JP7129650B2 - 乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、衣類などの乾燥対象物を乾燥する乾燥機に関する。
衣類乾燥機や洗濯乾燥機の乾燥性能の高速化を図る方法として、衣類の水分を加熱する熱源にマイクロ波を用いる方法がある(例えば、特許文献1参照)。この方法によれば、衣類にマイクロ波を照射し、衣類の水分を直接加熱することで、すばやく衣類の水分を蒸発させることができるため、従来のヒータやヒートポンプを用いた温風乾燥と比較して、短時間で衣類を乾燥させることができる。
図12は、特許文献1に記載された従来の衣類乾燥機のブロック図である。この衣類乾燥機は、衣類にマイクロ波を照射するマイクロ波照射手段101と、衣類を収納する衣類庫102と、衣類庫102内に外気を取り込み衣類庫102内の空気を送り出す送風機103と、衣類を乾燥するためのヒータ104と、マイクロ波照射手段101を制御するマイクロ波制御手段105と、マイクロ波の反射の状態を感知するマイクロ波反射検知手段106と、マイクロ波制御手段105を制御する制御回路107を備えたものである。
この構成の衣類乾燥機は、マイクロ波により、衣類繊維に付着した水を直接加熱することにより、衣類の含水率が約30%以下の場合に衣類の乾燥時間を短縮することができる。また、衣類に金属ボタンなどがついている場合、マイクロ波の反射波に異常が生じたことを検知して、マイクロ波の照射を停止することができる。
特開2008-000249号公報
衣類庫102内に収納された衣類にボタンやファスナーなどの金属がついている場合、衣類庫102内のマイクロ波の電界強度が強くなってスパークが生じると危険であるため、金属がついた衣類が収納されている場合であってもスパークの発生をより低減させることが可能な技術が不可欠である。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、電磁波を照射することにより乾燥対象物を乾燥する乾燥機をより適切に制御する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の乾燥機は、乾燥対象物を収容する槽と、槽に収容された乾燥対象物に含有される水分を加熱して乾燥対象物を乾燥するために槽内に電磁波を照射する照射部と、交流電源からの交流入力を直流出力に整流する整流回路と、整流回路からの直流入力を交流出力に変換して照射部に供給するインバータ回路と、インバータ回路を制御する制御部と、を備える。整流回路は、交流電源からの交流入力の周波数に対して平滑化能力を有する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、電磁波を照射することにより乾燥対象物を乾燥する乾燥機をより適切に制御する技術を提供することができる。
実施の形態1に係る洗濯乾燥機の構成を概略的に示す縦断面図である。 実施の形態1に係るマイクロ波加熱装置の構成を示す図である。 マイクロ波照射部に電力を供給する駆動用電源回路の構成を示す図である。 実施の形態1に係る駆動用電源回路の単方向電源部の構成を示す図である。 電子レンジのマグネトロンの駆動用電源回路における入力交流電圧、出力直流電圧、及び出力直流電流の波形を示す図である。 実施の形態1に係る単方向電源部における入力交流電圧、出力直流電圧、及び出力直流電流の波形を示す図である。 実施の形態1に係る駆動用電源回路の別の構成を示す図である。 実施の形態2に係る駆動用電源回路の単方向電源部の構成を示す図である。 実施の形態2に係る単方向電源部における入力交流電圧、出力直流電圧、及び出力直流電流の波形を示す図である。 実施の形態2に係る駆動用電源回路の単方向電源部の別の構成を示す図である。 実施の形態2に係る駆動用電源回路の単方向電源部の更に別の構成を示す図である。 特許文献1に記載された従来の衣類乾燥機のブロック図である。
第1の発明の乾燥機は、乾燥対象物を収容する槽と、槽に収容された乾燥対象物に含有される水分を加熱して乾燥対象物を乾燥するために槽内に電磁波を照射する照射部と、交流電源からの交流入力を直流出力に整流する整流回路と、整流回路からの直流入力を交流出力に変換して前記照射部に供給するインバータ回路と、インバータ回路を制御する制御部と、を備え、整流回路は、交流電源からの交流入力の周波数に対して平滑化能力を有する。この態様によると、照射部の出力を平滑化することができるので、スパークの発生を抑えることができる。
第2の発明は、第1の発明において、整流回路は、ダイオードブリッジと、ダイオードブリッジの交流入力側又は直流出力側に接続されるリアクタと、直流母線間に配置される平滑コンデンサと、を備えるように構成されたものである。この態様によると、簡易な構成により照射部の出力を平滑化することができるので、乾燥機の製造コストやサイズを抑えつつ、スパークの発生を抑えることができる。
