JP4450816B2 - 個人単価算出システム及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、所定期間内における個人単価を、社員毎に算出する個人単価算出システム及びコンピュータプログラムに関する。
各作業にかかった費用を、作業員の個人単価及び作業時間に基づいて算出するシステムは既に知られている(例えば特許文献1及び特許文献2)。
特開2004−185157号公報 特開2005−216013号公報
しかし、上記システムにおける個人単価は、既に設定されたものを使用するだけであり、管理側の事情を考慮して個人単価を算出するシステムは存在しない。
そこで、本発明は、管理側の事情を考慮した個人単価を算出する個人単価算出システム及びその個人単価算出システムを実現するためのコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、以下の方法により上述した課題を解決する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
本発明の個人単価算出システム(1)は、所定期間内に複数の作業員のそれぞれにかかる費用である個人費用を各作業員に対応付けて記憶する個人費用記憶手段(31)と、前記所定期間内の前記各作業員に割り振ることができない費用である複数の共通費用を記憶する共通費用記憶手段(31)と、前記所定期間内の各作業員の実働時間を実際工数として作業員毎に対応付けて記憶する実際工数記憶手段(31)と、前記所定期間内に各作業員が消化した有給休暇に対応する工数を有給工数として記憶する有給工数記憶手段(31)と、前記実際工数記憶手段及び前記有給工数記憶手段を参照して、各作業員の前記実際工数と前記有給工数とを加算した工数をその作業員の個人工数として決定し、前記個人工数が所定の規定工数に足りない場合は、その規定工数になるように補完工数を加算して前記個人工数として決定する個人工数決定手段(30)と、前記個人費用記憶手段を参照して、各作業員の前記個人費用前記個人工数で除することにより、各作業員の個人費用単価を算出する個人費用単価算出手段(30)と、前記複数の共通費用の合計値前記複数の作業員の前記個人工数の合計値で除することにより、各作業員に共通の共通費用単価を算出する共通費用単価算出手段(30)と、前記各作業員の前記個人工数から前記実際工数を除いた補正工数に対応する費用である補正費用を、各作業員の前記個人費用単価及び前記共通費用単価を加算した仮個人単価に前記各作業員の前記補正工数を乗ずることにより、算出する補正費用算出手段(30)と、前記補正費用算出手段によって算出された各社員の前記補正費用の合計値各社員の前記実際工数の合計値で除することにより、各社員に共通の補正費用単価を算出する補正費用単価算出手段(30)と、各社員の前記個人費用単価に、前記共通費用単価及び前記補正費用単価を加算した値を、各社員の個人単価として算出する個人単価算出手段(30)とを有することにより、上述の課題を解決する。
本発明の個人単価算出システムによれば、個人工数決定手段によって、各作業員の個人工数は少なくとも規定工数を有するように補正される。これによって、各作業員の実際工数のばらつきを抑えることができ、実際工数の格差によって発生する個人費用単価の格差を抑えることができる。共通費用単価算出手段では、各作業員に共通の共通費用単価が算出されるので、各作業員に割り振れない共通費用の単価を各作業員按分することができる。更に、補正費用算出手段によって、個人費用単価及び共通費用単価に基づいて、個人工数から実際工数を除いた補正工数に対応する、即ち実際には作業していない工数に対応する補正費用を算出し、補正費用単価算出手段によって各作業員に共通の補正費用単価を求めることができる。これによって、作業員や部署によって実際工数が大きく異なる場合であっても、補正工数に基づいた補正費用を考慮しつつ、かつ補正費用の偏りが是正された個人単価を求めることができる。以上のように、本発明によれば、実際工数の違いによって個人単価に極端に違いが生じるのを回避することができ、組織の全体的な収益管理を判断する上で好ましい個人単価を取得することができる。
作業員は個人単価の算出対象である者であれば役職は問わない。個人費用記憶手段、共通費用記憶手段、実際工数記憶手段、及び有給工数記憶手段の各記憶手段は、他のシステムが管理するデータに基づいて求められた結果として一時的に情報を記憶する場合と、ユーザによって入力された情報を一時的に記憶する場合と、データベースとして継続的に情報を記憶する場合とを含む。また、各手段は、1つのコンピュータとして構成されてもよいし、通信回線を介して所定のデータが送受信されることにより構成されてもよい。
また、前記規定工数は社員毎に異なる工数が設定されていてもよい。これにより、作業員の個人費用や部署に応じた規定工数を設定することができる。例えば作業員毎にその作業の規定工数を対応付けたテーブルを所定の記憶手段に保持しておけばよい。
