JP2001076042A - 知的財産評価装置、知的財産評価方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

知的財産評価装置、知的財産評価方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2001076042A
JP2001076042A JP25040799A JP25040799A JP2001076042A JP 2001076042 A JP2001076042 A JP 2001076042A JP 25040799 A JP25040799 A JP 25040799A JP 25040799 A JP25040799 A JP 25040799A JP 2001076042 A JP2001076042 A JP 2001076042A
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JP
Japan
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intellectual property
profit
input
data
value
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JP25040799A
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English (en)
Inventor
Kuniharu Yasue
邦治 安江
Eisuke Tomita
英介 冨田
Shizuo Saito
静雄 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 知的財産および課税資産の評価方法など、関
係する複数の分野の高度な専門知識を必要としない、一
般の実務者でも容易にかつ短時間・低コストで知的財産
の評価をすること。 【解決手段】 実施利益に関するデータを入力する実施
利益入力部401と、各年目ごとの複利現価率に関する
データを入力する複利現価率入力部402と、実施利益
に関するデータと各年目ごとの複利現価率に関するデー
タとを乗算して、各年目ごとの補償金年額の複利現価を
算出する複利現価算出部403と、算出された各年目ご
との補償金年額の複利現価を各年目ごと合算することに
より知的財産価額を算出する知的財産価額算出部404
と、算出された知的財産 価額を出力する出力部406
と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、出願中あるいは
登録後の発明等に関する知的財産の財産的価値を評価す
る知的財産評価装置、知的財産評価方法およびその方法
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、知的財産の評価方法としては、複
利現価をもちいる、いわゆる国税庁方式(たとえば、
「実施料率 第4版」発明協会研究所編、発明協会発行等
を参照)が存在する。
【0003】この国税庁方式は以下のようにおこなわれ
る。 知的財産の価額は、将来の補償金の額の年8分の利率
による複利現価の合計額によって評価する。
【0004】複利現価の合計額は、つぎの算式によっ
て計算する。 1)第1年目の補償金年額×1年後の年8分の利率によ
る複利現価率=A 第2年目の補償金年額×2年後の年8分の利率による複
利現価率=B ・ ・ ・ 第N年目の補償金年額×N年後の年8分の利率による複
利現価率=N 2)A+B+……………+N=知的財産の価額
【0005】将来の補償金の額が確定していないもの
については、過去に取得した補償金の額のうち、その知
的財産権にかかる経常的な収入と認められる部分の金額
を基とし、その知的財産の需要および持続性を参酌して
推算した金額を将来の補償金の額とする。
【0006】将来の補償金の期間は、知的財産権の存
続期間が終了する年までである。なお、複利現価率は、
将来の価値を現在の価値に複利で換算するための係数で
あり、以下の式で計算される。 1/(1+i)n ここで、iは利子率、nは第何年目のおわりという場合
の年数である。この式の計算結果は、複利現価表として
公表されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の国税庁方式は、既に実施権が設定されている知的財
産についての計算方法であり、したがって、将来の補償
金の額があらかじめ確定しているもの、および過去の補
償金の額から将来の補償金が推算できるものに限定され
ている。
【0008】一方、実務で要求されるのは、実施権の設
定がされていない特許など、将来の活用が見込まれる知
的財産の資産としての評価をおこなうための評価方法で
ある。したがって、従来の国税庁方式では、このよう
な、実施権を設定していない知的財産の将来の補償金を
算出し、資産価値を求めるニーズに対しては十分対応す
ることができないという問題点があった。
【0009】また、上記従来の国税庁方式は、知的財産
の価値をその実施可能性に関係なく、一律に評価してい
た。一方、知的財産の中には、現実に実施した場合の効
果が大きく、実施の可能性が高く有効なものと、アイデ
アのみで現実の実施効果がないため実施の可能性が低い
もの、あるいはその中間に位置するものなど混在してい
ることは広く認識されており、実務上の常識となってい
る。したがって、従来の国税庁方式では、このような知
的財産の実施可能性を考慮した評価を必要とする実務側
からの要求に対しては十分対応することができないとい
う問題点があった。
【0010】さらに、上記従来の国税庁方式は、知的財
産の価値の計算が複雑であった。このため、多数の知的
財産に対して、その全体の価値を得たい場合、最終的な
結果を出すためには、多くの時間と労力が必要であり、
このための大きなコストがかかり、実用的ではなかっ
た。また、手計算のため、計算ミスがさけられず、ま
た、修正が必要となった場合には、修正時に作成時とほ
ぼ同様な時間、労力がかかり、実務での採用が容易では
ないという問題点があった。
【0011】さらにまた、このような知的財産権の評価
をおこなう場合、知的財産、および課税資産の評価方法
など、関係する複数の分野の高度な専門知識を必要とし
ているため、現実には、一握りの専門家にのみ利用さ
れ、一般の実務者に広く利用されることが困難であると
いう問題点があった。
【0012】この発明は、上述した従来例による問題を
解決するため、知的財産および課税資産の評価方法な
ど、関係する複数の分野の高度な専門知識を必要としな
い、一般の実務者でも容易にかつ短時間・低コストで利
用可能な知的財産評価装置、知的財産評価方法およびそ
の方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1に記載の発明にかかる知
的財産評価装置は、出願中あるいは登録後の発明等に関
する知的財産の財産的価値を評価する知的財産評価装置
において、実施利益に関するデータを入力する実施利益
入力手段と、各年目ごとの複利現価率に関するデータを
入力する複利現価率入力手段と、前記実施利益入力手段
により入力された実施利益に関するデータと前記複利現
価率入力手段により入力された各年目ごとの複利現価率
に関するデータとを乗算して、各年目ごとの補償金年額
の複利現価を算出する複利現価算出手段と、前記複利現
価算出手段により算出された各年目ごとの補償金年額の
複利現価を各年目ごと合算することにより知的財産価額
を算出する知的財産価額算出手段と、前記知的財産価額
算出手段により算出された知的財産価額を出力する出力
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0014】この請求項1に記載の発明によれば、実施
利益に関するデータを入力することにより、実施権が設
定されていない場合でも知的財産の資産価値の評価をす
ることができ、また、実施の可能性を考慮した評価を基
に知的財産の資産価値の評価をすることができる。
【0015】また、請求項2に記載の発明にかかる知的
財産評価装置は、出願中あるいは登録後の発明等に関す
る知的財産の財産的価値を評価する知的財産評価装置に
おいて、売上高に関するデータを入力する売上高入力手
段と、利益率に関するデータを入力する利益率入力手段
