JP2008158600A - 予実算管理支援システムおよび予実算管理支援方法 - Google Patents

予実算管理支援システムおよび予実算管理支援方法 Download PDF

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耕一 勝屋
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Abstract

【課題】 予算の執行状況を把握して今後の予算の執行見込みの想定を容易に行うことを可能にする予実算管理支援システムおよび予実算管理支援方法を提供する。
【解決手段】 当初の予算から算定された、所定期間毎の予算の執行見込み額を記憶すると共に、実績が確定している実績確定期間の所定期間毎の実績額を記憶するサーバ1と、実績が未確定である実績未確定期間の予算の執行見込み額をそれぞれ想定するための予算の執行見込み額の想定の指示が入力される端末21〜2mの入力部24と、入力部24に予算の執行見込み額の想定の指示が入力されると、サーバ1に記憶されている実績確定期間の実績額と、予算の執行見込み額であって、この実績確定期間に対応する見込み額とを基にして実績未確定期間の予算の執行見込み額をそれぞれ算定し、算定した見込み額によりサーバ1に記憶されている予算の執行見込み額をそれぞれ修正する処理部21とを備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、企業等の予算の執行状況を管理する予実算管理支援システムおよび予実算管理支援方法に関する。
企業等では経営の効率化などを図るために、本年度の予算と、期首から現在までの実算とから、予算の執行状況を管理する予実算管理が行われている。予実算管理によれば、企業等の施策を基にして年度の予算が組まれると、年度予算を例えば月単位で振り分ける。予算管理項目が売り上げである場合、月単位での売り上げ実績を把握し、翌月以降の売り上げ計画を修正し、当初の予算を達成するように支援している(例えば、特許文献1参照。)。また、予算管理項目が研究開発や事業展開等に関するものである場合にも、同様にして予算の執行状況を月単位で把握し、把握した執行状況を基にして、翌月以降の予算の執行見込み額を修正していく。
特開平11−7477号公報
ところで、予実算管理を行う場合に例えば月単位で予算の執行状況を把握するために、担当者の集計作業が必要であるが、1つの施策に対応して多数の勘定科目があり、コンピュータに記録されているので、担当者はコンピュータを用いて各勘定科目を集計する作業を行う必要がある。また、企業の施策にも各種のものがあり、勘定科目を集計して施策毎の執行状況を把握するまでに、担当者の多大な労力を必要とし、また、集計が終了するまでに誤りが発生する可能性もある。
この発明の目的は、前記の課題を解決し、予算の執行状況を把握して今後の予算の執行見込みの想定を容易に行うことを可能にする予実算管理支援システムおよび予実算管理支援方法を提供することにある。
前記の課題を解決するために、請求項1の発明は、当初の予算から算定された、所定期間毎の予算の執行見込み額を記憶する第1の記憶手段と、実績が確定している実績確定期間の所定期間毎の実績額を記憶する第2の記憶手段と、実績が未確定である実績未確定期間の所定期間毎の予算の執行見込み額をそれぞれ想定するための見込み額想定の指示が入力される入力手段と、前記入力手段に見込み額想定の指示が入力されると、前記第2の記憶手段に記憶されている実績確定期間の実績額と、前記第1の記憶手段に記憶されている予算の執行見込み額であって、この実績確定期間に対応する見込み額とを基にして前記実績未確定期間の所定期間毎の予算の執行見込み額をそれぞれ算定し、算定した見込み額により前記第1の記憶手段に記憶されている予算の執行見込み額をそれぞれ修正する処理手段とを備えることを特徴とする予実算管理支援システムである。
請求項1の発明では、第1の記憶手段が当初の予算から算定された所定期間毎の見込み額をあらかじめ記憶し、第2の記憶手段が実績確定期間の所定期間毎の実績額をあらかじめ記憶する。こうした状態のときに、入力手段に見込み額想定の指示が入力されると、処理手段は、第2の記憶手段に記憶されている実績確定期間の実績額と、第1の記憶手段に記憶されている予算の執行見込み額であって、この実績確定期間に対応する見込み額とを基にして実績未確定期間の所定期間毎の予算の執行見込み額をそれぞれ算定する。