JP3927106B2 - 積算処理システム、積算処理装置及びプログラム - Google Patents

積算処理システム、積算処理装置及びプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種の積算業務を支援する積算処理システム、積算処理装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の積算処理システムには、幾つかの積算処理形態が考えられている。
【0003】
その1つの積算処理形態は、予めマスタデータベースに積算基準となる単価表の構成要素・単価が蓄積され、単価表の作成時、マスタデータベースの単価表の構成要素・単価を参照し、単価表に必要な構成要素を適宜選択し、自動的に費用の明細となる単価表(労務,機械,材料の単価×数量=金額の集合体)を作成する。なお、各構成要素の数量については、単価表作成者、積算者が各積算対象とする業務のノウハウのもとに、任意のツール(電卓、表計算ソフト)を用いて、数量結果を算出している。
【0004】
具体的に述べると、図6に示すように積算対象が「ある建築物の塗装」であると仮定した場合、マスタデータベース51に積算基準となる建築物の塗装に関する各積算項目名称である塗装種類(素地調整、下塗、中塗,上塗,…)の他、単価表作成に必要な規格、単位、単価等データが定められているが、単価表の作成に際し、数量が必要となる。この数量の算出は、単価表作成者や積算者が電卓52や表計算ソフト53を用いて、各壁の面積を算出し、さらに複数の壁面積を合算した塗装総面積を集計し、1つの塗装種類の面積である数量結果54を決定する。
【0005】
そして、各塗装種類ごとに面積数量結果54を出した後、積算処理装置55の単価表作成機能がマスタデータベース51から積算基準となる建築物の塗装に関する各積算項目である塗装種類を選択し、この塗装種類に対応する規格、単位、単価を取り出し、さらに電卓52や表計算ソフト53によって決定された数量を入力し、この数量と単価とに基づいて金額を計算し単価表を作成するとともに、マスタデータベースもしくはその他の記憶手段56に記録する。従って、単価表の作成後、記憶手段に数量データが保存されるが、「数量」の計算過程が単価表レコードには記録されない。
【0006】
また、他の1つの積算処理形態は、建築物に関する積算項目名称,数量,数量計算式、単価,金額が積算明細マスタを介して入力される積算計算ファイルが設けられ、単価表作成時に積算項目名称ごとに各数量計算式により自動的に数量を算出し、ファイルの数量データを更新する形態である(例えば特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−49657号公報。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の積算処理形態は、数量の計算過程が記録されず、数量の計算根拠は専ら積算者個人のノウハウに留まることから、建築工事の都度、別ツールを利用して各費用明細の数量計算を行なう必要があり、前任者等の数量計算内容を有効に活用できない問題がある。
【0009】
また、記憶手段56に多数の建築工事に関する単価表の集合体である積算設計書データが保存されるが、数量の計算過程が見えないことは、管理者を初め、その担当部署で数量の適正化その他をチェックできない不便さがある。
【0010】
一方、前述する後者の積算処理形態は、予め積算項目名称ごとに数量計算式が定められているが、積算項目名称ごとの細かい作業に対する内容が見えなくなり、適切な積算明細が作成できない問題がある。
【0011】
また、一般的には、建築工事に際し、ユーザの要求に応じて各種のオプション項目が入ってきたとき、その都度ソフト的に計算式を構築する必要があり、返って融通性に欠ける問題がある。
【0012】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、数量計算過程を含んで積算に関連するデータ全体を一元管理し、他の単価表作成時に数量計算過程の有効活用,ひいては単価表作成作業の効率化を図り、また積算内容の正当性を容易にチェック可能とする積算処理システム、積算処理装置及びプログラムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
(1) 上記課題を解決するために、本発明に係る積算処理システムは、ネットワークを通じて複数の積算処理装置およびサーバ装置とが接続されてなる積算処理システムであって、