と、知的財産全体の対利益寄与度に関するデータを入力
する対利益寄与度入力手段と、知的財産貢献度に関する
データを入力する知的財産貢献度入力手段と、前記売上
高入力手段により入力された売上高に関するデータと、
前記利益率入力手段により入力された利益率に関するデ
ータと、前記対利益率寄与度入力手段により入力された
知的財産全体の対利益寄与度に関するデータと、前記知
的財産貢献度入力手段により入力された知的財産貢献度
に関するデータとを乗算し、実施利益を算出する実施利
益算出手段と、各年目ごとの複利現価率に関するデータ
を入力する複利現価率入力手段と、前記実施利益算出手
段により算出された実施利益に関するデータと前記複利
現価率入力手段により入力された各年目ごとの複利現価
率に関するデータとを乗算して、各年目ごとの補償金年
額の複利現価を算出する複利現価算出手段と、前記複利
現価算出手段により算出された各年目ごとの補償金年額
の複利現価を各年目ごと合算することにより知的財産価
額を算出する知的財産価額算出手段と、前記知的財産価
額算出手段により算出された知的財産価額を出力する出
力手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】この請求項2に記載の発明によれば、売上
高に関するデータ、利益率に関するデータ、知的財産全
体の対利益寄与度に関するデータ、知的財産貢献度に関
するデータを入力することにより、実施利益に関するデ
ータを入力することなく、実施権が設定されていない場
合でも知的財産の資産価値の評価をすることができ、ま
た、実施の可能性を考慮した評価を基に知的財産の資産
価値の評価をすることができる。
【0017】また、請求項3に記載の発明にかかる知的
財産評価装置は、出願中あるいは登録後の発明等に関す
る知的財産の財産的価値を評価する知的財産評価装置に
おいて、知的財産の実施可能性に基づいて各知的財産に
対する重み付けに関するデータを入力する重み付けデー
タ入力手段と、前記重み付けデータ入力手段により入力
された重み付けに関するデータに基づいて、知的財産貢
献度を算出する知的財産貢献度算出手段と、売上高に関
するデータを入力する売上高入力手段と、利益率に関す
るデータを入力する利益率入力手段と、知的財産全体の
対利益寄与度に関するデータを入力する対利益寄与度入
力手段と、前記売上高入力手段により入力された売上高
に関するデータと、前記利益率入力手段により入力され
た利益率に関するデータと、前記対利益率寄与度入力手
段により入力された知的財産全体の対利益寄与度に関す
るデータと、前記知的財産貢献度算出手段により算出さ
れた知的財産貢献度に関するデータを乗算し、実施利益
を算出する実施利益算出手段と、各年目ごとの複利現価
率に関するデータを入力する複利現価率入力手段と、前
記実施利益算出手段により算出された実施利益に関する
データと前記複利現価率入力手段により入力された各年
目ごとの複利現価率に関するデータとを乗算して、各年
目ごとの補償金年額の複利現価を算出する複利現価算出
手段と、前記複利現価算出手段により算出された各年目
ごとの補償金年額の複利現価を各年目ごと合算すること
により知的財産価額を算出する知的財産価額算出手段
と、前記知的財産価額算出手段により算出された知的財
産価額を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0018】この請求項3に記載の発明によれば、各知
的財産に対する重み付けに関するデータを入力すること
により、知的財産貢献度に関するデータを入力すること
なく、実施権が設定されていない場合でも知的財産の資
産価値の評価をすることができ、また、実施の可能性を
考慮した評価を基に知的財産の資産価値の評価をするこ
とができる。
【0019】また、請求項4に記載の発明にかかる知的
財産評価装置は、請求項1,2または3に記載の発明に
おいて、算出された前記知的財産貢献度および/または
前記実施利益および/または前記知的財産価額に関する
データを記憶する記憶手段を備えたことを特徴とする。
【0020】この請求項4に記載の発明によれば、知的
財産貢献度、実施利益、知的財産価額に関するデータを
再利用することができる。
【0021】また、請求項5に記載の発明にかかる知的
財産評価方法は、出願中あるいは登録後の発明等に関す
る知的財産の財産的価値を評価する知的財産評価方法に
おいて、実施利益に関するデータを入力する実施利益入
力工程と、各年目ごとの複利現価率に関するデータを入
力する複利現価率入力工程と、前記実施利益入力工程に
より入力された実施利益に関するデータと前記複利現価
率入力工程により入力された各年目ごとの複利現価率に
関するデータとを乗算して、各年目ごとの補償金年額の
複利現価を算出する複利現価算出工程と、前記複利現価
算出工程により算出された各年目ごとの補償金年額の複
利現価を各年目ごと合算することにより知的財産価額を
算出する知的財産価額算出工程と、前記知的財産価額算
出工程により算出された知的財産価額を出力する出力工
程と、を含んだことを特徴とする。
【0022】この請求項5に記載の発明によれば、実施
利益に関するデータを入力することにより、実施権が設
定されていない場合でも知的財産の資産価値の評価をす
ることができ、また、実施の可能性を考慮した評価を基
に知的財産の資産価値の評価をすることができる。
【0023】また、請求項6に記載の発明にかかる知的
財産評価方法は、出願中あるいは登録後の発明等に関す
る知的財産の財産的価値を評価する知的財産評価方法に
おいて、売上高に関するデータを入力する売上高入力工
程と、利益率に関するデータを入力する利益率入力工程
と、知的財産全体の対利益寄与度に関するデータを入力
する対利益寄与度入力工程と、知的財産貢献度に関する
データを入力する知的財産貢献度入力工程と、前記売上
高入力工程により入力された売上高に関するデータと、
前記利益率入力工程により入力された利益率に関するデ
ータと、前記対利益率寄与度入力工程により入力された
知的財産全体の対利益寄与度に関するデータと、前記知
的財産貢献度入力工程により入力された知的財産貢献度
に関するデータとを乗算し、実施利益を算出する実施利
益算出工程と、各年目ごとの複利現価率に関するデータ
を入力する複利現価率入力工程と、前記実施利益算出工
程により算出された実施利益に関するデータと前記複利
現価率入力工程により入力された各年目ごとの複利現価
率に関するデータとを乗算して、各年目ごとの補償金年
額の複利現価を算出する複利現価算出工程と、前記複利
現価算出工程により算出された各年目ごとの補償金年額
の複利現価を各年目ごと合算することにより知的財産価
額を算出する知的財産価額算出工程と、前記知的財産価
額算出工程により算出された知的財産価額を出力する出
力工程と、を含んだことを特徴とする。
【0024】この請求項6に記載の発明によれば、売上
高に関するデータ、利益率に関するデータ、知的財産全
体の対利益寄与度に関するデータ、知的財産貢献度に関
するデータを入力することにより、実施利益に関するデ
ータを入力することなく、実施権が設定されていない場
合でも知的財産の資産価値の評価をすることができ、ま
た、実施の可能性を考慮した評価を基に知的財産の資産
価値の評価をすることができる。
【0025】また、請求項7に記載の発明にかかる知的
財産評価方法は、出願中あるいは登録後の発明等に関す
る知的財産の財産的価値を評価する知的財産評価方法に
おいて、知的財産の実施可能性に基づいて各知的財産に
対する重み付けに関するデータを入力する重み付けデー
タ入力工程と、前記重み付けデータ入力工程により入力
された重み付けに関するデータに基づいて、知的財産貢
献度を算出する知的財産貢献度算出工程と、売上高に関
するデータを入力する売上高入力工程と、利益率に関す
るデータを入力する利益率入力工程と、知的財産全体の
対利益寄与度に関するデータを入力する対利益寄与度入
力工程と、前記売上高入力工程により入力された売上高
に関するデータと、前記利益率入力工程により入力され
た利益率に関するデータと、前記対利益率寄与度入力工
程により入力された知的財産全体の対利益寄与度に関す
るデータと、前記知的財産貢献度算出工程により算出さ
れた知的財産貢献度に関するデータを乗算し、実施利益
を算出する実施利益算出工程と、各年目ごとの複利現価
率に関するデータを入力する複利現価率入力工程と、前