本発明のコンピュータプログラムは、所定期間内に複数の作業員のそれぞれにかかる費用である個人費用を各作業員に対応付けて記憶する個人費用記憶手段(31)と、前記所定期間内の前記各作業員に割り振ることができない費用である複数の共通費用を記憶する共通費用記憶手段(31)と、前記所定期間内の各作業員の実働時間を実際工数として作業員毎に対応付けて記憶する実際工数記憶手段(31)と、前記所定期間内に各作業員が消化した有給休暇に対応する工数を有給工数として記憶する有給工数記憶手段(31)とを備えたコンピュータを、前記実際工数記憶手段及び前記有給工数記憶手段を参照して、各作業員の前記実際工数と前記有給工数とを加算した工数をその作業員の個人工数として決定し、前記個人工数が所定の規定工数に足りない場合は、その規定工数になるように補完工数を加算して前記個人工数として決定する個人工数決定手段(30)と、前記個人費用記憶手段を参照して、各作業員の前記個人費用前記個人工数で除することにより、各作業員の個人費用単価を算出する個人費用単価算出手段(30)と、前記複数の共通費用の合計値前記複数の作業員の前記個人工数の合計値で除することにより、各作業員に共通の共通費用単価を算出する共通費用単価算出手段(30)と、前記各作業員の前記個人工数から前記実際工数を除いた補正工数に対応する費用である補正費用を、各作業員の前記個人費用単価及び前記共通費用単価を加算した仮個人単価に前記各作業員の前記補正工数を乗ずることにより、算出する補正費用算出手段(30)と、前記補正費用算出手段によって算出された各社員の前記補正費用の合計値各社員の前記実際工数の合計値で徐することにより、各社員に共通の補正費用単価を算出する補正費用単価算出手段(30)と、各社員の前記個人費用単価に、前記共通費用単価及び前記補正費用単価を加算した値を、各社員の個人単価として算出する個人単価算出手段(30)として機能させることにより、上記の課題を解決する。このコンピュータプログラムにより、1つのコンピュータによって本発明の個人単価算出システムを実現することができる。
以上説明したように、本発明によれば、各作業員の実際工数と有給工数とを加算した工数をその作業員の個人工数として決定し、その個人工数が所定の規定工数に足りない場合は、その規定工数になるように補完工数を加算して個人工数として決定し、その個人工数に基づいて個人費用単価及び共通費用単価を算出する。また、各作業員の個人工数から実際工数を除いた補正工数に対応する費用である補正費用の合計値及び各社員の実際工数の合計値に基づいて各作業員に共通の補正費用単価を求め、個人費用単価、共通費用単価及び補正費用単価を加算した値を、各社員の個人単価として算出することにより、作業員の事情及び管理側の事情を考慮した個人単価を算出する個人単価算出システム等を提供することができる。
図1は、本発明の原価管理システム1のハードウェア構成の概略を示すブロック図である。原価管理システム1は、入力部10と出力部20と制御ユニット30と通信部40とで構成される。入力部10は、ユーザからの各種指示やデータの入力を受け付ける。出力部20はモニタ及びプリンタを含み、ユーザへの各種要求をモニタに表示し、処理結果をモニタ画面や帳票に出力する。通信部40は社内の他のシステムや各パーソナルコンピュータ(以下「パソコン」という。)と各種データを送受信するインターフェースである。制御ユニット30は、CPU及びその動作に必要なRAM、ROM等を含む記憶部31や各種周辺回路を備えコンピュータとして構成される。記憶部31には本発明を実現するために必要な各種データが一時的又は長期的に保存される。制御ユニット30は記憶部31に記憶されているプログラムによって、売上に対する原価を算出する原価算出部32と売上に関する収益を管理する収益管理部33、原価の振替に関する処理を行う振替処理部34として機能する。各部32、33、34の機能の詳細については後述する。
本発明の原価管理システム1は、各売上に関する作業量に基づいて各原価項目についての原価を算出する。作業量は社員による作業時間とプリンタやパソコン等の機械の使用時間とを含めた概念である。本形態では、顧客からの受注によってシステム開発やシステム保守を行うシステム開発会社に対して本発明の原価管理システム1を適用した場合を例にして説明する。
社員の作業に対して日単位で作成される作業データ50について説明する。作業データ50は図2に示すように、原価項目コード51、業務コード52、社員コード53、部署コード54、作業量55、及び日付56で構成される。原価項目コード51は、原価を算出する単位となる項目に固有に付されるコードである。例えば、人件費、パソコン及びパンチマシン等がある。パソコンやパンチマシン等のマシン類については各マシンを識別でき、かつマシンの種別も識別可能なコード体系になっている。これにより、各マシンを区別してデータを集計することもできるし、マシン種別毎にデータを集計することもできる。以下、原価項目コード51が示す原価項目を「原価項目51」という。
業務コード52は作業対象の業務を示すコードである。業務には、顧客に対する売上がある顧客業務と売上と直接関係のない社内での作業や社内研修等の社内業務とがあり、業務コード52は、顧客業務と社内業務とを制御ユニット30が識別できるようなコード体系に設定されている。以下、業務コード52で識別可能な単位を単に「業務」という。例えば、システム開発会社において、顧客業務にはシステム開発や保守、メンテナンス等があり、社内業務には社内研修や社内会議等がある。
社員コード53は作業する社員を識別するコードであり、部署コード54は業務コード52に対応付けられた部署を示すコードである。作業量55は業務コード52の業務に関して社員コード53の社員が作業した作業量を示す。作業量の単位としては、例えば、原価項目51が人件費の場合は作業時間、原価項目51がパソコンである場合はCPU稼働時間、原価項目51がプリンタの場合は印字ライン数が使用される。日付56は作業を行った日付を示す。