前記サーバ装置は、積算基準となる単価表に関する積算項目名称及び単価表作成上必要とする単位、単価等の各種データを保存する第1の記憶手段が設けられ、前記各積算処理装置からの要求に応じて前記積算項目名称に対応する各種のデータを送信し、
前記各積算処理装置は、前記単価表を作成するために必要な単価表作成画像データ、電卓形式の計算過程入力画像データを格納する第2の記憶手段と、前記単価表の作成に際し、前記第2の記憶手段から単価表作成画像データを読み出して表示し、前記サーバ装置の第1の記憶手段から前記単価表に関する各積算項目名称に対応する単位、単価等のデータを取得し、前記単価表作成画像データの所定エリアに書込む価表作成手段と、数量計算入力指示の入力に基づき、前記第2の記憶手段から計算過程入力画像データを読み出して表示し、この表示された計算過程入力画像の所定エリアに数量計算入力データを入力し、この数量計算入力データと前記単価とを用いて数量計算処理を実行し、前記単価表作成画像データの数量エリアに計算処理結果の数量及び計算過程を書込んで前記第2の記憶手段に保存する数量計算入力手段と、この数量計算入力手段によって取得された計算過程を用いて数量入力表画像データを生成し前記第2の記憶手段に保存する数量入力表生成手段と、修正・流用等の指示を受けた場合、予め過去の積算対象ごとに作成記憶される数量入力表一覧メニューを表す数量入力表メニュー画像データの中から今回の積算対象に類似する過去の積算対象の数量入力表メニューに対応する数量入力表画像データを読み出して表示し、この表示された数量入力表画像の数量計算入力データ等を修正し、前記単価表作成画像データの数量エリアに修正処理結果の数量及び計算過程を書込んで前記第2の記憶手段に保存する数量修正処理手段とを設けた構成である。
なお、以後、「画面」なる記載は、「画像または画像データ」を意味する。
【0014】
本発明は以上のような構成とすることにより、各積算処理装置は、単価表作成時、単価表作成画面に前記サーバ装置の第1の記憶手段に記憶される単価表に関する各積算項目名称に対応する単位、単価等のデータを取り出して書込むとともに、単価表の数量エリアに関し、電卓形式の計算過程入力画面を表示し、この画面から順次数量計算入力データを入力する。その結果、入力される数量計算入力データと画面上の単価とを用いて数量計算処理を実行し、計算処理結果の数量と計算過程とを単価表作成画面の数量エリアに書込むので、数量に関係する計算過程を履歴として保存することが可能である。
【0015】
また、各積算処理装置は、計算過程を用いて数量入力表画面を生成し記憶するが、修正・流用等の指示を受けた場合、予め記憶される数量入力表メニュー画面に基づいて積算対象に類似する数量入力表画面を読み出し、数量入力表画面の数量計算入力データ等を修正し、単価表作成画面の数量エリアに修正処理結果の数量及び計算過程を書込んで記憶するので、単価表作成作業を効率的に行うことが可能である。
【0016】
なお、以上のような構成は、積算処理システムに関する構成であるが、サーバ装置自体に各積算処理装置の上記構成を設けてもよく、或いはサーバ装置や各積算処理装置がコンピュータの場合には、一連の単価表作成処理をプログラムによっても実現することも可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0018】
図1は本発明に係わる積算処理システムの一実施の形態を示す構成図である。
【0019】
この積算処理システムには、例えば社内網であるLAN、専用線などのネットワーク1が設けられ、このネットワーク1には、単価表を作成する積算担当者などが所持する積算処理装置2a,2b,…,2nと、積算基準となる積算項目名称、規格、単位、単価等に関するデータを一元管理するサーバ装置3が接続されている。なお、単価表作成処理を含む一連の積算処理は積算処理装置2a,2b,…,2nが行うが、サーバ装置3側が積算処理装置2a,2b,…,2nの機能を備えている場合にはサーバ装置3側で行ってもよい。
【0020】
サーバ装置3には、前述する積算基準となる積算項目名称、規格、単位、単価等に関するデータを一元管理するためのマスタデータベース31が設けられている。
【0021】