記実施利益算出工程により算出された実施利益に関する
データと前記複利現価率入力工程により入力された各年
目ごとの複利現価率に関するデータとを乗算して、各年
目ごとの補償金年額の複利現価を算出する複利現価算出
工程と、前記複利現価算出工程により算出された各年目
ごとの補償金年額の複利現価を各年目ごと合算すること
により知的財産価額を算出する知的財産価額算出工程
と、前記知的財産価額算出工程により算出された知的財
産価額を出力する出力工程と、を含んだことを特徴とす
る。
【0026】この請求項7に記載の発明によれば、各知
的財産に対する重み付けに関するデータを入力すること
により、知的財産貢献度に関するデータを入力すること
なく、実施権が設定されていない場合でも知的財産の資
産価値の評価をすることができ、また、実施の可能性を
考慮した評価を基に知的財産の資産価値の評価をするこ
とができる。
【0027】また、請求項8に記載の発明にかかる記憶
媒体は、請求項5,6または7に記載された方法をコン
ピュータに実行させるプログラムを記録したことで、そ
のプログラムを機械読み取り可能となり、これによっ
て、請求項5,6または7の動作をコンピュータによっ
て実現することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる知的財産評価装置、知的財産評価方法およ
びその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の好適な実
施の形態を詳細に説明する。
【0029】(知的財産評価装置のハードウエア構成)
まず、この発明の本実施の形態にかかる知的財産評価装
置のハードウエア構成について説明する。
【0030】図1はこの発明の本実施の形態にかかる知
的財産評価装置のハードウエア構成を示す説明図であ
る。図1において、101はシステム全体を制御するC
PUであり、102はブートプログラム等を記憶したR
OMであり、103はCPUのワークエリアとして使用
されるRAMである。
【0031】また、104はCPU101の制御にした
がってHD(ハードディスク)105に対するデータの
リード/ライトを制御するHDD(ハードディスクドラ
イブ)であり、105はHDD104の制御で書き込ま
れたデータを記憶するHDである。HDには、表計算ソ
フトウエア等のソフトウエアをインストールことにより
記憶させることができる。
【0032】また、106はCPU101の制御にした
がってFD(フロッピーディスク)107に対するデー
タのリード/ライトを制御するFDD(フロッピーディ
スクドライブ)であり、107はFDD106の制御で
書き込まれたデータを記憶する着脱自在の記録媒体の一
例としてのFDであり、108は文字、画像等を含むド
キュメントや機能情報等を表示するディスプレイであ
り、たとえばCRTや液晶ディスプレイ等を含むもので
ある。
【0033】また、109は通信回線110を介してネ
ットワークNETに接続され、そのネットワークNET
と内部のインターフェイスを司るインターフェイス(I
/F)であり、111は文字、数値、各種指示等の入力
のためのキーを備えたキーボードであり、112はカー
ソルの移動や範囲選択等をおこなうマウスを、113は
画像を光学的に読み取るためのスキャナであり、114
はドキュメント等を印刷するプリンタであり、115は
上記各部を接続するためのバスである。なお、スキャナ
133は、OCR機能を備えていてもよい。
【0034】図2は、この発明の本実施の形態にかかる
知的財産評価装置のハードウエア構成の他の形態を示す
説明図である。図2において、知的財産評価装置は、デ
ィスプレイ108と、キーボード111と、プリンタ1
14と、CPU101等からなる演算処理部201と、
HD105等からなる記録部202とを備える。
【0035】記録部202は、さらに、知的財産基礎デ
ータ記録部203と、知的財産1次評価データ記録部2
04と、営業データ記録部205と、係数データ記録部
206と、各知的財産貢献度記録部207と、実施利益
記録部208と、第N年目補償金年額の複利現価記録部
209と、知的財産価額記録部210と、その他の補足
情報記録部211と、制御プログラム記録部212と、
から構成される。
【0036】また、図3は、この発明の本実施の形態に
かかる知的財産評価装置のハードウエア構成の他の形態
を示す説明図である。図3において、知的財産評価装置
は、演算処理部201と、記録部202と、ディスプレ
イ108等によりその機能を実現する表示部301と、
プリンタ114等によりその機能を実現する出力部30
1と、キーボード111によりデータを直接入力する、
あるいは、FD107およびFDD106をもちいて着
脱可能な記録媒体によりデータを入力する、あるいは、
I/F109をもちいて通信によりデータを入力するデ
ータ入力部303とを備える。
【0037】データ入力部303には、知的財産基礎デ
ータ入力部304と、知的財産1次評価データ入力部3
05と、営業データ入力部306と、係数データ入力部
307と、から構成される。
【0038】ここで、知的財産基礎データとしては、た
とえば、番号(登録番号、整理番号など)、有効期
間(権利期間、償却期間、陳腐化までの期間など)、
事業部門(事業部、子会社、開発部など)、製品名
(製品名、商品名、開発コード、開発技術名、プロジェ
クト名など)が含まれる。
【0039】知的財産基礎データの構成要素としては、
以上の各項目を含み、データベースを形成する。キーワ
ード(事業部門、製品名など)を入力することで、それ
に対応する一連のデータの集合が呼び出され、知的財産
評価表に表示される構造とすることもできる。
【0040】また、知的財産1次評価データとしては、
たとえば、ABC評価(自社、他社、総合)等が含まれ
る。また、営業データとしては、たとえば、売上高
(過去3年分の平均値など)、利益率(営業利益率、
経常利益率、当期利益率など)等が含まれる。
【0041】また、係数データとしては、たとえば、
知的財産全体の利益寄与度、ABC重み付け係数等が
含まれる。また、その他の補足情報としては、会社名、
評価者、評価年月日などが含まれる。
【0042】また、各データは、後述する入力テーブル
で各項目(番号、有効期間、製品名、事業部門など)を
決まった入力枠にキーボード111などから入力する。
入力されたデータは、所定のデータ形式で記録される。
そして、全データを入力し、データベースを構成する。
【0043】また、データの呼び出しは、キーワード
(製品名、事業部門、会社名など)で呼び出す。製品名
で呼び出した場合は、その製品についての全データを呼
び出し、表形式で表示する。複数の製品を同時に呼び出
し、表形式で表示可能とする。
【0044】また、事業部門で呼び出した場合は、その
事業部門の全データを呼び出し、製品ごとに分けて表形
式で表示する。複数の事業部門を選択した場合は、その
事業部門ごとに分けて、表形式で表示する。
【0045】また、会社名を入力した場合は、その会社
の全データを呼び出し、全事業部門のデータを事業部門
ごとに分けて、表形式で表示する。
【0046】(知的財産権評価装置の機能ブロック図)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる知的財産評価装
置を機能的に説明する。図4〜図6は、この発明の実施
の形態にかかる知的財産評価装置の機能ブロック図であ
る。
【0047】図4において、知的財産評価装置は、実施
利益入力部401と、複利現価率入力部402と、複利
現価算出部403と、知的財産価額算出部は404と、
出力部405と、記憶部406と、から構成される。
【0048】実施利益入力部401は、実施利益に関す
るデータを入力する。また、複利現価率入力部402
は、各年目ごとの複利現価率に関するデータを入力す
る。また、複利現価算出部403は、実施利益入力部4
01により入力された実施利益に関するデータと複利現
価率入力部402により入力された各年目ごとの複利現
価率に関するデータとを乗算して、各年目ごとの補償金
年額の複利現価を算出する。
【0049】また、知的財産価額算出部404は、複利
現価算出部403により算出された各年目ごとの補償金
年額の複利現価を各年目ごと合算することにより知的財
産価額を算出する。また、出力部405は、知的財産価
額算出部404により算出された知的財産価額を出力す