そして、処理手段は、算定した見込み額により第1の記憶手段に記憶されている予算の執行見込み額をそれぞれ修正する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の予実算管理支援システムにおいて、前記処理手段は、前記入力手段に指示された算定法により、前記実績未確定期間の予算の執行見込み額をそれぞれ算定することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載の予実算管理支援システムにおいて、前記処理手段は、前記入力手段に指示された算定法が按分法であると、前記実績確定期間の実績額と、この実績確定期間に対応する予算の執行見込み額との差額をそれぞれ算出し、算出した差額を基にして前記実績未確定期間の所定期間毎の予算の執行見込み額をそれぞれ算定することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2に記載の予実算管理支援システムにおいて、前記処理手段は、前記入力手段に指示された算定法が推定法であると、前記実績確定期間の各実績額の推移を基にして、前記実績未確定期間の所定期間毎の予算の執行見込み額をそれぞれ推定して算定することを特徴とする。
請求項5の発明は、当初の予算から算定された、所定期間毎の予算の執行見込み額を記憶すると共に、実績が確定している実績確定期間の所定期間毎の実績額を記憶し、実績が未確定である実績未確定期間の所定期間毎の予算の執行見込み額をそれぞれ想定するための見込み額想定の指示が入力されると、実績確定期間の実績額と、所定期間毎の予算の執行見込み額であって、この実績確定期間に対応する見込み額とを基にして前記実績未確定期間の所定期間毎の予算の執行見込み額をそれぞれ算定し、算定した見込み額により予算の執行見込み額をそれぞれ修正することを特徴とする予実算管理支援方法である。
請求項1、5の発明によれば、実績確定期間の実績額と予算の執行見込み額とを基にして、実績未確定期間の所定期間毎の予算の執行見込み額をそれぞれ算定し、この実績未確定期間の見込み額をそれぞれ修正するので、現在までの予算の執行状況を把握して今後の予算の執行見込み額を自動で想定することができる。これにより、実績未確定期間の予算の執行見込み額を算定するための担当者の負担を軽減することができる。
請求項2の発明によれば、入力された算定法により実績未確定期間の所定期間毎の予算の執行見込み額をそれぞれ算定するので、実績未確定期間における所定期間毎の予算の執行見込み額を各種の算定法を用いて算出することができる。
請求項3、4の発明によれば、実績確定期間における予算の執行見込み額と実績額との差額を基にした按分法や、実績確定期間の実績額を基にした推定法により、実績未確定期間の所定期間毎の予算の執行見込み額をそれぞれ算出することができる。
次に、この発明の実施の形態について、企業の予実算管理を行う場合を例として詳しく説明する。
この実施の形態による予実算管理支援システムを図1および図2に示す。図1の予実算管理支援システムは、サーバ1と端末21〜2mとを備えている。サーバ1はローカルエリアネットワーク(LAN)3を経由して端末21〜2mとデータ通信可能に接続されている。
サーバ1は予実算に関連する各種のデータを記憶装置11に記憶している。実算に関連するデータとして、サーバ1は実績管理テーブルを記憶している。実績管理テーブルは、1つの施策に対応して日常的に発生する各種の費用を、時系列で記録するものであり、その一例を図3に示す。図3の実績管理テーブル11Aは、「A施策」に対応する「広告宣伝費」や「会議費」などの勘定科目をそれぞれ記憶している。同様にして、実績管理テーブルは、各施策に対応する勘定科目を記憶している。実績管理テーブル11Aでは、A施策のための広告宣伝費として、費用が発生した日付に従って、「新聞広告」や「TVコマーシャル」などに要した金額などが記録されている。
サーバ1は、予算に関連するデータとして、予算管理テーブルを記憶している。予算管理テーブルは各施策に対応する予算の執行見込み額を記憶するものであり、その一例を図4に示す。図4の予算管理テーブル11Bは、各施策の当初の予算を表す「当初予算」、発生した費用を表す「実績額」、当初の予算と実績額との差を表す「残り予算」などを、所定期間として例えば1ヶ月毎に記録したものである。
サーバ1は、予算に関連するデータとして、翌月から期末までの予算の執行見込み額を表す予算執行見込み算定データを記憶する。
端末21〜2mは、予実算等の管理を行う担当者によって操作されるコンピュータであり、それぞれ同じ構成であるので、以下では端末21を代表例として説明する。端末21は、図2に示すように、処理部21、記憶部22、表示部23、入力部24、出力部25および通信部26を備えている。記憶部22、表示部23、入力部24、出力部25および通信部26はバス27により処理部21と接続されている。