図2に示す作業データ50の場合は、開発部(10000)の社員X(SN001)が、顧客Aのシステム開発業務(A0001)に関して2006年3月1日に3時間作業した原価が原価項目「人件費」(G01)として設定され、同じ2006年3月1日に、開発部(10000)の社員X(SN001)が、顧客Aのシステム開発業務(A0001)に関してパソコンを2時間使用した原価が原価項目「パソコン」(P01)として設定されている。また、2006年3月2日に開発部(10000)の社員X(SN001)が、社内業務(X0001)に関して5時間作業した原価が原価項目「人件費」(G01)として設定されている。
作業データ50は、例えば、社内の各パソコンに作業データ50を作成するための作業データ作成システム用のプログラムが備えられ、必要事項が所定の方法によってパソコンに入力されると、当該プログラムによって作成される。必要事項の入力は、社員による入力であってもよいし、作業データ作成システムや他のシステムからの取得による入力でもよい。例えば、パソコンを使用する作業の場合は、社員コードや業務コードの入力、及び所定の作業開始操作及び作業終了操作をパソコンに対して行うことにより、作業データ作成システムが作業時間やCPU稼働時間を算出して作業データ50の作業量55として設定する。また、原価項目51がプリンタの場合は、作業データ作成システムが印字ライン数を取得してこれを作業量55として設定する。
上述したように、社内の各パソコンにて作成された作業データ50は、作成されるたびに原価管理システム1へ送られて記憶部31に記憶されてもよいし、所定の周期毎に原価管理システム1へ送られて記憶部31に記憶されてもよい。また、作成された作業データ50を他のシステムのデータベースに蓄積し、必要に応じて当該データベースから必要な作業データ50を抽出して記憶部31に記憶してもよい。
本形態の原価管理システム1では、上述した作業データ50を所定期間として1ケ月分記憶部31に蓄積し、この蓄積した作業データ50に基づいて、1ケ月毎に業務別及び部署別の収益管理に関する処理を行う。以下、1ケ月分の作業データ50を全作業データという。業務別の収益管理に関する処理では、全作業データに基づいて図3に示す収益管理データ60が作成される。収益管理データ60は、顧客業務毎の収益状況を示すデータであり、業務コード52、売上62、原価計63、粗利64、及び複数の原価項目65で構成される。売上62は1ケ月間の業務コード52が示す業務の売上であり、各原価項目65は各原価項目65の実際原価を示す。実際原価の算出方法については後述する。原価計63は、対応する業務に関する原価項目65の実際原価の合計値であり、粗利64は売上62から原価計63を除いた値である。
収益管理データ60が作成される制御ユニット30が行う業務別収益管理処理について、図4のフローチャートに従って説明する。まず、ステップS100では、全作業データを対象にして、各原価項目について業務毎に作業量55を集計する。例えば、業務コード52及び原価項目コード51が一致する作業量55を集計すればよい。以下、原価項目及び業務に関して作業量55が集計された状態のデータを集計データという時がある。集計データは記憶部31に保持される。これにより、記憶部31は作業量記憶手段として機能する。次に、ステップS101にて、集計データに基づいて顧客業務毎の各原価項目の実際原価を算出する。実際原価の算出方法については後述する。
実際原価の算出後ステップS102に進み、収益管理データ60を作成する。即ち、算出された各原価項目の実際原価を原価項目65に設定し、業務コード52が示す業務の売上データを、例えば売上管理システムから取得して売上62に設定する。原価計63及び粗利64のそれぞれには、売上62に設定された値及び各原価項目65に設定された実際原価に基づいて上述した要領で設定する。次にステップS103にて作成された収益管理データ60に基づいた収益管理処理を行う。制御ユニット30は、収益管理処理として、例えば収益管理データ60に基づいて、業務別の収益管理表をモニタやプリンタ等の出力部20に出力する。また、収益管理データ60を通信部40を介して他のシステムへ出力してもよいし、記憶部31に保持してもよい。これにより、制御ユニット30は収益管理部と33として機能する。
業務コード52が”A0001”〜”A0005”の各業務についての収益管理表の例を図5に示す。この例では、原価項目65は、人件費、外注費、汎用機、汎用プリンタ、パソコン、パンチマシン、パンチ人件費の7種である。原価計63は7つの原価項目65の合計値である。売上額62、原価計63、粗利64には、収益管理データ60の売上62、原価計63、粗利64の値がそれぞれ対応する。なお、業務名称は、例えば、従来既知の方法により、業務コードと業務名称とを対応付けた業務マスタを参照することにより、取得すればよい。
顧客業務の実際原価が算出される実際原価算出処理について図6のフローチャートに従って説明する。実際原価算出処理は原価算出部32として機能する制御ユニット30によって行われる。実際原価は顧客業務毎に各原価項目について算出される。以下、顧客業務Aについての実際原価を算出する場合を例にして説明する。各原価項目の実際原価は、顧客業務Aに直接関係する原価である直接原価と、社内業務の原価として顧客業務Aに割り振られた間接原価とが加算されることによって得られる。例えば、人件費の実際原価の場合、直接原価は原価項目51が「人件費」で業務52が「顧客業務A」の作業データ50の作業量55に対応する原価であり、間接原価は、原価項目51が「人件費」で業務52が社内業務である作業データ50の作業量55に対応する原価のうち顧客業務Aに割り振られる原価である。
