JPH0992456A - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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Publication number
JPH0992456A
JPH0992456A JP26764395A JP26764395A JPH0992456A JP H0992456 A JPH0992456 A JP H0992456A JP 26764395 A JP26764395 A JP 26764395A JP 26764395 A JP26764395 A JP 26764395A JP H0992456 A JPH0992456 A JP H0992456A
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JP
Japan
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circuit
voltage
filter circuit
output
heating device
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Pending
Application number
JP26764395A
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English (en)
Inventor
Masaki Watanabe
正樹 渡辺
Yasumasa Murai
保雅 村井
Yasuo Takeuchi
康生 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Electric Industry Co Ltd filed Critical Nippon Electric Industry Co Ltd
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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力力率を高く保ち高調波を抑制しつつ装置
本体の小型化・高出力化を図ることが容易なものを提供
する。 【解決手段】 アクテイブフィルタ回路3の半導体スイ
ッチ素子32のオン・オフ動作を固定周波数方式のPW
M制御で行う制御回路6を設けるとともに、インバータ
回路4の半導体スイッチ素子41A・41Bを複数にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水分を多く含む
生ゴミ等の被加熱物にマイクロ波を含む電磁波を照射し
て加熱する高周波加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の高周波加熱装置として、図5に示
す構成のものが米国特許第4593167号明細書に提
案されている。即ち、この高周波加熱装置は、力率改善
手段101及び整流/フィルタ手段102によってイン
バータ回路103の入力電圧を脈動の少ない直流電圧に
整流する。また、インバータ回路103はこの直流電圧
を受けて動作するため、その出力電圧のエンベロープ波
形は図6(a)の商用電源電圧に対して図6(c)のよ
うな波形を示す。また、この出力電圧を高圧整流回路1
04によって脈動の少ない直流高電圧に整流して、この
直流高電圧をマグネトロン105に供給する。これによ
り、マグネトロン105は、電源電圧の全周期で発振す
ることができるようになり、その効率を高めることがで
きるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の高周波加熱装置では、高圧フィルタ手段が非
常に大型化してしまう欠点がある。即ち、これは、例え
ば高圧整流回路104を用い、商用電源100の周波数
である50/60Hzに対する出力電圧を平滑化しよう
とすると、マイクロ波を発振しているときのマグネトロ
ン105のダイナミックインピーダンスが小さいため、
必然的に高圧整流回路104に用いるコンデンサの容量
が非常に大きくなり、同時に素子としても高耐圧でなけ
ばならない等の理由から、大型化が避けられぬものであ
る。
【0004】また、このような大容量のコンデンサを使
用すると、電圧の平滑率は向上しリップル率を低くする
ことができるが、入力電流の導通角が狭くなって力率が
低下し、入力電流の最大値が高くなるから、例えば力率
改善手段101で入力の力率を改善することになるが、
大型のコンデンサに対して入力力率を改善しようとする
と、相当大型のインダクタを必要とする。
【0005】そこで、例えば特開平6−215868号
公報に記載のように、入力力率を高く保ったまま、リッ
プル率の低い直流電流に整流することができるととも
に、商用電源への高周波雑音の伝達が少なく、しかも高
効率の高周波加熱装置が提案されている。しかしなが
ら、このような高周波加熱装置にあっても、インバー
タ回路の回路構成上、高出力のマグネトロンを駆動でき
ないこと、アクティブフィルタ回路の半導体スイッチ
素子によるオン,オフ動作を可変周波数方式のPWM制
御で行っているため、固定周波数方式よりも高調波が多
いこと等の欠点があり、不都合を生じている。
【0006】そこでこの発明は、上記した事情に鑑み、
入力力率を高く保ったまま高調波を抑制しつつ装置本体