各積算処理装置2a,2b,…,2nは、単価表を作成する積算担当者その他の該当部署の業務担当者が必要なデータや制御指示その他必要な指示を入力するキーボード,ポインティングデバイス等の入力手段11a,11b,…,11nと、単価表作成処理に関連する画面等を表示する表示部,プリンタなどの出力手段12a,12b,…,12nと、積算処理に必要な全てのプログラムを記録する記録媒体13a,13b,…,13n(記録媒体13b,…,13nは図面省略)と、単価表入力画面21、電卓形式入力の計算過程入力画面22及び数量入力表画面23のデータの他、単価表作成に関する処理中、処理後のデータ及びマスタデータベース31から読み出した必要なデータ等を一時記憶するとか、数量計算入力データを所要のデータに変換するデータ変換テーブルなどを記憶するデータ一時記憶手段14a,14b,…,14nと、入力手段11a,11b,…,11nからの制御指示に基づいてデータ一時記憶手段14a,14b,…,14nから単価表作成画面を読み出して表示し、費用明細となる単価表の作成の他、単価表の一構成要素である数量計算入力による計算過程の履歴保存処理及び数量入力表生成などの処理を行い、また単価表の集合体である積算設計書データを一元管理するCPUで構成された積算制御処理部15a,15b,…,15nとによって構成されている。なお、各画面21〜23等については画面データ専用の記憶手段或いは記録媒体13a,13b,…,13nに記憶してもよいが、以下、説明の便宜上、データ一時記憶手段14a,14b,…,14nに記憶されている例について述べる。
【0022】
また、記録媒体13a,13b,…,13nとしては、一般的にはCD−ROMやHDD等が用いられるが、それ以外にも例えば磁気テープ、DVD−ROM、フロッピーディスク、MO、CD−R、メモリカードなどを用いてもよい。
【0023】
この積算処理装置2a(2b,…,2n)の積算制御処理部15a,(15b,…,15n)について説明する。なお、各積算制御処理部15a,15b,…,15nは同一構成であるので、以下、積算制御処理部15aについて説明し、他の15b,…,15nについては省略する。
【0024】
すなわち、積算処理装置2aの積算制御処理部15aは、図2に示すように、入力手段11aから入力される単価表作成指示に基づき、データ一時記憶手段14aから単価表作成画面21を読み出して表示した後、サーバ装置3のマスタデータベース31から積算基準となる単価表に必要な各積算項目名称に対応するフィールドデータ(規格,単位等のデータ)を読み出して単価表を作成する単価表作成手段151、入力手段11aから入力される数量計算入力指示の入力を受けて、データ一時記憶手段14aから電卓入力形式の計算過程入力画面22を表示し、通常の電卓イメージにて数量計算入力データを入力し、その計算結果である数量及び計算過程を前記単価表の構成要素である数量エリアに書込む数量計算入力手段152と、この手段152による数量計算入力データを用いて数量入力表画面23を生成する数量入力生成手段153が設けられている。
【0025】
従って、ある建築物の例えば塗装に関し、マスタデータベース31から積算基準となる積算項目名称,規格,単位等のデータを読み出すだけで、積算処理装置2aは、数量,当該数量を算出するに至った計算過程,この数量と単価とから計算される金額等からなる単価表レコードを有する費用の明細となる単価表を保管でき、第3者においては、その数量決定に関する根拠の正当性について容易にチェックできる。
【0026】
なお、以上の説明は、各積算処理装置2a,2b,…,2nの構成について説明したが、サーバ装置3側に同様の手段151〜153を設け、かつ、マスタデータベース31等に必要な画面21〜23を保存すれば、サーバ装置3が同様の処理を実行することが可能である。
【0027】
次に、積算処理装置の動作及び積算制御処理部15aが記録媒体13aから単価表作成処理用プログラムを読み出して一連の処理を実行する例について図3及び図4を参照して説明する。
【0028】
先ず、積算制御処理部15aは、単価表作成手段151を実行する。この、単価表作成手段151は、入力手段11aから単価表作成指示が入力されたか否かを判断し(S1)、作成指示が入力されたと判断された場合、データ一時記憶手段14aから図4に示す単価表作成画面21を読み出し、出力手段12aの1つである例えば表示部に表示する(S2)。
【0029】
この単価表作成画面21を表示した後、積算担当者等は、マスタデータベース31から積算対象に必要な積算項目名称を順次選択すると、各選択された積算項目対象に対応する規格,単位、単価等のデータを取り出し、画面の該当エリアに自動的に書込んで表示する(S3)。これらステップS1〜S3は単価表作成機能に相当する。従って、この段階においては、数量入力欄となる数量入力エリアと金額エリアだけが空白状態となっている。
【0030】