第3の発明は、第1の発明において、整流回路は、ダイオードブリッジと、ダイオードブリッジの直流出力側に接続される力率改善部と、直流母線間に配置される平滑コンデンサと、力率改善部の出力電圧を検出する直流電圧検出部と、直流電圧検出部による検出結果に基づき任意の直流出力電圧となるように力率改善部を制御する力率改善制御部と、を備えるように構成されたものである。この態様によると、照射部の電源回路において高調波の発生を抑えつつ、スパークの発生を抑えることができる。
第4の発明は、第3の発明において、力率改善部は、昇圧チョッパを用いるように構成されたものである。この態様によると、照射部の電源回路において高調波の発生を抑えつつ、スパークの発生を抑えることができる。
第5の発明は、第1の発明において、照射部は、マグネトロンで構成され、陽極と、陰極となるフィラメントと、を有し、インバータ回路は、整流回路からの直流入力を交流出力に変換して陽極に供給する第1のインバータ回路と、整流回路からの直流入力を交流出力に変換してフィラメントに供給する第2のインバータ回路と、を含み、制御部は、第1のインバータ回路と第2のインバータ回路とを個別に制御するように構成されたものである。この態様によると、第1のインバータ回路と第2のインバータ回路とを個別に最適制御することができる。
第6の発明は、第5の発明において、照射部からの電磁波の強度を検知する検知部を備え、制御部は、検知部により検知された電磁波の強度に応じて第2のインバータ回路を制御するように構成されたものである。この態様によると、電磁波の強度に応じてフィラメント電圧を最適に制御することができるので、フィラメントの発熱を抑え、寿命を延ばすことができる。
第7の発明は、第5又は第6の発明において、制御部は、第2のインバータ回路を制御し、フィラメントに印加する交流電圧及びタイミングの少なくとも1つを制御するように構成されたものである。この態様によると、マグネトロンの発振とは別にフィラメント電圧を最適に制御することができるので、フィラメントの発熱を抑え、寿命を延ばすことができる。
第8の発明は、第5から第7のいずれかの発明において、制御部は、マグネトロンが正常発振した後に、フィラメントに供給する交流出力を停止するように構成されたものである。この態様によると、フィラメントの発熱を抑え、寿命を延ばすことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、複数の実施の形態に記載された内容において、可能な範囲で組み合わされることは問題ない。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1に係る洗濯乾燥機の構成を概略的に示す縦断面図である。本実施の形態の洗濯乾燥機50は、衣類などの洗濯物を洗濯して乾燥する機能を有しており、洗濯機能のみを実行する洗濯機としても、乾燥機能のみを実行する乾燥機としても、洗濯機能と乾燥機能を実行する洗濯乾燥機としても機能する。
図1に示されるように、洗濯乾燥機50は、洗浄水が溜められる有底円筒形状に形成された水槽3を備えている。水槽3は、その下方に設けられたダンパ4によって筐体2(本体)内に揺動自在に支持されている。衣類などの洗濯物(乾燥機能に言及するときは「乾燥対象物」ともいう)が収容される回転槽1が、水槽3内に回転自在に設けられている。この回転槽1は、有底円筒形状に形成されている。回転槽1は、その回転軸を水平に対して前上がりに傾斜させて設けられている。
水槽3の背面には、駆動モータ6が取り付けられている。この駆動モータ6は、回転槽1を回転軸まわりに正方向及び逆方向に回転させる。洗濯乾燥機50は、駆動モータ6の駆動による回転槽1の回転によって、回転槽1内に収容された洗濯物に対し、撹拌たたき洗浄、すすぎ、及び乾燥を行なう。
筐体2の前部には、回転槽1及び水槽3の開口端側に対向させて扉体5が設けられている。使用者は、扉体5を開くことによって回転槽1に対して洗濯物(衣類)を出し入れすることができる。
また、水槽3の前部開口部の縁部には全周にわたって、弾性を有するシール部材が備えられている。使用者が扉体5を閉じると、シール部材が扉体5によって押圧され、弾性変形することによって、水槽3の機外に対する水密性及び気密性が確保される。
給水管13が水槽3の上部に接続されている。給水弁12が給水管13の途中に設けられている。給水弁12は、給水管13を経由して水槽3内に水を供給する。また、排水管11が水槽3の最下部に接続されている。排水弁10が排水管11の途中に設けられている。排水弁10は、水槽3内の水を排水管11を経由して機外に排出する。
