(2)と、前記商用交流電源の半周期毎にこの整流回路
の出力を台形状の波形の直流出力に平滑整形しなおかつ
同半周期毎に電圧がゼロになるように制御するチョッパ
形平滑回路(3)と、このチョッパ形平滑回路の出力を
高圧の高周波に変換するインバータ回路(4)と、この
インバータ回路の出力を倍電圧整流するマグネトロン駆
動回路(5)とで構成されていることを特徴とする高周
波加熱装置のマグネトロン駆動用電源。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25260299A JP3769423B2 (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | 高周波加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25260299A JP3769423B2 (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | 高周波加熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001076860A true JP2001076860A (ja) | 2001-03-23 |
JP3769423B2 JP3769423B2 (ja) | 2006-04-26 |
Family
ID=17239658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25260299A Expired - Fee Related JP3769423B2 (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | 高周波加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3769423B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012084510A (ja) * | 2010-09-14 | 2012-04-26 | Tokyo Electron Ltd | マイクロ波照射装置およびマイクロ波照射方法 |
JP2020153624A (ja) * | 2019-03-22 | 2020-09-24 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 乾燥機 |
-
1999
- 1999-09-07 JP JP25260299A patent/JP3769423B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012084510A (ja) * | 2010-09-14 | 2012-04-26 | Tokyo Electron Ltd | マイクロ波照射装置およびマイクロ波照射方法 |
JP2020153624A (ja) * | 2019-03-22 | 2020-09-24 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 乾燥機 |
JP7129650B2 (ja) | 2019-03-22 | 2022-09-02 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 乾燥機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3769423B2 (ja) | 2006-04-26 |
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