の小型化・高出力化を図ることが容易な高周波加熱装置
を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、この請求項1の発
明は、商用電源を入力とするフィルタ回路と、このフィ
ルタ回路の出力を受け電圧を整流する整流器と、この整
流器の出力に接続され半導体スイッチ素子を有するアク
テイブフィルタ回路と、このアクテイブフィルタ回路に
接続され昇圧トランス及び半導体スイッチ素子を有する
インバータ回路と、前記昇圧トランスの出力段に接続さ
れ、出力電圧平滑化を行う高圧整流回路と、この高圧整
流回路の出力電圧により発振するマグネトロンとを備え
た高周波加熱装置において、前記アクテイブフィルタ回
路の半導体スイッチ素子のオン・オフ動作を固定周波数
方式のPWM制御で行う制御回路を設けるとともに、前
記インバータ回路の半導体スイッチ素子を複数にするも
のである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この実施例の一実施例につ
いて添付図面を参照しながら説明する。図1は、この発
明にかかる高周波加熱装置を示す回路図である。この実
施例の高周波加熱装置は、フィルタ回路1と、整流器2
と、アクテイブフィルタ回路3と、インバータ回路4
と、高圧整流回路5と、制御回路6と、ゲート駆動回路
7と、マグネトロン8とから構成されている。なお、図
中符号9はこの高周波加熱装置に外部から電力を供給す
る商用電源、10はヒータトランスを示す。
【0009】フィルタ回路1は、電源電流の高周波成分
を除去するものであり、コンデンサ11のみで構成され
ており、その周波数特性によって高周波成分が商用電源
9に伝達しないようになっている。
【0010】整流器2は、フィルタ回路1の出力を受
け、交流電圧を整流するものであって、入力がフィルタ
回路1の出力と接続されているとともに、出力がアクテ
イブフィルタ回路3の入力と接続されている。
【0011】アクテイブフィルタ回路3は、整流器2を
介してフィルタ回路1の出力を受けインバータ回路4に
リップル率の低い直流電圧を与えるものであり、インダ
クタ31と、半導体スイッチ素子32と、ダイオード3
3と、平滑コンデンサ34A、34Bとから構成されて
おり、半導体スイッチ素子32をオン・オフすることに
よってリップル率の低い直流電圧を発生し、インバータ
回路4にこの直流電圧を与える。また、このアクテイブ
フィルタ回路3の半導体スイッチ素子32のオン・オフ
動作を固定周波数方式のPWM(パルス幅)制御で行う
ため、制御回路6が半導体スイッチ素子32のベースに
接続されている。
【0012】インバータ回路4は、アクテイブフィルタ
回路3からの直流電圧を受け高周波電力を発生するもの
であり、半導体スイッチ素子41A・41Bと昇圧トラ
ンス42とでハーフブリッジ回路を構成しており、ゲー
ト駆動回路7でこれら半導体スイッチ素子41A・41
Bを交互にオン・オフすることにより、高周波電力を高
圧整流回路5に供給する。このため、インバータ回路4
の半導体スイッチ素子41A・41Bを駆動するゲート
駆動回路7が、これらの半導体スイッチ素子41A・4
1Bの各ベースに接続されている。
【0013】高圧整流回路5は、インバータ回路4から
の高周波電力を受けリップル率は低く抑えつつ、さらに
昇圧された直流高電圧を発生し、この直流高電圧をマグ
ネトロン8に印加してこれを駆動するようになってい
る。この実施例の高圧整流回路5では、高圧コンデンサ
51・52と、高圧ダイオード53・54とから構成さ
れている。
【0014】次に、この実施例にかかる高周波加熱装置
の動作について説明する。図2は固定周波数方式のアク
テイブフィルタ回路3の動作を示す波形図である。な
お、商用電源9からブリッジダイオード2に至るまでの
回路(点X)を流れる電圧及び電流の時間推移を図3
(a)及び(b)に示す。
【0015】例えば図2(a)に示すように、インダク
タ31には、図2(a)に示すような波形電流が流れ
る。また、同時に制御回路6からは図2(a)に破線A
で示す基準(制御)信号を出力するから、図2(d)に
示すように、半導体スイッチ素子32がオン/オフ動作
を繰り返す。
【0016】即ち、このインダクタ31の出力する電流
値がある基準値(図2(a)に破線Aで示す基準信号が
示す値)に達すると、半導体スイッチ素子32はターン
オフする。この時、インダクタ31には今まで流れてい
た電流をそのまま流そうとして逆起電力を発生し、この
結果インダクタ31を流れる電流はダイオード33を通
り、平滑コンデンサ34A・34Bを充電しようとする
充電電流となる。このときダイオード33を流れる電流
値の時間的推移は、図2(c)に示す如くである。一
方、半導体スイッチ素子32を流れる電流を図2(b)
に示す。
【0017】そして、このアクテイブフィルタ回路3は
固定周波数方式であるから、半導体スイッチング素子3
2は再びターンオンする。このような動作を繰り返しな
がら、アクテイブフィルタ回路3はインバータ回路4に
電力を供給する。
【0018】ここで、半導体スイチング素子32をター
ンオフさせるタイミングをつくる基準値を電源電圧に同
期させていくと、インダクタ31を流れる三角波状の電
流波形は図3(a)に示す電源電圧の波形に対して図3
(c)に示すようなSin波を全波整流した波形(図2
(a)の実線がこれの拡大図)となる。この三角波状の
電流は、図3(b)のようなSin波形状で高調波を殆