顧客業務Aについて、原価項目aの実際原価を算出する場合について説明する。以下、合計という時は実際原価の算出対象期間の合計(本形態では1ケ月)を示す。まず、ステップS110にて原価項目aの直接原価を式1により算出する。これにより、原価算出部32は直接原価算出手段として機能する。
直接原価=項目単価×直接作業量 ・・・・・式1
直接作業量は顧客業務Aの原価項目aに関して集計された作業量である。集計データを参照して、業務コード52が顧客業務Aで原価項目コード51が原価項目aの作業量55を参照すればよい。項目単価は、原価項目aに関する単価である。例えば、原価項目aが人件費であれば1時間当たりの人件費であり、プリンタであれば1行当たりのプリンタにかかる経費である。
項目単価は予め設定されてもよいし、例えば、人件費の単価は、顧客業務担当の社員の人件費合計/顧客業務担当の社員の作業量合計にて求め、プリンタの経費の単価は全プリンタの経費合計/全プリンタの作業量合計にて求められてもよい。各原価項目の項目原価は記憶部31に一時的または長期的に記憶されている。これにより記憶部31は単価記憶手段として機能する。
次にステップS111にて原価項目aの間接原価を式2により算出する。これにより、原価算出部32は間接原価算出手段として機能する。
間接原価=間接費単価×直接作業量 ・・・・式2
直接作業量は上述したように、顧客業務Aの原価項目aに関して集計された作業量である。間接費単価は、社内業務の単価であり、例えば、式3により算出する。
間接費単価=社内業務費用合計/直接作業量合計 ・・・式3
直接作業量合計は原価項目aについての全顧客業務の直接作業量の合計である。集計データにおいて、顧客業務を示す業務コード52に対応する原価項目aの作業量55の合計を求めればよい。
社内業務費用合計は原価項目aに関して社内業務にかかった費用であり、式4によって求める。これにより、原価算出部32は社内経費算出手段として機能する。
社内業務費用合計=項目単価×社内業務についての作業量合計 ・・・・式4
「社内業務についての作業量合計」は、全社内業務に関して原価項目aの作業量55を合計すればよい。項目単価は直接単価を算出する場合と同様である。なお、間接費単価は原価項目aに関する処理において全ての業務に共通である。項目単価を社員毎に異なる単価とする場合は、社員毎の社内業務費用を算出し、これらを合計した値が社内業務費用合計である。
以上のように、原価項目aに関する間接原価は、原価項目aについて、直接作業量合計に対する顧客業務に関する直接作業量の割合に応じて、社内業務費用合計を各顧客業務に割り振った値として求められる。最後にステップS112にて、直接原価と間接原価とを加算することにより、実際原価を算出する。これにより、原価算出部32は原価算出手段として機能する。
例えば、原価項目として人件費の実際原価を算出する手順について具体的に説明する。図7は、全作業データから得られる集計データのうち、原価項目51が「人件費」についての集計データである。人件費の項目単価は予め5000円に設定されているとする。顧客業務としては顧客業務A、顧客業務B及び顧客業務Cがあり、社内業務としては社内研修及び会議がある。例えば、顧客業務Aについての1ケ月の直接作業量である作業量合計は20時間であり、社内研修についての1ケ月の作業量合計は8時間であることを示す。
以下、顧客業務Aに関する人件費の実際原価を算出する手順について説明する。まず、直接原価を求める。顧客業務Aの直接作業量は20時間であるから、直接原価は、式1より、5000×20=10万となる。次に、間接原価を求める。直接作業量合計は各顧客業務A、B、Cの直接作業量を合計することにより、20+10+10=40時間であり、社内業務経費合計は、式4より5000×(8+12)=10万である。従って、間接費単価は、式3より10/40=0.25万であるから、間接原価は、0.25×20=5万になる。従って、顧客業務Aについての人件費の実際原価は10万(直接原価)+5万(間接原価)=15万である。
同様にして、顧客業務B及び顧客業務Cの実際原価は次のように求められる。なお、顧客業務Bと顧客業務Cとは同じ作業量なので同じ実際原価である。
直接原価:5000×10=5万
間接原価:0.25×10=2.5万
実際原価:5+2.5=7.5万
以上のように、顧客業務Aについて人件費の実際原価を算出後、続いて他の原価項目についても同様に実際原価を算出する。更に、他の顧客業務についても各原価項目の実際原価項目を算出する。これにより、全作業データに基づいた収益管理データ60が作成される。
次に、作業者の作業時間を原価として計上するための原価項目として人件費に関しての部署別の損益管理に関する処理について説明する。部署別損益管理処理では、ある部署に所属する社員が他の部署に関する業務をした場合に、当該業務に関するその社員の人件費を他の部署に振り替えて部署別の損益管理表を作成する。これにより、社員が所属する部署に依存せずに各部署の人件費に関して正確な損益管理を行うことができる。社員が所属する部署ではない部署に関する業務をする場合としては、例えば、業務部に所属する社員が、開発部の業務のためにパンチ業務を行う場合や、開発部に所属する社員が営業部の業務を行う場合等がある。
以下、人件費の振替先である部署を振替先部署、振替先部署へ振り替える費用を振替額といい、振替元である部署を振替元部署、振替元部署から振り替えられる費用を受取額という。本形態では、業務部の社員が営業部の受託計算に関する業務(例えば、パンチ業務)を行った場合に、当該パンチ業務に関する当該社員の人件費を、営業部の原価(人件費)として振り替える場合を例にして説明する。なお、部署別損益管理処理における処理対象の原価項目は人件費に限らず、時間単価で費用が算出される原価であればよい。