水槽3の下方には、ダンパ4が設けられている。ダンパ4は、水槽3を支えるとともに、脱水時等に、回転槽1内の衣類の偏りなどに起因して発生する水槽3の振動を減衰させる。このダンパ4には、布量検知部(図示せず)が取り付けられている。布量検知部は、回転槽1内の衣類などによる重量変化によって、ダンパ4の軸が上下に変位する変位量を検知する。洗濯乾燥機は、この布量検知部によって検知された変位量に基づいて、回転槽1内の衣類の量を検知する。
また、洗濯乾燥機50は、水槽3及び回転槽1内の空気を循環させる循環風路7と、回転槽1内の衣類の水分を加熱するマイクロ波加熱装置30とを備えている。乾燥対象物を加熱する加熱部を構成するマイクロ波加熱装置30は、水槽3内に設けられたマイクロ波照射口32から電磁波の一種であるマイクロ波を照射し、回転槽1内の衣類の水分を加熱する。
循環風路7は、乾燥工程において衣類を乾燥させるための空気循環風路として構成されている。空気循環風路には、水槽3及び回転槽1が含まれる。循環風路7は、水槽3の上部側面に設けられた吹出口8(乾燥用空気吹出口)と水槽3の後部側面に設けられた排出口9(乾燥用空気排出口)と水槽3とに接続させて設けられている。
送風ファン16が、送風装置として、循環風路7内に設けられている。送風ファン16は、水槽3及び回転槽1内の乾燥用空気を循環風路7内に循環させる。
循環風路7には、吸気風路14と排気風路15とが、それぞれ接続されている。吸気風路14は、筐体2内の空気を循環風路7内に取り込むものである。排気風路15は、循環風路7内の空気を循環風路7外に排出するものである。吸気風路14及び排気風路15の循環風路7に接続されていない側の端部は、それぞれ循環風路7外に解放されている。排気風路15は、吸気風路14より乾燥用空気の流れの上流側に設けられている。また、排気風路15を設けずに、排水管11を通して、空気を循環風路7外に排出してもよい。
循環風路7には、乾燥用空気を加熱するヒータ17が組み込まれている。このヒータ17は、吸気風路14より下流側で、水槽3の吹出口より手前に設けられている。このヒータ17もマイクロ波加熱装置30と同様に乾燥対象物を加熱する加熱部を構成し、マイクロ波加熱装置30と同時に、又はマイクロ波加熱装置30に代えて通電される。なお、加熱部により乾燥対象物を加熱する方法としては、マイクロ波により直接加熱する方法、ヒータなどにより循環する空気を加熱したり、回転槽1の内壁を加熱したりして間接的に加熱する方法などがあり、特に限定するものではない。
本実施の形態の洗濯乾燥機50は、マイクロ波加熱装置30からマイクロ波照射口32を介して回転槽1内に照射されるマイクロ波により乾燥対象物を乾燥するが、乾燥対象物の衣類などにボタンやファスナーなどの金属がついていてスパークが発生する可能性が高い場合には、マイクロ波加熱装置30から回転槽1内に照射するマイクロ波の出力を低減させ、又は停止して、ヒータ17による乾燥に切り替える。
本実施の形態の洗濯乾燥機50では、回転槽1内にマイクロ波が照射されるので、洗濯乾燥機50の外部に漏洩する電磁波の強度が、使用される地域において定められた基準値以下になるように構成する必要がある。そのため、本実施形態の洗濯乾燥機50は、マイクロ波照射口32から照射された電磁波の漏洩を抑制するための電磁波シールドを備える。電磁波シールドは、少なくとも扉体5及び回転槽1から構成される。例えば、電磁波シールドは、マイクロ波を反射又は吸収することが可能な金属などの電磁波遮蔽材料を含む材料で形成された扉体5及び回転槽1と、扉体5と回転槽1との間隙から漏洩する電磁波を遮蔽又は減衰させるために扉体5と回転槽1との接点に形成されたチョーク構造により構成されてもよい。チョーク構造としては、電子レンジなどの技術分野において知られている任意のチョーク構造を採用可能である。水槽3又は筐体2の一部或いは全部が、電磁波遮蔽材料を含む材料で形成されてもよい。
漏洩電磁波に関する規格として、例えば、周波数が2.45GHz帯の電磁波(マイクロ波)によって食品の加熱を行う定格高周波出力2kW以下の電子レンジ及びそれに付加装置をもつ電子レンジについて規定した日本工業規格「JIS C9250」がある。同規格の5.8には、「同規格の8.2.12に規定される漏れ電波の電力密度試験により測定された漏れ電波の電力密度が、(1)扉を閉めているときは、1mW/cm以下であること、(2)発振管の発振停止装置が動作する直前の最大の位置まで扉を開いて固定したときは、5mW/cm以下であること、(3)主たる発振停止装置以外の発振停止装置を拘束した状態で5mW/cm以下であること」と規定されている。また、電気用品安全法第八条第一項に規定された、経済産業省令で定める技術上の基準を定める「電気用品の技術上の基準を定める省令」の解釈についての通達の別表第八の2(95)ト項にも、ほぼ同様の内容が規定されている。洗濯乾燥機についても、電子レンジと同様の基準が妥当すると考えられる。