る。また、記憶部406は、知的財産価額に関するデー
タを記憶する。
【0050】また、図5は他の形態にかかる知的財産評
価装置の機能ブロック図であり、図4の機能ブロック図
と同一の構成については同一の符号を付してその説明は
省略する。
【0051】図5において、知的財産評価装置は、売上
高入力部501と、利益率入力部502と、対利益寄与
度入力部503と、知的財産貢献度入力部504と、実
施利益算出部505と、複利現価率入力部402と、複
利現価算出部403と、知的財産価額算出部は404
と、出力部405と、記憶部406と、から構成され
る。
【0052】売上高入力部501は、売上高に関するデ
ータを入力する。また、利益率入力部502は、利益率
に関するデータを入力する。また、対利益寄与度入力部
503は、知的財産全体の対利益寄与度に関するデータ
を入力する。また、知的財産貢献度入力部504は、知
的財産貢献度に関するデータを入力する。
【0053】また、実施利益算出部505は、売上高入
力部501により入力された売上高に関するデータと、
利益率入力部502により入力された利益率に関するデ
ータと、対利益率寄与度入力部503により入力された
知的財産全体の対利益寄与度に関するデータと、知的財
産貢献度入力部504により入力された知的財産貢献度
に関するデータとを乗算し、実施利益を算出する。
【0054】複利現価算出部403は、実施利益算出部
505により算出された実施利益に関するデータと複利
現価率入力部402により入力された各年目ごとの複利
現価率に関するデータとを乗算して、各年目ごとの補償
金年額の複利現価を算出する。また、記憶部406は、
算出された実施利益および/または知的財産価額に関す
るデータを記憶する。
【0055】また、図6は他の形態にかかる知的財産評
価装置の機能ブロック図であり、図4、図5の機能ブロ
ック図と同一の構成については同一の符号を付してその
説明は省略する。
【0056】図6において、知的財産評価装置は、重み
付けデータ入力部601と、知的財産貢献度算出部60
2と、売上高入力部501と、利益率入力部502と、
対利益寄与度入力部503と、実施利益算出部505
と、複利現価率入力部402と、複利現価算出部403
と、知的財産価額算出部は404と、出力部405と、
記憶部406と、から構成される。
【0057】重み付けデータ入力部601は、知的財産
の実施可能性に基づいて各知的財産に対する重み付けに
関するデータを入力する。また、知的財産貢献度算出部
602は、重み付けデータ入力部601により入力され
た重み付けに関するデータに基づいて、知的財産貢献度
を算出する。
【0058】また、実施利益算出部505は、売上高入
力部501により入力された売上高に関するデータと、
利益率入力部502により入力された利益率に関するデ
ータと、対利益率寄与度入力部503により入力された
知的財産全体の対利益寄与度に関するデータと、知的財
産貢献度算出部602により算出された知的財産貢献度
に関するデータを乗算し、実施利益を算出する。また、
記憶部406は、算出された前記知的財産貢献度および
/または前記実施利益および/または知的財産価額に関
するデータを記憶する。
【0059】なお、実施利益入力部401、複利現価率
入力部402、複利現価算出部403、知的財産価額算
出部は404、出力部405、記憶部406、売上高入
力部501、利益率入力部502、対利益寄与度入力部
503、知的財産貢献度入力部504、実施利益算出部
505、重み付けデータ入力部601、知的財産貢献度
算出部602はそれぞれ、ROM102、RAM103
またはハードディスク105、フロッピーディスク10
7等の記録媒体に記録されたOS、アプリケーションプ
ログラム等のプログラムに記載された命令にしたがって
CPU101等が命令処理を実行することにより、各部
の機能を実現するものである。
【0060】(知的財産装置の評価方法の概要)つぎ
に、この発明の実施の形態にかかる知的財産評価装置の
評価方法の概要について説明する。
【0061】 (1)知的財産価額の計算方法 (知的財産価額)=(第1年目の補償金年額の複利現価) +(第2年目の補償金年額の複利現価) ・ ・ ・ +(第N年目の補償金年額の複利現価) ここで、第N年は有効期間であり、知的財産の存続期間
が終了する年数、または税務会計上の償却期間、あるい
は商品の陳腐化等を原因とする商品価値の存続期間など
である。
【0062】(2)第N年目補償金年額の複利現価の計
算方法 (第N年目補償金年額の複利現価)=(実施利益)×
(第N年目の複利現価率) ここで、複利現価率は、以下の式から計算した複利現価
率表(利子率8%)の数値をもちいた。 1/(1+i)n ここで、iは利子率、nは第何年目のおわりという場合
の年数である。
【0063】(3)実施利益の計算方法 (実施利益)=(売上高)×(利益率/100)×(知
的財産全体の対利益寄与度)×(各知的財産貢献度) ここで、売上高は、売上予想値である。たとえば、量産
段階であり、安定に売上が見込める製品の場合は、過去
3年分の売上高の平均値をもちいる。
【0064】(4)知的財産全体の対利益寄与度の内容 知的財産全体の対利益寄与度は製品の実情に応じて決め
る(たとえば、0.3、0.4、0.5から選択す
る)。
【0065】(5)利益率の内容 利益率は、製品の実情に合わせて、種々の利益率が使用
可能である(たとえば、営業利益率、または経常利益
率、当期利益率など)。
【0066】(6)各知的財産貢献度の計算方法 各知的財産の実施可能性を基に、ランク分けをおこな
い、ランクごとに重み付けをして各知的財産の貢献度を
算出する。たとえば、以下のように三段階(A,B,
C)のランク分けをおこなう。
【0067】まず自社、他社の実施可能性を評価し、つ
づいて総合評価をおこなう。自社、他社評価 各知的財産を、a,b,cの3つのランクに分ける。 a:実施中、b:将来の実施可能性あり、c:実施しな
【0068】総合評価 各知的財産を、A,B,Cの3つのランクに分ける。 A:自社評価、他社評価の少なくとも一方がaの場合。 B:自社評価、他社評価ともにb以下で、少なくとも一
方がbの場合。 C:自社評価、他社評価ともにcの場合。
【0069】各知的財産権貢献度 つぎの式で計算する。 (各知的財産貢献度)=(ABC重み付け係数)/(A
BC重み付け係数の総和) ABC重み付けの係数とは、Aランクの価値を1とした
場合に、BランクとCランクの価値を決める係数であ
り、 A:1 B:1/r C:0 である。rは定数であり、たとえば、r=5の場合は、
ABCの重み付け係数は、 A:1 B:0.2 C:0 となる。
【0070】同一製品につき、多数の知的財産が存在す
る場合、ABC重み付け係数の総和は、Aランクの件数
をm、Bランクの件数をnとすると、 ABC重み付け係数の総和: (m+n/r) である。この場合、各知的財産貢献度は、 Aランクの各知的財産貢献度:1/(m+n/r) Bランクの各知的財産貢献度:(1/r)/(m+n/
r) Cランクの各知的財産貢献度:0 である。
【0071】たとえば、 m=1、n=1、r=5の場
合は、 Aランクの各知的財産貢献度:1/(1.2) =
0.8333 Bランクの各知的財産貢献度:0.2/(1.2)=
0.1667 Cランクの各知的財産貢献度:0 となる。
【0072】(7)計算式まとめ 以上の計算式をまとめると以下となる。 (知的財産価額)=(売上高)×(利益率)×(知的財産全体の対利益寄与 度)×(各知的財産貢献度)×(第1年目の複利現価率 ) +(売上高)×(利益率)×(知的財産全体の対利益 寄与度)×(各知的財産貢献度)×(第2年目の複利 現価率) ・ ・ ・ +(売上高)×(利益率)×(知的財産全体の対利益 寄与度)×(各知的財産貢献度)×(第N年目の複利 現価率)
【0073】(8)計算例 たとえば、前記の例で、Aランク1件、Bランク1件、
Cランク1件であり、各知的財産貢献度が、 Aランクの各知的財産貢献度:1/(1.2) =
0.8333 Bランクの各知的財産貢献度:0.2/(1.2)=
0.1667 Cランクの各知的財産貢献度:0 の場合に、売上高100億円、利益率5%、知的財産全
体の対利益寄与度0.3、有効期間を、Aランク4年、
Bランク3年、Cランク5年とすると、 (Aランク) (実施利益)=(100億円)*(5/100)*0.