引き続き、積算制御処理部15aは、予め定める規則に従って例えば入力手段11aの一形態であるマウス操作による数量計算入力指示が有りか否かを判断し(S4)、指示入力がない場合には従来と同様な数量入力形態と判断し、指示入力がある場合には本来の数量計算入力手段152を起動する。すなわち、ここでは、データ一時記憶手段14aから電卓形式の計算過程入力画面22を読み出し、出力手段12aにウインドウ表示する(S5)。計算過程入力画面22を表示した後、数量入力表の表示指示が有りか否かを判断する(S6)。
【0031】
ここで、数量入力表が表示指示が無いと判断された場合、積算者等がマウス操作によって計算過程入力画面22に対して電卓イメージで数量計算入力データを順次入力すると(S7)、計算処理を実行する(S8)。そして、計算が複数行に及ぶことが多いので、計算終了まで続ける(S9)。これらステップS4〜S9は数量計算入力機能に相当する。
【0032】
なお、電卓形式による入力は、行単位で入力を行い、変数については定義が可能である。なお、定義済み変数はコンボックス(Combo Box)に表示される。数値のみの入力の場合、定数として判断する。入力された数量計算入力データは電卓同様に計算を行う。複数行の計算を行う場合、「M+」(行計算結果をプラス)または「M−」(行計算結果マイナス)により1行の計算結果を確定し、次行に移るものとする。
【0033】
そして、計算過程入力画面22の「=」を操作することにより、計算結果を数量として単価表データに反映する(S10)。さらに、計算過程を式データに変換し、同様に単価表データに登録する(S11,S12)。これらステップS10〜S12は数量計算過程保存機能に相当する。
【0034】
この計算過程を式データに変換する場合、一例として、例えば図5に示すようなデータ一時記憶手段14aに記憶されるデータ変換テーブルのデータ変換内容に基づいて変換する。
【0035】
引き続き、積算制御処理部15aは、数量入力表生成手段153を実行する。この数量入力表生成手段153は、単価表レコードに登録されている計算過程データから数量入力表を生成する(S13:数量入力表生成機能)。各行データについては、変数,定数,演算子(+,−,*,÷)を用い、各行の小計及び全行の集計を行い、例えば後述するように数量入力表メニューに必要な識別データ等の文書名を付してデータ一時記憶手段14aに保存する。
【0036】
ところで、ステップS6において、例えばマウスによる右クリックによる操作があれば、数量入力表の表示指示有りと判断し、データ一時記憶手段14aから数量入力表メニュー画面24を読み出して出力手段12aにウインドウ表示する(S14)。この数量入力表メニュー画面24は、過去に積算対象ごとに作成された数量入力表の一覧であり、例えばメニュー識別データとしては例えば積算対象「建築物の塗装」などによって表わされている。この中から今回の積算対象に近いか、あるいは比較的類似する積算対象を選択すると、データ一時記憶手段14aからその数量入力表メニューに対応する数量入力表画面23を読み出して出力手段12aに表示する(S15)。この数量入力表画面23を表示する理由は、今回の積算対象に近いか、あるいは比較的類似する積算対象の単価表作成の作業効率を上げるためである。
【0037】
ここで、積算者等においては、数量入力表画面23の必要なエリアの数値等を修正し、計算終了の指示を入力すれば(S16)、ステップS10に移行し、前述同様の処理を実行し、更新処理を実行する(S10〜S13)。
【0038】
これらステップS14〜S16は数量修正処理機能相当する。
【0039】
従って、以上のような一連の処理により、数量だけでなく、数量計算過程のデータも保存でき、しかもこの数量計算過程のデータから数量入力表を生成し、後の類似の積算対象に利用可能にしたので、数量入力表メニューから適宜選択し、修正利用することにより、単価表を効率的に作成できる。
【0040】
すなわち、本発明に係わる積算処理システム、積算処理装置及びプログラムの実施の形態によれば、従来、作成される単価表だけでなく、独立したツール(電卓,表計算ソフト)によって算出される数量の計算過程が積算処理装置15aに記憶され、これら単価表の集合体である積算設計書データを一元管理でき、ひいては既に作成された単価表の計算過程を修正時に有効に活用できる。よって、数量の算出に関わる作業の効率化を図ることができる。
【0041】
また、計算過程がデータ化されることにより、積算対象の性質が類似する場合、計算過程を表わす数量入力表を取り出し、数量計算入力データ等を修正するだけで流用することができ、数量の算出に関わる作業の効率化を図ることができる。