また、各国の専門家による科学的根拠に基づいて作成された国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)のガイドラインを人体防護の暴露限度値として採用することがWHO(世界保健機関)により推奨されている。このガイドラインでは、曝露制限値が0.08W/kg(1mW/cm)と規定されている。国際電気標準会議(IEC)により制定された国際規格「IEC62233」及びそれに基づいて制定された日本工業規格「JIS 1912」には、家庭用電気機器及び類似機器からの人体ばく露に関する電磁界の測定方法が規定されている。同規格に規定された測定方法において、電磁界を検知するセンサの信号に対して重みづけを行うことにより、曝露制限値に対する割合として電磁界が測定され、ICNIRPのガイドラインに規定された曝露制限値を超えていなければ、ICNIRPのガイドラインに適合すると判定される。電磁波シールドは、これらの規格に準拠するように構成される。
次に乾燥空気の流れについて説明する。送風ファン16が駆動されると、回転槽1内で洗濯物から奪われた水分によって多湿状態となった乾燥用空気は、水槽3の側面下部に設けられた排出口9を通って、循環風路7又は排気風路15に流入する。排気風路15を設けない場合は、循環風路7又は排水管11に流入する。排気風路15に流入した空気は、循環風路7外に排気される。一方、循環風路7に流入した空気は、送風ファン16によってヒータ17に向けて送られ、ヒータ17が動作している場合は、ヒータ17によって加熱される。
吸気風路14は、送風ファン16の吸気側の循環風路7に連通するように設けられている。吸気風路14は、また、ヒータ17より上流側の循環風路7に連通するように設けられている。したがって、吸気風路14から吸気された循環風路7外の空気は、循環風路7側へ流れた乾燥用空気と混合された後、ヒータ17を通過する。この際に、ヒータが動作している場合、混合された空気は、ヒータ17によって加熱される。また、循環風路7外の空気が乾燥用空気に混合されることにより、混合前と比較して混合後の乾燥用空気の湿度は低くなる。
ヒータ17を通過した空気は、吹出口8を通過して、再び回転槽1内に吹き出される。なお、洗濯機能を有しない衣類乾燥機においては、洗浄水を溜める水槽3や給水弁12、給水管13及び排水弁10は備えられていない。そして、回転する回転槽1と循環風路7との接続は、フェルトなどのシール部材に回転槽1が摺動するように構成されている。
流入温度検知部18が、循環風路7内の吹出口8近傍又はヒータ17近傍に設けられている。流入温度検知部18は、回転槽1に流入する乾燥用空気の温度を検知する。流入温度検知部18は、例えばサーミスタ等によって構成される。
制御装置20が筐体2内に備えられている。制御装置20は、送風ファン16及びマイクロ波加熱装置30等を制御する。制御装置20は、また、駆動モータ6、給水弁12、排水弁10等を制御し、洗浄、すすぎ、乾燥の各工程を逐次実行する。
図2は、実施の形態1に係るマイクロ波加熱装置30の構成を示す。マイクロ波加熱装置30は、マイクロ波照射部31と、導波管34と、マイクロ波照射口32と、マイクロ波制御装置40と、反射部33と、マイクロ波検知部36とを有している。マイクロ波照射部31は、マイクロ波を照射波として照射する。導波管34は、照射されたマイクロ波を回転槽1内へ導く。マイクロ波照射口32は、導波管34の先端で水槽3内に設けられる。マイクロ波制御装置40は、マイクロ波照射部31から照射するマイクロ波の出力を調整する。反射部33は、マイクロ波照射部31とマイクロ波照射口32の間に設けられ、回転槽1から反射されたマイクロ波の一部又は全部を反射して回転槽1内に照射する。マイクロ波検知部36は、反射部33とマイクロ波照射口32の間に設けられ、反射部33とマイクロ波照射口32の間の位置におけるマイクロ波の強度を検知する。なお、マイクロ波検知部36は、マイクロ波照射部31から照射されるマイクロ波の強度を検知できれば設置位置はとくに限定しない。
マイクロ波照射部31は、マグネトロンなどのマイクロ波発振器であり、マイクロ波加熱装置が使用可能な2.45GHz帯の周波数の電磁波を発振する。なお、ISM(Industry Science Medical)バンドとして割り当てられた2.45GHz帯に限られるものではなく、同様に割り当てられた915MHz帯などの周波数の電磁波でもよい。マイクロ波制御装置40により任意の出力に調整されたマイクロ波がマイクロ波照射部31から照射される。照射されたマイクロ波は、導波管34及びマイクロ波照射口32を通じて、回転する回転槽1内に照射され、衣類などの乾燥対象物に含有される水分を加熱する。この際に、送風ファン16から回転槽1内の衣類に乾燥用空気を送風することにより、乾燥対象物から蒸発した水分は、乾燥用空気とともに、排出口9から排気風路15を通じて水槽3外へ排出される。もしくは排水管11を通じて水槽3外へ排出される。これにより、衣類の乾燥が促進される。