3*0.8333=125(百万円) (知的財産価額)=125(百万円)*{1/(1.0
8)+1/(10.8)2+1/(1.08)3+1/
(1.08)4 }=414(百万円) (Bランク) (実施利益)=(100億円)*(5/100)*0.
3*0.1667=25(百万円) (知的財産価額)=25(百万円)*{1/(1.0
8)+1/(10.8)2+1/(1.08)3 }=6
4(百万円) (Cランク) (実施利益)=0、(知的財産価額)=0
【0074】以上のように、本発明の方法により、具体
的な実施権の設定がされていない知的財産の資産価値を
算出することが可能となる。
【0075】(知的財産評価装置の評価処理の内容)つ
ぎに、この発明の実施の形態にかかる知的財産評価装置
の評価処理の内容(手順)について説明する。図7〜1
0は、この発明の実施の形態にかかる知的財産評価装置
の評価処理の手順を示すフローチャートである。
【0076】図7において、まず、上述したABC重み
付け係数に関するデータを入力する(ステップS70
1)。つぎに、ステップS701において入力したAB
C重み付け係数の総和を計算する(ステップS70
2)。
【0077】つぎに、Aランク、Bランク、Cランクの
各重み付け係数に関するデータを、ステップS702に
おいて計算したABC重み付け係数の総和に関するデー
タで除算する(ステップS703)。そして、その除算
した計算結果を知的財産貢献度に関するデータとして記
録する(ステップS704)。これにより、知的財産貢
献度を算出することができる。その後、図8に示すステ
ップS801へ移行する。
【0078】つぎに、図8において、まず、売上高に関
するデータを入力し(ステップS801)、利益率に関
するデータを入力し(ステップS802)、知的財産全
体の対利益寄与度に関するデータを入力する(ステップ
S803)。
【0079】その後、ステップS801において入力し
た売上高に関するデータと、ステップS802において
入力した利益率に関するデータと、ステップS803に
おいて入力した知的財産全体の対利益寄与度に関するデ
ータと、図7に示したステップS704において記録し
た知的財産貢献度に関するデータと、を乗算する(ステ
ップS804)。
【0080】ここで、知的財産貢献度に関するデータ
は、ステップS704において記録したデータをもちい
たが、そのデータをもちいる代わりに、別途入力した知
的財産貢献度に関するデータをもちいるようにしてもよ
い。
【0081】そして、その乗算した計算結果を実施利益
に関するデータとして記録する(ステップS805)。
これにより、実施利益を算出することができる。その
後、図9に示すステップS901へ移行する。
【0082】つぎに、図9において、まず、最大年数を
入力(または一覧表で年数枠を設定)する(ステップS
901)。そして、N=1を設定する(ステップS90
2)。つぎに、有効期間がN−1よりも大きいか否かに
ついて判断する(ステップS903)。
【0083】ステップS903において、有効期間がN
−1よりも大きい場合(ステップS903肯定)は、図
8に示したステップS805において記録した実施利益
に関するデータを(1.08)Nで除算し(ステップS
904)、その後、その結果を第N年目補償年額の複利
現価として記録する(ステップS906)。
【0084】ここで、実施利益に関するデータは、ステ
ップS805において記録したデータをもちいたが、そ
のデータをもちいる代わりに、別途入力した実施利益に
関するデータをもちいるようにしてもよい。
【0085】一方、ステップS903において、有効期
間がN−1よりも大きくない場合(ステップS903否
定)は、第N年目補償年額の複利現価=0とし(ステッ
プS905)、その結果を第N年目補償年額の複利現価
として記録する(ステップS906)。
【0086】その後、Nを+1カウントアップし(N=
N+1とし)(ステップS907)、つぎに、Nが最大
年数を超えているか否かを判断する(ステップS90
8)。ここで、Nが最大年数を超えていない場合(ステ
ップS908否定)は、ステップS903へ移行し、以
後ステップS903〜S908の各ステップを繰り返し
おこなう。このようにして、第N年目補償金年額を算出
することができる。
【0087】一方、ステップS908において、Nが最
大年数を超えている(N>最大年数)場合(ステップS
908否定)は、図10に示すステップS1001へ移
行する。
【0088】つぎに、図10において、まず、知的財産
価額を0(知的財産価額=0)とする(ステップS10
01)。そして、N=1を設定する(ステップS100
2)。つぎに、Nが最大年数以下であるか否かについて
判断する(ステップS1003)。
【0089】ステップS1003において、Nが最大年
数以下である(N≦最大年数)場合(ステップS100
3肯定)は、知的財産価額に第N年目補償金年額の複利
現価を加算する(ステップS1004)。その後、Nを
+1カウントアップし(N=N+1とし)(ステップS
1005)、ステップS1003へ移行する。
【0090】ステップS1003において、Nが最大年
数以下でない場合(N>最大年数)場合(ステップS1
003否定)は、それまで計算した計算結果を知的財産
価額として記録し(ステップS1006)、すべての処
理を終了する。
【0091】なお、知的財産評価装置の評価処理の内容
をまとめると、以下のようになる。
【0092】(1)入力データとしては以下のデータが
ある。知的財産の基礎データとして、 番号(登録番号、整理番号など) 有効期間(権利期間、償却期間、陳腐化までの期間な
ど)
【0093】知的財産の1次評価データとして、 ABC評価(自社、他社、総合)
【0094】営業上のデータとして、 売上高(過去3年分の平均値など) 利益率(営業利益率、経常利益率、当期利益率など)
【0095】係数データとして、 知的財産全体の対利益寄与度(0.3、0.4、0.