表示部23は液晶ディスプレイ等の表示装置であり、処理部21の制御によって各種データなどを表示する。入力部24は担当者によって操作されるキーボードやマウスなどの入力装置であり、入力部24には各種の指示などが入力される。出力部25はプリンタなどの印字装置であり、処理部21の制御によって各種データを出力する。通信部26は、処理部21の制御によって、ローカルエリアネットワーク3を経てサーバ1とデータ通信を行う。記憶部22は各種のデータを一時的に記憶する記憶領域を備えた記憶装置である。また、記憶部22は各種のプログラムを記憶する記憶領域も備えている。
処理部21は、記憶部22に記憶されている各種のプログラムによる処理の中で予算の執行見込み額の想定処理を行う。処理部21は、予算の執行見込み額の想定処理を行うと、サーバ1から実績管理テーブルと予算管理テーブルとを読み出し、実績管理テーブルを用いて予算管理テーブルを更新する。このとき、処理部21は、翌月から期末までの予算の執行見込み額を各種の算定法により計算し、翌月から期末までの予算の執行見込み額を表す予算執行見込み算定データを作成する。そして、処理部21は、作成した予算執行見込み算定データをサーバ1に登録する。
次に、この実施の形態による予実算管理支援システムを用いた予実算管理支援方法について、各種の施策の中のA施策を例として説明する。A施策の実施に際して費用が発生すると、担当者は例えば端末21を操作して、サーバ1の実績管理テーブルに対して、発生した費用を記録する。例えば実績管理テーブルが図3の実績管理テーブル11Aである場合には、「新聞広告」などの費用が発生すると、担当者は実績管理テーブル11Aの勘定科目の中の「広告宣伝費」を更新する。
担当者は、こうした日常的に発生する費用を実績額として登録すると共に、所定期間として例えば1ヶ月毎に予算の執行見込み額の想定を行う。予算の執行見込み額の想定を行う場合、担当者は端末21の入力部24操作して予算の執行見込み額の想定の指示と予算の執行見込み額の想定の算定法を入力する。予算の執行見込み額の想定の指示が入力部24に入力されると、処理部21は、図5および図6に示す予算の執行見込み額の想定処理を開始し、入力部24から当月の予算の執行見込み額の想定の指示とその算定法を受け取る(ステップS1)。この後、1番目に処理する施策として例えばA施策を選択し(ステップS2)、この施策に対応する実績管理テーブルと予算管理テーブルとを読み出すための読出し要求を、通信部26を制御してサーバ1に送信する(ステップS3)。
サーバ1は、端末21からの読出し要求を受信すると、記憶装置11からA施策に対応する実績管理テーブルと予算管理テーブルとを読み出し、読み出した実績管理テーブルと予算管理テーブルとを端末21に送信する。
通信部26が実績管理テーブルと予算管理テーブルとを受信すると、処理部21は通信部26からこれらのテーブルを受け取る(ステップS4)。処理部21は、実績管理テーブルを受け取ると各勘定科目の金額を合計して、当月の実績額を算出し(ステップS5)、この実績額を当月の予算管理テーブルに記録して予算管理テーブルを更新する(ステップS6)。例えば、実績管理テーブルが図3の実績管理テーブル11Aであり、実績管理テーブルが図4の予算管理テーブル11Bであり、かつ、当月が4月である場合、処理部21は実績管理テーブル11AからA施策に対応するすべての勘定科目の金額を合計する。そして、処理部21は、算出した合計金額が「110」である場合に、予算管理テーブル11Bの実績額を「110」として記録し、かつ、当初の予算「1200」から実績額「110」を差し引いた額を残り予算額「1090」として登録して、予算管理テーブル11Bを更新する。
ステップS6が終了すると、処理部21は、ステップS1で受け取った予算の算定法を判別する(ステップS7)。ステップS7での判別結果が均等按分法である場合、つまり、実績未確定期間の各月に対して、実績確定期間の当初の予算執行見込み額と実績額との差額を均等に按分する場合、処理部21は均等按分法により見込み算定データを作成する(ステップS8)。具体的には図7に示すように、当月が6月である場合、当初の年度予算が「1200」であり、各月の予算執行見込み額が「1200」を12ヶ月で均等にした「100」であるとき、実績確定期間である4月〜6月の実績額をそれぞれ「110」、「130」、「150」とする。このとき、処理部21は、4月〜6月の当初の予算執行見込み額と実績額との差額を、
100−110=−10
100−130=−30
100−150=−50
の式から算出する。この後、処理部21は、各差額「−10」、「−30」、「−50」の合計を、
(−10)+(−30)+(−50)=−90
の式から算出する。
次に、処理部21は、差額の合計「−90」つまり実績確定期間の当初の予算執行見込み額と実績額との差額を、実績未確定期間である7月から翌年3月の9ヶ月に均等に按分する。つまり、処理部21は、
(−90)/9=−10
を按分額とし、この按分額「−10」により、実績未確定期間である7月から翌年3月の当初の予算執行見込み額を、
7月:100+(−10)=90
8月:100+(−10)=90