部署別損益管理処理について、図8に示すフローチャートに従って説明する。部署別損益管理処理は制御ユニット30によって行われる。本形態の部署別損益管理処理は、所定期間として1ヶ月間蓄積された作業データ50のうち人件費に関する作業データ50、即ち原価項目コード51が「G01」(人件費)を示す作業データ50に基づいて行われる。
本形態の部署別損益管理処理は部署毎に処理を行うので、まず、ステップS120にて全作業データから処理対象の部署の作業データ50を抽出する。全作業データから処理対象の部署コード54を有する作業データ50を抽出すればよい。本形態では、部署コード54が「30000」(業務部)である作業データ50を抽出する。
抽出された作業データ50の例を図9に示す。処理対象の作業データ50が抽出されると、ステップS121の部署別集計処理が行われる。部署別集計処理では、処理対象の部署についての振替集計データ79が業務種毎に生成される。生成された振替集計データ79は記憶部31に記憶される。振替集計データ79は、図10に示すように、部署54と、業務種別71と、自部署人件費72と、振替先部署73と、振替額74とが対応付けられている。
部署54は部署別集計処理の処理対象の部署を示す部署コード54である。業務種別71は、複数の業務を所定のタイプで区分するための種別であり、本形態では受託計算とシステム開発とがある。業務種別が制御ユニット30によって業務コード52から識別されるように、業務コード52のコード体系を設定すればよい。自部署人件費72は業務種別71の業務に関して部署54に所属する社員の人件費を示す。振替先部署73と振替額74とは振替先部署ごとに対応付けられている。振替先部署73は自部署人件費72のうち振り替えるべき人件費の振替先の部署の部署コードを示し、振替額74は対応付けられた振替先への振替額を示す。
図10の振替集計データ79では振替先部署73として2つの振替先、即ち振替先部署1及び振替先部署2が設定され、各振替先にはそれぞれ振替額1及び振替額2が対応付けられているが、部署54に対応付けられる振替先部署73の数は部署別集計処理の結果によって可変である。また、人件費の振替がない業務の場合の振替集計データ79には、振替先部署73及び振替額74は含まれない。
部署別集計処理における具体的な手順は後述する。部署別集計処理が終了すると、ステップS122に進んで全ての部署について部署別集計処理が行われたか否かが判断される。まだ処理されていない部署がある場合はステップS120に戻って次の部署についての処理を行う。部署別集計処理がされていない部署が残っている場合は、ステップS120へ戻って次の部署(例えば「開発部」)についての処理を行う。全ての部署について部署別集計処理が終了していると判断された場合は、ステップS123へ進み、生成された振替集計データ79に基づいて部署別損益管理表を作成する。
本形態の部署別損益管理表BTを図11に示す。部署別損益管理表BTは部署毎に売上、粗利、原価、販売管理費(以下「販管費」というときがある)、及び営業利益を一覧にした表である。本形態の部署別損益管理表BTにおける部署は営業部、開発部、及び業務部である。原価は人件費であり、各業務種別についての売上、粗利及び原価が示される。売上は例えば従来既知の業務毎の売上を管理する売上システムから業務毎又は業務種毎に取得すればよい。
部署別損益管理表BTにおける各値の設定について、業務部の受託計算の原価を例にして説明する。部署別損益管理表BTにおける各値の設定は制御ユニット30によって行われる。業務部の受託計算の原価は、図12に示す業務部の受託計算に関する振替集計データ79kに基づいて設定される。自部署人件費72kは、業務部の受託計算の自部署の人件費72kkとして設定される。振替先の営業部への振替額74kのマイナス値が業務部の受託計算の原価の振替項目74k−として設定される。振替先部署である営業部の受託計算においては、振替項目74k−と同じライン上に振替額74kのプラス値を業務部からの受取額74k+として設定する。これにより、制御ユニット30は振替先処理手段として機能する。
業務部の受託計算についての振替後の原価76a(以下「業務別振替後原価76a」という。)は、自部署項目72kkから振替額74を除いた額として設定され、本形態の場合は6,000,000である。業務部の振替後原価75gは受託計算の業務別振替後原価76aとソフト開発の業務別振替後原価76bとの合計であり、本形態の場合は6,000,000である。他の部署についても同様に各業務別振替後原価を求めた後、部署の振替後原価を算出すればよい。
振替先である営業部の振替後原価75eについて説明する。本形態では、営業部の受託計算の原価に対して開発部から20,000,000、及び業務から10,000,000の振替がある。従って、営業部の受託計算の業務別振替後原価76cはこれら振替額の合計(30,000,000)として設定される。営業部の原価75eは受託計算の業務別振替後原価76cとソフト開発の業務別振替後原価76dとの合計、即ち38,000,000と設定される。
なお、本形態では営業部にて発生した人件費は本形態では販売管理費として設定される。営業部にて発生した人件費は部署別集計処理における処理を営業部について行えばよい。また、粗利は売上−原価の計算により設定され、営業利益は粗利−販売管理費の計算により設定される。
