JP2001076857A - 組込み式誘導加熱調理器 - Google Patents

組込み式誘導加熱調理器

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JP2001076857A
JP2001076857A JP25240299A JP25240299A JP2001076857A JP 2001076857 A JP2001076857 A JP 2001076857A JP 25240299 A JP25240299 A JP 25240299A JP 25240299 A JP25240299 A JP 25240299A JP 2001076857 A JP2001076857 A JP 2001076857A
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Tamotsu Izumitani
保 泉谷
Hirofumi Nakakura
弘文 仲倉
Koichi Hosoi
弘一 細井
Katsuyuki Aihara
勝行 相原
Kazuya Oguri
一也 小栗
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体上面後方吸気のため、調理中の油煙吸い
込みによる部品劣化の可能性があるとともに、本体前面
排気のため、使用者に排気風が当たり不快感を与える可
能性がある。 【解決手段】 加熱部とロ−スタ−部が一筐体内に内設
された構成において、冷却のための吸気孔29を本体前
面に、排気孔30をセラミックプレ−ト26後方に設
け、ファンモ−タ−25より外気を吸引し、略閉空間で
ある冷却ケ−ス31内の回路基板24を冷却する構成と
する組み込み式誘導加熱調理器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般家庭で使用する
組込み式誘導加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の組込み式誘導式加熱調理
器は図7〜図9に示すような構造になっていた。図7は
内部構成を示す断面図、図8は内部構成を示す部分分解
斜視図、図9は組込み式誘導式加熱調理器を流し台に組
み込んだ斜視図である。
【0003】すなわち、1は流し台2の上面開口部に落
とし込まれる組込式誘導加熱調理器本体で、内部には、
加熱コイル3、発振用トランジスタや多くの電子部品を
備えた回路基板4、それらを冷却するファンモーター5
等を有し、上面をセラミックプレート6で覆っている。
7は魚等を焼くロースター部で内部に加熱ヒーター8を
有している。9は操作部で、ロースター部7に併設され
ている。
【0004】冷却のための吸気孔10はセラミックプレ
ート6の後方に設けられており、ファンモーター5によ
り外気を吸引し、回路基板4を冷却すると同時に、回路
基板4へのロースター部7からの熱気の上昇を抑えるた
めに、ロースターケース上面11に送風した後、本体前
面凹部12に設けた排気孔13や、本体下面に設けた開
口部14および各部品結合箇所の隙間より排熱する。吸
排気風の流れを矢印Aで示す。
【0005】他の従来例を図10に示す。図10は、特
開平3−122990号公報に示されている組み込み式
加熱調理器の断面図である。
【0006】図において、21は上部ユニットで加熱コ
イル22等を有し、23は下部ユニットで内部に冷却フ
ァン24、回路基板25等を有している。上下ユニット
21、23は流し台26に組み込む際に接続される構成
で、冷却ファン24から送風された冷却風は回路基板2
5を冷却した後、下部ユニット23に設けられた下排気
筒27を通り、さらに上部ユニット21に設けられた上
排気筒28を介して外気中に放出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような図7
〜図9に示す構成においては、本体上面の後方から吸気
を行っているため、調理中の油煙等を容易に吸い込んで
しまい、回路基板4や冷却ファンモーター5自身にも油
脂分が付着してしまい、寿命の短縮や部品の劣化を招く
恐れがあった。
【0008】また、吸い込み側が上方を向いているた
め、大気中のほこり等も入りやすく、電子部品を冷却す
るためのヒートシンクに詰まってしまい、冷却効率を低
下させたりする可能性もあった。
【0009】また、本体前面より排気を行っているた
め、使用者に排気風が直接当たってしまい、非常に不快
な思いをさせる危険性があった。
【0010】また、吸気孔はロースター部7の排煙孔1
5と隣接しているため、台所の対流により吸気孔上方に
流れた魚の排煙を吸い込み、本体前方の排気孔13より
台所中に分散させてしまうという課題もあった。
【0011】さらに、ロースター部7に冷却風を送風し