5など) ABC重み付け係数(A→1、B→0.2、C→0
など)
【0096】(2)計算フローチャートで求める数値
(データ)としては以下のものがある。 各知的財産貢献度に関するデータ (計算式1) (各知的財産貢献度)=(ABC重み付け係数)/(A
BC重み付け係数の総和)
【0097】(フローチャート1(図7)) 1)各知的財産のABC重み付け係数を入力(ステップ
S701) 2)ABC重み付け係数の総和を計算(ステップS70
2) 3)計算式1にしたがって、各知的財産貢献度を計算
(ステップS703) 4)計算結果(各知的財産貢献度)を記録(ステップS
704) 5)フローチャート2へ
【0098】実施利益 (計算式2) (実施利益)=(売上高)×(利益率/100)×(知
的財産全体の対利益寄与度)×(各知的財産貢献度)
【0099】(フローチャート2(図8)) 1)売上高、利益率、知的財産全体の対利益寄与度を入
力(ステップS801〜S803) 2)フローチャート1で計算された各知的財産貢献度を
使用して、計算式2にしたがって、実施利益を計算(ス
テップS804) 3)計算結果(実施利益)を記録(ステップS805) 4)フローチャート3ヘ
【0100】第N年目補償金年額の複利現価 (計算式3) (第N年目補償金年額の複利現価)=(実施利益)/
(1.08)N
【0101】(フローチャート3(図9)) 1)最大年数を入力(または一覧表で年数枠設定)(ス
テップS901) 2)N=1(ステップS902) 3)有効期間とN−1を比較(ステップS903) 4)有効期間>N−1であれば、計算式3にしたがっ
て、第N年目補償金年額の複利現価を計算(ステップS
904) 5)有効期間≦N−1であれば、第N年目補償金年額の
複利現価=0(ステップS905) 6)結果(第N年目補償金年額の複利現価)を記録(ス
テップS906) 7)N=N+1(ステップS907) 8)Nと最大年数(たとえば、8年)を比較(ステップ
S908) 9)N>最大年数であれば、フローチャート4へ(ステ
ップS908肯定) 8)N≦最大年数であれば、3)に戻る(ステップS9
08否定)
【0102】 知的財産価額 (計算式4) (知的財産価額)=第1年目補償金年額の複利現価+第2年目補償金年額の 複利現価 ・ ・ ・ +第(最大年数)年目補償金年額の複利現価
【0103】(フローチャート4(図10)) 1)計算式4にしたがって、を計算(ステップS100
1〜S1006)。
【0104】(入力テーブルの内容)つぎに、入力テー
ブルの内容について説明する。図11〜図17は、この
発明の実施の形態にかかる知的財産評価装置の各種入力
テーブルの一例を示す説明図である。
【0105】そのうち、図11は、その他の補足情報記
録部211に記録される補足情報を入力するためのテー
ブルの一例を示すものである。図11において、110
1は、補足情報としての会社名を入力する会社名入力欄
であり、1102は、同じく、評価者名を入力する評価
者名入力欄であり、1103は、評価年月日を入力する
評価年月日入力欄である。
【0106】また、図12は、知的財産基礎データ入力
部304により入力され、知的財産基礎データ記録部2
03に記録される知的財産基礎データのうちの事業部
門、製品名を入力する入力テーブルの一例を示すもので
ある。図12において、事業部門を入力する事業部門入
力欄1201が事業部門ごと存在し、その事業部門入力
欄1201に対応するように、各事業部門に関連のある
製品名を入力する製品名入力欄1202を設け、その製
品名入力欄1202に所定の製品名を入力する。
【0107】また、図13は、営業データ入力部306
により入力され、営業データ記録部205に記録される
営業データを入力する営業データ入力テーブルの一例を
示すものである。図13において、売上高入力欄130
1および利益率入力欄1302は、各製品ごとに設けら
れている。操作者は、売上高入力欄1301および利益
率入力欄1302の所定欄に売上高および利益率に関す
るデータを入力する。
【0108】また、図14は、係数データ入力部307
により入力され、係数データ記録部206に記録される
係数データのうちの知的財産全体の利益寄与度に関する
データを入力する係数データ入力テーブルの一例を示す
ものである。図14において、知的財産全体の利益寄与
度入力欄1401には、各製品ごとの知的財産全体の利
益寄与度に関するデータを入力する。
【0109】また、図15は、係数データ入力部307
により入力され、係数データ記録部206に記録される
係数データのうちのABC重み付け係数に関するデータ
を入力する係数データ入力テーブルの一例を示すもので
ある。図15において、ABC重み付け係数入力部15
01は、Bに関してのみ入力できればよい。それは、本
実施の形態の場合、Aは「1」、Cは「0」であらかじ
め係数が決まっているからである。
【0110】また、図16は、知的財産基礎データ入力
部304により入力され、知的財産基礎データ記録部2
03に記録される知的財産基礎データのうちの有効期間
に関するデータを入力する入力テーブルの一例を示すも
のである。図16において、各製品別に、知的財産を特
定するための番号(たとえば、登録番号や整理番号)を
入力する番号入力欄1601と、番号入力欄1601の
有効期間(年)を入力する有効期間入力欄1602と
を、それぞれ備えるものである。
【0111】また、図17は、知的財産1次評価データ
入力部305により入力され、知的財産1次評価データ
記録部204に記録される知的財産1次評価データ入力
テーブルの一例を示すものである。ABC評価入力欄1
701には、製品ごとに特定された知的財産を特定する
番号に対応させて、自社、他社および総合の評価を入力
することができる。
【0112】(知的財産評価表の内容)つぎに、ディス
プレイ108に表示される、あるいは、プリンタ114
により印刷される知的財産評価表の内容について説明す
る。図18および図19は、この発明の実施の形態にか
かる知的財産評価装置の知的財産評価表の内容の一例を
示す説明図である。
【0113】図18は、単一製品の場合の知的財産評価
表の内容を示すものであり、また、図19は、各事業部
門に関連する製品ごとの知的財産についてそれぞれ入力
されたデータおよび入力されたデータ等に基づいて算出
されたデータが示されている。
【0114】図18および図19における各項目は、上
述した入力テーブルにより入力された項目および上述し
た算出部により算出された項目となっている。このよう
に、製品に対応した知的財産ごとに各年目ごとの補償金
年額の複利現価およびその他知的財産の評価に必要な項
目が一目で確認することができることから、効率的かつ
迅速に知的財産の評価をおこなうことができる。
【0115】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、実施利益入力部401が、実施利益に関するデータ
を入力し、複利現価率入力部402が、各年目ごとの複
利現価率に関するデータを入力し、複利現価算出部40
3が、入力された実施利益に関するデータと入力された
各年目ごとの複利現価率に関するデータとを乗算して、
各年目ごとの補償金年額の複利現価を算出し、知的財産
的価額算出部404が、算出された各年目ごとの補償金
年額の複利現価を各年目ごと合算することにより知的財
産価額を算出し、出力部406が、算出された知的財産
価額を出力するので、実施利益に関するデータを入力す
ることにより、実施権が設定されていない場合でも知的
財産の資産価値の評価をすることができ、また、実施の
可能性を考慮した評価を基に知的財産の資産価値の評価
をすることができる。さらに、出願中の発明の評価につ
いても、登録率、登録予測時期などの係数を考慮するこ
とにより、登録前の発明に対しても、資産価値を評価す
ることができる。
【0116】これにより、知的財産および課税資産の評
価方法など、関係する複数の分野の高度な専門知識を必
要としない一般の実務者でも容易にかつ短時間・低コス
トで利用可能となる。
【0117】また、本実施の形態によれば、売上高入力
部501が、売上高に関するデータを入力し、利益率入
力部502が、利益率に関するデータを入力し、対利益
寄与度入力部503が、知的財産全体の対利益寄与度に
関するデータを入力し、知的財産貢献度入力部504
が、知的財産貢献度に関するデータを入力し、実施利益
算出部505が、売上高入力部501により入力された
売上高に関するデータと、利益率入力部502により入
力された利益率に関するデータと、対利益率寄与度入力
部503により入力された知的財産全体の対利益寄与度
に関するデータと、知的財産貢献度入力部504により
入力された知的財産貢献度に関するデータとを乗算し、
実施利益を算出するので、売上高に関するデータ、利益
率に関するデータ、知的財産全体の対利益寄与度に関す
るデータ、知的財産貢献度に関するデータを入力するこ
とにより、実施利益に関するデータを入力することな
く、実施権が設定されていない場合でも知的財産の資産
価値の評価をすることができ、また、実施の可能性を考
慮した評価を基に知的財産の資産価値の評価をすること
ができる。
【0118】また、本実施の形態によれば、重み付けデ
ータ入力部601が、知的財産の実施可能性に基づいて
各知的財産に対する重み付けに関するデータを入力し、
知的財産貢献度算出部602が、重み付けデータ入力部
601により入力された重み付けに関するデータに基づ
いて、知的財産貢献度を算出するので、各知的財産に対
する重み付けに関するデータを入力することにより、知