部署別集計処理について図13のフローチャートに従って説明する。部署別集計処理は制御ユニット30によって行われる。部署別集計処理は後述するように業務種別に行われるので、業務種別が「受託計算」の振替集計データ79を生成する手順を例にして説明する。まず、ステップS130にて、処理対象の部署の部署コード及び業務種別コードを振替集計データ79の部署54及び業務種別71にそれぞれ設定する。例えば、本形態では部署54は「業務部」、業務種別71は「受託計算」に設定される。
次にステップS131に進み、ステップS120にて抽出された業務部に関する作業データに基づいて、作業集計データ50’を生成する。作業集計データ50’は、図14(a)に示すように、ステップS120にて抽出された業務部に関する作業データ50の作業量55を、各業務コードについて各社員コード毎に合計することにより得られる。即ち、作業量合計は、所定期間(1ヶ月)における各社員の業務毎の総作業時間である。続いて、ステップS132に進み、ステップS131にて生成された作業集計データ50’のうち業務コード52が示す業務が「受託計算」であるものを抽出する。上述したように、業務コード52を、業務種別が識別できるようなコード体系に設定すればよい。以下、ステップS132にて抽出された作業集計データ50’を「処理対象の作業集計データ50’」という。
続いて、ステップS133にて、処理対象の作業集計データ50’から人件費を算出する。人件費は単価×作業量合計によって求められる。人件費の単価は、例えば、部署54の人件費合計÷所属する社員の人数によって求めてもよいし、予め設定された値であってもよい。これにより制御ユニット30は、原価算出手段として機能する。続いて、ステップS134にて、処理中の作業集計データ50´の業務コード52をキーにして振替先テーブルFTを参照し、振替先部署78を特定する。これにより、制御ユニット30は振替先特定手段として機能する。振替先テーブルFTは図14(b)に示すように、業務コード52と振替先部署78の部署コードとが対応付けられているテーブルである。振替先部署78は、業務コード52に対応する業務について発生した原価の振替先であり当該原価を負担すべき部署である。このように業務によって振替先が決定されている。
次に、ステップS135に進み、ステップS134にて特定された振替先部署78が処理中の作業集計データ50’の部署コード54が示す部署と等しいか否かが判断される。これにより、制御ユニット30は振替先判断手段として機能する。ステップS135にて等しいと判断された場合は、人件費を振り替える必要はないため、ステップS137へ進む。ステップS135にて等しくないと判断された場合は、S133にて算出された人件費は振替先部署78へ振り替えるべき人件費であるため、ステップS136へ進み、特定された振替先部署78を振替集計データ79の振替先部署73に設定し、算出された人件費を振替額74に設定する。なお、特定された振替先部署78が、処理中の部署54の振替先部署73として既に生成されている場合は、その振替先部署73に対応付けられた振替額74に、算出された人件費を加算する。これにより、制御ユニット30は振替手段として機能する。
ステップS137では、ステップS133にて算出された人件費を自部署人件費72に加算する。これにより、制御ユニット30は自部署処理手段として機能する。次にステップS138にて、処理中の業務種別について処理が終了したか否かが判断される。ステップS132にて抽出された作業集計データ50’のうち未処理のものがある場合、終了していないと判断され、ステップS133へ戻って次の処理対象の作業集計データ50’についての処理を行う。未処理の処理対象の作業集計データ50’がない場合、ステップS139にて部署別集計処理の終了か否かが判断される。
全ての業務種別、即ち「受託計算」及び「システム開発」について部署別集計処理が終了している場合に「終了」と判断され、部署別集計処理を終了する。未処理の業務種別がある場合、例えば「システム開発」について未処理である場合、「終了していない」と判断され、次の業務種別についての振替集計データ79を生成するためにステップS130へ戻る。
上述した部署別損益管理処理のステップS123は制御ユニット30の収益管理部33によって行われ、部署別集計処理のステップS133は制御ユニット30の原価算出部32によって行われ、ステップS134〜S137は制御ユニット30の振替処理部34によって行われる。
本発明は上述の形態に限らず、種々の形態にて実施されてよい。例えば、人件費についての実際原価は、社員毎に算出してもよい。この場合、集計データは、原価項目「人件費」について、業務コード52及び社員コード53をキーにして集計される。項目単価は、処理対象の各社員の人件費単価を設定してもよい。但し、単に各社員に実際にかかる費用(以下「個人費用」という)と各社員の実働時間とから算出される単価では、社員によるばらつきや業務によるばらつきを考慮できない。本形態では、社員間のばらつきを平準化した各社員の人件費単価を、個人実際単価算出処理によって算出する。個人実際単価算出処理について図15〜図23を用いて説明する。
図15は個人実際単価算出処理にて使用される費用データである。図15(a)は各社員A〜Eの個人費用の額を示す棒グラフである。個人費用は給与や健康保険等、個人に割り振り可能な費用の合計である。図15(b)は共通費用1〜3の額を示す棒グラフである。共通費用は個人に割り振ることのできない費用であり、例えば、労災保険費、福利厚生費等がある。各費用データは、記憶部31に記憶され、これにより、記憶部31は個人費用記憶手段及び共通費用記憶手段として機能する。