3月:100+(−10)=90
の式を用いて修正する。この結果により得られた実績未確定期間の各月の修正額「90」を新たな見込み額「90」とする。このようにして、処理部21はステップS8で均等按分法により見込み算定データを作成する。
なお、図7の見込み算定データでは、各月の当初の予算執行見込み額が同一である場合を例としたが、各月の当初の予算執行見込み額が図8に示すように異なる場合も同様である。例えば当月が5月であり、当初の年度予算が「1740」であり、各月の当初の予算執行見込み額が、
4月:「100」
5月:「150」

3月:「100」
のように異なるとき、処理部21は、4月、5月の各月の当初の予算執行見込み額と実績額との差額を、
100−300=−200
150−300=−150
の式から算出する。この後、処理部21は、各差額「−200」と「−150」との合計を、
(−200)+(−150)=−350
の式から算出する。次に、処理部21は、差額の合計「−350」を、実績未確定期間である6月から翌年3月の10ヶ月に均等に按分する。
ステップS7での判別結果が特定月按分法である場合、つまり、実績未確定期間の特定月に対して、実績確定期間の当初の予算執行見込み額と実績額との差額を均等に按分する場合、処理部21は特定月按分法により見込み算定データを作成する(ステップS9)。具体的には、図9に示すように当月が5月であり、当初の年度予算が「1740」であり、各月の当初の予算執行見込み額が、
4月:「100」
5月:「150」

3月:「100」
のように異なるとき、実績確定期間である4月と5月の実績額をそれぞれ「300」とする。このとき、処理部21は、4月と5月の当初の予算執行見込み額と実績額との差額を、
100−300=−200
150−300=−150
の式から算出する。この後、処理部21は、差額「−200」、「−150」の合計を、
(−200)+(−150)=−350
の式から算出する。
次に、処理部21は、差額の合計「−350」つまり実績確定期間の当初の予算執行見込み額と実績額との差額を、実績未確定期間である6月から翌年3月の10ヶ月の中の特定月である6月、9月、11月、2月、3月の5ヶ月に按分する。つまり、処理部21は、
(−350)/5=−70
を按分額とし、この按分額「−70」により、実績未確定期間の特定月の当初の予算執行見込み額を、
6月:120+(−70)=50
9月:90+(−70)=20
11月:300+(−70)=230
2月:80+(−70)=10
3月:100+(−70)=30
の式を用いて修正する。この結果により得られた実績未確定期間の特定月の修正額を新たな見込み額とする。このようにして、処理部21はステップS9で特定月按分法により見込み算定データを作成する。
ステップS7での判別結果が計画比率按分法である場合、つまり、年度当初の段階で計画した各月の予算執行見込み額の比率(以下、「計画比率」という)を基にして、実績未確定期間の各月に対して、実績確定期間の当初の予算執行見込み額と実績額との差額を按分する場合、処理部21は計画比率按分法により見込み算定データを作成する(ステップS10)。具体的には、図10に示すように当月が6月である場合、当初の年度予算が「1440」であり、各月の当初の予算執行見込み額が、
4月:「120」
5月:「200」