回転槽1内に照射されたマイクロ波のうち、乾燥対象物に含有される水分により吸収されなかったマイクロ波の一部は、反射波として、回転槽1からマイクロ波照射口32を通じてマイクロ波照射部31に戻る。マイクロ波照射部31に戻ったマイクロ波は、熱に変換され排熱として処理される。
反射部33は、回転槽1から反射されてマイクロ波照射部31に戻る方向へ進む反射波の一部又は全部を反射して、マイクロ波照射部31から照射されたマイクロ波と共に、再度、回転槽1内へ入射させる。したがって、マイクロ波検知部36により検知される入射波は、マイクロ波照射部31から照射される照射波に加えて、反射部33により反射されて回転槽1の方向へ進むマイクロ波が含まれてもよい。これにより、エネルギーロスを低減し、乾燥時間を短縮することができる。
図3は、マイクロ波照射部31に電力を供給する駆動用電源回路の構成を示す。駆動用電源回路は、単方向電源部70(整流回路)と、インバータ回路60と、制御部53とを含む。
単方向電源部70は、商用電源からの交流入力を全波整流し、平滑化して直流出力に変換する。単方向電源部70の直流出力は、インバータ回路60に入力される。
図3に示した例において、マイクロ波照射部31は、陽極51と、陰極となるフィラメント52とを有するマグネトロンである。フィラメント用の交流電圧が印加されることで、フィラメント52が傍熱されて発振可能な状態となり、この状態で高圧電流電圧が陽極51に印加されると電磁波エネルギーを発生する。
インバータ回路60は、第1のインバータ回路61と、第2のインバータ回路62とからなる。第1のインバータ回路61は、単方向電源部70からの直流入力を交流出力に変換して陽極51に供給する。第2のインバータ回路62は、単方向電源部70からの直流入力を交流出力に変換してフィラメント52に供給する。制御部53は、第1のインバータ回路61と第2のインバータ回路62とを制御する。これによって、第1のインバータ回路61と第2のインバータ回路62とを個別に制御することができる。
第1のインバータ回路61は、共振コンデンサC1と、半導体スイッチング素子S1と、高圧トランス63とを含む。半導体スイッチング素子S1は、制御部53からのスイッチング制御信号(20kHz~50kHz)によってスイッチング動作する。これにより、高圧トランス63の一次巻線には高周波電圧が発生するとともに、二次巻線には所定の電圧が誘起される。
第2のインバータ回路62は、共振コンデンサC2と、半導体スイッチング素子S2と、フィラメント用トランス64とを含む。半導体スイッチング素子S2は、制御部53からのスイッチング制御信号(20kHz~50kHz)によってスイッチング動作する。これにより、フィラメント用トランス64の一次巻線には高周波電圧が発生するとともに、二次巻線には所定のフィラメント電圧が誘起される。
制御部53は、第2のインバータ回路62によってフィラメント電圧を印加し、フィラメント52を発熱させる。その後、第1のインバータ回路61によって陽極51に高周波の高圧電圧を印加し、マイクロ波を正常発振させる。正常発振することでマグネトロンが加熱されるため、第2のインバータ回路62によりフィラメント52を発熱させなくとも発振し続ける。
また、制御部53は、マイクロ波検知部36により検知された強度に応じて、第1のインバータ回路61とは個別に第2のインバータ回路62を制御する。例えば、フィラメント52に印加する交流電圧及びそのタイミングの少なくとも1つを制御する。これによって、マグネトロンの発振とは別にフィラメント電圧を最適に制御することができる。フィラメント52の発熱を抑え、寿命を延ばすことができる。なお、マイクロ波検知部36は、マイクロ波の強度を検知する他に、マグネトロンに流れる電流を検知してもよい。
具体的には、制御部53は、マグネトロンが正常発振した後に、フィラメント52に供給する交流出力を停止する。これによって、フィラメント52の発熱を抑え、寿命を延ばすことができる。例えば、マグネトロンが正常発振して所定時間後にフィラメント電圧をOFFするように制御する。所定時間は実験により求められてもよい。また、制御部53は、モーディングが発生しない範囲で、フィラメント電圧を段階的あるいは連続的に下げていってもよい。