図16は制御ユニット30によって行われる個人実際単価算出処理の手順を示すフローチャートである。個人実際単価算出処理は制御ユニット30の原価算出部32によって制御される。まず、ステップS140にて全作業データに基づいて個人別工数集計を行う。原価項目51がG01(人件費)の作業データ50において、各社員コード53について作業データ50の作業量55、即ち作業時間を集計し、その集計結果を各社員の実際工数とする。即ち、実際工数は実働時間である。これにより、記憶部31は実際工数記憶手段として機能する。社員A〜社員Eの各社員の実際工数80が集計された結果を図17の工数グラフで示す。規定ラインα、α´は、各社員に対して予め設定しておく標準労働時間を示す。
例えば社員の役職によって規定ラインα、α´が決定される時は、役職が例えば社員コードによって識別され、役職をキーにしてその役職に対応する規定ラインをその社員の規定ラインとして設定してもよい。規定ラインを大きく設定すると、後述の総工数に占める実際工数80の割合が減少するので単価は安くなる。規定ラインを小さく設定すると、総工数に占める実際工数80の割合が1に近づき、実数工数80の単価への影響が強くなる。各社員の規定ラインは、社員コードと規定ラインとを対応付けて規定ラインテーブルとして記憶部31に記憶しておけばよい。
次のステップS141及びステップS142にて、社員間の工数のばらつきをなくすための補正処理として有給処理及び補完処理を行う。ステップS141では、各社員についての有給処理を行う。有給処理では実際工数80に有給休暇分の有給工数81を加算して各社員の個人工数としての総工数とする。各社員の有給工数81は、例えば各社員が個人単価算出対象期間に消化した有給休暇を、社員の有給休暇を管理する有給休暇システムから取得して、有給休暇に対応する工数を有給工数81として記憶部31に保持すればよい。これにより、記憶部31は有給工数記憶手段として機能する。ステップS142では有給工数81を加算した総工数が規定ラインα、α´に満たない社員に対して補完処理を行う。補完処理では規定ラインα、α´を満たさない社員の総工数に対して、規定ラインα、α´を満たすように補完工数82が加算されて総工数とされる。
図17の例では、社員Aは実際工数80のみで規定ラインαを超えている。社員Bは実際工数80に有給工数81を加算することによって規定ラインαを超えている。従って、社員A及びBに対しては補完工数82が加算されない。社員Cは実際工数80に有給工数81を加算しても規定ラインαに達しないので、補完工数82が加算される。社員Dも実際工数80に有給工数81を加算しても規定ラインα´に達しないので、補完工数82が加算される。社員Eは実際工数80が0であり、有給工数81だけでは規定ラインαに達しないので補完工数82が加算される。補完処理後の工数グラフを図18に示す。
続いてステップS143へ進み、個人費用単価を算出する。個人費用単価α0は、図19に示すように、各社員の個人費用を各社員の補正処理後の総工数で割った値である。このように、個人費用単価α0は、各社員について補正処理後の総工数に対する個人費用の割合として算出するので、社員間のばらつきを抑えることができる。次にステップS144へ進み、単位時間当たりの共通費用単価を算出する。共通費用単価α1は、図20に示すように、共通費用合計を補正処理後の工数合計で割った値として算出する。本形態では、共通費用合計は図15(b)に示す共通費用1〜3の合計である。
次に、ステップS145及びステップS146にて補正工数の単価を求める。補正工数とは、有給工数81及び補完工数82を加算した工数である。まず、ステップS145にて各社員の補正費用を算出する。補正費用は各社員の補正工数に対応する費用である。図21に示すように、個人費用単価α0と共通費用単価α1とを加えた値を仮単価とし、各社員の仮単価における補正工数に対応する補正費用を算出する。本形態では仮費用と補正工数とを掛けた値を各社員の補正費用として算出する。
次にステップS146にて補正費用単価α2を算出する。補正費用単価α2は、補正費用の単位実働時間当たりの費用であり、図22に示すように、補正費用の合計を実際工数80の合計で割った値である。続いて、ステップS147へ進み、個人実際単価を算出する。個人実際単価は、図23に示すように、各社員に対して、個人費用単価α0+共通費用単価α1+補正費用単価α2によって算出される。
以上のように、工数の補正分に対応する費用の単価として、同じ額である補正費用単価α2が全社員に割り当てられる。これにより、業務によって社員の工数が異なる場合であっても、全社員に一律に同じ額が全社員に対して按分されるので、工数の少ない特定の業務の単価が極端に高くなるのを抑えることができる。また、以上のように算出された各社員の個人実際単価に実際工数80を掛けて合計した値と、各社員の個人費用及び共通費の合計は一致する。
なお、ステップS141及びステップS142により、原価算出部32は個人工数決定手段として機能し、ステップS143により、原価算出部32は個人費用単価算出手段として機能し、ステップS144により、原価算出部32は共通費用単価算出手段として機能し、ステップS145により原価算出部32は補正費用算出手段として機能し、ステップS146により原価算出部32は補正費用単価算出手段として機能し、ステップS147により原価算出部32は個人単価算出手段として機能する。