3月:「63」
のように異なるとき、実績確定期間である4月〜6月の実績額をそれぞれ「320」、「100」、「200」とする。このとき、処理部21は、4月〜6月の当初の予算執行見込み額と実績額との差額を、
120−320=−200
200−100=100
83−200=−117
の式から算出する。この後、処理部21は、各差額「−200」、「100」、「−117」の合計を、
(−200)+(100)+(−117)=−217
の式から算出する。
次に、処理部21は、年度当初の段階で計画した各月の予算執行見込み額の比率である計画比率を基にして、差額の合計「−217」つまり実績確定期間の当初の予算執行見込み額と実績額との差額を按分する。処理部21は計画比率を次のようにして算出する。例えばX月の計画比率をRXとし、各月の当初の予算執行見込み額をBUXとすると、処理部21は、
X=BUX/(BUX+…+BU3
の式を用いて計画比率をRXを算出する。さらに、差額の合計をTOとすると、処理部21はX月の按分額MOXを、
MOX=RX・TO
=[BUX/(BUX+…+BU3)]・TO
の式を用いて算出する。
図10の場合では当月が6月であるので、処理部21は、
7月の計画比率:163÷(163+263+…+63)
8月の計画比率:263÷(163+263+…+63)
9月の計画比率:53÷(163+263+…+63)

翌年3月の計画比率:63÷(163+263+…+63)
により算出する。この後、処理部21は、算出した各計画比率と、差額の合計「−217」とを用いて、7月の按分額MO7を、
MO7={163÷(163+263+…+63)}×(−217)=−34
とする。同じようにして、処理部21は8月以降の按分額を、
MO8={263÷(163+263+…+63)}×(−217)=−55
MO9={53÷(163+263+…+63)}×(−217)=−11

MO3={63÷(163+263+…+63)}×(−217)=−13
とする。処理部21は、これらの按分額により、実績未確定期間の各月の当初の予算執行見込み額を、
7月:163+(−34)=129
8月:263+(−55)=208
9月:53+(−11)=42

3月:63+(−13)=50
の式を用いて修正する。この結果により得られた実績未確定期間の各月の修正額を新たな見込み額とする。このようにして、処理部21はステップS10で計画比率按分法により見込み算定データを作成する。
ステップS7での判別結果が実績推定法である場合、つまり、年度当初から当月までの各月の実績を基にして、実績未確定期間の各月の見込み額を算定する場合、処理部21は実績推定法により見込み算定データを作成する(ステップS11)。具体的には、図11に示すように当月が6月である場合、当初の年度予算が「1200」であり、各月の当初の予算執行見込み額が「1200」を12ヶ月で均等にした「100」であるとき、実績確定期間である4月〜6月の実績額をそれぞれ「100」、「110」、「105」とする。このとき、処理部21は、翌月の修正額を、当月および前月の実績額から算出する。
例えば、
4月の見込み額A1
5月の見込み額A2
6月の見込み額A3

翌年3月の見込み額A12
とし、当月が6月であると、処理部21は、図12に示すように、6月の見込み額A3を、
(A1−A2)/A1=(A2−A3)/A2
の関係を用いて、
3=A2 2/A1
の式から算出する。この関係の中で、
(A1−A2)/A1
は、4月を基準にした5月における実績額の増加の割合を表すものであり、
(A2−A3)/A2
は、5月を基準にした6月における実績額の増加の割合を表すものである。つまり、処理部21は、実績確定期間の各月における実績額の増加の割合が同じになるように、実績未確定期間の見込み額Anを算出する。処理部21は、当月の見込み額Anを算出する場合、当月より1つ前の月の見込み額An-1と、さらにその前の月の見込み額An-2とから、
(An-2−Anー1)/An-2=(An-1−An)/Anー1
の関係により、
n=(An-12/An-2
の式を用いて算出する。図11の場合では当月が7月であるので、処理部21は7月の見込み額A4を、
4=A3 2/A2=100
とする。同じようにして、処理部21は、
8月の修正額:A5=A4 2/A3=96
9月の修正額:A6=A5 2/A4=91