マグネトロンは、一般的な電子レンジにおいても使用されている。電子レンジに搭載されたマグネトロンを駆動するための駆動用電源回路においては、単方向電源部にコンデンサが搭載される。このコンデンサは、主に、インバータ回路の高周波スイッチング動作により発生しうる高調波電流を商用電源に流出させないためのローパスフィルタの役割を果たす。したがって、高調波電流を除去することができればよいので、電子レンジの製造コストやサイズを抑えるために、比較的静電容量の小さいコンデンサが使用される。そのため、電子レンジのマグネトロンの駆動用電源回路では、商用電源からの交流電圧をコンデンサにより平滑化する能力は十分でなく、インバータ回路に入力される直流電圧のリップルが大きい。
このような電子レンジのマグネトロンの駆動用電源回路を洗濯乾燥機50において使用すると、商用電源からの交流入力が十分に平滑化されずにインバータ回路60に入力されるため、マグネトロンが間欠発振することになる。この場合、連続発振する場合と同じ平均出力を得るためには、マグネトロンに印加するピーク電圧を高くし、ピーク出力を高くする必要がある。ピーク出力が高くなると、回転槽1内の電界強度が瞬間的に高くなってスパークが発生する可能性がある。このように、電子レンジに搭載されたマグネトロンの駆動用電源回路をそのまま洗濯乾燥機50に搭載すると、スパークが発生する可能性が高まるという課題があることを本発明者らは認識した。
電子レンジは、基本的には食品を加熱するために使用されるので、金属などが庫内に入った状態でマイクロ波が照射されてスパークが生じる可能性は低い。
それに対して、洗濯乾燥機50は、回転槽1内に金属が入ったままマイクロ波が照射される可能性が電子レンジよりも高いので、スパークの発生を抑えるための対策が一層重要である。本発明者らは、商用電源からの交流入力を十分に平滑化してからインバータ回路60に入力すれば、マグネトロンの出力を平滑化することができるので、スパークの発生を抑えることができると考え、本発明に想到した。すなわち、本実施の形態の単方向電源部70は、商用電源からの交流入力の周波数に対して平滑化能力を有するように構成される。
より具体的には、単方向電源部70は、リップル率が5%以下、好ましくは3%以下、より好ましくは2%以下、更に好ましくは1%以下となるような平滑化能力を有するように構成される。これにより、マグネトロンを連続発振させることができるので、ピーク出力を低く抑えることができ、スパークの発生を抑えることができる。
図4は、実施の形態1に係る駆動用電源回路の単方向電源部70の構成を示す。単方向電源部70は、商用電源からの交流入力を全波整流するダイオードブリッジ71と、平滑回路72とを含む。平滑回路72は、ダイオードブリッジ71の交流入力側又は直流出力側に接続されるリアクタ73と、直流母線間に配置される平滑コンデンサ74とで構成される。リアクタ73のインダクタンスと、平滑コンデンサ74の静電容量は、上述した平滑化能力を得るために必要な値とされる。
図5は、電子レンジのマグネトロンの駆動用電源回路における入力交流電圧Vac、出力直流電圧Vdc、及び出力直流電流Idcの波形を示す。出力直流電圧Vdcは、入力交流電圧Vacが全波整流されただけであり、ほとんど平滑化されていないので、リップルが大きい。
図6は、実施の形態1に係る単方向電源部70における入力交流電圧Vac、出力直流電圧Vdc、及び出力直流電流Idcの波形を示す。出力直流電圧Vdcは、平滑回路により平滑化されており、図5と比較してリップル率が非常に小さくなっている。
図7は、実施の形態1に係る駆動用電源回路の別の構成を示す。本図に示した駆動用電源回路は、倍電圧整流回路であり、ダイオードブリッジ81と、コンデンサ85及び86と、リアクタ82と、平滑コンデンサ89とを含む。ダイオードブリッジ81は、順方向に直列に接続した整流用ダイオード83及び84と順方向に直列に接続した整流用ダイオード87及び88とを並列に接続したものである。ダイオードブリッジ81の両端と、直列に接続したコンデンサ85及び86の両端とを接続し、整流用ダイオードの接続点とコンデンサの接続点に、商用電源からリアクタ82を介して交流電圧を入力して、全波倍電圧整流を行う。直列接続するコンデンサ85及び86の両端から出力される直流出力は、平滑コンデンサ89により平滑化され、インバータ回路60へ入力される。
この場合も、コンデンサ85及び86の静電容量、リアクタ82のインダクタンス、平滑コンデンサ89の静電容量は、商用電源からの交流入力の周波数に対して、上述した平滑化能力を得るために必要な値とされる。
実施の形態1の駆動用電源回路によれば、LCフィルタを用いた簡易な構成の平滑回路により、商用電源からの交流入力を十分に平滑化してからインバータ回路60に入力することができるので、洗濯乾燥機50の製造コストやサイズを抑えつつ、スパークの発生を抑えることができる。
[実施の形態2]