的財産貢献度に関するデータを入力することなく、実施
権が設定されていない場合でも知的財産の資産価値の評
価をすることができ、また、実施の可能性を考慮した評
価を基に知的財産の資産価値の評価をすることができ
る。
【0119】また、本実施の形態によれば、算出された
上記知的財産貢献度および/または上記実施利益および
/または上記知的財産価額に関するデータを記憶するの
で、知的財産貢献度、実施利益、知的財産価額に関する
データを再利用することができる。
【0120】また、本実施の形態で説明した知的財産評
価方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナ
ルコンピュータやワークステーション等のコンピュータ
で実行することにより実現される。このプログラムは、
ハードディスク、フロッピーディスク、CD−ROM、
MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒
体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み
出されることによって実行される。またこのプログラム
は、上記記録媒体を介して、インターネット等のネット
ワークを介して配布することができる。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、実施利益に関するデータを入力すること
により、実施権が設定されていない場合でも知的財産の
資産価値の評価をすることができ、また、実施の可能性
を考慮した評価を基に知的財産の資産価値の評価をする
ことができ、これにより、知的財産および課税資産の評
価方法など、関係する複数の分野の高度な専門知識を必
要としない一般の実務者でも容易にかつ短時間・低コス
トで利用可能な知的財産評価装置が得られるという効果
を奏する。
【0122】また、請求項2に記載の発明によれば、売
上高に関するデータ、利益率に関するデータ、知的財産
全体の対利益寄与度に関するデータ、知的財産貢献度に
関するデータを入力することにより、実施利益に関する
データを入力することなく、実施権が設定されていない
場合でも知的財産の資産価値の評価をすることができ、
また、実施の可能性を考慮した評価を基に知的財産の資
産価値の評価をすることができ、これにより、知的財産
および課税資産の評価方法など、関係する複数の分野の
高度な専門知識を必要としない一般の実務者でも容易に
かつ短時間・低コストで利用可能な知的財産評価装置が
得られるという効果を奏する。
【0123】また、請求項3に記載の発明によれば、各
知的財産に対する重み付けに関するデータを入力するこ
とにより、知的財産貢献度に関するデータを入力するこ
となく、実施権が設定されていない場合でも知的財産の
資産価値の評価をすることができ、また、実施の可能性
を考慮した評価を基に知的財産の資産価値の評価をする
ことができ、これにより、知的財産および課税資産の評
価方法など、関係する複数の分野の高度な専門知識を必
要としない一般の実務者でも容易にかつ短時間・低コス
トで利用可能な知的財産評価装置が得られるという効果
を奏する。
【0124】また、請求項4に記載の発明によれば、知
的財産貢献度、実施利益、知的財産価額に関するデータ
を再利用することができ、これにより、知的財産および
課税資産の評価方法など、関係する複数の分野の高度な
専門知識を必要としない一般の実務者でも容易にかつ短
時間・低コストで利用可能な知的財産評価装置が得られ
るという効果を奏する。
【0125】また、請求項5に記載の発明によれば、実
施利益に関するデータを入力することにより、実施権が
設定されていない場合でも知的財産の資産価値の評価を
することができ、また、実施の可能性を考慮した評価を
基に知的財産の資産価値の評価をすることができ、これ
により、知的財産および課税資産の評価方法など、関係
する複数の分野の高度な専門知識を必要としない一般の
実務者でも容易にかつ短時間・低コストで利用可能な知
的財産評価方法が得られるという効果を奏する。
【0126】また、請求項6に記載の発明によれば、売
上高に関するデータ、利益率に関するデータ、知的財産
全体の対利益寄与度に関するデータ、知的財産貢献度に
関するデータを入力することにより、実施利益に関する
データを入力することなく、実施権が設定されていない
場合でも知的財産の資産価値の評価をすることができ、
また、実施の可能性を考慮した評価を基に知的財産の資
産価値の評価をすることができ、これにより、知的財産
および課税資産の評価方法など、関係する複数の分野の
高度な専門知識を必要としない一般の実務者でも容易に
かつ短時間・低コストで利用可能な知的財産評価方法が
得られるという効果を奏する。
【0127】また、請求項7に記載の発明によれば、各
知的財産に対する重み付けに関するデータを入力するこ
とにより、知的財産貢献度に関するデータを入力するこ
となく、実施権が設定されていない場合でも知的財産の
資産価値の評価をすることができ、また、実施の可能性
を考慮した評価を基に知的財産の資産価値の評価をする
ことができ、これにより、知的財産および課税資産の評
価方法など、関係する複数の分野の高度な専門知識を必
要としない一般の実務者でも容易にかつ短時間・低コス
トで利用可能な知的財産評価方法が得られるという効果
を奏する。
【0128】また、請求項8の発明にかかる記憶媒体
は、請求項5,6または7に記載された方法をコンピュ
ータに実行させるプログラムを記録したことで、そのプ
ログラムを機械読み取り可能となり、これによって、請
求項5,6または7の動作をコンピュータによって実現
することが可能な記録媒体が得られるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の本実施の形態にかかる知的財産評価
装置のハードウエア構成を示す説明図である。
【図2】この発明の本実施の形態にかかる知的財産評価
装置のハードウエア構成の他の形態を示す説明図であ
る。
【図3】この発明の本実施の形態にかかる知的財産評価
装置のハードウエア構成の他の形態を示す説明図であ
る。
【図4】この発明の実施の形態にかかる知的財産評価装
置の機能ブロック図である。
【図5】この発明の実施の形態にかかる知的財産評価装
置の他の機能ブロック図である。
【図6】この発明の実施の形態にかかる知的財産評価装
置の他の機能ブロック図である。
【図7】この発明の実施の形態にかかる知的財産評価装
置の評価処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】この発明の実施の形態にかかる知的財産評価装
置の評価処理の他の手順を示すフローチャートである。
【図9】この発明の実施の形態にかかる知的財産評価装
置の評価処理の他の手順を示すフローチャートである。
【図10】この発明の実施の形態にかかる知的財産評価
装置の評価処理の他の手順を示すフローチャートであ
る。
【図11】この発明の実施の形態にかかる知的財産評価
装置の入力テーブルの一例を示す説明図である。
【図12】この発明の実施の形態にかかる知的財産評価
装置の他の入力テーブルの一例を示す説明図である。
【図13】この発明の実施の形態にかかる知的財産評価
装置の他の入力テーブルの一例を示す説明図である。
【図14】この発明の実施の形態にかかる知的財産評価
装置の他の入力テーブルの一例を示す説明図である。
【図15】この発明の実施の形態にかかる知的財産評価
装置の他の入力テーブルの一例を示す説明図である。
【図16】この発明の実施の形態にかかる知的財産評価
装置の他の入力テーブルの一例を示す説明図である。
【図17】この発明の実施の形態にかかる知的財産評価
装置の他の入力テーブルの一例を示す説明図である。
【図18】この発明の実施の形態にかかる知的財産評価
装置の知的財産評価表の内容の一例を示す説明図であ
る。
【図19】この発明の実施の形態にかかる知的財産評価
装置の知的財産評価表の内容の別の一例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
101 CPU 102 ROM 103 RAM 105 HD 107 FD 108 ディスプレイ 109 I/F 110 通信回線 111 キーボード 112 マウス 113 スキャナ 114 プリンタ 115 バス 201 演算処理部 202 記録部 301 表示部 302 出力部 303 データ入力部 401 実施利益入力部 402 複利現価率入力部 403 複利現価算出部 404 知的財産価額算出部 405 出力部 406 記憶部 501 売上高入力部 502 利益率入力部 503 対利益寄与度入力部 504 知的財産貢献度入力部 505 実施利益算出部 601 重み付けデータ入力部 602 知的財産貢献度算出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨田 英介 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 斉藤 静雄 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 Fターム(参考) 5B049 AA00 BB00 CC31 DD01 DD02 DD05 EE01 EE02 FF02 FF03 GG02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出願中あるいは登録後の発明等に関する
    知的財産の財産的価値を評価する知的財産評価装置にお