翌年3月の修正額:A12=A11 2/A10=69
とする。こうして得られた実績未確定期間の各月の修正額を新たな見込み額とする。このようにして、処理部21はステップS11で実績推定法により見込み算定データを作成する。
ステップS8〜S11が終了すると、処理部21は、作成した見込み算定データを表示部23に表示し、また必要に応じて出力部25に出力すると共に、サーバ1の記憶装置11に記録する(ステップS12)。この後、処理部21は、ステップS2で選択した施策とは別の施策の有無を判断する(ステップS13)。もし、ステップS13で別の施策があれば、処理部21は次の施策を選択して(ステップS14)、処理をステップS3に戻す。また、ステップS13で別の施策が無ければ、処理部21は予算の執行見込み額の想定処理を終了する。
こうして、この実施の形態により、実績未確定期間の各月の見込み額を自動で算出することができる。これにより、見込み額を算出するための担当者の負担を軽減することができる。また、入力部24に入力した算定法により、均等按分法、特定月按分法、計画比率按分法、実績推定法のいずれかにより、実績未確定期間の各月の見込み額を算出することができる。
以上、この発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、この実施の形態による算定法として、均等按分法、特定月按分法、計画比率按分法、実績推定法を用いたが、算定法はこれらに限定されることはない。
この発明の実施の形態による予実算管理支援システムを示すブロック図である。 図1の端末の構成を示すブロック図である。 実績管理テーブルの一例を示す図である。 予算管理テーブルの一例を示す図である。 端末による予算想定処理を示すフローチャートである。 端末による予算想定処理を示すフローチャートである。 均等按分法により作成された見込み算定データの一例を示す図である。 均等按分法により作成された見込み算定データの一例を示す図である。 特定月按分法により作成された見込み算定データの一例を示す図である。 計画比率按分法により作成された見込み算定データの一例を示す図である。 実績推定法により作成された見込み算定データの一例を示す図である。 実績推定法により6月の見込み額を算定する様子を説明する図である。
符号の説明
1 サーバ(第1および第2の記憶手段)
11 記憶装置
1〜2m 端末
21 処理部(処理手段)
22 記憶部
23 表示部
24 入力部
25 出力部
26 通信部
27 バス
3 ローカルエリアネットワーク

Claims (5)

  1. 当初の予算から算定された、所定期間毎の予算の執行見込み額を記憶する第1の記憶手段と、
    実績が確定している期間(以下、「実績確定期間」という)の所定期間毎の実績額を記憶する第2の記憶手段と、
    実績が未確定である期間(以下、「実績未確定期間」という)の所定期間毎の予算の執行見込み額をそれぞれ想定するための見込み額想定の指示が入力される入力手段と、
    前記入力手段に見込み額想定の指示が入力されると、前記第2の記憶手段に記憶されている実績確定期間の実績額と、前記第1の記憶手段に記憶されている予算の執行見込み額であって、この実績確定期間に対応する見込み額とを基にして前記実績未確定期間の予算の執行見込み額をそれぞれ算定し、算定した見込み額により前記第1の記憶手段に記憶されている所定期間毎の予算の執行見込み額をそれぞれ修正する処理手段と、
    を備えることを特徴とする予実算管理支援システム。
  2. 前記処理手段は、前記入力手段に指示された算定法により、前記実績未確定期間の所定期間毎の予算の執行見込み額をそれぞれ算定することを特徴とする請求項1に記載の予実算管理支援システム。
  3. 前記処理手段は、前記入力手段に指示された算定法が按分法であると、前記実績確定期間の実績額と、この実績確定期間に対応する予算の執行見込み額との差額をそれぞれ算出し、算出した差額を基にして前記実績未確定期間の所定期間毎の予算の執行見込み額をそれぞれ算定することを特徴とする請求項2に記載の予実算管理支援システム。
  4. 前記処理手段は、前記入力手段に指示された算定法が推定法であると、前記実績確定期間の各実績額の推移を基にして、前記実績未確定期間の所定期間毎の予算の執行見込み額をそれぞれ推定して算定することを特徴とする請求項2に記載の予実算管理支援システム。
  5. 当初の予算から算定された、所定期間毎の予算の執行見込み額を記憶すると共に、実績が確定している実績確定期間の所定期間毎の実績額を記憶し、
    実績が未確定である実績未確定期間の予算の執行見込み額をそれぞれ想定するための見込み額想定の指示が入力されると、実績確定期間の実績額と、所定期間毎の予算の執行見込み額であって、この実績確定期間に対応する見込み額とを基にして前記実績未確定期間の予算の執行見込み額をそれぞれ算定し、
    算定した見込み額により予算の執行見込み額をそれぞれ修正する、
    ことを特徴とする予実算管理支援方法。
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