【0042】
さらに、単価表の集合体である積算設計書データを一元管理することにより、数量入力の転写ミスがなくなり、かつ、管理データの散在を防ぐことができる。
【0043】
さらに、数量決定の過程データが保存されているので、必要な第3者が積算の正当性をチェックでき、積算上のミス、不正を未然に回避できる。
【0044】
さらに、積算対象の性質が類似する場合、所要とする数量入力表を取り出し、修正、流用を図ることができ、非常に融通性に富んだものとすることが出来る。
【0045】
なお、算出される数量の数量過程が長文化する場合がありうるが、積算項目名称に含む個別の計算対象,例えば図4において「壁1」、「壁2」、「壁3」だけを書込み、これら各壁にリンクするように各壁の計算過程を別に格納する構成であってもよい。
【0046】
その他、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。例えば積算処理装置2a,2b,…,2nは、全てのプログラムを保有し、マスタデータベース31の積算基準となる単価表作成用データを参照し、単価表を作成したが、例えばマスタデータベース31がネットワークなしで積算処理装置2a,2b,…,2nに保有されているスタンドアロン形式の構成であってもよい。
【0047】
また、各実施の形態は可能な限り組み合わせて実施することが可能であり、その場合には組み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施の形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれており、開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点を解決するための手段に記載される全構成要件から幾つかの構成要件が省略されうることで発明が抽出された場合には、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、数量計算過程を含んで積算に関連するデータ全体を一元管理でき、他の単価表作成時に数量計算過程を有効活用することにより、単価表作成作業の効率化を図ることができ、また積算内容の正当性を容易にチェックできる積算処理システム、積算処理装置及びプログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る積算処理システムの一実施の形態を示す系統構成図。
【図2】 図1に示す積算処理装置の一具体例を説明する機能構成図。
【図3】 本発明に係わる積算処理装置の動作およびプログラムによる一連の処理を説明するフローチャート。
【図4】 本発明に係る積算処理装置のさらに詳細な具体例を説明する機能構成図。
【図5】 計算過程を計算式に変換する場合のデータ変換内容を説明する図。
【図6】 従来の積算処理装置の説明する機能構成図。
【符号の説明】
1…ネットワーク
2a,2b,…,2n…積算処理装置
3…サーバ装置
11a,11b,…,11n…入力手段
12a,12b,…,12n…出力手段
13a,13b,…,13n…記録媒体
14a,14b,…,14n…データ一時記憶手段
15a,15b,…,15n…積算処理制御部
31…マスタデータベース
151…単価表作成手段
152…数量計算入力手段
153…数量入力表生成手段

Claims (8)

  1. ネットワークを通じて複数の積算処理装置およびサーバ装置とが接続されてなる積算処理システムであって、
    前記サーバ装置は、積算基準となる単価表に関する積算項目名称及び単価表作成上必要とする単位、単価等の各種データを保存する第1の記憶手段が設けられ、前記各積算処理装置からの要求に応じて前記積算項目名称に対応する各種のデータを送信し、
    前記各積算処理装置は、前記単価表を作成するために必要な単価表作成画像データ、電卓形式の計算過程入力画像データを格納する第2の記憶手段と、前記単価表の作成に際し、前記第2の記憶手段から単価表作成画像データを読み出して表示するとともに、前記サーバ装置の第1の記憶手段から前記単価表に関する各積算項目名称に対応する単位、単価等のデータを取得し、前記単価表作成画像データの所定エリアに書込む単価表作成手段と、数量計算入力指示の入力に基づき、前記第2の記憶手段から計算過程入力画像データを読み出して表示し、この表示された計算過程入力画像の所定エリアに数量計算入力データを入力し、この数量計算入力データと前記単価とを用いて数量計算処理を実行し、前記単価表作成画像データの数量エリアに計算処理結果の数量及び計算過程を書込んで前記第2の記憶手段に保存する数量計算入力手段とを備えたことを特徴とする積算処理システム。