    いて、 実施利益に関するデータを入力する実施利益入力手段
    と、 各年目ごとの複利現価率に関するデータを入力する複利
    現価率入力手段と、 前記実施利益入力手段により入力された実施利益に関す
    るデータと前記複利現価率入力手段により入力された各
    年目ごとの複利現価率に関するデータとを乗算して、各
    年目ごとの補償金年額の複利現価を算出する複利現価算
    出手段と、 前記複利現価算出手段により算出された各年目ごとの補
    償金年額の複利現価を各年目ごと合算することにより知
    的財産価額を算出する知的財産価額算出手段と、 前記知的財産価額算出手段により算出された知的財産価
    額を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする知
    的財産評価装置。
  2. 【請求項2】 出願中あるいは登録後の発明等に関する
    知的財産の財産的価値を評価する知的財産評価装置にお
    いて、 売上高に関するデータを入力する売上高入力手段と、 利益率に関するデータを入力する利益率入力手段と、 知的財産全体の対利益寄与度に関するデータを入力する
    対利益寄与度入力手段と、 知的財産貢献度に関するデータを入力する知的財産貢献
    度入力手段と、 前記売上高入力手段により入力された売上高に関するデ
    ータと、前記利益率入力手段により入力された利益率に
    関するデータと、前記対利益率寄与度入力手段により入
    力された知的財産全体の対利益寄与度に関するデータ
    と、前記知的財産貢献度入力手段により入力された知的
    財産貢献度に関するデータとを乗算し、実施利益を算出
    する実施利益算出手段と、 各年目ごとの複利現価率に関するデータを入力する複利
    現価率入力手段と、 前記実施利益算出手段により算出された実施利益に関す
    るデータと前記複利現価率入力手段により入力された各
    年目ごとの複利現価率に関するデータとを乗算して、各
    年目ごとの補償金年額の複利現価を算出する複利現価算
    出手段と、 前記複利現価算出手段により算出された各年目ごとの補
    償金年額の複利現価を各年目ごと合算することにより知
    的財産価額を算出する知的財産価額算出手段と、 前記知的財産価額算出手段により算出された知的財産価
    額を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする知
    的財産評価装置。
  3. 【請求項3】 出願中あるいは登録後の発明等に関する
    知的財産の財産的価値を評価する知的財産評価装置にお
    いて、 知的財産の実施可能性に基づいて各知的財産に対する重
    み付けに関するデータを入力する重み付けデータ入力手
    段と、 前記重み付けデータ入力手段により入力された重み付け
    に関するデータに基づいて、知的財産貢献度を算出する
    知的財産貢献度算出手段と、 売上高に関するデータを入力する売上高入力手段と、 利益率に関するデータを入力する利益率入力手段と、 知的財産全体の対利益寄与度に関するデータを入力する
    対利益寄与度入力手段と、 前記売上高入力手段により入力された売上高に関するデ
    ータと、前記利益率入力手段により入力された利益率に
    関するデータと、前記対利益率寄与度入力手段により入
    力された知的財産全体の対利益寄与度に関するデータ
    と、前記知的財産貢献度算出手段により算出された知的
    財産貢献度に関するデータを乗算し、実施利益を算出す
    る実施利益算出手段と、 各年目ごとの複利現価率に関するデータを入力する複利
    現価率入力手段と、 前記実施利益算出手段により算出された実施利益に関す
    るデータと前記複利現価率入力手段により入力された各
    年目ごとの複利現価率に関するデータとを乗算して、各
    年目ごとの補償金年額の複利現価を算出する複利現価算
    出手段と、 前記複利現価算出手段により算出された各年目ごとの補
    償金年額の複利現価を各年目ごと合算することにより知
    的財産価額を算出する知的財産価額算出手段と、 前記知的財産価額算出手段により算出された知的財産価
    額を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする知
    的財産評価装置。
  4. 【請求項4】 算出された前記知的財産貢献度および/
    または前記実施利益および/または前記知的財産価額に
    関するデータを記憶する記憶手段を備えたことを特徴と
    する請求項1,2または3に記載の知的財産評価装置。
  5. 【請求項5】 出願中あるいは登録後の発明等に関する
    知的財産の財産的価値を評価する知的財産評価方法にお
    いて、 実施利益に関するデータを入力する実施利益入力工程
    と、 各年目ごとの複利現価率に関するデータを入力する複利
    現価率入力工程と、 前記実施利益入力工程により入力された実施利益に関す
    るデータと前記複利現価率入力工程により入力された各
    年目ごとの複利現価率に関するデータとを乗算して、各
    年目ごとの補償金年額の複利現価を算出する複利現価算
    出工程と、 前記複利現価算出工程により算出された各年目ごとの補
    償金年額の複利現価を各年目ごと合算することにより知
    的財産価額を算出する知的財産価額算出工程と、 前記知的財産価額算出工程により算出された知的財産価
    額を出力する出力工程と、を含んだことを特徴とする知
    的財産評価方法。
  6. 【請求項6】 出願中あるいは登録後の発明等に関する
    知的財産の財産的価値を評価する知的財産評価方法にお
    いて、 売上高に関するデータを入力する売上高入力工程と、 利益率に関するデータを入力する利益率入力工程と、 知的財産全体の対利益寄与度に関するデータを入力する
    対利益寄与度入力工程と、 知的財産貢献度に関するデータを入力する知的財産貢献
    度入力工程と、 前記売上高入力工程により入力された売上高に関するデ
    ータと、前記利益率入力工程により入力された利益率に
    関するデータと、前記対利益率寄与度入力工程により入
    力された知的財産全体の対利益寄与度に関するデータ
    と、前記知的財産貢献度入力工程により入力された知的
    財産貢献度に関するデータとを乗算し、実施利益を算出
    する実施利益算出工程と、 各年目ごとの複利現価率に関するデータを入力する複利
    現価率入力工程と、 前記実施利益算出工程により算出された実施利益に関す
    るデータと前記複利現価率入力工程により入力された各
    年目ごとの複利現価率に関するデータとを乗算して、各
    年目ごとの補償金年額の複利現価を算出する複利現価算
    出工程と、 前記複利現価算出工程により算出された各年目ごとの補
    償金年額の複利現価を各年目ごと合算することにより知
    的財産価額を算出する知的財産価額算出工程と、 前記知的財産価額算出工程により算出された知的財産価
    額を出力する出力工程と、を含んだことを特徴とする知
    的財産評価方法。
  7. 【請求項7】 出願中あるいは登録後の発明等に関する
    知的財産の財産的価値を評価する知的財産評価方法にお
    いて、 知的財産の実施可能性に基づいて各知的財産に対する重
    み付けに関するデータを入力する重み付けデータ入力工
    程と、 前記重み付けデータ入力工程により入力された重み付け
    に関するデータに基づいて、知的財産貢献度を算出する
    知的財産貢献度算出工程と、 売上高に関するデータを入力する売上高入力工程と、 利益率に関するデータを入力する利益率入力工程と、 知的財産全体の対利益寄与度に関するデータを入力する
    対利益寄与度入力工程と、 前記売上高入力工程により入力された売上高に関するデ
    ータと、前記利益率入力工程により入力された利益率に
    関するデータと、前記対利益率寄与度入力工程により入
    力された知的財産全体の対利益寄与度に関するデータ
    と、前記知的財産貢献度算出工程により算出された知的
    財産貢献度に関するデータを乗算し、実施利益を算出す
    る実施利益算出工程と、 各年目ごとの複利現価率に関するデータを入力する複利
    現価率入力工程と、 前記実施利益算出工程により算出された実施利益に関す
    るデータと前記複利現価率入力工程により入力された各
    年目ごとの複利現価率に関するデータとを乗算して、各
    年目ごとの補償金年額の複利現価を算出する複利現価算
    出工程と、 前記複利現価算出工程により算出された各年目ごとの補
    償金年額の複利現価を各年目ごと合算することにより知
    的財産価額を算出する知的財産価額算出工程と、 前記知的財産価額算出工程により算出された知的財産価
    額を出力する出力工程と、を含んだことを特徴とする知
    的財産評価方法。
  8. 【請求項8】 前記請求項5,6または7に記載された
    方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録した
    ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
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