ているため、本体内に熱気が分散して操作部9等他部品
へ悪影響を与えるとともに、本体から流し台2内部へ排
熱するため流し台2内の温度をも上昇させ、流し台2内
に収納されている調味料16等の腐敗を促進してしまう
という課題があった。
【0012】図10の従来例では、本体が上下ユニット
に分離しているため、流し台26の上面開口穴29位置
が変化したときに(開口穴位置は、流し台として規定さ
れていない)上下排気筒28、27を係合させるために
係合部隙間30を大きく取る必要があり、結果的に排気
経路が小さくなり、冷却効率が低下してしまううえに、
係合部には隙間ができるため、冷却後の暖まった排気が
流し台26内に流入し、流し台26の下方に収納されて
いる調味料等を暖めてしまい、前記従来例と同様に腐敗
を促進してしまうという課題があった。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、加熱部とロースター部とを内蔵した本体
と、前記本体は、流し台の上面開口部より落とし込んで
設置され、吸気孔を本体前面に、排気孔を本体の上面を
形成する加熱面の後方に設け、吸気孔と排気孔は略閉空
間で接続され、略閉空間内に冷却手段および被冷却部品
を配置したものである。
【0014】これにより、調理中の油煙等を吸気孔より
吸い込んでしまうことも無いため、回路基板や冷却ファ
ンモーター等の内部構成部品に油脂分の付着することも
なく、寿命の短縮や部品劣化が防止され、品質の著しい
向上が図れるものである。
【0015】また、吸気孔は本体前面に略垂直に開口し
ているため、大気中のほこり等も入りにくく、ほこりの
侵入による冷却効率の低下を防止することができるもの
である。
【0016】また、本体上面の後方より排気を行ってい
るため、使用者に直接冷却風が当たるということもな
く、使用者にとってやさしい調理器を提供することがで
きるものである。
【0017】また、ロースター部の排煙孔と隣接してい
るのは排気孔であり、魚の排煙を吸い込む危険性もな
く、台所の対流いかんにかかわらず台所内に分散される
ことはなく環境性にも優れた調理器を提供することがで
きるものである。
【0018】さらに、被冷却部品である回路基板は、ロ
ースター部の上方に配置されていないため、ロースター
部上面に送風して保護する必要はなく、本体内の他部品
への悪影響を防止することができるとともに、本体から
流し台内部への排熱も必要がないため、流し台内部に収
納されている調味料等の温度上昇を防止でき、腐敗させ
ることもない。
【0019】その上、吸・排気経路は略閉空間で構成し
ているため、冷却効率を著しく高めることができ、ファ
ンモーターのトルクダウン(回転数ダウン)に伴う低コ
スト化・低騒音化を実現することができるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、加熱部とロースター部とを内蔵した本体と、前記本
体は、流し台の上面開口部より落とし込んで設置され、
吸気孔を本体前面に、排気孔を本体の上面を形成する加
熱面の後方に設け、吸気孔と排気孔は略閉空間で接続さ
れ、略閉空間内に冷却手段および被冷却部品を配置した
ものであり、これにより、調理中の油煙等を吸気孔より
吸い込んでしまうことも無いため、回路基板や冷却ファ
ンモーター等の内部構成部品に油脂分の付着することも
なく、寿命の短縮や部品劣化が防止され、品質の著しい
向上が図れるものである。また、吸気孔は本体前面に略
垂直に開口しているため、大気中のほこり等も入りにく
く、ほこり侵入による冷却効率の低下を防止することが
できるものである。また、本体上面の後方より排気を行
っているため、使用者に直接冷却風が当たるということ
もなく、使用者にとってやさしい調理器を提供すること
ができるものである。
【0021】また、ロースター部の排煙孔と隣接してい
るのは排気孔であり、魚の排煙を吸い込む危険性もな
く、台所の対流いかんにかかわらず台所内に分散される
ことはなく環境性にも優れた調理器を提供することがで
きるものである。さらに、被冷却部品である回路基板
は、ロースター部の上方に配置されていないため、ロー
スター部上面に送風して保護する必要はなく、本体内の
他部品への悪影響を防止することができるとともに、本
体から流し台内部への排熱も必要がないため、流し台内
部に収納されている調味料等の温度上昇を防止でき、腐
敗させることもない。その上、吸・排気経路は略閉空間
で構成しているため、冷却効率を著しく高めることがで
き、ファンモーターのトルクダウン(回転数ダウン)に
伴う低コスト化・低騒音化を実現することができるもの
である。
【0022】請求項2に記載の発明は、吸気孔を本体前
面の上方凹部に設けたものであり、これにより、流し台
の下方(本体の下方)にオーブンレンジ等の加熱機器が