  2. 請求項1に記載する積算処理システムにおいて、
    前記積算処理装置は、前記数量計算入力手段によって取得された計算過程を用いて数量入力表画像データを生成し前記第2の記憶手段に保存する数量入力表生成手段と、修正・流用等の指示を受けた場合、予め過去の積算対象ごとに作成記憶される数量入力表一覧メニューを表す数量入力表メニュー画像データの中から今回の積算対象に類似する過去の積算対象の数量入力表メニューに対応する数量入力表画像データを読み出して表示しこの表示された数量入力表画像の数量計算入力データ等を修正し、前記単価表作成画像データの数量エリアに修正処理結果の数量及び計算過程を書込んで前記第2の記憶手段に保存する数量修正処理手段とを設けたことを特徴とする積算処理システム。
  3. 積算基準となる単価表に関する積算項目名称及び単価表作成上必要とする単位、単価等の各種データの他、前記単価表を作成するために必要な単価表作成画像データ、電卓形式の計算過程入力画像データを格納する記憶手段と、
    この記憶手段から単価表作成画像データを読み出して表示し、前記単価表に関する各積算項目名称に対応する単位、単価等のデータを取り出し、前記単価表作成画像データの所定エリアに書込む単価表作成手段と、
    数量計算入力指示の入力に基づき、前記記憶手段から計算過程入力画像データを読み出して表示するとともに、この表示された計算過程入力画像の所定エリアに数量計算入力データを入力し、前記単価を用いて数量計算処理を実行し、前記単価表作成画像データの数量エリアに計算処理結果の数量及び計算過程を書込んで前記記憶手段に保存する数量計算入力手段と
    を備えたことを特徴とする積算処理装置。
  4. 請求項3に記載の積算処理装置において、
    前記数量計算入力手段によって取得された計算過程を用いて数量入力表画像データを生成し前記記憶手段に保存する数量入力表生成手段と、修正・流用等の指示を受けた場合、予め過去の積算対象ごとに作成記憶される数量入力表一覧メニューを表す数量入力表メニュー画像データの中から今回の積算対象に類似する過去の積算対象の数量入力表メニューに対応する数量入力表画像データを読み出して表示しこの表示された数量入力表画像の数量計算入力データ等を修正し、前記単価表作成画像データの数量エリアに修正処理結果の数量及び計算過程を書込んで前記記憶手段に保存する数量修正処理手段とを設けたことを特徴とする積算処理装置。
  5. 入力部、予め積算基準となる単価表に関する積算項目名称及び単価表作成上必要とする単位、単価等の各種データ、単価表作成画像データ及び電卓形式の計算過程入力画像データを記憶する記憶部、積算制御処理部を備えたコンピュータによって、単価表作成処理を行うプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記積算制御処理部によって、前記入力部から単価表作成指示が入力されたとき、前記記憶部から前記単価表作成画像データを読み出して表示した後、当該記憶部から前記単価表に関する各積算項目名称に対応する単位、単価等のデータを取り出し、前記単価表作成画像データの所定エリアに書込む単価表作成機能と、前記入力部から数量計算入力指示入力されたとき前記記憶部から前記計算過程入力画像データを読み出して表示し、この表示された計算過程入力画像の所定エリアに数量計算入力データを入力する数量計算入力機能と、この数量計算入力データと前記単価とを用いて数量計算処理を実行し、前記単価表作成画像データの数量エリアに計算処理結果の数量及び計算過程を書込んで記憶する数量計算過程保存機能とを実現させることを特徴とする前記コンピュータ読取り可能なプログラム。
  6. 入力部、予め積算基準となる単価表に関する積算項目名称及び単価表作成上必要とする単位、単価等の各種データ、単価表作成画像データ、電卓形式の計算過程入力画像データ及び数量入力表メニュー画像データを記憶する記憶部、積算制御処理部を備えたコンピュータによって、単価表及び数量に関係する計算過程の履歴の作成処理を行うプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記積算制御処理部によって、前記入力部から単価表作成指示が入力されたとき、前記記憶部から前記単価表作成画像データを読み出して表示した後、当該記憶部から前記単価表に関する各積算項目名称に対応する単位、単価等のデータを取り出し