実施の形態2では、単方向電源部としてスイッチング方式の電源回路を用いる例について説明する。実施の形態2に係る洗濯乾燥機50の全体構成は、図1に示した実施の形態1の洗濯乾燥機の全体構成と同様である。実施の形態2に係るマイクロ波加熱装置30の構成は、図2に示した実施の形態1に係るマイクロ波加熱装置30の構成と同様である。
図8は、実施の形態2に係る駆動用電源回路の単方向電源部70の構成を示す。図8に示した単方向電源部70は、ダイオードブリッジ71で構成される整流回路の直流出力側に、昇圧チョッパで構成される力率改善部90が接続される。駆動用電源回路は、更に、直流母線間に配置される平滑コンデンサ74と、力率改善部90の出力電圧を検出する直流電圧検出部75と、力率改善制御部91とを備える。力率改善制御部91は、直流電圧検出部75による検出結果に基づき、インバータ回路60が必要とする直流出力電圧となるように力率改善部90を制御する。
力率改善部90は、リアクタ73と、スイッチング素子93と、ダイオード92とを含む。リアクタ73は、一端が整流回路の出力に接続され、他端がダイオード92のアノードとスイッチング素子93に接続される。スイッチング素子93は、一端がリアクタ73とダイオード92のアノードの接続点に接続され、他端がグランドに接続される。ダイオード92は、アノードがリアクタ73及びスイッチング素子93に接続され、カソードが直流出力側に接続される。
力率改善制御部91がスイッチング素子93をオンにすると、リアクタ73に電圧が印加されてエネルギーが蓄積され、リアクタ電流は増加する。力率改善制御部91がスイッチング素子93をオフにすると、リアクタ73に蓄積されたエネルギーが出力側に伝達され、リアクタ電流は減少する。したがって、力率改善制御部91がスイッチング素子93のオンオフのデューティー比を制御することにより、リアクタ電流を任意に制御することができる。力率改善制御部91は、直流電圧検出部75による検出結果に基づいて、力率を改善しつつ直流出力電圧が任意の値となるように、スイッチング素子93のオンオフのデューティー比を制御する。
この場合も、実施の形態1と同様に、リアクタ73のインダクタンス及び平滑コンデンサ74の静電容量は、商用電源からの交流入力の周波数に対して、上述した平滑化能力を得るために必要な値とされる。
図9は、実施の形態2に係る単方向電源部70における入力交流電圧Vac、出力直流電圧Vdc、及び出力直流電流Idcの波形を示す。出力直流電圧Vdcは、平滑回路により平滑化されており、図5と比較してリップル率が非常に小さくなっている。
図10は、実施の形態2に係る駆動用電源回路の単方向電源部70の別の構成を示す。本図に示した単方向電源部70は、図8に示した単方向電源部70の昇圧チョッパ回路に代えて降圧チョッパ回路を備える。
降圧チョッパ回路は、スイッチング素子93と、リアクタ73と、ダイオード92とを含む。スイッチング素子93は、一端が整流回路の出力に接続され、他端がダイオード92のカソード及びリアクタ73に接続される。リアクタ73は、一端がスイッチング素子93及びダイオード92のカソードに接続され、他端が直流出力側に接続される。ダイオード92は、カソードがスイッチング素子93とリアクタ73の接続点に接続され、アノードがグランドに接続される。
力率改善制御部91がスイッチング素子93をオンにすると、リアクタ73に電圧が印加されてエネルギーが蓄積されるが、入力電圧が低い間はリアクタ電流は流れず、入力電圧が閾値を超えるとリアクタ電流が流れる。力率改善制御部91がスイッチング素子93をオフにすると、リアクタ73に蓄積されたエネルギーが出力側に伝達され、リアクタ電流は減少する。したがって、力率改善制御部91がスイッチング素子93のオンオフのデューティー比を制御することにより、昇圧チョッパほどではないが十分に高い力率を得ることができる。
この場合も、実施の形態1と同様に、リアクタ73のインダクタンス及び平滑コンデンサ74の静電容量は、商用電源からの交流入力の周波数に対して、上述した平滑化能力を得るために必要な値とされる。
図11は、実施の形態2に係る駆動用電源回路の単方向電源部70の更に別の構成を示す。本図に示した単方向電源部70は、部分スイッチ方式(Simple partial switching method:SPSM)の電源回路であり、ダイオードブリッジ71で構成される整流回路の前段に交流スイッチ94が接続される。この電源回路においても、力率改善制御部91が交流スイッチ94のオンオフのデューティー比を制御することにより、高い力率を得ることができる。
この場合も、実施の形態1と同様に、リアクタ73のインダクタンス及び平滑コンデンサ74の静電容量は、商用電源からの交流入力の周波数に対して、上述した平滑化能力を得るために必要な値とされる。