ど含まないから、商用電源に雑音が伝達しないので、フ
ィルタを小型化できるのである。
【0019】図4は、インバータ回路4の動作波形及び
高圧整流回路5の出力波形を示す。インバータ回路4
は、半導体スイッチ素子41A・41B、昇圧トランス
42のハーフブリッジ回路構成になっている。半導体ス
イッチ素子41A・41Bをゲート駆動回路7で交互に
オン/オフすることによって発生する昇圧トランス42
両端の電圧波形は、図4(a)のようになり、半導体ス
イッチ素子41A・41Bに流れる電流波形は、図4
(b)、(c)のようになる。
【0020】半導体スイッチ素子41A・41Bが交互
にオン/オフすると、昇圧トランス42の一次側巻線に
は、図4(d)のような電流が流れ、昇圧トランス42
は高圧整流回路5に昇圧された高周波高電圧を供給す
る。
【0021】高周波整流回路5は、高周波高電圧を整流
して図4(e)のようなリップル率が低い直流高電圧を
マグネトロン8に供給するとともに、インバータ回路4
からの高周波高電圧をさらに昇圧させる。このため、こ
のマグネトロン8は、商用電源の全周期で高出力のマイ
クロ波を発生できるようになる。また、一般の電子レン
ジに用いられているマグネトロン8は、良く知られてい
るように、電源周波数(50/60Hz)や、インバー
タの動作周波数(およそ20Khz)に同期して、発
振、停止を繰り返して所定の電波出力を得ているが、こ
の実施例の場合、マグネトロン8は、発振、停止を繰り
返すことがなく、その発振動作が連続して行われるので
ある。
【0022】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、アクテイブフィルタ回路の半導体スイッチ素子の
オン/オフ動作を固定周波数方式のPWM制御を行うこ
とにより、入力力率を高く保つことができるとともに高
調波電流を抑制することができるため、フィルタ回路を
小型化できる。また、インバータ回路にはアクテイブフ
ィルタ回路の直流出力電圧以上の電圧がかからないか
ら、高出力に対応できる。また、この発明によれば、高
圧整流回路に用いるコンデンサの容量も大型化を避ける
ことができるとともに、力率改善手段であるインダクタ
も大型化を回避できるから、高調波を抑制しつつ装置本
体の小型化・高出力化を図ることが容易な高周波加熱装
置を実現可能になる等、実用上著しい効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる高周波加熱装置を示す回路
図。
【図2】同装置の各素子に流れる電流等の信号と時間と
の関係を示すグラフ。
【図3】この発明にかかるインダクタを流れる電流波形
を示す波形図。
【図4】インバータ回路の動作波形及び高圧整流回路の
出力波形を示すグラフ。
【図5】従来型の高周波加熱装置を示す回路図。
【図6】同高周波加熱装置の動作波形を示すグラフ。
【符号の説明】
1 フィルタ回路 2 整流機 3 アクテイブフィルタ回路 32 半導体スイッチ素子 4 インバータ回路 41A,41B 半導体スイッチ素子 5 高圧整流回路 6 制御回路 7 ゲート駆動回路 8 マグネトロン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源を入力とするフィルタ回路と、
    このフィルタ回路の出力を受け電圧を整流する整流器
    と、この整流器の出力に接続され半導体スイッチ素子を
    有するアクテイブフィルタ回路と、このアクテイブフィ
    ルタ回路に接続され昇圧トランス及び半導体スイッチ素
    子を有するインバータ回路と、前記昇圧トランスの出力
    段に接続され、出力電圧平滑化を行う高圧整流回路と、
    この高圧整流回路の出力電圧により発振するマグネトロ
    ンとを備えた高周波加熱装置において、 前記アクテイブフィルタ回路の半導体スイッチ素子のオ
    ン・オフ動作を固定周波数方式のPWM制御で行う制御
    回路を設けるとともに、 前記インバータ回路の半導体スイッチ素子を複数にする
    ことを特徴とする高周波加熱装置。
JP26764395A 1995-09-21 1995-09-21 高周波加熱装置 Pending JPH0992456A (ja)

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JP26764395A JPH0992456A (ja) 1995-09-21 1995-09-21 高周波加熱装置

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JP (1) JPH0992456A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040050255A (ko) * 2002-12-09 2004-06-16 조성용 고주파 보일러
JP2008060017A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd マイクロ波利用装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040050255A (ko) * 2002-12-09 2004-06-16 조성용 고주파 보일러
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