、前記単価表作成画像データの所定エリアに書込む単価表作成機能と、前記入力部から数量計算入力指示が入力されたとき、前記記憶部から前記計算過程入力画像データを読み出して表示し、この表示された計算過程入力画像の所定エリアに数量計算入力データを入力する数量計算入力機能と、この数量計算入力データと前記単価とを用いて数量計算処理を実行し、前記単価表作成画像データの数量エリアに計算処理結果の数量及び計算過程を書込んで記憶する数量計算過程保存機能と、この数量計算過程保存機能により取得される計算過程を用いて数量入力表画像データを生成し、前記記憶部に保存する数量入力表生成機能と、修正・流用等の指示を受けた場合、予め過去の積算対象ごとに作成記憶される数量入力表一覧メニューを表す前記数量入力表メニュー画像データの中から今回の積算対象に類似する過去の積算対象の数量入力表メニューに対応する数量入力表画像データを読み出して表示し、この表示された該数量入力表画像の数量計算入力データ等を修正し、前記単価表作成画像データの数量エリアに修正処理結果の数量及び計算過程を書込み記憶する数量修正処理機能とを実現させることを特徴とする前記コンピュータ読取り可能なプログラム。
  7. 積算基準となる単価表に関する積算項目名称及び単価表作成上必要とする単位、単価等の各種データを記憶する外部装置にネットワークを通じて接続され入力部、単価表作成画像データ及び電卓形式の計算過程入力画像データを記憶する記憶部、積算制御処理部を備えたコンピュータによって、単価表作成処理を行うプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記積算制御処理部によって、前記入力部から単価表作成指示が入力されたとき、前記記憶部から前記単価表作成画像データを読み出して表示した後、前記外部装置から単価表に関する各積算項目名称に対応する単位、単価等のデータを取り出し、前記単価表作成画像データの所定エリアに書込む単価表作成機能と、前記入力部から数量計算入力指示入力されたとき前記記憶部から前記計算過程入力画像データを読み出して表示し、この表示された計算過程入力画像の所定エリアに数量計算入力データを入力する数量計算入力機能と、この数量計算入力データと前記単価とを用いて数量計算処理を実行し、前記単価表作成画像データの数量エリアに計算処理結果の数量及び計算過程を書込んで記憶する数量計算過程保存機能とを実現させることを特徴とする前記コンピュータ読取り可能なプログラム。
  8. 積算基準となる単価表に関する積算項目名称及び単価表作成上必要と する単位、単価等の各種データを記憶する外部装置にネットワークを通じて接続され、入力部、単価表作成画像データ、電卓形式の計算過程入力画像データ及び数量入力表メニュー画像データを記憶する記憶部、積算制御処理部を備えたコンピュータによって、単価表及び及び数量に関係する計算過程の履歴の作成処理を行うプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記積算制御処理部によって、前記入力部から単価表作成指示が入力されたとき、前記記憶部から前記単価表作成画像データを読み出して表示した後、前記外部装置から前記単価表に関する各積算項目名称に対応する単位、単価等のデータを取り出し、前記単価表作成画像データの所定エリアに書込む単価表作成機能と、前記入力部から数量計算入力指示が入力されたとき、前記記憶部から前記計算過程入力画像データを読み出して表示し、この表示された計算過程入力画像の所定エリアに数量計算入力データを入力する数量計算入力機能と、この数量計算入力データと前記単価とを用いて数量計算処理を実行し、前記単価表作成画像データの数量エリアに計算処理結果の数量及び計算過程を書込んで記憶する数量計算過程保存機能と、この数量計算過程保存機能により取得される計算過程を用いて数量入力表画像データを生成し前記記憶部に保存する数量入力表生成機能と修正・流用等の指示を受けた場合、予め過去の積算対象ごとに作成記憶される数量入力表一覧メニューを表す数量入力表メニュー画像データの中から今回の積算対象に類似する過去の積算対象の数量入力表メニューに対応する数量入力表画像データを読み出して表示しこの表示された数量入力表画像の数量計算入力データ等を修正し、前記単価表作成画像データの数量エリアに修正処理結果の数量及び計算過程を書込み記憶する数量修正処理機能とを実現させることを特徴とする前記コンピュータ読取り可能なプログラム。
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