設置された場合においても、その機器から発生する熱気
を吸い込む割合を極力減少させ、冷却のため吸気する外
気の温度上昇を抑制することにより、冷却効率の低下を
防止し、品質の著しい向上を図れるものである。
【0023】また、吸気孔が奥まっているため、大気中
のほこりも吸い込みにくいという効果も有するものであ
る。
【0024】請求項3に記載の発明は、吸気孔は、本体
中央より左右どちらか一方に偏らせて設け、設けられた
側の側方より吸気できるように傾斜させた風向板を複数
個設けたものであり、これにより、流し台の下方(本体
の下方)にオーブンレンジ等の加熱機器が設置された場
合においても、その機器から発生する熱気を吸い込む割
合をさらに極力減少させ、冷却のため吸気する外気の温
度上昇をより抑制することにより、冷却効率の低下を防
止し、品質の著しい向上を図れるものである。
【0025】請求項4に記載の発明は、排気孔と被冷却
部品をつなぐ空間に、被冷却部品後方に略閉空間構成部
材の下面より上方へ下仕切り板を設け、かつ略閉空間構
成部材の上面より下方へ上仕切り板を設け、下仕切り板
は上仕切り板より被冷却部品側に位置し、下仕切り板の
上端は上仕切り板の下端より同位置もしくは上にあるよ
う構成したものであり、これにより、使用者が誤って排
気孔から水等をこぼしてしまっても、排気経路はUの字
状であるため、直接回路基板等に付着することもなく、
絶縁不良等の可能性を極力減少させることができ、品質
の著しい向上を図れるものである。
【0026】請求項5に記載の発明は、略閉空間構成部
材の下方に、排気孔と被冷却部品をつなぐ空間と接続さ
れた通路部を設け、本体前方部より外気中に連通したも
のであり、これにより、使用者が誤って排気孔から大量
の水等をこぼしてしまっても、水は通路部を通って外気
中に排出されるため、絶縁不良等の可能性をさらに減少
させることができ、さらなる品質の著しい向上を図れる
ものである。
【0027】
【実施例】(実施例1)以下本発明の一実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。図1〜図2におい
て、21は流し台22の上面開口部に落とし込まれる組
込式誘導加熱調理器本体で、内部には、加熱コイル2
3、発振用トランジスタや多くの電子部品を備えた回路
基板24、それらを冷却するファンモーター25等を有
し、上面をセラミックプレート26で覆っている。27
は魚等を焼くロースター部で内部に加熱ヒーターを有し
ている。28は操作部で、ロースター部27に併設され
ている。
【0028】冷却のための吸気孔29は、操作部28と
同一面に設けられており、ファンモーター25により外
気を吸引し、回路基板24等を冷却した後、セラミック
プレート26後方に設けられた排気孔30より排熱す
る。回路基板24や、ファンモーター25はダクト形状
を有した冷却ケース31内に収められており、吸気孔2
9と排気孔30は冷却ケース31の先端部と後端部を形
成するものである。
【0029】次に、この一実施例の構成における作用を
説明する。使用者が、油料理等を調理中に加熱により発
生した油煙は、本体上面部に吸気孔がないため、本体内
に吸入されることもなく、換気扇等より排気されるの
で、本体内部品の寿命の短縮や劣化が防止され、また吸
気孔29は本体前面に垂直に開口しているため、大気中
のほこりも入りにくく、ほこりが侵入して堆積したとき
に生じる冷却効率の低下を防止することができ、また排
気は本体上面後方より行っているため、使用者に直接冷
却風が当たるということもなく、使用者にとって快適な
調理器となる。
【0030】また回路基板24は、ロースター部27の
上方に配置されず、側方に位置する冷却ケース31内に
具備されており、ロースター部上面に送風して保護する
必要はなく、本体内の他部品への悪影響を防止すること
ができるとともに、本体から流し台22内部への排熱も
必要がないため、流し台22内部に収納されている調味
料32等の温度上昇を防止でき、腐敗させることもな
い。
【0031】その上、吸・排気経路(冷却ケース31)
は略閉空間で構成しているため、冷却効率を著しく高め
ることができ、ファンモーター25のトルクダウン(回
転数ダウン)に伴う低コスト化・低騒音化を実現するこ
とができるものである。吸排気風の流れを矢印Bに示
す。
【0032】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図3の実施例で
は、吸気孔41を本体前面の凹部42(流し台に組み込
む際に本体を引っかけるために構造上必要な構成部)に
設けたものである。
【0033】次に、この一実施例の構成における作用を
説明する。流し台の下方(本体の下方)にオーブンレン
ジ43等の加熱機器が設置された場合その機器から発生