実施の形態2の駆動用電源回路によれば、商用電源からの交流入力を十分に平滑化してからインバータ回路60に入力することができるので、洗濯乾燥機50の製造コストやサイズを抑えつつ、スパークの発生を抑えることができる。また、高調波が発生するおそれのある電源回路に対して力率改善を行うことができるので、高調波を抑えることができる。
駆動用電源回路の単方向電源部として、商用電源からの交流入力を平滑化することが可能な任意の回路が適用されてもよい。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
なお、本発明の適用範囲は、上記実施の形態において説明されたドラム式の衣類乾燥機(洗濯乾燥機)に限定されるものではない。例えば、ドラム式以外の吊り干し乾燥方式やパルセータ方式の縦型洗濯乾燥機等に適用されてもよい。
1 回転槽(槽)、2 筐体、3 水槽、4 ダンパ、5 扉体、6 駆動モータ、7 循環風路、8 吹出口、9 排出口、10 排水弁、11 排水管、12 給水弁、13 給水管、14 吸気風路、15 排気風路、16 送風ファン、17 ヒータ、18 流入温度検知部、20 制御装置、30 マイクロ波加熱装置、31 マイクロ波照射部(照射部)、32 マイクロ波照射口、33 反射部、34 導波管、36 マイクロ波検知部、40 マイクロ波制御装置、50 洗濯乾燥機、51 陽極、52 フィラメント、53 制御部、60 インバータ回路、61 第1のインバータ回路、62 第2のインバータ回路、70 単方向電源部(整流回路)、71 ダイオードブリッジ、72 平滑回路、73 リアクタ、74 平滑コンデンサ、75 直流電圧検出部、81 ダイオードブリッジ、82 リアクタ、89 平滑コンデンサ、90 力率改善部、91 力率改善制御部。

Claims (6)

  1. 乾燥対象物を収容する槽と、
    前記槽に収容された前記乾燥対象物に含有される水分を加熱して前記乾燥対象物を乾燥するために前記槽内に電磁波を照射する照射部と、
    交流電源からの交流入力を直流出力に整流する整流回路と、
    前記整流回路からの直流入力を交流出力に変換して前記照射部に供給するインバータ回路と、
    前記インバータ回路を制御する制御部と、
    を備え、
    前記整流回路は、前記交流電源からの交流入力の周波数に対して平滑化能力を有し、
    前記照射部は、マグネトロンで構成され、陽極と、陰極となるフィラメントと、を有し、
    前記インバータ回路は、前記整流回路からの直流入力を交流出力に変換して前記陽極に供給する第1のインバータ回路と、前記整流回路からの直流入力を交流出力に変換して前記フィラメントに供給する第2のインバータ回路と、を含み、
    前記制御部は、前記第1のインバータ回路と前記第2のインバータ回路とを個別に制御し、
    前記照射部からの電磁波の強度を検知する検知部を備え、
    前記制御部は、前記検知部により検知された電磁波の強度に応じて前記第2のインバータ回路を制御する
    ことを特徴とする乾燥機。
  2. 前記整流回路は、
    ダイオードブリッジと、
    前記ダイオードブリッジの交流入力側又は直流出力側に接続されるリアクタと、
    直流母線間に配置される平滑コンデンサと、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の乾燥機。
  3. 前記整流回路は、
    ダイオードブリッジと、
    前記ダイオードブリッジの直流出力側に接続される力率改善部と、
    直流母線間に配置される平滑コンデンサと、
    前記力率改善部の出力電圧を検出する直流電圧検出部と、
    前記直流電圧検出部による検出結果に基づき任意の直流出力電圧となるように前記力率改善部を制御する力率改善制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の乾燥機。
  4. 前記力率改善部は、昇圧チョッパを用いたことを特徴とする請求項3に記載の乾燥機。
  5. 前記制御部は、前記第2のインバータ回路を制御し、前記フィラメントに印加する交流電圧及びタイミングの少なくとも1つを制御する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の乾燥機。
  6. 前記制御部は、前記マグネトロンが正常発振した後に、前記フィラメントに供給する交流出力を停止する
    ことを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の乾燥機。
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