本発明の原価管理システムのハードウェア構成の一例を示す図。 作業データの一例を示す図。 収益管理データの一例を示す図。 業務別収益管理処理における処理の流れを示すフローチャート。 業務別収益管理表の一例を示す図。 実際原価管理処理における処理の流れを示すフローチャート。 人件費に関して業務別に作業量が集計された集計データの一例を示す図。 部署別損益管理処理における処理の流れを示すフローチャート。 人件費に関して抽出された作業データ50の一例を示す図。 部署別集計処理にて生成される振替データの一例を示す図。 部署別損益管理表の一例を示す図。 業務部の受託計算に関して生成された振替データを示す図。 部署別集計処理の流れを示す図。 (a)は作業集計データの一部を示す図であり、(b)は振替先テーブルの一例を示す図。 (a)は社員A〜社員Eの個人費用の一例を示す棒グラフであり、(b)は共通費用の一例を示す棒グラフ。 個人実際単価算出処理における処理の流れを示すフローチャート。 社員A〜社員Eのそれぞれの実際工数を示す工数グラフ。 図17が示す工数グラフに補正処理がされた工数グラフ。 社員A〜社員Eのそれぞれについて個人費用単価が算出されるようすを示す図。 共通費用単価が算出されるようすを示す図。 社員A〜社員Eのそれぞれについて補完費用が算出されるようすを示す図。 補完費用から補完費用単価が算出されるようすを示す図。 社員A〜社員Eのそれぞれについて算出された個人実際原価を示す棒グラフ。
符号の説明
1 部署別原価管理システム
30 制御ユニット
31 記憶部
50 作業データ
50’ 作業集計データ
51 原価項目コード
52 業務コード
55 作業量
60 収益管理データ
73 振替先部署
74 振替額
79 振替集計データ
80 実際工数
α0 個人費用単価
α1 共通費用単価
α2 補正費用単価

Claims (3)

  1. 所定期間内に複数の作業員のそれぞれにかかる費用である個人費用を各作業員に対応付けて記憶する個人費用記憶手段と、
    前記所定期間内の前記各作業員に割り振ることができない費用である複数の共通費用を記憶する共通費用記憶手段と、
    前記所定期間内の各作業員の実働時間を実際工数として作業員毎に対応付けて記憶する実際工数記憶手段と、
    前記所定期間内に各作業員が消化した有給休暇に対応する工数を有給工数として記憶する有給工数記憶手段と、
    前記実際工数記憶手段及び前記有給工数記憶手段を参照して、各作業員の前記実際工数と前記有給工数とを加算した工数をその作業員の個人工数として決定し、前記個人工数が所定の規定工数に足りない場合は、その規定工数になるように補完工数を加算して前記個人工数として決定する個人工数決定手段と、
    前記個人費用記憶手段を参照して、各作業員の前記個人費用前記個人工数で除することにより、各作業員の個人費用単価を算出する個人費用単価算出手段と、
    前記複数の共通費用の合計値前記複数の作業員の前記個人工数の合計値で除することにより、各作業員に共通の共通費用単価を算出する共通費用単価算出手段と、
    前記各作業員の前記個人工数から前記実際工数を除いた補正工数に対応する費用である補正費用を、各作業員の前記個人費用単価及び前記共通費用単価を加算した仮個人単価に前記各作業員の前記補正工数を乗ずることにより、算出する補正費用算出手段と、
    前記補正費用算出手段によって算出された各社員の前記補正費用の合計値各社員の前記実際工数の合計値で除することにより、各社員に共通の補正費用単価を算出する補正費用単価算出手段と、
    各社員の前記個人費用単価に、前記共通費用単価及び前記補正費用単価を加算した値を、各社員の個人単価として算出する個人単価算出手段と
    を有する個人単価算出システム。
  2. 前記規定工数は社員毎に異なる工数が設定されていることを特徴とする請求項1に記載の個人単価算出システム。
  3. 所定期間内に複数の作業員のそれぞれにかかる費用である個人費用を各作業員に対応付けて記憶する個人費用記憶手段と、前記所定期間内の前記各作業員に割り振ることができない費用である複数の共通費用を記憶する共通費用記憶手段と、前記所定期間内の各作業員の実働時間を実際工数として作業員毎に対応付けて記憶する実際工数記憶手段と、前記所定期間内に各作業員が消化した有給休暇に対応する工数を有給工数として記憶する有給工数記憶手段とを備えたコンピュータを、
    前記実際工数記憶手段及び前記有給工数記憶手段を参照して、各作業員の前記実際工数と前記有給工数とを加算した工数をその作業員の個人工数として決定し、前記個人工数が所定の規定工数に足りない場合は、その規定工数になるように補完工数を加算して前記個人工数として決定する個人工数決定手段と、
    前記個人費用記憶手段を参照して、各作業員の前記個人費用前記個人工数で除することにより、各作業員の個人費用単価を算出する個人費用単価算出手段と、
    前記複数の共通費用の合計値前記複数の作業員の前記個人工数の合計値で除することにより、各作業員に共通の共通費用単価を算出する共通費用単価算出手段と、
    前記各作業員の前記個人工数から前記実際工数を除いた補正工数に対応する費用である補正費用を、各作業員の前記個人費用単価及び前記共通費用単価を加算した仮個人単価に前記各作業員の前記補正工数を乗ずることにより、算出する補正費用算出手段と、
    前記補正費用算出手段によって算出された各社員の前記補正費用の合計値各社員の前記実際工数の合計値で除することにより、各社員に共通の補正費用単価を算出する補正費用単価算出手段と、
    各社員の前記個人費用単価に、前記共通費用単価及び前記補正費用単価を加算した値を、各社員の個人単価として算出する個人単価算出手段と
    して機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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