する熱気は、前面に沿って上昇するが、吸気孔41が奥
まっているために直接吸い込むことはなく、このため冷
却のため吸気する外気の温度上昇を抑制することが可能
となり、冷却効率の低下を防止し、品質の著しい向上を
図れるものである。
【0034】また、吸気孔41が奥まっているため、大
気中のほこりも吸い込みにくいという効果も有するもの
である。もちろん、吸気孔41は、凹部42の下面44
に設けても同様の効果を奏でることができる。吸排気風
の流れを矢印Cに示す。
【0035】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図4の実施例で
は、本体の右側に設けられた吸気孔51に本体外方に向
けて任意の角度をつけた風向板52を複数個設けたもの
である。
【0036】次に、この一実施例の構成における作用を
説明する。流し台の下方(本体の下方)にオーブンレン
ジ53等の加熱機器が設置された場合その機器から発生
する熱気は、前面に沿って上昇するが、風向板52によ
り吸気方向を側方にもっていくことにより、これを直接
吸い込むことはなく、このため冷却のため吸気する外気
の温度上昇をさらに抑制することが可能となり、冷却効
率の低下を防止し、さらなる品質の著しい向上を図れる
ものである。吸排気風の流れを矢印Dに示す。
【0037】(実施例4)以下本発明の第4の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図5の実施例で
は、冷却ケース61の上面および下面からそれぞれ上仕
切り板62、下仕切り板63を略垂直に設けることによ
り、回路基板64と排気孔65をつなぐ空間はUの字状
を形成したものである。
【0038】次に、この一実施例の構成における作用を
説明する。使用者が調理中に誤って排気孔より水等をこ
ぼしても、排気経路はUの字状を形成しており、上仕切
り板62および下仕切り板63によりブロックされ、回
路基板等の充電部に付着する可能性はきわめて低く、絶
縁不良等の可能性を極力減少させることができ、品質の
著しい向上を図れるものである。吸排気風の流れを矢印
Eに示す。
【0039】(実施例5)以下本発明の第5の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図6の実施例で
は、冷却ケース71の下方に、Uの字状に形成された排
気経路部72と接続された通路部73を設け、操作部7
4の下方に排水口75を配置したものである。
【0040】次に、この一実施例の構成における作用を
説明する。使用者が調理中に誤って排気孔76より水等
をこぼしても、排気経路部72はUの字状を形成してお
り、上仕切り板77および下仕切り板78によりブロッ
クされるが、限界容積を越えても通路部73を通り、排
水口75より排水することにより、回路基板79等の充
電部に付着する可能性をより低くし、絶縁不良等の可能
性をさらに減少させることができ、品質の著しい向上を
図れるものである。吸排気風の流れを矢印F、水の流れ
を矢印Gに示す。
【0041】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、調理中の油煙等を吸気孔より
吸い込んでしまうことが無いため、回路基板や冷却ファ
ンモーター等の内部構成部品に油脂分の付着することも
なく、寿命の短縮や部品劣化が防止され、品質の著しい
向上が図れるものである。また、吸気孔は本体前面に略
垂直に開口しているため、大気中のほこり等も入りにく
く、ほこり侵入による冷却効率の低下を防止することが
できるものである。また、本体上面の後方より排気を行
っているため、使用者に直接冷却風が当たるということ
もなく、使用者にとってやさしい調理器を提供すること
ができるものである。
【0042】また、ロースター部の排煙孔と隣接してい
るのは排気孔であり、魚の排煙を吸い込む危険性もな
く、台所の対流いかんにかかわらず台所内に分散される
ことはなく環境性にも優れた調理器を提供することがで
きるものである。さらに、被冷却部品である回路基板
は、ロースター部の上方に配置されていないため、ロー
スター部上面に送風して保護する必要はなく、本体内の
他部品への悪影響を防止することができるとともに、本
体から流し台内部への排熱も必要がないため、流し台内
部に収納されている調味料等の温度上昇を防止でき、腐
敗させることもない。その上、吸・排気経路は略閉空間
で構成しているため、冷却効率を著しく高めることがで
き、ファンモーターのトルクダウン(回転数ダウン)に
伴う低コスト化・低騒音化を実現することができるもの
である。
【0043】請求項2に記載の発明によれば、流し台の
下方(本体の下方)にオーブンレンジ等の加熱機器が設
置された場合においても、その機器から発生する熱気を
吸い込む割合を極力減少させ、冷却のため吸気する外気
の温度上昇を抑制することにより、冷却効率の低下を防
止し、品質の著しい向上を図れるとともに、吸気孔が奥
まっているため、大気中のほこりも吸い込みにくいとい
う効果も有するものである。
【0044】請求項3に記載の発明によれば、流し台の
下方(本体の下方)にオーブンレンジ等の加熱機器が設
置された場合においても、その機器から発生する熱気を
吸い込む割合をさらに極力減少させ、冷却のため吸気す
る外気の温度上昇をより抑制することにより、冷却効率
の低下を防止し、品質の著しい向上を図れるものであ
る。
【0045】請求項4に記載の発明によれば、使用者が
誤って排気孔から水等をこぼしてしまっても、排気経路
はUの字状であるため、直接回路基板等に付着すること
もなく、絶縁不良等の可能性を極力減少させることがで
き、品質の著しい向上を図れるものである。
【0046】請求項5に記載の発明によれば、使用者が
誤って排気孔から大量の水等をこぼしてしまっても、水
は通路部を通って外気中に排出されるため、絶縁不良等
の可能性をさらに減少させることができ、さらなる品質
の著しい向上を図れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における組み込み式誘導
加熱調理器の横断面図
【図2】同、組み込み式誘導加熱調理器の要部分解斜視
【図3】本発明の第2の実施例における組み込み式誘導
加熱調理器の横断面図
【図4】本発明の第3の実施例における組み込み式誘導
加熱調理器の要部斜視図
【図5】本発明の第4の実施例における組み込み式誘導
加熱調理器の横断面図
【図6】本発明の第5の実施例における組み込み式誘導
加熱調理器の横断面図
【図7】従来例における組み込み式誘導加熱調理器の要
部横断面図
【図8】従来例における組み込み式誘導加熱調理器の要
部分解斜視図
【図9】従来例における組み込み式誘導加熱調理器の全
体斜視図
【図10】第2の従来例における組み込み式誘導加熱調
理器の横断面図
【符号の説明】
24、64、79 回路基板 25 ファンモーター 29、41、51 吸気孔 30、65、76 排気孔 31、61、71 冷却ケース 42 本体前面上方凹部 52 風向板 62、77 上仕切り板 63、78 下仕切り板 72 Uの字状排気経路部 73 通路部 75 排水口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細井 弘一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 相原 勝行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小栗 一也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K051 AB09 CD42 CD43

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱部とロースター部とを内蔵した本体
    と、前記本体は、流し台の上面開口部より落とし込んで
    設置され、吸気孔を本体前面に、排気孔を本体の上面を
    形成する加熱面の後方に設け、吸気孔と排気孔は略閉空
    間で接続され、略閉空間内に冷却手段および被冷却部品
    を配置したことを特徴とする組込み式誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】 吸気孔は、本体前面の上方凹部に設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の組込み式誘導加熱調理
    器。
  3. 【請求項3】 吸気孔は、本体中央より左右どちらか一
    方に偏らせて設け、設けられた側の側方より吸気できる
    ように傾斜させた風向板を複数個設けたことを特徴とす
    る請求項1または2記載の組込み式誘導加熱調理器。
  4. 【請求項4】 排気孔と被冷却部品をつなぐ空間に、被
    冷却部品後方に略閉空間構成部材の下面より上方へ下仕
    切り板を設け、かつ略閉空間構成部材の上面より下方へ
    上仕切り板を設け、下仕切り板は上仕切り板より被冷却
    部品側に位置し、下仕切り板の上端は上仕切り板の下端
    より同位置もしくは上にあるよう構成したことを特徴と
    する請求項1記載の組込み式誘導加熱調理器。
  5. 【請求項5】 略閉空間構成部材の下方に、排気孔と被
    冷却部品をつなぐ空間と接続された通路部を設け、本体
    前方部より外気中に連通したことを特徴とする請求項1
    または4記載の組込み式誘導加熱調理器。
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